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JP2015082605A - 窒化物半導体装置 - Google Patents

窒化物半導体装置 Download PDF

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JP2015082605A
JP2015082605A JP2013220376A JP2013220376A JP2015082605A JP 2015082605 A JP2015082605 A JP 2015082605A JP 2013220376 A JP2013220376 A JP 2013220376A JP 2013220376 A JP2013220376 A JP 2013220376A JP 2015082605 A JP2015082605 A JP 2015082605A
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弘善 伊奈
Hiroyoshi Ina
弘善 伊奈
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Abstract

【課題】電極の厚さを大きくすることなく、短絡耐量特性を向上できて、電極の熱による変形の可能性を低減できる窒化物半導体装置を提供すること。【解決手段】Si基板(1)上に形成された窒化物半導体層(2)と、窒化物半導体層(2)上に形成されたTi/Al/TiNからなるオーミック電極(ソース電極(11),ドレイン電極(12))とを備える。ドレインコンタクト部(22B)におけるソースパッド(21)の主部(211)に最も近い端(22B1)は、ソースコンタクト部(21B)におけるドレインパッド(22)の主部(221)に最も近い端(21B1)よりもソースパッド(21)の主部(211)側に位置している。【選択図】図2

Description

本発明は、GaN系のHFET(Hetero-junction Field Effect Transistor;ヘテロ接合電界効果トランジスタ)に関する。
従来、GaN系のHFETとしては、特開2012−238808号公報(特許文献1)に記載されているものがある。このHFETに用いられるGaNは、バンドギャップが大きく、絶縁破壊電圧が高いので、大電流を扱う半導体素子を作製する場合に、半導体材料としてよく用いられているSiに比べ、半導体素子の面積が小さくなるように作製できる。
図11は上記GaN系のHFETの電極構造を模式的に示す平面図である。図12は図11のXII−XII線断面図であり、図13は図11のXIII−XIII線断面図である。
図11に示すように、上記GaN系のHFETは、フィンガー型と呼ばれる構造を形成しており、複数の小型トランジスタを電気的に並列に接続し、大電流を扱うようになっている。
上記GaN系のHFETでは、ソース電極911、ドレイン電極912、およびゲート電極913は、それぞれワイヤーボンディングにより半導体素子900外へ接続されている。半導体素子900の活性領域上に絶縁膜907およびコンタクト部921A,921B,922A,922Bを形成し、絶縁膜907上およびコンタクト部921A,921B上にソースパッド921を形成し、絶縁膜907上およびコンタクト部922A,922B上にドレインパッド922を形成して、半導体素子900の面積を小さくしている。コンタクト部921A,921B,922A,922Bは、ワイヤーボンディングが行われる領域に重ならないように配置され、安定したワイヤーボンディングができるようになっている。
特開2012−238808号公報
しかし、本発明者は、上記GaN系のHFETの短絡耐量評価において、ソースパッド921とドレインパッド922との間の中央領域901のソース電極911およびドレイン電極912が変形する場合があるという問題に直面した。ここで、短絡耐量評価とは、ドレイン電極912に高電圧が印加された状態で、ゲート電極913を10μ秒間オンさせ、ソース電極911とドレイン電極912とを短絡させて行う評価である。
