JP2016037861A - 電動圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ハウジングが固定される対象物からハウジングに伝わる振動を安定的に抑制できる技術を提供する。【解決手段】 電動圧縮機10は、圧縮機構22と、圧縮機構22を駆動するモータ(30,34)と、筒状のハウジング12と、1又は複数の支持部材54と、1又は複数の第1防振部材50を備える。ハウジング12は、圧縮機構22とモータ(30,34)とを収容する。支持部材54は、ハウジング12を支持すると共に、対象物60に固定されている。第1防振部材50は、その少なくとも1つが、ハウジング12と支持部材54との間に配置されている。ハウジング12は、第1防振部材50により支持部材54と非接触状態に保たれると共に、対象物と非接触状態に保たれている。第1防振部材50は中空である。【選択図】 図2
Description
本明細書に開示する技術は、電動圧縮機に関する。
特許文献1には、車両に搭載され、空気調和装置に用いられる円筒状の電動圧縮機が開示されている。電動圧縮機は、ハウジングと、2つの支持部材と、防振部材を備える。ハウジングは、モータと、当該モータにより駆動される圧縮機構を収容している。2つの支持部材は、半円弧状に形成されており、ハウジングの側壁の両側からハウジングを挟み込んでハウジングを支持している。支持部材は、エンジンルーム内の対象物(例えば、車両のフレームやエンジン等)に固定されている。即ち、ハウジングは支持部材を介して対象物に固定されている。防振部材は、支持部材とハウジングとの間に配置されており、支持部材とハウジングとが直接接触することがないように構成されている。
特許文献1の構成によると、電動圧縮機の圧縮機構及びモータからの振動がハウジングからエンジンルーム内の対象物に伝達されることを防振部材により抑制できる。しかしながら、特許文献1では、防振部材として中実のゴムが用いられる。この場合、振動によりゴムが比較的に容易に発熱して高温となるため、熱により防振部材の耐久性が低下し、対象物に伝わる振動を十分に抑制できなくなる可能性がある。
本明細書では、ハウジングから、ハウジングが固定される対象物に伝わる振動を安定的に抑制できる技術を提供する。
本明細書が開示する電動圧縮機は、圧縮機構と、圧縮機構を駆動するモータと、筒状のハウジングと、1又は複数の支持部材と、1又は複数の第1防振部材を備える。ハウジングは、圧縮機構とモータとを収容する。支持部材は、ハウジングを支持すると共に、対象物に固定される。第1防振部材は、その少なくとも1つが、ハウジングと支持部材との間に配置されている。ハウジングは、第1防振部材により支持部材と非接触状態に保たれると共に、対象物と非接触状態に保たれている。第1防振部材は、その内部に中空の閉空間を有する。
この電動圧縮機では、ハウジングと支持部材との間に第1防振部材が配置されており、第1防振部材により、ハウジングと支持部材とが非接触状態に保たれている。このため、ハウジングの振動が支持部材を介して対象物に伝わることが第1防振部材により抑制される。また、ハウジングは対象物と非接触状態に保たれているため、ハウジングの振動が直接的に対象物に伝わることが抑制される。また、第1防振部材は、その内部に中空の閉空間を有する。別言すれば、第1防振部材の内部には、第1防振部材の外部の空間から閉ざされた空間が形成されている。このため、第1防振部材の内部に充填する材料を第1防振部材よりも振動により発熱し難い材料とすることにより、中実の防振部材と比較して、振動による発熱を抑制することができる。このため、熱による第1防振部材の耐久性の低下を抑制することができ、ハウジングから対象物に伝わる振動を安定的に抑制することができる。
また、本明細書が開示する他の電動圧縮機は、圧縮機構と、圧縮機構を駆動するモータと、筒状のハウジングと、1又は複数の支持部材と、1又は複数の第2防振部材を備える。ハウジングは、圧縮機構とモータとを収容する。支持部材は、ハウジングを支持すると共に、対象物に固定される。第2防振部材は、ハウジングと支持部材との間に配置される。ハウジングは、第2防振部材により支持部材と非接触状態に保たれている。第2防振部材が延びている方向と直交する平面で第2防振部材を切断したときの第2防振部材の断面は、当該断面の径方向におけるハウジング側と反対側に開口部を有するC字形状である。支持部材は、当該開口部を気密及び液密に覆っている。支持部材と第2防振部材によって囲まれる空間は、支持部材及び第2防振部材の外部の空間から閉ざされている。
この電動圧縮機では、第2防振部材の断面は、開口部を有するC字形状に形成されており、当該開口部は、支持部材によって気密及び液密に覆われている。したがって、支持部材と第2防振部材によって囲まれる空間に充填する材料を第2防振部材よりも振動により発熱し難い材料とすることで、振動による第2防振部材の発熱を抑制することができる。この構成によっても、ハウジングから対象物に伝わる振動を安定的に抑制することができる。
本明細書が開示する電動圧縮機によると、電動圧縮機の圧縮機構及びモータからの振動がハウジングから対象物に伝達されることを安定的に抑制できる。
本明細書が開示する技術の詳細、及び、さらなる改良は、発明を実施するための形態、及び、実施例にて詳しく説明する。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1) 本明細書が開示する電動圧縮機では、第1防振部材は環状であり、ハウジングの周囲を一巡していてもよい。この構成によると、第1防振部材をハウジングに嵌め込むことにより、第1防振部材をハウジングに組付けることができる。
(特徴2) 本明細書が開示する電動圧縮機では、支持部材は環状であり、ハウジングの周囲を一巡していてもよい。この構成によると、支持部材をハウジングに嵌め込むことにより、支持部材をハウジングに組付けることができる。また、支持部材は、ハウジングをその全周に亘って支持するため、ハウジングを確実に支持できる。
(特徴3) 特徴2に加えて、本明細書が開示する電動圧縮機では、支持部材の内周面には、第1防振部材の外周面が固定可能であってもよい。この構成によると、支持部材に第1防振部材を固定することにより、支持部材と第1防振部材とが一体化したアッシーを構成することが可能となる。このため、当該アッシーをハウジングに組付けることで、第1防振部材と支持部材とを同時にハウジングに組付けることが可能となり、組付け作業を簡素化できる。
(特徴4) 本明細書が開示する電動圧縮機では、複数の支持部材を備えていてもよい。当該複数の支持部材は、非環状に形成されており、ハウジングの周囲に配置されていてもよい。この構成によると、複数の支持部材のそれぞれを、ハウジングの所望の位置(厳密には、第1防振部材の所望の位置)に直接配置することができる。
