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JP2015204055A - サーバ装置 - Google Patents

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JP2015204055A
JP2015204055A JP2014084314A JP2014084314A JP2015204055A JP 2015204055 A JP2015204055 A JP 2015204055A JP 2014084314 A JP2014084314 A JP 2014084314A JP 2014084314 A JP2014084314 A JP 2014084314A JP 2015204055 A JP2015204055 A JP 2015204055A
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耕平 尾崎
Kohei Ozaki
耕平 尾崎
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Abstract

【課題】利用者が便利に利用できる画面表示を提供すること。
【解決手段】利用者端末と通信するサーバ装置であり、前記利用者端末から前記サーバ装置または他のサーバ装置へのアクセスを表わすアクセス情報を受信する受信部と、前記受信部により受信されたアクセス情報をアクセス履歴として蓄積する蓄積部と、前記蓄積部により蓄積されたアクセス履歴を解析し、前記利用者端末の利用者の属性を生成する分析部と、前記分析部により生成された利用者の属性に応じて、前記利用者端末にメニューを表示するためのメニュー情報を生成する生成部と、前記生成部により生成されたメニュー情報を前記利用者端末へ送信する送信部と、を有するサーバ装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、利用者の利用に応じて適応的にメニュー情報を送信するサーバ装置に関する。
インターネットが手軽に使用できるようになり、ゲーム、商品の購入などの分野に利用されている。このような利用においては、汎用的なインターネットブラウザや個別に作成されたアプリケーションプログラムが用いられる。インターネットブラウザやアプリケーションプログラムを利用者の端末において動作させ、インターネットを介してゲームや商品の購入などの提供を行うサーバ装置などと通信を行うと、利用者の端末の画面には、メニュー画面が表示されることが多い。
このようなメニュー画面は、複数の項目を単純に羅列したものや、複数の項目をいくつかのカテゴリに分類し、同じカテゴリに属する項目を、そのカテゴリに割り当てられたサブウィンドウに表示することが行われる。
また、メニュー画面においては、類似するユーザの行動を分析した結果に基づいて、そのユーザに適すると判断されるコンテンツを選択する項目や広告が表示されることもある(例えば特許文献1参照。)。
特開2012−242844号公報
一方で、利用者は、スマートフォンに代表されるように、より携帯に適した端末を使用するようになってきている。そのような端末においては、従来の端末におけるよりも画面が小さくなり、また、利用者が直接画面に触れて項目の選択が行えるようになってきた。したがって、従来の端末での操作に加えて、利用者は、このような携帯に適した端末においても利用者が便利に利用できる画面表示が望まれている。
本発明の一実施形態として、利用者端末と通信するサーバ装置であり、前記利用者端末から前記サーバ装置または他のサーバ装置へのアクセスを表わすアクセス情報を受信する受信部と、前記受信部により受信されたアクセス情報をアクセス履歴として蓄積する蓄積部と、前記蓄積部により蓄積されたアクセス履歴を解析し、前記利用者端末の利用者の属性を生成する分析部と、前記分析部により生成された利用者の属性に応じて、前記利用者端末にメニューを表示するためのメニュー情報を生成する生成部と、前記生成部により生成されたメニュー情報を前記利用者端末へ送信する送信部と、を有するサーバ装置を提供する。
