JP2015209129A - 車両の操舵制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1において、符号1は操舵トルクあるいは操舵角をドライバ入力と独立して設定自在な操舵手段としての電動パワーステアリング装置を示し、この電動パワーステアリング装置1は、ステアリング軸2が、図示しない車体フレームにステアリングコラム3を介して回動自在に支持されており、その一端が運転席側へ延出され、他端がエンジンルーム側へ延出されている。ステアリング軸2の運転席側端部には、ステアリングホイール4が固設され、また、エンジンルーム側へ延出する端部には、ピニオン軸5が連設されている。
Tff=Gff・κ …(1)
ここで、κは、例えば、以下の(2)式で示すような、車線曲率を示す。
κ=(κl+κr)/2 …(2)
この(2)式において、κlは左側の車線区画線による曲率成分であり、κrは右側の車線区画線による曲率成分である。これら、左右白線の曲率成分κl,κrは、具体的には、図7に示すような、左右の車線区画線のそれぞれを構成する点に関して、二次の最小自乗法によって計算された二次項の係数を用いることによって定められる。例えば、x=A・z2+B・z+Cの二次式で車線区画線を近似した場合、2・Aの値が曲率成分として用いられる。尚、これら車線区画線の曲率成分κl、κrは、それぞれの車線区画線の曲率そのものでも良い。また、(1)式におけるGffは、予め実験・演算等により設定しておいたフィードフォワードゲインを示す。
Tfb=Gfb・Δx …(3)
ここで、Gfbは、予め実験・演算等により設定しておいたゲインである。また、Δxは、図8に示すように、以下の(4)式により算出される。
xv=(1/2)・(1/(1+As・V02))
・(θH/(N・Lw))・(T・V0)2 …(5)
ここで、Lwはホイールベース、Nはステアリングギヤ比である。また、(4)式における、xlは前方注視点(0,zv)のz座標における左側の車線区画線のx座標であり、xrは前方注視点(0,zv)のz座標における右側の車線区画線のx座標である。
xv=(1/2)・((dθ/dt)/V0)・(V0・T)2 …(6)
xv=(1/2)・κ・(V0・T)2 …(7)
Tfby=Gfby・(θtl+θtr)/2 …(8)
ここで、Gfbyは、予め実験・演算等により設定しておいたゲインで、θtlは画像認識装置31からの画像情報による左側の車線区画線に対する自車両の傾き、θtrは画像認識装置31からの画像情報による右側の車線区画線に対する自車両の傾きである(図9参照)。尚、これら、θtl、θtrは、例えば、画像情報で得られる車線区画線の各点に対して、二次の最小二乗法によって計算された、一次項の係数(すなわち、車線区画線を、x=A・z2+B・z+Cの式で近似した際のBの値)を用いても良い。
TLKS=Tff+Tfb+Tfby …(9)
一方、前述のS201で、統合制御部20eからのレーンキープ制御の停止指示があると判定された場合は、S206に進み、TLKS=0(レーンキープ制御の停止)が設定される。
Tttlc=D/(V・sin(α)) …(10)
目標トルク算出部20gから目標トルクTstが入力され、統合制御部20eから異常判定領域変更の信号が必要に応じて入力される。そして、例えば、図12に示すような、操舵トルクの絶対値|Td|と、目標トルクの絶対値|Tst|のマップを参照し、操舵系が該マップ上に設定しておいた異常判定領域にあるか否か判定し、異常判定領域にあると判定された場合は、アラーム等の警報装置40で電動パワーステアリング装置1の異常を報知し、電動パワーステアリング装置1に係る制御の停止、或いは、特定のセンサ等の異常が判明している場合は、他のパラメータを代用して制御を継続する。
Tsd=Kd・(dθH/dt) …(11)
ここで、Kdは、ダンピング係数である。
Tst=Tb+TLKS+TLDP+Tsd …(12)
このように本発明の実施の形態では、自車両を目標コースに沿って走行制御するレーンキープ制御を行い、ドライバの障害物に対する回避操舵意思を検出した場合は、レーンキープ制御の走行制御が停止し易い方向に変更させる。また、障害物を回避するために自車両が移動する、移動先の車線から外側への逸脱を予想し、逸脱が予想される場合に、逸脱情報に基づいて移動先の車線から外側への逸脱を防止する電動パワーステアリング装置1による車線逸脱防止制御を行う。ここで、障害物に対する回避操舵が完了した際、自車両が移動先の車線から外側への逸脱が予想される場合に、車線逸脱防止制御の作動を早めると共に、強める方向に制御特性を変更させる。