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JP2016034415A - 包装体及び出力測定装置用アダプタセット - Google Patents

包装体及び出力測定装置用アダプタセット Download PDF

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JP2016034415A JP2014158675A JP2014158675A JP2016034415A JP 2016034415 A JP2016034415 A JP 2016034415A JP 2014158675 A JP2014158675 A JP 2014158675A JP 2014158675 A JP2014158675 A JP 2014158675A JP 2016034415 A JP2016034415 A JP 2016034415A
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Abstract

【課題】キャリブレーションの終了後における、出力測定装置に対する光ファイバーの保持の解除を容易にする。
【解決手段】本開示の包装体3は、開口16を有する本体部4と、開口を介して本体部に挿入される挿入部材であって、本体部に挿入された状態において本体部の外側に位置し、かつ間隙を介して開口に対向する突出部13を有する挿入部材5とを有する被包装体を包装する包装体であって、第1の方向に沿って本体部の外周を覆うフィルム本体3を備える。フィルム本体は、第1の方向に沿って形成された第1の開裂案内線14と、第1の開裂案内線によって区画される第1の領域Xおよび第2の領域Yとを有し、第1の領域は、突出部と開口との間に配置される領域を含む。
【選択図】図1

Description

本願は、被包装体を包む包装体に関する。本願は、包装体を備える出力測定装置用アダプタセットにも関する。
医療現場では様々な医療用装置が使用される。例えば、レーザーなどの光を患部へ照射するレーザー治療装置が知られている。レーザー治療装置は、例えば、光線力学的治療法(photodynamic therapy:以下、「PDT」と略する。)に用いられる。PDTとは、癌細胞に多く蓄積される光感受性物質へのレーザー光照射による光化学反応を利用した局所的治療法である。PDTを行うレーザー治療装置は、レーザー光を出射するレーザー治療装置本体と、レーザー光を患部へと伝達して照射する光プローブとを備える。この光プローブは、光ファイバーを備える。レーザー治療装置本体から出射された光は、この光ファイバーの中を伝播する(例えば、特許文献1参照)。
レーザー等の光を出射する装置を使用する際は、実際に治療等を行なう前に、キャリブレーションを実施することがある(例えば、特許文献2参照)。具体的には、光プローブから出射される光の強度を測定することによって、その出力が適正な値となっているか確認する。キャリブレーションを実施する際には、光ファイバーは、光の強度を測定する出力測定装置に光ファイバーからの光が入射するように、一時的に保持される。
特開2000−189527号公報 特開平05−115491号公報
キャリブレーションの終了後、光ファイバーは、出力測定装置から分離され、施術に用いられる。従って、施術を迅速に行う観点から、出力測定装置に対する光ファイバーの保持を容易に解除できると有利である。また、医療現場では、本体に対して着脱可能に挿入された部材を有する装置、器具等を使用する場合がある。施術を迅速に行う観点から、そのような部材の取り外しを簡便に行えると有益である。
本開示の例示的な実施形態として以下が提供される。
開口を有する本体部と、前記開口を介して前記本体部に挿入される挿入部材であって、前記本体部に挿入された状態において前記本体部の外側に位置し、かつ間隙を介して前記開口に対向する突出部を有する挿入部材とを有する被包装体を包装する包装体であって、前記包装体は、第1の方向に沿って前記本体部の外周を覆うフィルム本体を備え、前記フィルム本体は、前記第1の方向に沿って形成された第1の開裂案内線と、前記第1の開裂案内線によって区画される第1の領域および第2の領域とを有し、前記第1の領域は、前記突出部と前記開口との間に配置される領域を含む包装体。
本開示によれば、装置、器具等の本体に挿入された部材を簡便に取り外すことができる。
本開示の出力測定装置用アダプタセットの一例を示す斜視図である。 出力測定装置用アダプタ1の内部を示す断面斜視図である。 (a)は、係止部材5及び光ファイバー2を拡大して示す斜視図であり、(b)及び(c)は、出力測定装置用アダプタ1を光ファイバー2の軸方向に垂直な断面で切断したときの断面図である。 本開示の実施の形態1における包装体3が備えるフィルム本体3Bの一例を示す斜視図である。 (a)は出力測定装置用アダプタ1を突出部13の主面に対して垂直な方向から見たときの上面図であり、(b)は、図5(a)に対応する側断面図である。 本開示の包装体3の使用例を示す図である。 (a)及び(b)は、本開示の実施の形態1における包装体3が備えるフィルム本体の他の一例を示す斜視図である。 出力測定装置用アダプタセットに用いられる係止部材の変形例を示す図である。 係止部材5aを本体部4から引き出すときの動作を説明するための図である。