本発明によれば、利用者が便利に利用できる画面表示を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るシステムの機能ブロック図。 (A)本発明の一実施形態において使用されるテーブルの一例図。(B)本発明の一実施形態において使用されるテーブルの一例図。 (A)本発明の一実施形態において表示されるメニューの画面表示の一例図。(B)本発明の一実施形態において表示されるメニューの画面表示の一例図。(C)本発明の一実施形態において表示されるメニューの画面表示の一例図。 (A)本発明の一実施形態において表示されるメニューの画面表示の一例図。(B)本発明の一実施形態において表示されるメニューの画面表示の一例図。(C)本発明の一実施形態において表示されるメニューの画面表示の一例図。 本発明の一実施形態に係るシステムのサーバの処理のフローチャートの一例図。 本発明の一実施形態に係るシステムのサーバの処理のフローチャートの一例図。 本発明の一実施形態に係るシステムにおける処理のシーケンス図の一例図。
本発明を実施するための形態について、以下において、実施形態として説明を行う。なお、本発明は、以下に説明を行う実施形態に限定されることはない。また本発明は、以下に説明を行う実施形態に、種々の変形を加えて実施することも可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係るシステムの機能ブロック図の一例を示す。システム100は、サーバ装置101と、利用者端末102と、がインターネットなどに代表される通信網103を介して通信を行うことが可能となっている。また、システム100は、必要に応じて、ゲームサーバ装置104やショッピングサーバ装置105を、含んでいてもよい。
ゲームサーバ装置104は、主に、利用者端末102においてゲームを実行させるためのサーバ装置である。また、ショッピングサーバ装置105は、利用者端末102から種々の商品や役務を購入することができるサーバ装置である。また、システム100には、ゲームサーバ装置104やショッピングサーバ装置105が提供する機能とは異なる機能を提供するサーバ装置が含まれていてもよい。
サーバ装置101は、例えばコンピュータを用いて実現することができる。コンピュータは、一般的に、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、記憶装置、ネットワークインターフェース、入出力装置などがバスにより相互に接続されて構成されている。サーバ装置101を実現するためのプログラムを記憶装置に格納させるなどの操作を行い、そのプログラムをメモリにロードし、CPUにより実行することにより、コンピュータをサーバ装置101として動作させることができる。
図1に示すようにサーバ装置101は、アクセス情報取得部106と、アクセス履歴蓄積部107と、アクセス履歴分析部108と、メニュー情報生成部110と、メニュー情報送信部111とを有する。また、後に説明するように、メニュー情報生成部110は、メニュー情報選択部109を有することもできる。
アクセス情報取得部106は、利用者が利用者端末102を用いて、サーバ装置101や他のサーバ装置であるゲームサーバ装置104やショッピングサーバ装置105などにアクセスしたことを表わす情報を取得する。より具体的には、アクセス情報取得部106は、アクセス情報を通信網103に代表される通信回線などを介して受信することにより取得する。したがって、アクセス情報取得部を受信部と称する場合がある。
ここに利用者端末102は、パーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などに代表され、サーバ装置101、ゲームサーバ装置104、ショッピングサーバ装置105と通信網103を介して通信が可能な機器である。特に携帯電話、スマートフォン、タブレット端末のように、利用者端末102は、携帯可能な機器であってもよい。また、利用者端末102は、画面を有し、様々な情報の表示および表示された情報の操作(例えば、項目として表示された情報の選択など)を行うことが可能となる。