更に、障害物に対する回避操舵が完了したと判定した後、ドライバがハンドルを切り増す操作をした場合は、過剰な操舵操作を抑制するダンピングトルクを付加する。また、車線逸脱防止制御の制御特性を変更した際には、電動パワーステアリング装置1の異常を判定する異常判定領域を変更する。このため、たとえ自車両前方に障害物が存在し、この障害物を操舵で隣接する車線に移動して回避するような状況であっても、一連の操舵操作の中で隣接する車線からの逸脱の防止、障害物の回避を適切に応答性良く、円滑に行うことが可能となる。具体的には、図10(a)、図10(b)に示すように、まず、障害物を回避する場合には、通常は、時刻t1’まで(ドライバの操舵トルクTdが通常のレーンキープ制御実行判定値TLKCを超えるまで)レーンキープ制御が作動しているが、自車両の走行車線に存在する障害物との接触時間が予め設定しておいた設定時間よりも短くなった際の障害物のブレーキランプの点灯、或いは、ハザードランプの点滅、或いは、ラップ率Rrが増加する場合は、ドライバの回避操舵意志があると判定し、レーンキープ制御実行判定値TLKCを小さくしてレーンキープ制御が解除され易くする。このため、障害物を回避する場合の第1の操舵の実行が、時刻t1に早められることになる。
2 ステアリング軸
4 ステアリングホイール
5 ピニオン軸
6 ステアリングギヤボックス
7 ラック軸
8 タイロッド
9 フロントナックル
10L,10R 操舵輪
11 アシスト伝達機構
12 電動パワーステアリングモータ
20 操舵制御部
20a 基本アシストトルク設定部
20b レーンキープ制御部(レーンキープ制御手段)
20c 車線逸脱防止制御部(車線逸脱予想手段、車線逸脱防止制御手段)
20d 異常判定部(異常判定手段)
20e 統合制御部(車線逸脱予想手段、回避操舵完了判定手段、車線逸脱防止制御特性変更手段)
20f ダンピングトルク算出部
20g 目標トルク算出部
21 モータ駆動部
31 画像認識装置(環境情報検出手段)
32 車速センサ
33 ハンドル角センサ
34 操舵トルクセンサ
40 警報装置
Claims (6)
- 少なくとも障害物と車線と自車両位置情報を検出する環境情報検出手段と、
上記障害物を回避するために自車両が移動する、移動先の車線から外側への逸脱を予想する車線逸脱予想手段と、
上記移動先の車線から外側への逸脱が予想される場合に、上記車線逸脱予想手段で予想した逸脱情報に基づいて上記移動先の車線から外側への逸脱を防止する操舵手段による制御を行う車線逸脱防止制御手段と、
上記障害物に対する回避操舵が完了したか否か判定する回避操舵完了判定手段と、
上記障害物に対する回避操舵が完了した際、自車両が上記移動先の車線から外側への逸脱が予想される場合に、上記車線逸脱防止制御手段の作動を早めると共に、上記車線逸脱防止制御手段の制御量を強める方向に上記車線逸脱防止制御手段の制御特性を変更させる車線逸脱防止制御特性変更手段と、
を備えたことを特徴とする車両の操舵制御装置。 - 上記回避操舵完了判定手段で、上記障害物に対する回避操舵が完了したと判定した後、ドライバがハンドルを切り増す操作をした場合は、過剰な操舵操作を抑制するダンピングトルクを付加することを特徴とする請求項1記載の車両の操舵制御装置。
- 上記車線逸脱防止制御特性変更手段で上記車線逸脱防止制御手段の制御特性を変更した際には、上記操舵手段に対する入力値と上記操舵手段からの出力値とにより上記操舵手段の異常を判定する異常判定手段の異常判定領域を変更することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の操舵制御装置。
- 上記環境情報検出手段からの情報に基づいて自車両を目標コースに沿って走行制御するレーンキープ制御手段を有し、
ドライバの上記障害物に対する回避操舵意思を検出した場合は、上記レーンキープ制御手段の走行制御が停止し易い方向に変更させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の車両の操舵制御装置。 - 上記ドライバの上記障害物に対する回避操舵意思は、上記障害物に対する接触時間が設定時間よりも短くなった際の上記障害物のブレーキランプの点灯と、上記障害物に対する接触時間が設定時間よりも短くなった際の上記障害物のハザードランプの点滅の少なくとも一方で検出することを特徴とする請求項4記載の車両の操舵制御装置。
- 上記ドライバの上記障害物に対する回避操舵意思は、上記障害物に対する接触時間が設定時間よりも短くなった際の自車両と上記障害物との幅方向のラップ率の変化で検出することを特徴とする請求項4記載の車両の操舵制御装置。
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