JP2015181198A - 有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents
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Abstract
Description
基板上に、陽極と陰極を有し、該陽極と該陰極との間に発光層を有し、該発光層の少なくとも1層が有機無機複合発光層である有機エレクトロルミネッセンス素子において、
該有機無機複合発光層が、有機燐光発光材料、有機担持媒体及び無機粒子を含有し、
該無機粒子が、酸化タングステンまたは酸化マグネシウムから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子が提供される。
該有機無機複合発光層が、有機燐光発光材料、有機担持媒体及び無機粒子を含有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
本発明に係る有機無機複合発光層について説明する。
本発明に係る有機燐光発光材料について説明する。
(工程1):Si−B1の合成(有機燐光発光材料にトリメトキシシリル基を導入)
有機無機複合機能性粒子Blue−1の合成において、Si−B1の上記Rで表される有機燐光発光材料を構成する基の部分を変更した以外は同様にして有機無機複合機能性粒子Blue−2を合成した。
本発明に係る有機燐光発光材料の分子量は、光取り出し効率の高い発光層を得る観点から3000未満であることが好ましい。
本発明に係る分子量の定義及び分子量の測定方法は、分子量分布のない低分子化合物と、分子量分布を持つオリゴマーや高分子化合物(ここで、高分子化合物とは、重量平均分子量が10000以上のものを示す)によって定義及び測定方法が異なる。
分子量の分布がない低分子化合物の場合には、従来公知の質量分析法(質量スペクトル法)により求められるデータを示す。
一方、各々分子量分布を有するオリゴマーや高分子化合物の場合には、本発明に係る分子量としては、重量平均分子量を用い、該重量平均分子量の測定は後述するようにGPC法により求める。
本発明に係る高分子化合物の分子量(重量平均分子量(Mw))の測定は、THF(テトラヒドロフラン)をカラム溶媒として用いるGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)を用いて分子量測定を行うことができる。
装置:東ソー高速GPC装置 HLC−8220GPC
カラム:TOSOH TSKgel Super HM−M
検出器:RI及び/またはUV
溶出液流速:0.6ml/分
試料濃度:0.1質量%
試料量:100μl
検量線:標準ポリスチレンにて作製:標準ポリスチレンSTK standard ポリスチレン(東ソー(株)製)Mw=1000000〜500迄の13サンプルを用いて検量線(校正曲線ともいう)を作成、分子量の算出に使用した。13サンプルは、ほぼ等間隔にすることが好ましい。
本発明に係る有機担持媒体について説明する。
本発明に係る有機担持媒体の分子量は、光取り出し効率の高い発光層を得る観点から、10000以下であることが好ましい。
本発明に係る無機粒子について説明する。
タングステンの(VI)酸化物WO3 0.2〜0.5
アンチモン(V)の酸化物のSb2O5 0.4〜1.9
バナジウム(V)酸化物V2O5 1〜2
ケイ素酸化物 (無水ケイ酸)SiO2 1.7〜3.5
炭化ケイ素(アルファ)SiC 2〜3.5
タンタル(V)の酸化物、Ta2O5 2.7〜3.0
錫の(IV)酸化物SnO2 4〜5.5
ジルコニウムの(IV)酸化物ZrO2 4〜11
マンガンの(IV)酸化物MnO2 4〜5
デルタMnO2 1.5
ベータMnO2 7.3
チタニウムの(IV)酸化物(チタニア)
(ルチルまたはanatase)TiO2 3.9〜8.2
窒化珪素Si3N4 6〜7
鉄(II、III)の酸化物(磁鉄鉱)Fe3O4 6.5〜6.8
ガンマ鉄(III)の酸化物(maghemite)Fe2O3 3.3〜6.7
