JP2017188978A - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で、Xコンデンサに充電された電荷を放電させること。【解決手段】ゼロクロス検知回路202は、ライブ側及びニュートラル側ラインとブリッジダイオードBD1の出力端に接続されYコンデンサC3の充電電荷を放電するYコンデンサ放電部206と、一端をYコンデンサ放電部206に接続され、入力される交流電圧のゼロクロスを検知するためのゼロクロス検知抵抗R1と、ゼロクロス検知抵抗R1の他端とブリッジダイオードBD1の出力端に接続され、ゼロクロス検知抵抗R1に生じる電圧により交流電圧のゼロクロスを検知するゼロクロス検知部205と、を有し、XコンデンサC1に充電された電荷は、第一の状態ではYコンデンサ放電部206、ゼロクロス検知抵抗R1、ゼロクロス検知部205、ブリッジダイオードBD1を介して放電され、第二の状態ではYコンデンサ放電部206、ブリッジダイオードBD1を介して放電される。【選択図】図2
Description
本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタなどの画像形成装置に搭載される定着装置の制御に好適なゼロクロス検知回路を備える電源装置及び画像形成装置に関する。
電子写真方式の複写機、プリンタなどの画像形成装置では、記録材上の未定着トナー像を加熱、加圧して記録材に定着させる定着装置を備えている。そして、定着装置への電力供給を制御する電力供給装置では、交流電源から供給される交流電圧を、双方向サイリスタ(以下、トライアックという)等を用いて位相制御を行い、電力供給を制御する方法が広く用いられている。位相制御では、交流電圧が0Vになるタイミング(以下、ゼロクロスタイミングという)を基準に電力供給制御を行うため、ゼロクロスタイミングを正確に検知する必要がある。一方、電源装置には、電源ラインのノイズを除去するために、交流電源の2つのライン間にアクロス・ザ・ラインコンデンサ(以下、Xコンデンサという)が設けられている場合が多い。ユーザが電源ケーブルを交流電源から引き抜いた際の安全性を考慮してXコンデンサに充電された電荷を短時間で放電するための放電抵抗等の放電手段を設けている。例えば特許文献1では、ゼロクロスタイミングを検知するゼロクロス検知回路の交流電源の2つのライン間の電圧が印加されたゼロクロス検知抵抗を、Xコンデンサを放電する放電抵抗として兼用する構成が開示されている。
しかしながら、上述したゼロクロス検知回路を利用したXコンデンサの放電方法では、Xコンデンサに充電された電圧の極性が正又は負のどちらか一方の場合にのみ、ゼロクロス検知抵抗によるXコンデンサの放電が可能であった。そのため、Xコンデンサに充電された電圧の極性が、ゼロクロス検知抵抗による放電ができない電圧の極性の場合には、Xコンデンサに充電された電荷を放電させるために別の放電手段が必要となる課題がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、簡易な構成で、Xコンデンサに充電された電荷を放電させることを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)交流電源から交流電圧が入力される第一のラインと第二のラインの間に接続された第一のコンデンサと、前記第一のラインと前記第二のラインを介して入力される前記交流電圧を全波整流する整流手段と、前記整流手段の出力端とグラウンドとの間に設けられた第二のコンデンサと、前記交流電圧のゼロクロスを検知するゼロクロス検知手段と、前記ゼロクロスの検知を行わない第一の状態と、前記ゼロクロスの検知を行う第二の状態と、を切り替えて、前記ゼロクロス検知手段を制御する制御手段と、を備える電源装置であって、前記ゼロクロス検知手段は、前記第一のライン及び前記第二のラインと前記整流手段の前記出力端に接続され、前記第二のコンデンサに充電された電荷を放電する放電部と、一端を前記放電部に接続され、前記放電部を介して入力される前記交流電圧のゼロクロスを検知するための検知抵抗と、前記検知抵抗の他端と前記整流手段の前記出力端に接続され、前記検知抵抗に生じる電圧に基づいて、前記交流電圧のゼロクロスを検知する検知部と、を有し、前記第一のコンデンサに充電された電荷は、前記第一の状態のときには前記放電部、前記検知抵抗、前記検知部、前記整流手段を介して放電され、前記第二の状態のときには、前記放電部、前記整流手段を介して放電されることを特徴とする電源装置。
(2)記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記(1)に記載の電源装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、簡易な構成で、Xコンデンサに充電された電荷を放電させることができる。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[画像形成装置の構成]
図1は、電子写真方式の画像形成装置10の一例である、ブラックのトナーを用いて画像形成が行われるモノクロプリンタの概略構成を示す断面図である。図1において、給紙カセット11に積載された記録材である記録紙は、ピックアップローラ12によって1枚ずつ給紙カセット11から給送され、給紙ローラ13によってレジストレーションローラ14へと搬送される。そして、レジストレーションローラ14に搬送された記録紙は、所定のタイミングで、更に転写ローラ20へと搬送される。画像形成部であるプロセスカートリッジ15は、帯電部16、現像手段としての現像ローラ17、クリーニング手段であるクリーナ18、及び感光体である感光ドラム19により、一体的に構成されている。そして、以下に説明する公知の一連の電子写真プロセス処理によって、未定着トナー像が搬送された記録紙上に形成される。感光ドラム19は、帯電部16によって、その表面を一様に帯電された後、露光手段であるスキャナユニット21により画像信号に基づいた露光が行われる。スキャナユニット21内のレーザダイオード22から出射されるレーザ光は、回転多面鏡23により偏向され、反射ミラー24を経て、感光ドラム19を走査することにより、感光ドラム19上に潜像が形成される。感光ドラム19上に形成された潜像は、現像ローラ17によってトナーが付着され、トナー像として可視化される。そして、感光ドラム19上のトナー像は、転写ローラ20によって、レジストレーションローラ14から搬送されてきた記録紙に転写される。トナー像が転写された記録紙は、定着装置100に搬送され、記録紙上の未定着トナー像は、定着装置100により加熱、加圧処理が行われ、記録紙に定着される。そして、記録紙は、中間排紙ローラ26、排紙ローラ27によって、画像形成装置10の外に排出され、一連のプリント動作が終了する。
