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JP2017105136A - 成形機 - Google Patents

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JP2017105136A JP2015242683A JP2015242683A JP2017105136A JP 2017105136 A JP2017105136 A JP 2017105136A JP 2015242683 A JP2015242683 A JP 2015242683A JP 2015242683 A JP2015242683 A JP 2015242683A JP 2017105136 A JP2017105136 A JP 2017105136A
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黒田 章公
Akikimi Kuroda
章公 黒田
英嗣 清田
Eiji Kiyota
英嗣 清田
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Toyo Machinery and Metal Co Ltd
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Toyo Machinery and Metal Co Ltd
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Abstract

【課題】成形動作に関する動作データ収集時の操作性をより高めることができる成形機を提供する。【解決手段】射出成形機1は、射出成形動作を行う射出成形部10と、射出成形部10の動作データを収集するコントローラ60のデータ収集部64と、動作データの収集に関する複数の設定項目が同一画面内に配置されるとともに、複数の設定項目のそれぞれについて選択可能な複数の選択項目が一覧配置された設定入力画面を表示装置40に表示するコントローラ60の表示処理部66と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、射出成形機やダイカストマシンなどの成形機に関し、特に成形動作に関する動作データを収集する機能を備えた成形機に関する。
特許文献1に射出成形機の診断支援装置が開示されている。この診断支援装置はタッチパネルを備えたディスプレイが設けられており、このディスプレイには、診断に関する設定を入力するためスイッチである動作モード選択キーと、診断工程選択キーとが並べて表示される。
動作モード選択キーとして、矩形状のボタンスイッチ画像に重ねて現在選択されている動作モードを示す文字が表示されている。そして、オペレータが、ディスプレイ上の動作モード選択キーが表示されている箇所をタッチすると選択可能な複数の動作モードがリスト表示され、その後リスト表示されている動作モードをタッチして選択することで、リスト表示が消去されるとともに動作モード選択キーに新たに選択された動作モードを示す文字が表示される。診断工程選択キーについても同様である。
特開2015−142977号公報
上記診断支援装置は、動作モード選択キーを押したときのみ複数の動作モードがリスト表示され、同様に、診断工程選択キーを押したときのみ複数の診断工程が表示されるものである。つまり、通常の状態では選択可能な項目が表示されずに隠れている。そして、射出成形機の診断は主にトラブルが発生したときに行われることから、診断のための操作は頻繁に行われることがなく、そのため、射出成形機の診断操作に慣れていないオペレータが少なからず存在するという実情がある。このような不慣れなオペレータは、診断操作においてどのような選択項目があるのか把握しておらず、どのような選択項目が存在するかを確認するために各ボタンを試しに押して選択項目をリスト表示させる。このように、上記診断支援装置は、オペレータに不要な操作を強いるものであり、操作性の点で改善の余地があった。