上述したように、キャリブレーションを実施する際には、光の強度を測定する出力測定装置に、光ファイバーからの出射光が入射される。その際、光ファイバーを保持するためのアダプタを出力測定装置に接続することがある。このとき、光ファイバーをアダプタ内に挿入することにより、光ファイバーが保持される。以下では、出力測定装置に対して光ファイバーを一時的に保持するために用いられるアダプタを出力測定装置用アダプタと呼ぶ。このような出力測定装置用アダプタを用いることにより、レーザー治療装置の使用者が光ファイバーを手で保持することなく、光ファイバーを出力測定装置に対して一時的に保持することができる。出力測定装置用アダプタを使用すると、出力測定装置用アダプタ本体内における光ファイバーの位置を一定に保ち得るので、光の出力をより正確に測定し得る。
上述したように、キャリブレーション終了後は、施術のために出力測定装置用アダプタから光ファイバーが引き抜かれる。従って、光ファイバーを出力測定装置用アダプタ内に固定できる一方で、その固定状態を容易に解除できると有益である。医療現場では、一般的に、施術を実施する者(医師等)は、ゴム手袋を着用している。ゴム手袋の着用の有無にかかわらず、簡易な操作で出力測定装置用アダプタに対する光ファイバーの固定を解除できると有益である。
まず、本開示の一態様の概要を説明する。
本開示の一態様である包装体は、開口を有する本体部と、開口を介して本体部に挿入される挿入部材であって、本体部に挿入された状態において本体部の外側に位置し、かつ間隙を介して開口に対向する突出部を有する挿入部材とを有する被包装体を包装する包装体である。この包装体は、第1の方向に沿って本体部の外周を覆うフィルム本体を備える。フィルム本体は、第1の方向に沿って形成された第1の開裂案内線と、第1の開裂案内線によって区画される第1の領域および第2の領域とを有する。第1の領域は、突出部と開口との間に配置される領域を含む。
ある態様において、突出部は、第1の辺を有する。突出部の主面に対して垂直な方向から見たときに、第1の辺は、第1の開裂案内線に平行であってもよい。
ある態様において、突出部の主面に対して垂直な方向から見たときに、第1の開裂案内線は、突出部と重ならない位置に形成されている。
ある態様において、第2の領域は、本体部と突出部との間には形成されない。
ある態様において、フィルム本体は、熱収縮性フィルムから構成されている。
ある態様において、フィルム本体は、第1の領域においてフィルム本体の外縁から第1の開裂案内線に向かって延びるスリットを有する。
ある態様において、フィルム本体は、第1の領域において第1の方向と垂直な方向に沿ってフィルム本体の外縁から突出するタブを有する。
本開示の他の一態様である出力測定装置用アダプタセットは、出力測定装置用アダプタと、出力測定装置用アダプタを包装する包装体とを備える。出力測定装置用アダプタは、開口を有する本体部と、開口を介して本体部に挿入される係止部材であって、本体部に挿入された状態において本体部の外側に位置し、かつ間隙を介して開口に対向する突出部を有する係止部材とを有する。本体部は、開口および開口に連通する内部空間を有する胴体部と、光の強度を測定する出力測定装置と接続する接続部とを有する。係止部材は、開口を介して胴体部に挿入されることによって本体部に結合される。包装体は、第1の方向に沿って本体部の外周を覆うフィルム本体を有する。フィルム本体は、第1の方向に沿って形成された第1の開裂案内線と、第1の開裂案内線によって区画される第1の領域および第2の領域とを有する。第1の領域は、突出部と開口との間に配置される領域を含む。
ある態様による出力測定装置用アダプタセットは、胴体部の内部に挿入された光ファイバーを更に備える。光ファイバーは、胴体部の内部空間において、係止部材の先端によって保持されていてもよい。
ある態様において、突出部は、第1の辺を有する。突出部の主面に対して垂直な方向から見たときに、第1の辺は、第1の開裂案内線に平行であってもよい。
ある態様において、突出部の主面に対して垂直な方向から見たときに、第1の開裂案内線は、突出部と重ならない位置に形成されている。
ある態様において、第2の領域は、本体部と突出部との間には形成されない。
ある態様において、フィルム本体は、熱収縮性フィルムから構成されている。
ある態様において、フィルム本体は、第1の領域においてフィルム本体の外縁から第1の開裂案内線に向かって延びるスリットを有する。
ある態様において、フィルム本体は、第1の領域において第1の方向と垂直な方向に沿ってフィルム本体の外縁から突出するタブを有する。
ある態様において、胴体部は、柱状形状を有する。開口は、胴体部の中央よりも接続部側に設けられていてもよい。
ある態様において、フィルム本体は、胴体部の軸方向に沿って、第1の開裂案内線から接続部とは反対側の端部まで延びる第2の開裂案内線を有する。