図1は、電子写真方式の画像形成装置10の一例である、ブラックのトナーを用いて画像形成が行われるモノクロプリンタの概略構成を示す断面図である。図1において、給紙カセット11に積載された記録材である記録紙は、ピックアップローラ12によって1枚ずつ給紙カセット11から給送され、給紙ローラ13によってレジストレーションローラ14へと搬送される。そして、レジストレーションローラ14に搬送された記録紙は、所定のタイミングで、更に転写ローラ20へと搬送される。画像形成部であるプロセスカートリッジ15は、帯電部16、現像手段としての現像ローラ17、クリーニング手段であるクリーナ18、及び感光体である感光ドラム19により、一体的に構成されている。そして、以下に説明する公知の一連の電子写真プロセス処理によって、未定着トナー像が搬送された記録紙上に形成される。感光ドラム19は、帯電部16によって、その表面を一様に帯電された後、露光手段であるスキャナユニット21により画像信号に基づいた露光が行われる。スキャナユニット21内のレーザダイオード22から出射されるレーザ光は、回転多面鏡23により偏向され、反射ミラー24を経て、感光ドラム19を走査することにより、感光ドラム19上に潜像が形成される。感光ドラム19上に形成された潜像は、現像ローラ17によってトナーが付着され、トナー像として可視化される。そして、感光ドラム19上のトナー像は、転写ローラ20によって、レジストレーションローラ14から搬送されてきた記録紙に転写される。トナー像が転写された記録紙は、定着装置100に搬送され、記録紙上の未定着トナー像は、定着装置100により加熱、加圧処理が行われ、記録紙に定着される。そして、記録紙は、中間排紙ローラ26、排紙ローラ27によって、画像形成装置10の外に排出され、一連のプリント動作が終了する。
モータ30(図中、Mと表示)は、定着装置100等の各装置の駆動系に駆動力を付与する。また、定着装置100への電力供給は、後述する交流電源201のゼロクロスタイミングに基づいて、位相制御、波数制御、若しくは位相制御波形を含む複数周期に渡る制御方法により制御されている。電源装置200は、画像形成装置10で用いられる電源装置であり、電源ケーブル50を介して商用電源等の交流電源201(図中、ACと表示)と接続されている。なお、電源装置200が適用可能な画像形成装置は、図1に例示したものに限定されず、例えば複数の画像形成部を備えるカラープリンタのような画像形成装置であってもよい。更に、感光ドラム19上のトナー像を中間転写ベルトに転写する一次転写部と、中間転写ベルト上のトナー像を記録紙に転写する二次転写部を備える画像形成装置であってもよい。
[電源装置の構成]
図2は、実施例1の電源装置200の回路構成を説明する図である。交流電源201(図中、ACと表示)は、第一のラインであるライブ側ライン(図中、LIVEと表示)と、第二のラインであるニュートラル側ライン(図中、NEUTRALと表示)間に交流電圧を出力している。交流電源201より入力された交流電圧は、ブリッジダイオードBD1により全波整流され、電解コンデンサC2により平滑される。なお、ブリッジダイオードBD1と電解コンデンサC2は整流平滑手段を構成する。電解コンデンサC2で平滑された直流電圧の電位のうち、電位が高い側をDCH、電位が低い側をDCLとする。
図2は、実施例1の電源装置200の回路構成を説明する図である。交流電源201(図中、ACと表示)は、第一のラインであるライブ側ライン(図中、LIVEと表示)と、第二のラインであるニュートラル側ライン(図中、NEUTRALと表示)間に交流電圧を出力している。交流電源201より入力された交流電圧は、ブリッジダイオードBD1により全波整流され、電解コンデンサC2により平滑される。なお、ブリッジダイオードBD1と電解コンデンサC2は整流平滑手段を構成する。電解コンデンサC2で平滑された直流電圧の電位のうち、電位が高い側をDCH、電位が低い側をDCLとする。
第一の変換手段であるDC/DCコンバータ1(以下、コンバータ1という)は、絶縁型DC/DCコンバータである。コンバータ1は、一次側に入力される、コンデンサC2に充電された直流電圧(DCL〜DCH間に印加された直流電圧)を変換して、二次側に直流電圧V1を出力する。また、コンバータ1は、不図示の補助巻線に第一の直流電圧である電源電圧Vccを出力する。第一のコンデンサであるコンデンサC1はXコンデンサであり、2つの電源ライン間、即ちライブ側ラインとニュートラル側ラインとの間に配置され、ノイズ除去を目的としたコンデンサである。抵抗R2は、XコンデンサであるコンデンサC1(以下、XコンデンサC1ともいう)を放電するために用いるXコンデンサの放電抵抗である。また、一端がブリッジダイオードBD1の出力端であるDCL(電解コンデンサC2で平滑された直流電圧の電位の低い側の電源ライン)に接続され、他端がグラウンド(図中、GNDと表示)に接続(接地)されたコンデンサC3は、Yコンデンサである。第二のコンデンサであるコンデンサC3(以下、YコンデンサC3ともいう)は、ノイズ対策用に設けられている。
制御手段である制御部203は、電源装置200の制御を行うCPUである。なお、ここでは、電源装置200の制御は制御部203が行っているが、図1で説明した画像形成装置10の不図示のCPUであるコントローラが電源装置200の制御を行う構成でもよい。制御部203による制御の詳細については後述する。ゼロクロス検知回路202は、後述するYコンデンサ放電部206、2つの電源ライン間の電圧が印加されるゼロクロス検知抵抗R1、ゼロクロス検知部205から構成されている。ゼロクロス検知回路202は、交流電源201の交流電圧のゼロクロスタイミングを検知し、制御部203にゼロクロス信号(以下、Zerox信号という)を出力する。
前述した定着装置100は、記録紙上の未定着トナー像を加熱するためにヒータ(不図示)を有している。画像形成装置10では、ヒータに交流電源201から電力供給することにより、ヒータの温度制御が行われる。また、交流電源201からヒータへの電力供給及び遮断を行うために、半導体スイッチである双方向サイリスタ(トライアック)やリレーが交流電源201から定着装置100への電力供給路に設けられている。画像形成装置10の不図示のコントローラは、Zerox信号の立ち上がり及び立ち下がりのエッジを検知することにより、交流電源201の交流電圧のゼロクロスタイミングを検知する。そして、不図示のコントローラは、検知されたゼロクロスタイミングをトリガにして、例えばトライアックをオンオフすることにより、交流電源201から定着装置100のヒータへの電力供給を制御する。これにより、定着装置100のヒータの温度制御が行われる。
[Xコンデンサの放電方法]
次に、XコンデンサC1に充電された電荷を放電する方法について説明する。ユーザが交流電源201と電源装置200とを接続する電源ケーブル50を電源コンセントから引き抜いた際に、XコンデンサC1に電荷が充電されている場合がある。そのため、ユーザが電源ケーブル50の端子等に触れて感電することを防止するには、XコンデンサC1に充電された電荷を放電する手段が必要となる。本実施例では、XコンデンサC1に充電された電荷を放電するための第一の放電手段としてXコンデンサC1の放電抵抗R2を用い、第二の放電手段として、後述するゼロクロス検知回路202を用いる。これにより、電源装置200は、第一の放電手段及び第二の放電手段のいずれか一方が故障した場合にも、XコンデンサC1の電荷を放電可能な回路構成になっている。
次に、XコンデンサC1に充電された電荷を放電する方法について説明する。ユーザが交流電源201と電源装置200とを接続する電源ケーブル50を電源コンセントから引き抜いた際に、XコンデンサC1に電荷が充電されている場合がある。そのため、ユーザが電源ケーブル50の端子等に触れて感電することを防止するには、XコンデンサC1に充電された電荷を放電する手段が必要となる。本実施例では、XコンデンサC1に充電された電荷を放電するための第一の放電手段としてXコンデンサC1の放電抵抗R2を用い、第二の放電手段として、後述するゼロクロス検知回路202を用いる。これにより、電源装置200は、第一の放電手段及び第二の放電手段のいずれか一方が故障した場合にも、XコンデンサC1の電荷を放電可能な回路構成になっている。