したがって、利用者端末102の画面は、複数の項目を含むメニュー情報を表示することが可能となる。メニュー情報は、利用者端末102に記憶されている情報であってもよいし、通信網103を介してサーバ装置101、ゲームサーバ装置104、ショッピングサーバ装置105から送信された情報であってもよい。利用者が、メニュー情報として表示された中の項目を選択し、その選択によって、情報が、図1におけるサーバ装置101、ゲームサーバ装置104、ショッピングサーバ装置105のいずれかなどに送信され、情報がサーバ装置101、ゲームサーバ装置104、ショッピングサーバ装置105のいずれかなどより返信された情報が利用者端末103により受信がされると、利用者端末102からサーバ装置101、ゲームサーバ装置104、ショッピングサーバ装置105のいずれかなどにアクセスがされることになる。
例えば、メニュー情報の中の項目がショッピングサーバ装置105のウェブページへのリンク情報となっており、利用者端末105の利用者がそのリンク情報を選択する。すると、その選択により、ショッピングサーバ装置105へそのウェブページの要求が送信され、ショッピングサーバ装置105から、利用者端末102へそのウェブページが返信される。この場合、ショッピングサーバ装置105に利用者端末102からアクセスがされるので、例えば、ショッピングサーバ装置105から、サーバ装置101のアクセス情報取得部106へ、アクセス情報が送信されるようにすることができる。この場合、アクセス情報は、通信網103を介してショッピングサーバ装置105から、サーバ装置101のアクセス情報取得部106へ送信されてもよい。あるいは、ショッピングサーバ装置105とサーバ装置101とが専用の通信回線によって接続され、アクセス情報は、その専用の通信回線を介して送信されてもよい。
また、ショッピングサーバ105は、利用者端末102からアクセスがされると、利用者端末102と通信を行うためのセッションを開始し、セッションの管理を行うことができる。このセッションの管理により、セッションのどこかで利用者端末102からログインなどの操作を行い、利用者が特定可能となったとき以降に、どの利用者であるかを特定する情報とともに、あるいは、アクセス情報の中にどの利用者であるかを特定する情報を含ませて、ショッピングサーバ装置105がサーバ装置101のアクセス情報取得部106へアクセス情報を送信してもよい。
利用者の特定には、ログインなどのように利用者が明示的に行う操作によることに限定されることはなく、例えば、クッキー情報を用いることも可能である。この場合、どの利用者であるかを特定する情報をクッキー情報に含ませて利用者端末102に記憶させておき、利用者端末102がショッピングサーバ装置105にアクセスするときに、そのクッキー情報が利用者端末102からショッピングサーバ装置105に送信されるようになっていてもよい。これにより、ショッピングサーバ装置105は、クッキー情報を分析することにより、どの利用者によるアクセスであるかを特定することができる。
また、サーバ装置101のアクセス情報取得部106は、ショッピングサーバ装置105を介してアクセス情報を取得することに限定はされない。例えば、ショッピングサーバ装置105から利用者端末102に送信される情報(例えばウェブページを表わす情報)が利用者端末102に受信されると、利用者端末102からサーバ装置101へ直接、アクセス情報が送信されるような構成となっていてもよい。例えば、ショッピングサーバ装置105から利用者端末102に送信される情報が利用者端末102により受信され、利用者端末102において表示の処理が行われる際にサーバ装置101へのアクセスが行われるようになっていてもよい。これは、サーバ装置101に格納されている画像情報などへの参照が、ショッピングサーバ装置105から利用者端末102に送信される情報に含ませておくことにより実現できる。また、サーバ装置101へ送信されるクッキー情報を利用者端末102に格納しておき、利用者端末102において表示の処理が行われる際にサーバ装置101へのアクセスが行われる際に、そのクッキー情報がサーバ装置101へ送信されるようになっていてもよい。
以上は、ショッピングサーバ装置105に利用者端末102からアクセスがされる場合についての説明であるが、ゲームサーバ装置104にアクセスがされる場合についても同様である。また、サーバ装置101へ利用者端末102に直接アクセスされる場合も同様とすることができる。このような場合は、サーバ装置101がゲームサーバ装置104やショッピングサーバ装置105の機能を有している場合を一例として挙げることができる。
