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JP2015083914A - 蓄冷式冷凍機、一段蓄冷器、及び二段蓄冷器 - Google Patents

蓄冷式冷凍機、一段蓄冷器、及び二段蓄冷器 Download PDF

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JP2015083914A JP2014094959A JP2014094959A JP2015083914A JP 2015083914 A JP2015083914 A JP 2015083914A JP 2014094959 A JP2014094959 A JP 2014094959A JP 2014094959 A JP2014094959 A JP 2014094959A JP 2015083914 A JP2015083914 A JP 2015083914A
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Abstract

【課題】蓄冷式冷凍機の冷凍能力を向上する。【解決手段】蓄冷式冷凍機は、作動ガスを予冷する蓄冷器部と、蓄冷器部により予冷された作動ガスを膨張させることにより作動ガスを冷却する膨張機と、を備える。蓄冷器部は、亜鉛又は亜鉛を主成分とする合金からなる亜鉛系蓄冷材を備える。一段蓄冷器30は、第1蓄冷材を備える高温部と、第1蓄冷材と異なる第2蓄冷材を備える低温部と、を備えてもよい。二段蓄冷器60は、第2蓄冷材を備える高温部と、第2蓄冷材と異なる第3蓄冷材を備える低温部と、を備えてもよい。第2蓄冷材は、亜鉛又は亜鉛を主成分とする合金からなる亜鉛系蓄冷材を備えてもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、蓄冷式冷凍機、一段蓄冷器、及び二段蓄冷器に関する。
蓄冷式冷凍機は、冷却対象物を例えば100K(ケルビン)程度から4K程度までの範囲で冷却するために使用される。蓄冷式冷凍機には、例えば、ギフォード・マクマホン式(GM)冷凍機、パルスチューブ冷凍機、スターリング冷凍機、ソルベー冷凍機などがある。蓄冷式冷凍機の用途は例えば、超電導磁石や検出器等の冷却、あるいは、クライオポンプである。蓄冷式冷凍機の冷凍能力は蓄冷材の熱交換効率に左右される。
特開2012−255590号公報 特開2003−28526号公報
本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、蓄冷式冷凍機の冷凍能力を向上することにある。
本発明のある態様によると、作動ガスを予冷する蓄冷器部と、前記蓄冷器部により予冷された作動ガスを膨張させることにより前記作動ガスを冷却する膨張機と、を備える蓄冷式冷凍機が提供される。前記蓄冷器部は、亜鉛又は亜鉛を主成分とする合金からなる亜鉛系蓄冷材を備える。
本発明のある態様によると、第1蓄冷材を備える高温部と、前記第1蓄冷材と異なる第2蓄冷材を備える低温部と、を備える一段蓄冷器が提供される。前記第2蓄冷材は、亜鉛又は亜鉛を主成分とする合金からなる亜鉛系蓄冷材を備える。
本発明のある態様によると、第2蓄冷材を備える高温部と、前記第2蓄冷材と異なる第3蓄冷材を備える低温部と、を備える二段蓄冷器が提供される。前記第2蓄冷材は、亜鉛又は亜鉛を主成分とする合金からなる亜鉛系蓄冷材を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、蓄冷式冷凍機の冷凍能力を向上することができる。
本発明のある実施の形態に係る蓄冷式冷凍機を概略的に示す図である。 各種金属の容積比熱と温度との関係を示すグラフである。 本発明のある実施の形態に係る一段蓄冷器の構成を示す模式図である。 本発明のある実施の形態に係る一段蓄冷器の低温側の線材の断面図である。 本発明のある実施の形態に係る二段蓄冷器の構成を示す模式図である。 本発明のある実施の形態に係る蓄冷式冷凍機の冷凍能力を示すグラフである。 本発明のある実施の形態に係る二段蓄冷器の構成を示す模式図である。 本発明のある実施の形態に係る蓄冷式冷凍機の性能試験の結果を示すグラフである。 本発明のある実施の形態に係る二段蓄冷器の温度プロファイルの一例を示す図である。 本発明のある他の実施形態に係る金網の線材の断面図である。 図10に示す線材を有する金網を2枚積層したときの断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、以下に述べる構成は例示であり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
