JP2016200651A - ネガ型レジスト組成物及びパターン形成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
〔1〕
(A)下記一般式(1)で表される繰り返し単位を含み、更に下記一般式(a1)、(a2)、(a3)で表される繰り返し単位のうち少なくとも1種を含有する高分子化合物、
(B)下記一般式(3a)で表される塩
を含有するネガ型レジスト組成物。
(式中、Aは単結合、又は鎖の中間にエーテル性酸素原子を含んでもよい炭素数1〜10のアルキレン基を示す。R1は水素原子、フッ素原子、メチル基又はトリフルオロメチル基を示す。R2は水素原子、ハロゲン原子、炭素数2〜8のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアシルオキシ基、炭素数1〜6のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、又は炭素数1〜6のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアルコキシ基を示す。Lは水素原子又は鎖の中間にエーテル性酸素原子、カルボニル基、又はカルボニルオキシ基を含んでもよい炭素数1〜10の直鎖状、分岐状又は環状の脂肪族1価炭化水素基、又は置換基を有してもよい1価芳香環基であり、Rx、Ryはそれぞれ水素原子、又はヒドロキシ基若しくはアルコキシ基が置換されていてもよい炭素数1〜15のアルキル基又は置換基を有してもよい1価芳香環基であり、Rx、Ryは互いに結合してこれらが結合する炭素原子と共に環を形成してもよい。なお、Rx、Ryは同時に水素原子になることはない。fは1〜3の整数、sは0〜2の整数を表し、aは(5+2s−f)の整数である。mは0又は1を表す。)
(式中、R12はそれぞれ独立に、水素原子又はメチル基、R13は単結合、フェニレン基、−O−R22−、又は−C(=O)−Z2−R22−である。Z2は酸素原子又はNH、R22は炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、アルケニレン基又はフェニレン基であり、カルボニル基(−CO−)、エステル基(−COO−)、エーテル基(−O−)又はヒドロキシ基を含んでいてもよい。L’は単結合、又は−Z3−C(=O)−O−を示し、Z3は炭素数1〜20のヘテロ原子で置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状の2価炭化水素基を示す。Z1は単結合、メチレン基、エチレン基、フェニレン基、フッ素化されたフェニレン基、−O−R23−、又は−C(=O)−Z4−R23−である。Z4は酸素原子又はNH、R23は炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、アルケニレン基又はフェニレン基であり、カルボニル基、エステル基、エーテル基又はヒドロキシ基を含んでいてもよい。M-は非求核性対向イオンを表す。R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21はそれぞれ独立に、ヘテロ原子で置換されていてもよく、ヘテロ原子が介在してもよい炭素数1〜20の直鎖状、又は炭素数3〜20の分岐状又は環状の1価炭化水素基を示す。また、これらの基の水素原子の一部が酸素原子、硫黄原子、窒素原子、ハロゲン原子から選ばれるヘテロ原子と置き換わっていてもよく、酸素原子、硫黄原子、窒素原子から選ばれるヘテロ原子が介在していてもよく、その結果ヒドロキシ基、シアノ基、カルボニル基、エーテル結合、エステル結合、スルホン酸エステル結合、カーボネート結合、ラクトン環、スルトン環、カルボン酸無水物、ハロアルキル基から選ばれる基を形成又は介在してもよい。また、R14とR15が相互に結合して式中の硫黄原子と共に環を形成してもよく、又はR16、R17及びR18のうちいずれか2つ以上、あるいはR19、R20及びR21のうちいずれか2つ以上が相互に結合して式中の硫黄原子と共に環を形成してもよい。)
(式中、R11は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、又は炭素数6〜20のアリール基であり、それぞれがフッ素原子、窒素原子、エーテル基、エステル基、ラクトン環、ラクタム環、カルボニル基、ヒドロキシ基のいずれかを有していてもよい。Mは置換基を有する対カチオンを示し、スルホニウムカチオン、ヨードニウムカチオン、アンモニウムカチオンのいずれかを示す。)
〔2〕
上記(A)の高分子化合物が、更に下記一般式(2)、(3)から選ばれる1種以上の繰り返し単位を含有する〔1〕に記載のネガ型レジスト組成物。