セリウムの(IV)酸化物(ceria)CeO2 6.7〜8.6
クロムの(III)酸化物(chromiaの)Cr2O3 6.2〜8.1
ガンマ酸化アルミニウム(ガンマのアルミナの)Al2O3 7〜8
タリウム(I)の酸化物TL2O 8
アルファ鉄(III)の酸化物(赤鉄鉱)Fe2O3 8.4〜8.5
酸化アルミニウム(アルファアルミナ、鋼玉石)Al2O3 8〜9
窒化珪素Si3N4 9
イットリウムの(III)酸化物(yttria)Y2O3 7.15〜8.95
銅の(II)酸化物 CuO 9.5
酸化亜鉛ZnO 8.7〜10.3
ランタンの(III)酸化物La2O3 10
ニッケルの(II)酸化物NiO 9.9〜11.3
鉛の(II)酸化物PbO 10.7〜11.6
マグネシウム酸化物(マグネーシア)MgO 9.8〜12.7
上記の無機粒子及び等電点については、
Marek Kosmulski, “Chemical Properties of Material Surfaces”, Marcel Dekker, 2001.の記載を引用した。
Kosmulski M and Saneluta C (2004). ‘Point of zero charge/isoelectric point of exotic oxides: Tl2O3’, Journal of Colloid and Interface Science vol. 280, no. 2, pp. 544−545.の記載を引用した。
本発明に係る無機粒子の平均一次粒径は0.1nm〜30nmの範囲に調整されていることが好ましく、更に好ましくは、0.1nm〜20nmの範囲であり、特に好ましくは、1nm〜10nmの範囲である。
(i)陽極/正孔注入層/発光層/電子注入層/陰極
(ii)陽極/正孔注入層/正孔輸送層/発光層/電子注入層/陰極
(iii)陽極/正孔注入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/電子注入層/陰極
尚、「発光層」の少なくとも1層は、本発明に係る有機無機複合発光層が含まれ、該有機無機複合発光層以外に従来公知の発光層が併用されていてもよい。
注入層は必要に応じて設け、電子注入層と正孔注入層があり、上記の如く陽極と発光層または正孔輸送層の間、及び陰極と発光層または電子輸送層との間に存在させてもよい。
正孔輸送材料としては上記正孔注入層のものを使用することができるが、さらには、ポルフィリン化合物、芳香族第3級アミン化合物及びスチリルアミン化合物、特に芳香族第3級アミン化合物を用いることが好ましい。
電子輸送層とは電子を輸送する機能を有する材料からなり、広い意味で電子注入層、正孔阻止層も電子輸送層に含まれる。電子輸送層は単層または複数層設けることができる。
本発明に係る発光層について説明する。
本発明の有機EL素子の発光層に含有されるホスト化合物としては、室温(25℃)における燐光発光の燐光量子収率が0.1未満の化合物が好ましい。さらに好ましくは燐光量子収率が0.01未満である。また、発光層に含有される化合物の中で、その層中での体積比が50%以上であることが好ましい。
次に、発光材料について説明する。
本発明において、各発光層間に非発光性の中間層(非ドープ領域等ともいう)を設ける場合について説明する。
有機EL素子における陽極としては、仕事関数の大きい(4eV以上)金属、合金、電気伝導性化合物及びこれらの混合物を電極物質とするものが好ましく用いられる。このような電極物質の具体例としては、Au等の金属、CuI、インジウムチンオキシド(ITO)、SnO2、ZnO等の導電性透明材料が挙げられる。
一方、陰極としては仕事関数の小さい(4eV以下)金属(電子注入性金属と称する)、合金、電気伝導性化合物及びこれらの混合物を電極物質とするものが用いられる。このような電極物質の具体例としては、ナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、マグネシウム、リチウム、マグネシウム/銅混合物、マグネシウム/銀混合物、マグネシウム/アルミニウム混合物、マグネシウム/インジウム混合物、アルミニウム/酸化アルミニウム(Al2O3)混合物、インジウム、リチウム/アルミニウム混合物、希土類金属等が挙げられる。
