JP2017071020A - マニピュレーションシステム、回転アクチュエータ及びマニピュレーションシステムの駆動方法 - Google Patents
マニピュレーションシステム、回転アクチュエータ及びマニピュレーションシステムの駆動方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】容易に微小対象物の回転操作を行うことが可能なマニピュレーションシステム、回転アクチュエータ及びマニピュレーションシステムの駆動方法を提供する。
【解決手段】マニピュレーションシステムは、微小対象物が載置される試料ステージと、微小対象物を保持するための第1キャピラリを備える第1マニピュレータと、第1キャピラリに保持された微小対象物を操作する第2キャピラリを備える第2マニピュレータと、微小対象物を保持する第3キャピラリを回転させる回転機構を備える第3マニピュレータと、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】マニピュレーションシステムは、微小対象物が載置される試料ステージと、微小対象物を保持するための第1キャピラリを備える第1マニピュレータと、第1キャピラリに保持された微小対象物を操作する第2キャピラリを備える第2マニピュレータと、微小対象物を保持する第3キャピラリを回転させる回転機構を備える第3マニピュレータと、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、マニピュレーションシステム、回転アクチュエータ及びマニピュレーションシステムの駆動方法に関する。
バイオテクノロジ分野において、顕微鏡観察下で細胞や卵にDNA溶液や細胞を注入する等のように、微小な対象物に微細な操作を行うマイクロマニピュレーションシステムが知られている。微小対象物を保持するための保持用キャピラリで微小対象物の位置を固定しつつ、操作用キャピラリにより微小対象物に対する操作が行われる。この際、微小対象物のうち操作が行われる部分と操作用キャピラリとの位置を一致させるために、微小対象物を回転させる操作が必要となる場合がある。保持用キャピラリと操作用キャピラリとを使用して微小対象物を回転させる場合、例えば、保持用キャピラリが微小対象物を小さい吸引力で固定しながら、操作用キャピラリを微小対象物に接触させることで回転操作が行われる。
下記特許文献1のマイクロインジェクション装置では、微小対象物を捕捉シャーレのウエル部に供給し、ウエル部の側壁に開口する流路を設けることで微小対象物の回転を実現する。また、下記特許文献2の粒子移動/固定装置は、微小対象物を収容する収容部に電界を発生させ、この電界がもたらす誘電泳動力により、微小対象物を固定または回転させる。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2は、専用の捕捉シャーレや、電界を発生させることが可能な試料ステージ等を用いるため、微小対象物に対する操作が限定される可能性が生じる。保持用キャピラリと操作用キャピラリとを使用して微少対象物を回転させる場合、操作者の高い技術が必要であり、微小対象物が損傷する可能性がある。
本発明は、容易に微小対象物の回転操作を行うことが可能なマニピュレーションシステム、回転アクチュエータ及びマニピュレーションシステムの駆動方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るマニピュレーションシステムは、微小対象物が載置される試料ステージと、前記微小対象物を保持するための第1キャピラリを備える第1マニピュレータと、前記第1キャピラリに保持された前記微小対象物を操作する第2キャピラリを備える第2マニピュレータと、前記微小対象物を保持する第3キャピラリを回転させる回転機構を備える第3マニピュレータと、を有する。
これによれば、第3マニピュレータの第3キャピラリが微小対象物を保持した状態で、回転機構が第3キャピラリを回転駆動させることにより、容易に微小対象物の回転操作を行うことが可能である。また、微小対象物を保持するための第1マニピュレータ及び微小対象物を操作するための第2マニピュレータに加えて第3マニピュレータを設けることで微小対象物の回転操作を実現できるため、第1マニピュレータ、第2マニピュレータ及び試料ステージの変更を少なくすることができ、微小対象物に対する操作が制限されることを抑制できる。
本発明の一態様に係るマニピュレーションシステムにおいて、前記試料ステージの載置面と略平行な面内において、前記第1キャピラリと前記第2キャピラリとは前記微小対象物を挟んで配置されており、前記第3キャピラリは、前記第1キャピラリ及び前記第2キャピラリと異なる位置に配置されている。これによれば、第3キャピラリを設置する位置の自由度が大きいため、第1マニピュレータ、第2マニピュレータ及び試料ステージ等の構成が変更した場合であっても、容易に微小対象物の回転操作を実現することができる。
本発明の一態様に係るマニピュレーションシステムにおいて、前記第3キャピラリの先端部に開口が設けられており、前記開口は前記回転機構の回転中心軸の延長線と交差する。これによれば、微小対象物は、第3キャピラリの開口に保持された際、回転機構の回転中心軸の延長線上に位置する。このため、微小対象物が第3キャピラリの回転により回転操作された場合に、微小対象物の中心位置の変動が抑制される。したがって、微小対象物の回転操作の後、第1マニピュレータによる微小対象物の保持及び第2マニピュレータによる微小対象物の操作を容易に行うことができる。
本発明の一態様に係るマニピュレーションシステムにおいて、前記回転機構は、回転中心軸に沿った貫通孔を有するモータと、前記貫通孔に挿通され、前記第3キャピラリを前記モータの回転中心軸に沿って保持するための軸部材と、を有する。これによれば、第3キャピラリに保持された微小対象物の回転操作を精度よく行うことができる。
本発明の一態様に係るマニピュレーションシステムにおいて、前記第1キャピラリは屈曲部または湾曲部を有し、前記屈曲部または湾曲部よりも前記第1キャピラリの先端側の部分が前記試料ステージに対して略平行方向に延びる。これによれば、第1キャピラリにより微小対象物を容易に保持することが可能である。
本発明の一態様に係る回転アクチュエータは、微小対象物を保持するためのキャピラリと、前記キャピラリを回転させる回転機構と、を備える。これによれば、微小対象物を保持するための第1マニピュレータ及び微小対象物を操作するための第2マニピュレータを備えるマニピュレーションシステムに、微小対象物を回転操作するための回転アクチュエータを追加するのみで微小対象物の回転操作を実現できる。
