JP2017114103A - 積層体 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸放湿性有する新規な積層体を得る。【解決手段】基材上に化粧被膜を有する積層体であって、上記化粧被膜は、骨材発色型吸放湿性化粧被膜であり、上記化粧被膜の表面には、面方向に沿って鱗片状粒子が散在していることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、建築物の内装用として好適な積層体に関するものである。
近年、快適な居住空間に対する関心が高まっている。これに関し、壁、天井等の内装面の表面仕上げにおいては、結露防止やカビ発生防止、あるいは湿度の調整による不快感抑制、等の効果が発揮可能な吸放湿性仕上げへの期待が高まっている。例えば、特許文献1には、下地上に、珪藻土等の多孔体と結合材を含む層を形成した壁材が記載されている。また、特許文献2には、珪藻土と樹脂を含む壁材が記載されている。
しかしながら、上記特許文献のような壁材による仕上外観は、単一色の色調であり、美観性の点において限界がある。また、吸放湿性の点においても改善の余地がある。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、美観性、吸放湿性等に優れた積層体を得ることを目的とするものである。
本発明者らは上記問題を解決するために鋭意研究を行った結果、基材上に、化粧被膜を有する積層体であって、上記化粧被膜が骨材発色型吸放湿性化粧被膜であり、上記化粧被膜の表面に鱗片状粒子が散在した積層体に想到し、本発明の完成に至った。
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.基材上に化粧被膜を有する積層体であって、
上記化粧被膜は、骨材発色型吸放湿性化粧被膜であり、
上記化粧被膜の表面には、面方向に沿って鱗片状粒子が散在していることを特徴とする積層体。
2.上記化粧被膜は、化学物質吸着性を兼備するものであることを特徴とする1.に記載の積層体。
3.上記鱗片状粒子は、上記化粧被膜の表面に、面積比率0.1〜50%で散在していることを特徴とする1.記載の積層体。
4.上記鱗片状粒子は、上記化粧被膜の内部にも埋設され、散在していることを特徴とする1.に記載の積層体。
1.基材上に化粧被膜を有する積層体であって、
上記化粧被膜は、骨材発色型吸放湿性化粧被膜であり、
上記化粧被膜の表面には、面方向に沿って鱗片状粒子が散在していることを特徴とする積層体。
2.上記化粧被膜は、化学物質吸着性を兼備するものであることを特徴とする1.に記載の積層体。
3.上記鱗片状粒子は、上記化粧被膜の表面に、面積比率0.1〜50%で散在していることを特徴とする1.記載の積層体。
4.上記鱗片状粒子は、上記化粧被膜の内部にも埋設され、散在していることを特徴とする1.に記載の積層体。
上記1.に係る発明では、優れた美観性、吸放湿性等を発揮することができる。このような美観性は、骨材発色による多色感、凹凸感と、鱗片状粒子によるアクセント、光輝感等との複合化によって表出される。一方、吸放湿性の向上は、化粧被膜表面での鱗片状粒子の存在によって、吸放湿時において、化粧被膜内部での水蒸気通過経路が複雑化することに起因するものと考えられる。このような水蒸気通過経路の複雑化は、化粧被膜内部における水蒸気と吸放湿性成分等との接触機会の増加によって、化粧被膜断面全体への水蒸気の拡散、化粧被膜が有する吸放湿性能の最大限の発揮等を促しているものと推測される。
上記2.に係る発明によれば、化学物質吸着性を高めることができる。
上記3.〜4.に係る発明によれば、吸放湿性において、いっそう優れた効果を安定して得ることができる。
(1)化粧被膜
(2)鱗片状粒子
(3)基材
(2)鱗片状粒子
(3)基材
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
図1、図2は、本発明積層体の一例を示す断面図及び正面図である。図1では、基材(3)の上に、化粧被膜(1)が積層され、その表面に鱗片状粒子(2)が散在している。
基材(3)は、建築物の壁面等を構成するものである。基材(3)としては、例えば、コンクリート、モルタル、サイディングボード、押出成形板、石膏ボード、パーライト板、合板、煉瓦、プラスチック板、金属板、ガラス、磁器タイル等が挙げられる。これら基材(3)の表面は、何らかの表面処理(例えば、シーラー、サーフェーサー、フィラー、パテ等)が施されたものでもよく、既に被膜が形成されたものや、壁紙が貼り付けられたもの等であってもよい。