上述の出力測定装置用アダプタは、光線力学的治療法に用いられてもよい。
以下に、本開示の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。以下では、本体に対して着脱可能に挿入された部材を有する器具として、出力測定装置用アダプタを例示する。
(実施の形態1)
図1は、本開示の出力測定装置用アダプタセットの一例を示す。図1に示す出力測定装置用アダプタセット100は、出力測定装置用アダプタ1と、出力測定装置用アダプタ1を包装する包装体3とを備える。図示する例では、出力測定装置用アダプタ1の内部に光ファイバー2が挿入されている。後に詳しく説明するように、出力測定装置用アダプタ1は、光ファイバー2を一時的に固定できるような構成を有する。包装体3の詳細は後述する。
出力測定装置用アダプタ1は、例えば光線力学的治療法に用いられる。出力測定装置用アダプタ1は、レーザーの出力を測定する出力測定装置(図示せず)等に取り付けて使用する。レーザーの出力を測定する際は、光ファイバー2の一方の端部をレーザー装置(ここではレーザー治療装置本体)に接続する。また、光ファイバー2の他方の端部が挿入された状態の出力測定装置用アダプタセット100を出力測定装置に接続する。光ファイバー2を介して、レーザー装置から出射されたレーザーを出力測定装置に入射させる。出力測定装置は、光ファイバー2から放出される光(ここではレーザー)の強度を測定する。
本実施の形態では、予め光ファイバー2が出力測定装置用アダプタ1内に挿入された状態の出力測定装置用アダプタセット100を出力測定装置に接続する。これにより、キャリブレーションの際に出力測定装置の使用者が光ファイバー2を手で保持する必要がなく、利便性が向上する。
まず、光ファイバー2の出力測定装置用アダプタ1内部における固定状態を説明する。出力測定装置用アダプタ1は、本体部4と、本体部4に対して着脱自在に構成された係止部材5と、本体部4を覆う包装体3とを備えている。本体部4は、胴体部6と、胴体部6の一方の端部P側に設けられた、出力測定装置と接続する接続部7とを備えている。胴体部6及び接続部7は、内部に光ファイバー2を挿入できる内部空間を有する。胴体部6のもう一方の端部Q側には貫通孔が設けられており、光ファイバー2はこの貫通孔から胴体部6の内部空間に挿入される。接続部7は、光強度を測定する出力測定装置内へ挿入される。胴体部6は例えば樹脂から形成されており、略四角形の断面を持つ柱状形状であり得る。接続部7のうち、胴体部6の端部P側と接続する一部分は、胴体部6と一体成形され得る。この一体成形された部分に、例えば光透過性の材料から形成された先端部8が接続され得る。先端部8を構成する材料の例は、アクリル樹脂、ポリカーボネート等である。先端部8は、断面が円形の錐体形状を有し得る。光ファイバー2は、この先端部8の先端付近にまで挿入されている。
出力測定装置用アダプタ1は、胴体部6の端部Q側の貫通孔と接続する光ファイバー導入部9を更に備え得る。光ファイバー導入部9は、例えばゴムなどの弾性材料から構成され、中空の円筒形状を有し得る。光ファイバー導入部9は、光ファイバー2の急峻な折れ曲がりを防止する。
係止部材5は、本体部4の例えば胴体部6に対して着脱可能に構成されている。例えば、胴体部6は、その少なくとも1つの面に、外部から内部に貫通する開口16を有する。この開口16は、胴体部6の内部空間に連通している。係止部材5は、この開口16を介して胴体部6に挿入される。これにより、本体部4に対して係止部材5が結合される。後述するように、係止部材5は、胴体部6に挿入された状態において本体部4の外側に位置する突出部13を有する。ここでは、突出部13は、平板形状を有する。すなわち、図1に例示する構成において、突出部13の表面は平坦である。ただし、突出部13の表面の形状は、図示する形状に限定されず、例えば凹凸を有する形状であってもよいし、丸みを有する形状であってもよい。突出部13は、胴体部6に設けられた開口16と間隙を介して対向する。
図2は、出力測定装置用アダプタ1の内部を示す。図2は、包装体3を取り外し、胴体部6と、胴体部6と一体成形されている接続部7の一部分とを示す断面図である。図2は、本体部4の内部に挿入された光ファイバー2及び係止部材5を併せて示している。なお、図2は、図1におけるA−A’軸方向に平行かつ本体部4の中央を通る平面での断面斜視図である。図示する例において、胴体部6及び接続部7の内部には、胴体部6の長手方向に沿って中央に溝が形成されており、その溝に光ファイバー2が配置されている。典型的には、光ファイバー2は、軸方向に垂直な断面における形状が円である。光ファイバー2を配置するための溝の断面は、円の一部が欠損したC形の形状であり得る。
図示するように、光ファイバー2は、係止部材5と嵌合する嵌合用部材10を有し得る。嵌合用部材10は、例えばプラスチックから構成されている。嵌合用部材10のプラスチックの表面は、光ファイバー2の被覆を傷つけないような加工が施されていると有益である。嵌合用部材10は、光ファイバー2の周面の少なくとも一部を覆っている。嵌合用部材10は、係止部材5と嵌合する。この嵌合構造を以下に更に詳しく説明する。