図1は、本発明のある実施の形態に係る蓄冷式冷凍機を概略的に示す図である。GM冷凍機1のような蓄冷式冷凍機は、蓄冷器部、膨張機、及び圧縮機を備える。たいていの場合、蓄冷器部は膨張機に設けられている。蓄冷器部は、作動ガス(例えばヘリウムガス)を予冷するよう構成されている。膨張機は、蓄冷器部により予冷された作動ガスをさらに冷却するために、予冷された作動ガスを膨張させる空間を備える。蓄冷器部は、膨張により冷却された作動ガスによって冷却されるよう構成されている。圧縮機は、蓄冷器部から作動ガスを回収し圧縮して、蓄冷器部に再び作動ガスを供給するよう構成されている。
図示のGM冷凍機1のような二段式の冷凍機においては、蓄冷器部は、一段蓄冷器と二段蓄冷器とを備える。一段蓄冷器は、圧縮機から供給される作動ガスを一段蓄冷器の低温端温度へと予冷するよう構成されている。二段蓄冷器は、一段蓄冷器により予冷された作動ガスを二段蓄冷器の低温端温度へと予冷するよう構成されている。
GM冷凍機1は、圧縮機として機能するガス圧縮機3と、膨張機として機能する二段式のコールドヘッド10とを有する。コールドヘッド10は、一段冷却部15と、二段冷却部50とを有し、これらの冷却部は、フランジ12に同軸となるように連結されている。一段冷却部15は一段高温端23a及び一段低温端23bを備え、二段冷却部50は二段高温端53a及び二段低温端53bを備える。一段冷却部15は二段冷却部50と直列に接続されている。従って一段低温端23bは二段高温端53aに相当する。
一段冷却部15は、一段シリンダ20、一段ディスプレーサ22、一段蓄冷器30、一段膨張室31、及び一段冷却ステージ35を備える。一段シリンダ20は中空の気密容器である。一段ディスプレーサ22は、軸方向Qに往復運動可能であるように一段シリンダ20内に設けられている。一段蓄冷器30は、一段ディスプレーサ22内に充填された一段蓄冷材を備える。従って一段ディスプレーサ22は、一段蓄冷材を収容する容器である。一段膨張室31は、一段低温端23bにおいて一段シリンダ20内に形成される。一段膨張室31は、一段ディスプレーサ22の往復運動により容積が変化する。一段冷却ステージ35は、一段低温端23bにおいて一段シリンダ20の外側に取り付けられている。
一段高温端23a、具体的には一段蓄冷器30の高温側には、一段蓄冷器30にヘリウムガスを流出入させるために複数の一段高温側流通路40−1が設けられている。一段低温端23b、具体的には一段蓄冷器30の低温側には、一段蓄冷器30と一段膨張室31との間でヘリウムガスを流出入させるために複数の一段低温側流通路40−2が設けられている。一段シリンダ20と一段ディスプレーサ22との間には、一段シリンダ20の内面と一段ディスプレーサ22の外面との隙間のガス流れを封じる一段シール39が設けられている。従って、一段高温端23aと一段低温端23bとの間の作動ガス流れは一段蓄冷器30を経由する。
二段冷却部50は、二段シリンダ51、二段ディスプレーサ52、二段蓄冷器60、二段膨張室55、及び二段冷却ステージ85を備える。二段シリンダ51は中空の気密容器である。二段ディスプレーサ52は、軸方向Qに往復運動可能であるように二段シリンダ51内に設けられている。二段蓄冷器60は、二段ディスプレーサ52内に充填された二段蓄冷材を備える。従って二段ディスプレーサ52は、二段蓄冷材を収容する容器である。二段膨張室55は、二段低温端53bにおいて二段シリンダ51内に設けられている。二段膨張室55は、二段ディスプレーサ52の往復運動により容積が変化する。二段冷却ステージ85は、二段低温端53bにおいて二段シリンダ51の外側に取り付けられている。
二段高温端53a、具体的には二段蓄冷器60の高温側には、二段蓄冷器60にヘリウムガスを流出入させるために二段高温側流通路40−3が設けられている。図示されるGM冷凍機1においては、二段高温側流通路40−3は、一段膨張室31を二段蓄冷器60に接続する。二段低温端53b、具体的には二段蓄冷器60の低温側には、二段膨張室55にヘリウムガスを流出入させるために複数の二段低温側流通路54−2が設けられている。二段シリンダ51と二段ディスプレーサ52との間には、二段シリンダ51の内面と二段ディスプレーサ52の外面との隙間のガス流れを封じる二段シール59が設けられている。従って、二段高温端53aと二段低温端53bとの間の作動ガス流れは二段蓄冷器60を経由する。なお、二段冷却部50は、二段シリンダ51と二段ディスプレーサ52との隙間にいくらかのガス流れが許容されるよう構成されていてもよい。
GM冷凍機1は、ガス圧縮機3とコールドヘッド10とを接続する配管7を備える。配管7には高圧バルブ5及び低圧バルブ6が設けられている。GM冷凍機1は、高圧のヘリウムガスがガス圧縮機3から高圧バルブ5及び配管7を介して一段冷却部15に供給されるよう構成されている。また、GM冷凍機1は、低圧のヘリウムガスが一段冷却部15から配管7及び低圧バルブ6を介してガス圧縮機3に排気されるよう構成されている。