(特徴5) 特徴4に加えて、本明細書が開示する電動圧縮機では、当該複数の支持部材の内周面には、第1防振部材の外周面が固定可能であってもよい。この構成によると、第1防振部材及び部分支持部材のハウジングへの組付け作業を簡素化できる。
(特徴6) 本明細書が開示する電動圧縮機では、第1防振部材は、その少なくとも一部において、ハウジングと対象物の両者と当接しており、ハウジングは、第1防振部材により対象物と非接触状態に保たれていてもよい。この構成によると、支持部材を第1防振部材の全体に接触させなくてもよいため、支持部材の材料を低減できる。
(特徴7) 本明細書が開示する電動圧縮機では、1又は複数の第1防振部材の少なくとも1つが、ハウジングと対象物との間に配置されていてもよい。当該第1防振部材によって、ハウジングが対象物と非接触状態に保たれていてもよい。この構成によると、当該第1防振部材と、ハウジングと支持部材との間に配置される第1防振部材とを、別々にハウジングの所定の位置に直接配置することができるため、ハウジングの設計の自由度が低下することを抑制できる。
(特徴8) 本明細書が開示する電動圧縮機では、第1防振部材の内部には気体または液体が充填されていてもよい。第1防振部材は、その内部に気体または液体を注入可能に構成されていてもよい。この構成によると、第1防振部材内の気体または液体が緩衝材の役割を果たすため、第1防振部材及び第1防振部材内の気体または液体により、対象物の振動を適切に吸収できる。また、第1防振部材の内部に充填する気体または液体を、第1防振部材よりも振動により発熱し難い材料とすることにより、第1防振部材が振動により発熱することを抑制できる。また、第1防振部材の内部に定期的に気体または液体を注入することにより、第1防振部材の内部圧力を所望の範囲に保つことができる。このため、第1防振部材を、防振性能を低下させることなく長期に亘って使用することができる。
(特徴9) 本明細書が開示する電動圧縮機では、特徴8に加えて、第1防振部材の内部に空気を充填してもよい。空気の方が第1防振部材よりも振動により発熱し難い場合は、振動による第1防振部材の温度上昇を抑制できる。
(特徴10) 本明細書が開示する電動圧縮機では、第1防振部材の外周面と支持部材の内周面の一方には凹部が形成されており、第1防振部材の外周面と支持部材の内周面の他方には凸部が形成されており、凹部と凸部は嵌合可能に構成されていてもよい。この構成によると、凸部を凹部に嵌合させることにより、支持部材が第1防振部材に対して変位することを抑制できる。このため、圧縮機構及びモータの振動に伴いハウジングが振動しても、ハウジングと支持部材との非接触状態を安定的に維持できる。
(特徴11) 本明細書が開示する電動圧縮機は、第1防振部材と支持部材の間に配置される予備防振部材をさらに備えていてもよい。予備防振部材は、第1防振部材の変形時にハウジングと当接可能であってもよい。ハウジングは、第1防振部材の変形時においても支持部材及び対象物と非接触状態に保たれていてもよい。第1防振部材の内部の充填物が外部に抜けて第1防振部材が変形すると、第1防振部材の防振性能が低下する。この構成では、第1防振部材が変形した場合に、予備防振部材がハウジングと当接する。このため、第1防振部材が変形してその防振性能が低下しても、ハウジングの振動が対象物に伝わることが、予備防振部材により抑制される。
(特徴12) 本明細書が開示する電動圧縮機では、ハウジングの外表面には溝が設けられており、第1防振部材は、溝に嵌合してもよい。この構成によると、溝により第1防振部材を容易に位置決めできる。
実施例1の電動圧縮機10を図1〜図4を参照して説明する。電動圧縮機10は、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載され、空気調和装置に用いられる。なお、図1,3,4では、エンジン60の図示を省略すると共に、断面図におけるハッチングを一部省略している。また、図2では、ハウジング12の内部の図示を省略すると共に、断面図におけるハッチングを一部省略している。図1に示すように、電動圧縮機10は、略円筒形状のハウジング12と、ハウジング12に回転可能に支持される回転軸39と、ハウジング12内に収容される電動モータ(30,34)及び圧縮機構22と、ハウジング12の側壁を一巡するチューブ50a,50bと、ハウジング12を支持するリム54a,54b(図2参照)を備える。回転軸39はハウジング12の軸方向(図1の水平方向)に沿って延びている。回転軸39の一端側(図1の右端側)に電動モータ(30,34)が配置され、回転軸39の他端側に圧縮機構22が配置されている。すなわち、電動モータ(30,34)と圧縮機構22は、ハウジング12の軸方向に沿って並んで配置されている。電動モータ(30,34)に電力が供給されて電動モータ(30,34)が回転軸39を駆動すると、回転軸39によって圧縮機構22が駆動されるようになっている。なお、電動圧縮機10が、図示しないインバータと一体になっていてもよい。
ハウジング12は、有底円筒状のモータハウジング16と、モータハウジング16内に取付けられるフロントハウジング18と、モータハウジング16の開口端(図1の左端)を閉じる吐出ハウジング20を備えている。
モータハウジング16は、金属材料(例えば、アルミニウム等)によって形成されている。モータハウジング16の側壁には吸入ポート16aが形成されている。吸入ポート16aは、モータハウジング16の底壁16bの近傍に位置している。モータハウジング16の底壁16bには、回転軸39の一端(図1の右端)を回転可能に支持するすべり軸受47が配設されている。
フロントハウジング18は、金属材料(例えば、アルミニウム等)によって形成されている。フロントハウジング18がモータハウジング16内に取付けられると、モータハウジング16内の空間が、電動モータ(30,34)を収容する空間と、圧縮機構22を収容する空間とに区画される。フロントハウジング18には、回転軸39の他端(図1の左端)を回転可能に支持するすべり軸受45が配設されている。
吐出ハウジング20は、有底円筒状に形成されており、金属材料(例えば、アルミニウム等)によって形成されている。吐出ハウジング20には、吐出ポート20aが形成されている。モータハウジング16に吐出ハウジング20が取付けられると、圧縮機構22と吐出ハウジング20の間に吐出室20bが形成される。吐出室20bは、吐出ポート20aを介して外部と連通している。
回転軸39は、ハウジング12内に収容されている。上述したように、回転軸39の一端は、モータハウジング16に設けられたすべり軸受け47に回転可能に支持され、回転軸39の他端は、フロントハウジング18に設けられたすべり軸受け45に回転可能に支持されている。