アクセス履歴蓄積部107は、アクセス情報取得部106が取得したアクセス情報をアクセス履歴として蓄積する。例えば、コンピュータの記憶装置にアクセス情報あるいはアクセス情報から抽出される情報を格納することにより、アクセス履歴が蓄積されるようにすることができる。また、アクセス履歴蓄積部を蓄積部と称する場合がある。
アクセス履歴を、コンピュータの記憶装置に構成されるテーブルのデータ構造に記憶することができる。図2(A)は、アクセス履歴が記憶されるテーブルのデータ構造の一例を示す。アクセス情報に、利用者を特定する情報である利用者IDと、アクセスの内容を示すアクセス内容とが含まれる場合には、これらの情報と、アクセス情報がアクセス情報取得部106に受信された時刻情報あるいは、テーブルに記憶される時刻情報をアクセス日時として一行に関連付けてアクセス履歴としてテーブルに記憶する。アクセスの内容とは、例えば、利用者端末102がショッピングサーバ装置105に要求したウェブページの識別情報や、利用者端末102に表示されたボタンのうち、どのボタンが押下されたか、などを示す情報である。また、アクセス日時は、アクセス情報に含まれるようにすることも可能であり、この場合には、アクセス日時は、アクセス情報から、利用者IDおよびアクセス内容とともに得ることができる。
アクセス履歴分析部108は、アクセス履歴蓄積部107が蓄積したアクセス履歴を分析し、利用者の属性情報を生成する。例えば、アクセス履歴が図2(A)に示すテーブル構造に記憶される場合には、アクセス履歴分析部108は、アクセス履歴が図2(A)に示すテーブル構造に記憶される都度、記憶された情報を読み出し、分析を行う。あるいは、アクセス履歴分析部108は、定期的あるいは不定期に動作を行い、前回の動作の終了以後に図2(A)に示すテーブル構造に記憶されたアクセス履歴を読み出し、分析を行うこともできる。また、アクセス履歴分析部を分析部と称する場合がある。
アクセス履歴分析部108が行う分析の一例としては、利用者IDごとに、前回のアクセスから経過した時間の長さ、アクセスしたウェブページなどの情報ごとの頻度をカウントすることを挙げることができる。また、ゲームサーバ装置104やショッピングサーバ装置105が、利用者端末102より、利用者の年齢、性別、居住地域などの情報を取得したりすると、そのような情報をアクセス情報として送信する構成である場合には、そのような情報をアクセス履歴蓄積部107に例えば図2(A)に示すテーブル構造に記憶させ、アクセス履歴分析部108が読み出すようになっていてもよい。
アクセス履歴分析部108が分析を行った結果は、例えば、図2(B)に示すテーブルのデータ構造に記憶させることができる。図2(B)に示すテーブルにおいては、利用者ID、属性値1、属性値2、属性値3の列があり、利用者IDごとに3つの属性値を関連付けることができる。例えば、属性値1は、その利用者が前回のアクセスから経過した時間の長さであり、属性値2は、その利用者が最も大きな頻度によりアクセスを行ったウェブページの識別情報であり、属性値3は、その利用者の年齢であったりする。なお、属性値は、利用者ごとに3つに限定されることはなく、任意の数とすることができる。
また、アクセス履歴分析部108は、アクセス履歴蓄積部107が蓄積したアクセス履歴のみを読み出すのではなく、図2(B)に示すテーブルに記憶された情報を読み出すこともできる。例えば、アクセスされたウェブページのこれまでの閲覧回数を分析の結果とする場合には、例えば、図2(A)に示すテーブルに記憶された情報から、ウェブページの閲覧回数を求め、その閲覧回数を、図2(B)に示すテーブルから読み出された閲覧回数に加える。
アクセス履歴分析部108による分析の結果の、より具体的な例としては次のものを挙げることができる。
(1)利用者がゲームサーバ装置104やショッピングサーバ装置105に利用者登録を行った日。
(2)利用者がゲームサーバ装置104やショッピングサーバ装置105の利用規約や利用の仕方を説明するチュートリアルを読み進めた程度(例えば、チュートリアルを全て読んだか否か)。
(3)利用者がゲームサーバ装置104を利用して、ゲームに使用されるアイテムの購入の回数、購入額。
(4)利用者が例えばゲームサーバ装置104を利用して、ランダムにアイテムを入手できるサービスを利用した回数。