本発明は、成形動作に関する動作データ収集時の操作性をより高めることができる成形機を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の成形機は、成形動作を行う成形部と、前記成形部の動作データを収集するデータ収集部と、前記動作データの収集に関する複数の設定項目が同一画面内に配置されるとともに、前記複数の設定項目のそれぞれについて選択可能な複数の選択項目が一覧配置された設定入力画面を表示装置に表示する表示処理部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の成形機によれば、設定入力画面において、複数の設定項目が同時に表示されるとともに複数の設定項目のそれぞれについて選択可能な選択項目が一覧表示される。そのため、一目でどのような選択項目があるのか把握することができ、選択項目を確認するための不要な操作を抑制することができる。
本発明においては、前記表示処理部が、前記複数の設定項目のそれぞれについて予め定められた入力順序で前記複数の設定項目のそれぞれに対応した複数の操作案内メッセージを前記設定入力画面内に順次表示することが好ましい。このようにすることで、操作案内メッセージによりオペレータが正しい順番で操作を案内されるので、より確実な操作を行うことができる。
本発明においては、前記表示処理部が、前記複数の設定項目のそれぞれについて予め定められた入力順序で前記複数の設定項目を順次ハイライト表示することが好ましい。このようにすることで、複数の設定項目のハイライト表示によりオペレータが正しい順番で操作を案内されるので、より確実な操作を行うことができる。
本発明においては、前記複数の設定項目が、モニタ表示間隔、モニタ項目、連続運転ショット数および外部へのデータ転送に関する設定項目を少なくとも含むようにしてもよい。
本発明の成形機によれば、成形動作に関する動作データの収集時における操作性をより高めることができる。
本発明の一実施形態に係る射出成形機の概略構成を示す機能ブロック図である。 図1の射出成形機の表示装置に表示される画面(メニュー画面)の一例を示す図である。 図1の射出成形機の表示装置に表示される画面(データ収集ナビ画面)の一例を示す図である。 図1の射出成形機の表示装置に表示される画面(モニタ項目画面)の一例を示す図である。 図1の射出成形機の表示装置に表示される画面(モニタデータ表示画面)の一例を示す図である。 図1の射出成形機のコントローラによって実行されるデータ収集ナビ処理の一例を示すフローチャートである。 図6のフローチャートの続きである。 図7のフローチャートの続きである。
以下、本発明の一実施形態に係る射出成形機について説明する。本実施形態の射出成形機は、射出成形動作に関する動作データを収集するための設定操作を支援する機能(データ収集ナビ機能)を備えている。
まず、本実施形態の射出成形機の構成について図1を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る射出成形機の概略構成を示す機能ブロック図である。
図1に示すように、射出成形機1は、成形部としての射出成形部10と、ドライバ群20と、センサ群30と、表示装置40と、入力装置50と、コントローラ60とを備えている。コントローラ60には、外部記憶装置70が接続可能である。
射出成形部10は、例えば、(1)加熱シリンダ、(2)加熱シリンダ内に回転可能かつ前後進可能に収納されたスクリュー、(3)加熱シリンダの末端側に備えられ、スクリューの溝内に原料樹脂を供給するホッパ、(4)加熱シリンダの先端側に備えられ、金型が設置される型締装置、(5)加熱シリンダを加熱するバンドヒータ、(6)スクリューを回転させるモータ、(7)スクリューを前後進移動させる油圧シリンダ、(8)ホッパの供給口を開閉するアクチュエータ、および(9)型締装置において金型の開閉、成形品の取り出しのためのシリンダ、などを有している。射出成形部10は、後述するコントローラ60によって制御されることにより、例えば、バンドヒータによる加熱動作、スクリューの回転および前後進移動動作、ホッパの供給口の開閉動作、金型開閉動作、成形品取り出し(エジェクト)動作などを含む射出成形に係る一連の動作を単発(1ショット)または連続(連続ショット)して実行する射出成形動作を行う。
ドライバ群20は、射出成形部10の各部に配設されたヒータ、モータ、シリンダおよびアクチュエータなどの多数の駆動源を駆動制御するための多数のドライバ回路で構成されている。ドライバ群20には、例えば、ヒータドライバ、モータドライバ、シリンダドライバおよびアクチュエータドライバなどが含まれる。
センサ群30は、射出成形部10の各部に備えられた多数のセンサで構成されており、射出成形部10の動作に関する動作データである実測値を計測する。センサ群30には、例えば、スクリューストローク検出センサ、スクリュー回転速度検出センサ、射出圧力および背圧検出センサ、型開閉ストローク検出センサ、型締圧力検出センサ、型内圧検出センサ、エジェクト突出し/戻りストローク検出センサ、エジェクトシリンダ圧力検出センサ、製品自動取り出し機の動作確認センサ、各部の温度センサおよび電力値検出センサ、などが含まれる。