[ゼロクロス検知回路の電源電圧]
続いて、電源装置200のゼロクロス検知回路202に供給される電源電圧について、図2を参照して説明する。ゼロクロス検知回路202の電源電圧として用いる電圧Vccは、コンバータ1の不図示の補助巻線から出力される電源電圧である。電源電圧Vccは、フォトカプラPC1の一次側フォトトランジスタを介して、ゼロクロス検知部205、及びYコンデンサ放電部206に供給される。スイッチ手段であるフォトカプラPC1の動作は、制御部203から出力されるStandby信号(スタンバイ信号)により制御される。制御部203は、画像形成装置10がゼロクロスタイミングを検知可能なプリント時やスタンバイ時には、Standby信号にHigh(ハイレベル)状態を設定し、省エネルギー状態の場合には、Standby信号にLow(ローレベル)状態を設定する。制御部203がStandby信号をHigh状態に設定すると、フォトカプラPC1の二次側ダイオードに電流が流れ、一次側フォトトランジスタがオン状態となる。その結果、ゼロクロス検知回路202のゼロクロス検知部205及びYコンデンサ放電部206に電源電圧Vccが供給され、交流電源201から入力される交流電圧のゼロクロスタイミングを検知可能な状態になる。一方、制御部203がStandby信号にLow状態を設定すると、フォトカプラPC1の二次側ダイオードに電流が流れなくなり、一次側フォトトランジスタはオフ状態となる。その結果、ゼロクロス検知回路202に電源電圧Vccが供給されない状態になり、交流電圧のゼロクロスタイミングを検知することができない状態になる。
続いて、電源装置200のゼロクロス検知回路202に供給される電源電圧について、図2を参照して説明する。ゼロクロス検知回路202の電源電圧として用いる電圧Vccは、コンバータ1の不図示の補助巻線から出力される電源電圧である。電源電圧Vccは、フォトカプラPC1の一次側フォトトランジスタを介して、ゼロクロス検知部205、及びYコンデンサ放電部206に供給される。スイッチ手段であるフォトカプラPC1の動作は、制御部203から出力されるStandby信号(スタンバイ信号)により制御される。制御部203は、画像形成装置10がゼロクロスタイミングを検知可能なプリント時やスタンバイ時には、Standby信号にHigh(ハイレベル)状態を設定し、省エネルギー状態の場合には、Standby信号にLow(ローレベル)状態を設定する。制御部203がStandby信号をHigh状態に設定すると、フォトカプラPC1の二次側ダイオードに電流が流れ、一次側フォトトランジスタがオン状態となる。その結果、ゼロクロス検知回路202のゼロクロス検知部205及びYコンデンサ放電部206に電源電圧Vccが供給され、交流電源201から入力される交流電圧のゼロクロスタイミングを検知可能な状態になる。一方、制御部203がStandby信号にLow状態を設定すると、フォトカプラPC1の二次側ダイオードに電流が流れなくなり、一次側フォトトランジスタはオフ状態となる。その結果、ゼロクロス検知回路202に電源電圧Vccが供給されない状態になり、交流電圧のゼロクロスタイミングを検知することができない状態になる。
ところで、前述した特許文献1で開示されている電源装置と同様に、本実施例の電源装置200では、交流電源201から入力された交流電圧を全波整流するブリッジダイオードBD1の後段に、YコンデンサC3を有している。YコンデンサC3を有している電源装置200では、交流電源201の交流電圧の正確なゼロクロスタイミングを検知するためには、YコンデンサC3を放電する必要がある。そのため、電源装置200には、YコンデンサC3を放電するための放電抵抗R3、R4を有するYコンデンサ放電部206が設けられている。
[Yコンデンサ放電部]
次に、Yコンデンサ放電部206について説明する。前述したYコンデンサC3に充電された電荷(充電電圧)がうまく放電されないと、充電された電荷によりゼロクロス検知部205により検知されるゼロクロスタイミングがずれてしまう。そのため、YコンデンサC3に充電された電荷を放電させて、ゼロクロスタイミングを精度よく検知するためにYコンデンサ放電部206が設けられている。Yコンデンサ放電部206では、電源装置200のライブ(LIVE)側ラインは、第一の放電部を構成するダイオードD1のアノード端子に接続され、カソード端子は第一の放電部を構成するYコンデンサC3の放電抵抗R3の一端に接続されている。放電抵抗R3の他端は高耐圧のスイッチング素子であるトランジスタQ1のコレクタ端子に接続され、トランジスタQ1のエミッタ端子はYコンデンサC3に接続されている。また、トランジスタQ1のベース端子はプルアップ抵抗R9(以下、抵抗R9という)を介して電源電圧Vccに接続されている。
次に、Yコンデンサ放電部206について説明する。前述したYコンデンサC3に充電された電荷(充電電圧)がうまく放電されないと、充電された電荷によりゼロクロス検知部205により検知されるゼロクロスタイミングがずれてしまう。そのため、YコンデンサC3に充電された電荷を放電させて、ゼロクロスタイミングを精度よく検知するためにYコンデンサ放電部206が設けられている。Yコンデンサ放電部206では、電源装置200のライブ(LIVE)側ラインは、第一の放電部を構成するダイオードD1のアノード端子に接続され、カソード端子は第一の放電部を構成するYコンデンサC3の放電抵抗R3の一端に接続されている。放電抵抗R3の他端は高耐圧のスイッチング素子であるトランジスタQ1のコレクタ端子に接続され、トランジスタQ1のエミッタ端子はYコンデンサC3に接続されている。また、トランジスタQ1のベース端子はプルアップ抵抗R9(以下、抵抗R9という)を介して電源電圧Vccに接続されている。
一方、電源装置200のニュートラル(NEUTRAL)側ラインは、第二の放電部を構成するダイオードD2のアノード端子に接続され、ダイオードD2のカソード端子は、第二の放電部を構成するYコンデンサC3の放電抵抗R4の一端に接続されている。放電抵抗R4の他端は、トランジスタQ1のコレクタ端子に接続されている。上述したゼロクロスタイミングを検知可能な状態では、電源電圧Vccから抵抗R9を介してトランジスタQ1のベース端子に電流が流れ、トランジスタQ1は導通状態となる。その結果、YコンデンサC3の放電抵抗R3、R4に電流が流れる状態となり、ゼロクロス検知回路202は交流電源201のゼロクロスタイミングを精度よく検知することができる。なお、抵抗R9はトランジスタQ1を駆動するためのプルアップ抵抗、抵抗R8はトランジスタQ1を保護するための抵抗である。
ところで、ゼロクロス検知回路202が交流電源201のゼロクロスタイミングを精度よく検知するためには、放電抵抗R3、R4の抵抗値をYコンデンサC3の容量に対して十分小さくする必要がある。しかし、放電抵抗R3、R4の抵抗値を小さくすると、放電抵抗R3、R4には交流電源201からの交流電圧が印加されるため、抵抗値が小さいと、逆に消費電力が大きくなってしまう。そのため、電源装置200の電源OFF(オフ)時やスリープ時など、消費電力を抑える必要がある省エネルギー状態では、高耐圧のトランジスタQ1をオフ状態にすることにより、放電抵抗R3、R4に流れる電流を遮断する必要がある。なお、本実施例では、トランジスタQ1に、高耐圧のバイポーラトランジスタを用いているが、例えばFET(電界効果トランジスタ)やリレーなど他のスイッチ手段を用いてもよい。
[第一の状態における回路動作]