(式中、B、Cは単結合、又は鎖の中間にエーテル性酸素原子を含んでもよい炭素数1〜10のアルキレン基を示す。Dは単結合又はフッ素で置換されてもよく、鎖の中間にエーテル性酸素原子、カルボニル基、又はカルボニルオキシ基を含んでもよい炭素数1〜10の直鎖状、分岐状又は環状の(v+1)価の脂肪族炭化水素基を示す。R1は水素原子、フッ素原子、メチル基又はトリフルオロメチル基を示す。R3、R4はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数2〜8のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアシルオキシ基、炭素数1〜6のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、又は炭素数1〜6のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアルコキシ基を示す。Rf1、Rf2は少なくとも1つのフッ素原子を有する炭素数1〜6のアルキル基を表し、Rf1はDと結合してこれらが結合する炭素原子と共に環を形成してもよい。gは0〜3の整数、hは1又は2、rは0又は1、vは1又は2、t、uは0〜2の整数を表し、bは(5+2t−g)の整数、cは(5+2u−h)の整数、n、pはそれぞれ独立に、0又は1を表す。但し、rが0である場合、pは1である。)
〔3〕
上記(A)の高分子化合物が、更に下記一般式(4)、(5)から選ばれる1種以上の繰り返し単位を含有する〔1〕又は〔2〕に記載のネガ型レジスト組成物。
(式中、R5、R6はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数2〜8のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアシルオキシ基、炭素数1〜6のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、又は炭素数1〜6のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアルコキシ基を示す。i、jは0〜3の整数、dは0〜5の整数、eは0〜3の整数である。)
〔4〕
更に、(C)上記一般式(1)の繰り返し単位を含み、高エネルギー線の照射により酸を発生させる部位を有する繰り返し単位を含まない高分子化合物を含有する〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載のネガ型レジスト組成物。
〔5〕
更に、高エネルギー線の照射により酸を発生させる化合物を含有する〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載のネガ型レジスト組成物。
〔6〕
〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載のネガ型レジスト組成物を塗布したフォトマスクブランク。
〔7〕
被加工基板上に〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の化学増幅ネガ型レジスト組成物を用いてレジスト膜を形成する工程、高エネルギー線をパターン照射する工程、アルカリ現像液を用いて現像してレジストパターンを得る工程を含むパターン形成方法。
〔8〕
上記高エネルギー線が、EUV又は電子線である〔7〕に記載のパターン形成方法。
〔9〕
上記被加工基板はフォトマスクブランクである〔7〕又は〔8〕に記載のパターン形成方法。
〔10〕
上記フォトマスクブランクの最表面が、クロム系材料にて形成されたものである〔9〕に記載のパターン形成方法。
本発明は、
(A)下記一般式(1)で表される繰り返し単位を含み、更に下記一般式(a1)、(a2)、(a3)で表される繰り返し単位のうち少なくとも1種を含有する高分子化合物、
(B)下記一般式(3a)で表される塩
を含有するネガ型レジスト組成物を提供する。なお、このレジスト組成物は架橋剤を含有しないことが好ましい。
上記式(1)中、Aは単結合、又は鎖の中間にエーテル性酸素原子を含んでもよい炭素数1〜10のアルキレン基を示す。R1は水素原子、フッ素原子、メチル基又はトリフルオロメチル基を示す。R2は水素原子、ハロゲン原子、炭素数2〜8のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアシルオキシ基、炭素数1〜6のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、又は炭素数1〜6のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアルコキシ基を示す。Lは水素原子又は鎖の中間にエーテル性酸素原子、カルボニル基、又はカルボニルオキシ基を含んでもよい炭素数1〜10の直鎖状、分岐状又は環状の脂肪族1価炭化水素基、又は置換基を有してもよい1価芳香環基であり、Rx、Ryはそれぞれ水素原子、又はヒドロキシ基若しくはアルコキシ基が置換されていてもよい炭素数1〜15のアルキル基又は置換基を有してもよい1価芳香環基であり、Rx、Ryは互いに結合してこれらが結合する炭素原子と共に環を形成してもよい。なお、Rx、Ryは同時に水素原子になることはない。fは1〜3の整数、sは0〜2の整数を表し、aは(5+2s−f)の整数である。mは0又は1を表す。
