JP2018050375A - ステータ - Google Patents
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Abstract
【課題】回転電機が大型化するのを抑制することが可能なステータを提供する。【解決手段】このステータ100は、ステータコア10の回転軸方向端面10aから突出するコイルエンド部22と、リード線部23とを含むコイル20と、コイルエンド部22の回転軸方向の外側に設けられる配線保持部材30と、を備え、配線保持部材30のコイルエンド部22側の底面部31には、リード線部23を配線保持部材30内に引き込むためのリード線部引込孔32が設けられている。【選択図】図3
Description
本発明は、ステータに関する。
従来、リード線部を含むコイルを備えるステータが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1では、絶縁シートを円筒状に成形した絶縁チューブを備える回転電機が開示されている。この回転電機では、回転電機のコイル端末と、コイル端末に接続される電力供給用のリード線部とが絶縁チューブに挿入されている。そして、コイル端末とリード線部とが挿入された絶縁チューブは、コイルのコイルエンド部の回転軸方向外側に配置されている。
ここで、上記特許文献1のような従来の回転電機において、複数の相のリード線部(リード線)を互いに隔離して配置(配策)するために、各相のリード線部のリード線部配線領域を有する配線保持部材(配策部材)をコイルエンド部上に設けることが考えられる。この場合、コイルエンド部から配線保持部材のリード線部配線領域にリード線部を引き込むために、リード線部を配線保持部材の側方および上方を経由させた場合には、回転電機が回転軸方向に大型化するという問題点が考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、回転電機が大型化するのを抑制することが可能なステータを提供することである。
この発明の一の局面によるステータは、ステータコアの回転軸方向端面から突出するコイルエンド部と、リード線部とを含むコイルと、コイルエンド部の回転軸方向の外側に設けられる配線保持部材と、を備え、配線保持部材のコイルエンド部側の底面部には、リード線部を配線保持部材内に引き込むためのリード線部引込部が設けられている。
この発明の一の局面によるステータでは、上記のように、配線保持部材のコイルエンド部側の底面部に、リード線部を配線保持部材内に引き込むためのリード線部引込部が設けられている。これにより、リード線部を配線保持部材の側方および上方を経由させることなく、底面部に設けられたリード線部引込部から直接的に配線保持部材内に引き込むことができる。その結果、リード線部が配線保持部材の側方および上方に配置されないので、回転電機が回転軸方向に大型化するのを抑制することができる。また、リード線部が配線保持部材の側方および上方に配置されないので回転電機の外部部材との接触によるリード線部の損傷を抑制することができる。なお、本願明細書では、「側方」とは、ステータコアを回転軸方向から見て、ステータコアの径方向外側または径方向内側を意味する。また、「上方」とは、回転軸方向の外側を意味する。
本発明によれば、上記のように、回転電機が大型化するのを抑制することが可能なステータを提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(ステータの概要)
図1〜図6を参照して、第1実施形態によるステータ100の構造について説明する。なお、本願明細書では、「回転軸方向」は、ステータ100の回転軸方向(Z方向)を意味する。また、「径方向」は、ステータ100の径方向(半径方向)を意味する。また、「内径側」は、ステータ100の内径側(半径方向内側)を意味し、「外径側」は、ステータ100の外径側(半径方向外側)を意味する。
(ステータの概要)
図1〜図6を参照して、第1実施形態によるステータ100の構造について説明する。なお、本願明細書では、「回転軸方向」は、ステータ100の回転軸方向(Z方向)を意味する。また、「径方向」は、ステータ100の径方向(半径方向)を意味する。また、「内径側」は、ステータ100の内径側(半径方向内側)を意味し、「外径側」は、ステータ100の外径側(半径方向外側)を意味する。
図1および図2に示すように、ステータ100は、ロータ110とともに回転電機200を構成する。ステータ100は、ステータコア10を備える。ステータコア10は、外径側に配置された外径側コア11と、内径側に配置された内径側コア12とを含む。そして、外径側コア11と内径側コア12とが嵌合されることにより、複数(第1実施形態では、48個)のスロット13(クローズドスロット)を有するステータコア10が構成される。また、スロット13を挟むように、複数のティース14が設けられている。なお、図1では、後述する配線保持部材30は、簡略化のため、図示を省略している。
図2に示すように、ステータ100は、ステータコア10に配置される複数のコイル20を備えている。コイル20は、ステータコア10のスロット13に収容されるスロット収容部21を含む。また、コイル20は、ステータコア10の回転軸方向端面10aから突出するコイルエンド部22と、リード線部23(図4参照)とを含む。リード線部23は、コイル20を構成する導線の一端部である。また、リード線部23は、電源などの外部回路側との接続のための動力線などとして機能する。また、中性線24(図4参照)は、コイル20を構成する導線の他端部である。中性線24は、他の相のコイル20との接続点(以下、中性点という)への接続のため配線などとして機能する。