そこで、本発明者は、中央領域901のソース電極911およびドレイン電極912が変形する問題について様々な検討を行った結果、次のように推定した。すなわち、ソース電極911とドレイン電極912とを短絡させたとき、電流は、ワイヤーボンディングされたドレイン電極912からコンタクト部922A,922Bを経由し、半導体の内部を経てソース電極911へ至る。このとき、ドレイン電極912においてソースパッド921に近い方のコンタクト部922Bよりソースパッド921側で、ドレイン電極912内を流れる電流が多くなる。一方、ソース電極911においてドレインパッド922に近い方のコンタクト部921Bよりドレインパッド922側で、ソース電極911内を流れる電流が多くなる。すなわち、半導体素子の中央領域901で、ソース電極911およびドレイン電極912内を流れる電流が最も多くなって、中央領域901におけるソース電極911およびドレイン電極912の発熱量が局部的に大きくなる。したがって、中央領域901における熱によって、中央領域901のソース電極911およびドレイン電極912が変形したと考えられた。
また、上記GaN系のHFETは、Siで作製したトランジスタよりも面積を小さくできるが、面積を小さくすると、電極と配線の構造に関して制限が多くなり、例えばソース電極911およびドレイン電極912のそれぞれの厚みを大きくするのが困難であるという問題があった。
そこで、本発明の課題は、電極の厚さを大きくすることなく、短絡耐量特性を向上できて、電極の熱による変形の可能性を低減できる窒化物半導体装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の窒化物半導体装置は、
基板と、
上記基板上に形成されると共に活性領域を有する窒化物半導体層と、
上記窒化物半導体層の上記活性領域上にフィンガー状に互いに平行に形成された複数のドレイン電極と、
上記窒化物半導体層の上記活性領域上に、上記複数のドレイン電極の配列方向に上記複数のドレイン電極と交互に配列するようにフィンガー状に互いに平行に形成された複数のソース電極と、
平面視において、上記ソース電極と上記ドレイン電極との間にそれぞれ形成されたゲート電極と、
上記窒化物半導体層上に、上記ソース電極、上記ドレイン電極、および上記ゲート電極を覆うように形成された絶縁膜と、
上記絶縁膜上かつ上記ドレイン電極の長手方向の一方の側に形成されたソースパッドと、
上記絶縁膜上かつ上記ドレイン電極の長手方向の他方の側に形成されたドレインパッドと、
上記各ソース電極の一部の領域上に形成され、上記各ソース電極と上記ソースパッドを接続するソースコンタクト部と、
上記各ドレイン電極の一部の領域上に形成され、上記各ドレイン電極と上記ドレインパッドを接続するドレインコンタクト部と
を備え、
上記ドレインコンタクト部における上記ソースパッドの主部に最も近い端は、上記ソースコンタクト部における上記ドレインパッドの主部に最も近い端よりも上記ソースパッドの主部側に位置していることを特徴としている。
この明細書で、窒化物半導体層とは、AlInGa1−X−YN(X≧0、Y≧0、0≦X+Y<1)で表されるGaN系半導体層のことを言う。また、GaN系半導体は、AlGaN、GaN、InGaNなどを含むものでもよい。
また、一実施形態の窒化物半導体装置では、
上記ドレインコンタクト部における上記ソースパッドの主部に最も近い端は、上記ドレイン電極の長手方向の中央よりも上記ソースパッドの主部側に位置し、
上記ソースコンタクト部における上記ドレインパッドの主部に最も近い端は、上記ソース電極の長手方向の中央よりも上記ドレインパッドの主部側に位置し、
上記各ドレイン電極の長手方向の中央の位置と、上記各ソース電極の長手方向の中央の位置とが長手方向において一致している。
また、一実施形態の窒化物半導体装置では、
上記ソースコンタクト部は、上記ソース電極毎に長手方向に間隔をあけて複数形成され、上記ドレインコンタクト部は、上記ドレイン電極の長手方向に間隔をあけて複数形成され、上記各ドレイン電極の複数の上記ドレインコンタクト部のうち上記ソースパッドの主部に最も近いドレインコンタクト部は、上記各ソース電極の複数の上記ソースコンタクト部のうち上記ドレインパッドの主部に最も近いソースコンタクト部よりも上記ソースパッドの主部側に位置している。
また、一実施形態の窒化物半導体装置では、
上記各ドレイン電極の複数の上記ドレインコンタクト部のうち上記ソースパッドの主部に最も近いドレインコンタクト部は、上記ドレイン電極の長手方向の中央よりも上記ソースパッドの主部側に位置し、
上記各ソース電極の複数の上記ソースコンタクト部のうち上記ドレインパッドの主部に最も近いソースコンタクト部は、上記ソース電極の長手方向の中央よりも上記ドレインパッドの主部側に位置し、
上記各ドレイン電極の長手方向の中央の位置と、上記各ソース電極の長手方向の中央の位置とが長手方向において一致している。
本発明の窒化物半導体装置によれば、電極の厚さを大きくすることなく、短絡耐量特性を向上できて、電極の熱による変形の可能性を低減できる窒化物半導体装置を提供することができる。
