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JP2017095424A - 化粧料組成物 - Google Patents

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JP2017095424A JP2015231677A JP2015231677A JP2017095424A JP 2017095424 A JP2017095424 A JP 2017095424A JP 2015231677 A JP2015231677 A JP 2015231677A JP 2015231677 A JP2015231677 A JP 2015231677A JP 2017095424 A JP2017095424 A JP 2017095424A
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貞子 西村
Sadako Nishimura
貞子 西村
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Abstract

【課題】保湿性に優れた化粧料組成物を提供する。
【解決手段】ナマコ又はナマコエキス、フコイダン、及び高麗人参又は高麗人参エキスを含有する化粧料組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、化粧料組成物に関し、特に保湿性に優れた化粧料組成物に関する。
近年、化粧品分野において、優れた保湿効果を奏するものが望まれている。従来、保湿効果を奏する成分として、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、ピロリドンカルボン酸塩、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、キチン、キトサンなどが、化粧品に配合され使用されている。
このような保湿性に優れた化粧品として、今まではカタツムリを使用した化粧品などが注目されたことがあったが、最近、ナマコを使用した化粧品も注目されている。
このようなナマコを使用した化粧品としては、例えば、特許文献1には、ナマコの抽出物が発毛促進作用を有することが示されており、当該ナマコ抽出物を毛髪成長促進化粧料の有効成分として利用することが記載されている。
その他でも、各種の植物や動物由来の天然物を化粧品の成分として利用することが報告されており、例えば、特許文献2ではフコイダンを、特許文献3では高麗人参を化粧品の成分として利用することが報告されている。
特許文献2では、低分子フコイダンに弾性線維形成促進能があることが報告され、当該低分子フコイダンを弾性線維形成促進用組成物(化粧料)の有効成分として利用することが記載されている。
特許文献3では、高麗人参果実抽出物をアギタケで発酵させて得られた高麗人参果実アギタケ発酵液が、抗酸化、抗炎症、コラーゲン合成促進、皮膚のしわ改善、美白などの作用を有することが報告され、当該高麗人参果実アギタケ発酵液を化粧料組成物の有効成分として利用することが記載されている。
特開平6-287111号公報 特開2013-35806号公報 特開2015-74655号公報
しかしながら、ナマコのみを有効成分として配合された化粧品と比べて更に保湿性に優れた化粧品が求められている。また、特許文献1〜3には、ナマコ、フコイダン、又は高麗人参を化粧料組成物の有効成分としてそれぞれ利用することが記載されているだけであって、これらを組み合わせて化粧料組成物の成分とすることは具体的に開示されていない。
本発明は、保湿性に優れた化粧料組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、ナマコ又はナマコエキスに、もずくから抽出されたフコイダンと高麗人参又はそのエキスとを添加することにより、上記目的を達成することができるという知見を得た。
本発明は、これら知見に基づき、更に検討を重ねて完成されたものであり、次の化粧料組成物を提供するものである。
項1.ナマコ又はナマコエキス、フコイダン、及び高麗人参又は高麗人参エキスを含有する化粧料組成物。
項2.ナマコ、フコイダン、及び高麗人参を含有する、項1に記載の化粧料組成物。
項3.ナマコエキス、フコイダン、及び高麗人参エキスを含有する、項1に記載の化粧料組成物。
項4.更にオリーブオイルを含有する、項3に記載の化粧料組成物。
項5.前記フコイダンが、もずくからの抽出物である、項1〜4のいずれか一項に記載の化粧料組成物
本発明の化粧料組成物は、優れた保湿性を有している。
以下、本発明について詳細に説明する。
なお、本明細書において「含有する、含む(comprise)」とは、「本質的にからなる(essentially consist of)」という意味と、「からなる(consist of)」という意味をも包含する。