上記式(a1)、(a2)、(a3)中、R12はそれぞれ独立に、水素原子又はメチル基、R13は単結合、フェニレン基、−O−R22−、又は−C(=O)−Z2−R22−である。Z2は酸素原子又はNH、R22は炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、アルケニレン基又はフェニレン基であり、カルボニル基(−CO−)、エステル基(−COO−)、エーテル基(−O−)又はヒドロキシ基を含んでいてもよい。L’は単結合、又は−Z3−C(=O)−O−を示し、Z3は炭素数1〜20のヘテロ原子で置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状の2価炭化水素基を示す。Z1は単結合、メチレン基、エチレン基、フェニレン基、フッ素化されたフェニレン基、−O−R23−、又は−C(=O)−Z4−R23−である。Z4は酸素原子又はNH、R23は炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、アルケニレン基又はフェニレン基であり、カルボニル基、エステル基、エーテル基又はヒドロキシ基を含んでいてもよい。M-は非求核性対向イオンを表す。R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21はそれぞれ独立に、ヘテロ原子で置換されていてもよく、ヘテロ原子が介在してもよい炭素数1〜20の直鎖状、又は炭素数3〜20の分岐状又は環状の1価炭化水素基を示す。また、これらの基の水素原子の一部が酸素原子、硫黄原子、窒素原子、ハロゲン原子といったヘテロ原子と置き換わっていてもよく、酸素原子、硫黄原子、窒素原子等のヘテロ原子が介在していてもよく、その結果ヒドロキシ基、シアノ基、カルボニル基、エーテル結合、エステル結合、スルホン酸エステル結合、カーボネート結合、ラクトン環、スルトン環、カルボン酸無水物、ハロアルキル基等を形成又は介在してもよい。また、R14とR15が相互に結合して式中の硫黄原子と共に環を形成してもよく、又はR16、R17及びR18のうちいずれか2つ以上、あるいはR19、R20及びR21のうちいずれか2つ以上が相互に結合して式中の硫黄原子と共に環を形成してもよい。
上記式(3a)中、R11は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、又は炭素数6〜20のアリール基であり、それぞれがフッ素原子、窒素原子、エーテル基、エステル基、ラクトン環、ラクタム環、カルボニル基、ヒドロキシ基のいずれかを有していてもよい。Mは置換基を有する対カチオンを示し、スルホニウムカチオン、ヨードニウムカチオン、アンモニウムカチオンのいずれかを示す。
上記式(a1)、(a2)、(a3)中、R12はそれぞれ独立に、水素原子又はメチル基、R13は単結合、フェニレン基、−O−R22−、又は−C(=O)−Z2−R22−である。Z2は酸素原子又はNH、R22は炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、アルケニレン基又はフェニレン基であり、カルボニル基(−CO−)、エステル基(−COO−)、エーテル基(−O−)又はヒドロキシ基を含んでいてもよい。L’は単結合、又は−Z3−C(=O)−O−を示し、Z3は炭素数1〜20のヘテロ原子で置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状の2価炭化水素基を示す。Z1は単結合、メチレン基、エチレン基、フェニレン基、フッ素化されたフェニレン基、−O−R23−、又は−C(=O)−Z4−R23−である。Z4は酸素原子又はNH、R23は炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、アルケニレン基又はフェニレン基であり、カルボニル基、エステル基、エーテル基又はヒドロキシ基を含んでいてもよい。M-は非求核性対向イオンを表す。R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21はそれぞれ独立に、ヘテロ原子で置換されていてもよく、ヘテロ原子が介在してもよい炭素数1〜20の直鎖状、又は炭素数3〜20の分岐状又は環状の1価炭化水素基を示す。また、これらの基の水素原子の一部が酸素原子、硫黄原子、窒素原子、ハロゲン原子といったヘテロ原子と置き換わっていてもよく、酸素原子、硫黄原子、窒素原子等のヘテロ原子が介在していてもよく、その結果ヒドロキシ基、シアノ基、カルボニル基、エーテル結合、エステル結合、スルホン酸エステル結合、カーボネート結合、ラクトン環、スルトン環、カルボン酸無水物、ハロアルキル基等を形成又は介在してもよい。また、R14とR15が相互に結合して式中の硫黄原子と共に環を形成してもよく、又はR16、R17及びR18のうちいずれか2つ以上、あるいはR19、R20及びR21のうちいずれか2つ以上が相互に結合して式中の硫黄原子と共に環を形成してもよい。