GM冷凍機1は、一段ディスプレーサ22及び二段ディスプレーサ52の往復運動のための駆動モータ8を備える。駆動モータ8により、一段ディスプレーサ22及び二段ディスプレーサ52は軸方向Qに沿って一体に往復運動する。また、駆動モータ8は、この往復運動に連動して高圧バルブ5の開弁と低圧バルブ6の開弁とを選択的に切り替えるように高圧バルブ5及び低圧バルブ6に連結されている。このようにして、GM冷凍機1は、作動ガスの吸気行程と排気行程とを適切に切り替えられるよう構成されている。
以上のように構成されたGM冷凍機1の動作について説明する。まず、一段ディスプレーサ22及び二段ディスプレーサ52がそれぞれ一段シリンダ20及び二段シリンダ51内の下死点またはその近傍に位置するとき、高圧バルブ5が開かれる。一段ディスプレーサ22及び二段ディスプレーサ52は下死点から上死点に向けて移動する。この間、低圧バルブ6は閉じられている。
ガス圧縮機3から、高圧のヘリウムガスが一段冷却部15に流入する。高圧のヘリウムガスは、一段高温側流通路40−1から一段ディスプレーサ22の内部に流入し、一段蓄冷器30によって所定の温度まで冷却される。冷却されたヘリウムガスは、一段低温側流通路40−2から一段膨張室31に流入する。一段膨張室31へ流入した高圧のヘリウムガスの一部は、二段高温側流通路40−3から二段ディスプレーサ52の内部に流入する。このヘリウムガスは、二段蓄冷器60によって、さらに低い所定の温度まで冷却され、二段低温側流通路54−2から二段膨張室55に流入する。これらの結果、一段膨張室31及び二段膨張室55内は、高圧状態となる。
一段ディスプレーサ22及び二段ディスプレーサ52がそれぞれ一段シリンダ20及び二段シリンダ51内の上死点またはその近傍に到達すると、高圧バルブ5が閉弁される。それと概ね同時に低圧バルブ6が開かれる。一段ディスプレーサ22及び二段ディスプレーサ52は、今度は上死点から下死点に向けて移動する。
一段膨張室31及び二段膨張室55内のヘリウムガスは減圧され膨張する。その結果、ヘリウムガスが冷却される。また、一段冷却ステージ35及び二段冷却ステージ85がそれぞれ冷却される。低圧のヘリウムガスは、上記と逆の順路を通り、一段蓄冷器30及び二段蓄冷器60をそれぞれ冷却しつつ、低圧バルブ6及び配管7を介してガス圧縮機3に戻る。
一段ディスプレーサ22及び二段ディスプレーサ52がそれぞれ一段シリンダ20及び二段シリンダ51内の下死点またはその近傍に到達すると、低圧バルブ6が閉弁される。それと概ね同時に高圧バルブ5が再び開かれる。
GM冷凍機1は、以上の動作を1サイクルとし、これを繰り返す。こうして、GM冷凍機1は、一段冷却ステージ35、二段冷却ステージ85においてそれぞれに熱接続された冷却対象物(不図示)から熱を吸収し、冷却することができる。
一段高温端23aの温度は、例えば室温である。一段低温端23b及び二段高温端53a(すなわち一段冷却ステージ35)の温度は、例えば約20K〜約40Kの範囲にある。二段低温端53b(すなわち二段冷却ステージ85)の温度は、例えば約4Kである。
このようにして、GM冷凍機1は、約30Kから約80Kまでの中間温度域に冷却される部位(以下では、中間温度部と称することがある)を備える。ある実施形態においては、一段冷却部15による一段冷却ステージ35の冷却温度は、約30Kと約80Kの間である。この場合、中間温度部は一段冷却部15と二段冷却部50とに分割される。例えば、一段冷却ステージ35の冷却温度が約40Kである場合、中間温度部のうち高温側の約40Kから約80Kの温度域は一段冷却部15の低温側に形成され、中間温度部のうち低温側の約30Kから約40Kの温度域は二段冷却部50の高温側に形成される。
なお、一段冷却部15の冷却温度が約30Kより低温である場合には、一段冷却部15が中間温度部を有する。一段冷却部15の冷却温度が約80Kより高温である場合には、二段冷却部50が中間温度部を有する。なお中間温度部は、約30Kから約65Kまでの温度域に冷却される部位であってもよい。
図2は、各種金属の容積比熱と温度との関係を示すグラフである。図2によると、亜鉛の容積比熱と銅の容積比熱とは80Kにおいてほぼ等しい。80Kより低温においては、亜鉛の容積比熱が銅の容積比熱より大きい。また、30Kにおいて亜鉛の容積比熱はビスマス及びスズの容積比熱にほぼ等しく、30Kより高温において亜鉛の容積比熱はビスマス及びスズの容積比熱より大きい。ビスマス及びスズは、鉛代替蓄冷材として約5Kから約30Kの温度において使用可能である代表的な物質である。