本発明の一態様に係るマニピュレーションシステムの駆動方法は、微小対象物が載置される試料ステージと、前記微小対象物を保持するための第1キャピラリを備える第1マニピュレータと、前記第1キャピラリに保持された前記微小対象物を操作する第2キャピラリを備える第2マニピュレータと、を有するマニピュレーションシステムの駆動方法であって、前記第1キャピラリが前記微小対象物の保持を停止した際に、第3マニピュレータの第3キャピラリが前記微小対象物を保持するステップと、回転機構が、前記微小対象物を保持する前記第3キャピラリを回転させるステップと、を有する。
これによれば、第3マニピュレータの第3キャピラリが微小対象物を保持した状態で、回転機構が第3キャピラリを回転駆動させることにより、容易に微小対象物の回転操作を行うことが可能である。また、微小対象物を保持するための第1マニピュレータ及び微小対象物を操作するための第2マニピュレータに加えて第3マニピュレータを設けることで微小対象物の回転操作を実現できるため、第1マニピュレータ、第2マニピュレータ及び試料ステージの変更を少なくすることができ、微小対象物に対する操作が制限されることを抑制できる。
本発明によれば、容易に微小対象物の回転操作を行うことが可能である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
図1は、実施形態に係るマニピュレーションシステムの構成を模式的に示す図である。マニピュレーションシステム10は、顕微鏡観察下で微小対象物である試料を操作するためのシステムである。図1において、マニピュレーションシステム10は、顕微鏡ユニット12と、第1マニピュレータ14と、第2マニピュレータ15と、第3マニピュレータ16と、マニピュレーションシステム10を制御するコントローラ43とを備えている。顕微鏡ユニット12の両側に第1マニピュレータ14と第2マニピュレータ15とが分かれて配置されている。第3マニピュレータ16は第2マニピュレータ15に隣り合って配置されているが、これに限定されず、例えば第1マニピュレータ14側に配置されてもよい。
顕微鏡ユニット12は、撮像素子を含むカメラ18と、顕微鏡20と、試料ステージ22とを備えている。試料ステージ22は、シャーレなどの試料保持部材11を支持可能であり、試料保持部材11の直上に顕微鏡20が配置される。顕微鏡ユニット12は、顕微鏡20とカメラ18とが一体構造となっており、試料保持部材11に向けて光を照射する光源(図示は省略している)を備えている。なお、カメラ18は、顕微鏡20と別体に設けてもよい。
試料保持部材11には、試料を含む溶液が収容される。試料保持部材11の試料に光が照射され、試料保持部材11の試料で反射した光が顕微鏡20に入射すると、試料に関する光学像は、顕微鏡20で拡大された後カメラ18で撮像される。カメラ18で撮像された画像を基に試料の観察が可能となっている。
図1に示すように、第1マニピュレータ14は、第1キャピラリ保持部材24と、X‐Y軸テーブル26と、Z軸テーブル28と、X‐Y軸テーブル26を駆動する駆動装置30と、Z軸テーブル28を駆動する駆動装置32とを備える。第1マニピュレータ14は、X軸‐Y軸‐Z軸の3軸構成のマニピュレータである。なお、本実施形態において、水平面内の一方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と交差する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと交差する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。
X‐Y軸テーブル26は、駆動装置30の駆動により、X軸方向又はY軸方向に移動可能となっている。Z軸テーブル28は、X‐Y軸テーブル26上に上下移動可能に配置され、駆動装置32の駆動によりZ軸方向に移動可能となっている。駆動装置30、32は、コントローラ43に接続されている。
第1キャピラリ保持部材24は、Z軸テーブル28に連結され、先端に毛細管チップである第1キャピラリ25が取り付けられている。第1キャピラリ保持部材24は、X‐Y軸テーブル26とZ軸テーブル28の移動に従って3次元空間を移動領域として移動し、試料保持部材11に収容された試料を、第1キャピラリ25を介して保持することができる。すなわち、第1マニピュレータ14は、微小対象物の保持に用いられる保持用マニピュレータであり、第1キャピラリ25は、微小対象物の保持手段として用いられる保持用キャピラリである。
図2は、第1キャピラリの一例を示す断面図である。図2に示すように第1キャピラリ25は第1キャピラリ保持部材24の先端に取り付けられており、第1キャピラリ保持部材24の軸方向と同じ方向に延出する。第1キャピラリ25は、屈曲部25bを有しており、第1キャピラリ保持部材24の軸方向から屈曲部25bで屈曲して、屈曲部25bよりも先端側の部分が、試料ステージ22の載置面22aと略平行な方向に延出する。第1キャピラリ25の先端には開口25aが設けられており、第1キャピラリ保持部材24に接続された吸引ポンプ(図示しない)により第1キャピラリ25の内部空間に吸引圧(陰圧)が生じる。この吸引圧により、微小対象物が第1キャピラリ25の開口25aに保持される。このように第1キャピラリ25が屈曲部25bを有するため、後述する第2マニピュレータ15により微小対象物の操作を行う際に、第1キャピラリ25の開口25aに確実に微小対象物を保持することができる。なお、第1キャピラリ25は、屈曲部25bで先端が曲げられる形状に限られず、湾曲部が設けられて湾曲していてもよい。
図1に示す第2マニピュレータ15は、第2キャピラリ保持部材34と、X‐Y軸テーブル36と、Z軸テーブル38と、X‐Y軸テーブル36を駆動する駆動装置40と、Z軸テーブル38を駆動する駆動装置42とを備える。第2マニピュレータ15は、X軸‐Y軸‐Z軸の3軸構成のマニピュレータである。
X‐Y軸テーブル36は、駆動装置40の駆動により、X軸方向又はY軸方向に移動可能となっている。Z軸テーブル38は、X‐Y軸テーブル36上に上下移動可能に配置され、駆動装置42の駆動によりZ軸方向に移動可能となっている。駆動装置40、42は、コントローラ43に接続されている。
第2キャピラリ保持部材34は、Z軸テーブル38に連結され、先端にガラス製の第2キャピラリ35が取り付けられている。第2キャピラリ保持部材34は、X‐Y軸テーブル36とZ軸テーブル38の移動に従って3次元空間を移動領域として移動し、試料保持部材11に収容された試料を人工操作することが可能である。すなわち、第2マニピュレータ15は、微小対象物の操作(DNA溶液の注入操作や穿孔操作など)に用いられる操作用マニピュレータであり、第2キャピラリ35は、微小対象物の操作手段として用いられる操作用キャピラリである。