本発明の有機EL素子に用いることのできる支持基板(以下、基体、基板、基材、支持体等とも言う)としては、ガラス、プラスチック等の種類には特に限定はなく、また透明であっても不透明であってもよい。
また、カラーフィルター等の色相改良フィルター等を併用しても、有機EL素子からの発光色を、蛍光体を用いて多色へ変換する色変換フィルターを併用してもよい。色変換フィルターを用いる場合においては、有機EL素子の発光のλmaxは480nm以下が好ましい。
本発明に用いられる封止手段としては、例えば、封止部材と電極、支持基板とを接着剤で接着する方法を挙げることができる。
有機層を挟み支持基板と対向する側の前記封止膜、あるいは前記封止用フィルムの外側に、素子の機械的強度を高めるために保護膜、あるいは保護板を設けてもよい。特に封止が前記封止膜により行われている場合には、その機械的強度は必ずしも高くないため、このような保護膜、保護板を設けることが好ましい。これに使用することができる材料としては、前記封止に用いたのと同様なガラス板、ポリマー板・フィルム、金属板・フィルム等を用いることができるが、軽量かつ薄膜化ということからポリマーフィルムを用いることが好ましい。
有機EL素子は空気よりも屈折率の高い(屈折率が1.7〜2.1程度)層の内部で発光し、発光層で発生した光のうち15%から20%程度の光しか取り出せないことが一般的にいわれている。これは、臨界角以上の角度θで界面(透明基板と空気との界面)に入射する光は、全反射を起こし素子外部に取り出すことができないことや、透明電極ないし発光層と透明基板との間で光が全反射を起こし、光が透明電極ないし発光層を導波し、結果として光が素子側面方向に逃げるためである。
本発明の有機EL素子は基板の光取り出し側に、例えば、マイクロレンズアレイ状の構造を設けるように加工したり、あるいは所謂集光シートと組み合わせることにより、特定方向、例えば、素子発光面に対し正面方向に集光したりすることにより、特定方向上の輝度を高めることができる。
本発明の有機EL素子の作製方法の一例として、陽極/正孔注入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/電子注入層/陰極からなる有機EL素子の作製法を説明する。
本発明の有機EL素子は、表示デバイス、ディスプレイ、各種発光光源として用いることができる。発光光源として、例えば、家庭用照明、車内照明、時計や液晶用のバックライト、看板広告、信号機、光記憶媒体の光源、電子写真複写機の光源、光通信処理機の光源、光センサーの光源、さらには表示装置を必要とする一般の家庭用電気器具等広い範囲の用途が挙げられるが、特にカラーフィルターと組み合わせた液晶表示装置のバックライト、照明用光源としての用途に有効に用いることができる。
《発光層組成物1、有機無機複合発光層組成物A〜Eの調製》
(発光層組成物1):比較の有機EL素子1の発光層作製用
Host−25 22.5質量部
D−28 2.4質量部
Ir−1 0.05質量部
Ir−14 0.05質量部
酢酸イソプロピル 2,000質量部
(有機無機複合発光層組成物A〜E)
Host−25 21.75質量部
無機粒子(表1に記載) 0.75質量部
D−28 2.4質量部
Ir−1 0.05質量部
Ir−14 0.05質量部
酢酸イソプロピル 2,000質量部
尚、表1に記載のシリカ、γアルミナ、酸化チタン、酸化タングステン、酸化マグネシウムの詳細を下記に示す。
アルミナ :CIKナノテック ALPA15質量% X480
酸化チタン :CIKナノテック TIPA15質量% X480
酸化タングステン:ベックマンコールター ブタン−1−オール
酸化マグネシウム:宇部マテリアル