また、複数のコイル20のコイルエンド部22(ハッチングで表されたコイルエンド部22)は、回転軸方向の外側の端部22dが、略平坦になるように成形されている。
ステータ100は、コイル20のコイルエンド部22の回転軸方向の外側(Z1方向側)に設けられる配線保持部材30を備える。配線保持部材30は、たとえば樹脂により形成されている。
(配線保持部材の構成)
図3に示すように、配線保持部材30は、複数の相(第1実施形態では、3相)のリード線部23(図4参照)の各々が配置される複数(3つ)のリード線部配線領域25を含む。すなわち、配線保持部材30は、U相用のリード線部23を配置するリード線部配線領域25aと、V相用のリード線部23を配置するリード線部配線領域25bと、W相用のリード線部23を配置するリード線部配線領域25cとを含む。なお、図3では、ステータ100の配線保持部材30以外の部材は、簡略化のため、図示を省略している。また、図3では、後述する庇部38は、簡略化のため、図示を省略している。
図3に示すように、配線保持部材30は、複数の相(第1実施形態では、3相)のリード線部23(図4参照)の各々が配置される複数(3つ)のリード線部配線領域25を含む。すなわち、配線保持部材30は、U相用のリード線部23を配置するリード線部配線領域25aと、V相用のリード線部23を配置するリード線部配線領域25bと、W相用のリード線部23を配置するリード線部配線領域25cとを含む。なお、図3では、ステータ100の配線保持部材30以外の部材は、簡略化のため、図示を省略している。また、図3では、後述する庇部38は、簡略化のため、図示を省略している。
リード線部配線領域25(リード線部配線領域25a、リード線部配線領域25b、リード線部配線領域25c)は、回転軸方向から見て、円弧形状を有する。具体的には、リード線部配線領域25a、リード線部配線領域25b、および、リード線部配線領域25cは、円環形状のうちの一部(たとえば、1/4程度)が切り欠かれている円弧形状を有する。ステータ100の内径側から順に、リード線部配線領域25a、リード線部配線領域25b、リード線部配線領域25cが配置されている。
また、円弧形状のリード線部配線領域25aとリード線部配線領域25bとリード線部配線領域25cとは、円弧の開口した部分が互いに周方向にずらされた状態で配置されている。
ここで、第1実施形態では、配線保持部材30のコイルエンド部22(図2参照)側の底面部31(図4参照)には、リード線部23を配線保持部材30内に引き込むためのリード線部引込孔32が設けられている。具体的には、リード線部引込孔32は、円形の孔形状を有する。リード線部引込孔32は、リード線部配線領域25a〜25cの各々に対応する底面部31に設けられている。詳細には、リード線部引込孔32は、リード線部配線領域25a〜25cの各々に対応する底面部31に、それぞれ、略等角度間隔に4つずつ設けられている。なお、リード線部引込孔32は、特許請求の範囲の「リード線部引込部」の一例である。
図4に示すように、各リード線部配線領域25は、底面部31に対して垂直な方向(Z方向)に延びる壁部33により互いに分離されている。具体的には、壁部33は、リード線部配線領域25aとリード線部配線領域25bとの間、および、リード線部配線領域25bとリード線部配線領域25cとの間に設けられている。また、壁部33はリード線部配線領域25a〜25cに沿うように設けられている。すなわち、回転軸方向から見て、壁部33は円弧形状(図3参照)を有している。なお、壁部33の底面部31からのZ方向の突出高さは、リード線部23の直径dよりも大きい。なお、図4では、配線保持部材30、リード線部23、および、中性線24を概略的に図示している。すなわち、図4に図示されているリード線部23および中性線24の本数は一例であって、実際はこれに限られない。
また、第1実施形態では、図3に示すように、配線保持部材30は、リード線部配線領域25と分離され、中性線24(図4参照)が配置される中性線配線領域26を含む。中性線配線領域26とリード線部配線領域25とは壁部34によって分離されている。中性線配線領域26に対応する底面部31(図4参照)には、中性線24を引き込むための中性線引込部35が設けられている。中性線引込部35は、円形の孔形状を有している。なお、壁部34の底面部31からのZ方向の突出高さは、壁部33のZ方向の大きさと略同等である。
中性線引込部35は、中性線配線領域26に対応する底面部31において複数配置されている。具体的には、中性線引込部35は、リード線部配線領域25a〜25cの内径側または外径側に配置されている。
詳細には、中性線引込部35は、リード線部配線領域25cの外径側、リード線部配線領域25aの内径側、および、リード線部配線領域25aとリード線部配線領域25cとの間に配置されている。これらの部分の中性線引込部35において引き込まれる中性線24は、リード線部配線領域25a〜25cの円弧の開口している部分近傍に誘導される。具体的には、リード線部配線領域25aの内径側の中性線24は、壁部34と配線保持部材30の内周側壁部36とによって誘導(案内)される。また、リード線部配線領域25cの外径側の中性線24は、壁部34と配線保持部材30の外周側壁部37とによって誘導(案内)される。また、リード線部配線領域25aとリード線部配線領域25cとの間の中性線24は、リード線部配線領域25aとリード線部配線領域25cとによって誘導(案内)される。リード線部配線領域25a〜25cの円弧の開口している部分近傍に誘導された中性線24は、端子(図示せず)によりカシメられることによって互いに同電位にされている。なお、内周側壁部36および外周側壁部は、特許請求の範囲の「側壁部」の一例である。