表示装置40は、例えば、カラーLCD等で構成されている。表示装置40は、後述する表示処理部66からの制御信号に基づいて表示面に各種画面を表示する。
入力装置50は、例えば、表示装置40の表示面に重ねて配置されたタッチパネルで構成されている。入力装置50は、タッチパネル以外でもよく、例えばキーボードなどであってもよい。
コントローラ60は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、各種I/Oインタフェース、等を備えた組み込み機器用のマイクロコンピュータを有して構成されている。コントローラ60は、射出成形機1全体の制御を司り、可塑化動作、射出動作、型開閉動作、エジェクト動作等の成形行程全体の制御や、センサ群30に実測値の演算・格納処理、良品/不良品の判定処理、異常判定処理等の演算・判定処理を実行する。さらに、コントローラ60は、表示装置40への出力画像の表示制御処理、入力装置50に入力された操作の処理等の各種処理を実行する。
本実施形態において、コントローラ60は、成形条件設定記憶部61、成形プロセス制御部62、データ記憶部63、データ収集部64、設定情報記憶部65および表示処理部66など、を有している。成形プロセス制御部62、データ収集部64および表示処理部66の各機能部は、マイクロコンピュータのCPUが、ROM等に記憶された各種制御プログラムを実行することにより実現される。
成形条件設定記憶部61は、例えば、書き換え可能な不揮発メモリであるEEPROMの記憶領域の一部であり、入力装置50に入力された各種運転条件値が、書き替え可能な形で記憶されている。これら運転条件値としては、例えば、増締力、電力値、可塑化行程時のスクリュー位置とスクリュー回転速度,スクリュー後退速度,および背圧との関係、サックバック制御条件、射出開始点(位置)から保圧切替点(位置)までの射出速度条件並びに射出圧力条件、保圧切替時点から保圧終了時点までの2次射出圧力(保圧圧力)条件、各部のバンドヒータ温度、型閉じ(型締め)ストロークと速度制御条件並びに型締力、型開きストロークと速度制御条件、エジェクト制御条件、製品自動取り出し機の制御条件等々が挙げられる。
成形プロセス制御部62は、予めROM等に格納された成形プロセス制御プログラムと、成形条件設定記憶部61に格納された運転条件値とに基づき、射出成形部10の各部に配設されたセンサ群30からの実測値およびマイクロコンピュータの内蔵時計からの計時情報を参照しつつ、ドライバ群20を介して対応するヒータ、モータ、シリンダおよびアクチュエータなどの駆動源を駆動制御し、一連の射出成形に係る動作を実行させる。
データ記憶部63は、例えば、RAMの記憶領域の一部であり、後述するデータ収集部64によって収集された射出成形部10の動作に関する動作データを記憶する。この動作データには、センサ群30によって時系列的に計測された実測値、内蔵時計からの計時情報が含まれる。動作データには、各種運転条件値を含んでいてもよい。
データ収集部64は、射出成形部10の動作に関する動作データを収集してデータ記憶部63に格納する。具体的には、データ収集部64は、運転時における予め設定されたモニタ項目についてセンサ群30によって計測された実測値を収集する。計測項目としては、(1)時間監視項目、(2)位置監視項目、(3)回転数監視項目、(4)速度監視項目、(5)圧力監視項目、(6)温度監視項目、などが挙げられる。なお、速度実測値は、前記した各ストローク(位置)検出センサからの実測値と計時情報とに基づき、コントローラ60内の演算処理部(図示なし)によってリアルタイムに算出され、これがデータ記憶部63の所定エリアに格納される。
設定情報記憶部65は、射出成形部10の動作データに関する複数の設定項目に対応する複数の設定情報が記憶される。後述する表示処理部66によって表示装置40に設定入力画面としてのデータ収集ナビ画面G2(図3)が表示されている際に、入力装置50にデータ収集ナビ画面G2応じた設定操作が入力され、そして、この設定操作に応じた複数の設定情報が設定情報記憶部65に格納される。
表示処理部66は、表示装置40に制御信号を送信し、表示装置40の表示面に各種画面を表示する。表示処理部66は、例えば、オペレータが入力装置50に操作を入力すると、当該操作に応じた画面を構成する画像データを生成して、この画像データを制御信号に含めて表示装置40に送信する。
