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JP2017083999A - 車両の制御装置 - Google Patents

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山田 純一
Junichi Yamada
純一 山田
田邊 圭樹
Yoshiki Tanabe
圭樹 田邊
近藤 暢宏
Nobuhiro Kondo
暢宏 近藤
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Daimler AG
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Abstract

【課題】車両の加減速をより精度良く予測することにより、車両の制御を最適化することができる車両の制御装置を提供すること。【解決手段】他車両群の他車両群走行情報を取得する外部情報取得部(31)と、自車両の自車両走行情報を取得する内部情報取得部(15、17、18、19)と、前記外部情報取得部から取得された他車両群走行情報のうちの前記自車両が走行している第1経路における第1走行情報と前記自車両走行情報とを比較して前記自車両の運転傾向を学習する学習部(41)と、前記外部情報取得部から取得された他車両群走行情報のうちの前記自車両が走行を予定する第2経路における第2走行情報及び前記自車両の運転傾向を基に、前記第2経路における前記自車両の走行状態を予測する走行状態予測部(42)と、予測された前記自車両の走行状態に基づいて前記自車両を制御する制御部(13)と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の制御装置に係り、詳しくはテレマティクス等により得た交通情報及び自車両の走行情報を利用して車両制御の最適化を図る技術に関する。
従来から、車両の加速又は減速を予測し、当該予測に基づいて車両のデバイス制御、及び走行制御を行うことが提案されている。例えば、特許文献1には、前方車両との距離、照度、傾斜度、ドライバ情報(ステアリングの把持力、頭部位置、及び視線方向等)を加減速と関連付けてデータを蓄積し、当該蓄積されたデータに基づき今後の加減速を予測することが開示されている。また、特許文献2には、同一の位置における車速及び加減速の傾向を複数回記憶して分離処理を行い、記憶したデータの多峰性が有る場合に、車両の走行パターンごとに加減速の傾向を学習し、当該学習によって得られる学習値に基づいて運転支援を行うことが開示されている。
特許第5077084号公報 特開2015−54580号公報
しかしながら、実際の車両の加減速は、走行経路における渋滞、信号、事故、及び一時的な道路工事等の様々な外部環境の影響を受けると共に、このような様々な状況下における運転者の運転特性も複合的に作用することになる。従って、外部環境のみから車両の加減速を予測したり、或いは同一の位置における車速及び加減速を複数回記憶して学習するだけでは、車両の加減速の予測の精度を向上することに限界があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、車両の加減速をより精度良く予測することにより、車両の制御を最適化することができる車両の制御装置を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することができる。
本適用例に係る車両の制御装置は、各経路における他車両群の平均車速情報及び平均加減速情報を含む他車両群走行情報を取得する外部情報取得部と、自車両の車速情報及び加減速情報を含む自車両走行情報を取得する内部情報取得部と、前記外部情報取得部から取得された他車両群走行情報のうちの前記自車両が走行している第1経路における第1走行情報と前記自車両走行情報とを比較して前記自車両の運転傾向を学習する学習部と、前記外部情報取得部から取得された他車両群走行情報のうちの前記自車両が走行を予定する第2経路における第2走行情報及び前記自車両の運転傾向を基に、前記第2経路における前記自車両の走行状態を予測する走行状態予測部と、前記走行状態予測部によって予測された前記自車両の走行状態に基づいて前記自車両を制御する制御部と、を有する。