図4に示すように、対応する底面部31にリード線部引込孔32が設けられているリード線部配線領域25(図4ではリード線部配線領域25b)の部分以外のリード線部配線領域25の部分には、庇部38が設けられている。具体的には、図4では、庇部38は、リード線部配線領域25aに対応する部分、および、リード線部配線領域25cに対応する部分に設けられている。リード線部配線領域25aに対応する部分に設けられている庇部38は、リード線部配線領域25aに沿って円弧状に設けられている壁部34の上端部(Z1方向側の端部)に接続されている。また、リード線部配線領域25cに対応する部分に設けられている庇部38は、リード線部配線領域25cに沿って円弧状に設けられている壁部33の上端部(Z1方向側の端部)に接続されている。平面視において、庇部38とリード線部23(図4ではU相用およびW相用)の少なくとも一部とはオーバーラップする。庇部38により、リード線部23がリード線部配線領域25から回転軸方向にはみ出るのを抑制することが可能に構成されている。
また、第1実施形態では、配線保持部材30は、コイルエンド部22とリード線部配線領域25との間に設けられ、リード線部23が配置される隙間Cを生じさせるスペーサ部39(図3参照)を含む。具体的には、スペーサ部39は、板形状(略矩形形状)を有する。また、スペーサ部39は、複数(第1実施形態では、4個)設けられている。また、板形状の複数のスペーサ部39は、回転軸方向から見て、ステータコア10の径方向に沿って放射状に配置(図3参照)されている。また、複数のスペーサ部39は、回転軸方向から見て、略等角度間隔で配置されている。また、複数のスペーサ部39は、略平坦になるように成形されたコイルエンド部22の端部22d上に配置(図4参照)されている。また、平面視において、スペーサ部39は、リード線部引込孔32および中性線引込部35とオーバーラップしないように配置されている。
詳細には、図4に示すように、スペーサ部39(図3参照)によって、コイルエンド部22とリード線部配線領域25の底面部31との間には、リード線部23および中性線24の直径dよりも大きい厚みTの隙間Cが生じている。リード線部23は、配線保持部材30の内径側または外径側から隙間Cに挿入されるとともに隙間Cを通り、リード線部引込孔32からリード線部配線領域25側(Z1方向側)に引き込まれる。
図5に示すように、配線保持部材30の底面部31には、コイル20の冷却用の液体が流通するとともに回転軸方向に沿って貫通する複数の孔部31aが設けられている。複数の孔部31aは、網目状(マトリクス状)に設けられている。なお、孔部31aは、リード線部引込孔32(図3参照)および中性線引込部35(図3参照)よりも小さい。
また、第1実施形態では、図6に示すように、リード線部配線領域25a〜25cの各々は、配置されているリード線部23の本数が多いほど、リード線部23が延びる方向(具体的には、径方向)と略直交する方向の幅が大きくなるように構成されている。たとえば、リード線部配線領域25bについては、配置されているリード線部23の本数が多いほど、壁部33間の幅が大きくなるように構成されている。なお、図6では、円弧形状のリード線部配線領域25bを、説明のために模式的に直線状に図示している。また、図6に図示されているリード線部23の本数は一例であって、実際はこれに限られない。
リード線部配線領域25bにおいて、4つのリード線部引込孔32のうちの両端の2つのリード線部引込孔32aからは2本のリード線部23が引き込まれている。一方、4つのリード線部引込孔32のうちのリード線部引込孔32a以外のリード線部引込孔32bからは4本のリード線部23が引く込まれている。すなわち、リード線部引込孔32aとリード線部引込孔32bとの間には、リード線部引込孔32aにより引き込まれた2本のリード線部23が配置されている。一方、2つのリード線部引込孔32b間には、6本(リード線部引込孔32aからの2本とリード線部引込孔32bからの4本との合計)のリード線部23が配置されている。なお、リード線部引込孔32aおよびリード線部引込孔32bは、特許請求の範囲の「リード線部引込部」の一例である。
リード線部引込孔32aとリード線部引込孔32bとの間において壁部33間の幅は幅W1である。また、2つのリード線部引込孔32b間において壁部33間の幅は幅W1よりも大きい幅W2である。また、2つのリード線部引込孔32b間のリード線部23は、2つのリード線部引込孔32bの中間近傍で1つの束(12本のリード線部23)にまとめられ、電源などの外部回路側へ引き出されている。
[第2実施形態]
次に、図7〜図11を参照して、第2実施形態によるステータ400の構成について説明する。この第2実施形態におけるステータ400では、円形状のリード線部引込孔32においてリード線部23を引き込む第1実施形態とは異なり、リード線部引出部134とリード線部係合部135とにおいてリード線部23を引き込む。なお、図中において上記第1実施形態と同様の構成の部分には、同一の符号を付している。
次に、図7〜図11を参照して、第2実施形態によるステータ400の構成について説明する。この第2実施形態におけるステータ400では、円形状のリード線部引込孔32においてリード線部23を引き込む第1実施形態とは異なり、リード線部引出部134とリード線部係合部135とにおいてリード線部23を引き込む。なお、図中において上記第1実施形態と同様の構成の部分には、同一の符号を付している。
