JP2018186082A - 連結式配線固定構造 - Google Patents

Abstract

【課題】効率的にケーブルを整理することができ、簡単かつ便利にケーブルを追加できる、連結式配線固定構造を提供すること。【解決手段】少なくとも第１ケーブルユニット１、第２ケーブルユニット２、第３ケーブルユニット３等に区分される複数本のケーブルユニットを含み、第１ケーブルユニット１が平面に選択的に固定でき、各ケーブルユニットが少なくとも１つのオス連結部１２または少なくとも１つのメス連結部１３、あるいは両者ともを備え、第２ケーブルユニット２のメス（オス）連結部１３が相隣する第１ケーブルユニット１のオス（メス）連結部１２に連結される、というように、ケーブルユニットが相互に平行な状態を形成して１つの配線構造体１４を構成する。【選択図】図３

Description

本発明は、複数のケーブルユニットを同時に連結し、１つの配線構造体を構成する連結式ケーブル整理設計を採用した、連結式配線固定構造に関する。

電子製品に多い乱雑な電源コードや信号ケーブルを整理するために、通常、ケーブル整理板Ｃを使用してこれらのケーブルＬを整理しているが、ケーブル整理板Ｃは組立式のプラスチック殼体である。
該ケーブル整理板Ｃは、通常、プラスチック材料で成り、第１殼体Ｃ１と第２殼体Ｃ２を含み（図１参照）、第１殼体Ｃ１と該第２殼体Ｃ２が相互に一体として組み立てられる。第１殼体Ｃ１または第２殼体Ｃ２は一側辺を壁面、床面または天井板等の位置に固定することができる（図示しない）。

ケーブルＬ（電源コード、信号ケーブルなど）を整理するとき、すべてのケーブルＬをケーブル整理板Ｃの第１殼体Ｃ１または該第２殼体Ｃ２内に入れ、該第１殼体Ｃ１と該第２殼体Ｃ２を相互に一体として組み立てるだけでよい。これにより複数本のケーブルＬを一つにまとめて整理し、ケーブルＬを踏んだりすることを回避すると同時に、美観の効果も達成できる。
しかしながら、現在このケーブル整理板Ｃには以下の問題点があり、改良が待たれている。

一、実質的なケーブル整理の効果がない：使用者がすべてのケーブルＬをケーブル整理板Ｃ内にまとめて封入しても、ケーブル整理板Ｃ内のケーブルＬは実質的に整理されておらず、ただすべてのケーブルＬがケーブル整理板Ｃ内の狭い空間に押し込められているに過ぎない（図２参照）。使用者がすべてのケーブルＬをケーブル整理板Ｃ内に封入する前、すべてのケーブルＬは元々乱雑であり、かつこの乱雑なケーブルＬをケーブル整理板Ｃ内に直接封入しても、ケーブルＬを遮蔽する効果しかない。

二、ケーブルＬを追加したいとき手間がかかる：すべてのケーブルＬがすでに該第１殼体Ｃ１と該第２殼体Ｃ２を相互に組み立てて一体としたケーブル整理板Ｃ内に封入されているため、電子製品を追加し、ケーブルＬを増設する必要があるとき、使用者は第１殼体Ｃ１と第２殼体Ｃ２の境界線に沿ってすべてのケーブル整理板Ｃを全部開き、追加するケーブルＬをケーブル整理板Ｃに入れた後、すべてのケーブル整理板Ｃの第１殼体Ｃ１と第２殼体Ｃ２を組み立てて元に戻す必要があり、非常に手間がかかる。

三、前述の第１殼体Ｃ１と第２殼体Ｃ２の間に形成される空間には限りがあり、これらのケーブルＬを無限に拡充することはできず、ケーブル整理の効果が十分でない。

本発明が解決しようとする課題は、上述の従来品の問題と欠点を解消し、効率的にケーブルを整理することができ、簡単かつ便利にケーブルを追加できる、連結式配線固定構造を提供することにある。

本発明の連結式配線固定構造は、少なくとも第１ケーブルユニットと、第２ケーブルユニットと、第３ケーブルユニットに区分される複数本のケーブルユニットを含み、第１ケーブルユニットが少なくとも１つの結合面を備え、該結合面が選択的に平面上に固定するために用いられ、各ケーブルユニットが少なくとも１つのオス連結部または少なくとも１つのメス連結部、あるいは両者ともを備え、該第２ケーブルユニットのメス（オス）連結部が相隣する該第１ケーブルユニットのオス（メス）連結部に連結され、第３ケーブルユニットのメス（オス）連結部が相隣する第２ケーブルユニットのオス（メス）連結部に連結され、該複数本のケーブルユニットが相互に平行な状態を形成して１つの配線構造体を構成する。