図1は本発明の第1実施形態の窒化物半導体装置の断面図である。 図2は上記第1実施形態の窒化物半導体装置の電極構造を模式的に示す平面図である。 図3は図2のIII−III線断面を示す図である。 図4は図2のIV−IV線断面を示す図である。 図5は本発明の第2実施形態の窒化物半導体装置の電極構造を模式的に示す平面図である。 図6は図5のVI−VI線断面を示す図である。 図7は図5のVII−VII線断面を示す図である。 図8は本発明の第3実施形態の窒化物半導体装置の電極構造を模式的に示す平面図である。 図9は図8のIX−IX線断面を示す図である。 図10は図8のX−X線断面を示す図である。 図11は従来例の電極構造を模式的に示す平面図である。 図12は図11のXII−XII線断面を示す図である。 図13は図11のXIII−XIII線断面を示す図である。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の窒化物半導体装置の断面図であり、図2のI−I線断面図である。図1に示すように、この第1実施形態の窒化物半導体装置は、Si基板1上に、窒化物半導体層2を形成している。窒化物半導体層2は、アンドープGaN層と、アンドープAlGaN層とからなっている。アンドープGaN層とアンドープAlGaN層との界面に2DEG(2次元電子ガス)が発生する。窒化物半導体層2上には、絶縁膜7としての保護膜と層間絶縁膜とを順次形成している。
窒化物半導体層2上に、予め設定された間隔をあけてソース電極11とドレイン電極12とを形成している。ソース電極11とドレイン電極12とは、オーミック電極として形成されている。ソース電極11とドレイン電極12とは、Ti層、Al層、TiN層が順に積層されたTi/Al/TiN電極である。ソース電極11およびドレイン電極12の厚さは、200nmである。
なお、窒化物半導体層2のうちのソース電極11が形成される領域およびドレイン電極12が形成される領域に予めリセスを形成し、これらのリセスにソース電極11とドレイン電極12とを形成してもよい。
また、ソース電極11とドレイン電極12との間の絶縁膜7には開口が形成され、この開口にゲート電極13が形成されている。このゲート電極13は、WN層、W層が順に積層されたWN/W電極としており、窒化物半導体層2とショットキー接合するショットキー電極として形成されている。
ソース電極11と、ドレイン電極12と、ゲート電極13と、これらソース電極11,ドレイン電極12,ゲート電極13が形成された窒化物半導体層2の活性領域でHFETを構成している。
ここで、活性領域3とは、ゲート電極13に印加される電圧によって、ソース電極11とドレイン電極12との間でキャリアが流れる窒化物半導体層2の領域である。
絶縁膜7は、ソース電極11、ドレイン電極12およびゲート電極13を覆うように形成されている。絶縁膜7のソース電極11上およびドレイン電極12上の厚さTは、3μmである。絶縁膜7のソース電極11の一部の領域上には、第1のソースコンタクトホール71が設けられている。
第1のソースコンタクトホール71内および絶縁膜7上にソースパッド21が設けられ、ソースパッド21がソース電極11に電気的に接続されている。第1のソースコンタクトホール71内に設けられたソースパッド21が第1のソースコンタクト部21Aを形成している。ソースパッド21としては、TiN/Al、Ti/Cu、Ti/AuまたはTi/Alなどを用いている。
なお、ここでは図示しないが、絶縁膜7のドレイン電極12の一部の領域上には、第1のソースコンタクトホール71と同様に、第1のドレインコンタクトホールが設けられている。この第1のドレインコンタクトホール内および絶縁膜7上にドレインパッドが設けられ、ドレインパッドがドレイン電極12に電気的に接続されている。第1のドレインコンタクトホール内に設けられたドレインパッドが第1のドレインコンタクト部を形成している。ドレインパッドとしては、TiN/Al、Ti/Cu、Ti/AuまたはTi/Alなどを用いている。
図2に示すように、Si基板1は、平面視略長方形状を有している。ドレイン電極12は、平面視フィンガー状に互いに平行に複数形成されている。これらのドレイン電極12は、Si基板1の短手方向に沿って形成されると共に、Si基板1の長手方向に予め定められた間隔で形成されている。図3は図2のIII−III線断面図であり、図4は図2のIV−IV線断面図である。なお、図2において、窒化物半導体層2および絶縁膜7は、省略している(図3,図4参照)。