X‐Y軸テーブル36とZ軸テーブル38は、第2キャピラリ保持部材34を、試料保持部材11に収容された試料などの操作位置まで粗動駆動する粗動機構(3次元軸移動テーブル)として構成されている。また、Z軸テーブル38と第2キャピラリ保持部材34との連結部には、ナノポジショナとして微動機構44が備えられている。微動機構44は、第2キャピラリ保持部材34をその長手方向(軸方向)に移動可能に支持するとともに、第2キャピラリ保持部材34をその長手方向(軸方向)に沿って微動駆動するように構成される。
図3は、微動機構の一例を示す断面図である。図3に示すように、微動機構44は、第2キャピラリ保持部材34を駆動対象とする圧電アクチュエータ44aを備える。圧電アクチュエータ44aは、筒状のハウジング87と、ハウジング87の軸方向に挿通された第2キャピラリ保持部材34を支持するための転がり軸受80、82と、印加される電圧に応じて第2キャピラリ保持部材34の長手方向に沿って伸縮する圧電素子92とを含む。第2キャピラリ保持部材34の先端側(図3左側)には第2キャピラリ35(図1参照)が取り付けられ固定される。
第2キャピラリ保持部材34は、転がり軸受80、82を介してハウジング87に支持される。転がり軸受80は、内輪80aと、外輪80bと、内輪80aと外輪80bとの間に挿入されたボール80cとを備える。転がり軸受82は、内輪82aと、外輪82bと、内輪82aと外輪82bとの間に挿入されたボール82cとを備える。各外輪80b、82bがハウジング87の内周面に固定され、各内輪80a、82aが中空部材84を介して第2キャピラリ保持部材34の外周面に固定される。このように、転がり軸受80、82は、第2キャピラリ保持部材34を回転自在に支持するようになっている。
中空部材84の軸方向略中央部には、径方向外方に突出するフランジ部84aが設けられている。内輪間座としての該フランジ部84aを挟んで転がり軸受80の内輪80aと転がり軸受82の内輪82aとが配置される。転がり軸受80はフランジ部84aに対して第2キャピラリ保持部材34の軸方向の先端側に配置され、転がり軸受82はフランジ部84aに対して後端側に配置される。このとき、中空部材84とフランジ部84aとは一体となっている。第2キャピラリ保持部材34の外周面にねじ加工が施されており、内輪80aの先端側、及び内輪82aの後端側からロックナット86、86が第2キャピラリ保持部材34に螺合されて、転がり軸受80、82の軸方向位置が固定される。なお、中空部材84の軸方向寸法は、転がり軸受80、82の内輪80a、82aの軸方向寸法と、中空部材84のフランジ部84aの軸方向寸法との合計より小さい。このため、内輪80aの軸方向先端側及び内輪82aの軸方向後端側は中空部材84よりも軸方向に突出する。この結果、内輪80a、82aが直接ロックナット86、86により軸方向に固定されるので、内輪80a、82aの軸方向移動を規制できる。
なお、本実施形態では、中空部材84を設けることで、使用する第2キャピラリ保持部材34と転がり軸受80、82の内径が同一径でなくともよい。一方で、同一径の場合は、中空部材84を省いた構成であってもよい。また、中空部材84とフランジ部84aとは一体に構成したが、別体にしてもよい。さらに、一体となった中空部材84とフランジ部84aとを内輪間座として取り扱ってもよい。
さらに、円環状のスペーサ90は、転がり軸受80、82と同軸に外輪82bの軸方向後端側に配置される。スペーサ90の軸方向後端側には、円環状の圧電素子92がスペーサ90と略同軸に配置され、さらにその軸方向後端側にはハウジング87の蓋88が配置される。蓋88は、圧電素子92を軸方向に固定するためのもので、第2キャピラリ保持部材34が挿通する孔部を有する。この蓋88は、ハウジング87の側面に不図示のボルトにより締結されている。なお、蓋88は、ハウジング87の軸方向後端側の内周面及び蓋88の外周面にねじ加工を施して、両者を螺合することにより固定しても良いが、圧電素子92にねじりモーメントが生じる可能性がある。このため、蓋88はボルト等により締結固定されることが好ましい。なお、圧電素子92は、棒状または角柱状としてスペーサ90の周方向に略等配となるように並べても良く、第2キャピラリ保持部材34を挿通する孔部を有した角筒としても良い。
圧電素子92はスペーサ90を介して転がり軸受82と接している。圧電素子92は、リード線(図示せず)を介して制御回路としてのコントローラ43に接続されている。圧電素子92は、コントローラ43からの印加電圧に応答して第2キャピラリ保持部材34の軸方向に沿って伸縮し、第2キャピラリ保持部材34をその軸方向に沿って微動させるようになっている。第2キャピラリ保持部材34が軸方向に沿って微動すると、この微動が第2キャピラリ35(図1参照)に伝達され、第2キャピラリ35の位置が微調整されることになる。また、圧電素子92により第2キャピラリ保持部材34が軸方向に振動すると、第2キャピラリ35も軸方向に振動する。
このような構成によれば、第2キャピラリ35と圧電素子92とが同軸上に配置されるので、圧電素子92の駆動時に、余分な振動、即ち第2キャピラリ保持部材34の軸方向以外の方向に生じる振動を軽減することができる。ここで、「同軸上」とは、円環状の圧電素子92の中心軸と第2キャピラリ35の中心軸とが一致する場合のみを示すのではなく、中心軸が互いに平行な場合や、第2キャピラリ35の中心軸が円環状の圧電素子92の中心を通る場合を含む。また、図3の圧電アクチュエータ44aは、第2マニピュレータ15及び第2キャピラリ保持部材34に直接固定されるため、第2マニピュレータ15、第2キャピラリ保持部材34への固定のための部品が不要となる。このため、部品数低減による組立性の向上とコスト低減を実現できる。さらに、微動機構44は、圧電アクチュエータ44aと第2キャピラリ保持部材34を直接固定するため、圧電素子92と第2キャピラリ35との距離を短くすることが可能となる。この結果、微小対象物への操作(DNA溶液や細胞の注入操作や穿孔操作など)の際には、より正確な操作が可能となり、圧電素子92による穿孔作用の向上を実現できる。
なお、上述の微動機構44は、微小対象物の操作用の第2マニピュレータ15に設けられるとしているが、もちろん微小対象物の保持用の第1マニピュレータ14にも設けてもよく、後述する回転操作用の第3マニピュレータ16に設けてもよく、省略することも可能である。
図1に示す第3マニピュレータ16は、第3キャピラリ保持部材54と、X‐Y軸テーブル56と、Z軸テーブル58と、X‐Y軸テーブル56を駆動する駆動装置50と、Z軸テーブル58を駆動する駆動装置52とを備える。第3マニピュレータ16は、X軸‐Y軸‐Z軸の3軸構成のマニピュレータである。