上記した車両の制御装置において、前記学習部は、前記第1走行情報と前記自車両走行情報との偏差に基づき前記自車両の運転傾向を学習してもよい。
上記手段を用いる本発明によれば、車両の加減速をより精度良く予測することができ、更には車両の制御の最適化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る制御装置を搭載するハイブリッド車両の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置によるハイブリッド車両の制御を示す制御フローである。 本発明の一実施形態に係る制御装置によるハイブリッド車両の制御を説明するための概略図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る制御装置を搭載するハイブリッド車両の概略構成図であり、同図に基づき説明する。
ハイブリッド車両1は、いわゆるパラレル型ハイブリッドシステムとして構成されており、本実施形態においては冷凍トラックを想定する。なお、以下の説明では、ハイブリッド車両1を単に車両1とも称する。
車両1には走行用の動力源としてディーゼルエンジン(以下、エンジンという)2、及び発電機としても作動可能なモータ3(電動機)が搭載されている。エンジン2の出力軸にはクラッチ4が連結され、クラッチ4にはモータ3の回転軸を介して自動変速機5の入力側が連結されている。自動変速機5の出力側にはプロペラシャフト6を介して差動装置7が連結され、差動装置7には駆動軸8を介して左右の駆動輪9が連結されている。
自動変速機5は一般的な手動変速機をベースとしてクラッチ4の断接操作及び変速段の切換操作を自動化したものであり、本実施形態では、前進12速後退1速の変速段を有している。当然ながら、自動変速機5の構成はこれに限るものではなく任意に変更可能であり、例えば手動式変速機として具体化してもよいし、2系統の動力伝達系を備えたいわゆるデュアルクラッチ式自動変速機として具体化してもよい。
モータ3は、具体的には永久磁石が貼り付けられたロータと三相コイルが巻回されたステータとを備えた同期発電電動機である。すなわち、モータ3は、エンジン2に代わって自動変速機5にその駆動力を伝達することができ、更にはエンジン2の駆動や駆動輪9側からの逆駆動により発電する。例えば、車両1の減速時や降坂路での走行時には、駆動輪9側からの逆駆動によりモータ3が発電機として作動する(回生制御)。また、モータ3は、所定の配線を介して電力変換装置10と接続されている。
電力変換装置10は、一般的なインバータ及びコンバータを備えており、所定の配線を介してバッテリ11と接続されている。すなわち、電力変換装置10はモータ3及びバッテリ11と電気的に接続されている。従って、電力変換装置10は、バッテリ11から供給される直流電力を交流電力に変換してモータ3に供給可能であるとともに、モータ3から供給される交流電力を整流してバッテリ11へ供給可能である。
モータ3が発生する上記駆動力は上記クラッチ4の断接状態に関わらず駆動輪9側に伝達され、これに対してエンジン2が発生する駆動力はクラッチ4の接続時に限って駆動輪9側に伝達される。従って、クラッチ4の切断時には、上記のようにモータ3が発生する正側または負側の駆動力が駆動輪9側に伝達されて車両1が走行する。また、クラッチ4の接続時には、エンジン2及びモータ3の駆動力が駆動輪9側に伝達されたり、或いはエンジン2の駆動力のみが駆動輪9側に伝達されたりして車両1が走行する。
車両ECU13は車両全体を統合制御するための制御回路である。そのために車両ECU13には、アクセルペダル14の操作量θaccを検出するアクセルセンサ15、ブレーキペダル16の踏込操作を検出するブレーキスイッチ17、車両1の速度(車速)Vを検出する車速センサ18、エンジン2の回転速度Neを検出するエンジン回転速度センサ19、及びモータ3の回転速度Nmを検出するモータ回転速度センサ20等の各種センサ・スイッチ類が接続されている。本実施形態においては、これらの各種センサ・スイッチ類が、車両1の車速情報及び加速情報を含む自車両走行情報を取得するための内部情報取得部として機能することになる。