図3(a)は、係止部材5及び光ファイバー2を拡大して示す。図3(a)に例示する構成において、嵌合用部材10には、凹部11が形成されている。この凹部11は、例えば、光ファイバー2の軸方向に垂直な断面において、光ファイバー2の直径方向に対向する2箇所に形成されている。ここでは、係止部材5が挿入される方向及び光ファイバー2の軸方向の両方に垂直な方向において嵌合用部材10の両側に、光ファイバー2の軸方向に一定の幅を持つ溝が、嵌合用部材10の上方から下方にわたって形成されている。これらの2つの溝のそれぞれは、光ファイバー2側に底面を有している。
係止部材5は、互いに対向する少なくとも2本の脚部12を有し得る。この脚部12は、本体部4の内部に挿入される部分である。図示する例では、脚部12は互いに対向し、それぞれが直方体形状を有する。図示するように、脚部12は、突出部13と接続している。突出部13は、係止部材5を本体部4の内部へ挿入したときに本体部4の外部に配置される。ここでは、突出部13は、図1において係止部材5のうち本体部4の外側に突出する板状の部分である。典型的には、胴体部6には突出部13よりも面積が小さい開口16が設けられており、この開口16に係止部材5が挿入される。開口16は、例えば胴体部6の中央よりも接続部7側に設けられる。このとき、脚部12は開口16より本体部4の内部へ挿入される。一方、突出部13は開口16を通過せず本体部4の外部に突出する。
典型的には、光ファイバー2の軸方向における凹部11の幅は、脚部12の幅よりもわずかに大きい。また、互いに対向する脚部12の間隔は、凹部11の底面間の距離よりも大きい。更に、対向する脚部12の間隔は、2つの凹部11の深さと凹部11の底面間の距離とを足し合わせた長さよりも小さい。このような構成とすることで、脚部12は、嵌合用部材10の上方から胴体部6内にスライドされることにより、凹部11を挟み込むことができる。
このように、係止部材5の脚部12は、例えば、胴体部6の外表面に設けられた開口16を介して胴体部6に挿入される。係止部材5(典型的にはその先端)によって、光ファイバー2が胴体部6の内部空間において保持される。すなわち、係止部材5は、胴体部6に挿入された状態において光ファイバー2を保持する。
図3(b)及び図3(c)は、出力測定装置用アダプタ1を光ファイバー2の軸方向に垂直な面で切断したときの断面を示す。図3(b)及び図3(c)は、図1におけるB−B’断面図である。図3(b)及び図3(c)においては、包装体3の図示が省略されている。
図3(b)は、本体部4へ係止部材5を挿入しはじめている状態を示す。図3(b)に示す状態においては、まだ嵌合用部材10の凹部11と係止部材5の脚部12とは嵌合していない。図3(c)は、嵌合用部材10の凹部11と係止部材5の脚部12とが嵌合した状態を示す。これらの図からわかるように、胴体部6に設けられた開口16を介して、脚部12が凹部11を挟むように係止部材5を本体部4の内部へ挿入することによって、嵌合用部材10と係止部材5とが嵌合され得る。これにより、光ファイバー2が係止部材5によって固定され得る。係止部材5を本体部4から外部へ引き抜けば、係止部材5と嵌合用部材10の固定状態が解除され、光ファイバー2を本体部4から引き出すことができる。
図3(a)に例示する構成において、係止部材5は、突出部13と2つの脚部との間に溝部19を有する。図3(c)に示すように、係止部材5において溝部19を介して対向する2つの面のうち、脚部12に近い側の面Ssは、典型的には、係止部材5が胴体部6に挿入された状態において胴体部6の開口16が設けられている面と整合する。
図3(c)に示すように、突出部13は、係止部材5が胴体部6に挿入された状態において、間隙dを介して胴体部6の開口16と対向する。なお、図3(c)中に示す間隙dは、あくまでも説明のために誇張して描かれており、実際の間隙の大きさを示すわけではない。なお、図示する例では、開口16と対向する突出部13の下面(面Ssと対向している面)は、典型的には、開口16の輪郭によって規定される平面と平行である。しかしながら、突出部13の配置はこの例に限定されない。突出部13の下面は、開口16の輪郭によって規定される平面と平行でなくともよい。なお、突出部13の下面は、典型的には、平坦である。
再び図1を参照する。図1に示すように、出力測定装置用アダプタセット100は、出力測定装置用アダプタ1を包装する包装体3を有している。包装体3は、出力測定装置用アダプタ1の本体部4の外表面を覆うフィルム本体を備える。図示する例では、フィルム本体は、胴体部6の柱状形状の周方向に沿って胴体部6の外周を覆っている。フィルム本体を構成する材料の例は、ポリオレフィン(polyolefin)、ポリスチレン(polystyrene)、ポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride)、ポリプロピレン(polypropylene)等である。フィルム本体は、熱により収縮する特性を持つ熱収縮性フィルムであり得る。フィルム本体が熱収縮性フィルムから構成される場合、包装体3は、本体部4(ここでは胴体部6)を覆うようにして装着された後、加熱される。加熱により、熱収縮を利用してフィルム本体を本体部4に対してより密着させ得る。