電動モータ(30,34)は、モータハウジング16内の底壁16b側の空間(図1において、フロントハウジング18の右側の空間)に収容されている。電動モータ(30,34)は、回転軸39に固定されるロータ34と、ロータ34の外周側に配置される、コイル線が巻回されたステータコイル30を備えている。電動モータ(30,34)は、図示しない駆動回路に電気的に接続されており、駆動回路から供給される交流電力により駆動される。
圧縮機構22は、モータハウジング16内の開口端側の空間(図1において、フロントハウジング18よりも左側の空間)に収容されている。圧縮機構22は、モータハウジング16に固定された固定スクロール26と、固定スクロール26に対向する旋回スクロール24を備えている。固定スクロール26と旋回スクロール24との間には、固定スクロール26の歯面と旋回スクロール24の歯面が相互に噛み合うことにより、圧縮室22aが形成されている。圧縮室22aの容積は、旋回スクロール24の旋回に伴って変化する。圧縮室22aは、電動モータ(30,34)が収容されている空間と連通して冷媒を吸入し、吐出室20bと連通して冷媒を吐出する。
図2に示すように、チューブ50a,50bは、それぞれ単体(即ち、1つの部材として)で略円環状に形成されており、ゴム材料(例えば、天然ゴム(NR)、合成ゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、ブチルゴム(IIR)、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)やシリコンゴム等)により形成されている。図1,2に示すように、チューブ50a,50bは中空であり、チューブ50a,50bの内部空間は、チューブ50a,50bの外部空間から閉ざされている。チューブ50a,50bにはそれぞれバルブ52a,52bが取付けられており、バルブ52a,52bを介してチューブ50a,50bに空気を注入したり、チューブ50a,50bから空気を抜いたりできるようになっている。図1,2に示す状態では、チューブ50a,50b内には適量の空気が注入され、所定の範囲の空気圧に設定されている。図1に示すように、チューブ50a,50bの外周面(即ち、チューブ50a,50bの径方向外側の面)には、周方向に沿って5個の溝51a,51bが、それぞれ全周に亘って形成されている。これらの溝51a,51bは、略円環状のチューブ50a,50bの中心軸方向に、等間隔で(厳密には、チューブ50a,50bの外周面において等間隔で)形成されている。なお、チューブ50a,50bは、ゴム材料に限られず、例えばアルファゲル(登録商標)によって形成されていてもよい。なお、チューブ50a,50bが「第1防振部材」の一例に相当し、溝51a,51bが「凹部」の一例に相当する。
モータハウジング16の側壁には、当該側壁を一巡する溝16c,16dが形成されている。溝16cは、ハウジング12の軸方向における中央よりも電動モータ(30,34)側に位置しており、溝16dは、圧縮機構22側に位置している。溝16cを含む平面及び溝16dを含む平面は、ハウジング12の軸方向とそれぞれ略直交している。チューブ50a,50bは、溝16c,16dに沿ってそれぞれ配置されている。所定の範囲内の空気圧に設定された状態のチューブ50a,50bの内周面(即ち、チューブ50aの径方向内側の面)の径は、溝16c,16dが形成されている部分のモータハウジング16の径と略同一である。モータハウジング16に溝16c,16dを形成することにより、チューブ50の位置決めが容易になる。また、溝16c,16dが形成されている部分は、溝16c,16dが形成されていない部分よりもモータハウジング16の径が小さい。このため、溝16c,16dにチューブ50を配置することにより、溝16c,16dが形成されていない部分にチューブ50を配置する構成と比較して、電動圧縮機10の径方向のサイズを小さくできる。
図2に示すように、リム54a,54bは、それぞれ単体(即ち、1つの部材として)で略円環状に形成されており、金属材料(例えば、アルミニウム等)により形成されている。図1に示すように、リム54a,54bの断面は、略円弧状に湾曲している。具体的には、リム54a,54bの内周面は、チューブ50a,50bの外周面に沿うように湾曲している。リム54a,54bの内周面には、周方向に沿って5個の突起56a,56bが、それぞれ全周に亘って形成されている。これらの突起56a,56bは、略円環状のリム54a,54bの中心軸方向に、等間隔で(厳密には、リム54a,54bの外周面において等間隔で)形成されている。隣り合う突起56a又は56b同士の間隔は、隣り合う溝51a又は51b同士の間隔と略同一である。各突起56a,56bの幅及び高さは、各溝51a,51bの幅及び深さと略同一である。リム54a,54bの内周面の径は、チューブ50a,50bの外周面の径と略同一である。このため、リム54aの各突起56aは、チューブ50aの各溝51aに嵌合しており、リム54bの各突起56bは、チューブ50bの各溝51bに嵌合している。これにより、チューブ50に対してリム54が変位することが抑制される。チューブ50a,50bは、リム54a,54bとモータハウジング16との間に配置されている。チューブ50a,50bの空気圧が所定の範囲内に設定された状態では、チューブ50a,50bはリム54a,54bとモータハウジング16の両者に隙間なく当接している。図1に示すように、リム54a,54bとモータハウジング16との間にチューブ50a,50bを介在させることにより、リム54a,54bとモータハウジング16とは非接触状態に保たれている。なお、リム54a,54bが「支持部材」の一例に相当し、突起56a,56bが「凸部」の一例に相当する。
リム54a,54bの図1の上部と下部には、平板状の取付部58a,58bがそれぞれ形成されている。取付部58a,58bの幅広面は、ハウジング12の軸を含む平面と平行な平面上に位置している。エンジン60の側面には、図2の上部と下部に、図2の左側に向かって突出する突出部62が形成されている。突出部62は、図2の奥行き方向に延びている。突出部62は、突出部62の突出面(図2の左側の面)が取付部58a,58bの一方の幅広面(図2の右側の面)と当接する位置に位置している。取付部58a,58bを突出部62の突出面にねじ64により締結することにより、リム54a,54bがエンジン60に固定される。これにより、ハウジング12がリム54a,54bに支持された状態でエンジン60に固定される。リム54a,54bは、モータハウジング16の側壁を一巡しているため、ハウジング12を確実に支持することができる。ハウジング12の一部(図2の右側の部分)は、2つの突出部62の間の空間に位置している。図2に示すように、リム54a,54bは、取付部58a,58bにおいてのみエンジン60と接触している。なお、エンジン60が「対象物」の一例に相当する。