(配線保持部材の構成)
第2実施形態では、図7に示すように、リード線部配線領域125(リード線部配線領域125a、リード線部配線領域125b、リード線部配線領域125c)は、回転軸方向から見て、同心円状の円環形状を有する。また、配線保持部材130の内径側には、バスバー(図示せず)固定用の接続端子131が周状に配置されている。なお、図7では、配線保持部材130以外の部材は、簡略化のため、図示を省略している。また、図7では、庇部138は、簡略化のため、図示を省略している。
第2実施形態では、図7に示すように、リード線部配線領域125(リード線部配線領域125a、リード線部配線領域125b、リード線部配線領域125c)は、回転軸方向から見て、同心円状の円環形状を有する。また、配線保持部材130の内径側には、バスバー(図示せず)固定用の接続端子131が周状に配置されている。なお、図7では、配線保持部材130以外の部材は、簡略化のため、図示を省略している。また、図7では、庇部138は、簡略化のため、図示を省略している。
図8に示すように、配線保持部材130は、リード線部配線領域125cの外径側(図8では左側)に設けられている壁部132を含む。また、配線保持部材130は、リード線部配線領域125aの内径側(図8では右側)に設けられている壁部133を含む。壁部233、壁部132、および、壁部133は、リード線部配線領域125と同様に、同心円状の円環形状を有する。なお、図8では、配線保持部材130およびリード線部23を概略的に図示しているとともに、隙間Cに配置されているリード線部23は、簡略化のため、図示を省略している。すなわち、図8に図示されているリード線部23の本数は一例であって、実際はこれに限られない。
接続端子131は、壁部133と内周側壁部236との間に挟まれるようにして固定されている。接続端子131は断面がL字状を有しており、一方の端部が配線保持部材130の内径側に突出している。中性線24(図9参照)は接続端子131のいずれかに接続される。すなわち、中性線24は全て配線保持部材130の内径側に引き出されている。
また、庇部138は、リード線部配線領域125a〜125cの各々に対応する部分に設けられている。リード線部配線領域125aおよびリード線部配線領域125bの各々に対応する部分に設けられている庇部138は、リード線部配線領域125aに沿って設けられている壁部233の上端部(Z1方向側の端部)に接続されている。また、リード線部配線領域125cに対応する部分に設けられている庇部138は、リード線部配線領域125cに沿って設けられている壁部132の上端部(Z1方向側の端部)に接続されている。
ここで、第2実施形態では、図7に示すように、配線保持部材130には、リード線部23をリード線部配線領域125側(配線保持部材130に対してZ1方向側)に引き出すためのリード線部引出部134が設けられている。リード線部引出部134は、リード線部配線領域125a〜125cに渡って設けられている。また、リード線部配線領域125a〜125cの各々に対応する部分の底面部231(図8参照)にリード線部係合部135が設けられている。リード線部係合部135は、リード線部引出部134と連続するように切欠状に設けられている。リード線部23は、リード線部引出部134を通ってリード線部配線領域125側に引き出された後、リード線部配線領域125a、リード線部配線領域125b、または、リード線部配線領域125cのうちのいずれか1つに対応する底面部231に設けられたリード線部係合部135に係合される。また、リード線部係合部135は、リード線部引出部134の周方向の一方側に設けられている。なお、リード線部引出部134およびリード線部係合部135は、特許請求の範囲の「リード線部引込部」の一例である。
また、リード線部係合部135は、リード線部配線領域125a〜125cの各々に対応する底面部231に4つずつ設けられている。
図7および図9に示すように、リード線部引出部134は、切り欠き形状を有している。具体的には、リード線部引出部134の外径側には壁部等が設けられておらず、開放されている。
図9に示すように、リード線部23は、配線保持部材130の下方(Z2方向側)の隙間C(図8参照)を通り、リード線部係合部135からZ1方向側へ引き込まれている。なお、図9では、リード線部23は、簡略化のため、1本のみに省略して図示している。
また、第2実施形態では、図10に示すように、ステータ400は、リード線部係合部135にリード線部23が挿入された状態で、リード線部引出部134を塞ぐ蓋部材136(たとえば、樹脂からなる)を備える。すなわち、リード線部係合部135に挿入されたリード線部23は、蓋部材136によりリード線部引出部134が塞がれることによって、リード線部引出部134側への移動が規制される。なお、図10では、リード線部23は、簡略化のため、1本のみに省略して図示している。
また、第2実施形態では、蓋部材136は、配線保持部材130に装着可能に構成されている。すなわち、蓋部材136と配線保持部材130とは別部材である。
図11(a)および図11(b)に示すように、蓋部材136は、配線保持部材130(図10参照)に差し込み可能に成形されている先端部136aを含む。蓋部材136の先端部136aは、配線保持部材130の内周側壁部236(図10参照)および壁部133(図10参照)の下方(Z2方向側)において固定される。これにより、蓋部材136は配線保持部材130に仮止めされる。また、図11(b)に示すように、蓋部材136の先端部136aの外径側(図11(b)では左側)の近傍には段差が設けられている。