そこで、本発明のある実施形態に係る蓄冷器部は、第1蓄冷材を備える高温部と、第2蓄冷材を備える中間温度部と、第3蓄冷材を備える低温部と、を備える。詳しくは後述するが、第2蓄冷材は、亜鉛系蓄冷材(zinc based regenerator material)を備える。第1蓄冷材は、第2蓄冷材と異なる蓄冷材であり、80K(または65K)より高い温度域に適する材料で形成されている。第1蓄冷材は、この高い温度域の少なくとも一部において亜鉛系蓄冷材よりも高い比熱を有する材料で形成されている。第3蓄冷材は、第2蓄冷材と異なる蓄冷材であり、30Kより低い温度域に適する材料で形成されている。第3蓄冷材は、この低い温度域の少なくとも一部において亜鉛系蓄冷材よりも高い比熱を有する材料で形成されている。
図3は、本発明のある実施の形態に係る一段蓄冷器30の構成を示す模式図である。一段蓄冷器30は、N枚(Nは2以上の自然数)の層状の一段蓄冷材を積層方向Pに沿って積層してなる積層構造を有する。一段蓄冷材は、例えば金網32−1〜32−Nを有する。積層方向Pは作動ガスの流れ方向と略平行である。言い換えると、作動ガスは一段蓄冷器30を積層方向Pに沿って移動する。また、積層方向Pは、コールドヘッド10の軸方向Qすなわち一段ディスプレーサ22の移動方向と略平行である(図1参照)。
各層を構成する金網32−1〜32−Nは所定の線径及び所定の材質を有する線材を織り込むことにより形成されている。各層を構成する金網32−1〜32−Nによって規定される面は積層方向Pと略直交する。ヘリウムガスは、一段蓄冷器30を積層方向Pに沿って流れるとき、各層を構成する金網32−1〜32−Nの複数の開口33を通過する。
金網32−1〜32−Nは、約100メッシュ以上の金網であることが望ましい。知られているように、メッシュは1インチあたりの網目の数を表す単位である。約100メッシュ未満の金網が使用される場合、空間を占める線材の体積が小さくなり、蓄冷材として有効でない。また、製造上の理由により、金網32−1〜32−Nは、約400メッシュまたは約250メッシュ以下の金網であることが望ましい。
一段蓄冷器30は、高温側の部分42と低温側の部分44とで異なる構成を有する。一段蓄冷器30は、高温側の部分42と低温側の部分44との境界46の温度が蓄冷式冷凍機(例えばGM冷凍機1)の通常動作時に80K程度(または65K程度)となるよう構成される。境界46は作動ガスの流れ方向と略垂直である。
高温側の部分42に配置される一段蓄冷材は、銅系蓄冷材を備える。銅系蓄冷材は、銅又は銅を主成分とする合金からなる。銅系蓄冷材は、例えばリン青銅、丹銅、純銅、タフピッチ銅または無酸素銅で形成されていてもよい。また、高温側の部分42に配置される一段蓄冷材は、ステンレス鋼のような鉄系蓄冷材を備えてもよい。したがって、N枚の金網32−1〜32−Nのうちの高温側の金網はこうした銅系または鉄系の線材37で形成されている。線材37は、銅系または鉄系の基材と、基材を被覆するコーティング層と、を備えてもよい。コーティング層は、基材を保護するために設けられていてもよい。コーティング層は、クロムを含んでもよい。
低温側の部分44に配置される一段蓄冷材は、亜鉛系蓄冷材を備える。亜鉛系蓄冷材は、亜鉛又は亜鉛を主成分とする合金(これらを以下では亜鉛系金属と総称することがある)からなる。亜鉛系蓄冷材が亜鉛からなる場合には、亜鉛系蓄冷材は不可避不純物を含んでもよい。亜鉛を主成分とする合金は、少なくとも約50質量パーセントの亜鉛を含んでもよい。亜鉛を主成分とする合金は、クロムを含んでもよい。
ある実施形態においては、N枚の金網32−1〜32−Nのうちの低温側の金網は、こうした亜鉛系の線材34で形成されている。線材34は、亜鉛系の基材と、基材を被覆するコーティング層と、を備えてもよい。コーティング層は、基材を保護するために設けられていてもよい。コーティング層は、クロムを含んでもよい。
また、他のある実施形態においては、線材34は、基材と、基材を被覆する亜鉛系金属の層と、を備えてもよい。これを図4に例示する。図4は、本発明のある実施の形態に係る一段蓄冷器30の低温側の線材34の断面図である。図4に示すように、線材34は、基材34aと、基材34aを被覆する亜鉛系金属の層34bと、を備えてもよい。基材34aは、高温側と同様に、銅系または鉄系の線材で形成される。亜鉛系金属の層34bは、基材34aをめっき処理することにより形成される。なお、層34bの上に、層34bを保護するための更なるコーティング層が形成されてもよい。
層34bが薄すぎると、層34bによる比熱増大効果が薄れる。一方で層34bが厚すぎると金網の開口が小さくなって流路抵抗が増大するかまたは基材34aが細くなって熱伝導が悪くなる。したがって、線材34の断面における基材34aの直径をd1、層34bの外径をd2(図3を参照)と称すとき、線材34の径の比はd2/d1は、例えば、1.3から1.5の範囲とすることが好ましい。