X‐Y軸テーブル56は、駆動装置50の駆動により、X軸方向又はY軸方向に移動可能となっている。Z軸テーブル58は、X‐Y軸テーブル56上に上下移動可能に配置され、駆動装置52の駆動によりZ軸方向に移動可能となっている。駆動装置50、52は、コントローラ43に接続されている。
第3キャピラリ保持部材54は、Z軸テーブル58に連結され、先端に毛細管チップである第3キャピラリ55が取り付けられている。第3キャピラリ保持部材54は、X‐Y軸テーブル56とZ軸テーブル58の移動に従って3次元空間を移動領域として移動し、試料保持部材11に収容された微小対象物を、第3キャピラリ55を介して保持しつつ回転操作することができる。すなわち、第3マニピュレータ16は、微小対象物の回転操作に用いられる回転操作用マニピュレータであり、第3キャピラリ55は、微小対象物の保持手段及び回転手段として用いられる回転操作用キャピラリである。
X‐Y軸テーブル56とZ軸テーブル58は、第3キャピラリ保持部材54を、試料保持部材11に収容された試料などの操作位置まで粗動駆動する粗動機構(3次元軸移動テーブル)として構成されている。また、Z軸テーブル58と第3キャピラリ保持部材54との連結部には、回転機構57が備えられている。回転機構57は、第3キャピラリ保持部材54をその長手方向(軸方向)に移動可能に支持するとともに、第3キャピラリ保持部材54をその周方向に回転駆動するように構成されている。
図4は、回転機構の一例を示す断面図である。図4に示すように、回転機構57は、中空のステッピングモータ70と、中空軸部材72とを含む。本実施形態に係る回転アクチュエータ60は、ステッピングモータ70と、中空軸部材72とを含む回転機構57と、回転機構57に接続された第3キャピラリ保持部材54と、第3キャピラリ保持部材54の先端側(図4左側)に取り付けられた第3キャピラリ55を有しており、コントローラ43からのパルス信号に応じて第3キャピラリ55を回転駆動させることができる。
ステッピングモータ70は、回転中心軸70aに沿った貫通孔70bが設けられており、この貫通孔70bに中空軸部材72が挿通されて固定される。中空軸部材72は、回転中心軸70aに沿って延出する筒状の部材である。この中空軸部材72に第3キャピラリ保持部材54が挿通されて固定される。ステッピングモータ70の軸方向の両側に固定部材71a、71bが取り付けられている。固定部材71a、71bは、例えば中空のねじ部材であり、ステッピングモータ70のローター(図示しない)に固定されて、ローター(図示しない)の回転とともに回転する。また、固定部材71a、71bは、中空軸部材72の軸方向の位置を固定して、ステッピングモータ70の回転駆動を中空軸部材72に伝達する。
ステッピングモータ70は、リード線(図示しない)を介して制御回路としてのコントローラ43に接続される。ステッピングモータ70は、コントローラ43から入力されるパルス信号に応答して、中空軸部材72を周方向に回転駆動させる。中空軸部材72の回転に伴って、中空軸部材72の内周面に固定された第3キャピラリ保持部材54及び第3キャピラリ55が回転する。なお、ステッピングモータ70の回転角度及び回転速度等は、入力されるパルス信号のパルス数や周波数により制御される。
中空軸部材72を介して第3キャピラリ保持部材54がステッピングモータ70に固定されるため、貫通孔70bの内径と第3キャピラリ保持部材54の外径とが異なっていてもよい。また、第3キャピラリ保持部材54の後端側(図4右側)にチューブ76を介して吸引ポンプ59が接続される。吸引ポンプ59は、例えばシリンジポンプ等を用いてもよい。
第3キャピラリ保持部材54の内部空間には、チューブ76を通して液体が注入されていてもよい。この液体は、化学的に不活性な液体が好ましく、例えばフッ素系化合物を含むフッ素系不活性液体が用いられる。第3キャピラリ保持部材54の内部空間を液体で満たしているため、吸引ポンプ59により吸引圧(陰圧)をかけたときに、第3キャピラリ55の先端に設けられた開口55aに微小対象物を容易に保持することが可能となる。なお、上述した第1キャピラリ保持部材24についても、内部空間に液体を注入してもよい。
本実施形態において、中空軸部材72は回転中心軸70aを中心に回転する。第3キャピラリ保持部材54及び第3キャピラリ55は、回転中心軸70aの延長線に沿った方向に延出しており、第3キャピラリ55の先端の開口55aは、回転中心軸70aの延長線と交差するように設けられている。第3キャピラリ保持部材54の中心軸及び第3キャピラリ55の中心軸は、ステッピングモータ70の回転中心軸70aと略一致していることがより好ましい。このような構成により、第3キャピラリ55が微小対象物を保持した状態で、微小対象物が回転中心軸70aの延長線上に位置するため、ステッピングモータ70を回転駆動させた場合に、微小対象物の中心位置の変動を抑制して微小対象物の回転操作を容易に行うことができる。
なお、回転アクチュエータ60は、ステッピングモータ70を収納するためのハウジングや第3キャピラリ保持部材54の軸方向の位置を調整するための圧電素子等を備えていてもよい。また、回転機構57は、ステッピングモータ70に限られず、エンコーダ付きDCモータ等の他のモータを用いてもよい。
次に、コントローラ43によるマニピュレーションシステム10の制御について図5を参照して説明する。図5は、マニピュレーションシステムの制御ブロック図である。
コントローラ43は、演算手段としてのCPU(中央演算処理装置)及び記憶手段としてのハードディスク、RAM(Randam Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のハードウェア資源を備える。コントローラ43は、所定のプログラムに基づいて各種の演算を行い、演算結果に従って制御部46Aが各種の制御を行うように駆動指令を出力する。
制御部46Aは、顕微鏡ユニット12の焦点合わせ機構19、第1マニピュレータ14の駆動装置30、駆動装置32、吸引ポンプ29、第2マニピュレータ15の駆動装置40、駆動装置42、圧電素子92、注入ポンプ39、第3マニピュレータ16の駆動装置50、駆動装置52、ステッピングモータ70、吸引ポンプ59を制御し、必要に応じて設けられたドライバやアンプ等を介してそれぞれに駆動指令を出力する。
コントローラ43は、情報入力手段としてキーボード(図示しない)の他にジョイスティック47A、47B、ボタン48A、48B(図1参照)、タッチパネル49が接続されている。コントローラ43は、液晶パネル等の表示部45が接続される。表示部45にはカメラ18で取得した顕微鏡画像や各種制御用画面が表示されるようになっている。なお、タッチパネル49は表示部45の表示画面に重ねて用いられ、操作者が表示部45の表示画像を視認しつつ入力操作を行うことができる。
