JP2015207787A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】p型ベース層150は、厚さ方向の不純物プロファイルにおいて、第1のピーク、第2のピーク、及び第3のピークを有している。第1のピークは、最も半導体基板100の表面側に位置している。第2のピークは、第1のピークよりも半導体基板100の裏面側に位置しており、第1のピークよりも高い。第3のピークは、第1のピークと第2のピークの間に位置している。
【選択図】図1
Description
前記半導体基板に形成され、前記半導体基板の裏面側に位置するn型ドレイン層と、
前記半導体基板に形成され、前記n型ドレイン層上に位置するp型ベース層と、
前記p型ベース層に形成され、下端が前記p型ベース層よりも下に位置している凹部と、
前記凹部の内壁に形成されたゲート絶縁膜と、
前記凹部に埋め込まれたゲート電極と、
前記p型ベース層に、前記p型ベース層よりも浅く形成され、平面視で前記凹部の隣に位置するn型ソース層と、
を備え、
前記p型ベース層は、厚さ方向の不純物プロファイルにおいて、第1のピーク、前記第1のピークよりも前記半導体基板の裏面側に位置していて前記第1のピークよりも高い第2のピーク、及び、前記第1のピークと前記第2のピークの間に位置する第3のピークを有している半導体装置が提供される。
前記凹部の内壁及び底面にゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記凹部にゲート電極を埋め込む工程と、
前記半導体基板の表層に、p型ベース層を前記凹部よりも浅く形成する工程と、
前記p型ベース層に、n型ソース層を前記p型ベース層よりも浅く形成する工程と、
を備え、
前記p型ベース層を形成する工程において、互いに異なるイオン注入エネルギーで不純物イオンを3回以上注入することにより、前記p型ベース層の厚さ方向の不純物プロファイルに、第1のピーク、前記第1のピークよりも前記半導体基板の裏面側に位置していて前記第1のピークよりも高い第2のピーク、及び、前記第1のピークと前記第2のピークの間に位置する第3のピークを持たせる半導体装置の製造方法が提供される。
前記電源から前記負荷への電源供給を制御する半導体装置と、
を備え、
前記半導体装置は、
半導体基板と、
前記半導体基板に形成され、前記半導体基板の裏面側に位置するn型ドレイン層と、
前記半導体基板に形成され、前記n型ドレイン層上に位置するp型ベース層と、
前記p型ベース層に形成され、下端が前記p型ベース層よりも下に位置している凹部と、
前記凹部の内壁に形成されたゲート絶縁膜と、
前記凹部に埋め込まれたゲート電極と、
前記p型ベース層に、前記p型ベース層よりも浅く形成され、平面視で前記凹部の隣に位置するn型ソース層と、
を備え、
前記p型ベース層は、厚さ方向の不純物プロファイルにおいて、第1のピーク、前記第1のピークよりも前記半導体基板の裏面側に位置していて前記第1のピークよりも高い第2のピーク、及び、前記第1のピークと前記第2のピークの間に位置する第3のピークを有している電子装置が提供される。
前記バッテリーから供給される電力によって駆動するランプと、
前記バッテリーから前記ランプへの電源供給を制御する半導体装置と、
を備え、
前記半導体装置は、
半導体基板と、
前記半導体基板に形成され、前記半導体基板の裏面側に位置するn型ドレイン層と、
前記半導体基板に形成され、前記n型ドレイン層上に位置するp型ベース層と、
前記p型ベース層に形成され、下端が前記p型ベース層よりも下に位置している凹部と、
前記凹部の内壁に形成されたゲート絶縁膜と、
前記凹部に埋め込まれたゲート電極と、
前記p型ベース層に、前記p型ベース層よりも浅く形成され、平面視で前記凹部の隣に位置するn型ソース層と、
を備え、
前記p型ベース層は、厚さ方向の不純物プロファイルにおいて、第1のピーク、前記第1のピークよりも前記半導体基板の裏面側に位置していて前記第1のピークよりも高い第2のピーク、及び、第1のピークと第2のピークの間に位置する第3のピークを有している車両が提供される。
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置10の構成を示す断面図である。この半導体装置10は、縦型MOSトランジスタ20を有している。縦型MOSトランジスタ20は、半導体基板100を用いて形成されており、n型ドレイン層130、p型ベース層150、ゲート絶縁膜110、ゲート電極120、及びn型ソース層140を有している。n型ドレイン層130は、半導体基板100に形成されており、半導体基板100の裏面側に位置している。p型ベース層150は、半導体基板100に形成されており、n型ドレイン層130よりも上に位置している。また、半導体基板100には凹部108が形成されている。凹部108は、p型ベース層150に形成されており、下端がp型ベース層150よりも下に位置している。ゲート絶縁膜110は、凹部108の内壁及び底面に形成されている。ゲート電極120は、凹部108に埋め込まれている。n型ソース層140は、p型ベース層150に、p型ベース層150よりも浅く形成されている。n型ソース層140は、平面視で凹部108の隣に位置している。
Ids=μCg×W(Vds−Vth)2/(2×l)・・・(1)
ここで、μ:移動度、Cg:ゲート容量、W:チャネル幅、l:チャネル長、Vds:ドレイン−ソース間の電圧、Vth:閾値電圧である。