(式中、破線は結合手を示す。)
(式中、R5は、上記R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21として例示した基と同じものを示す。)
上記式(3a)で表される塩は、露光により発生した酸と交換反応を起こすため、酸拡散制御剤として機能する。この塩はイオン性化合物であるため、熱によって揮発することがない。一方、酸拡散制御剤として常用されるアミン化合物は、ベーク時や描画時に生じる熱によって、揮発するおそれがある。本発明のネガ型レジスト組成物は、酸拡散制御剤としてイオン性化合物を用いているため、ベークや描画の際に発生する熱の影響を受けず、パターン寸法の温度依存性が少ない利点がある。
(式中、R1は上記式(1)の定義と同じであり、kは1〜3である。)
rが1の場合はポリマー主鎖と隣接位炭素がフッ素置換された炭素に結合したヒドロキシ基との間に芳香環が入る場合であり、Dの置換数は1又は2であり、ここでDが単結合でない場合、Dは隣接位炭素がフッ素置換されたヒドロキシ基を1又は2個持つ。
また、rが0である場合にはpは1、Cは単結合であり、Dはポリマー主鎖にカルボニルオキシ基を介して結合する。この場合も、Dは隣接位炭素がフッ素置換された炭素に結合したヒドロキシ基を1又は2個持つ。
(式中、R1は水素原子、フッ素原子、メチル基又はトリフルオロメチル基を表し、Yは酸素原子又はメチレン基を表し、Zは水素原子又は水酸基を表し、R’は炭素数1〜4のアルキル基を表し、wは0〜3の整数を表す。)
で示される単位を挙げることができる。これらの単位は、酸性を示さず、基板に対する密着性を与える単位や溶解性を調整する単位として補助的に用いることができる。
(C)上記式(1)の繰り返し単位を含み、高エネルギー線の照射により酸を発生させる部位を有する繰り返し単位を含まない高分子化合物
を含有することができる。このような高分子化合物として、例えば、上記式(1)の繰り返し単位と、上記式(2)及び(3)より選ばれる1種以上の繰り返し単位と、上記式(4)及び(5)より選ばれる1種以上の繰り返し単位を同時に含むポリマーからなる高分子化合物を挙げることができる。
(式中、R50は水素原子又はメチル基を表す。R51は水素原子、又はヘテロ原子が介在してもよい炭素数1〜5の直鎖状又は分岐状の1価炭化水素基を表す。R52はヘテロ原子が介在してもよい炭素数1〜5の直鎖状又は分岐状の1価炭化水素基を表す。R53はそれぞれ独立に、水素原子、フッ素原子、メチル基又はトリフルオロメチル基を表す。R53a及びR53bはそれぞれ独立に、水素原子、又は炭素数1〜10の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基を表す。R54はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜15の直鎖状、分岐状又は環状の1価炭化水素基又はフッ素化1価炭化水素基、又は酸不安定基を表し、R54が1価炭化水素基又はフッ素化1価炭化水素基の場合、炭素−炭素結合間に、エーテル結合(−O−)又はカルボニル基(−C(=O)−)が介在していてもよい。αは1〜3の整数である。βは0≦β≦5+2γ−αを満足する整数である。γは0又は1である。δは1〜3の整数である。X1は単結合、−C(=O)O−又は−C(=O)NH−を表し、Eは炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状の(δ+1)価の炭化水素基又はフッ素化炭化水素基である。)
(式中、R53はそれぞれ独立に、水素原子、フッ素原子、メチル基又はトリフルオロメチル基を表す。R53a及びR53bはそれぞれ独立に、水素原子、又は炭素数1〜10の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基を表す。R54はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜15の直鎖状、分岐状又は環状の1価炭化水素基又はフッ素化1価炭化水素基、又は酸不安定基を表し、R54が1価炭化水素基又はフッ素化1価炭化水素基の場合、炭素−炭素結合間に、エーテル結合(−O−)又はカルボニル基(−C(=O)−)が介在していてもよい。δは1〜3の整数である。Eは炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状の(δ+1)価の炭化水素基又はフッ素化炭化水素基である。)