次に、電源OFF時やスリープ時などの画像形成を行わない軽負荷状態で、消費電力を抑えた省エネルギー状態である第一の状態での電源装置200の回路動作について説明する。省エネルギー状態ではStandby信号がLow状態であるため、上述したように、電源電圧Vccがゼロクロス検知回路202に供給されない状態となる。そのため、ゼロクロス検知部205では、プルアップ抵抗R6(以下、抵抗R6という)、フォトカプラPC2の一次側ダイオード、トランジスタQ2のコレクタ端子には電流が流れない状態となり、消費電力を抑えることができる。また、Yコンデンサ放電部206では、トランジスタQ1は遮断状態となるため、ライブ側ラインから放電抵抗R3を介して流れる電流、及びニュートラル側ラインから放電抵抗R4を介して流れる電流は遮断され、消費電力を抑えることができる。また、第一の状態では、フォトカプラPC2の二次側フォトトランジスタは常に遮断状態(オフ状態)となるため、制御部203に入力されるZerox信号は常にHigh(ハイレベル)状態となる。その結果、第一の状態は、ゼロクロスタイミングが検知できない状態となる。
次に、電源OFF時やスリープ時などの画像形成を行わない軽負荷状態で、消費電力を抑えた省エネルギー状態である第一の状態での電源装置200の回路動作について説明する。省エネルギー状態ではStandby信号がLow状態であるため、上述したように、電源電圧Vccがゼロクロス検知回路202に供給されない状態となる。そのため、ゼロクロス検知部205では、プルアップ抵抗R6(以下、抵抗R6という)、フォトカプラPC2の一次側ダイオード、トランジスタQ2のコレクタ端子には電流が流れない状態となり、消費電力を抑えることができる。また、Yコンデンサ放電部206では、トランジスタQ1は遮断状態となるため、ライブ側ラインから放電抵抗R3を介して流れる電流、及びニュートラル側ラインから放電抵抗R4を介して流れる電流は遮断され、消費電力を抑えることができる。また、第一の状態では、フォトカプラPC2の二次側フォトトランジスタは常に遮断状態(オフ状態)となるため、制御部203に入力されるZerox信号は常にHigh(ハイレベル)状態となる。その結果、第一の状態は、ゼロクロスタイミングが検知できない状態となる。
[第二の状態における回路動作]
続いて、画像形成装置10のスタンバイ時やプリント時などの画像形成が実行される、又は実行可能な重負荷状態で、ゼロクロスタイミングを検知可能な状態である第二の状態での電源装置200の回路動作について説明する。ゼロクロスタイミングを検知可能な状態では、Standby信号がHigh(ハイレベル)状態に設定されるため、上述したように、ゼロクロス検知部205及びYコンデンサ放電部206に電源電圧Vccが供給される。これにより、ゼロクロス検知回路202では、交流電源201のゼロクロスタイミングを検知可能な状態となる。
続いて、画像形成装置10のスタンバイ時やプリント時などの画像形成が実行される、又は実行可能な重負荷状態で、ゼロクロスタイミングを検知可能な状態である第二の状態での電源装置200の回路動作について説明する。ゼロクロスタイミングを検知可能な状態では、Standby信号がHigh(ハイレベル)状態に設定されるため、上述したように、ゼロクロス検知部205及びYコンデンサ放電部206に電源電圧Vccが供給される。これにより、ゼロクロス検知回路202では、交流電源201のゼロクロスタイミングを検知可能な状態となる。
交流電源201から供給されるライブ側ラインの電位がニュートラル側ラインの電位より高い場合には、ダイオードD1、ゼロクロス検知抵抗R1を介して、ゼロクロス検知部205のトランジスタQ2のベース端子にベース電流が流れる。その結果、トランジスタQ2がオンし、導通状態となると、フォトカプラPC2の一次側ダイオードは、アノード端子に印加される電圧が低下するために非導通状態となり、フォトカプラPC2の二次側フォトトランジスタはオフし、遮断状態となる。そして、フォトカプラPC2の二次側フォトトランジスタが遮断状態になると、コンバータ1の出力V1によって、プルアップ抵抗R7を介してZerox信号の電圧が上昇し、制御部203には、High(ハイレベル)状態のZerox信号が入力される。なお、トランジスタQ2のベース端子に接続された抵抗R5及びコンデンサC5は、トランジスタQ2の動作タイミングの調整のために設けられている。
一方、ライブ側ラインの電位がニュートラル側ラインの電位より低い場合には、ダイオードD2、放電抵抗R4を介して流れる電流は、トランジスタQ1へと流れる。このとき、DCLの電位とライブ側ラインの電位は同じ電位であるため、放電抵抗R3には電圧が印加されない状態となるため、トランジスタQ2のベース端子には電流が流れず、トランジスタQ2は遮断状態(オフ状態)となる。トランジスタQ2が遮断状態になると、フォトカプラPC2の一次側ダイオードは、電源電圧Vccから抵抗R6を介して電流が流れることにより導通状態となり、フォトカプラPC2の二次側フォトトランジスタも導通状態となる。そして、フォトカプラPC2の二次側フォトトランジスタが導通状態になると、コンバータ1の出力電圧V1からプルアップ抵抗R7を介して、フォトカプラPC2の二次側フォトトランジスタに電流が流れる。その結果、Zerox信号の電圧が低下し、制御部203にはLow(ローレベル)状態のZerox信号が入力される。このように、ライブ側ラインとニュートラル側ラインの電位が切り替わる毎に、Zerox信号のHigh(ハイレベル)状態とLow(ローレベル)状態が切り替わる。制御部203は、Zerox信号のローレベルからハイレベルへの立ち上がり、及びハイレベルからローレベルへの立ち下がりを検知することで、交流電源201のゼロクロスタイミングを検知することができる。ゼロクロスタイミングを検知可能な状態である第二の状態では、前述した第一の状態と比べて、抵抗R6、フォトカプラPC2の一次側ダイオード、トランジスタQ2のコレクタ端子、放電抵抗R3、放電抵抗R4を流れる電流によって、消費電力が増大する。
[第一の状態、第二の状態におけるXコンデンサの放電]
ゼロクロス検知回路202を用いた、電源装置200の第一の状態、及び第二の状態におけるXコンデンサC1の放電方法について説明する。まず、電源装置200が省エネルギー状態である第一の状態における放電方法について説明する。第一の状態において、XコンデンサC1の充電状態が正極性(ライブ側ラインの電位がニュートラル側ラインより高い)の場合には、XコンデンサC1の電荷は、ダイオードD1、ゼロクロス検知抵抗R1、ブリッジダイオードBD1を介して放電される。一方、XコンデンサC1の充電状態が負極性(ライブ側ラインの電位がニュートラル側ラインより低い)の場合には、XコンデンサC1の電荷は次のような電流経路で放電される。即ち、XコンデンサC1の電荷は、ダイオードD2、放電抵抗R4、放電抵抗R3、ゼロクロス検知抵抗R1、ブリッジダイオードBD1を介して放電される。なお、第一の状態の場合には、ゼロクロス検知抵抗R1を流れる電流は、トランジスタQ2のベース−エミッタ間ダイオードを介して、ブリッジダイオードBD1へと流れる。