図4は、本開示の実施の形態1における包装体3が備えるフィルム本体3Bの一例を示す。図4は、本体部4に装着されていない状態のフィルム本体3Bを拡大して示す。図示する例では、フィルム本体3Bは、チューブ形状を有している。フィルム本体3Bの形状は、本体部4の外周を覆うことができる形状であればよく、チューブ形状に限定されない。チューブ形状の軸方向の長さも特定の長さに限定されない。フィルム本体3Bがチューブ形状を有する場合における、チューブ形状の断面形状も特定の形状に限定されず、例えば、円、多角形等であり得る。
図示する例では、フィルム本体3Bは、チューブ形状の周方向に沿って形成された第1の開裂案内線(tear line)14を有している。本明細書における「開裂案内線」は、フィルム本体における切り取りの方向(フィルム本体の裂ける方向といってもよい。)を規制する機能を有する構造を広く含む。例えば、第1の開裂案内線14は、小孔の配列から形成されたミシン目(perforation)であり得る。第1の開裂案内線14の具体的な態様はミシン目に限定されず、切り取りの方向に沿って、他の部分よりも薄い部分(溝)を設けてもよい。例えば、第1の開裂案内線14は、フィルム本体3Bの厚さ方向に沿って表面から途中までに入れられた切れ込みであってもよい。このような切れ込みは、例えば、所定の形状の刃を有する型、レーザー、熱を用いて形成することができる。フィルム本体3Bにおける切り取りの方向に沿って、フィルム本体3Bよりも高い強度を有するリボンを配置してもよい。
また、図4に示すように、フィルム本体3Bの外縁から第1の開裂案内線14に向かって延びるスリットSLを形成しておいてもよい。この場合、スリットSLから第1の開裂案内線14に達する切れ込み等を更に形成しておいてもよい。このような切れ込みを設けておくことにより、フィルム本体3Bの外縁から第1の開裂案内線14に向けてフィルム本体3Bの切り取りが容易になる。スリットSLに代えてノッチを設けてもよい。
ある態様では、フィルム本体3Bは、熱収縮性フィルムから構成される。熱収縮性フィルムは、樹脂フィルムをある軸方向に沿って延伸することにより得られる。このような熱収縮性フィルムは、上記の軸方向に沿っての引き裂きが容易である。従って、第1の開裂案内線14の方向に沿って切り取りが進みやすいように延伸時の軸方向を設定してもよい。
また、図4に例示する構成では、フィルム本体3Bは、第1の開裂案内線14からフィルム本体3Bの外縁まで延びる第2の開裂案内線15を更に有している。前述したように、フィルム本体3Bは、胴体部6を覆う。この第2の開裂案内線15は、包装体3が本体部4に装着された状態において胴体部6の長手方向に沿って延びるように形成されている。第2の開裂案内線15は、典型的には、フィルム本体3Bの端部のうち、包装体3が本体部4に装着された状態において接続部7とは反対側の端部にまで延びている(図1参照)。第2の開裂案内線15は、第1の開裂案内線14と同様に、ミシン目、切れ込み等であり得る。なお、第2の開裂案内線15は、第1の開裂案内線14と異なる構成を有していてもよく、例えば、第1の開裂案内線14がミシン目であり、第2の開裂案内線15が切れ込みであってもよい。なお、第2の開裂案内線15がミシン目である場合、フィルム本体3Bの外縁近傍にある小孔が、他の部分の小孔とは異なる形状を有していてもよい。例えば、フィルム本体3Bの外縁近傍の小孔が、第2の開裂案内線15の延びる方向に長軸を有する長円形状であってもよい。このとき、フィルム本体3Bの外縁近傍の小孔は、その一部のみがフィルム本体3Bと重なるような配置を有していてもよい。言い換えれば、フィルム本体3Bの外縁と小孔の輪郭が連続することにより、フィルム本体3Bの端部にスリット状のノッチが形成されていてもよい。このように、フィルム本体3Bの端部の形状をノッチ状とすることにより、第2の開裂案内線15の方向に沿った切断が容易になる。更に、2以上の方向に沿って延伸を行うことにより、フィルム本体3Bに第2の軸をもたせてもよい。すなわち、フィルム本体3Bにおいて、第2の開裂案内線15の方向に切り取りが進みやすいように、延伸時の第2の軸方向を設定してもよい。
図5(a)は、出力測定装置用アダプタ1を突出部13の主面(突出部13の上面又は下面であり、ここでは図5(a)に示す上面Su)に対して垂直な方向から見たときの上面図である。図5(b)は、図5(a)に対応する側断面図である。図5(a)は、図1において出力測定装置用アダプタ1の係止部材5が接続されている面の一部を上から見たときの図である。図5(a)及び図5(b)に例示する構成において、突出部13は、胴体部6の上面から見たときに、長方形状を有する。図5(a)に示すように、ここでは、第1の開裂案内線14は、この長方形状の辺Sdと平行に形成されている。包装体3のフィルム本体3Bは、胴体部6の外表面を覆っており、フィルム本体3Bの少なくとも一部は、突出部13と、胴体部6の開口16との間に配置されている。すなわち、図5(a)及び図5(b)に示す例では、間隙d(図3(c)参照)の間にもフィルム本体3Bの一部が配置されている。