次に、図3,4を参照して、チューブ50a,50b及びリム54a,54bをモータハウジング16に組付ける方法を説明する。まず、リム54a,54bと、内部の空気が抜かれた状態(即ち、空気圧が所定の範囲より低い状態)のチューブ50a,50bを準備する。次に、チューブ50a,50bの溝51a,51bにリム54a,54bの突起56a,56bを嵌め込む。チューブ50a,50bはゴム材料により形成されているため、溝51a,51bに突起56a,56bが嵌め込まれると、溝51a,51bと突起56a,56b間に生じる摩擦により、突起56a,56bは溝51a,51bから抜け難くなる。これにより、チューブ50a,50bの外周面はリム54a,54bの内周面に固定され、一体化される(以下では、リム54a,54bに固定されたチューブ50a,50bを、チューブアッシー55a,55bとも称する)。
続いて、チューブアッシー55aをモータハウジング16の底壁16b側からモータハウジング16の側壁に嵌め込み、溝16cに配置する。同様に、チューブアッシー55bを吐出ハウジング20側からモータハウジング16の側壁に嵌め込み、溝16dに配置する(図4参照)。チューブアッシー55a,55bをモータハウジング16に組付ける時点では、チューブ50a,50b内の空気は抜かれているため、チューブ50a,50bの内周面の径は、ハウジング12の径(厳密には、底壁16bから溝16cまでのハウジング12の径、及び吐出ハウジング20の端面から溝16dまでのハウジング12の径)よりも大きい。このため、チューブアッシー55a,55bをモータハウジング16に容易に嵌め込むことができる。
続いて、バルブ52a,52bからチューブ50a,50b内に空気を注入する。空気の注入は、チューブ50a,50bの空気圧が所定の範囲内の値に到達するまで行われる。すると、チューブ50a,50bが径方向内側(即ち、ハウジング12側)に膨らみ、溝16c,16dにそれぞれ当接して変形する。このため、チューブ50a,50bには、モータハウジング16に対して径方向内側に弾性力が作用している。チューブ50a,50bはゴム材料により形成されているため、チューブ50a,50bが溝16c,16dに当接すると、チューブ50a,50bと溝16c,16d間に生じる摩擦により、チューブ50a,50bは溝16c,16dに対してずれ難くなる。これにより、チューブアッシー55a,55bがモータハウジング16に組付けられる。このように、チューブ50a,50bとリム54a,54bを一体化させた状態でモータハウジング16に組付けることにより、チューブ50a,50bとリム54a,54bを一度にモータハウジング16に組付けることができ、組付け作業を簡素化することができる。続いて、リム54a,54bの取付部58a,58bを、エンジン60にねじ固定する。これにより、ハウジング12がリム54a,54bに支持された状態で、エンジン60に固定される。なお、リム54a,54bをエンジン60に固定してからチューブ50a,50bに空気を注入してもよい。
次に、上述した電動圧縮機10の動作について説明する。図示しない駆動回路から電動モータ(30,34)に交流電力が供給されると、ロータ34及び回転軸39が一体となって回転を開始する。回転軸39が回転すると、旋回スクロール24が旋回し、圧縮室22aの容積が変化する。吸入ポート16aから吸入された冷媒は、モータハウジング16内の空間を軸方向に流れ、圧縮機構22の圧縮室22aに吸入される。圧縮室22a内に吸入された冷媒は、旋回スクロール24の回転に伴って圧縮される。圧縮室22a内で圧縮された冷媒は、吐出室20bに吐出され、吐出ポート20aよりハウジング12の外部に吐出される。チューブ50a,50bの空気圧は、定期的に点検され、必要に応じてバルブ52a,52bから空気が注入される。これにより、チューブ50a,50bの空気圧を、振動を吸収するのに適した所定の範囲内の値に保つことができる。このため、チューブ50a,50bを、その防振性能を低下させることなく、長期に亘って使用することができる。
上記の電動圧縮機10では、モータハウジング16とリム54a,54bとの間にチューブ50a,50bが配置されており、チューブ50a,50bにより両者は非接触状態に保たれている。このため、圧縮機構22及び電動モータ(30,34)の振動が、モータハウジング16(即ち、ハウジング12)からリム54a,54bを介してエンジン60に伝わることが、チューブ50a,50bにより抑制される。同様に、エンジン60の振動がハウジング12に伝わることが、チューブ50a,50bにより抑制される。また、チューブ50a,50bは中空であり、その内部に空気が充填されている。このため、中実のチューブを用いる場合と比較して、振動による発熱を抑制し易くなる。このため、熱によりチューブ50a,50bの耐久性が低下することを抑制でき、ハウジング12からエンジン60に伝わる振動を長期に亘って安定的に抑制できる。
また、上記の電動圧縮機10では、チューブ50a,50bは略円環状である。このため、チューブ50a,50bをモータハウジング16の側壁に安定して配置できる。特に、本実施例では、チューブ50a,50bはゴム材料によって形成されているため、チューブ50a,50bがモータハウジング16の側壁を一巡するように配置されることにより、チューブ50a,50bがモータハウジング16の側壁の一部にしか配置されていない構成と比較して、振動によりチューブ50a,50bがモータハウジング16に対して変位することを抑制でき、圧縮機構22及び電動モータ(30,34)の振動が、ハウジング12からエンジン60に伝達されることを適切に抑制できる。
また、上記の電動圧縮機10では、リム54a,54bの突起56a,56bをチューブ50a,50bの溝51a,51bに嵌め込むことにより、チューブ50a,50bをリム54a,54bに固定している。これにより、リム54a,54bがチューブ50a,50bに対して変位することを抑制できる。このため、エンジン60の振動に伴いリム54a,54bが振動したり、モータハウジング16が振動したりしても、チューブ50a,50bはリム54a,54bからずれることがなく、リム54a,54bとモータハウジング16との非接触状態を確実に維持できる。
(変形例1) 次に、図5を参照して変形例1について説明する。以下では、実施例1と相違する点についてのみ説明し、実施例1と同一の構成についてはその詳細な説明を省略する。特に記載しない限りは、その他の実施例及び変形例でも同様である。なお、図5では、ハウジング12の内部の図示を省略している。これは、図6,7,9〜14についても同様である。また、以下では、モータハウジング16の溝16cと溝16dには、略同一の構成を有するチューブ及びリムが配置されている。これは、その他の実施例及び変形例でも同様である。