上記の有機EL素子1〜6の評価の前に、前記有機EL素子1〜6の各々の発光層の作製に用いた発光層組成物1、有機無機複合発光層組成物A〜Eの各々を用いて、組成物の液停滞性、組成物を用いて作製した発光層単独でのスクラッチランク評価(物理的耐久性)、発光層の屈折率等を評価した。
上記の有機EL素子1〜6の作製においては、発光層の作製に用いる発光層組成物について、下記のように液停滞性、発光層組成物を用いて得られる発光層単独のスクラッチランク、発光層単独の屈折率等を評価した。
調製した発光層塗布液を23℃、50%RH環境下で1週間放置し、放置後の液の析出物を目視で評価。析出の確認できたものに関しては、ろ過し析出率を算出した。:全く析出物なし:極僅かに析出(溶解量の5%未満):析出あり(溶解量の5−20%)×:激しく析出(20%以上)
(発光層のスクラッチランク)
石英ガラス上に発光層塗布液を1500rpm、30秒でスピンコート法により製膜した後、120℃で30分間保持し膜厚50nmの発光層を形成した。作成した膜をスクラッチ試験機(HEIDON社製)で0.3mmRサファイア針にて連続荷重試験を行い、膜が石英から剥ぎ取られる平均荷重でランク付けを行った。
○ :100gで傷発生率20%未満
○△:80〜100g
△ :50〜80g
△×:20〜50g
× :20g未満
(発光層の屈折率)
上記と同様に石英ガラス上に発光層塗布液を1500rpm、30秒でスピンコート法により製膜した後、120℃で30分間保持し膜厚50nmの発光層を形成し、既存のエリプソメータにて測定し求めた。
本願で言うゼータ電位とは、イソプロピルアルコールとメタノールの1:1混合液にて、無機粒子分散物を5質量%に希釈した混合溶液にて測定した。
陽極としてガラス上にITOを100nm成膜した基板(NHテクノグラス社製:NA−45)にパターニングを行った後、このITO透明電極を設けた透明支持基板をiso−プロピルアルコールで超音波洗浄し、乾燥窒素ガスで乾燥し、UVオゾン洗浄を5分間行い、陽極(第一電極ともいう)を作製した。
バリア層として厚さ100μmのアルミ箔を準備し、アルミ箔の片面に熱硬化型の液状接着剤(エポキシ系樹脂)を厚さ30μmで塗設し、封止部材とした。
有機EL素子1(比較例)の作製において、発光層組成物1の代わりに、上記の有機無機複合発光層組成物A〜Eに各々変更し、組成物調製後、密封下で85℃加熱、10分放置し、20kHzの超音波に5分照射し、次いで1MHzの超音波に5分照射した以外は同様にして有機EL素子2〜6を各々作製した。
有機EL素子を室温(約23℃〜25℃)、1,000cd/m2の定輝度条件下による点灯を行い、点灯開始直後の駆動電圧を測定した。
有機EL素子を室温下、初期輝度1,000cd/m2となる電流による定電流条件下で連続点灯を行い、初期輝度の半分の輝度になる時間(τ1/2)を測定した。
作製した有機EL素子に対し、2.5mA/cm2定電流を流したときの外部取り出し量子効率(%)を不活性ガス雰囲気下で測定した。なお、測定には分光放射輝度計CS−1000(コニカミノルタセンシング製)を用いた。得られた結果を有機EL素子1(比較)の測定値を100(%)としたときの相対値で表した。
《発光層組成物2の調製》
実施例1の発光層組成物1の調製において、発光層組成物の内容を下記の発光層組成物に変更し、且つ、調製後、密封下で85℃加熱し10分放置し、20kHzの超音波に5分照射し、次いで1MHzの超音波に5分照射した以外は同様にして発光層組成物2を調製した。
無機粒子(オルガノシリカ:日産化学社製 NBAc−ST) 19.8質量部
Ir−A 5.0質量部
Ir−1 0.1質量部
Ir−14 0.1質量部
酢酸イソプロピル 2,000質量部
《発光層組成物3の調製》
オルガノゾル クォートロン PL−2−TOL(コロイダルシリカ平均粒子径:30nm、コロイダルシリカ含有量:40質量%、扶桑化学工業株式会社製)10gに、上記のIr錯体(B)1gをトルエン40gに溶解した溶液を加え、コロイダルシリカの含有量が8質量%のトルエン分散液を調製した。
実施例1の有機無機複合発光層組成物Aの調製において、発光層組成物を下記に変更し、調液後密封下で85℃で加熱溶解した以外は同様にして、有機無機複合発光層組成物Fを調製した。