図示するように、フィルム本体3Bは、第1の開裂案内線14によって区画される第1の領域Xと第2の領域Yとを有する。図5(a)に示すように、第1の領域Xは、突出部13と開口16との間に配置される領域を含む。
ここでは、第2の領域Yは突出部13とは重ならない。すなわち、第2の領域Yは、本体部4と突出部13との間には形成されない。図5(a)及び図5(b)に例示する構成では、突出部13の主面Suに対して垂直な方向から見たときに、第1の開裂案内線14は、突出部13と重ならない位置に形成されている。図示する例において、第1の開裂案内線14は、突出部13の辺Sdからわずかに外側に形成されている。ここでは、第1の開裂案内線14は、辺Sdよりも約1mm程度外側に形成されている。
包装体3が第1の開裂案内線14を有することにより、第1の開裂案内線14に沿って包装体3を切り取ることができる。これにより、フィルム本体3Bのうち、第2の領域Yに対応する部分を胴体部6上に残した状態で、第1の領域Xに対応する部分を胴体部6から分離することができる。このとき、第1の領域Xが、突出部13と開口16との間に配置される領域を含んでいるので、第1の領域Xに対応する部分を持ち上げることにより、第1の領域Xに対応する部分とともに係止部材5を引き上げることができる。従って、係止部材5を本体部4から簡単に引き抜くことができる。
図6は、本開示の包装体3の使用例を示す。図6は、係止部材5を本体部4から引き出すときの動作を説明するための図である。例えばキャリブレーションの終了後、第1の開裂案内線14に沿って包装体3を分断することにより、第1の領域Xと第2の領域Yとを分離する。フィルム本体3Bが第1の開裂案内線14を有しているので、ハサミ等の道具を使用せずとも、所定の方向に沿って包装体3を分断することができる。なお、図4に示すように、フィルム本体3Bの外縁から第1の開裂案内線14に向かって延びるスリットSLを第1の領域Xに設けておくと、包装体3の分断が容易である。フィルム本体3BにこのようなスリットSLを設けておくことにより、出力測定装置用アダプタセット100の使用者は、包装体3の分断に際して、フィルム本体3BのスリットSLの近傍の部分(図4中に示すタブT)を指先でつまむことができる。
前述したように、第1の領域Xは、突出部13と開口16との間に配置される領域を含んでいる。そのため、第1の開裂案内線14に沿って包装体3を切り取ると、第1の領域Xの一部は、溝部19内に残る。従って、第1の領域Xであった部分(典型的にはリボン状)を持ち上げることによって係止部材5を持ち上げることができる。これにより、胴体部6から係止部材5を容易に分離できる。従って、光ファイバー2の保持を容易に解除して、本体部4から光ファイバー2を引き出すことができる。このように、本開示によれば、キャリブレーションの終了後、出力測定装置に対する光ファイバー2の保持を容易に解除できる。
図7(a)及び図7(b)は、本開示の実施の形態1における包装体3が備えるフィルム本体の他の一例を示す。図7(b)は、図7(a)に示すフィルム本体3Baを上下反転させた状態を示している。
図7(a)及び図7(b)に示すフィルム本体3Baは、図4を参照して説明したスリットSLに代えて、チューブ形状の軸方向に沿ってチューブ形状の端部から突出するタブTaを有している。図示する例では、タブTaの左右に、チューブ形状の軸方向に沿って延びる開裂案内線17a及び17bが設けられている。ここでは、開裂案内線17a及び17bは、フィルム本体3Baの外縁から、第1の開裂案内線14を越えて延びている。
図7(a)及び図7(b)に示すフィルム本体3Baを用いる場合、例えばキャリブレーションの終了後、タブTaをつまみながら、タブTaを開裂案内線17a及び17bの延びる方向に沿って引っ張ることができる。これにより、開裂案内線17a及び17bに沿ってフィルム本体3Baを切ることができる。このとき、タブTaを切り取ってもよい。開裂案内線17a及び17bに沿ってフィルム本体3Baを切ることにより、図4に示す2つのタブTを形成した場合と同様の効果が得られる。すなわち、開裂案内線17aを挟んでタブTaと連続していた部分、及び開裂案内線17bを挟んでタブTaと連続していた部分を指先でつまむことができる。これらの部分を指先でつまんで第1の開裂案内線14に沿って引っ張ることにより、第1の開裂案内線14に沿って包装体3を容易に第1の領域Xと第2の領域Yとに分割することができる。
なお、フィルム本体3Baは、図7(b)に示すように、チューブ形状の軸方向においてタブTaとは反対側に、切り欠きCfを有していてもよい。切り欠きCfの輪郭は、タブTaの輪郭に整合する形状であり得る。フィルム本体3Baは、例えば、ある軸方向に沿って延びる筒状を有するフィルムを一定の長さで切断することによって作製される。このような製造方法を採用する場合、切断部の形状を調整することにより、チューブ形状の端部にタブTaを有する同一形状の複数のフィルム本体3Baを容易に作製することができる。