上記酸発生剤の具体例の中でも、アリールスルホネート型の光酸発生剤が、酸脱離性基が脱離反応を起こし、そのもの自身によるアルカリ不溶化及びポリマー間の架橋反応を誘発するのに適度な強度の酸を発生させるために、好ましい。また、発生酸を本発明のレジスト組成物に含有されるオニウム塩と組み合わせて交換反応を起こすことによりLERを改善するという効果を奏するために、光酸発生剤から発生する酸のpKaは−3.0〜1.5の範囲にあることが好ましく、−1.0〜1.5の範囲にあることがより好ましい。
特に好ましく配合される塩基性化合物としては、トリス(2−(メトキシメトキシ)エチル)アミン、トリス(2−(メトキシメトキシ)エチル)アミン−N−オキシド、モルホリン誘導体、イミダゾール誘導体などが挙げられる。
窒素雰囲気下、3,000mLの滴下シリンダーに4−ヒドロキシスチレンの50.0質量%PGMEA溶液890g、アセナフチレン47.7g、4−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)スチレン169.6g、トリフェニルスルホニウム−1,1,3,3,3−ペンタフルオロ−2−メタクリロイルオキシプロパン−1−スルホネート87.0g、ジメチル−2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオネート)(和光純薬工業(株)製、商品名V601)96.1g、溶媒としてγ−ブチロラクトン360gとPGMEA220gを加えた溶液を調製した。更に窒素雰囲気下とした別の5,000mL重合用フラスコに、γ−ブチロラクトンを580g加え、80℃に加温した状態で、上記で調製した溶液を4時間かけて滴下した。滴下終了後、重合温度を80℃に維持しながら18時間撹拌を続け、次いで室温まで冷却した。得られた重合液を22.5kgのジイソプロピルエーテルに滴下すると共重合体が凝集した。デカンテーションによりジイソプロピルエーテルを除去し、共重合体をアセトン2,250gに溶解した。このアセトン溶液を22.5kgのジイソプロピルエーテルに滴下し、析出した共重合体を濾別した。濾別した共重合体を再度アセトン2,250gに溶解し、このアセトン溶液を22.5kgの水に滴下し、析出した共重合体を濾別した。その後、40℃で40時間乾燥し、白色重合体を700g得た。得られた重合体を13C−NMR,1H−NMR、及びGPCで測定したところ、以下の分析結果となった。
分子量分布(Mw/Mn)=1.62
これをポリマー1とした。
各単量体の種類、配合比を変えた以外は、ポリマー合成例1と同じ手順により、表1に示したポリマー2〜14及び比較用ポリマー1,2を合成した。なお、下記表1において、導入比はモル比を示す。また、ポリマーに導入した繰り返し単位の構造を下記表2〜5に示す。
窒素雰囲気下、200mLの滴下シリンダーに4−アセトキシスチレン39.26g、アセナフチレン6.14g、4−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)スチレン19.6g、ジメチル−2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオネート)(和光純薬工業(株)製、商品名V601)7.43g、溶媒としてメチルエチルケトンを90g加えた溶液を調製した。更に窒素雰囲気下とした別の500mL重合用フラスコに、メチルエチルケトンを60g加え、80℃に加温した状態で、上記で調製した溶液を4時間かけて滴下した。滴下終了後、重合温度を80℃に維持しながら18時間撹拌を続け、次いで室温まで冷却した。得られた重合液を1,000gのヘキサンに滴下し、析出した共重合体を濾別した。濾別した共重合体をヘキサン200gで2回洗浄した。得られた共重合体を窒素雰囲気下で、1Lフラスコ中、テトラヒドロフラン126gとメタノール42gとの混合溶剤に溶解し、エタノールアミン16.3gを加え、60℃で3時間撹拌した。この反応溶液を減圧濃縮し、得られた濃縮物を300gの酢酸エチルと水80gとの混合溶剤に溶解させ、得られた溶液を分液ロートに移し、酢酸8.2gを加え、分液操作を行った。下層を留去し、得られた有機層に水80g及びピリジン10.9gを加え、分液操作を行った。下層を留去し、更に得られた有機層に水80gを添加して水洗分液を行った(水洗分液は計5回)。分液後の有機層を濃縮後、アセトン140gに溶解し、得られたアセトン溶液を水2,500gに滴下して、得られた晶出沈澱物を濾過、水洗浄を行い、2時間吸引濾過を行った後、再度得られた濾別体をアセトン150gに溶解し、得られたアセトン溶液を水2,800gに滴下して得られた晶出沈澱物を濾過、水洗浄、乾燥を行い、白色重合体を45.0g得た。得られた重合体を13C−NMR,1H−NMR、及びGPCで測定したところ、以下の分析結果となった。
分子量分布(Mw/Mn)=1.58
これをポリマー15とした。