(5)ゲームサーバ装置104やショッピングサーバ装置105に前回にアクセスしてからの日数(例えば、ゲームサーバ装置104に利用者登録をしてから1週間以上ログインしていなかったかどうか)。
(6)ゲームサーバ装置104やショッピングサーバ装置105にアクセスする頻度(例えば、ゲームサーバ装置104に月20回以上ログインしているかどうか)。
(7)どのゲームを利用する頻度が高いか。
(8)期間を限定して提供されるイベントを利用する頻度。
(9)ゲームサーバ装置104やショッピングサーバ装置105を介して他のユーザとコミュニケーションを行った回数。
(10)ショッピングサーバ装置105において、購入した商品の種類、数量、額。
メニュー情報生成部110は、アクセス履歴分析部108による分析の結果に基づいて、利用者端末102に表示するメニュー情報を生成する。また、メニュー情報生成部110は、メニュー情報を生成するかわりに、あるいは、メニュー情報を生成することに加えて、あらかじめ定義されている複数のメニュー情報の中から、メニュー情報を選択するメニュー情報選択部109を有していてもよい。また、メニュー情報生成部を生成部と称する場合がある。
メニュー情報生成部110が生成するメニュー情報の一例としては、利用者端末102の画面に複数のサブウィンドウを用いてメニューを表示するための情報がある。また、そのような情報は、メニューの選択項目を複数のカテゴリに分類し、同じカテゴリに分類される選択項目を同じサブウィンドウに表示するための情報であってもよい。例えば、複数の商品を選択する選択ボタンを選択項目として表示する際に、商品の分類に応じて、同じ分類の商品を選択するボタンを同じサブウィンドウに表示する。例えば、小説Aを選択するボタン、ミネラルウォータBを選択するボタン、新書Cを選択するボタン、清酒Dを選択するボタンをメニューの選択項目とする場合、小説Aと新書Cは書籍に分類されるので、小説Aを選択するボタンと新書Cを選択するボタンを同じサブウィンドウに表示する。また、ミネラルウォータBと清酒Dは飲料に分類されるので、ミネラルウォータBを選択するボタンと清酒Dを選択するボタンを同じサブウィンドウに表示する。
図3および図4は、メニュー情報生成部110が、生成あるいは選択するメニュー情報が、アクセス履歴分析部108による分析の結果の変化に応じて変化することを示す。
図3(A)は、例えば、利用者がゲームサーバ装置104やショッピングサーバ装置105にアクセスを開始した日から所定の日数が経過していない場合(例えば利用者登録を行った日から所定の日数が経過していない場合)、利用者がゲームサーバ装置104やショッピングサーバ装置105の利用規約や利用の仕方を説明するチュートリアルを読み進めた程度が低い場合に生成あるいは選択されるメニュー情報を利用者端末102の画面に表示した例である。図3(A)に示すようにこの場合は、チュートリアルを読むための項目(すなわち、アイコンなどの画像や、文字であり、選択することによりチュートリアルの所定の箇所が表示される項目)が表示されるチュートリアルメニューのサブウィンドウ301が画面の左上に他のサブウィンドウよりも大きな面積で表示される。この場合画面の左上が、利用者端末102の利用者の注目を引く画面上の部分であり、あるいは、利用者端末102の利用者にとって項目の選択が容易である部分としている。もし、画面の他の部分が、利用者端末102の利用者の注目を引く画面上の部分であり、あるいは、利用者端末102の利用者にとって項目の選択が容易である部分であれば、その部分にチュートリアルメニューのサブウィンドウ301を表示してもよい。
図3(A)においては、チュートリアルメニューのサブウィンドウ301の下には、クエストメニューのサブウィンドウ302が配置されて表示される。クエストメニューのサブウィンドウ302には、例えば、ゲームサーバ装置104が提供する種々のゲームを選択して実行するための選択項目が配置される。
図3(A)においては、チュートリアルメニューのサブウィンドウ301の右に、友人一覧を示すサブウィンドウ303が配置されて表示される。利用者端末102の利用者が、このサブウィンドウ303の友人を表わす画像や氏名を選択することにより、その友人にメッセージを送るなどが可能となりコミュニケーションを行うことができる。