ソース電極11は、フィンガー状に互いに平行に複数形成されているフィンガー部11Aと、これらのフィンガー部11Aの長手方向の両端に連接している連接部11B,11Cとを有している。フィンガー部11Aは、上記複数のドレイン電極12の配列方向に上記複数のドレイン電極12と交互に配列するように形成されている。フィンガー部11Aとドレイン電極12とは、互いに略平行に形成されている。ソース電極11の連接部11Bは、フィンガー部11Aの長手方向の一端にそれぞれ連なると共に、上記配列方向に延在している。一方、ソース電極11の連接部11Cは、フィンガー部11Aの他端にそれぞれ連なると共に、上記配列方向に延在している。
ソースパッド21は、ソース電極11のフィンガー部11Aの長手方向の一方の側に形成されている。ドレインパッド22は、ソースパッド21に対して上記長手方向の他方の側に対向するように形成されている。ソースパッド21は、主部211と、この主部211からドレインパッド22側に突出すると共に各フィンガー部11Aの長手方向の一部を覆う突出部212とを有している。ドレインパッド22は、主部221と、この主部221からソースパッド21側に突出すると共に各ドレイン電極12の長手方向の一部を覆う突出部222とを有している。ソースパッド21の突出部212とドレインパッド22の突出部222とは、フィンガー部11Aおよびドレイン電極12が、フィンガー部11Aおよびドレイン電極12の配列方向に交互に配列するように形成されている。
図2および図3に示すように、第1のソースコンタクト部21A(斜線部分)は、ソース電極11の各フィンガー部11Aの長手方向における一端近傍に位置している。絶縁膜7の各フィンガー部11Aの一部の領域上には、第2のソースコンタクトホール72が設けられている。第2のソースコンタクトホール72内に設けられたソースパッド21が第2のソースコンタクト部21B(斜線部分)を形成している。第2のソースコンタクト部21Bは、第1のソースコンタクト部21Aに対して上記長手方向に間隔をあけて位置している。第2のソースコンタクト部21Bは、各フィンガー部11Aの長手方向の他端側(ドレインパッド22の主部221側)に、かつ、ソースパッド21の各突出部212の上記長手方向における他端近傍に位置している。
図2および図4に示すように、第1のドレインコンタクト部22A(斜線部分)は、ドレイン電極12の長手方向における一端近傍に位置している。絶縁膜7のドレイン電極12の一部の領域上には、第2のドレインコンタクトホール82が設けられている。第2のドレインコンタクトホール82内に設けられたドレインパッド22が第2のドレインコンタクト部22B(斜線部分)を形成している。第2のドレインコンタクト部22Bは、第1のドレインコンタクト部22Aに対して上記長手方向に間隔をあけて位置している。第2のドレインコンタクト部22Bは、ドレイン電極12の長手方向の他端側(ソースパッド21の主部211側)に、かつ、ドレインパッド22の各突出部222の上記長手方向における一方端近傍に位置している。
図2に示すように、第1,第2のソースコンタクト部21A,21Bおよび第1,第2のドレインコンタクト部22A,22Bは、それぞれ平面視略長方形状を有している。第1,第2のソースコンタクト部21A,21Bの長手方向は、ソース電極11の各フィンガー部11Aの長手方向と平行である。第1,第2のドレインコンタクト部22A,22Bの長手方向は、ドレイン電極12の長手方向と平行である。
第2のドレインコンタクト部22Bは、第2のソースコンタクト部21Bよりもソースパッド21の主部211側に位置している。第2のドレインコンタクト部22Bにおけるソースパッド21の主部211に最も近い端22B1は、第2のソースコンタクト部21Bにおけるドレインパッド22の主部221に最も近い端21B1よりもソースパッド21の主部211側に位置している。
第2のドレインコンタクト部22Bは、各ドレイン電極12の長手方向の中央(直線Lで示す)よりもソースパッド21の主部211側に位置している。一方、第2のソースコンタクト部21Bは、ソース電極11の各フィンガー部11Aの長手方向の中央(直線Lで示す)よりもドレインパッド22の主部221側に位置している。
また、第2のドレインコンタクト部22Bの端22B1は、各ドレイン電極12の長手方向の中央よりもソースパッド21の主部211側に位置している。一方、第2のソースコンタクト部21Bの端21B1は、ソース電極11の各フィンガー部11Aの長手方向の中央よりもドレインパッド22の主部221側に位置している。
ソース電極11、ドレイン電極12、およびゲート電極13は、それぞれワイヤーボンディングにより半導体素子外へ接続されている。ソース電極11、ドレイン電極12、およびゲート電極13に対してワイヤーボンディングが行われるワイヤーボンディング領域9は、基板1の長手方向の中央領域であって、ソースパッド21の主部211の中央領域およびドレインパッド22の主部221の中央領域に設けられている。第1,第2のソースコンタクト部21A,21Bおよび第1,第2のドレインコンタクト部22A,22Bは、それぞれワイヤーボンディング領域9に重ならないように配置されている。このような配置によって、安定したワイヤーボンディングができるようになっている。