上記化粧被膜(1)は、骨材発色型吸放湿性化粧被膜である。化粧被膜(1)が骨材発色型であることにより、一般的な着色顔料等を使用した場合と異なり骨材の小点が多彩模様として視認され、優れた色調や質感を付与することができる。また、化粧被膜(1)を比較的厚く設計でき、重厚感、陰影感等も付与できるため、優れた立体的凹凸模様を形成することができる。
骨材(A)(以下「(A)成分ともいう。」としては、粒状骨材が好ましく、例えば、珪砂、珪石、砕石、長石、寒水石、川砂、山砂、大理石、御影石、花崗岩、蛇紋岩粉砕物、黒曜石、石灰岩、蛍石等の粉砕物、陶磁器粉砕物、セラミック粉砕物、ガラスビーズ、ガラス粉砕物、樹脂ビーズ、多孔質樹脂ビーズ、金属粒、樹脂粉砕物、ゴム類、プラスチック類、植物繊維、植物片、木粉、貝殻片等の粒子、等が挙げられ、それらに対し顔料、染料、釉薬等で表面処理を施したもの等も使用できる。
上記(A)成分の平均粒子径は、10μm以上1000μm以下(より好ましく20μm以上800μm以下、さらにより好ましくは30μm以上500μm以下)であることが好ましい。このような(A)成分を使用することによって、(A)成分がそれぞれ模様として視認され、優れた色調や質感が付与できる。またこのような骨材は、化粧被膜に微視的な凹凸を形成し、立体的な意匠の付与にも寄与することができる。なお(A)成分の平均粒子径は、JIS Z8801−1:2000に規定される金属製網ふるいを用いてふるい分けを行い、その重量分布の平均値を算出することによって得られる値である。
化粧被膜(1)は、吸放湿性を有するものである。吸放湿性とは、室内雰囲気が乾燥状態にあるときには水分を放出し、室内雰囲気が高湿気状態にあるときには水分を吸収する作用を有することであり、これによって室内環境を快適にすることができる。この吸放湿性は、ある一定の試験時間における単位面積あたりの吸湿量と放湿量から算出される値(吸放湿量)によって示されるものである。本発明では、化粧被膜(1)の吸放湿量は、好ましくは20g/m2以上(より好ましくは50g/m2以上)である。なお、吸放湿量は、JIS A6909:2014「建築用仕上塗材」7.29の手順によって測定される値である。
また、上記化粧被膜(1)は、化学物質吸着性を兼備することが好ましい。化学物質吸着性とは、室内の煙草や、建材等から発生する揮発性有機化合物(ホルムアルデヒド等の有害ガス)を吸着する作用を有することであり、例えば、ホルムアルデヒド吸着率等によって示されるものである。本発明では、化粧被膜(1)のホルムアルデヒドの吸着率は、好ましくは80%以上(より好ましくは95%以上)である。なお、化学物質吸着性は、以下の方法で測定される。
(化学物質吸着性)
試験体を3Lにおい袋に入れて、その中にホルムアルデヒドガスを濃度100ppmとなるように注入し、標準状態(温度23℃・湿度50%)で24時間放置後の残存ガス濃度をガス検知管にて測定する。この残存ガス濃度と初期ガス濃度から吸着率を計算する(下記式)。なお、試験体としては、150×70×0.8mmのアルミニウム板に、化粧被膜を所定厚みで形成した後、標準状態で14日間養生したものを使用する。
<式>吸着率(%)={(A−B)/A}×100
(式中、Aは初期のガス濃度、Bは24時間放置後の残存ガス濃度を示す。)
試験体を3Lにおい袋に入れて、その中にホルムアルデヒドガスを濃度100ppmとなるように注入し、標準状態(温度23℃・湿度50%)で24時間放置後の残存ガス濃度をガス検知管にて測定する。この残存ガス濃度と初期ガス濃度から吸着率を計算する(下記式)。なお、試験体としては、150×70×0.8mmのアルミニウム板に、化粧被膜を所定厚みで形成した後、標準状態で14日間養生したものを使用する。
<式>吸着率(%)={(A−B)/A}×100
(式中、Aは初期のガス濃度、Bは24時間放置後の残存ガス濃度を示す。)
上記化粧被膜(1)は、上記(A)成分を主成分として構成され、吸放湿性を有するものであればよい。このような化粧被膜(1)としては、例えば、(A)成分を主成分とする多孔質構造を有する化粧被膜、あるいは(A)成分及び吸放湿性成分(B)等を有するもの等が使用できる。
吸放湿性成分(B)(以下「(B)成分」ともいう。)としては、公知のものを使用できるが、例えば、マールライト、ベーマイト、多孔質シリカ(シリカゲル)、ゼオライト、アルミナ、アロフェン、珪藻土、珪質頁岩、セピオライト、アタパルジャイト、モンモリロナイト、ゾノライト、イモゴライト等の多孔質無機粒子、多孔質合成樹脂粒等が挙げられ、これらは混合して使用することができる。(A)成分の平均粒子径は、好ましくは1μm以上200μm以下(より好ましくは10μm以上100μm以下)である。このような(B)成分を使用することにより、優れた吸放湿性及び/または化学物質吸着性を発揮することができる。