蓋部材136には、壁部136bが3つ設けられている。壁部136bによって、蓋部材136が配線保持部材130に装着された状態で、リード線部引出部134(図10参照)上のリード線部配線領域125a〜125c(図10参照)が互いに分離される。なお、最外径側(図11(b)では左側)の壁部136bによって、W相用のリード線部23が、リード線部配線領域125c(図10参照)から外径側にはみ出るのが抑制される。また、3つの壁部136bの各々の周方向の両端には切り欠き部136cが設けられている。蓋部材136が配線保持部材130に装着された状態で、配線保持部材130の壁部233(図10参照)は最内径側(図11(b)では右側)の切り欠き部136cと、内径側から2番目の切り欠き部136cとに嵌合(係合)する。また、配線保持部材130の壁部132(図10参照)は最外径側の切り欠き部136cに嵌合(係合)する。これにより、蓋部材136の径方向への移動が規制される。
図9に示すように、リード線部引出部134の周方向の両端には、段差部137が設けられている。蓋部材136が配線保持部材130に装着された状態で、蓋部材136(図10参照)の周方向の端部は段差部137上に配置される。これにより、蓋部材136が配線保持部材130に装着された状態で、リード線部配線領域125に段差が生じるのが抑制される。
なお、蓋部材136が装着される際には、蓋部材136は、電源などの外部回路側へ引き出されている箇所に近い方のリード線部引出部134から順番に装着される。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
次に、図12〜図14を参照して、第3実施形態によるステータ600の構成について説明する。この第3実施形態におけるステータ600では、蓋部材136と配線保持部材130とが別部材である第2実施形態とは異なり、蓋部材336は配線保持部材230に一体的に取り付けられている。なお、図中において上記第2実施形態と同様の構成の部分には、同一の符号を付している。
次に、図12〜図14を参照して、第3実施形態によるステータ600の構成について説明する。この第3実施形態におけるステータ600では、蓋部材136と配線保持部材130とが別部材である第2実施形態とは異なり、蓋部材336は配線保持部材230に一体的に取り付けられている。なお、図中において上記第2実施形態と同様の構成の部分には、同一の符号を付している。
(配線保持部材の構成)
図12に示すように、配線保持部材230の内周側壁部236の近傍および外周側壁部237の近傍には、バスバー(図示せず)固定用の接続端子131が周状に配置されている。また、リード線部引出部234は、孔形状を有している。なお、図12では、配線保持部材230以外の部材は、簡略化のため、図示を省略している。また、図12では、後述する蓋部材336は、簡略化のため、図示を省略している。なお、リード線部引出部234は、特許請求の範囲の「リード線部引込部」の一例である。
図12に示すように、配線保持部材230の内周側壁部236の近傍および外周側壁部237の近傍には、バスバー(図示せず)固定用の接続端子131が周状に配置されている。また、リード線部引出部234は、孔形状を有している。なお、図12では、配線保持部材230以外の部材は、簡略化のため、図示を省略している。また、図12では、後述する蓋部材336は、簡略化のため、図示を省略している。なお、リード線部引出部234は、特許請求の範囲の「リード線部引込部」の一例である。
図13に示すように、接続端子131は、壁部132と外周側壁部237との間、および、壁部133と内周側壁部236との間に挟まれるようにして固定されている。接続端子131の断面はL字状を有しており、壁部132と外周側壁部237との間に挟まれている接続端子131は、一方の端部が外径側(図13では左側)に突出している。中性線24(図14参照)は、接続端子131のいずれかに接続される。すなわち、中性線24は、配線保持部材230の内径側または外径側に引き出されている。なお、図13では、配線保持部材230およびリード線部23を概略的に図示しているとともに、隙間Cに配置されているリード線部23は、簡略化のため、図示を省略している。すなわち、図13に図示されているリード線部23の本数は一例であって、実際はこれに限られない。
ここで、第3実施形態では、図14に示すように、蓋部材336は、配線保持部材230に回動可能に取り付けられているとともに、回動することによってリード線部引出部234を塞ぐように構成されている。具体的には、蓋部材336は、リード線部引出部234の周方向の両端のうち、リード線部係合部135が設けられている方とは反対側(図14では右側)の端辺336aを支点に回動するように構成されている。端辺336aにはヒンジ機構などが設けられていてもよい。また、平面視において、蓋部材336の形状は、リード線部引出部234の形状と略同一である。なお、図14では、リード線部23は、簡略化のため、1本のみに省略して図示している。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第2実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第2および第3実施形態では、中性線24を接続端子131に接続させる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第2および第3実施形態においても、第1実施形態と同様に、孔形状を有する中性線引込部35において中性線24を中性線配線領域26側に引き込む構成であってもよい。また、第1実施形態において、中性線24を接続端子131に接続させる構成であってもよい。