また、コントローラ60には、例えば、USBインタフェースを備えたハードディスク装置やUSBメモリ装置などの外部記憶装置70を接続することができ、データ記憶部63に格納された動作データを外部記憶装置70に転送することができる。
次に、上述した射出成形機1のコントローラ60によって実行されるデータ収集ナビ処理の一例について、図2〜図8を参照して説明する。
図2〜図5は、図1の射出成形機の表示装置に表示される画面(メニュー画面、データ収集ナビ画面、モニタ項目画面およびモニタデータ表示画面)の一例を示す図である。図6〜図8は、図1の射出成形機のコントローラによって実行されるデータ収集ナビ処理の一例を示すフローチャートである。
コントローラ60(表示処理部66)は、図2に示すメニュー画面G1を表示装置40に表示する。メニュー画面G1は、各種機能に対応する複数のボタンスイッチ画像(以下、単に「ボタン」という。)が縦横に並んで配置されている。機能が割り当てられているボタンは機能名が重ねて表示されている。
メニュー画面G1が表示されている状態において、オペレータがメニュー画面G1に表示された複数のボタンから所望の機能に対応するものを選んでタッチすることで、コントローラ60は、入力装置50のタッチパネルにおけるタッチされた箇所に対応するボタンが操作されたものとして(以下、単に「タッチ操作される」という。)、当該ボタンに割り当てられた機能を呼び出して実行する。
なお、入力装置50がキーボードの場合は、例えば、上下左右への移動キーを押下することによりメニュー画面G1内で選択箇所が上下左右に移動し、そして、確定キーを押すことで、コントローラ60は、そのとき選択状態にあるボタンが操作されたものとして、当該ボタンに割り当てられた機能を呼び出して実行する。
そして、メニュー画面G1において、データ収集ナビボタンN1がタッチ操作されると、コントローラ60(具体的には表示処理部66)が図3に示すデータ収集ナビ画面G2を表示装置40に表示する。
このデータ収集ナビ画面G2は、複数の設定項目であるモニタ表示間隔選択G21、モニタ項目選択G22、連続運転ショット数G23および外部へのデータ転送選択G24、ならびに、メッセージ表示欄G25を画面内に表示している。
また、データ収集ナビ画面G2には、戻るボタンB1、次へボタンB2、終了ボタンB3および転送ボタンB4が画面下部に横方向に並んで配置されている。戻るボタンB1は1つ前の操作状態に戻り、次へボタンB2は現在の操作を完了して次の入力操作に移り、終了ボタンB3は現在の操作を終了してメニュー画面G1に戻る。転送ボタンB4は、収集した動作データを外部記憶装置70に転送する際に操作する。ボタンB1〜B3は、後述するモニタ項目画面G3でも同様に配置されている。
モニタ表示間隔選択G21は、後述するモニタデータ表示画面G4を、射出成形動作の毎ショット後に表示するか、設定された間欠回毎に表示するかを設定する設定項目である。モニタ表示間隔選択G21は、選択項目として「毎ショット(推奨)」および「間欠」を有しており、これらをリスト表示(即ち一覧表示)している。
モニタ項目選択G22は、射出成形動作時に収集するとともにモニタデータ表示画面G4に表示するモニタ項目を設定する設定項目である。モニタ項目選択G22は、選択項目として「推奨項目」および「任意項目」を有しており、これらをリスト表示している。
連続運転ショット数G23は、射出成形動作におけるショットを連続して実行する回数を設定する設定項目である。連続運転ショット数G23は、選択項目として「10ショット」、「100ショット」、「1000ショット」および「任意」を有しており、これらをリスト表示している。
外部へのデータ転送選択G24は、コントローラ60に接続された外部記憶装置70に対して収集した動作データを転送するか否かを設定する設定項目である。外部へのデータ転送選択G24は、選択項目として「YES」および「NO」を有しており、これらを左右に並べて表示している。
メッセージ表示欄G25は、データ収集ナビ画面G2における操作手順にしたがって、複数の設定項目の操作を案内するメッセージなどを表示する領域である。
そして、メニュー画面G1からデータ収集ナビ画面G2に表示が切り替わると、コントローラ60は、図6〜図8に示すデータナビ収集処理の実行を開始する。
コントローラ60は、モニタ表示間隔選択G21を他の設定項目より明るい色でハイライト表示する(T110)。そして、メッセージ表示欄G25にモニタ表示間隔選択G21への入力操作を促す操作案内メッセージS1(例えば、「モニタ表示間隔を設定してください。設定完了後、次へボタンを押してください。間欠選択時は、モニタデータ表示画面の間欠間隔数を設定してください」)を表示する(T120)。