本発明の化粧料組成物は、ナマコ又はナマコエキス、フコイダン、及び高麗人参又は高麗人参エキスを含有することを特徴とする。
本明細書において「ナマコ」(なまこ、海鼠、sea cucumber)とは、ナマコ綱に属する棘皮動物を意味する。本発明で使用する「ナマコ」としては、本発明の効果が得られる限り特に制限されず、いずれの種類のナマコも使用することができる。また、本発明で使用するナマコの部位も特に制限されず、ナマコの全体又は一部のいずれであってもよい。ナマコとしては、生の状態のもの又は乾燥された状態のもののいずれの状態のものも使用することができ、更には必要に応じて(生若しくは乾燥したナマコを)破砕又は粉砕した状態のものを使用することもできる。中でも、本発明では、乾燥粉末状のナマコを使用することが好ましい。
本発明で使用する「ナマコエキス」とは、各種溶媒により前述するナマコから抽出されたエキスを意味する。抽出に使用するナマコとしては、乾燥粉末状のナマコを使用することが好ましい。抽出に使用する溶媒としては、例えば、水、エタノール等のアルコール類、ジエチルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル等のエステル類、酢酸等の有機酸、オリーブオイル等の油脂などが挙げられ、これらの溶媒は1種単独又は2種以上を組み合わせて使用することができる。中でも、油脂が好ましく、そのような油脂としては、特に制限なく使用できるが、オリーブオイルが特に好ましい。抽出は、ナマコに溶媒を添加し、攪拌した後、遠心分離により上清を得る方法、ろ紙によるろ過を行い、ろ液を得る方法等により実施することができる。本発明の「ナマコエキス」には、ナマコからの抽出液だけでなく、当該抽出液を濃縮した濃縮液も包含される。
本発明の化粧料組成物におけるナマコ又はナマコエキスの含量は、本発明の効果が得られる限り特に限定されないが、化粧料組成物全量中、好ましくは0.01〜40重量%、より好ましくは0.1〜20重量%、特に好ましくは1〜10重量%の範囲から適宜選択することが可能である。
本明細書において「フコイダン(fucoidan)」(フコイジン(fucoidin))とは、L−フコースがα−1,2結合で連なった多糖類(α−1,3結合やα−1,4結合も少量存在し、通常フコース残基のC4位に硫酸基が結合しており、構成糖としてはグルクロン酸などのウロン酸やガラクトース、キシロース、ラムノース、マンノースなどの中性糖を含んでいてもよい)を意味する。フコイダンは、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体(cladosiphon novae-caledoniae polysaccharide)と称されることもある。フコイダンは、コンブ、ワカメ、もずくなどの褐藻類に多く含まれる。フコイダンを含む褐藻類としては、例えば、もずく(沖縄もずく、糸もずく、石もずく、太もずくなど)、メカブ、ワカメ、ガゴメ、アラメ、マコンブなどが挙げられる。本発明で使用する「フコイダン」は、本発明の効果が得られる限り特に制限されず、いずれの生物(動物、植物、微生物、海藻など)由来のフコイダンも使用することができ、合成されたものであってもよい。中でも、褐藻類、特にもずく由来のフコイダンが好適に使用される。また、本発明で使用するフコイダンの分子量も特に制限されない。
本発明で使用する「フコイダン」は、単離されたもの、又は海藻などからの抽出物である粗精製物のいずれであってもよい。さらに、フコイダンを含む海藻そのものをフコイダンとして使用することもできる。海藻からのフコイダンの抽出及び精製は、公知の方法を利用することにより実施することができる。例えば、海藻を熱水抽出し、この抽出液を遠心分離、ろ過、脱塩などの工程に付すことによって精製されたフコイダンを得ることができる。このようにして得られたフコイダンを、更にアルコール沈殿、凍結乾燥、スプレードライ等の工程に付することもできる。
本発明の化粧料組成物におけるフコイダンの含量は、本発明の効果が得られる限り特に限定されないが、化粧料組成物全量中、好ましくは0.01〜25重量%、より好ましくは0.1〜10重量%、特に好ましくは0.5〜3重量%の範囲から適宜選択することが可能である。
本明細書において「高麗人参」(朝鮮人参、オタネニンジン、ginseng)とは、ウコギ科オタネニンジン属(Panax ginseng)の多年生草本を意味する。本発明で使用する「高麗人参」としては、本発明の効果が得られる限り特に制限されず、中国、韓国、日本等のいずれの産地の高麗人参も使用することができる。また、本発明で使用する高麗人参の部位も特に制限されず、高麗人参の全体又は一部(葉、茎、根、種子等)のいずれであってもよい。中でも根が特に好ましい。高麗人参としては、生の状態のもの又は乾燥された状態のもののいずれの状態のものも使用することができ、更には必要に応じて(生若しくは乾燥した高麗人参を)破砕又は粉砕した状態のものを使用することもできる。中でも、本発明では、乾燥粉末状の高麗人参を使用することが好ましい。