ゼロクロス検知回路202を用いた、電源装置200の第一の状態、及び第二の状態におけるXコンデンサC1の放電方法について説明する。まず、電源装置200が省エネルギー状態である第一の状態における放電方法について説明する。第一の状態において、XコンデンサC1の充電状態が正極性(ライブ側ラインの電位がニュートラル側ラインより高い)の場合には、XコンデンサC1の電荷は、ダイオードD1、ゼロクロス検知抵抗R1、ブリッジダイオードBD1を介して放電される。一方、XコンデンサC1の充電状態が負極性(ライブ側ラインの電位がニュートラル側ラインより低い)の場合には、XコンデンサC1の電荷は次のような電流経路で放電される。即ち、XコンデンサC1の電荷は、ダイオードD2、放電抵抗R4、放電抵抗R3、ゼロクロス検知抵抗R1、ブリッジダイオードBD1を介して放電される。なお、第一の状態の場合には、ゼロクロス検知抵抗R1を流れる電流は、トランジスタQ2のベース−エミッタ間ダイオードを介して、ブリッジダイオードBD1へと流れる。
次に、電源装置200がゼロクロスタイミングを検知可能な状態である第二の状態における放電方法について説明する。第二の状態において、XコンデンサC1の充電状態が正極性(ライブ側ラインの電位がニュートラル側ラインより高い)の場合には、XコンデンサC1の電荷は、ダイオードD1、放電抵抗R3、トランジスタQ1、ブリッジダイオードBD1を介して放電される。一方、XコンデンサC1の充電状態が負極性(ライブ側ラインの電位がニュートラル側ラインより低い)の場合には、XコンデンサC1の電荷は、ダイオードD2、放電抵抗R4、トランジスタQ1、ブリッジダイオードBD1を介して放電される。このように、電源装置200の第一の状態及び第二の状態で、XコンデンサC1に充電された極性が正極性及び負極性の場合においても、ゼロクロス検知回路202を用いて、XコンデンサC1に充電された電荷を放電することができる。なお、本実施例では、XコンデンサC1の放電に必要な、ゼロクロス検知抵抗R1の抵抗値は、YコンデンサC3の放電抵抗R3、R4の抵抗値よりも大きいものとする。
ところで、省エネルギー状態である第一の状態で、XコンデンサC1に充電された極性が正極性及び負極性の両方の場合に充電された電荷が放電されるためには、ゼロクロス検知抵抗R1の一端はゼロクロス検知部205に接続されていなければならない。そして、ゼロクロス検知抵抗R1の他端は、Yコンデンサ放電部206のダイオードD1と、ダイオードD2によって全波整流された整流後の箇所と接続されていなければならない。即ち、ニュートラル側ラインよりもライブ側ラインの電位が高い場合にはダイオードD1によって整流された後で、かつ、ニュートラル側ラインよりもライブ側ラインの電位が低い場合にはダイオードD2によって整流される後の箇所でなければならない。本実施例では、ゼロクロス検知抵抗R1の一端は、ダイオードD1と放電抵抗R3との接続点に接続され、他端はゼロクロス検知部205に接続されている。例えば、ゼロクロス検知抵抗R1の一端は、ダイオードD2と放電抵抗R4との接続点に接続され、他端はゼロクロス検知部205に接続されているのでもよい。また、ゼロクロス検知抵抗R1の一端がダイオードD1と放電抵抗R3の接点に接続されている場合には、ゼロクロス検知回路202の構成から、直列接続されたダイオードD2と、放電抵抗R4を入れ替えても同様の効果を得ることができる。同様に、ゼロクロス検知抵抗R1の一端がダイオードD2と放電抵抗R4の接点に接続されている場合には、ゼロクロス検知回路202の構成から直列接続されたダイオードD1と放電抵抗R3を入れ替えても同様の効果を得ることができる。ゼロクロス検知回路202に示した、ゼロクロス検知抵抗R1の接続方法は、XコンデンサC1に充電された極性が正極性の場合でも負極性の場合でも充電された電荷を放電するための一例であり、この接続方法に限定されるものではない。
[電源装置の制御シーケンス]
図3は、本実施例の制御部203による、電源装置200の制御シーケンスを示すフローチャートである。図3の処理は、電源装置200の電源スイッチのオン操作や、電源装置200の電源ケーブルの交流電源201との接続等により、電源装置200を電源ON状態へ移行する要求が発生すると起動され、制御部203により実行される。ステップ(以下、Sという)301では、制御部203は、Standby(スタンバイ)信号をLow(ローレベル)状態に設定して、ゼロクロス検知回路202への電力供給(電源電圧Vccの供給)を遮断する。これにより、制御部203は、電源装置200をYコンデンサC3の放電抵抗R3、R4に電流が流れない第一の状態に移行させる。本実施例の電源装置200では、省エネルギー状態であるスリープ状態の場合には、消費電力を低減するために第一の状態となる。
図3は、本実施例の制御部203による、電源装置200の制御シーケンスを示すフローチャートである。図3の処理は、電源装置200の電源スイッチのオン操作や、電源装置200の電源ケーブルの交流電源201との接続等により、電源装置200を電源ON状態へ移行する要求が発生すると起動され、制御部203により実行される。ステップ(以下、Sという)301では、制御部203は、Standby(スタンバイ)信号をLow(ローレベル)状態に設定して、ゼロクロス検知回路202への電力供給(電源電圧Vccの供給)を遮断する。これにより、制御部203は、電源装置200をYコンデンサC3の放電抵抗R3、R4に電流が流れない第一の状態に移行させる。本実施例の電源装置200では、省エネルギー状態であるスリープ状態の場合には、消費電力を低減するために第一の状態となる。
S302では、制御部203は、電源スイッチのオフ操作による電源OFF状態へ移行する要求があるかどうかを判断する。制御部203は、電源OFF状態に移行する要求があると判断した場合には、処理を終了して、電源OFF状態とし、電源OFF状態へ移行する要求がないと判断した場合には処理をS303に進める。S303では、制御部203は、スタンバイ状態へ移行する要求があるかどうかを判断する。制御部203は、スタンバイ状態に移行する要求があると判断した場合には、処理をS304に進め、スタンバイ状態に移行する要求がないと判断した場合には、第一の状態を保持して、処理をS302に戻す。
S304では、制御部203は、Standby(スタンバイ)信号をHigh(ハイレベル)状態に設定して、ゼロクロス検知回路202への電力供給(電源電圧Vccの供給)を行う。これにより、制御部203は、電源装置200を、YコンデンサC3の放電抵抗R3、R4に電流が流れる第二の状態に移行させる。本実施例の電源装置200では、プリント時などのスタンバイ状態の場合には、ゼロクロスタイミングを検知可能な第二の状態となる。
S305では、制御部203は、Zerox信号の立ち上がり及び立ち下がりのタイミングに基づいて、交流電源201のゼロクロスタイミングを検知する。S306では、制御部203は、スリープ状態へ移行する要求があるかどうかを判断する。制御部203は、スリープ状態に移行する要求があると判断した場合には、処理をS301に戻し、スリープ状態に移行する要求がないと判断した場合には、第二の状態を保持して、処理をS305に戻す。
以上説明したように、本実施例の電源装置200では、抵抗値が大きいゼロクロス検知抵抗R1を用いてゼロクロス検知を行っている。更に、高耐圧のトランジスタQ1によって、ゼロクロス検知抵抗R1よりも抵抗値の小さい放電抵抗R3、R4に電流が流れる状態と遮断状態を切り替えている。これにより、1つの高耐圧のトランジスタにより、ゼロクロスタイミングの検知が可能な状態(第二の状態)と、ゼロクロスタイミングの検知はできないが、消費電力を低減できる状態(第一の状態)を切り替えることができる。
また、本実施例では、XコンデンサC1からの電流が放電抵抗R3の整流手段であるダイオードD1、及び放電抵抗R4の整流手段であるダイオードD2による整流後に、ゼロクロス検知抵抗R1に流れる回路構成となっている。これにより、電源装置200が第一の状態及び第二の状態において、XコンデンサC1に充電された極性が正極性及び負極性の両方の場合において、XコンデンサC1に充電された電荷を放電することができる。