変形例1では、チューブの形状が実施例1と異なっている。即ち、変形例1では、リム54aとモータハウジング16との間には、略円環状のチューブ50aの代わりに、2個の略円弧状のチューブ150a,152aが配置されている。チューブ150a,152aは中空であり、チューブ150a,152aの内部の空間は、それらの外部の空間から閉ざされている。チューブ150a,152aの内部には空気が充填されており、それらの空気圧は所定の範囲内に保たれている。チューブ150a,152a及びリム54aをハウジング12に組付ける手順は、実施例1と同様である。
この構成によっても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。また、各リム54a,54bとモータハウジング16との間に、それぞれ2個のチューブを配置する構成とすることにより、チューブ150a,152aのメンテナンスが容易となる。即ち、各チューブ150a,152aの大きさは略円環状のチューブよりも小さいため、チューブ150a,152aに不具合が生じた際のチューブ150a,152aの交換作業が比較的に容易になり、メンテナンスが容易となる。また、不具合が生じたチューブのみを交換すれば済むので、交換に要するコストを低減できる。なお、リム54とモータハウジング16との間に配置されるチューブの数は2個に限られず、3個以上であってもよい。
(変形例2) 次に、図6〜図8を参照して変形例2について説明する。変形例2では、リム254aとチューブ150aとの間、及びリム254aとチューブ152aとの間にシート70がそれぞれ配置されている点で変形例1と異なっている。図6は、チューブ150a,152aの空気圧が所定の範囲内に設定されている様子を示し、図7は、チューブ152aから空気が抜けて、空気圧が所定の範囲を下回っている様子を示す。図8(a)は、図6のチューブ152aの断面図を示し、図8(b)は、図7のチューブ152aの断面図を示す。なお、図8(a),(b)は共に、チューブ152aが延びる方向と直交する平面で切断した断面図を示す。図6,図8(a)に示すように、リム254aとチューブ152aとの間には、シート70が配置されており、シート70は、リム254aとチューブ152aの両者に当接している。シート70は略円弧状に形成されており、ゴム材料(例えば、EPDMやシリコンゴム等)によって形成されている。シート70は中実であり、その断面は略C字形状に湾曲している。シート70は、チューブ152aの外周面を覆うように配置されている。シート70の外周面には、周方向(即ち、シート70が延びる方向)に沿って3個の溝71が、それぞれ周方向全体に形成されている。リム254aの内周面には、溝71と対応する位置に、3個の突起256aが形成されている。各突起256aは、各溝71に嵌合している。図8(a)に示すように、チューブ152aの空気圧が所定の範囲内に保たれている場合は、シート70の両端面は、モータハウジング16の側壁とは接触していない。なお、シート70は、ゴム材料に限られず、例えばアルファゲル(登録商標)によって形成されていてもよい。なお、シート70が「予備防振部材」の一例に相当する。なお、リム254aとチューブ150aとの間のシート70も、上記と同様の構成で配置されている。
次に、チューブ150aの空気圧が所定の範囲内に保たれている状態で、チューブ152aの空気圧が所定の範囲を下回ったときのチューブ150a,152a及びモータハウジング16の位置関係について説明する。チューブ150a,152aの空気圧が所定の範囲内に保たれているときは、チューブ150a,152aには、モータハウジング16に対して径方向内側(即ち、モータハウジング16の中心軸の位置O1に向かう方向)に向かう弾性力が作用している。ここで、図7に示すように、チューブ152aから空気が抜けると、チューブ150aの弾性力により、モータハウジング16はチューブ152a側に押付けられる。この結果、モータハウジング16は、図7の右方向に移動する。チューブ152aの空気圧が低下するにつれて、モータハウジング16の移動量が増加する。チューブ152aの空気圧が所定の範囲を下回り、モータハウジング16が、その中心軸の位置が位置O1から位置O2となるまで移動すると、チューブ152aの外周面に配置されたシート70の両端面がモータハウジング16の側壁に当接する(図8(b)参照)。
上記の電動圧縮機では、時間の経過と共にチューブ152aの空気圧が低下すると、チューブ150aの弾性力によりモータハウジング16がチューブ152a側に移動し、その結果、シート70の両端面がモータハウジング16の側壁に当接する。即ち、シート70は、リム254aとモータハウジング16の両者に当接する。これにより、ハウジング12の振動がリム254aを介してエンジン60に伝わることが、シート70により抑制される。即ち、チューブ152aの空気圧が低下してその防振性能が低下しても、シート70が引き続きハウジング12のエンジン60への振動伝達を抑制できる。このため、ハウジング12の振動がエンジン60に伝わることを長期に亘って抑制でき、電動圧縮機の信頼性が向上する。なお、本変形例では、チューブ150aの外周面にもシート70が配置されている。このため、チューブ152aの空気圧が所定の範囲に保たれた状態でチューブ150aの空気圧が所定の範囲を下回った場合は、モータハウジング16がチューブ150a側に移動して、チューブ150aのシート70がモータハウジング16に当接する。これにより、ハウジング12の振動がエンジン60に伝わることを抑制できる。
次に、図9を参照して実施例2について説明する。実施例2では、リムの形状が実施例1と異なっている。即ち、実施例2では、リムが、2個の略半円弧状のリム354a,356aによって構成されている。リム354aとリム356aは略同一形状である。リム354a,356aの図9の上部と下部には、平板状の取付部358a,360aがそれぞれ形成されている。リム354aの取付部358aの幅広面と、リム356aの取付部360aの幅広面とを当接させると、リム354aとリム356aとにより、略円環状のリムが構成される。