前記平面が水平面、垂直面、傾斜面または壁面の屈折箇所であってもよい。
好ましくは、前記第１ケーブルユニットをケーブル座体とする。
前記第１ケーブルユニットと、第２ケーブルユニットの内部に電源または信号を伝送できる線心が収容されている。
前記オス連結部が凸構造であり、該メス連結部が凹構造である。
好ましくは、前記オス連結部の凸構造が、該メス連結部の凹構造の入口より幅広い。
前記オス連結部に相隣してメス連結部が設けられることがある。
前記オス連結部及びメス連結部が前記ケーブルユニットの外周面に交互に設置されることもある。
好ましくは、前記オス連結部が第１ケーブルユニットまたは第２ケーブルユニットに設けられ、該メス連結部が第２ケーブルユニットまたは第１ケーブルユニットに設けられる。

本発明によれば、簡単かつ便利に無限の本数のケーブルユニットを１つの配線構造体として組み立て、効率的にケーブルを整理することができる。

従来のケーブル整理板の斜視図である。 従来のケーブル整理板の断面図である。 本発明の実施例１を示す連結式配線固定構造の分解斜視図である。 本発明の実施例１を示す連結式配線固定構造の組立斜視図である。 本発明の実施例１を示す連結式配線固定構造の別の組立斜視図である。 図５のＡ部分の拡大図である。 図５のＢ部分の拡大図である。 本発明の実施例２を示す連結式配線固定構造の分解斜視図であり、メス連結部に相隣してオス連結部を備えたケーブルユニットを示す。 本発明の実施例２を示す連結式配線固定構造の組立斜視図である。 本発明の実施例３を示す連結式配線固定構造の分解斜視図であり、二側がいずれもオス連結部である第１ケーブルユニットと、二側がいずれもメス連結部である第２ケーブルユニットを示す。 本発明の実施例４を示す連結式配線固定構造の分解斜視図であり、オス連結部とメス連結部が交互に設けられた第１ケーブルユニットと第２ケーブルユニットを示す。 本発明の実施例５を示す連結式配線固定構造の分解斜視図であり、二側にいずれもオス連結部が設置され、かつメス連結部がオス連結部に相隣して設けられた第１ケーブルユニットと第２ケーブルユニットを示す。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図３〜図５Ｂは本発明の実施例１を示す。
本発明の連結式配線固定構造は、効率的にケーブルを整理することができ、同時に簡単かつ無制限に複数本のケーブルユニット（例：第１ケーブルユニット１、第２ケーブルユニット２、第３ケーブルユニット３等）を追加することができる。本発明の所謂「連結式」とは、無制限に複数本のケーブルユニットを結合して一体の配線構造体１４とすることができることを意味し（図４と図５を参照）、連結する数は実際の状況に基づき調整することができ、その数量に制限がないことをここで先に説明しておく。

本発明の連結式配線固定構造は、少なくとも第１ケーブルユニット１と、第２ケーブルユニット２に区分できる複数本のケーブルユニットを含む。実施例１では、第１ケーブルユニット１と、第２ケーブルユニット２と、第３ケーブルユニット３とを含む。
第１ケーブルユニット１は、固定用のケーブル座体とすることができ、第１ケーブルユニット１が少なくとも１つの結合面１１を備え、結合面１１を用いて被固定面となる平面に固定するまたは固定しないことを選択できる（図４、図５参照）。該平面は、例えば、床面、壁面、天井板、テーブル面など、水平面、垂直面、傾斜面または壁面の屈折箇所などとすることができる。

各ケーブルユニットは、少なくともオス連結部１２またはメス連結部１３のいずれか、あるいは両方を備え（図３参照）、これを限定せず、第２ケーブルユニット２のメス連結部１３を相隣する第１ケーブルユニット１のオス連結部１２に連結して、第１ケーブルユニット１と第２ケーブルユニット２に相互に平行な状態を形成させ、１つの配線構造体１４を構成することができる（図４と図５参照）。

図６と図７に示す実施例２のように、本発明において、オス連結部１２の形状も制限はないが、凸構造である必要があり、同様に、該メス連結部１３の形状はオス連結部１２に合わせた凹構造である必要がある（図６参照）。
第１ケーブルユニット１と第２ケーブルユニット２の断面形状も制限はないが（図６参照）、オス連結部１２、メス連結部１３がしっかり連結されるように、オス連結部１２の凸構造の寸法が該メス連結部１３の凹構造の入口箇所より若干大きく（幅広く）、該第１ケーブルユニット１と第２ケーブルユニット２が緊密に相互に平行な状態を形成して１つの配線構造体１４を構成できるようにする（図７参照）。