本発明で使用する「高麗人参エキス」とは、各種溶媒により前述する高麗人参から抽出されたエキスを意味する。抽出に使用する高麗人参としては、乾燥粉末状の高麗人参を使用することが好ましい。抽出に使用する溶媒としては、例えば、水、エタノール等のアルコール類、ジエチルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル等のエステル類、酢酸等の有機酸、オリーブオイル等の油脂などが挙げられ、これらの溶媒は1種単独又は2種以上を組み合わせて使用することができる。中でも、油脂が好ましく、そのような油脂としては、特に制限無く使用できるが、オリーブオイルが特に好ましい。抽出は、高麗人参に溶媒を添加し、攪拌した後、遠心分離により上清を得る方法、ろ紙によるろ過を行い、ろ液を得る方法等により実施することができる。本発明の「高麗人参エキス」には、高麗人参からの抽出液だけでなく、当該抽出液を濃縮した濃縮液も包含される。
本発明の化粧料組成物における高麗人参又は高麗人参エキスの含量は、本発明の効果が得られる限り特に限定されないが、化粧料組成物全量中、好ましくは0.01〜25重量%、より好ましくは0.1〜10重量%、特に好ましくは0.5〜3重量%の範囲から適宜選択することが可能である。
本発明の化粧料組成物の実施形態としては、(1)ナマコ、フコイダン、及び高麗人参を含有する化粧料組成物、(2)ナマコエキス、フコイダン、及び高麗人参エキスを含有する化粧料組成物などが挙げられる。
上記(2)の化粧料組成物は、例えば、ナマコ、フコイダン、及び高麗人参について溶媒により一度に抽出を行って得られた抽出液を化粧料組成物の成分として添加することで製造することができる。この場合、フコイダンについては溶解することで、ほぼ全量が抽出液に移ると考えられる。ここで使用する溶媒としては、好ましくは油脂、特に好ましくはオリーブオイルである。
本発明の化粧料組成物には、動物(ヒトを含む)の皮膚、粘膜、体毛、頭髪、頭皮、爪、歯、顔皮、口唇等に適用されるあらゆる化粧料組成物が含まれる。
本発明の化粧料組成物には、上記ナマコ又はナマコエキス、フコイダン、及び高麗人参又は高麗人参エキス以外に、通常化粧料に用いられる成分、例えば、美白剤、保湿剤、酸化防止剤、油性成分、紫外線吸収剤、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成分、色材、水性成分、水、各種皮膚栄養剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリグリセリン、グリセリン、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールなどの多価アルコール類;グルコース、マルトース、スクロース、マルチトール、ソルビトール、マンニトール、キシリトールなどの糖類;ヒアルロン酸プロピレングリコールなどが挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、アスコルビン酸及びその誘導体、α−トコフェロール及びその誘導体、エリソルビン酸、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類、重亜硫酸、亜硫酸、チオ乳酸、チオ硫酸、チオグリコール酸、L−システイン、N−アセチル−L−システインなどが挙げられる。
油性成分としては、例えば、オリーブ油、マカデミアナッツ油、ツバキ油、アボカド油などの油脂;カルナバロウ、キャンデリラロウ、ホホバ油、ミツロウ、ラノリンなどのロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、スクワレン、スクワランなどの炭化水素;メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、オクタメチルシクロペンタシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサンなどのシリコーン類;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセロール、オレイン酸2−オクチルドデシル、トリイソステアリン酸グリセロール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセロール、オレイン酸2−オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリイソステアリン酸グリセロール、2−エチルヘキサン酸ジグリセリド、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル、イソステアリン酸エチルなどの脂肪酸エステル;ミネラルオイルなどが挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステルなどの安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸メチル、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレートなどのアントラニル酸系紫外線吸収剤などが挙げられる。