図3(A)においては、画面の右下に、イベントメニューのサブウィンドウ304が配置されて表示される。このサブウィンドウ304には、期間を限定するなどしたイベントの表示などが選択項目として表示され、そのような選択項目を選択することにより、イベントに参加することができる。
図3(B)は、利用者がゲームサーバ装置104に利用者登録を行った日から所定の日数が経過した場合や、チュートリアルを読み進めた程度が所定の程度を越えた場合に生成あるいは選択されるメニュー情報を利用者端末102の画面に表示した例である。この場合には、利用者は、ゲームサーバ装置104の利用に慣れてきており、利用者としては、チュートリアルメニューのサブウィンドウ301が画面の左上にあるよりも、クエストメニューのサブウィンドウ302が左上にあるのが好ましいと感じると考えられる。そこで、図3(B)に示すようにクエストメニューのサブウィンドウ301を画面の左上に配置して表示する。また、時々、チュートリアルを参照する必要があると考えられるので、チュートリアルメニューのサブウィンドウ301をクエストメニューのサブウィンドウ302の下に配置する。
また、アクセス履歴分析部108の分析の結果により、利用者が、友人とのコミュニケーションを行うよりも、イベントに参加する頻度が高ければ、イベントメニューのサブウィンドウ304を友人一覧を示すサブウィンドウ303の上に表示することもできる。
言い換えると、利用者の属性に選択項目が選択された回数に関する情報を含ませておき、アクセス履歴分析部108は、利用者がどの選択項目を何回選択したかを属性として生成する。そして、メニュー情報生成部110は、最も多くの回数、選択された選択項目を含むサブウィンドウを画面の左上あるいは左上に近くなるように配置するようにすることもできる。
図3(C)は、利用者がさらにゲームサーバ装置104の利用を行い、アクセス履歴分析部108の分析の結果により、ゲームを実行するよりも、種々のイベントに参加する頻度が高いことが示された場合におけるメニュー情報の表示の一例を示す。図3(C)に示すように、イベントメニューのサブウィンドウ304が画面の左上に配置され表示され、その下にクエストメニューのサブウィンドウ302が配置され表示される。
図4(A)は、例えば、利用者がショッピングサーバ装置105に利用者登録を行った日から所定の日数が経過していない場合や、商品などの購入回数が所定の回数以下である場合に生成あるいは選択されるメニュー情報を利用者端末102の画面に表示した例である。図4(A)に示すように、このような場合には、利用者の嗜好などが明らかになっていないと考えられるので、商品検索メニューのサブウィンドウ401を画面の左上に配置して表示する。商品検索メニューのサブウィンドウ401の下には、日用品を購入するための項目が表示される日用品メニューのサブウィンドウ402が配置されて表示され、商品検索メニューのサブウィンドウ401の右には、家電製品を購入するための項目が表示される家電メニューのサブウィンドウ403が配置されて表示される。図4(A)において日用品メニューのサブウィンドウ402、家電メニューのサブウィンドウ403が表示されるのは、例えば、利用者登録時のアクセス情報をアクセス履歴分析部108が分析した結果、利用者が日用品および家電製品に興味があることが示されるためである。
図4(B)は、例えば、利用者が検索メニューから家電製品を検索する頻度が日用品を検索する頻度よりも高い場合に、生成あるいは選択されるメニュー情報を利用者端末102の画面に表示した例である。図4(B)に示すように、家電メニューのサブウィンドウ403が画面の左上に配置されて表示され、家電メニューのサブウィンドウ403の下に商品検索メニューのサブウィンドウ401が配置されて表示される。