コントローラ60は、モニタ表示間隔選択G21において、予め「毎ショット(推奨)」に並べてチェックマーク(レ点)を表示する。つまり、初期状態で「毎ショット(推奨)」が選択されている。そして、コントローラ60は、「間欠」がタッチ操作されると(T130で「間欠」)、「間欠」に並べてチェックマークを表示するとともに、間欠間隔数の入力を受け付ける(T140)。または、コントローラ60は、「間欠」に並べてチェックマークを表示している状態で、「毎ショット(推奨)」がタッチ操作されると(T130で「毎ショット」)、「毎ショット(推奨)」に並べてチェックマークを表示する。そして、コントローラ60は、次へボタンB2がタッチ操作されると(T130で「次へ」)、チェックマークを並べて表示している選択項目が選択されたものとして、その選択項目に応じた設定情報を設定情報記憶部65に記憶する。これにより、モニタ表示間隔選択G21での設定を終え、モニタ項目選択G22に進む。
次に、コントローラ60は、モニタ項目選択G22を他の設定項目より明るい色でハイライト表示する(T150)。そして、メッセージ表示欄G25にモニタ項目選択G22への入力操作を促す操作案内メッセージS2(例えば、「モニタ項目を設定してください。設定完了後、次へボタンを押してください。任意項目を選択した場合は、モニタ項目画面が表示されます。終了する場合は終了ボタンを押してください。」)を表示する(T160)。
コントローラ60は、モニタ項目選択G22において、予め「推奨項目」に並べてチェックマークを表示する。つまり、初期状態で「推奨項目」が選択されている。そして、コントローラ60は、「任意項目」がタッチ操作されると(T170で「任意項目」)、「任意項目」に並べてチェックマークを表示するとともに、次へボタンB2の入力を待つ(T180)。このとき次へボタンB2がタッチ操作されると(T180で「次へ」)、図4に示すモニタ項目画面G3を表示する(T190)。
このモニタ項目画面G3は、選択されたモニタ項目の識別番号を表形式で表示する選択モニタ項目G31と、選択可能なモニタ項目をそれらの識別番号と並べて表形式で表示するモニタ項目テーブルG32とを画面内に並べて表示している。モニタ項目画面G3を表示している状態において、オペレータがモニタ項目テーブルG32の中から所望のモニタ項目をタッチ操作すると、タッチ操作されたモニタ項目が選択されたものとして選択モニタ項目G31に反映される。そして、モニタ項目画面G3において次へボタンB2がタッチ操作されると、コントローラ60は、モニタ項目画面G3を消去して、データ収集ナビ画面G2を復帰表示する。
コントローラ60は、「任意項目」に並べてチェックマークを表示している状態で、「推奨項目」がタッチ操作されると(T170またはT180で「推奨項目」)、「推奨項目」に並べてチェックマークを表示する。そして、コントローラ60は、次へボタンB2がタッチ操作されると(T170で「次へ」)、チェックマークを並べて表示している選択項目が選択されたものとして、その選択項目に応じた設定情報を設定情報記憶部65に記憶する。これにより、モニタ項目選択G22での設定を終え、連続運転ショット数G23に進む。
次に、コントローラ60は、連続運転ショット数G23を他の設定項目より明るい色でハイライト表示する(T200)。そして、メッセージ表示欄G25に連続運転ショット数G23への入力操作を促す操作案内メッセージS3(例えば、「連続運転ショット数を設定してください、設定完了後、次へボタンを押してください。任意設定を選択した場合は、ショット数を設定してください。終了する場合は、終了ボタンを押してください。」)を表示する(T210)。
コントローラ60は、連続運転ショット数G23において、予め「100ショット」に並べてチェックマークを表示する。つまり、初期状態で「100ショット」が選択されている。そして、コントローラ60は、「任意」がタッチ操作されると(T220で「任意」)、「任意」に並べてチェックマークを表示するとともに、ショット数の入力を受け付ける(T230)。または、コントローラ60は、「10ショット」、「100ショット」または「1000ショット」がタッチ操作されると(T220で「既定ショット数)、タッチ操作された選択項目に並べてチェックマークを表示する。そして、コントローラ60は、次へボタンB2がタッチ操作されると(T220で「次へ」)、チェックマークを並べて表示している選択項目が選択されたものとして、その選択項目に応じた設定情報を設定情報記憶部65に記憶する。これにより、連続運転ショット数G23の設定を終える。