界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、及びこれらのアルキレンオキシド付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンステロール及びその誘導体、ポリオキシエチレンラノリン及びその誘導体、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、シュガーエステル類などの非イオン界面活性剤;高級脂肪酸石鹸、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルエーテルリン酸エステル、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−アシルグリシン塩、N−アシル−N−メチル−β−アラニン塩、N−アシルグルタミン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルカルボン酸塩、アルキルフェニルエーテルスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸及びその塩、N−アシルサルコシン及びその塩、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸塩などの陰イオン界面活性剤;脂肪酸アミドアミン塩、アルキルアミン塩、エステル含有3級アミン塩などのアミン塩、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、トリアルキル型4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム塩などのアルキル4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩などの環式4級アンモニウム塩、塩化ベンゼトニウムなどの陽イオン界面活性剤などが挙げられる。
増粘剤としては、例えば、ベントナイト、スメクタイトの他、バイデライト系、ノントロナイト系、ヘクトライト系、サポナイト系、ソーコナイト系、スチーブンサイト系などの粘度鉱物;カラギーナン、キサンタンガム、アラビアガム、グアーガム、カラヤガム、トラガントガム、アミロース、アミロペクチン、アガロース、プルラン、デキストラン、アミロース、アミロペクチン、アガロース、プルラン、コンドロイチン硫酸、ペクチン酸ナトリウム、アルギン酸、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられる。
アルコール類としては、例えば、エタノール、イソプロパノール、ブタノールなどの低級アルコール;1,3−ブタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、グリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどの多価アルコール類などが挙げられる。
本発明の化粧料組成物の剤型は、水溶液系、可溶化系、粉末系、油液系、乳化系、ゲル系、軟膏系、エアゾール系、水−油2層系、水−油−粉末3層系等、幅広い剤型を採り得る。
本発明の化粧料組成物の用途も任意であり、例えば基礎化粧品であれば、洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、オイル、ジェル、エッセンス、美容液、パック、マスク等が挙げられ、メークアップ化粧品であれば、ファンデーション、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ等が挙げられ、ネイル化粧料であれば、マニキュア、ベースコート、トップコート、除光液等が挙げられる。
本発明の化粧料組成物は、優れた保湿性を有している上に、肌荒れ改善効果、小じわ改善効果、肌のはりを与える効果、しっとり感の持続効果なども有している。
以下、本発明を更に詳しく説明するため実施例を挙げる。しかし、本発明はこれら実施例等になんら限定されるものではない。
実施例1(クリーム)
油相(ミネラルオイル、ワセリン、パラフィン及び(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル)を撹拌しながら80℃に加熱した。そして、撹拌をしながらナマコ粉末、高麗人参粉末、もずくから抽出されたフコイダン及びトコフェロールを添加した後、温度を下げて室温で静置し処方例1の化粧料組成物(クリーム)を調製した。