また、車両ECU13には、図示はしないがクラッチ4を断接操作するアクチュエータ、及び自動変速機5を変速操作するアクチュエータ等が接続されると共に、エンジン制御用のエンジンECU22、電力変換装置10を制御するための電力変換ECU23、バッテリ11を管理するバッテリECU24、及び車両1の荷台における冷凍機を構成する冷凍用コンプレッサ25を制御するためのコンプレッサECU26が接続されている。
更に、車両ECU13には、車両1の外部に設置されているデータサーバ(図示せず)に対して、無線通信網を介して車両1に関する各種の情報(すなわち、自車両走行情報)を送信し、或いは無線通信網を介して当該データサーバから交通情報、複数の他車両に関する情報(すなわち、他車両群走行情報)、及びその他の各種情報(例えば、車両群密度)を受信するための送受信部31が接続されている。すなわち、本実施形態における送受信部31は、各経路における他車両群の平均車速情報及び平均加速情報を含む他車両群走行情報を取得することができる外部情報取得部として機能することになる。なお、送受信部31は、他車両に対して自車両走行情報を直接的に送信し、他車両の走行情報を直接的に受信できるような機能を備えていてもよい。
そして、車両ECU13には、上述した他車両群走行情報、自車両走行情報、交通情報、及びその他の各種情報を記憶するための記憶部32が接続されている。例えば、記憶部32は、当該情報の短期的及び長期的な保存を可能とする一般的な半導体メモリである。
車両ECU13は、運転者によるアクセル操作量θacc等に基づき車両1を走行させるために必要な要求トルクを算出し、その要求トルクやバッテリ11のSOC等に基づき車両1の走行モードを選択する。本実施形態では走行モードとして、エンジン2の駆動力のみを用いるE/Gモード、モータ3の駆動力のみを用いるEVモード、及びエンジン2及びモータ3の駆動力を共に用いるHEVモードが設定されており、その何れかの走行モードを車両ECU13が選択するようになっている。
車両ECU13は選択した走行モードに基づき、要求トルクをエンジン2やモータ3が出力すべきトルク指令値に換算する。例えばHEVモードでは要求トルクをエンジン2側及びモータ3側に配分した上で、その時点の変速段に基づきエンジン2及びモータ3のトルク指令値を算出する。また、E/Gモードでは要求トルクを変速段に基づきエンジン2へのトルク指令値に換算し、EVモードでは要求トルクを変速段に基づきモータ3へのトルク指令値に換算する。
そして、車両ECU13は選択した走行モードを実行すべく、EVモードでは上記クラッチ4を切断し、E/Gモード及びHEVモードではクラッチ4を接続した上で、エンジンECU22及び電力変換ECU23にトルク指令値を適宜出力する。また、車両1の走行中において車両ECU13は、アクセル操作量θaccや車速V等に基づき図示しないシフトマップから目標変速段を算出し、この目標変速段を達成すべく、アクチュエータによりクラッチ4の断接操作及び変速段の切換操作を実行する。
一方、エンジンECU22は、車両ECU13から入力された走行モード及びトルク指令値を達成するように噴射量制御や噴射時期制御を実行する。例えばE/GモードやHEVモードでは、正側のトルク指令値に対してエンジン2に駆動力を発生させ、負側のトルク指令値に対してエンジンブレーキを発生させる。また、EVモードの場合には、燃料噴射の中止によりエンジン2を停止保持状態、またはアイドル運転状態とする。
また、電力変換ECU23は、車両ECU13から入力された走行モード及びトルク指令値を達成するように、電力変換装置10を介してモータ3を制御する。例えばEVモードやHEVモードでは、正側のトルク指令値に対してモータ3を力行制御して正側の駆動力を発生させ、負側のトルク指令値に対してはモータ3を回生制御して負側の駆動力を発生させる。また、E/Gモードの場合には、モータ3の駆動力を0に制御する。また、バッテリECU24は、バッテリ11の温度、バッテリ11の電圧、電力変換装置10とバッテリ11との間に流れる電流等を検出し、これらの検出結果からバッテリ11のSOCを逐次算出して車両ECU13に出力する。