図4(C)は、例えば、利用者が家電メニューのサブウィンドウ403に表示された選択項目を用いて家電製品を購入した場合に、生成あるいは選択されるメニュー情報を利用者端末102の画面に表示した例である。利用者が家電メニューのサブウィンドウ403に表示された選択項目を選択して購入を行うと、家電製品の購入に関するアクセス情報がアクセス情報取得部106により取得され、家電製品の購入に関するアクセス履歴がアクセス履歴蓄積部107に蓄積される。そして、アクセス履歴分析部108により、利用者の家電製品の購入に関する属性が変更されることになる。すなわち、利用者がどのような商品を購入したかが利用者の属性として生成される。もし、利用者が購入した家電製品が、価格が高い場合や、通常の家庭には一台またはきわめて少ない台数しか設置されない家電製品である場合には、利用者は繰り返してその家電製品を購入しないと考えられる。そこで、図4(C)に示すように家電製品に関連する商品、例えば消耗品や家電製品向けのアクセサリを購入するための家電消耗品メニューのサブウィンドウ405が画面の左上に配置されて表示される。また、利用者は、自分が購入した家電製品よりも性能がよく値段が低い家電製品がないことを確認する傾向にあることがアクセス履歴分析部108による分析の結果が示していれば、家電メニューのサブウィンドウ403をサブウィンドウ405の下に配置することもできる。
また、家電製品の購入に伴い、同じ種類の家電製品ではないが、その家電製品を購入した多くの利用者が別の家電製品として例えばLED照明装置を購入する傾向がある場合には、サブウィンドウ405、403の右側にLED照明装置を購入するためのLEDライトメニューのサブウィンドウ406が配置され、サブウィンドウ406の下に商品検索メニューのサブウィンドウ401が配置されて表示がされるようになっていてもよい。
なお、家電製品とその消耗品およびアクセサリについてここでは説明したが、商品全般にもここでの説明は適用できる。すなわち、利用者がある商品を購入すると、その商品に関連する商品を購入するための選択項目を含むサブウィンドウを画面の特定の位置、例えば、画面の左上の位置に配置するためのメニュー情報を生成することができる。商品に対してどのような商品が関連するかについては、サーバ装置101の記憶装置にデータベースとして格納しておくことができる。
以上のように、メニュー情報生成部110は、利用者に現在適していると考えられるメニューを生成することができる。なお、図3および図4を用いてそれぞれのメニューが表示されるサブウィンドウの配置である構造について説明したが、メニュー情報生成部110はメニューのサブウィンドウの配置のみを変化させることに限定はされず、サブウィンドウの中に配置する項目をアクセス履歴分析部108による分析の結果に応じて選択して、項目を変化させることもできる。また、項目のサブウィンドウ内部における配置を変化させることもできる。
メニュー情報送信部111は、メニュー情報生成部110により生成もしくは選択されたメニュー情報を利用者端末102に送信する。この場合、メニュー情報送信部111は、コンピュータのネットワークインターフェースを動作させてメニュー情報を送信することができる。また、メニュー情報送信部を送信部と称する場合がある。
メニュー情報の送信は、利用者端末102に直接送信することができる。あるいは、利用者端末102がゲームサーバ装置104やショッピングサーバ装置105などにアクセスを行い、メニュー情報を要求した場合に、サーバ装置101にメニュー情報の要求が転送され、メニュー情報送信部111は、メニュー情報の要求を転送したゲームサーバ装置104やショッピングサーバ装置105にメニュー情報を送信してもよい。これにより、ゲームサーバ装置104やショッピングサーバ装置105を経由して間接的に利用者端末102にメニュー情報が送信されるようになっていてもよい。
図5および図6は、サーバ装置101の処理を説明するフローチャートの一例を示す。図5は、アクセス情報取得部106、アクセス履歴蓄積部107およびアクセス履歴分析部108の処理のフローチャートの一例である。ステップS501において、アクセス情報取得部106がアクセス情報を取得するまで待つ処理を行う。アクセス情報取得部106がアクセス情報を取得すると、ステップS502において、アクセス履歴蓄積部107がアクセス情報をアクセス履歴として蓄積を行い。そして、ステップS503において、アクセス履歴分析部108がアクセス履歴を分析し、ステップS501へ戻る。なお、上述したように、アクセス履歴が蓄積される都度、アクセス履歴分析部108が分析を行う必要はなく、ステップS503がないフローチャートにより処理が行われることも可能である。