第1マニピュレータ14、第2マニピュレータ15及び第3マニピュレータ16の各動作は、ジョイスティック47A、47Bの操作による入力情報に基づいて制御される。本実施形態では、ジョイスティック47Aにより第1マニピュレータ14及び第3マニピュレータ16の操作が行われ、ジョイスティック47Bにより第2マニピュレータ15の操作が行われる。ジョイスティック47Aによる第1マニピュレータ14の操作と第3マニピュレータ16の操作との切り替えは、例えば、ボタン48A(図1参照)またはタッチパネル49の操作により行ってもよい。本実施形態では、2本のジョイスティック47A、47Bで操作を行うことが可能であるが、第3マニピュレータ16に対してジョイスティックを用意して、3本のジョイスティックで第1マニピュレータ14、第2マニピュレータ15及び第3マニピュレータ16の操作を行ってもよい。
ジョイスティック47A、47Bは、公知のものを用いることができる。ジョイスティック47A、47Bは、基台と、基台から直立するハンドル部とを備えており、ハンドル部を傾斜させるように操作することで、駆動装置30、40、50のX−Y駆動を行うことができ、ハンドル部をねじることで駆動装置32、42、52のZ駆動を行うことができる。ジョイスティック47A、47Bは、複数のスイッチ部を備えていてもよく、複数のスイッチ部には、吸引ポンプ29、59、注入ポンプ39、圧電素子92、ステッピングモータ70の各駆動の操作機能が割り当てられる。
ジョイスティック47A、47B、ボタン48A、48B(図1参照)、タッチパネル49の操作による入力情報に基づいて、顕微鏡ユニット12のカメラ18、焦点合わせ機構19の各動作の制御を行ってもよい。
図5に示すように、コントローラ43は、さらに画像入力部43A、画像処理部43B、画像出力部43C及び位置検出部43Dを備えている。顕微鏡20を通してカメラ18で撮像した画像信号が画像入力部43Aに入力される。画像処理部43Bは、画像入力部43Aからの画像信号について画像処理を行う。画像出力部43Cは、画像処理部43Bで画像処理された画像情報を表示部45へ出力する。位置検出部43Dはカメラ18で撮像された微小対象物の細胞等の位置や、第1キャピラリ25、第2キャピラリ35、第3キャピラリ55の位置などを画像処理後の画像情報に基づいて検出することができる。画像入力部43A、画像処理部43B、画像出力部43C及び位置検出部43Dは制御部46Aにより制御される。
画像処理部43Bは、例えば、検出対象物の位置を検出するためにエッジ抽出処理やパターンマッチングを行い、その処理結果に基づいて位置検出部43Dが細胞や第1キャピラリ25、第2キャピラリ35及び第3キャピラリ55の位置を検出することができる。位置検出部43Dからの検出位置情報と、あらかじめ設定もしくは作業中に設定された位置情報に基づいて、第1キャピラリ25、第2キャピラリ35及び第3キャピラリ55等の駆動を制御してもよい。
また、制御部46Aは、第1マニピュレータ14、第2マニピュレータ15及び第3マニピュレータ16を所定のシーケンスで自動的に駆動してもよい。かかるシーケンス駆動は、所定のプログラムによるCPUの演算結果に基づいて制御部46Aが順次、それぞれに駆動指令を出力することで行われ、例えば、試料保持部材11で多数の細胞を操作する場合、操作済みの細胞と操作前の細胞との区別のための操作を行うようになっている。
次に、図6、図7、図8を参照して、マニピュレーションシステム10の駆動方法を説明する。図6は、マニピュレーションシステムによる微小対象物の回転操作の一例を示す説明図である。図7は、マニピュレーションシステムによる微小対象物に対する注入操作の一例を示す説明図である。図8は、マニピュレーションシステムの駆動方法を説明するためのフローチャート図である。図6及び図7の各左図は、図1に示す試料ステージ22の上方(Z方向)から見たときの模式平面図であり、各右図は、試料ステージ22の側方(Y方向)から見たときの模式側面図である。
図6、図7、図8は、マニピュレーションシステム10の駆動方法の一例として、微小対象物である細胞100の注入部分100Aに対してDNA溶液を注入する操作を示している。本実施形態において、細胞100は受精卵であり、注入部分100Aは受精卵の内部にある雌性前核である。なお、本実施形態において微小対象物は、顕微鏡観察下でDNA溶液の注入操作や穿孔操作などの操作が行われる対象であり、受精卵に限られず、例えば卵細胞、またはその他の細胞であってもよい。
まず、第1マニピュレータ14の第1キャピラリ25が、試料ステージ22上に載置された試料保持部材11内の細胞100を保持する(図6、ステップST10、図8、ステップST10−1)。第1キャピラリ25が細胞100を保持する際、まず、焦点合わせ機構19(図5参照)が、顕微鏡20(図1参照)の焦点位置を細胞100の中心100Cに一致させる。そして、第1キャピラリ25の先端が顕微鏡20の焦点位置に一致するように、制御部46A(図5参照)が第1キャピラリ25の位置を移動する。これにより、細胞100の中心100CのZ方向(鉛直方向)の位置と第1キャピラリ25の開口25aのZ方向の位置とが一致する。そして、吸引ポンプ29(図5参照)の吸引圧(陰圧)により細胞100が第1キャピラリ25の開口25aに保持される。
制御部46Aは、第2マニピュレータ15の第2キャピラリ35を初期位置に移動する(図8、ステップST10−2)。第2キャピラリ35の先端のY方向の位置は、細胞100の中心100CのY方向の位置と一致し(図6、ステップST10左図参照)、第2キャピラリ35の先端のZ方向の位置は、細胞100の中心100CのZ方向の位置と一致する(図6、ステップST10右図参照)。つまり、第2キャピラリ35の先端の位置が第1キャピラリ25のZ方向の位置及びY方向の位置と一致するように移動操作される。細胞100の注入部分100AのZ方向の位置は、図6のステップST10の右図に示すように、第2キャピラリ35の先端の位置とずれた位置になっている。なお、第3マニピュレータ16の第3キャピラリ55は、細胞100から離間している。第3キャピラリ55は、中心軸55bの延長線が細胞100の中心100Cと交差するように配置される。