また、上記第1実施形態では、孔形状を有する中性線引込部35において中性線24を中性線配線領域26側に引き込む構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図15に示すように、配線保持部材30の外周側壁部37または内周側壁部36の上端(Z1方向側の端部)に設けられた切り欠き状の中性線引込部35に中性線24を引っ掛けるとともに、中性線24を中性線配線領域26内に引き込む構成であってもよい。これにより、中性線24が配線保持部材30の側方および上方を通ることにより回転電機が大型化するのを抑制することが可能である。なお、図15は、外周側壁部37に設けられた切り欠き状の中性線引込部35を概略的に示したものである。
また、上記第2実施形態では、リード線部引出部134は切り欠き形状を有する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、上記第3実施形態と同様に、リード線部引出部134が孔形状を有していてもよい。また、第3実施形態において、リード線部引出部134が切り欠き形状を有していてもよい。
また、上記第3実施形態では、蓋部材336が端辺336aを支点に回動する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、蓋部材336が、リード線部引出部234の内径側または外径側の端辺を支点に回動する構成であってもよい。
また、上記第2実施形態では、配線保持部材130の外径側が開放されている構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、配線保持部材130の内径側が開放されている構成であってもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、スペーサ部39が4つ設けられている構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、4つ以外の複数個のスペーサ部39が設けられている構成であってもよい。
また、上記第2および第3実施形態では、リード線部配線領域125が円環形状を有する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、リード線部配線領域125が、上記第1実施形態と同様に円弧形状を有していてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、リード線部23が配置されている本数が多い箇所のリード線部配線領域25(125)の幅を大きくする構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、リード線部配線領域25(125)の幅は略一定である構成であってもよい。
(実施形態の効果)
上記第1〜第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
上記第1〜第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
上記第1〜第3実施形態のステータ(100、400、600)は、ステータコア(10)の回転軸方向端面(10a)から突出するコイルエンド部(22)と、リード線部(23)とを含むコイル(20)と、コイルエンド部(22)の回転軸方向の外側に設けられる配線保持部材(30、130、230)と、を備え、配線保持部材(30、130、230)のコイルエンド部(22)側の底面部(31、231)には、リード線部(23)を配線保持部材(30、130、230)内に引き込むためのリード線部引込部(リード線部引込孔(32、32a、32b)、リード線部引出部(134、234)、リード線部係合部(135))が設けられている。このように構成すれば、リード線部(23)を配線保持部材(30、130、230)の側方および上方を経由させることなく、底面部(31、231)に設けられたリード線部引込部(リード線部引込孔(32、32a、32b)、リード線部引出部(134、234)、リード線部係合部(135))から直接的に配線保持部材(30、130、230)内に引き込むことができる。その結果、リード線部(23)が配線保持部材(30、130、230)の側方および上方に配置されないので、回転電機(200)が回転軸方向に大型化するのを抑制することができる。また、リード線部(23)が配線保持部材(30、130、230)の側方および上方に配置されないので回転電機(200)の外部部材との接触によるリード線部(23)の損傷を抑制することができる。
上記第1〜第3実施形態のステータ(100、400、600)では、リード線部引込部(リード線部引込孔(32、32a、32b)、リード線部引出部(134、234)、リード線部係合部(135))は、孔形状または切り欠き形状を有する。このように構成すれば、振動等が生じた場合でも、リード線部(23)がリード線部引込部(リード線部引込孔(32、32a、32b)、リード線部引出部(134、234)、リード線部係合部(135))によって取り囲まれているので、リード線部(23)が移動するのを規制することができる。