また、上記化粧被膜(1)は、化学物質吸着剤(C)(以下「(C)成分」ともいう。)を含むことが好ましい。(C)成分を含むことにより、有害ガス(例えば、ホルムアルデヒド、アンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン、トリメチルアミン等)の吸着、再放出防止に効果的である。(C)成分としては、例えばアミン化合物、尿素化合物、アミド化合物、イミド化合物、ヒドラジド化合物、アゾール化合物、アジン化合物、層状リン酸化合物、アルミノ珪酸塩等が挙げられる。この中でも、層状リン酸化合物、アルミノ珪酸塩から選ばれる1種以上が好適であり、特にアルミノ珪酸塩が好適である。このような化学物質吸着剤の平均粒子径は、好ましくは0.5μm以上100μm以下(好ましくは1μm以上50μm以下)である。
上記化粧被膜(1)は、上記成分及び合成樹脂(D)を含む組成物により形成されることが好ましい。
合成樹脂(以下「(D)成分」ともいう。)としては、各種の合成樹脂が使用できる。樹脂の種類としては、例えば、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル・酢酸ビニル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル・ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等、あるいはこれらの複合物等が挙げられる。このような樹脂成分は、架橋反応を生じる性質を有するものであってもよい。
上記(A)成分〜上記(D)成分の混合比率は、上記(D)成分の固形分100重量部に対し、
上記(A)成分が好ましくは100〜3000重量部(より好ましくは500〜2500重量部)、
上記(B)成分が好ましくは5〜500重量部(より好ましくは10〜300重量部)、
上記(C)成分が好ましくは0.1〜100重量部(より好ましくは0.5〜50重量部)である。
上記(A)成分が好ましくは100〜3000重量部(より好ましくは500〜2500重量部)、
上記(B)成分が好ましくは5〜500重量部(より好ましくは10〜300重量部)、
上記(C)成分が好ましくは0.1〜100重量部(より好ましくは0.5〜50重量部)である。
上記化粧被膜(1)の表面には、面方向に沿って鱗片状粒子(2)が散在している。上記面方向とは、基材(3)に対して略平行のことを言い、本発明では、鱗片状粒子(2)の面状部位が、化粧被膜(1)の表面の面方向に沿って散在していることが好ましい。なお、鱗片状粒子(2)の面状部位とは、鱗片状粒子(2)を水平面に安定な状態で置いたときの、上下の2つの面のことをいう。
上記鱗片状粒子(2)としては、鱗片状であれば特に限定されず、例えば、雲母、タルク、板状カオリン、硫酸バリウムフレーク、アルミナフレーク、ガラスフレーク、貝殻片、金属片、石材片等の無機質片、あるいはゴム片、プラスチック片、木片等が挙げられる。これらは、着色コーティング等が施されたものであってもよい。
本発明では、鱗片状粒子(2)として、透明性を有するものを採用することが好ましい。これにより、微妙に色合いが変化する自然な多色感を表出することができる。また、化粧被膜(1)に光輝感を付与することもできる。このような(C)成分は、鱗片状の厚さ方向において透明性を有するものであればよい。透明性を有する鱗片状粒子としては、例えば天然雲母、透明ガラスフレーク、透明プラスチック片等が挙げられ、特に天然雲母が好ましい。これらは、透明性が損われない範囲であれば、着色されていてもよい。
また鱗片状粒子(2)として、光干渉性を有するものを採用することによって、形成塗膜に多色感と光輝感を付与することもできる。このような成分としては、光干渉性を有する限り種々の材料を使用することができるが、例えば、屈折率の異なる樹脂が二層以上積層されたフィルム片、エンボス加工等により微細な凹凸が形成されたフィルム片、ガラス球等の透明球が固着されたフィルム片、あるいはこれらに金属蒸着が施されたもの等が使用できる。このような成分は、光干渉性と透明性を兼備するものであってもよい。