ある実施形態においては、上述の中間温度域における基材34aの熱伝導率を層34bの熱伝導率より大きくしてもよい。基材34aは、銅系材料のなかでもより熱伝導率が大きい材料、例えばリン青銅よりも熱伝導率が大きい丹銅、純銅、タフピッチ銅または無酸素銅を採用すると好適である。基材34aの熱伝導率を比較的大きくすることで基材34aを通じた熱伝導を促進し、蓄冷材の径方向(積層方向Pに直交する方向)における温度差を低減することができる。これは一段蓄冷器30における熱交換の効率の向上に寄与する。
ある実施形態においては、低温側の部分44に配置される一段蓄冷材は、球状に形成されている亜鉛系蓄冷材を備えてもよい。
図5は、本発明のある実施の形態に係る二段蓄冷器60の構成を示す模式図である。二段蓄冷器60は、高温側の部分62と低温側の部分64とで異なる構成を有する。二段蓄冷器60は、高温側の部分62と低温側の部分64との境界66の温度が蓄冷式冷凍機(例えばGM冷凍機1)の通常動作時に30K程度となるよう構成される。
二段蓄冷材は、例えば球状に形成されている粒子からなる。よって、高温側の部分62と低温側の部分64とを仕切るための仕切部材が境界66に設けられていてもよい。境界66は作動ガスの流れ方向と略垂直である。粒子径は例えば、0.1mmから1mmの範囲、または0.2mmから0.5mmの範囲にある。高温側の部分62における粒子径が低温側の部分64における粒子径より大きくてもよい。
高温側の部分62に配置される二段蓄冷材は、亜鉛系蓄冷材を備える。亜鉛系蓄冷材は上述のように、亜鉛系金属からなる。よって二段蓄冷器60の高温側には、例えば球状の亜鉛粒が充填されている。ある他の実施形態においては、高温側の部分62は一段蓄冷器30の低温側と同様に構成されてもよい。つまり、高温側の部分62は、亜鉛系金属で形成されている部分(例えば、基材または層)を有する金網を備えてもよい。
低温側の部分64に配置される二段蓄冷材は、HoCu等のいわゆる磁性蓄冷材であってもよい。磁性蓄冷材は、極低温での磁気相転移に伴って比熱が増大する磁性体を蓄冷材として用いたものである。あるいは、低温側の部分64に配置される二段蓄冷材は、ビスマス、スズ、または鉛などのような二段低温端53bの温度における高比熱材料で形成されていてもよい。
なお、環境保護の側面から、亜鉛系蓄冷材は、(不可避不純物である場合を除き)鉛を含有しないことが望ましい。同様に、亜鉛系蓄冷材以外の蓄冷材についても、(不可避不純物である場合を除き)鉛を含有しないことが望ましい。
本実施形態によると、冷凍機の高温部、中間温度部、及び低温部にそれぞれ高温用蓄冷材、中間温度用蓄冷材、及び低温用蓄冷材が配置されている。とりわけ、中間温度部に亜鉛系蓄冷材を用いることにより、一段蓄冷器30の低温部及び二段蓄冷器60の高温部の比熱を高めることができる。その結果、一段蓄冷器30及び二段蓄冷器60における熱交換の効率、ひいては冷凍機の冷凍能力を高めることができる。
付言すると、30Kから80Kの温度域において蓄冷式冷凍機の蓄冷材として亜鉛又は亜鉛を主成分とする合金を利用することはこれまで知られていない。既述の銅系材料のうち丹銅は、銅を主成分とする銅と亜鉛の合金である。丹銅は一般に、約90%の銅と約10%の亜鉛を含む。亜鉛の割合は多くとも約20%である。よって、丹銅は、亜鉛を主成分とする合金ではない。
図6は、本発明のある実施の形態に係る蓄冷式冷凍機の冷凍能力を示すグラフである。図6には、GM冷凍機1で実測した一段冷却ステージ35の温度と冷凍能力との関係が示されている。図6に示されるグラフにおいて、丸印は一段蓄冷器30の金網に亜鉛めっきを施さない場合の測定結果を示し、四角は一段蓄冷器30の低温側の金網に亜鉛めっきを施した場合の測定結果を示す。
このグラフから、約50K以下の温度範囲において、亜鉛めっきを施した場合の一段冷凍能力は、亜鉛めっきを施さない場合の一段冷凍能力より向上することが分かる。例えば、40Kでの一段冷凍能力は、めっき無しの場合の46.6Wから、めっきを施すことにより51.6Wに向上しており、率にして約11%向上している。低温ほど亜鉛めっきの効果が大きい。例えば30Kでの一段冷凍能力はめっき無しの場合の18.7Wから、めっきを施すことにより30.0Wに向上しており、率にして約60%向上している。
以上、本発明を実施例にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
上述の実施形態においては、二段蓄冷器が亜鉛系蓄冷材とは異なる蓄冷材を低温側に備えるが、これに限られない。二段蓄冷器は、低温側に亜鉛系蓄冷材を備えてもよい。この場合、二段蓄冷器の全体が例えば球状の亜鉛粒で形成されていてもよい。こうした亜鉛粒は安価に入手することができる。よって、ビスマスなどの鉛代替蓄冷材を使用する場合に比べて、二段蓄冷器を安価に製造することができる。このような構成は、二段低温端の温度が約10Kより高温である冷凍機に好適である。