次に、コントローラ60は、メッセージ表示欄G25に射出成形動作の実行を促す操作案内メッセージS4(例えば、「成形スタートしてください。」)を表示する(T240)。そして、コントローラ60は、次へボタンB2がタッチ操作されると(T250で「次へ」)、データ収集ナビ画面G2を一旦消去して、メニュー画面G1を表示する(T260)。
メニュー画面G1を表示している状態において、オペレータが各ボタンをタッチ操作することにより射出成形動作を実行する。そして、射出成形動作において連続運転ショット数G23で設定されたショット数を実行するとともに、モニタ表示間隔選択G21で設定されたタイミングでモニタデータ表示画面G4を表示する。モニタデータ表示画面G4は、モニタ項目選択G22で選択されたモニタ項目に関する動作データを表示する。
そして、射出成形動作において、設定されたショット数が終了すると(T270で「終了」)、コントローラ60は、データ収集ナビ画面G2を復帰表示し(T280)、メッセージ表示欄G25に射出成形動作が終了したことを通知する操作案内メッセージS5(例えば、「成形終了しました。」)を表示する(T290)。
次に、コントローラ60は、次へボタンB2がタッチ操作されると(T300で「次へ」)、外部へのデータ転送選択G24を他の設定項目より明るい色でハイライト表示する(T310)。そして、メッセージ表示欄G25に外部へのデータ転送選択G24への入力操作を促す操作案内メッセージS6(例えば、「外部記憶装置へのデータ転送を選択してください。選択後、次へボタンを押してください。NOを選択した場合は、次へボタンを押すとデータを保存せず終了します。」)を表示する(T320)。
コントローラ60は、外部へのデータ転送選択G24、予め「YES」を濃色(例えば濃いグレー)で表示しかつ「NO」を薄色(例えば薄いグレー)で表示する。この状態においてYESが選択されている。そして、コントローラ60は、転送ボタンB4がタッチ操作されると(T330で「転送」)、コントローラ60に接続された外部記憶装置70に収集した動作データを転送する(T340)。動作データの転送が終了すると、コントローラ60は、メッセージ表示欄G25に動作データの転送が終了したことを通知する操作案内メッセージS7(例えば、「データの転送が終了しました。データ収集ナビを終了します。」)を表示し(T350)、所定時間(例えば3秒)経過後に、データ収集ナビ画面G2を消去し、メニュー画面G1を表示して、データ収集ナビ処理を終了する。
または、コントローラ60は、「YES」を濃色で表示している状態において「NO」がタッチ操作されると(T330で「NO」)、「YES」を薄色で表示しかつ「NO」を濃色で表示する。この状態においてNOが選択されている。この状態で、「YES」がタッチ操作されると(T360で「YES」)、「YES」を濃色で再度表示しかつ「NO」を薄色で再度表示し、または、次へボタンB2がタッチ操作されると(T360で「次へ」)、データ収集ナビ画面G2を消去し、メニュー画面G1を表示して、データ収集ナビ処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態の射出成形機1によれば、コントローラ60によって表示されるデータ収集ナビ画面G2において、複数の設定項目であるモニタ表示間隔選択G21、モニタ項目選択G22、連続運転ショット数G23、外部へのデータ転送選択G24が同時に表示されている。モニタ表示間隔選択G21は、選択項目としての「毎ショット(推奨)」および「間欠」をリスト表示している。モニタ項目選択G22は、選択項目としての「推奨項目」および「任意項目」をリスト表示している。連続運転ショット数G23は、選択項目としての「10ショット」、「100ショット」、「1000ショット」および「任意」をリスト表示している。外部へのデータ転送選択G24は、選択項目としての「YES」および「NO」を左右に並べて表示している。そのため、複数の設定項目において一目でどのような選択項目があるのか把握することができ、選択項目を確認するための不要な操作を抑制することができる。
コントローラ60が、複数の設定項目のそれぞれについて予め定められた入力順序で、データ収集ナビ画面G2内に前複数の設定項目のそれぞれに対応した複数の操作案内メッセージS1、S2、S3、S6を順次表示する。これにより、各操作案内メッセージによりオペレータが正しい順番で操作を案内されるので、より確実な操作を行うことができる。