この第1実施形態によれば、第2のドレインコンタクト部22Bにおけるソースパッド21の主部211に最も近い端22B1は、第2のソースコンタクト部21Bにおけるドレインパッド22の主部221に最も近い端21B1よりもソースパッド21の主部211側に位置している。ソース電極11とドレイン電極12とを短絡させたとき、第2のドレインコンタクト部22Bの端22B1よりソースパッド21の主部211側のドレインコンタクト部近傍領域302のドレイン電極12内を流れる電流が多くなる。また、第2のソースコンタクト部21Bの端21B1よりドレインパッド22の主部221側のソースコンタクト部近傍領域301のソース電極11内を流れる電流が多くなる。
この窒化物半導体装置では、ソースコンタクト部近傍領域301とドレインコンタクト部近傍領域302とがソース電極11のフィンガー部11Aの長手方向において離隔しているので、ソース電極11内およびドレイン電極12内を流れる電流が半導体素子の中央部など一部の領域に集中するのを抑制できる。したがって、ソース電極11およびドレイン電極12の厚さを大きくすることなく、窒化物半導体装置の短絡耐量特性を向上できて、ソース電極11およびドレイン電極12の熱による変形の可能性を低減できる。
また、ドレインコンタクト部22Bの端22B1は、各ドレイン電極12の長手方向の中央よりもソースパッド21の主部211側に位置している。ソースコンタクト部21Bの端21B1は、各ソース電極11のフィンガー部11Aの長手方向の中央よりもドレインパッド22の主部221側に位置している。各ドレイン電極12の長手方向の中央の位置と、各ソース電極11のフィンガー部11Aの長手方向の中央の位置とが長手方向において一致している。このため、ソースコンタクト部近傍領域301とドレインコンタクト部近傍領域302とは、ドレイン電極12の長手方向において離隔しているので、ソース電極11のフィンガー部11A内およびドレイン電極12内を流れる電流が半導体素子の中央部など一部の領域に集中するのをより確実に抑制できる。したがって、ソース電極11およびドレイン電極12の厚さを大きくすることなく、窒化物半導体装置の短絡耐量特性をより確実に向上できて、ソース電極11およびドレイン電極12の熱による変形の可能性を低減できる。
また、ソースコンタクト部21A,21Bは、ソース電極11のフィンガー部11Aの長手方向に間隔をあけて形成され、ドレインコンタクト部22A,22Bは、ドレイン電極12の長手方向に間隔をあけて形成されている。このため、抵抗の大きい窒化物半導体層2上のソース電極11およびドレイン電極12よりも、抵抗の小さいソースパッド21およびドレインパッド22に、より多くの電流が流れるようにして、素子全体として抵抗を小さくすることができる。
また、ドレインコンタクト部22Bは、各ドレイン電極12の長手方向の中央よりもソースパッド21の主部211側に位置している。ソースコンタクト部21Bは、各ソース電極11のフィンガー部11Aの長手方向の中央よりもドレインパッド22の主部221側に位置している。各ドレイン電極12の長手方向の中央の位置と、各ソース電極11のフィンガー部11Aの長手方向の中央の位置とが長手方向において一致している。このため、ソースコンタクト部近傍領域301とドレインコンタクト部近傍領域302とは、ドレイン電極12の長手方向において離隔しているので、ソース電極11内およびドレイン電極12内を流れる電流が半導体素子の中央部など一部の領域に集中するのをより確実に抑制できる。したがって、ソース電極11およびドレイン電極12の厚さを大きくすることなく、窒化物半導体装置の短絡耐量特性をより確実に向上できて、ソース電極11およびドレイン電極12の熱による変形の可能性を低減できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態の窒化物半導体装置を説明する。
図5は、上記第2実施形態の窒化物半導体装置の電極構造を模式的に示す平面図である。図6は図5のVI−VI線断面図であり、図7は図5のVII−VII線断面図である。なお、図5〜図7において、図2〜4に示した構成部と同一構成部は、図2〜図4における構成部と同一参照番号を付して説明を省略し、異なる構成について以下に説明する。