更に、消費電力が低減される第一の状態における、ゼロクロス検知回路202の電力消費量は、XコンデンサC1の放電抵抗R2による電力消費量とほぼ同等である。即ち、本実施例では、XコンデンサC1の第一の放電手段としてXコンデンサC1の放電抵抗R2が用いられ、第二の放電手段として、ゼロクロス検知回路202がXコンデンサの放電抵抗R2の代わりに置き換えて用いられる。これにより、例えばゼロクロス検知回路を新たに追加した場合に生じる電力消費量の増加を避けることができる。このように本実施例のゼロクロス検知回路202は、XコンデンサC1に充電された極性が正負のどちらの場合でも放電することができ、簡易なスイッチ手段により、ゼロクロスタイミング検知が可能な状態と、消費電力を低減する状態を切り替えることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、簡易な構成で、Xコンデンサに充電された電荷を放電させることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、簡易な構成で、Xコンデンサに充電された電荷を放電させることができる。
[電源装置の構成]
次に、実施例2の電源装置400について、図4を参照して説明する。図4は、本実施例の電源装置400の構成を示す回路図である。図4に示す電源装置400は、実施例1の電源装置200と比べて、次のような点が異なる。ゼロクロス検知回路402では、実施例1のゼロクロス検知回路202に、交流電源201の電圧を検知する回路を追加した構成となっている。また、電源装置400ではコンバータ1に加え、第二の直流電圧である電圧V2を出力する第二の変換手段であるDC/DCコンバータ2(以下、コンバータ2という)が追加されている。更に、電源装置400には、電圧V2を検知するための分圧回路(第二の電圧検知手段)が追加されている。なお、実施例1の電源装置200と同様の構成については、同一符号を付すことにより、説明を省略する。
次に、実施例2の電源装置400について、図4を参照して説明する。図4は、本実施例の電源装置400の構成を示す回路図である。図4に示す電源装置400は、実施例1の電源装置200と比べて、次のような点が異なる。ゼロクロス検知回路402では、実施例1のゼロクロス検知回路202に、交流電源201の電圧を検知する回路を追加した構成となっている。また、電源装置400ではコンバータ1に加え、第二の直流電圧である電圧V2を出力する第二の変換手段であるDC/DCコンバータ2(以下、コンバータ2という)が追加されている。更に、電源装置400には、電圧V2を検知するための分圧回路(第二の電圧検知手段)が追加されている。なお、実施例1の電源装置200と同様の構成については、同一符号を付すことにより、説明を省略する。
電源装置400では、ブリッジダイオードBD1の後段に、コンバータ1及びコンバータ2が接続されている。実施例1で説明したコンバータ1は、常に直流電圧V1を出力する常夜コンバータである。一方、コンバータ2は電源装置400がスタンバイ状態である第二の状態の場合のみ動作する非常夜の絶縁型DC/DCコンバータであり、一次側の直流電圧(DCL〜DCH間に印加された直流電圧)から二次側に直流電圧V2を出力する。コンバータ2は、Standby(スタンバイ)信号がHigh(ハイレベル)状態で、コンバータ1から電源電圧Vccが供給されると二次側に直流電圧V2を出力する。
また、ゼロクロス検知回路402のYコンデンサ放電部406は、電圧検知部407に交流電源201の交流電圧に応じた直流電圧を出力する。第一の電圧検知手段である電圧検知部407は、交流電源201の交流電圧が低下し、電源装置400が動作を継続できなくなった状態を検知するための電圧検知手段である。
[第二の状態における回路動作]
まず、画像形成装置10のスタンバイ時やプリント時など、ゼロクロスタイミングを検知可能な状態である第二の状態での電源装置400の回路動作について説明する。ゼロクロスタイミングを検知可能な状態では、Standby信号がHigh(ハイレベル)状態に設定されるため、ゼロクロス検知部205及びYコンデンサ放電部406に電源電圧Vccが供給される。これにより、ゼロクロス検知回路402は、交流電源201のゼロクロスタイミングを検知可能な状態となる。
まず、画像形成装置10のスタンバイ時やプリント時など、ゼロクロスタイミングを検知可能な状態である第二の状態での電源装置400の回路動作について説明する。ゼロクロスタイミングを検知可能な状態では、Standby信号がHigh(ハイレベル)状態に設定されるため、ゼロクロス検知部205及びYコンデンサ放電部406に電源電圧Vccが供給される。これにより、ゼロクロス検知回路402は、交流電源201のゼロクロスタイミングを検知可能な状態となる。
Yコンデンサ放電部406において、放電抵抗R3、R4に流れる電流は、トランジスタQ1を介してコンデンサC6に充電される。抵抗R10は、コンデンサC6の放電抵抗である。平滑回路を構成する抵抗R11、コンデンサC7により平滑された直流電圧Vinは、交流電源201の交流電圧に応じた電圧であり、電圧検知部407へ入力される。電圧検知部407は、入力された電圧Vinの電圧値を検知し、検知された電圧値に応じたVout信号をコンバータ2に出力する。交流電源201の交流電圧が低下すると、コンデンサC6への充電電流が低下し、その結果、電圧検知部407に入力される電圧Vinは低下する。電圧検知部407は、入力される電圧Vinが所定の閾値電圧Vth以下(閾値電圧以下)の場合には、Vout信号をLow(ローレベル)状態に設定する。一方、入力される電圧Vinが所定の閾値電圧Vthより高い場合には、電圧検知部407は、Vout信号をHigh(ハイレベル)状態に設定する。
コンバータ2には電源電圧Vcc及びVout信号が入力される。コンバータ2は電源電圧Vccが供給される第二の状態で、かつVout信号がHigh状態の場合には起動され、負荷に供給するための直流電圧V2を出力する。一方、コンバータ2は、電源電圧Vccが供給されない第一の状態や、Vout信号がLow状態の場合には動作を停止し、直流電圧V2は出力されない。
交流電源201の交流電圧が低下して、コンバータ2が電圧V2の出力を停止したことを検知するために、コンバータ2から出力される直流電圧V2を分圧抵抗R12、R13によって分圧した信号であるV2sense信号が制御部203に入力される。制御部203は、V2sense信号の電圧値を検知することにより、コンバータ2が直流電圧V2の出力を停止したこと、即ち、交流電源201から入力される交流電圧が低下したことを検知することができる。なお、ゼロクロス検知部205によるゼロクロスタイミングの検知、及びXコンデンサC1の放電については実施例1と同様であり、ここでの説明を省略する。
[第一の状態における回路動作]
次に、電源OFF時やスリープ時などの省エネルギー状態である第一の状態での電源装置400の回路動作について説明する。第一の状態ではStandby(スタンバイ)信号がLow状態のため、Yコンデンサ放電部406、ゼロクロス検知部205、コンバータ2には電源電圧Vccが供給されない状態となる。そのため、ゼロクロス検知部205では、抵抗R6、フォトカプラPC2の一次側ダイオード、トランジスタQ2のコレクタ端子には電流が流れない状態となり、消費電力を抑えることができる。また、Yコンデンサ放電部406ではトランジスタQ1は遮断状態となるため、ライブ側ラインから放電抵抗R3を介して流れる電流、及びニュートラル側ラインから放電抵抗R4を介して流れる電流は遮断され消費電力を抑えることができる。更に、電圧検知部407による電力消費も低減することができる。また、コンバータ2は、電源電圧Vccが入力されないために動作を停止し、電圧V2は出力されない状態となる。