チューブ50a及びリム354a,356aをモータハウジング16に組付ける際は、まず、空気が抜かれた状態のチューブ50aを、モータハウジング16の底壁16bから嵌め込んで溝16cに配置し、図示しないバルブからチューブ50aに、所定の範囲の空気圧に到達するまで空気を注入する(即ち、本実施例では、当該バルブはリムを介さずに直接チューブ50aに取付けられている)。次に、チューブ50aの外周面にリム354a及びリム356aを配置する。具体的には、リム354a,356aを、モータハウジング16の両側から、その側壁を挟み込むように配置する。空気圧が所定の範囲内に設定されているときのチューブ50aの外周面の径は、リム354aの内周面とリム356aの内周面とによって構成される円の径と略同一である。このため、リム354a,356aをチューブ50a上に配置すると、リム354aの取付部358aの幅広面と、リム356aの取付部360aの幅広面とが当接する。続いて、取付部358a及び取付部360aを、ねじ64によりエンジン60の突出部62の突出面に固定する。即ち、リム354a,356aは、ねじ64により周方向に接続される。これにより、ハウジング12がリム354a,356aに支持された状態でエンジン60に固定される。
この構成によっても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。また、本実施例では、チューブ50aは、リム354a,356aが取り付けられる前に、モータハウジング16の溝16cに配置され、空気が注入されている。このため、チューブ50aは、モータハウジング16に対してずれ難くなっている。従って、チューブ50aにリム354a,356aを取り付ける際に、チューブ50aの位置ずれ等が起こり難くなり、リム354a,356aをチューブ50aに比較的に容易に取り付けることができる。即ち、チューブに空気が注入されていない状態のチューブアッシーをモータハウジング16に配置する場合は、チューブに空気を注入する時点では、チューブアッシーがモータハウジング16に対して固定されていない。このため、チューブに空気を注入する過程でチューブアッシーがハウジング12の所定の位置からずれる可能性がある。しかしながら、上記の構成によると、チューブ50aの位置ずれが起こり難くなり、チューブ50a及びリム354a,356aを、モータハウジング16の所定の位置に適切に組付けることができる。なお、リムの数は2個に限られず、3個以上であってもよい。
(変形例3) 次に、図10を参照して変形例3について説明する。変形例3では、実施例2のリム354a,356aとモータハウジング16との間に、変形例1のチューブ150a,152aが配置されている。リム354a,356a及びチューブ150a,152aをモータハウジング16に組付ける際は、まず、リム354a,356aの内周面にチューブ150a、152aをそれぞれ固定して一体化したチューブアッシー355a,357aを、モータハウジング16の側壁を挟み込むように溝16cに配置する。次に、チューブアッシー355aの取付部358aの幅広面と、チューブアッシー357aの取付部360aの幅広面とを当接させた状態で、取付部358a,360aをエンジン60にねじ固定し、チューブ150a,152aに空気を注入する。
この構成によっても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。また、変形例3では、チューブアッシー355a,357aは、モータハウジング16の溝16cに直接配置することができる。別言すれば、チューブアッシー355a,357aを、ハウジング12の一方の端面(例えばモータハウジング16の底壁16b)から嵌め込んで、所定の位置(例えば溝16c)まで移動させる必要がない。このため、ハウジング12の外表面の形状に関係なくチューブアッシー355a,357aを組付けることができ、ハウジング12の設計の自由度が低下することを抑制できる。即ち、チューブ、リム又はチューブアッシーが単体で略円環状に形成されている場合は、ハウジング12の一方の端面から所定の位置までのハウジング12の最大径を、ハウジング12に嵌め込む部材の内周面の径より大きくすることができず、ハウジング12の設計の自由度が低下する可能性があった。しかしながら、上記の構成によると、ハウジング12の設計の自由度が低下することを抑制できる。
次に、図11を参照して実施例3について説明する。実施例3では、チューブ50aが、モータハウジング16とエンジン60との間にも配置されている点で実施例1と異なっている。具体的には、チューブ50aの外周面の一部には、リム454aが配置されている。リム454aの図11の上部と下部には、取付部458aが形成されている。取付部458aがねじ64によりエンジン60の突出部62の突出面に締結されることにより、ハウジング12がエンジン60に固定されている。チューブ50aのうち、その外周面にリム454aが配置されていない部分は、2個の突出部62の間の空間に位置している。当該空間において、チューブ50aは、2個の突出部62の各側壁、及び2個の突出部62の間の底壁、の3箇所において、エンジン60と面接触している。ハウジング12は、チューブ50aによりエンジン60と非接触状態に保たれている。チューブ50a及びリム454aをモータハウジング16に組付ける際は、まず、リム454aの内周面にチューブ50aを固定して一体化したチューブアッシー455aを、モータハウジング16の底壁16bから嵌め込んで、溝16cに配置する。続いて、取付部458aをエンジン60にねじ固定し、チューブ50aに空気を注入する。チューブ50aは、その空気圧が所定の範囲内の値に到達したときに、上述した3箇所でエンジン60と面接触するように構成されている。
この構成によっても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。また、本実施例では、エンジン60の壁面を利用することにより、ハウジング12を、リム454aだけではなく、エンジン60の壁面によっても支持している。このため、リム454aのサイズを周方向に短縮でき、ハウジング12を確実に支持しながら、リム454aの材料を低減できる。
(変形例4) 次に、図12を参照して変形例4について説明する。以下では、実施例3と相違する点についてのみ説明し、実施例3と同一の構成についてはその詳細な説明を省略する。変形例4では、チューブの形状が実施例3と異なっている。即ち、変形例4では、リム454aとモータハウジング16との間に、略円弧状のチューブ450aが配置されており、エンジン60とモータハウジング16との間に、略円弧状のチューブ452aが配置されている。チューブ452aは、2個の突出部62の各側壁、及び2個の突出部62の間の底壁、の3箇所において、エンジン60と面接触している。