図6は、メニュー情報生成部110およびメニュー情報送信部111の処理のフローチャートの一例である。ステップS601において、メニュー情報の要求が受信されるまで待つ処理を行う。メニュー情報の要求が受信されると、ステップS602において、メニュー情報生成部110がアクセス履歴の分析の結果を取得する。そして、ステップS603およびステップS604の処理として、メニュー情報の選択や生成を行い、ステップS605の処理として、メニュー情報送信部111がメニュー情報の送信を行う。その後、ステップS601へ戻る。
図7は、システム100における処理のシーケンス図の一例を示す。ステップS701において、利用者端末102からゲームサーバ装置104にアクセスが行われると、ステップS702において、例えばゲームサーバ装置104からサーバ装置101にアクセス情報が送信される。また、ステップS703において、利用者端末102からショッピングサーバ装置105にアクセスが行われると、ステップS704において、例えばショッピングサーバ装置105からサーバ装置101にアクセス情報が送信される。
その後、ステップS705において、利用者端末102からメニュー情報の要求が送信され、サーバ装置101が受信すると、ステップS706において、メニュー情報が返信される。
101 サーバ装置、102 利用者端末、103 通信網、104 ゲームサーバ装置、105 ショッピングサーバ装置、106 アクセス情報取得部、107 アクセス履歴蓄積部、108 メニュー情報選択部、110 メニュー情報生成部、111 メニュー情報送信部

Claims (6)

  1. 利用者端末と通信するサーバ装置であり、
    前記利用者端末から前記サーバ装置または他のサーバ装置へのアクセスを表わすアクセス情報を受信する受信部と、
    前記受信部により受信されたアクセス情報をアクセス履歴として蓄積する蓄積部と、
    前記蓄積部により蓄積されたアクセス履歴を解析し、前記利用者端末の利用者の属性を生成する分析部と、
    前記分析部により生成された利用者の属性に応じて、前記利用者端末にメニューを表示するためのメニュー情報を生成する生成部と、
    前記生成部により生成されたメニュー情報を前記利用者端末へ送信する送信部と、
    を有するサーバ装置。
  2. 前記生成部が生成するメニュー情報は、複数のサブウィンドウを用いてメニューを表示するための情報であり、選択項目を複数のカテゴリに分類して同じカテゴリに分類される選択項目を、前記利用者端末に表示される同じサブウィンドウ内に表示するための情報であり、
    前記生成部は、前記分析部により生成された利用者の属性に応じて、前記サブウィンドウの前記利用者端末の画面内での位置を指定するためのメニュー情報を生成する請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記利用者の属性には、前記利用者が前記サーバ装置または前記他のサーバ装置にアクセスを開始してから経過した時間の長さに関する情報を含み、
    前記生成部は、前記利用者が前記サーバ装置または前記他のサーバ装置にアクセスを開始してから経過した時間の長さに応じて、前記サブウィンドウの前記利用者端末の画面内での位置を指定するためのメニュー情報を生成する請求項2に記載のサーバ装置。
  4. 前記生成部は、前記利用者が前記サーバ装置または前記他のサーバ装置にアクセスを開始してから経過した時間の長さが所定の長さを超えていない場合には、前記サーバ装置または前記他のサーバ装置の利用の仕方を前記利用者に伝えるための選択項目を含むサブウィンドウを前記利用者端末の画面の左上に配置するためのメニュー情報を生成する請求項3に記載のサーバ装置。
  5. 前記利用者の属性には、前記利用者が選択した選択項目に関する情報を含み、
    前記生成部は、前記利用者が最も多くの回数選択した選択項目を含むサブウィンドウを前記利用者端末の画面の左上に配置するためのメニュー情報を生成する請求項3に記載のサーバ装置。
  6. 前記利用者の属性には、前記メニュー情報を用いて前記利用者により購入された商品に関する情報を含み、
    前記生成部は、前記利用者により購入された商品に関連する商品を購入するための選択項目を含むサブウィンドウを前記利用者端末の画面の左上に配置するためのメニュー情報を生成する請求項2に記載のサーバ装置。
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