フィルム本体3Baを有する包装体3も、図6を参照して説明した使用例と同様に使用できる。すなわち、第1の開裂案内線14に沿って包装体3を切り取り、第1の領域Xであった部分(典型的にはリボン状)を持ち上げることによって係止部材5を持ち上げることができる。従って、光ファイバー2の保持を容易に解除することができる。
例えば医療現場では、出力測定装置用アダプタ1の使用者は、衛生管理のためゴム手袋を装着している場合が多い。上記のように、出力測定装置用アダプタ1が包装体3を備えることにより、ゴム手袋を装着していたとしても、包装体3を利用して係止部材5を胴体部6から容易に引き抜くことができる。また、係止部材5のうち、本体部4から突出している部分(ここでは突出部13)が小さい場合であっても、突出部13を直接指先でつまむ場合と比較して、係止部材5を胴体部6から簡単に引き抜くことができる。従って、本開示によれば、例えば医療の現場等、素早く正確に作業することが求められる場面において、小さな部品を手作業で扱う場合であっても迅速な作業が可能になる。
更に、図4を参照して説明したように、包装体3は、胴体部6の長手方向に沿って接続部7とは反対側の端部から第1の開裂案内線14まで延びる第2の開裂案内線15を有していてもよい。このようにすると、第1の領域Xの分離後、第2の開裂案内線15に沿って包装体3を切り取ることにより、フィルム本体3Bのうちの第2の領域Yに対応する部分を本体部4から簡単に取り外すことができる。すなわち、包装体3の交換が容易になる。なお、図7(a)及び(b)に示す例では、フィルム本体3Baは、第1の開裂案内線14からフィルム本体3Baの外縁まで延び、かつ第2の開裂案内線15と連続する開裂案内線15aを更に有している。この開裂案内線15aは、第2の開裂案内線15と同じ方向に沿って延びるように形成されている。このような開裂案内線15aを設けておくことにより、第2の開裂案内線15に沿ってのフィルム本体3Baの切り取りをより容易とできる。
図8は、出力測定装置用アダプタセットに用いられる係止部材の変形例を示す。図8に示す係止部材5aは、全体としてL字状であり、溝部19(図6参照)を有しない。すなわち、図8に示す係止部材5aは、互いに対向する2つの脚部12aと、脚部12aに対してほぼ垂直に接続された突出部13とを有する。
図6に示す係止部材5のように、溝部19を有する係止部材5を使用する場合、胴体部6の開口16に係止部材5を挿入してから、例えば柱状形状を有する胴体部6の長手方向に沿ってフィルム本体3Bをスライドさせることにより、本体部4に包装体3を装着する。その後、必要に応じてフィルム本体3Bを加熱することにより、フィルム本体3Bを胴体部6に密着させる。
これに対し、図8に示す係止部材5aは、溝部19を有していない。そのため、本体部4に包装体3を装着してから、胴体部6の開口16に係止部材5aの脚部12aを挿入することができる。なお、胴体部6の開口16は、係止部材5aの脚部12aが挿入できる大きさであればよい。このような係止部材5aを用いる場合、フィルム本体3Bの第1の領域Xは、開口16上に配置される領域を含み得る。このとき、突出部13は、フィルム本体3Bの厚さと同じかフィルム本体3Bの厚さよりも大きい間隙を介して開口16に対向する。
図9は、係止部材5aを本体部4から引き出すときの動作を説明するための図である。係止部材5aを有する出力測定装置用アダプタセットも、図6を参照して説明した使用例と同様に使用することができる。例えばキャリブレーションの終了後に、第1の開裂案内線14に沿って包装体3を分断することにより、第1の領域Xと第2の領域Yとを分離する。ここでは、第1の領域Xは、突出部13と重なる領域を含んでいるので、第1の開裂案内線14に沿って包装体3を切り取り、第1の領域Xであった部分を持ち上げることによって係止部材5aを持ち上げることができる。これにより、胴体部6から係止部材5aを容易に分離できる。
なお、前述した種々の態様は、矛盾が生じない限り互いに組み合わせることが可能である。包装体3に包装される物体は出力測定装置用アダプタ1に限定されない。本体部に対して着脱可能な態様で、本体部に形成された開口に挿入される挿入部材であって、その少なくとも一部分が本体部の外表面と対向するように本体部から突出する挿入部材を有する物体であればよい。被包装体は、使い捨てのピン等が挿入部材として本体部に挿入された医療用装置又は医療用器具であってもよい。
本開示の包装体は、光ファイバーから放出される光の強度の測定に用いられる出力測定装置に対して光ファイバーを一時的に保持する出力測定装置用アダプタ等を包装する態様に利用することができる。光ファイバーは、出力測定装置用アダプタに固定されることよって出力測定装置に光学的に結合され得る。
1 出力測定装置用アダプタ
2 光ファイバー
3 包装体
4 本体部
5 係止部材(挿入部材)
6 胴体部
7 接続部