チューブ450a,452a及びリム454aをモータハウジング16に組付ける際は、まず、空気が抜かれた状態のチューブ452aを溝16cに配置する。具体的には、ハウジング12を底壁16b側から軸方向に向かって見たときの右半分の溝16c上(即ち、図12のモータハウジング16の外周面の右半分)にチューブ452aを配置する。次に、チューブ452aが配置されたハウジング12を、エンジン60の2個の突出部62の間の空間に配置する。続いて、チューブ452aに空気を注入する。これにより、チューブ452aは、上述した3箇所においてエンジン60と面接触する。続いて、リム454aの内周面にチューブ450aを固定したチューブアッシーを、溝16cの図12における左側に配置し、取付部458aをエンジン60にねじ固定し、チューブ450aに空気を注入する。この構成によっても、実施例3と同様の作用効果を奏することができる。また、変形例4ではチューブ450aの周方向の長さが比較的に短いため、リム454aに容易に固定できる。また、当該チューブアッシー及びチューブ452aは略円弧状であり、溝16cに直接配置できるため、ハウジング12の設計の自由度が低下することを抑制できる。なお、エンジン60とモータハウジング16との間に配置されるチューブの数は1個に限られず、2個以上であってもよい。
次に、図13を参照して実施例4について説明する。実施例4では、リムの形状が実施例1と異なっている。即ち、実施例4では、チューブ50aの外周面には、2個の略円弧状のリム554a,556aが配置されている。即ち、リム554a,556aは、同一円周上に位置している。リム554aは図13の上部に、リム556aは図13の下部(即ち、モータハウジング16に対して、リム554aの反対側)に配置されている。即ち、実施例4では、チューブ50aの外周面の一部は、外部に露出している。リム554a、556aには取付部558a、560aがそれぞれ形成されている。取付部558a,560aはねじ64によりエンジン60に締結されている。これにより、ハウジング12はリム554a,556aに支持された状態でエンジン60に固定される。
チューブ50a及びリム554a,556aをモータハウジング16に組付ける際は、まず、リム554a,556aの内周面にチューブ50aを固定したチューブアッシー555aを、モータハウジング16の底壁16bから嵌め込み、溝16cに配置する。続いて、チューブ50aに空気を注入し、取付部558a,560aをエンジン60にねじ固定する。この構成によっても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。また、リム554a及びリム556aは、ハウジング12を挟んで向かい合う位置に配置されているため、ハウジング12の両側からハウジング12を安定して支持することができる。なお、チューブ50aの外周面のうち、外部に露出している部分は、エンジン60に当接していてもよい。
(変形例5) 次に、図14を参照して変形例5について説明する。以下では、実施例4と相違する点についてのみ説明し、実施例4と同一の構成についてはその詳細な説明を省略する。変形例5では、チューブの形状が実施例4と異なっている。即ち、変形例5では、リム554aとモータハウジング16との間に、略円弧状のチューブ650aが配置されており、リム556aとモータハウジング16との間に、略円弧状のチューブ652aが配置されている。チューブ650aとチューブ652aは略同一形状であり、これらの周方向の長さは、リム554a,556aの周方向の長さと略同一である。チューブ650a,652a及びリム554a,556aをモータハウジング16に組付ける際は、まず、リム554a,556aの内周面にチューブ650a,652aをそれぞれ固定したチューブアッシー655a,657aを、モータハウジング16の側壁を挟み込むように、溝16cに配置する。次に、チューブ650a,652aに空気を注入する。続いて、リム554a,556aの取付部558a,560aをエンジン60にねじ固定する。この構成によっても、実施例4と同様の作用効果を奏することができる。また、チューブアッシー655a,657aは略円弧状であり、溝16cに直接配置できるため、ハウジング12の設計の自由度が低下することを抑制できる。
次に、図15を参照して実施例5について説明する。実施例5では、チューブ750a及びリム754aの断面形状が実施例1と異なっている。即ち、チューブ50aは中空の部材であり、その断面は略円環状であったが、チューブ750aの断面は、その外周側(即ち、チューブ750aの断面の径方向における、モータハウジング16側と反対側)に開口部700を有する略C字形状となっている。開口部700は、チューブ750aの全周に亘って形成されている。リム754aは、開口部700を、全周に亘って気密及び液密に覆っている。チューブ750aとリム754aとにより、略円環状の中空のチューブアッシー755aが構成される。チューブアッシー755a内部の空間は、チューブアッシー755a外部の空間から閉ざされている。チューブアッシー755aの内部には空気が充填されている。チューブアッシー755a内には、リム754aに取付けられたバルブ752aから空気が注入可能となっており、定期的に空気を注入することにより、チューブアッシー755aの空気圧を所定の範囲内に保つことができる。チューブアッシー755aの空気圧が所定の範囲内の値であるときは、モータハウジング16は、チューブ750aによりリム754aと非接触状態に保たれている。チューブアッシー755aのモータハウジング16への組付け方は、実施例1と同様である。なお、チューブ750aが「第2防振部材」の一例に相当する。この構成によっても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。また、この構成では、リム754aにチューブ750aを固定するために突起や溝を形成する必要がない。このため、リム754a及びチューブ750aを比較的に容易に製造できる。
以上、本明細書が開示する技術の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、本明細書が開示する電動圧縮機は、上記の実施例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上記の実施例及び変形例では、チューブ50内に空気が充填されたが、この構成に限られない。チューブ50内には、振動吸収性に優れ、かつ、チューブ50を形成する物質よりも振動により発熱し難い物質が充填されてもよい。例えば、チューブ50内には、窒素等の気体、エチレングリコール又はプロピレングリコール等の液体、ゲル、又はシリコン樹脂等の樹脂が充填されてもよい。
また、チューブ50は、ハウジング12の外表面に沿う形状であれば、略円環状でなくてもよく、例えば略楕円環状であってもよいし、略矩形状であってもよい。また、ハウジング12は略円筒状でなくてもよく、例えば略楕円筒状であってもよい。また、チューブ50は、ハウジング12の軸方向における両端面(即ち、吐出ハウジング20の端面と、モータハウジング16の底壁16b)を通り、ハウジング12を一巡するように配置されてもよい。