図5および図6に示すように、絶縁膜7の各フィンガー部11Aの一部の領域上であって、ソースパッド21の突出部212の長手方向の中央部の領域上には、第2のソースコンタクトホール73が設けられている。この第2のソースコンタクトホール73内に設けられたソースパッド21が第2のソースコンタクト部21C(斜線部分)を形成している。第2のソースコンタクト部21Cは、第1のソースコンタクト部21Aに対して上記長手方向に間隔をあけて位置している。第2のソースコンタクト部21Cは、各フィンガー部11Aの長手方向の中央部に位置すると共に、ソースパッド21の各突出部212の上記長手方向の中央部に位置している。
図5および図7に示すように、絶縁膜7のドレイン電極12の一部の領域上であって、ドレインパッド22の突出部222の長手方向の中央部の領域上には、第2のドレインコンタクトホール83が設けられている。第2のドレインコンタクトホール83内に設けられたドレインパッド22が第2のドレインコンタクト部22C(斜線部分)を形成している。第2のドレインコンタクト部22Cは、第1のドレインコンタクト部22Aに対して上記長手方向に間隔をあけて位置している。第2のドレインコンタクト部22Cは、ドレイン電極12の長手方向の中央部に位置すると共に、ドレインパッド22の各突出部222の上記長手方向の中央部に位置している。
図5に示すように、第2のソースコンタクト部21Cおよび第2のドレインコンタクト部22Cは、それぞれ平面視略長方形状を有している。第2のソースコンタクト部21Cの長手方向は、ソース電極11の各フィンガー部11Aの長手方向と平行である。第2のドレインコンタクト部22Cの長手方向は、ドレイン電極12の長手方向と平行である。
第2のドレインコンタクト部22Cにおけるソースパッド21の主部211に最も近い端22C1は、各ドレイン電極12の長手方向の中央よりもソースパッド21の主部211側に位置している。一方、第2のソースコンタクト部21Cにおけるドレインパッド22の主部221に最も近い端21C1は、ソース電極11の各フィンガー部11Aの長手方向の中央よりもドレインパッド22の主部221側に位置している。
この第2実施形態によれば、第2のドレインコンタクト部22Cにおけるソースパッド21の主部211に最も近い端22C1は、第2のソースコンタクト部21Cにおけるドレインパッド22の主部221に最も近い端21C1よりもソースパッド21の主部211側に位置している。ソース電極11とドレイン電極12とを短絡させたとき、第2のドレインコンタクト部22Cの端22C1よりソースパッド21の主部211側のドレインコンタクト部近傍領域302のドレイン電極12内を流れる電流が多くなる。また、第2のソースコンタクト部21Cの端21C1よりドレインパッド22の主部221側のソースコンタクト部近傍領域301のソース電極11内を流れる電流が多くなる。
この窒化物半導体装置では、ソースコンタクト部近傍領域301とドレインコンタクト部近傍領域302とがソース電極11のフィンガー部11Aの長手方向において離隔しているので、ソース電極11内およびドレイン電極12内を流れる電流が半導体素子の中央部など一部の領域に集中するのを抑制できる。したがって、ソース電極11およびドレイン電極12の厚さを大きくすることなく、窒化物半導体装置の短絡耐量特性を向上できて、ソース電極11およびドレイン電極12の熱による変形の可能性を低減できる。
また、ソースコンタクト部21A,21Cは、ソース電極11のフィンガー部11Aの長手方向に間隔をあけて形成され、ドレインコンタクト部22A,22Cは、ドレイン電極12の長手方向に間隔をあけて形成されている。このため、抵抗の大きい窒化物半導体層2上のソース電極11およびドレイン電極12よりも、抵抗の小さいソースパッド21およびドレインパッド22に、より多くの電流が流れるようにして、素子全体として抵抗を小さくすることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態の窒化物半導体装置を説明する。
図8は、上記第3実施形態の窒化物半導体装置の電極構造を模式的に示す平面図である。図9は図8のIX−IX線断面図であり、図10は図8のX−X線断面図である。なお、図8〜図10において、図2〜4に示した構成部と同一構成部は、図2〜図4における構成部と同一参照番号を付して説明を省略し、異なる構成について以下に説明する。
図8および図9に示すように、基板1の長手方向の両端側領域であって、絶縁膜7の各フィンガー部11Aの一部の領域上、かつ、フィンガー部11Aの長手方向におけるソースパッド21の中央部の領域上には、第3のソースコンタクトホール74が設けられている。この第3のソースコンタクトホール74内に設けられたソースパッド21が第3のソースコンタクト部21D(斜線部分)を形成している。第3のソースコンタクト部21Dは、各フィンガー部11Aの長手方向のソースパッド21側に位置すると共に、上記長手方向におけるソースパッド21の中央部に位置している。