ところで、作動ガスとして用いられるヘリウムの比熱のピークは10K程度である。また、ヘリウムの密度差のピークも比熱のピークとほぼ同様の10K程度である(ここで、ヘリウムの密度差とは、ヘリウムが高圧(圧縮機からの供給圧)であるときの密度と、ヘリウムが低圧(膨張後の圧力)であるときの密度との差をいう。)。したがって、二段蓄冷器の低温端が4Kレベルまで冷却される場合、ヘリウムの比熱及び密度差のピークが軸方向(ヘリウムの流れ方向)において二段蓄冷器の中間部分に現れる。
本発明者は、作動ガスの比熱及び高圧/低圧の密度差のピーク領域において蓄冷材の比熱を小さくすることにより、蓄冷式冷凍機の冷凍能力を高めることができることを見いだした。上記中間部分に比較的小さい比熱の蓄冷材を設けることにより、当該部分の温度を比較的高くすることができる(これは、比較的大きい比熱の蓄冷材で二段蓄冷器の全体を構成する場合に比べて、二段蓄冷器の温度プロファイルを緩くすることに相当する。)。このように中間部分の温度を高くすることにより、当該部分に滞在するガス量を減らすことができる。そのため、二段膨張室に流入するガス量を増やすことができ、結果として冷却効果を高めることができると考えられる。
したがって、ある他の実施形態においては、二段蓄冷器60は、約5Kから約30K(または約20K)までの温度域に冷却される部位を備え、当該部位が亜鉛系蓄冷材を備えてもよい。この場合、二段蓄冷器60は、高温側の部分62と低温側の部分64との境界66の温度が蓄冷式冷凍機(例えばGM冷凍機1)の通常動作時に5K程度(例えば5K以上8K以下)となるよう構成される。また、二段蓄冷器60は、もう1つの境界を、境界66より高温側(20Kより高温に)に備えてもよい。このもう1つの境界の低温側には亜鉛系蓄冷材が設けられ、高温側には当該温度にて亜鉛系蓄冷材より比熱の大きい蓄冷材が設けられてもよい。あるいは、二段蓄冷器60は、当該もう1つの境界の高温側に亜鉛系蓄冷材を備え、低温側には当該温度にて亜鉛系蓄冷材より比熱の大きい蓄冷材が設けられてもよい。
図7は、本発明のある実施の形態に係る二段蓄冷器160の構成を示す模式図である。二段蓄冷器160は、高温側蓄冷部162と低温側蓄冷部164とを備える。高温側蓄冷部162と低温側蓄冷部164とは互いに隣接する。二段蓄冷器160は、高温側蓄冷部162と低温側蓄冷部164との境界166の温度が蓄冷式冷凍機(例えばGM冷凍機1)の通常動作時に例えば約5K〜約10Kとなるよう構成される。
高温側蓄冷部162は、第1区画168と、第1区画168の低温側に隣接する第2区画170と、を備える。高温側蓄冷部162は、第1区画168と第2区画170との境界172を有する。第1区画168は亜鉛系蓄冷材(例えば亜鉛等の亜鉛系金属)を備える。第2区画170は、亜鉛系蓄冷材とは異なる非磁性蓄冷材を備える。この非磁性蓄冷材は、第2区画170または境界166の温度(例えば約10K)における容積比熱が亜鉛系蓄冷材(例えば亜鉛)の容積比熱よりも大きい。非磁性蓄冷材は、例えばビスマスである。ある実施形態においては、非磁性蓄冷材は、スズであってもよい。あるいは、ある実施形態においては、非磁性蓄冷材は、ビスマス及び/またはスズを含有してもよい。
低温側蓄冷部164は、第3区画174と、第3区画174の低温側に隣接する第4区画176と、を備える。低温側蓄冷部164は、第3区画174と第4区画176との境界178を有する。第3区画174及び第4区画176には磁性蓄冷材が充填されている。第3区画174には第1の磁性蓄冷材例えばHoCuが充填され、第4区画176には第1の磁性蓄冷材と異なる第2の磁性蓄冷材例えばGdS(GOS)が充填されている。ある実施形態においては、低温側蓄冷部164には一種類の磁性蓄冷材が充填されていてもよい。
二段蓄冷材は、例えば球状に形成されている粒子からなる。よって、仕切部材が境界166、172、178のそれぞれに設けられていてもよい。境界166、172、178は作動ガスの流れ方向と略垂直である。
図8は、本発明のある実施の形態に係る蓄冷式冷凍機の性能試験の結果を示すグラフである。図8には、図7に示す二段蓄冷器160を備えるGM冷凍機1で実測した一段冷却ステージ35及び二段冷却ステージ85それぞれの温度と、高温側蓄冷部162における第1区画168の容積比(すなわち、高温側蓄冷部162の総容積に対する第1区画168の容積の占める割合)との関係が示されている。一段冷却ステージ35及び二段冷却ステージ85それぞれにある熱負荷が与えられている。一段冷却ステージ35の測定温度が菱形のマークで図示され、二段冷却ステージ85の測定温度が正方形のマークで図示されている。