本実施形態においては、車両ECU13は、送受信部31から取得された他車両群走行情報であって、自車両である車両1が走行中の経路(第1経路)における第1走行情報と、上述した内部情報取得部を構成する各種センサから取得された車両1の現在の自車両走行情報とを比較し、車両1の運転傾向を学習する学習部41を含んでいる。また、車両ECU13は、送受信部31から取得された他車両群走行情報であって、車両1が走行を予定する走行予定経路(第2経路)における第2走行情報、及び学習部41によって得られる車両1の運転傾向に基づいて、第2経路における車両1の走行状態を予測する走行状態予測部42を含んでいる。
より具体的に、学習部41は、当該第1経路における他車両群走行情報の平均車速情報と、当該第1経路における自車両走行情報の車速情報との偏差を算出する。また、学習部41は、当該第1経路における他車両群走行情報の平均加減速情報と、当該第1経路における自車両走行情報の加減速情報との偏差も算出する。学習部41は、これらの算出した偏差により、他車両群と比較した車両1の運転傾向を学習することになる。換言すると、学習部41は、同一経路を走行する車両1と他車両とを比較してその差を算出することにより、車両1の運転者の癖及び特徴等を学習することになる。例えば、学習部41は、車両1の車速が他車両群の平均車速よりも大きい場合に、車両1の運転者がスピードを出す癖があると学習したり、車両1の加減速の変動が他車両群の平均加減速の変動よりも大きい場合に、車両1の運転者の運転が荒いことを学習する。なお、学習部41によって得られる運転傾向は、記憶部32に記憶されることになる。
一方、走行状態予測部42は、当該第2経路における他車両群走行情報の平均車速情報及び平均加減速情報に基づいて把握される第2経路の道路状況に対して、当該第1経路における車両1の運転傾向を照らし合わせ、第2経路における車両1の走行状態を予測することになる。換言すると、走行状態予測部42は、第2経路の道路状況及び第1経路における車両1の運転傾向から、車両1が第2経路においてどのように走行するかを予測することになる。例えば、走行状態予測部42は、第2経路における他車両群の平均速度が比較的に大きく(すなわち、通常の一般道路における速度より大きい場合)、且つ平均加減速が比較的に小さい場合であって、第1経路における車両1の運転傾向が他車両よりも低速で走行すると学習していると、第2経路において車両1が他車両よりも低速で走行し続け、SOCが高い状態を維持されると予測する。
このようにして予測される車両1の走行状態は、走行予定先の交通情報のみや、走行中の自車両走行情報のみを用いて予測されておらず、走行中に得られる自車両の運転傾向を走行予定先の交通情報に照らし合わせて走行状態を予測するため、今後の車両1の走行状態をより精度良く予測することができる。すなわち、車両1の加減速をより高精度に予測することが可能になる。
そして、車両ECU13は、走行状態予測部42によって予測された車両1の走行状態に基づき、車両1の制御を行うことになる。すなわち、車両ECU13は、走行状態予測部42によって予測された車両1の走行状態に基づいて車両1を制御する制御部として機能することになる。例えば、第2経路においてSOCが高く且つバッテリ11への更なる充電が可能と予測された場合には、第2経路に到達する前にバッテリ11に充電された電力を使用するような制御をすることができる。より具体的には、車両ECU13が、エンジン2よりモータ3を優先的に駆動させて、バッテリ11のSOCを事前に低下するような制御を行ってもよい。また、車両ECU13が、冷凍用コンプレッサ25に対してより多くの電力を供給して高い駆動力を得られるように、コンプレッサECU26を制御してもよい。一方、現在のSOCが低く、第2経路においてSOCが低下すると予測された場合には、第2経路に到達する前にバッテリ11に電力を充電できるような走行をするような制御を行ってもよい。より具体的には、車両ECU13が、モータ3よりエンジン2を優先的に駆動させて、バッテリ11のSOCを事前に増加するような制御を行ってもよい。また、車両ECU13が、冷凍用コンプレッサ25への電力供給を低下させて駆動力を抑えるように、コンプレッサECU26を制御してもよい。なお、上述した制御以外にも、一般的なHEV制御、排ガス処理の制御、排熱回収の制御、エアコンプレッサの制御等の様々な車両制御の最適化を図ってもよい。