上記第1〜第3実施形態のステータ(100、400、600)では、配線保持部材(30、130、230)は、複数の相のリード線部(23)の各々が配置され、壁部(33、233)により互いに分離されている複数のリード線部配線領域(25、25a、25b、25c、125、125a、125b、125c)を含み、リード線部引込部(リード線部引込孔(32、32a、32b)、リード線部引出部(134、234)、リード線部係合部(135))は、複数のリード線部配線領域(25、25a、25b、25c、125、125a、125b、125c)の各々に対応する底面部(31、231)に設けられ、複数の相のリード線部(23)の各々を引き込むためのリード線部引込孔(32、32a、32b)またはリード線部係合部(135)を含む。このように構成すれば、複数の相のリード線部(23)を配線保持部材(30、130、230)の側方および上方を経由させることなく、底面部(31、231)に設けられたリード線部引込孔(32、32a、32b)またはリード線部係合部(135)から直接的に配線保持部材(30、130、230)内に引き込むことができる。また、複数の相のリード線部(23)が互いに壁部(33、233)によって分離されているので、リード線部引込孔(32、32a、32b)またはリード線部係合部(135)から引き込まれた複数の相のリード線部(23)が互いに接触するのを抑制することができる。
上記第2および第3実施形態のステータ(400、600)では、リード線部引込部(リード線部引出部(134、234)、リード線部係合部(135))は、複数のリード線部配線領域(125、125a、125b、125c)に渡って設けられ、リード線部(23)をリード線部配線領域(125、125a、125b、125c)側に引き出すためのリード線部引出部(134、234)と、リード線部引出部(134、234)と連続するように複数のリード線部配線領域(125、125a、125b、125c)の各々に対応する底面部(231)に設けられているリード線部係合部(135)とを含む。このように構成すれば、リード線部(23)をリード線部引出部(134、234)から引き出してからリード線部係合部(135)まで移動させることができるので、リード線部(23)をリード線部係合部(135)に容易に引き込むことができる。
上記第2および第3実施形態のステータ(400、600)は、リード線部係合部(135)にリード線部(23)が挿入された状態で、リード線部引出部(134、234)を塞ぐ蓋部材(136、336)をさらに備える。このように構成すれば、蓋部材(136、336)によりリード線部引出部(134、234)を塞いだ状態で、リード線部(23)がリード線部係合部(135)に取り囲まれるので、リード線部(23)の移動を規制することができる。その結果、各相のリード線部(23)同士が接触するのを抑制することができる。
上記第2実施形態のステータ(400)では、リード線部引出部(134)は、孔形状または切り欠き形状を有しており、蓋部材(136)は、リード線部係合部(135)にリード線部(23)が挿入された状態でリード線部引出部(134)を塞ぐように、配線保持部材(130)に装着可能に構成されている。このように構成すれば、蓋部材(136)が配線保持部材(130)の別部材になっていることによって、リード線部(23)をリード線部引出部(134)から引き出す際に、リード線部(23)と蓋部材(136)とが干渉しない。その結果、リード線部(23)を容易にリード線部引出部(134)から引き出すことができる。
上記第3実施形態のステータ(600)では、蓋部材(336)は、配線保持部材(230)に回動可能に取り付けられているとともに、回動することによってリード線部引出部(234)を塞ぐように構成されている。このように構成すれば、蓋部材(336)は、配線保持部材(230)に一体的に取り付けられているので、振動等により蓋部材(336)が外れるのを防止することができる。
上記第1実施形態のステータ(100)では、配線保持部材(30)は、リード線部配線領域(25、25a、25b、25c)と分離され、中性線(24)が配置される中性線配線領域(26)を含み、中性線配線領域(26)に対応する底面部(31)または側壁部(内周側壁部(36)、外周側壁部(37))には、中性線(24)を引き込むための中性線引込部(35)が設けられている。このように構成すれば、中性線(24)を配線保持部材(30)の側方および上方を経由させることなく、底面部(31)に設けられた中性線引込部(35)から直接的に配線保持部材(30)内に引き込むことができる。また、リード線部配線領域(25、25a、25b、25c)と中性線配線領域(26)とが分離されているので、配線保持部材(30)内に引き込まれた、中性線(24)とリード線部(23)とが互いに接触するのを抑制することができる。
上記第1実施形態のステータ(100)では、中性線引込部(35)は、中性線配線領域(26)に対応する底面部(31)に設けられているとともに、孔形状を有している。このように構成すれば、振動等が生じた場合でも、中性線(24)が中性線引込部(35)によって取り囲まれているので、中性線(24)が移動するのを規制することができる。