次に、制御部46Aは、吸引ポンプ29の吸引を停止して、第1キャピラリ25による細胞100の保持を停止させる(図8、ステップST20−1)。制御部46Aは、第3キャピラリ55を細胞100に近づく方向に移動させて、第3キャピラリ55の開口55aを細胞100に接触させる。細胞100は、吸引ポンプ59の吸引圧により第3キャピラリ55の開口55aに保持される(図8、ステップST20−2)。なお、図8に示すステップST20−1とステップST20−2との順番は異ならせてもよい。すなわち、第3キャピラリ55の開口55aに細胞100が保持された後に、第1キャピラリ25による細胞100の保持を停止してもよい。また、図6に示すように、第1キャピラリ25の開口25aと第3キャピラリ55の開口55aとの間に細胞100が位置するように、第1キャピラリ25と第3キャピラリ55とが配置される。このため第1キャピラリ25と第3キャピラリ55との間で細胞100の受け渡しを容易に行うことができる。
制御部46Aは、第3キャピラリ55が細胞100を保持した状態で、回転機構57のステッピングモータ70(図4参照)を回転駆動させて第3キャピラリ保持部材54及び第3キャピラリ55を周方向に回転させる。これにより、第3キャピラリ55に保持された細胞100の回転操作が行われる(図6、ステップST20、図8、ステップST20−3)。制御部46Aは、細胞100の注入部分100Aが顕微鏡20の焦点位置に一致するように第3キャピラリ55を回転させる。これにより、第1キャピラリ25及び第2キャピラリ35の先端部分のZ方向の位置と、細胞100の注入部分100AのZ方向の位置とが一致する。
このように、第3キャピラリ55が細胞100を保持した状態で、第3キャピラリ55を回転させることにより、容易に細胞100の回転操作を行うことが可能である。回転操作の際に第1キャピラリ25及び第2キャピラリ35の操作を少なくすることができるため、第3マニピュレータ16により容易に回転操作を行うことができ、操作に不慣れな作業者であっても確実に回転操作を行うことができる。また、回転操作の際に第1キャピラリ25及び第2キャピラリ35の操作を少なくすることで、回転操作における細胞100の損傷の発生を抑制することができる。
細胞100の回転操作において、第3キャピラリ55の開口55aは、図4に示すステッピングモータ70の回転中心軸70aの延長線と交差することが好ましい。第3キャピラリ55は、中心軸55bがステッピングモータ70の回転中心軸70aと一致するように配置されることがより好ましい。こうすれば、第3キャピラリ55は中心軸55bを中心にして周方向に回転駆動するため、第3キャピラリ55の開口55aに保持された細胞100の中心100Cの位置の変動を抑制することができる。したがって、細胞100の回転操作後の第1キャピラリ25及び第2キャピラリ35の位置の調整を少なくして、容易に細胞100の回転操作を実行することができる。
なお、第3キャピラリ55の開口55aと細胞100の注入部分100Aとが重なった場合には、注入部分100AのZ方向の位置の調整が困難となる場合がある。この場合、駆動機構50、52(図1参照)の駆動により第3キャピラリ55の位置を変えて、細胞100の注入部分100Aからずらした位置で開口55aに保持することができる。
細胞100の回転操作により、注入部分100AのZ方向の位置は、第2キャピラリ35の先端のZ方向の位置と一致するが、注入部分100AのY方向の位置は、第2キャピラリ35の先端の位置とずれることとなる。このため、制御部46Aは、第2キャピラリ35のY方向の位置を調整する必要がある。
まず、制御部46Aは、吸引ポンプ59の吸引を停止し、第3キャピラリ55による細胞100の保持を停止する(図8、ステップST30−1)。そして、制御部46Aは、吸引ポンプ29の吸引を開始して、吸引ポンプ29の吸引圧(陰圧)により第1キャピラリ25の開口25aに細胞100が保持される(図8、ステップST30−2)。制御部46Aは、第2マニピュレータ15の駆動装置40を駆動させて、第2キャピラリ35のY方向の位置を調整する(図8、ステップST30−3)。これにより、第2キャピラリ35の先端のY方向の位置と注入部分100AのY方向の位置とが一致する(図6、ステップST30)。
以上のように、第1キャピラリ25、第2キャピラリ35及び第3キャピラリ55を駆動させることで、細胞100の回転操作を行うことができる。なお、回転機構57は、第1マニピュレータ14に設けてもよい。しかし、図2に示すように、細胞100を保持するための第1キャピラリ25は屈曲部25bを有しており、屈曲部25bよりも先端側の部分は、第1キャピラリ保持部材24の軸方向に対して曲げられている場合がある。このため、第1マニピュレータ14に回転機構を設けて、第1キャピラリ25の先端に細胞100が保持された状態で第1キャピラリ保持部材24を周方向に回転させると、細胞100の中心100Cの位置が大きくずれることとなり、回転操作が困難となる場合が生じる。
本実施形態において、回転操作を行うための第3マニピュレータ16を設けて、第3キャピラリ55が細胞100を保持した状態で、第3キャピラリ55を回転させることにより、容易に細胞100の回転操作を行うことが可能である。第2キャピラリ55は、ステッピングモータ70の回転中心軸70aの延長線と第3キャピラリ55の中心軸55bとを略一致させるように取り付けられて、ステッピングモータ70の回転中心軸70aの延長線が第3キャピラリ55の開口55aと交差する。このため、第3キャピラリ55の開口55aに細胞100が保持された状態で第3キャピラリ55を周方向に回転させた場合、細胞100は中心100Cの位置ずれが抑制される。したがって、細胞100の回転操作を行った場合でも第1キャピラリ25及び第2キャピラリ35の位置の調整が容易である。
次に、図7に示すように、制御部46Aは、第2マニピュレータ15の第2キャピラリ35により細胞100にDNA溶液を注入する操作を実行する。制御部46Aは、第1キャピラリ25に細胞100が保持された状態で、第3キャピラリ55を細胞100から離れる方向に移動させる。
そして、制御部46Aは、微動機構44の圧電素子92(図3参照)を駆動して、第2キャピラリ35を細胞100側に移動させる。第2キャピラリ35の先端は細胞100の内部に挿入されて、細胞100に穿孔が形成される。第2キャピラリ35は、先端が注入部分100Aに達する位置まで移動する。その後、制御部46Aは、注入ポンプ39を駆動して、第2キャピラリ35の先端から注入部分100AにDNA溶液を注入する(図7、図8、ステップST40)。なお、細胞100に注入するDNA溶液は、細胞100の保持操作及び回転操作を行う前に、吸引するなどの方法で第2キャピラリ35の内部空間に保持されている。第2キャピラリ35は、内部空間に保持してあるDNA溶液を注入部分100Aに注入する。
第2キャピラリ35による注入部分100Aへの注入操作が終了した後、制御部46Aは第2キャピラリ35を細胞100から離れる方向に退避させ、細胞100から第2キャピラリ35を抜く(図7、図8、ステップST50)。そして、第1マニピュレータ14の吸引ポンプ29の吸引動作を停止し、第1キャピラリ25による細胞100の保持を停止する。細胞100は、第1キャピラリ25から解放され試料ステージ22の移動に対応して移動する状態となる。