図7は、第2の実施形態に係る半導体装置の構成を示す斜視断面図である。図8は、図7に示した半導体装置における配線の接続構造を説明するための図である。この半導体装置は、p型層151を有している点を除いて、第1の実施形態に係る半導体装置と同様の構成である。
第3の実施形態に係る半導体装置の構成及びその製造方法は、第1の実施形態と概略同様である。ただし、p型ベース層150を形成する前に、n−層132となる領域の表層に、n型の不純物イオン、例えばリンイオンを打ち込んでいる。このときのイオン注入エネルギーは、p型ベース層150を形成するときのイオン注入エネルギーよりも大きい。これにより、n−層132が半導体基板100の表面側に向けて厚くなる。n−層132が厚くなると、n型ドレイン層130からp型ベース層150に向けて空乏層が伸びたとしても、この空乏層がp型ベース層150内に入り込む可能性が低くなる。これにより、ドレイン電極202に高電圧が印加しても、縦型MOSトランジスタ20が壊れる可能性がさらに低くなる。
図10は、第4の実施形態に係る電子装置の回路構成を示す図である。この電子装置は、例えば車両に用いられており、電子装置2、電源4、及び負荷6を有している。電源4は例えば車両に搭載されているバッテリーである。負荷6は、例えば車両に搭載されている電子部品、例えばヘッドランプである。そして電子装置2は、電源4から負荷6に供給する電力を制御している。
図14は、第5の実施形態に係る半導体装置10の構成を示す断面図である。本実施形態に係る半導体装置10は、p型ベース層150が複数の第3領域154を有している点を除いて、第1〜第4の実施形態のいずれかと同様である。厚さ方向の不純物濃度のプロファイルにおいて、複数の第3領域154は、それぞれ第3のピークp3を有している。これら第3のピークp3は、第2領域152に近づくにつれて大きくなっているのが好ましい。なお、図14では、p型ベース層150は2つの第3領域154を有しているが、3つ以上の第3領域154を有していてもよい。
図15は、第6の実施形態に係る半導体装置10の構成を示す断面図である。本実施形態に係る半導体装置10は、縦型MOSトランジスタ20の代わりにIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)22を有している点を除いて、第1〜第5の実施形態のいずれかと同様である。IGBT22は、縦型MOSトランジスタ20において、n型ドレイン層130とドレイン電極202の間に、p型コレクタ層134を追加した構成を有している。
4 電源
6 負荷
10 半導体装置
12 半導体装置
20 縦型MOSトランジスタ
22 IGBT
30 制御回路
31 MOSトランジスタ
32 チャネル領域
34 ゲート絶縁膜
36 ゲート電極
38 不純物領域
40 電極パッド
100 半導体基板
102 半導体基板
104 エピタキシャル層
106 素子分離膜
108 凹部
110 ゲート絶縁膜
120 ゲート電極
122 ポリシリコン配線
130 n型ドレイン層
132 n−層
134 p型コレクタ層
140 n型ソース層
150 p型ベース層
151 p型層
152 第2領域
154 第3領域
156 第1領域
202 ドレイン電極
300 層間絶縁膜
301 コンタクト
302 コンタクト
303 コンタクト
310 層間絶縁膜
312 第1ソース配線
314 配線
318 ビア
322 第2ソース配線
400 ヘッドランプ
Claims (4)
- n型の半導体基板の表面に凹部を形成する工程と、
前記凹部の内壁及び底面に、熱酸化法を用いてゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記凹部の内部及び前記半導体基板上に膜を形成し、その後前記半導体基板上の前記膜を除去することにより、ゲート電極を埋め込む工程と、
前記半導体基板の表層に、p型ベース層を前記凹部よりも浅く形成する工程と、
前記p型ベース層に、n型ソース層を前記p型ベース層よりも浅く形成する工程と、
前記半導体基板の裏面にドレイン電極を形成する工程と、
を備え、
前記p型ベース層を形成する工程において、互いに異なるイオン注入エネルギーで不純物イオンを3回以上注入することにより、前記p型ベース層の厚さ方向の不純物プロファイルに、第1のピーク、前記第1のピークよりも前記半導体基板の裏面側に位置していて前記第1のピークよりも高い第2のピーク、及び、前記第1のピークと前記第2のピークの間に位置する第3のピークを持たせる半導体装置の製造方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
前記第3のピークは、前記第1のピークよりも高く、前記第2のピークよりも低い半導体装置の製造方法。 - 請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法において、
前記p型ベース層の下端から前記第2のピークまでの距離は、前記p型ベース層の厚さの1/3以下である半導体装置の製造方法。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法において、
前記第2のピークの高さは、前記第1のピークの高さの3倍以下である半導体装置の製造方法。
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