以上のことから、外部情報取得部として機能する送受信部31、内部情報取得部として機能する各種のセンサ及びスイッチ、車両1の運転傾向を学習する学習部41、車両1の今後の走行状態を予測する走行状態予測部42、並びに車両1の制御を行う車両ECU13により、本実施形態に係る制御装置50が構成されていることになる。このような制御装置50の構成により、車両1の加減速等の車両情報をより精度良く予測して、車両1の制御を最適化することが可能になる。
より具体的な車両1の制御の最適化としては、例えば、車両1の運転者に対応したHEV制御を行うことができる。また、バッテリ11のクーリングエネルギーを最小限に抑えることができる。更に、バッテリ11の温度被ばくを最小限に抑えることができる。
以下において、制御装置50による車両1の制御について、図2及び図3を参照しつつ説明する。ここで、図2は、本実施形態に係る制御装置50による車両1の制御を示す制御フローである。また、図3は、本実施形態に係る制御装置50による車両1の制御を説明するための概略図である。
先ず、車両1の運転者が、車両1の走行経路を設定する(図2:ステップS1)。例えば、車両内のカーナビゲーション等の車両デバイスによって当該設定が行われてもよい。当該車両デバイスは車両ECU13に接続されており、車両ECU13は、車両1の今後の走行経路を認識することが可能となる。また、図3に示すように、車両1の運転者は、送受信部31を介して、データサーバ55から走行経路に関する情報を受信し、当該受信した情報に基づいて走行経路を設定してもよい。その後、車両1の運転が開始され、設定された走行経路(以下、設定経路と称する)に沿って車両1が走行することになる。
次に、設定経路中の任意のエリアである第1経路60に到達すると、車両1は、送受信部31を介して、第1経路60における他車両群走行情報をデータサーバ55から取得する(図2:ステップS2)。当該他車両群走行情報は、例えば、第1経路60を既に通過した他車両61、62から収集した他車両走行情報から構成され、他車両群の平均車速情報及び平均加減速情報を含んでいる。すなわち、データサーバ55において、他車両61、62から送信された他車両走行情報から、他車両群の平均車速情報及び平均加速情報が算出されていることになる。
次に、アクセルセンサ15、ブレーキスイッチ17、車速センサ18、エンジン回転速度センサ19、及びモータ回転速度センサ20等の車両1の内部情報取得部から供給される各種の自車両情報に基づき、第1経路60における車両1の自車両走行情報が取得される(図2:ステップS3)。ここで、車両ECU13によって当該各種の自車両情報が処理されることとなり、車両1の車速情報及び加減速情報を含む自車両走行情報が算出されることなる。なお、第1経路60における自車両走行情報は、送受信部31を介して、データサーバ55に供給されることになり、更には記憶部32において記憶することも可能である。
次に、学習部41により、車両1の運転傾向の学習が行われる(図2:ステップS4)。具体的には、学習部41は、第1経路60における他車両群走行情報の平均車速情報と、第1経路60における自車両走行情報の車速情報との偏差を算出する。また、学習部41は、第1経路60における他車両群走行情報の平均加減速情報と、第1経路60における自車両走行情報の加減速情報との偏差も算出する。学習部41は、これらの算出した偏差により、他車両群と比較した車両1の運転傾向を学習する。そして、学習部41によって得られる車両1の運転傾向は、記憶部32に記憶され、更には送受信部31を介してデータサーバ55に供給されて記憶されてもよい。
次に、車両1は、送受信部31を介して、設定経路の任意のエリアであって第1経路60の前方に位置する第2経路70の他車両群走行情報をデータサーバ55から取得する(図2:ステップS5)。第2経路70における他車両群走行情報は、例えば、第2経路70を既に通過した他車両71、72から収集した他車両走行情報から構成され、他車両群の平均車速情報及び平均加減速情報を含んでいる。すなわち、データサーバ55において、他車両71、72から送信された他車両走行情報から、他車両群の平均車速情報及び平均加速情報が算出されていることになる。