窒素雰囲気下、200mLの滴下シリンダーにヒドロキノンモノメタクリレート67.5g、アセナフチレン8.87g、4−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)スチレン23.6g、ジメチル−2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオネート)(和光純薬工業(株)製、商品名V601)10.7g、溶媒としてメチルエチルケトンを120g加えた溶液を調製した。更に窒素雰囲気下とした別の500mL重合用フラスコに、メチルエチルケトンを60g加え、80℃に加温した状態で、上記で調製した溶液を4時間かけて滴下した。滴下終了後、重合温度を80℃に維持しながら18時間撹拌を続け、次いで室温まで冷却した。得られた重合液を2,000gのヘキサンに滴下し、析出した共重合体を濾別した。濾別した共重合体をヘキサン400gで2回洗浄した。得られた共重合体を濾過、乾燥を行い、白色重合体を45.0g得た。得られた重合体を13C−NMR,1H−NMR、及びGPCで測定したところ、以下の分析結果となった。
分子量分布(Mw/Mn)=1.68
これをポリマー16とした。
各単量体の種類、配合比を変えた以外は、A−1単位を含有するポリマーの場合は、ポリマー合成例15と同じ手順により、A−2単位を含有するポリマーの場合は、ポリマー合成例16と同じ手順により、表6に示したポリマー17〜24及び比較用ポリマー3,4の合成を合成した。なお、下記表6において、導入比はモル比を示す。また、ポリマーに導入した繰り返し単位の構造は上記表2〜5に示されている。
ネガ型レジスト組成物の調製
上記で合成したポリマー(ポリマー1〜24、比較用ポリマー1〜4)、酸発生剤(PAG−1〜3)、塩基性化合物(Q−1〜4、比較Q−1,2)、一部組成物には添加剤として架橋剤TMGU(テトラメトキシメチルグリコールウリル)、又はフッ素含有ポリマーFP−1を表7〜9に示す組成で有機溶剤中に溶解してレジスト組成物を調合し、更に各組成物を0.2μmのテフロン(登録商標)製フィルターで濾過することにより、ネガ型レジスト組成物の溶液をそれぞれ調製した。なお、各組成物には、界面活性剤としてPF−636(OMNOVA SOLUTIONS製)を固形分量に対して0.075質量部添加した。
また、使用した酸発生剤、塩基性化合物の構造を表10,11にそれぞれ示す。
(1)解像性評価
上記調製したネガ型レジスト組成物(実施例1〜41、比較例1〜14)をACT−M(東京エレクトロン(株)製)を用いて152mm角の最表面が酸化窒化クロム膜であるマスクブランク上にスピンコーティングし、ホットプレート上で、110℃で600秒間プリベークして80nmのレジスト膜を作製した。得られたレジスト膜の膜厚測定は、光学式測定器ナノスペック(ナノメトリックス社製)を用いて行った。測定はブランク外周から10mm内側までの外縁部分を除くブランク基板の面内81箇所で行い、膜厚平均値と膜厚範囲を算出した。
なお、下記の結果において、LS(ラインアンドスペース)は、ラインとスペースが1:1の間隔で並んだパターンの解像度であり、IL(アイソレーテッドライン)は、孤立した1本のラインパターンの解像度であり、IS(アイソレーテッドスペース)は、孤立した1本のスペースパターンの解像度である。
上記(1)解像性評価における、スピンコーティング後のベーク温度(プリベーク温度)を110℃から100℃に変更した以外は同様の手順で露光、現像を行い、400nmの1:1のラインアンドスペース(LS)を解像する露光量(μC/cm2)を求めた。この時の露光量をE100とした。次に、上記(1)解像性評価における、スピンコーティング後のベーク温度を110℃から120℃に変更し、露光量を上記E100とした以外は同様の手順で露光、現像を行い、設計線幅400nmのパターンにおける実寸法を計測した。これをW120とし、以下の式によりプリベーク温度依存性を求めた。この値はプリベーク温度の変化に伴いパターン線幅がどれくらい変動するかを示す値であり、値が小さいほど、プリベーク温度依存性が小さいことを示す。
プリベーク温度依存性=(W120−400)/20
結果を表14に示す。
上記(1)解像性評価における最適露光量をE130とする。上記(1)解像性評価における、PEB温度を130℃から150℃に変更し、露光量を上記E130とした以外は同様の手順で露光、現像を行い、設計線幅400nmのパターンにおける実寸法を計測した。これをW150とし、以下の式によりPEB温度依存性を求めた。この値はPEB温度の変化に伴いパターン線幅がどれくらい変動するかを示す値であり、値が小さいほど、PEB温度依存性が小さいことを示す。
PEB温度依存性=(W150−400)/20
結果を表15に示す。
上記(1)解像性評価と同様の条件でレジスト膜を作製し、1cm四方のネガパターンの中心に1μm四方のスペースパターンが形成されるような設計で露光し、現像を行った。1μm四方のスペースパターンが形成できた場合を○、形成できなかった場合を×とした。
結果を表16に示す。
レジスト膜を成膜直後に、400nmのラインアンドスペースパターンを解像する露光量と同じ露光量で、レジスト膜を成膜した後2週間経過してから、露光を行った場合の、線幅の差を測定し、1ヶ月当たりの線幅変動量をPCDとして表した。この値が小さいほど、レジスト膜成膜後の保存安定性に優れる。