8 先端部
9 光ファイバー導入部
10 嵌合用部材
11 凹部
12 脚部
13 突出部
14 第1の開裂案内線
15 第2の開裂案内線
16 開口

Claims (18)

  1. 開口を有する本体部と、前記開口を介して前記本体部に挿入される挿入部材であって、前記本体部に挿入された状態において前記本体部の外側に位置し、かつ間隙を介して前記開口に対向する突出部を有する挿入部材とを有する被包装体を包装する包装体であって、
    前記包装体は、
    第1の方向に沿って前記本体部の外周を覆うフィルム本体を備え、
    前記フィルム本体は、前記第1の方向に沿って形成された第1の開裂案内線と、前記第1の開裂案内線によって区画される第1の領域および第2の領域とを有し、
    前記第1の領域は、前記突出部と前記開口との間に配置される領域を含む
    包装体。
  2. 前記突出部は、第1の辺を有し、
    前記突出部の主面に対して垂直な方向から見たときに、前記第1の辺は、前記第1の開裂案内線に平行である請求項1に記載の包装体。
  3. 前記突出部の主面に対して垂直な方向から見たときに、前記第1の開裂案内線は、前記突出部と重ならない位置に形成されている請求項1または2に記載の包装体。
  4. 前記第2の領域は、前記本体部と前記突出部との間には形成されない請求項1から3のいずれかに記載の包装体。
  5. 前記フィルム本体は、熱収縮性フィルムから構成されている請求項1から4のいずれかに記載の包装体。
  6. 前記フィルム本体は、前記第1の領域において前記フィルム本体の外縁から前記第1の開裂案内線に向かって延びるスリットを有する請求項1から5のいずれかに記載の包装体。
  7. 前記フィルム本体は、前記第1の領域において前記第1の方向と垂直な方向に沿って前記フィルム本体の外縁から突出するタブを有する請求項1から5のいずれかに記載の包装体。
  8. 開口を有する本体部と、前記開口を介して前記本体部に挿入される係止部材であって、前記本体部に挿入された状態において前記本体部の外側に位置し、かつ間隙を介して前記開口に対向する突出部を有する係止部材とを有する出力測定装置用アダプタと、
    前記出力測定装置用アダプタを包装する包装体と、
    を備え、
    前記本体部は、前記開口および前記開口に連通する内部空間を有する胴体部と、光の強度を測定する出力測定装置と接続する接続部とを有し、
    前記係止部材は、前記開口を介して前記胴体部に挿入されることによって前記本体部に結合され、
    前記包装体は、第1の方向に沿って前記本体部の外周を覆うフィルム本体を有し、
    前記フィルム本体は、前記第1の方向に沿って形成された第1の開裂案内線と、前記第1の開裂案内線によって区画される第1の領域および第2の領域とを有し、
    前記第1の領域は、前記突出部と前記開口との間に配置される領域を含む出力測定装置用アダプタセット。
  9. 前記胴体部の内部に挿入された光ファイバーを更に備え、
    前記光ファイバーは、前記胴体部の前記内部空間において、前記係止部材の先端によって保持されている請求項8に記載の出力測定装置用アダプタセット。
  10. 前記突出部は、第1の辺を有し、
    前記突出部の主面に対して垂直な方向から見たときに、前記第1の辺は、前記第1の開裂案内線に平行である請求項8または9に記載の出力測定装置用アダプタセット。
  11. 前記突出部の主面に対して垂直な方向から見たときに、前記第1の開裂案内線は、前記突出部と重ならない位置に形成されている請求項8から10のいずれかに記載の出力測定装置用アダプタセット。
  12. 前記第2の領域は、前記本体部と前記突出部との間には形成されない請求項8から11のいずれかに記載の出力測定装置用アダプタセット。
  13. 前記フィルム本体は、熱収縮性フィルムから構成されている請求項8から12のいずれかに記載の出力測定装置用アダプタセット。
  14. 前記フィルム本体は、前記第1の領域において前記フィルム本体の外縁から前記第1の開裂案内線に向かって延びるスリットを有する請求項8から13のいずれかに記載の出力測定装置用アダプタセット。
  15. 前記フィルム本体は、前記第1の領域において前記第1の方向と垂直な方向に沿って前記フィルム本体の外縁から突出するタブを有する請求項8から13のいずれかに記載の出力測定装置用アダプタセット。
  16. 前記胴体部は、柱状形状を有し、
    前記開口は、前記胴体部の中央よりも前記接続部側に設けられている請求項8から15のいずれかに記載の出力測定装置用アダプタセット。
  17. 前記フィルム本体は、前記胴体部の軸方向に沿って、前記第1の開裂案内線から前記接続部とは反対側の端部まで延びる第2の開裂案内線を有する請求項16に記載の出力測定装置用アダプタ。
  18. 前記出力測定装置用アダプタは、光線力学的治療法に用いられる請求項8から17のいずれかに記載の出力測定装置用アダプタセット。
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