この実施形態においては、高温側蓄冷部162の第1区画168に亜鉛が充填され、高温側蓄冷部162の第2区画170にビスマスが充填されている。よって、図8に示される第1区画168の容積比が、1である場合、高温側蓄冷部162は亜鉛のみから成り、ビスマスを含まない。容積比が0である場合には逆に、高温側蓄冷部162はビスマスのみから成り、亜鉛を含まない。容積比が例えば、0.5である場合、高温側蓄冷部162のうち高温側の半分に亜鉛が充填され、高温側蓄冷部162のうち低温側の半分にビスマスが充填される。
図8に示されるように、高温側蓄冷部162における第1区画168の容積比(つまり、高温側蓄冷部162における亜鉛系蓄冷材または亜鉛の容積比)が0から1へと大きくなるとともに、一段冷却ステージ35の温度は低下する。これは、図6を参照して説明した一段冷凍能力の向上と同様の理由による。一方、高温側蓄冷部162における第1区画168の容積比が大きくなるとともに、二段冷却ステージ85の温度はいくらか上昇する。
したがって、図示されるように、一段冷却ステージ35の温度及び二段冷却ステージ85の温度の両者をともに比較的低温とするためには、高温側蓄冷部162における第1区画168の容積比に最適値が存在する。高温側蓄冷部162における第1区画168の容積比は、好ましくは0.4から0.8の範囲から選択され、より好ましくは0.5から0.7の範囲から選択される。こうした容積比を用いて高温側蓄冷部162を亜鉛とビスマスとの二層構造とすることにより、一段冷却ステージ35及び二段冷却ステージ85をともに良好に冷却することができる。
図9は、本発明のある実施の形態に係る二段蓄冷器160の温度プロファイルの一例を示す図である。図9には、二段蓄冷器160の高温端から低温端に至るまでの距離を1として正規化した場合における二段蓄冷器160の温度プロファイルを示す。二段蓄冷器160の温度プロファイルは、高温端から低温端に向けて線形に減少するものではなく、高温端において大きな温度低下を有する。図9に示すように、二段蓄冷器160の高温端(正規化距離が0)では温度は40K程度であり、低温端(正規化距離が1)では温度が5K未満である。二段蓄冷器160の温度プロファイルは、正規化距離で例えば0.2〜0.4の範囲において10K程度まで下がる。
図9には、高温側蓄冷部162に充填される非磁性蓄冷材が異なる4つの場合を示す。そのうち3つにおいては、高温側蓄冷部162に一種類の蓄冷材(鉛(Pb)、ビスマス(Bi)、亜鉛(Zn))が充填されている。残りの1つは、高温側蓄冷部162における第1区画168の容積比が0.5の場合である(Zn:Bi=1:1)。
図からわかるように、Zn:Bi=1:1の場合に、正規化距離で約0.2〜約0.4の範囲における温度が最も高い。それにより、最も「緩やかな」温度プロファイルを得ることができる。したがって、上述のように二段冷凍能力を向上することができる。
上述の実施形態においては、線材34の断面は等方的すなわち円形である場合について説明したが、これに限られない。図10は、本発明のある他の実施形態に係る金網の線材234の断面図である。線材234は、基材234aと、その基材234aを覆う亜鉛系金属の層234bと、を備える。基材234aは、図4に示す基材34aと同様に、銅系または鉄系の線材で形成される。線材234の断面の積層方向Pにおける幅W1は、断面内で積層方向Pと交差する方向(例えば、積層方向Pに直交する方向R)における幅W2よりも小さい。特に線材234の表面は、積層方向Pで互いに対向する2つの平面部236、238を有する。このような線材234は、例えば、断面が円形の基材に圧延処理を施し、そのように処理された基材を亜鉛系金属で被覆することにより形成されてもよい。
図11は、図10に示す線材234を有する金網を2枚積層したときの断面図である。線材234からなる金網を積層方向Pに沿って積層すると、上側の金網の線材234の下側平面部238と、下側の金網の線材234の上側平面部236とが接触する。このとき、それらの接触面積は、例えば線材の断面が円形の場合よりも大きくなる。したがって、充填時の接触応力を分散させることができ、コーティング層の損傷を低減することができる。
上述の実施形態においては、一段蓄冷器30は、N枚の金網32−1〜32−Nを積層方向Pに沿って積層してなる積層構造を有する場合について説明したが、これに限られない。例えば、一段蓄冷材は、複数の孔が形成された金属板または多孔金属板を複数枚積層してなる積層構造を有してもよい。この場合、低温側の金属板にめっきによるコーティング層が設けられてもよい。二段蓄冷器60についても同様に、こうした有孔の金属板を備えてもよい。
上述の実施形態においては、GM冷凍機1を例として説明したが、これに限られず、実施の形態に係る蓄冷器部は他の種類の蓄冷式冷凍機、例えばGM型またはスターリング型パルスチューブ冷凍機、スターリング冷凍機、ソルベー冷凍機に搭載されてもよい。