コントローラ60が、複数の設定項目のそれぞれについて予め定められた入力順序で複数の設定項目を順次ハイライト表示する。これにより、複数の設定項目のハイライト表示によりオペレータが正しい順番で操作を案内されるので、より確実な操作を行うことができる。
複数の設定項目が、モニタ表示間隔選択G21、モニタ項目選択G22、連続運転ショット数G23および外部へのデータ転送選択G24に関する設定項目を含むものであったが、これ以外の項目を含んでいてもよい。
本実施形態の射出成形機1によれば、射出成形動作に関する動作データの収集時における操作性をより高めることができる。
上述した実施形態では、ハイライト表示および操作案内メッセージにより、モニタ表示間隔選択G21、モニタ項目選択G22、連続運転ショット数G23および外部へのデータ転送選択G24の順序で入力操作を促すものであったが、これに限定されるものではない。ハイライト表示または操作案内メッセージを共に採用した構成が最も好ましいが、例えば、ハイライト表示または操作案内メッセージのどちらか一方のみ採用した構成でもよく、またはいずれも採用しない構成でもよい。また、上記とは異なる入力順序で入力操作を促すものであってもよい。
また、上述した実施形態では、表示装置40および入力装置50を備えたものであったがこれに限定されるものではない。例えば、無線通信を介してコントローラ60とタブレット端末とを接続し、表示装置40および入力装置50に代えて、このタブレット端末のディスプレイおよびタッチパネルを用いる構成としてもよい。
また、上述した実施形態では、プラスチックなどの樹脂材料を金型に射出する射出成形機であったが、これに限定するものではない。射出成形機以外にも、例えば、金属材料を金型に圧入するダイカストマシンなど、成形品の材料を金型に注入する成形機であれば、本発明を適用可能である。
上記に本発明の本実施形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。前述の実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
1…射出成形機(成形機)、10…射出成形部(成形部)、20…ドライバ群、30…センサ群、40…表示装置、50…入力装置、60…コントローラ、61…成形条件設定記憶部、62…成形プロセス制御部、63…データ記憶部、64…データ収集部、65…設定情報記憶部、66…表示処理部、70…外部記憶装置、B1…戻るボタン、B2…次へボタン、B3…終了ボタン、B4…転送ボタン、G1…メニュー画面、G2…データ収集ナビ画面、G21…モニタ表示間隔選択、G22…モニタ項目選択、G23…連続運転ショット数、G24…外部へのデータ転送選択、G25…メッセージ表示欄、G3…モニタ項目画面、G31…選択モニタ項目、G32…モニタ項目テーブル、G4…モニタデータ表示画面、N1…データ収集ナビボタン、S1〜S7…操作案内メッセージ

Claims (4)

  1. 成形動作を行う成形部と、
    前記成形部の動作データを収集するデータ収集部と、
    前記動作データの収集に関する複数の設定項目が同一画面内に配置されるとともに、前記複数の設定項目のそれぞれについて選択可能な複数の選択項目が一覧配置された設定入力画面を表示装置に表示する表示処理部と、を備えたことを特徴とする成形機。
  2. 請求項1に記載の成形機であって、
    前記表示処理部が、前記複数の設定項目のそれぞれについて予め定められた入力順序で前記複数の設定項目のそれぞれに対応した複数の操作案内メッセージを前記設定入力画面内に順次表示することを特徴とする成形機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の成形機であって、
    前記表示処理部が、前記複数の設定項目のそれぞれについて予め定められた入力順序で前記複数の設定項目を順次ハイライト表示することを特徴とする成形機。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の成形機であって、
    前記複数の設定項目が、モニタ表示間隔、モニタ項目、連続運転ショット数および外部へのデータ転送に関する設定項目を少なくとも含むことを特徴とする成形機。
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