次に、走行状態予測部42により、第2経路70における車両1の走行状態の予測が行われる(図2:ステップS6)。具体的には、走行状態予測部42は、第2経路70における他車両群走行情報の平均車速情報及び平均加減速情報に基づいて把握される第2経路70の道路状況に対して、第1経路60における車両1の運転傾向を照らし合わせ、第2経路70における車両1の走行状態を予測する。
次に、車両ECU13は、予測された第2経路70における車両1の走行状態に基づく、エンジンECU22、電力変換ECU23、バッテリECU24、及びコンプレッサECU26を介して、車両1の制御を行う(図2:ステップS7)。
なお、上述した実施形態において、他車両群走行情報を構成する情報として平均車速情報及び平均加減速情報が説明されていたが、他車両群走行情報はその他の情報も含んでいてもよく、当該その他の情報を鑑みて車両1の運転傾向を学習してもよい。例えば、他車両群走行情報には、車両群密度に関する情報が含まれてもよい。このような車両群密度を考慮し、車両1の運転傾向を補正することにより、走行状態の予測の精度をより一層高めることができる。
また、上述した実施形態において、車両1の運転者が走行経路を設定することが前提となっていたが、高速道路のような走行経路を容易に予測することができる場合には、このような設定操作を省略してもよい。すなわち、高速道路の走行中においては、第1経路60に対して、前方の第2経路70が自動的に決定され、自動的に決定された第2経路70の道路状況に適合する制御が行われることになる。そして、多数の分岐がある一般道路であっても、走行経路の予測が可能な場合には、高速道路を走行する場合と同様に、第2経路70を自動的に決定してもよい。
また、上記実施形態ではハイブリッド車両を前提に説明をしたが、本発明に係る車両の制御装置は、モータのみを駆動源とする電気自動車、エンジンのみを駆動源とする一般的なガソリン車にも適用することができる。
1 ハイブリッド車両(車両)
2 エンジン
3 モータ(電動機)
4 クラッチ
5 自動変速機
6 プロペラシャフト
7 差動装置
8 駆動軸
9 駆動輪
10 電力変換装置
11 バッテリ
13 車両ECU(制御部)
14 アクセルペダル
15 アクセルセンサ
16 ブレーキペダル
17 ブレーキスイッチ
18 車速センサ
19 エンジン回転速度センサ
20 モータ回転速度センサ
22 エンジンECU
23 電力変換ECU
24 バッテリECU
25 冷凍用コンプレッサ
26 コンプレッサECU
31 送受信部(外部情報取得部)
32 記憶部
41 学習部
42 走行状態予測部
50 制御装置

Claims (2)

  1. 各経路における他車両群の平均車速情報及び平均加減速情報を含む他車両群走行情報を取得する外部情報取得部と、
    自車両の車速情報及び加減速情報を含む自車両走行情報を取得する内部情報取得部と、
    前記外部情報取得部から取得された他車両群走行情報のうちの前記自車両が走行している第1経路における第1走行情報と前記自車両走行情報とを比較して前記自車両の運転傾向を学習する学習部と、
    前記外部情報取得部から取得された他車両群走行情報のうちの前記自車両が走行を予定する第2経路における第2走行情報及び前記自車両の運転傾向を基に、前記第2経路における前記自車両の走行状態を予測する走行状態予測部と、
    前記走行状態予測部によって予測された前記自車両の走行状態に基づいて前記自車両を制御する制御部と、を有する車両の制御装置。
  2. 前記学習部は、前記第1走行情報と前記自車両走行情報との偏差に基づき前記自車両の運転傾向を学習する請求項1に記載の車両の制御装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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