実施例2(オイル)
ナマコ粉末、高麗人参粉末、及びもずくから抽出されたフコイダンをオリーブオイルに浸漬することにより抽出を実施した。抽出後、不溶物をろ過により除去し、得られた物をイソステアリン酸エチルに加えて処方例2の化粧料組成物(オイル)を調製した。
実施例1及び2の各試料を使用して、以下の試験例を実施した。結果をそれぞれ表1及び2に示す。
試験例
<保湿性試験>
評価パネル10人が最初に洗顔を実施した後、恒温恒湿室(気温23℃、湿度60%)で20分間、環境に馴化させた。その後、実施例1及び2の各試料と比較例1(ワセリン(クロラータムV、クローダジャパン株式会社))及び比較例2(オリーブオイル(オーガニック精製オリーブオイル、香栄興業株式会社))をそれぞれ塗布し、洗顔前、塗布直後、塗布1時間後、3時間後に角層水分量を高性能水分計MY-808(スカラ株式会社)により測定した。10名の平均値を求め、以下の評価基準で評価した。なお、評価は全て、23℃、湿度60%の恒温恒湿の一定条件下で実施した。
○:洗顔前と比べて水分量が高い
×:洗顔前と比べて水分量が低い
<肌荒れ改善評価>
評価パネル10人が上記のように各試料を塗布して肌荒れの改善について下記のように判定した。10名の平均値を求め、平均値3以上を肌荒れ改善効果のある化粧料と評価した。
4:良好である
3:やや良好である
2:あまり良好でない
1:良好でない
<小じわ改善評価>
評価パネル10人が上記のように各試料を塗布して小じわの改善について下記のように判定した。10名の平均値を求め、平均値3以上を小じわ改善効果のある化粧料と評価した。
4:良好である
3:やや良好である
2:あまり良好でない
1:良好でない
<肌のはり評価>
評価パネル10人が上記のように各試料を塗布して肌のはりについて下記のように判定した。10名の平均値を求め、平均値3以上を肌のはりを与える効果のある化粧料と評価した。
4:良好である
3:やや良好である
2:あまり良好でない
1:良好でない
<しっとり感の持続評価>
評価パネル10人が上記のように各試料を塗布してしっとり感の持続について下記のように判定した。10名の平均値を求め、平均値3以上をしっとり感の持続に効果のある化粧料と評価した。
4:良好である
3:やや良好である
2:あまり良好でない
1:良好でない
Figure 2017095424
Figure 2017095424
上記の結果から本発明の化粧料組成物は保湿性に優れている上に、肌荒れ改善効果、小じわ改善効果、肌のはりを与える効果及びしっとり感の持続効果を有していることが分かる。
処方例
以下、本発明の処方例を示す。以下の配合量は重量%を示す。
処方例1(クリーム)
ワセリン 30
パラフィン 20.4
(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル 6.5
フコイダン 2
オタネニンジン根エキス 1
ナマコエキス 3
トコフェロール 0.1
ミネラルオイル 残分
合 計 100.0
処方例2(オイル)
ナマコ粉末100 g、オタネニンジン根粉末40 g、及びクラドシホンノバエカレドニアエ多糖体(モズクより抽出したフコイダン)40 gを漬け込んだオリーブ果実油500 gをイソステアリン酸エチル500 gに加えることによりオイルを調製できる。
処方例3(ローション)
流動パラフィン 15.0
ミツロウ 2.0
ラノリン 1.5
セスキオレイン酸ソルビタン 2.5
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0
1,2−ヘキサンジオール 1.0
1,2−オクタンジオール 0.05
ナマコエキス 4.0
オタネニンジン根エキス 1.6
クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体(モズクより抽出したフコイダン) 1.6
ヒアルロン酸プロピレングリコールエステル 0.2
プロピレングリコール 3.0
精油 適量
精製水 残分
合 計 100.0

Claims (5)

  1. ナマコ又はナマコエキス、フコイダン、及び高麗人参又は高麗人参エキスを含有する化粧料組成物。
  2. ナマコ、フコイダン、及び高麗人参を含有する、請求項1に記載の化粧料組成物。
  3. ナマコエキス、フコイダン、及び高麗人参エキスを含有する、請求項1に記載の化粧料組成物。
  4. 更にオリーブオイルを含有する、請求項3に記載の化粧料組成物。
  5. 前記フコイダンが、もずくからの抽出物である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
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