Host−25 21.75質量部
無機粒子オルガノシリカゾル[NBAc−ST]
(表2に従う) (有効成分として) 0.75質量部
D−28(表2に従う) 2.4質量部
Ir−1(表2に従う) 0.05質量部
Ir−14(表2に従う) 0.05質量部
酢酸イソプロピル 2,000質量部
《有機無機複合発光層組成物Gの調製》
上記の有機無機複合発光層組成物Fの調製において、発光層組成物を下記に変更し、調液後密封下で85℃で加熱溶解した以外は同様にして有機無機複合発光層組成物Gを調製した。
Host−25(表2に従う) 21.75質量部
Blue−1(表2に従う) 0.72質量部
Green−1(表2に従う) 0.015質量部
Red−1(表2に従う) 0.015質量部
D−28(表2に従う) 2.4質量部
Ir−1(表2に従う) 0.05質量部
Ir−14(表2に従う) 0.05質量部
酢酸イソプロピル 2,000質量部
《有機無機複合発光層組成物H〜Oの調製》
有機無機複合発光層組成物Gの調製において、無機粒子、ドーパント、Hostの添加量を表3に記載のように変更した以外は同様にして、有機無機複合発光層組成物H〜Oを各々調製した。
有機無機複合発光層組成物Gの調製において、Host化合物を表3に記載のポリマーHost化合物Host−53、54に各々変更した以外は同様にして有機無機複合発光層組成物P、Qを各々調製した。
実施例1の有機EL素子1の作製と同様にして、有機EL素子2−1(比較例)を作製した。次いで、有機EL素子2−1(比較例)の作製において、発光層組成物1の代わりに、表3に記載の発光層組成物2、3、有機無機複合発光層組成物F〜Qを各々用いた以外は同様にして有機EL素子2−2、2−3(いずれも比較例)、2−4〜2−15(いずれも参考例)を各々作製した。
得られた有機EL素子2−1〜2−15の各々について、寿命(発光寿命(%))、効率(外部取り出し量子効率(%))、電圧(駆動電圧)の各々を評価した。尚、評価は実施例1に記載と同様に行った。
《有機無機複合発光層組成物Rの調製》
実施例2の有機無機複合発光層Gの調製において、発光層組成物の組成を下記に変更し、調液後密封下で85℃で加熱溶解した以外は同様にして有機無機複合発光層組成物Rを調製した。
H−A(表5に従う) 21.75質量部
Blue−1(表5に従う) 3.12質量部
Green−1(表5に従う) 0.065質量部
Red−1(表5に従う) 0.065質量部
酢酸イソプロピル 2,000質量部
《有機無機複合発光層組成物S、Tの調製》
有機無機複合発光層組成物Rの調製において、無機粒子、有機無機複合機能性粒子、ドーパント、Hostの添加量を表5に記載のように変更した以外は同様にして有機無機複合発光層組成物S、Tを各々調製した。
実施例1の有機EL素子1の作製と同様にして、有機EL素子2−1(比較例)、実施例2の有機EL素子2−4、2−9の作製と同様にして、有機EL素子2−4、2−9を各々作製した。
得られた有機EL素子2−1、2−4、2−9、3−1〜3−2の各々について、寿命(発光寿命(%))、効率(外部取り出し量子効率(%))、電圧(駆動電圧)の各々を評価した。尚、評価は実施例1に記載と同様に行った。
Claims (2)
- 基板上に、陽極と陰極を有し、該陽極と該陰極との間に発光層を有し、該発光層の少なくとも1層が有機無機複合発光層である有機エレクトロルミネッセンス素子において、
該有機無機複合発光層が、有機燐光発光材料、有機担持媒体及び無機粒子を含有し、
該無機粒子が、酸化タングステンまたは酸化マグネシウムから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。 - 前記無機粒子が、酸化タングステンであることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
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