鱗片状粒子(2)の平均粒子径は、好ましくは0.05mm以上10mm以下(より好ましくは0.1mm以上8mm以下)である。なお、鱗片状粒子(2)の平均粒子径は、鱗片状粒子(2)の面状部位における長径の平均値である。また、鱗片状粒子(2)の平均短径と平均長径の比は、好ましくは1:1〜1:5程度である。さらに、鱗片状粒子(2)における平均粒子径と平均厚みの比(平均粒子径/平均厚み)は、好ましくは2/1〜200/1(より好ましくは3/1〜100/1)である。
鱗片状粒子(2)は、上記化粧被膜(1)の表面に、面積比率0.1〜50%(好ましくは1〜30%)で散在していることが好ましい。このような面積比率で、化粧被膜(1)の表面に鱗片状粒子(2)が散在することにより、優れた美観性、吸放湿性等を発揮することができる。
さらに、本発明では図3に示すように鱗片状粒子(2)が上記化粧被膜(1)の内部にも埋設され、散在していることが好ましい。これにより、吸放湿性、化学物質吸着性をよりいっそう高めることができる。
本発明の積層体は、図1に示すように、基材(3)上に、化粧被膜(1)を有し、化粧被膜(1)の表面には、面方向に沿って鱗片状粒子(2)が散在しているものである。本発明の積層体の形成方法としては、特に限定されず、例えば、上記(A)成分〜上記(D)成分を含む組成物に鱗片状粒子(2)を加えたものを基材(3)上の全面に塗付する方法、あるいは上記(A)成分〜上記(D)成分を含む組成物を基材(3)に塗付後、鱗片状粒子(2)を散布・固着させる方法等が挙げられる。なお、組成物を製造する際に、着色顔料、体質顔料、充填材、各種添加剤、水等を混合することもできる。
塗付器具としては、例えば、刷毛、鏝、ローラー、スプレー等の公知のものを用いることができる。塗付け量は、特に限定されないが、好ましくは0.3〜5kg/m2、より好ましくは0.4〜4kg/m2である。また、本発明の化粧被膜(1)の厚みは、目的に応じて適宜設定すればよいが、好ましくは0.5mm〜10mm(より好ましくは1mm〜8mm)である。
上記のように形成された化粧被膜(1)は、美観性向上の点でその表面に凹凸模様を有することが好ましい。このよう凹凸模様としては、例えば、ゆず肌模様、さざ波模様、スタッコ模様、砂壁模様、石材模様、岩肌模様、砂岩模様、吹放し模様、月面模様、櫛引模様、虫喰模様、等が挙げられる。このような凹凸模様は、こて、ヘラ、くし、刷毛、パターンローラー、型枠等、公知の手法により付与することができる。
以下に実施例を示し、本発明の特徴をより明確にする。
(実施例1)
アクリル樹脂エマルション200重量部(固形分100重量部)に、骨材(茶色骨材と淡黄色骨材の混合物、平均粒子径120μm)1500重量部、吸放湿性成分(多孔質シリカ)90重量部、化学物質吸着剤(層状リン酸塩系化合物)10重量部、及び添加剤(増粘剤、消泡剤等)、水(適量)を混合した主材を製造した。
次いで、上記主材に、鱗片状粒子(天然雲母、平均粒子径2mm、平均厚み30μm)40重量部を混合し、基材(石膏ボード)上に、塗付量2kg/m2で鏝塗りし、23℃で24時間乾燥、硬化させ、積層体1を製造した。
得られた積層体1の化粧被膜の表面には、面方向に沿って鱗片状粒子が散在し(面積比率10%)、美観性を有するものであった。さらに、得られた積層体の吸放湿量は82g/m2であった。
アクリル樹脂エマルション200重量部(固形分100重量部)に、骨材(茶色骨材と淡黄色骨材の混合物、平均粒子径120μm)1500重量部、吸放湿性成分(多孔質シリカ)90重量部、化学物質吸着剤(層状リン酸塩系化合物)10重量部、及び添加剤(増粘剤、消泡剤等)、水(適量)を混合した主材を製造した。
次いで、上記主材に、鱗片状粒子(天然雲母、平均粒子径2mm、平均厚み30μm)40重量部を混合し、基材(石膏ボード)上に、塗付量2kg/m2で鏝塗りし、23℃で24時間乾燥、硬化させ、積層体1を製造した。
得られた積層体1の化粧被膜の表面には、面方向に沿って鱗片状粒子が散在し(面積比率10%)、美観性を有するものであった。さらに、得られた積層体の吸放湿量は82g/m2であった。
Claims (4)
- 基材上に化粧被膜を有する積層体であって、
上記化粧被膜は、骨材発色型吸放湿性化粧被膜であり、
上記化粧被膜の表面には、面方向に沿って鱗片状粒子が散在していることを特徴とする積層体。 - 上記化粧被膜は、化学物質吸着性を兼備するものであることを特徴とする請求項1に記載の積層体。
- 上記鱗片状粒子は、上記化粧被膜の表面に、面積比率0.1〜50%で散在していることを特徴とする請求項1記載の積層体。
- 上記鱗片状粒子は、上記化粧被膜の内部にも埋設され、散在していることを特徴とする請求項1に記載の積層体。
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