図８から図１０にそれぞれ示す実施例３、実施例４、実施例５のように、第１ケーブルユニット１または第２ケーブルユニット２の断面形状及びオス連結部１２またはメス連結部１３の設置数量を限定せず、第１ケーブルユニット１または第２ケーブルユニット２にはそれぞれ同時に複数のオス連結部１２及びメス連結部１３を設置したり（図８参照）、第１ケーブルユニット１または第２ケーブルユニット２の外周面に交互にオス連結部１２、メス連結部１３を設置したり（図９参照）、或いは第１ケーブルユニット１及び第２ケーブルユニット２の両側に同時にオス連結部１２を設置し、オス連結部１２に相隣して同時にメス連結部１３を設置してもよい（図１０参照）。

第２ケーブルユニット２及び第３ケーブルユニット３は弾性の良好な材質で製造し（図３、図４参照）、コストと材料特性を考慮し、弾性力に優れた材質で製造することができる。
かつ、第２ケーブルユニット２または第３ケーブルユニット３等の内部には少なくとも１つの線心、つまり電源または信号の線心を収容できるが、これらに限らない。

特に説明すべきは、各実施例において、オス連結部１２とメス連結部１３を相互に入れ替えても同等効果を備える点である。即ち、オス連結部１２はメス連結部１３に入れ替えてもよく、その逆もまた然りである。それ以外の構造及び特徴は完全に同じであるため、ここでは説明と図面を省略するが、発明の属する技術分野で通常の知識を有する者であれば容易に理解できるであろう。

本発明の連結式配線固定構造の使用方法について以下で説明する。
使用者が本発明の連結式配線固定構造を利用して効率的なケーブル整理を行い、同時に簡単かつ便利にケーブルユニットを追加する効果を達成したいときは、まず、第１ケーブルユニット１の結合面１１を平面上（例：床面、壁面上）に固定する。固定した後、第１ケーブルユニット１の一側がオス連結部１２を備えているため、第２ケーブルユニット２のメス連結部１３を第１ケーブルユニット１のオス連結部１２に合わせて圧入すればよく、以降同様にして、第３ケーブルユニット３があればそのメス連結部１３を第２ケーブルユニット２のオス連結部１２に合わせて圧入して、配線構造体１４を形成することができ、これにより、該平面に固定された配線構造体１４が形成される。

配線構造体１４にケーブルを追加する必要があるときは、同様の方法を利用して、第２ケーブルユニット２と同じ形状の別のケーブルユニットのメス連結部１３を第２ケーブルユニット２の対応するオス連結部１２に連結させればよく、先行技術のように手間をかけてすべてのケーブル整理板を開く必要がない。

Ｃ ケーブル整理板
Ｃ１ 第１殼体
Ｃ２ 第２殼体
Ｌ ケーブル
１ 第１ケーブルユニット
１１ 結合面
１２ オス連結部
１３ メス連結部
１４ 配線構造体
２ 第２ケーブルユニット
３ 第３ケーブルユニット

Claims (9)

1. 連結式配線固定構造であって、少なくとも第１ケーブルユニットと第２ケーブルユニットに区分される複数本のケーブルユニットを含み、該第１ケーブルユニットが平面に固定するかしないかを選択でき、各ケーブルユニットが少なくとも１つのオス連結部または少なくとも１つのメス連結部、あるいは両者ともを備え、該第２ケーブルユニットのメス（オス）連結部が相隣する該第１ケーブルユニットのオス（メス）連結部に連結され、該複数本のケーブルユニットが相互に平行な状態を形成して１つの配線構造体を構成することを特徴とする、連結式配線固定構造。
2. 前記平面が水平面、垂直面、傾斜面または壁面の屈折箇所であることを特徴とする、請求項１に記載の連結式配線固定構造。
3. 前記第１ケーブルユニットがケーブル座体であることを特徴とする、請求項１に記載の連結式配線固定構造。
4. 前記第１ケーブルユニットと、第２ケーブルユニットの内部に電源または信号を伝送できる線心が収容されていることを特徴とする、請求項１に記載の連結式配線固定構造。
5. 前記オス連結部が凸構造であり、該メス連結部が凹構造であることを特徴とする、請求項１に記載の連結式配線固定構造。
6. 前記オス連結部の凸構造が、該メス連結部の凹構造の入口より幅広いことを特徴とする、請求項１に記載の連結式配線固定構造。
7. 前記オス連結部に相隣してメス連結部が設けられたことを特徴とする、請求項１に記載の連結式配線固定構造。
8. 前記オス連結部及びメス連結部が前記ケーブルユニットの外周面に交互に設置されたことを特徴とする、請求項１に記載の連結式配線固定構造。
9. 前記オス連結部が第１ケーブルユニットまたは第２ケーブルユニットに設けられ、前記メス連結部が第２ケーブルユニットまたは第１ケーブルユニットに設けられたことを特徴とする、請求項１に記載の連結式配線固定構造。

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