以上のように、第1キャピラリ25、第2キャピラリ35を駆動させることで、細胞100の注入部分100Aに対して注入操作を行うことができる。
なお、本実施形態のマニピュレーションシステム10の駆動方法は適宜変更してもよい。本実施形態において、図6のステップST10に示すように、細胞100の位置を基準として第1キャピラリ25及び第2キャピラリ35の先端が初期位置に配置される。しかし、例えば、試料保持部材11の培養中の複数の細胞に対して連続して操作を行う等、注入操作の際における細胞100の注入部分100AのZ方向の位置があらかじめ設定されている場合は、図6のステップST10、図8のステップST10−1、ST10−2を省略してもよい。すなわち、第3キャピラリ55の回転駆動により、細胞100の注入部分100Aがあらかじめ設定されたZ方向の位置になるように回転操作を行い、その後第1キャピラリ25及び第2キャピラリ35の位置を調整してもよい。
以上説明したように、本実施形態のマニピュレーションシステム10は、微小対象物(細胞100)が載置される試料ステージ22と、細胞100を保持するための第1キャピラリ25を備える第1マニピュレータ14と、第1キャピラリ25に保持された細胞100を操作する第2キャピラリ35を備える第2マニピュレータ15と、細胞100を保持する第3キャピラリ55を回転させる回転機構57を備える第3マニピュレータ16と、を有する。
これによれば、回転操作を行うための第3マニピュレータ16を設けて、第3キャピラリ55が細胞100を保持した状態で、第3キャピラリ55を回転させることにより、容易に細胞100の回転操作を行うことが可能である。すなわち、細胞100の保持操作を行うための第1マニピュレータ14及び細胞100に対する操作を行うための第2マニピュレータ15とは別に、第3マニピュレータ16を追加することで、回転操作の際に第1キャピラリ25及び第2キャピラリ35の操作を少なくすることができる。このため、第3マニピュレータ16により容易に回転操作を行うことができ、操作に不慣れな作業者であっても確実に回転操作を行うことができる。また、回転操作の際に第1キャピラリ25及び第2キャピラリ35の操作を少なくすることで、回転操作における細胞100の損傷の発生を抑制できる。
また、細胞100を回転操作するための第3マニピュレータ16を追加するのみで細胞100の回転操作を実現できる。このため、第1マニピュレータ14、第2マニピュレータ15及び試料ステージ22の構成の変更を少なくすることができ、細胞100に対する操作が制限されることを抑制できる。
本実施形態のマニピュレーションシステム10によれば、試料ステージ22の載置面22aと略平行な面内において、第1キャピラリ25と第2キャピラリ35とは細胞100を挟んで配置されており、第3キャピラリ55は、第1キャピラリ25及び第2キャピラリ35と異なる位置に配置されていることが好ましい。これによれば、第3キャピラリ55を設置する位置の自由度が大きいため、第1マニピュレータ14、第2マニピュレータ15及び試料ステージ22等の構成が変更した場合であっても、第3マニピュレータ16を容易に設置することができ、細胞100の回転操作を実現することができる。
本実施形態のマニピュレーションシステム10によれば、第3キャピラリ55の先端部に開口55aが設けられており、開口55aは回転機構57の回転中心軸70aの延長線と交差することが好ましい。これによれば、回転操作の際に、細胞100は回転機構57の回転中心軸70aの延長線と交差する位置に保持されることとなる。このため、第3キャピラリ55の開口55aに保持された細胞100が、第3キャピラリ55の回転とともに回転した場合に、細胞100の中心100Cの位置の変動が抑制される。したがって、細胞100の回転操作の後、第1キャピラリ25及び第2キャピラリ35の位置の調整が容易であり、第1マニピュレータ14による細胞100の保持及び第2マニピュレータ15による細胞100の操作を容易に行うことができる。
本実施形態のマニピュレーションシステム10によれば、回転機構57は、回転中心軸70aに沿った貫通孔70bを有するモータ70と、貫通孔70bに挿通され、第3キャピラリ55を回転中心軸70aに沿って保持するための中空軸部材72と、を有する。これによれば、第3キャピラリ55の回転角度及び回転速度はモータ70により制御されるため、第3キャピラリ55に保持された細胞100の回転操作を精度よく行うことができる。
本実施形態のマニピュレーションシステム10によれば、第1キャピラリ25は屈曲部25bまたは湾曲部を有し、屈曲部25bまたは湾曲部よりも先端部側の部分が試料ステージ22に対して略平行方向に延びることが好ましい。これによれば、第2キャピラリ35による操作の際に、第1キャピラリ25の先端と第2キャピラリ35の先端とを細胞100を挟んで対向して配置させることができ、第1キャピラリ25により確実に細胞100を保持することが可能である。
本実施形態の回転アクチュエータ60は、細胞100が載置される試料ステージ22と、細胞100を保持する第1キャピラリ25を備える第1マニピュレータ14と、第1キャピラリ25に保持された細胞100を操作する第2キャピラリ35を備える第2マニピュレータ15と、を含むマニピュレーションシステム10に用いられる回転アクチュエータ60であって、細胞100を保持するための第3キャピラリ55と、第3キャピラリ55を回転させる回転機構57と、を備える。
これによれば、回転アクチュエータ60により細胞100の回転操作を容易に行うことができる。細胞100を保持するための第1マニピュレータ14と、細胞100を操作するための第2マニピュレータ15に加えて、細胞100を回転操作するための回転アクチュエータ60を含む第3マニピュレータ16を追加するのみで細胞100の回転操作を実現できる。
本実施形態のマニピュレーションシステム10の駆動方法は、細胞100が載置される試料ステージ22と、細胞100を保持するための第1キャピラリ25を備える第1マニピュレータ14と、第1キャピラリ25に保持された細胞100を操作する第2キャピラリ35を備える第2マニピュレータ15と、を有するマニピュレーションシステム10の駆動方法であって、第1キャピラリ25が細胞100の保持を停止した際に、第3マニピュレータ16の第3キャピラリ55が細胞100を保持するステップと、回転機構57が、細胞100を保持する第3キャピラリ55を回転させるステップと、を有する。