図8および図10に示すように、基板1の長手方向の両端側領域であって、絶縁膜7のドレイン電極12の一部の領域上、かつ、ドレイン電極12の長手方向におけるドレインパッド22の中央部の領域上には、第3のドレインコンタクトホール84が設けられている。第3のドレインコンタクトホール84内に設けられたドレインパッド22が第3のドレインコンタクト部22D(斜線部分)を形成している。第3のドレインコンタクト部22Dは、ドレイン電極12の長手方向のドレインパッド22側に位置すると共に、上記長手方向におけるドレインパッド22の中央部に位置している。
図8に示すように、第3のソースコンタクト部21Dおよび第3のドレインコンタクト部22Dは、それぞれ平面視略長方形状を有している。第3のソースコンタクト部21Dの長手方向は、ソース電極11の各フィンガー部11Aの長手方向と平行である。第3のドレインコンタクト部22Dの長手方向は、ドレイン電極12の長手方向と平行である。
第3のドレインコンタクト部22Dにおけるソースパッド21の主部211に最も近い端22D1は、各ドレイン電極12の長手方向の中央よりもソースパッド21の主部211側に位置している。一方、第3のソースコンタクト部21Dにおけるドレインパッド22の主部221に最も近い端21D1は、ソース電極11の各フィンガー部11Aの長手方向の中央よりもドレインパッド22の主部221側に位置している。
この第3実施形態によれば、第3のドレインコンタクト部22Dの端22D1は、ソースコンタクト部21Dの端21D1よりもソースパッド21の主部211側に位置している。ソース電極11とドレイン電極12とを短絡させたとき、第3のドレインコンタクト部22Dの端22D1よりソースパッド21の主部211側のドレインコンタクト部近傍領域302のドレイン電極12内を流れる電流が多くなる。また、第3のソースコンタクト部21Dの端21D1よりドレインパッド22の主部221側のソースコンタクト部近傍領域301のソース電極11内を流れる電流が多くなる。
この窒化物半導体装置では、ソースコンタクト部近傍領域301とドレインコンタクト部近傍領域302とがソース電極11のフィンガー部11Aの長手方向において離隔しているので、ソース電極11内およびドレイン電極12内を流れる電流が半導体素子の中央部など一部の領域に集中するのを抑制できる。したがって、ソース電極11およびドレイン電極12の厚さを大きくすることなく、窒化物半導体装置の短絡耐量特性を向上できて、ソース電極11およびドレイン電極12の熱による変形の可能性を低減できる。
本発明および実施形態を纏めると、次のようになる。
本発明の窒化物半導体装置は、
基板1と、
上記基板1上に形成されると共に活性領域3を有する窒化物半導体層2と、
上記窒化物半導体層2の上記活性領域3上にフィンガー状に互いに平行に形成された複数のドレイン電極12と、
上記窒化物半導体層2の上記活性領域3上に、上記複数のドレイン電極12の配列方向に上記複数のドレイン電極12と交互に配列するようにフィンガー状に互いに平行に形成された複数のソース電極11と、
平面視において、上記ソース電極11と上記ドレイン電極12との間にそれぞれ形成されたゲート電極13と、
上記窒化物半導体層2上に、上記ソース電極11、上記ドレイン電極12、および上記ゲート電極13を覆うように形成された絶縁膜7と、
上記絶縁膜7上かつ上記ドレイン電極12の長手方向の一方の側に形成されたソースパッド21と、
上記絶縁膜7上かつ上記ドレイン電極12の長手方向の他方の側に形成されたドレインパッド22と、
上記各ソース電極11の一部の領域上に形成され、上記各ソース電極11と上記ソースパッド21を接続するソースコンタクト部21Bと、
上記各ドレイン電極12の一部の領域上に形成され、上記各ドレイン電極12と上記ドレインパッド22を接続するドレインコンタクト部22Bと
を備え、
上記ドレインコンタクト部22Bにおける上記ソースパッド21の主部211に最も近い端22B1は、上記ソースコンタクト部21Bにおける上記ドレインパッド22の主部221に最も近い端21B1よりも上記ソースパッド21の主部211側に位置していることを特徴としている。