上記第1〜第3実施形態のステータ(100、400、600)では、配線保持部材(30、130、230)は、コイルエンド部(22)とリード線部配線領域(25、25a、25b、25c、125、125a、125b、125c)との間に設けられ、リード線部(23)が配置される隙間(C)を生じさせるスペーサ部(39)を含む。このように構成すれば、隙間(C)を経由させて、リード線部(23)をリード線部引込部(リード線部引込孔(32、32a、32b)、リード線部引出部(134、234)、リード線部係合部(135))の下方まで案内することができる。これにより、リード線部(23)を容易にリード線部引込部(リード線部引込孔(32、32a、32b)、リード線部引出部(134、234)、リード線部係合部(135))により配線保持部材(30、130、230)内に引き込むことができる。
上記第1〜第3実施形態のステータ(100、400、600)では、複数のリード線部配線領域(25、25a、25b、25c、125、125a、125b、125c)の各々は、円弧形状または円環形状を有するとともに、配置されているリード線部(23)の本数が多いほど、リード線部(23)が延びる方向と略直交する方向の幅が大きくなるように構成されている。このように構成すれば、リード線部配線領域(25、25a、25b、25c、125、125a、125b、125c)に対するリード線部(23)の導体量比率のバラつきを低減することができる。
10 ステータコア
10a 端面
20 コイル
22 コイルエンド部
23 リード線部
24 中性線
25、25a、25b、25c、125、125a、125b、125c リード線部配線領域
26 中性線配線領域
30、130、230 配線保持部材
31、231 底面部
32、32a、32b リード線部引込孔(リード線部引込部)
33、233 壁部
35 中性線引込部
36 内周側壁部(側壁部)
37 外周側壁部(側壁部)
39 スペーサ部
100、400、600 ステータ
134、234 リード線部引出部(リード線部引込部)
135 リード線部係合部(リード線部引込部)
136、336 蓋部材
C 隙間
10a 端面
20 コイル
22 コイルエンド部
23 リード線部
24 中性線
25、25a、25b、25c、125、125a、125b、125c リード線部配線領域
26 中性線配線領域
30、130、230 配線保持部材
31、231 底面部
32、32a、32b リード線部引込孔(リード線部引込部)
33、233 壁部
35 中性線引込部
36 内周側壁部(側壁部)
37 外周側壁部(側壁部)
39 スペーサ部
100、400、600 ステータ
134、234 リード線部引出部(リード線部引込部)
135 リード線部係合部(リード線部引込部)
136、336 蓋部材
C 隙間
Claims (11)
- ステータコアの回転軸方向端面から突出するコイルエンド部と、リード線部とを含むコイルと、
前記コイルエンド部の回転軸方向の外側に設けられる配線保持部材と、を備え、
前記配線保持部材の前記コイルエンド部側の底面部には、前記リード線部を前記配線保持部材内に引き込むためのリード線部引込部が設けられている、ステータ。 - 前記リード線部引込部は、孔形状または切り欠き形状を有する、請求項1に記載のステータ。
- 前記配線保持部材は、複数の相の前記リード線部の各々が配置され、壁部により互いに分離されている複数のリード線部配線領域を含み、
前記リード線部引込部は、前記複数のリード線部配線領域の各々に対応する前記底面部に設けられ、前記複数の相のリード線部の各々を引き込むためのリード線部引込孔またはリード線部係合部を含む、請求項1または2に記載のステータ。 - 前記リード線部引込部は、前記複数のリード線部配線領域に渡って設けられ、前記リード線部を前記リード線部配線領域側に引き出すためのリード線部引出部と、前記リード線部引出部と連続するように前記複数のリード線部配線領域の各々に対応する前記底面部に設けられている前記リード線部係合部とを含む、請求項3に記載のステータ。
- 前記リード線部係合部に前記リード線部が挿入された状態で、前記リード線部引出部を塞ぐ蓋部材をさらに備える、請求項4に記載のステータ。
- 前記リード線部引出部は、孔形状または切り欠き形状を有しており、
前記蓋部材は、前記リード線部係合部に前記リード線部が挿入された状態で前記リード線部引出部を塞ぐように、前記配線保持部材に装着可能に構成されている、請求項5に記載のステータ。 - 前記蓋部材は、前記配線保持部材に回動可能に取り付けられているとともに、回動することによって前記リード線部引出部を塞ぐように構成されている、請求項5に記載のステータ。
- 前記配線保持部材は、前記リード線部配線領域と分離され、中性線が配置される中性線配線領域を含み、
前記中性線配線領域に対応する前記底面部または側壁部には、前記中性線を引き込むための中性線引込部が設けられている、請求項3〜7のいずれか1項に記載のステータ。 - 前記中性線引込部は、前記中性線配線領域に対応する前記底面部に設けられているとともに、孔形状を有している、請求項8に記載のステータ。
- 前記配線保持部材は、前記コイルエンド部と前記リード線部配線領域との間に設けられ、前記リード線部が配置される隙間を生じさせるスペーサ部を含む、請求項3〜9のいずれか1項に記載のステータ。
- 前記複数のリード線部配線領域の各々は、円弧形状または円環形状を有するとともに、配置されている前記リード線部の本数が多いほど、前記リード線部が延びる方向と略直交する方向の幅が大きくなるように構成されている、請求項3〜10のいずれか1項に記載のステータ。
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2016
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