結果を表17に示す。
また、比較例7,9,11の塩基性化合物としてアミン化合物を用いたレジスト組成物の場合、解像性、ラフネスの値が若干劣ることに加え、温度依存性が高いこと、ケミカルフレア耐性が低いこと、レジスト膜の成膜後の安定性に劣ることがわかる。
温度依存性が高くなるという結果は、ベーク温度が高くなると塩基性化合物が揮発してしまうため、同露光量でも線幅が太くなってしまうことが原因と考えられる。
成膜後の安定性についても、保存中に塩基性化合物が徐々に揮発していくことが原因と考えられる。
ケミカルフレア耐性が低い結果は、描画部で発生した酸が、描画部に存在するアミン化合物によってトラップされずに揮発した後、未露光部に再付着したため、望まないネガ化が進行してしまい、スペースパターンが形成されなかったと考えられる。塩基性化合物としてカルボン酸塩を用いた本発明のネガ型レジスト組成物の場合は、描画部から塩基性化合物が揮発することはないため、パターンの温度依存性は少なく、ケミカルフレア耐性評価においても良好な結果を示した。
上記温度依存性、保存安定性、ケミカルフレア耐性の改善には、比較例8,10,12のような沸点の高い塩基性化合物を用いることで解決するアプローチも考えられたが、この場合はラフネスの大きいパターンが形成される結果となった。
50A、特に200A以上といった大電流量でレジスト膜を描画すると、レジスト膜の帯電による静電反発で電子ビームの軌道が曲げられ、位置精度よくパターン描画ができない問題が生じることがある。この問題を解決するために、レジスト膜の上層に帯電防止膜を形成し、パターン描画を行った。
(1)解像性評価と同様の手法で評価した。
<表面抵抗率>
得られた帯電防止膜、レジスト膜の表面抵抗値を、Hiresta−UP MCP−HT450(三菱化学(株)製)を用いて測定した。
<感度変化率>
参考例1〜6の感度をそれぞれ、実施例1,21,22,39,40及び41の感度と比較し、偏差(%)として算出した。
<パターン形状>
パターン部の割断を行い、SEM画像を目視にて判定した。
<PCD:Post Coating Delay(ポストコーティングディレイ)>
帯電防止膜を成膜直後に、400nmのラインアンドスペースパターンを解像する露光量と同じ露光量で、帯電防止膜を成膜した後2週間経過してから、露光を行った場合の、線幅の差を測定し、1日当たりの線幅変動量をPCDとして表した。
以上の結果を表18に示す。
以上の結果より、帯電防止膜をレジスト膜上に成膜して描画を行う場合にはフッ素原子含有樹脂を含むレジスト組成物を用いることが好ましい。
Claims (10)
- (A)下記一般式(1)で表される繰り返し単位を含み、更に下記一般式(a1)、(a2)、(a3)で表される繰り返し単位のうち少なくとも1種を含有する高分子化合物、
(B)下記一般式(3a)で表される塩
を含有するネガ型レジスト組成物。
(式中、Aは単結合、又は鎖の中間にエーテル性酸素原子を含んでもよい炭素数1〜10のアルキレン基を示す。R1は水素原子、フッ素原子、メチル基又はトリフルオロメチル基を示す。R2は水素原子、ハロゲン原子、炭素数2〜8のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアシルオキシ基、炭素数1〜6のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、又は炭素数1〜6のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアルコキシ基を示す。Lは水素原子又は鎖の中間にエーテル性酸素原子、カルボニル基、又はカルボニルオキシ基を含んでもよい炭素数1〜10の直鎖状、分岐状又は環状の脂肪族1価炭化水素基、又は置換基を有してもよい1価芳香環基であり、Rx、Ryはそれぞれ水素原子、又はヒドロキシ基若しくはアルコキシ基が置換されていてもよい炭素数1〜15のアルキル基又は置換基を有してもよい1価芳香環基であり、Rx、Ryは互いに結合してこれらが結合する炭素原子と共に環を形成してもよい。なお、Rx、Ryは同時に水素原子になることはない。fは1〜3の整数、sは0〜2の整数を表し、aは(5+2s−f)の整数である。mは0又は1を表す。)