次に、電源OFF時やスリープ時などの省エネルギー状態である第一の状態での電源装置400の回路動作について説明する。第一の状態ではStandby(スタンバイ)信号がLow状態のため、Yコンデンサ放電部406、ゼロクロス検知部205、コンバータ2には電源電圧Vccが供給されない状態となる。そのため、ゼロクロス検知部205では、抵抗R6、フォトカプラPC2の一次側ダイオード、トランジスタQ2のコレクタ端子には電流が流れない状態となり、消費電力を抑えることができる。また、Yコンデンサ放電部406ではトランジスタQ1は遮断状態となるため、ライブ側ラインから放電抵抗R3を介して流れる電流、及びニュートラル側ラインから放電抵抗R4を介して流れる電流は遮断され消費電力を抑えることができる。更に、電圧検知部407による電力消費も低減することができる。また、コンバータ2は、電源電圧Vccが入力されないために動作を停止し、電圧V2は出力されない状態となる。
[電源装置の制御シーケンス]
図5は、本実施例の制御部203による、電源装置400の制御シーケンスを示すフローチャートである。図5の処理は、電源装置400の電源スイッチのオンや、電源装置400の電源ケーブルの交流電源201との接続等により、電源装置400を電源導通状態へ移行する要求が発生すると起動され、制御部203により実行される。
図5は、本実施例の制御部203による、電源装置400の制御シーケンスを示すフローチャートである。図5の処理は、電源装置400の電源スイッチのオンや、電源装置400の電源ケーブルの交流電源201との接続等により、電源装置400を電源導通状態へ移行する要求が発生すると起動され、制御部203により実行される。
S501では、制御部203は、Standby(スタンバイ)信号をLow(ローレベル)状態に設定して、ゼロクロス検知回路402及びコンバータ2への電力供給(電源電圧Vccの供給)を遮断する。これにより、制御部203は、電源装置400をYコンデンサC3の放電抵抗R3、R4に電流が流れない第一の状態に移行させる。また、電源電圧Vccの供給が遮断されることにより、コンバータ2も動作を停止する。S502、S503は、それぞれ、実施例1の図3のS302、S303の処理と同様であり、ここでの説明を省略する。
S504では、制御部203は、Standby(スタンバイ)信号をHigh(ハイレベル)状態に設定して、ゼロクロス検知回路402、及びコンバータ2への電力供給(電源電圧Vccの供給)を行う。これにより、制御部203は、電源装置400を、YコンデンサC3の放電抵抗R3、R4に電流が流れる第二の状態に移行させる。この状態では、電圧検知部407のコンデンサC6に充電電流が流れ、電圧検知部407によって交流電源201の入力電圧を検知可能な状態となる。また、コンバータ2は、電圧検知部407からのVout信号がHigh(ハイレベル)状態の場合には起動され、直流電圧V2を出力する。更に、制御部203には、コンバータ2から出力された直流電圧V2を分圧したV2sense信号が入力される。
S505では、制御部203は、V2sense信号の電圧値に基づいて、電圧検知部407への入力電圧Vinが閾値電圧である電圧Vthよりも高いかどうかを判断する。前述したように、交流電源201の入力電圧が下がり、電圧検知部407への入力電圧Vinが電圧Vth以下になると、電圧検知部407はVout信号をLow(ローレベル)状態に設定することにより、コンバータ2は動作を停止する。コンバータ2の動作が停止すると、コンバータ2が出力する直流電圧V2の電圧が低下するため、V2sense信号の電圧が所定の電圧以下に低下し、制御部203は、コンバータ2が動作を停止したことを検知することができる。制御部203は、V2sense信号の電圧が所定の電圧以下になったと判断した場合には、処理をS506に進め、V2sense信号の電圧が所定の電圧より高いと判断した場合には、処理をS507に進める。
S506では、制御部203は、交流電源201の入力電圧の低下が生じている異常状態を画像形成装置10に通知する。画像形成装置10は、不図示の表示部に入力電圧の低下が生じている旨の表示を行うことにより、ユーザに異常状態を報知する。そして、制御部203は、電源装置400を省エネルギー状態である第一の状態に移行させるため、Standby(スタンバイ)信号をLow(ローレベル)状態に設定する。これにより、ゼロクロス検知回路402及びコンバータ2への電力供給(電源電圧Vccの供給)が遮断され、制御部203は、電源装置400を放電抵抗R3、R4に電流が流れない遮断状態に移行させる。更に、制御部203は、コンバータ2の動作を停止させ、処理を終了する。
S507、S508の処理は、実施例1のS305、S306の処理と同様であり、ここでの説明を省略する。
上述したように、本実施例の電源装置400は、YコンデンサC3の放電抵抗R3、R4に流れる電流を用いて、交流電源201の電圧を検知する手段を有することを特徴としている。また、本実施例のゼロクロス検知回路402を用いることで、第一の状態及び第二の状態において、Xコンデンサに充電された極性が正極性でも負極性の場合でもXコンデンサに充電された電荷を放電することができる。更に、簡易なスイッチ手段であるトランジスタQ1によって、ゼロクロスタイミング検知及び電圧検知が可能な状態(第二の状態)と、消費電力が低減される状態(第一の状態)を切り替えることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、簡易な構成で、Xコンデンサに充電された電荷を放電させることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、簡易な構成で、Xコンデンサに充電された電荷を放電させることができる。
202 ゼロクロス検知回路
205 ゼロクロス検知部
206 Yコンデンサ放電部
BD1 ブリッジダイオード
C1 Xコンデンサ
R1 ゼロクロス検知抵抗
205 ゼロクロス検知部
206 Yコンデンサ放電部
BD1 ブリッジダイオード
C1 Xコンデンサ
R1 ゼロクロス検知抵抗
Claims (19)
- 交流電源から交流電圧が入力される第一のラインと第二のラインの間に接続された第一のコンデンサと、
前記第一のラインと前記第二のラインを介して入力される前記交流電圧を全波整流する整流手段と、
前記整流手段の出力端とグラウンドとの間に設けられた第二のコンデンサと、
前記交流電圧のゼロクロスを検知するゼロクロス検知手段と、
前記ゼロクロスの検知を行わない第一の状態と、前記ゼロクロスの検知を行う第二の状態と、を切り替えて、前記ゼロクロス検知手段を制御する制御手段と、
を備える電源装置であって、
前記ゼロクロス検知手段は、前記第一のライン及び前記第二のラインと前記整流手段の前記出力端に接続され、前記第二のコンデンサに充電された電荷を放電する放電部と、一端を前記放電部に接続され、前記放電部を介して入力される前記交流電圧のゼロクロスを検知するための検知抵抗と、前記検知抵抗の他端と前記整流手段の前記出力端に接続され、前記検知抵抗に生じる電圧に基づいて、前記交流電圧のゼロクロスを検知する検知部と、を有し、