また、エンジン60の振動によりリム54がチューブ50に対して変位しない構成であれば、突起56及び溝51は、リム54及びチューブ50の全周に亘って形成されていなくてもよい。また、リム54は、エンジン60ではなくその他の部材(例えば、車両のフレーム等)に固定されてもよい。
また、変形例2のシート70は、略円弧状のチューブが、モータハウジング16の各溝16c,16dに2個以上配置されている構成に適用可能である。このため、変形例3(図10),変形例4(図12),変形例5(図14)に示す構成においても、チューブの外周面にシート70を配置してもよい(変形例4のチューブ452aも含む)。また、シート70とチューブの一方に溝を形成し、他方に突起を形成し、当該溝と当該突起を嵌合させることで、シート70をチューブの外周面に固定してもよい。また、シート70は、全てのチューブに配置されていなくてもよい。例えば、シート70は、比較的に空気が抜け易い、或いは比較的に劣化し易いチューブにのみ配置されてもよい。
また、実施例2では、先にチューブ50aをモータハウジング16に配置してからリム354a,356aを配置したが、この組付け方に限られない。例えば、リム354aの取付部358aの幅広面と、リム356aの取付部360aの幅広面とを当接させ、リム354a,356aの内周面に、空気が抜かれた状態のチューブ50aを固定したチューブアッシーを準備し、このチューブアッシーをモータハウジング16に配置し、エンジン60にねじ固定した後に、チューブ50aに空気を注入してもよい。
また、変形例3では、チューブアッシー355a,357aを準備して、これらをモータハウジング16に組付けたが、この組付け方に限られない。例えば、溝16cにチューブ150a,152aを配置し、チューブ150a,152a内に空気を注入した後で、チューブ150a,152aの外周面にリム354a,356aを配置し、取付部358a,360aをエンジン60にねじ固定してもよい。
また、実施例4では、チューブアッシー555aを準備して、これをモータハウジング16に組付けたが、この組付け方に限られない。例えば、チューブ50aをモータハウジング16に配置し、チューブ50aに空気を注入した後で、チューブ50aの外周面にリム554a,556aを配置し、取付部558a,560aをエンジン60にねじ固定してもよい。
また、実施例5では、リム754aとモータハウジング16との間に配置されるチューブ750aの数は1個であったが、これに限られず、例えば、2個以上の略円弧状のチューブが配置されてもよい。この場合、略円弧状のチューブの周方向における両端面は塞がれており、チューブとリム754aとによって囲まれる空間は、これらの外部の空間から閉ざされている。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:電動圧縮機、12:ハウジング、16b:底壁、16c,16d:溝、22:圧縮機構、30:ステータコイル、34:ロータ、50:チューブ、51:溝、54:リム、56:突起、60:エンジン、70:シート、354a,356a:リム、452a:チューブ、700:開口部、750a:チューブ
Claims (14)
- 圧縮機構と、
前記圧縮機構を駆動するモータと、
前記圧縮機構と前記モータを収容する筒状のハウジングと、
前記ハウジングを支持すると共に、対象物に固定される1又は複数の支持部材と、
その少なくとも1つが前記ハウジングと前記支持部材との間に配置されている1又は複数の第1防振部材と、を備えており、
前記ハウジングは、前記第1防振部材により前記支持部材と非接触状態に保たれると共に、前記対象物と非接触状態に保たれており、
前記第1防振部材は、その内部に中空の閉空間を有する、電動圧縮機。 - 前記第1防振部材は環状であり、前記ハウジングの周囲を一巡している、請求項1に記載の電動圧縮機。
- 前記支持部材は環状であり、前記ハウジングの周囲を一巡している、請求項1又は2に記載の電動圧縮機。
- 前記支持部材の内周面には、前記第1防振部材の外周面が固定可能である、請求項3に記載の電動圧縮機。
- 複数の前記支持部材を備えており、
前記複数の支持部材は、非環状に形成されており、前記ハウジングの周囲に配置されている、請求項1又は2の何れか一項に記載の電動圧縮機。 - 前記複数の支持部材の内周面には、前記第1防振部材の外周面が固定可能である、請求項5に記載の電動圧縮機。
- 前記第1防振部材は、その少なくとも一部において、前記ハウジングと前記対象物の両者と当接しており、
前記ハウジングは、前記第1防振部材により前記対象物と非接触状態に保たれている、請求項2に記載の電動圧縮機。 - 前記1又は複数の第1防振部材の少なくとも1つが、前記ハウジングと前記対象物との間に配置されており、
当該第1防振部材によって、前記ハウジングが前記対象物と非接触状態に保たれている、請求項1に記載の電動圧縮機。 - 前記第1防振部材の内部には気体または液体が充填されており、
前記第1防振部材は、その内部に前記気体または前記液体を注入可能に構成されている、請求項1〜8の何れか一項に記載の電動圧縮機。 - 前記気体は空気である、請求項9に記載の電動圧縮機。
- 前記第1防振部材の外周面と前記支持部材の内周面の一方には凹部が形成されており、
前記第1防振部材の外周面と前記支持部材の内周面の他方には凸部が形成されており、
前記凹部と前記凸部は嵌合可能に構成されている、請求項1〜10の何れか一項に記載の電動圧縮機。 - 前記第1防振部材と前記支持部材の間に配置される予備防振部材をさらに備えており、
前記予備防振部材は、前記第1防振部材の変形時に前記ハウジングと当接可能であり、
前記ハウジングは、前記第1防振部材の変形時においても前記支持部材及び前記対象物と非接触状態に保たれる、請求項1に記載の電動圧縮機。 - 前記ハウジングの外表面には溝が設けられており、前記第1防振部材は、前記溝に嵌合する、請求項1〜12の何れか一項に記載の電動圧縮機。
- 圧縮機構と、
前記圧縮機構を駆動するモータと、
前記圧縮機構と前記モータを収容する筒状のハウジングと、
前記ハウジングを支持すると共に、対象物に固定されている1又は複数の支持部材と、
前記ハウジングと前記支持部材との間に配置されている1又は複数の第2防振部材と、
を備えており、
前記ハウジングは、前記第2防振部材により前記支持部材と非接触状態に保たれており、
前記第2防振部材が延びている方向と直交する平面で前記第2防振部材を切断したときの前記第2防振部材の断面は、当該断面の径方向における前記ハウジング側と反対側に開口部を有するC字形状であり、
前記支持部材は、前記開口部を気密及び液密に覆っており、
前記支持部材と前記第2防振部材によって囲まれる空間は、前記支持部材及び前記第2防振部材の外部の空間から閉ざされている、電動圧縮機。
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