(式中、R12はそれぞれ独立に、水素原子又はメチル基、R13は単結合、フェニレン基、−O−R22−、又は−C(=O)−Z2−R22−である。Z2は酸素原子又はNH、R22は炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、アルケニレン基又はフェニレン基であり、カルボニル基(−CO−)、エステル基(−COO−)、エーテル基(−O−)又はヒドロキシ基を含んでいてもよい。L’は単結合、又は−Z3−C(=O)−O−を示し、Z3は炭素数1〜20のヘテロ原子で置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状の2価炭化水素基を示す。Z1は単結合、メチレン基、エチレン基、フェニレン基、フッ素化されたフェニレン基、−O−R23−、又は−C(=O)−Z4−R23−である。Z4は酸素原子又はNH、R23は炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、アルケニレン基又はフェニレン基であり、カルボニル基、エステル基、エーテル基又はヒドロキシ基を含んでいてもよい。M-は非求核性対向イオンを表す。R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21はそれぞれ独立に、ヘテロ原子で置換されていてもよく、ヘテロ原子が介在してもよい炭素数1〜20の直鎖状、又は炭素数3〜20の分岐状又は環状の1価炭化水素基を示す。また、これらの基の水素原子の一部が酸素原子、硫黄原子、窒素原子、ハロゲン原子から選ばれるヘテロ原子と置き換わっていてもよく、酸素原子、硫黄原子、窒素原子から選ばれるヘテロ原子が介在していてもよく、その結果ヒドロキシ基、シアノ基、カルボニル基、エーテル結合、エステル結合、スルホン酸エステル結合、カーボネート結合、ラクトン環、スルトン環、カルボン酸無水物、ハロアルキル基から選ばれる基を形成又は介在してもよい。また、R14とR15が相互に結合して式中の硫黄原子と共に環を形成してもよく、又はR16、R17及びR18のうちいずれか2つ以上、あるいはR19、R20及びR21のうちいずれか2つ以上が相互に結合して式中の硫黄原子と共に環を形成してもよい。)
(式中、R11は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、又は炭素数6〜20のアリール基であり、それぞれがフッ素原子、窒素原子、エーテル基、エステル基、ラクトン環、ラクタム環、カルボニル基、ヒドロキシ基のいずれかを有していてもよい。Mは置換基を有する対カチオンを示し、スルホニウムカチオン、ヨードニウムカチオン、アンモニウムカチオンのいずれかを示す。) - 上記(A)の高分子化合物が、更に下記一般式(2)、(3)から選ばれる1種以上の繰り返し単位を含有する請求項1に記載のネガ型レジスト組成物。
(式中、B、Cは単結合、又は鎖の中間にエーテル性酸素原子を含んでもよい炭素数1〜10のアルキレン基を示す。Dは単結合又はフッ素で置換されてもよく、鎖の中間にエーテル性酸素原子、カルボニル基、又はカルボニルオキシ基を含んでもよい炭素数1〜10の直鎖状、分岐状又は環状の(v+1)価の脂肪族炭化水素基を示す。R1は水素原子、フッ素原子、メチル基又はトリフルオロメチル基を示す。R3、R4はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数2〜8のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアシルオキシ基、炭素数1〜6のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、又は炭素数1〜6のハロゲン置換されていてもよい直鎖状、分岐状又は環状のアルコキシ基を示す。Rf1、Rf2は少なくとも1つのフッ素原子を有する炭素数1〜6のアルキル基を表し、Rf1はDと結合してこれらが結合する炭素原子と共に環を形成してもよい。gは0〜3の整数、hは1又は2、rは0又は1、vは1又は2、t、uは0〜2の整数を表し、bは(5+2t−g)の整数、cは(5+2u−h)の整数、n、pはそれぞれ独立に、0又は1を表す。但し、rが0である場合、pは1である。) - 更に、(C)上記一般式(1)の繰り返し単位を含み、高エネルギー線の照射により酸を発生させる部位を有する繰り返し単位を含まない高分子化合物を含有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のネガ型レジスト組成物。
- 更に、高エネルギー線の照射により酸を発生させる化合物を含有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載のネガ型レジスト組成物。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のネガ型レジスト組成物を塗布したフォトマスクブランク。
- 被加工基板上に請求項1乃至5のいずれか1項に記載の化学増幅ネガ型レジスト組成物を用いてレジスト膜を形成する工程、高エネルギー線をパターン照射する工程、アルカリ現像液を用いて現像してレジストパターンを得る工程を含むパターン形成方法。
- 上記高エネルギー線が、EUV又は電子線である請求項7に記載のパターン形成方法。
- 上記被加工基板はフォトマスクブランクである請求項7又は8に記載のパターン形成方法。
- 上記フォトマスクブランクの最表面が、クロム系材料にて形成されたものである請求項9に記載のパターン形成方法。
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