前記第一のコンデンサに充電された電荷は、前記第一の状態のときには前記放電部、前記検知抵抗、前記検知部、前記整流手段を介して放電され、前記第二の状態のときには、前記放電部、前記整流手段を介して放電されることを特徴とする電源装置。 - 前記整流手段から出力された電圧を第一の直流電圧に変換する第一の変換手段と、
前記放電部及び前記検知部への前記第一の直流電圧の供給と遮断を行うスイッチ手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記第一の状態のときには前記スイッチ手段をオフして前記第一の直流電圧の供給を遮断し、前記第二の状態のときには前記スイッチ手段をオンして前記第一の直流電圧を供給することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。 - 前記放電部は、一端が前記第一のラインに接続され、前記第二のコンデンサを放電する第一の放電部と、一端が前記第二のラインに接続され、前記第二のコンデンサを放電する第二の放電部と、一端が前記第一の放電部及び前記第二の放電部の他端と接続され、他端が前記整流手段の前記出力端に接続されたスイッチング素子と、
を有し、
前記スイッチング素子は、前記第二の状態のときにはオン状態となって前記第一の放電部及び前記第二の放電部からの電流を流し、前記第一の状態のときにはオフ状態となって前記第一の放電部及び前記第二の放電部の電流を遮断することを特徴とする請求項2に記載の電源装置。 - 前記第一のコンデンサに充電された電荷は、前記第二の状態で、かつ前記第一のラインの電位が前記第二のラインの電位よりも高い場合には、前記第一の放電部、前記スイッチング素子を介して放電され、前記第二の状態で、かつ前記第二のラインの電位が前記第一のラインの電位よりも高い場合には、前記第二の放電部、前記スイッチング素子を介して放電されることを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
- 前記第一の放電部及び前記第二の放電部は、それぞれ直列に接続されたダイオードと抵抗とを有し、
前記第一の放電部のダイオードのアノード端子は、前記第一のラインに接続され、
前記第二の放電部のダイオードのアノード端子は、前記第二のラインに接続され、
前記第一の放電部及び前記第二の放電部の抵抗の一端は前記スイッチング素子に接続されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電源装置。 - 前記検知抵抗の一端は、前記第一の放電部の前記ダイオードのカソード端子と前記抵抗との接続点に接続されていることを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
- 前記第一のコンデンサに充電された電荷は、前記第一の状態で、かつ前記第一のラインの電位が前記第二のラインの電位よりも高い場合には、前記第一の放電部の前記ダイオード、前記検知抵抗を介して放電され、前記第一の状態で、かつ前記第二のラインの電位が前記第一のラインの電位よりも高い場合には、前記第二の放電部の前記ダイオード及び前記抵抗、前記第一の放電部の前記抵抗、前記検知抵抗を介して放電されることを特徴とする請求項6に記載の電源装置。
- 前記検知抵抗の一端は、前記第二の放電部の前記ダイオードのカソード端子と前記抵抗との接続点に接続されていることを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
- 前記第一のコンデンサに充電された電荷は、前記第一の状態で、かつ前記第二のラインの電位が前記第一のラインの電位よりも高い場合には、前記第二の放電部の前記ダイオード、前記検知抵抗を介して放電され、前記第一の状態で、かつ前記第一のラインの電位が前記第二のラインの電位よりも高い場合には、前記第一の放電部の前記ダイオード及び前記抵抗、前記第二の放電部の前記抵抗、前記検知抵抗を介して放電されることを特徴とする請求項8に記載の電源装置。
- 前記検知部は、前記検知抵抗に発生する電圧に基づいてゼロクロスを検知し、検知された前記ゼロクロスのタイミングに応じたゼロクロス信号を出力することを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の電源装置。
- 前記放電部のスイッチング素子と前記整流手段の前記出力端との間に設けられ、前記交流電源から入力される前記交流電圧を検知する第一の電圧検知手段を備え、
前記第一の電圧検知手段は、前記第一の放電部の前記抵抗及び前記第二の放電部の前記抵抗に流れる電流を用いて、前記交流電圧を検知することを特徴とする請求項10に記載の電源装置。 - 前記第一の変換手段から出力された前記第一の直流電圧を第二の直流電圧に変換する第二の変換手段を備え、
前記第二の変換手段は、前記第二の状態で、かつ、前記第一の電圧検知手段により検知された前記交流電圧が閾値電圧より高い場合には前記第二の直流電圧を出力し、前記第一の状態の場合、又は前記第一の電圧検知手段により検知された前記交流電圧が前記閾値電圧以下の場合には前記第二の直流電圧の出力を停止することを特徴とする請求項11に記載の電源装置。 - 前記第二の直流電圧を検知するための第二の電圧検知手段を備え、
前記第二の電圧検知手段は、前記第二の直流電圧を分圧するための分圧抵抗を有し、
前記制御手段は、前記分圧抵抗により分圧された電圧が所定の電圧以下の場合には、前記第一の状態に切り替えることを特徴とする請求項12に記載の電源装置。 - 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の電源装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の電源装置と、
前記画像形成手段を制御するコントローラと、
を備え、
前記制御手段は、前記コントローラであることを特徴とする画像形成装置。 - 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
前記画像形成手段を制御するコントローラと、
を備えた画像形成装置であって
請求項13に記載の電源装置を備え、
前記制御手段は、前記コントローラに、前記交流電源の前記交流電圧が前記閾値電圧以下に低下したことを報知することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項10に記載の電源装置と、
記録材にトナー像を形成する画像形成手段と、
前記トナー像を加熱、加圧して、記録材に定着させる定着装置と、
前記定着装置への電力供給、遮断を行うスイッチと、
前記画像形成手段、前記定着装置、前記スイッチを制御するコントローラと、
を備え、
前記コントローラは、前記交流電圧のゼロクロスのタイミングに応じて前記スイッチを制御をすることを特徴とする画像形成装置。 - 前記スイッチは、双方向サイリスタであることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
- 前記第一の状態は、前記画像形成手段が画像形成を行わない状態であり、前記第二の状態は、前記画像形成手段が画像形成を行う状態であることを特徴とする請求項14から請求項18のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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