また、上述の実施形態においては、二段式の蓄冷式冷凍機を例として説明したが、これに限られず、実施の形態に係る蓄冷器部は、単段式または三段以上の蓄冷式冷凍機に搭載されてもよい。単段式の場合、亜鉛系蓄冷材による冷凍能力の向上を得るためには、80K以下の冷却温度を提供するよう構成されている蓄冷式冷凍機であることが望ましい。
実施の形態に係る蓄冷材を搭載したGM冷凍機1又はその他の蓄冷式冷凍機は、超伝導マグネット、クライオポンプ、X線検出器、赤外線センサ、量子光子検出器、半導体検出器、希釈冷凍機、He3冷凍機、断熱消磁冷凍機、ヘリウム液化機、クライオスタット等における冷却手段または液化手段として使用されてもよい。
1 GM冷凍機、 15 一段冷却部、 20 一段シリンダ、 22 一段ディスプレーサ、 23a 一段高温端、 23b 一段低温端、 30 一段蓄冷器、 31 一段膨張室、 32 金網、 34 線材、 34a 基材、 34b 層、 35 一段冷却ステージ、 50 二段冷却部、 51 二段シリンダ、 52 二段ディスプレーサ、 53a 二段高温端、 53b 二段低温端、 55 二段膨張室、 60 二段蓄冷器。

Claims (18)

  1. 作動ガスを予冷する蓄冷器部と、
    前記蓄冷器部により予冷された作動ガスを膨張させることにより前記作動ガスを冷却する膨張機と、を備え、
    前記蓄冷器部は、亜鉛又は亜鉛を主成分とする合金からなる亜鉛系蓄冷材を備えることを特徴とする蓄冷式冷凍機。
  2. 前記蓄冷器部は、30Kから80Kまでの温度域に冷却される部位を備え、当該部位は、前記亜鉛系蓄冷材を備えることを特徴とする請求項1に記載の蓄冷式冷凍機。
  3. 前記蓄冷器部は、前記亜鉛系蓄冷材を高温側に備える二段蓄冷器を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の蓄冷式冷凍機。
  4. 前記二段蓄冷器は、5Kから30Kまでの温度域に冷却される部位を備え、当該部位は、前記亜鉛系蓄冷材を備えることを特徴とする請求項3に記載の蓄冷式冷凍機。
  5. 前記二段蓄冷器は、低温側に、前記亜鉛系蓄冷材とは異なる蓄冷材を備えることを特徴とする請求項3または4に記載の蓄冷式冷凍機。
  6. 前記二段蓄冷器は、低温側に、前記亜鉛系蓄冷材を備えることを特徴とする請求項3または4に記載の蓄冷式冷凍機。
  7. 前記二段蓄冷器は、前記高温側に、第1区画と前記第1区画の低温側に隣接する第2区画とを備える高温側蓄冷部を備え、
    前記第1区画は、前記亜鉛系蓄冷材を備え、前記第2区画は、前記亜鉛系蓄冷材とは異なる非磁性蓄冷材を備えることを特徴とする請求項3または4に記載の蓄冷式冷凍機。
  8. 前記亜鉛系蓄冷材とは異なる非磁性蓄冷材は、ビスマスまたはスズを備えることを特徴とする請求項7に記載の蓄冷式冷凍機。
  9. 前記高温側蓄冷部における前記第1区画の容積比は、0.4から0.8の範囲にあることを特徴とする請求項7または8に記載の蓄冷式冷凍機。
  10. 前記高温側蓄冷部における前記第1区画の容積比は、0.5から0.7の範囲にあることを特徴とする請求項7または8に記載の蓄冷式冷凍機。
  11. 前記二段蓄冷器は、前記高温側蓄冷部の低温側に隣接する低温側蓄冷部を備え、
    前記低温側蓄冷部は、磁性蓄冷材を備えることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の蓄冷式冷凍機。
  12. 前記蓄冷器部は、前記亜鉛系蓄冷材を低温側に備える一段蓄冷器を備えることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の蓄冷式冷凍機。
  13. 前記一段蓄冷器は、高温側に、前記亜鉛系蓄冷材とは異なる蓄冷材を備えることを特徴とする請求項12に記載の蓄冷式冷凍機。
  14. 前記亜鉛系蓄冷材は、球状に又は層状に形成されていることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の蓄冷式冷凍機。
  15. 前記亜鉛系蓄冷材は、基材を被覆する亜鉛又は亜鉛を主成分とする合金の層を備えることを特徴とする請求項14に記載の蓄冷式冷凍機。
  16. 前記亜鉛系蓄冷材は、鉛を含まないことを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の蓄冷式冷凍機。
  17. 第1蓄冷材を備える高温部と、前記第1蓄冷材と異なる第2蓄冷材を備える低温部と、を備え、前記第2蓄冷材は、亜鉛又は亜鉛を主成分とする合金からなる亜鉛系蓄冷材を備えることを特徴とする一段蓄冷器。
  18. 第2蓄冷材を備える高温部と、前記第2蓄冷材と異なる第3蓄冷材を備える低温部と、を備え、前記第2蓄冷材は、亜鉛又は亜鉛を主成分とする合金からなる亜鉛系蓄冷材を備えることを特徴とする二段蓄冷器。
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