これによれば、細胞100の保持操作を行うための第1マニピュレータ14及び細胞100に対する操作を行うための第2マニピュレータ15とは別に、第3マニピュレータ16を追加することで、回転操作の際に第1キャピラリ25及び第2キャピラリ35の操作を少なくすることができる。このため、第3マニピュレータ16により容易に回転操作を行うことができ、操作に不慣れな作業者であっても確実に回転操作を行うことができる。また、回転操作の際に第1キャピラリ25及び第2キャピラリ35の操作を少なくすることで、回転操作における細胞100の損傷の発生を抑制できる。
本実施形態のマニピュレーションシステム10、回転アクチュエータ60及びマニピュレーションシステム10の駆動方法は適宜変更してもよい。例えば、第1キャピラリ25、第2キャピラリ35及び第3キャピラリ55の形状等は、微小対象物の種類や、微小対象物に対する操作に応じて適宜変更することが好ましい。また、本実施形態では、図1に示すように第3マニピュレータ16は第2マニピュレータ15と隣り合って配置されているが、これに限定されない。第3マニピュレータ16の位置や構成は、第1マニピュレータ14及び第2マニピュレータ15の構成に応じて変更することが好ましい。
また、図6の各右図に示すように、第1キャピラリ25及び第2キャピラリ35は、試料保持部材11の底面に対して平行な方向(X方向)に延出するように配置されているが、これに限定されず、試料保持部材11の底面に対して傾いていてもよい。また、第1キャピラリ25及び第2キャピラリ35は、平面視においても、X方向に平行な方向に延出しているが、X方向に対して傾いていてもよい。第3キャピラリ55は、試料保持部材11の法線方向に対して傾いて設けられていてもよく、試料保持部材11の底面に対して平行方向に設けられていてもよい。第3キャピラリ55は、回転操作により注入部分100AのZ方向の位置を変更できるように、開口55aが注入部分100Aと重ならない位置に設置されていればよい。
10 マニピュレーションシステム
11 試料保持部材
12 顕微鏡ユニット
14 第1マニピュレータ
15 第2マニピュレータ
16 第3マニピュレータ
18 カメラ
19 焦点合わせ機構
20 顕微鏡
22 試料ステージ
24 第1キャピラリ保持部材
25 第1キャピラリ
25a 開口
25b 屈曲部
26 X‐Y軸テーブル
28 Z軸テーブル
30、32 駆動装置
34 第2キャピラリ保持部材
35 第2キャピラリ
36 X‐Y軸テーブル
38 Z軸テーブル
40、42 駆動装置
43 コントローラ
44 微動機構
44a 圧電アクチュエータ
45 表示部
47A、47B ジョイスティック
49 タッチパネル
50、52 駆動装置
54 第3キャピラリ保持部材
55 第3キャピラリ
55a 開口
55b 中心軸
56 X‐Y軸テーブル
57 回転機構
58 Z軸テーブル
59 吸引ポンプ
60 回転アクチュエータ
70 ステッピングモータ
70a 回転中心軸
70b 貫通孔
71a、71b 固定部材
72 中空軸部材
80、82 転がり軸受
86 ロックナット
87 ハウジング
90 スペーサ
92 圧電素子
100 細胞
100A 注入部分
100C 中心
11 試料保持部材
12 顕微鏡ユニット
14 第1マニピュレータ
15 第2マニピュレータ
16 第3マニピュレータ
18 カメラ
19 焦点合わせ機構
20 顕微鏡
22 試料ステージ
24 第1キャピラリ保持部材
25 第1キャピラリ
25a 開口
25b 屈曲部
26 X‐Y軸テーブル
28 Z軸テーブル
30、32 駆動装置
34 第2キャピラリ保持部材
35 第2キャピラリ
36 X‐Y軸テーブル
38 Z軸テーブル
40、42 駆動装置
43 コントローラ
44 微動機構
44a 圧電アクチュエータ
45 表示部
47A、47B ジョイスティック
49 タッチパネル
50、52 駆動装置
54 第3キャピラリ保持部材
55 第3キャピラリ
55a 開口
55b 中心軸
56 X‐Y軸テーブル
57 回転機構
58 Z軸テーブル
59 吸引ポンプ
60 回転アクチュエータ
70 ステッピングモータ
70a 回転中心軸
70b 貫通孔
71a、71b 固定部材
72 中空軸部材
80、82 転がり軸受
86 ロックナット
87 ハウジング
90 スペーサ
92 圧電素子
100 細胞
100A 注入部分
100C 中心
Claims (7)
- 微小対象物が載置される試料ステージと、
前記微小対象物を保持するための第1キャピラリを備える第1マニピュレータと、
前記第1キャピラリに保持された前記微小対象物を操作する第2キャピラリを備える第2マニピュレータと、
前記微小対象物を保持する第3キャピラリを回転させる回転機構を備える第3マニピュレータと、を有するマニピュレーションシステム。 - 前記試料ステージの載置面と略平行な面内において、前記第1キャピラリと前記第2キャピラリとは前記微小対象物を挟んで配置されており、
前記第3キャピラリは、前記第1キャピラリ及び前記第2キャピラリと異なる位置に配置されている請求項1に記載のマニピュレーションシステム。 - 前記第3キャピラリの先端部に開口が設けられており、前記開口は前記回転機構の回転中心軸の延長線と交差する請求項1または請求項2に記載のマニピュレーションシステム。
- 前記回転機構は、回転中心軸に沿った貫通孔を有するモータと、前記貫通孔に挿通され、前記第3キャピラリを前記モータの回転中心軸に沿って保持するための軸部材と、を有する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のマニピュレーションシステム。
- 前記第1キャピラリは屈曲部または湾曲部を有し、前記屈曲部または湾曲部よりも前記第1キャピラリの先端側の部分が前記試料ステージに対して略平行方向に延びる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のマニピュレーションシステム。
- 微小対象物を保持するためのキャピラリと、
前記キャピラリを回転させる回転機構と、を備える回転アクチュエータ。 - 微小対象物が載置される試料ステージと、
前記微小対象物を保持するための第1キャピラリを備える第1マニピュレータと、
前記第1キャピラリに保持された前記微小対象物を操作する第2キャピラリを備える第2マニピュレータと、を有するマニピュレーションシステムの駆動方法であって、
前記第1キャピラリが前記微小対象物の保持を停止した際に、第3マニピュレータの第3キャピラリが前記微小対象物を保持するステップと、
回転機構が、前記微小対象物を保持する前記第3キャピラリを回転させるステップと、を有するマニピュレーションシステムの駆動方法。
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