本発明の窒化物半導体装置によれば、ドレインコンタクト部22Bにおけるソースパッド21の主部211に最も近い端22B1は、ソースコンタクト部21Bにおけるドレインパッド22の主部221に最も近い端21B1よりもソースパッド21の主部211側に位置している。ソース電極11とドレイン電極12とを短絡させたとき、第2のドレインコンタクト部22Bの端22B1よりソースパッド21の主部211側のドレインコンタクト部近傍領域302のドレイン電極12内を流れる電流が多くなる。また、第2のソースコンタクト部21Bの端21B1よりドレインパッド22の主部221側のソースコンタクト部近傍領域301のソース電極11内を流れる電流が多くなる。ソースコンタクト部近傍領域301とドレインコンタクト部近傍領域302とがソース電極11のフィンガー部11Aの長手方向において離隔しているので、ソース電極11内およびドレイン電極12内を流れる電流が半導体素子の中央部など一部の領域に集中するのを抑制できる。したがって、ソース電極11およびドレイン電極12の厚さを大きくすることなく、窒化物半導体装置の短絡耐量特性を向上できて、ソース電極11およびドレイン電極12の熱による変形の可能性を低減できる。
また、一実施形態の窒化物半導体装置では、
上記ドレインコンタクト部22Bにおける上記ソースパッド21の主部211に最も近い端22B1は、上記各ドレイン電極12の長手方向の中央よりも上記ソースパッド21の主部211側に位置し、
上記ソースコンタクト部21Bにおける上記ドレインパッド22の主部221に最も近い端21B1は、上記各ソース電極11Aの長手方向の中央よりも上記ドレインパッド22の主部221側に位置し、
上記各ドレイン電極12の長手方向の中央の位置と、上記各ソース電極11Aの長手方向の中央の位置とが長手方向において一致している。
上記実施形態によれば、ドレインコンタクト部22Bの端22B1は、各ドレイン電極12の長手方向の中央よりも上記ソースパッド21の主部211側に位置している。ソースコンタクト部21Bの端21B1は、各ソース電極11Aの長手方向の中央よりもドレインパッド22の主部221側に位置している。各ドレイン電極12の長手方向の中央の位置と、各ソース電極11Aの長手方向の中央の位置とが長手方向において一致している。このため、ソースコンタクト部近傍領域301とドレインコンタクト部近傍領域302とは、ドレイン電極12の長手方向において離隔しているので、ソース電極11内およびドレイン電極12内を流れる電流が半導体素子の中央部など一部の領域に集中するのをより確実に抑制できる。したがって、ソース電極11およびドレイン電極12の厚さを大きくすることなく、窒化物半導体装置の短絡耐量特性をより確実に向上できて、ソース電極11およびドレイン電極12の熱による変形の可能性を低減できる。
また、一実施形態の窒化物半導体装置では、
上記ソースコンタクト部21A,21Bは、上記ソース電極11Aの長手方向に間隔をあけて複数形成され、
上記ドレインコンタクト部22A,22Bは、上記ドレイン電極12の長手方向に間隔をあけて複数形成され、
上記各ドレイン電極12の複数の上記ドレインコンタクト部22A,22Bのうち上記ソースパッド21の主部211に最も近いドレインコンタクト部22Bは、上記各ソース電極11の複数の上記ソースコンタクト部21A,21Bのうち上記ドレインパッド22の主部221に最も近いソースコンタクト部21Bよりも上記ソースパッド21の主部211側に位置している。
上記実施形態によれば、ソースコンタクト部21A,21Bは、ソース電極11Aの長手方向に間隔をあけて複数形成され、ドレインコンタクト部22A,22Bは、ドレイン電極12の長手方向に間隔をあけて複数形成されている。このため、抵抗の大きい窒化物半導体層2上のソース電極11およびドレイン電極12よりも、抵抗の小さいソースパッド21およびドレインパッド22に、より多くの電流が流れるようにして、素子全体として抵抗を小さくすることができる。
また、一実施形態の窒化物半導体装置では、
上記各ドレイン電極12の複数の上記ドレインコンタクト部22A,22Bのうち上記ソースパッド21の主部211に最も近いドレインコンタクト部22Bは、上記各ドレイン電極12の長手方向の中央よりも上記ソースパッド21の主部211側に位置し、上記各ソース電極11の複数の上記ソースコンタクト部21A,21Bのうち上記ドレインパッド22の主部221に最も近いソースコンタクト部21Bは、上記各ソース電極11Aの長手方向の中央よりも上記ドレインパッド22の主部221側に位置し、上記各ドレイン電極12の長手方向の中央の位置と、上記各ソース電極11Aの長手方向の中央の位置とが長手方向において一致している。
上記実施形態によれば、ドレインコンタクト部22Bは、各ドレイン電極12の長手方向の中央よりもソースパッド21の主部211側に位置している。ソースコンタクト部21Bは、各ソース電極11Aの長手方向の中央よりもドレインパッド22の主部221側に位置している。各ドレイン電極12の長手方向の中央の位置と、各ソース電極11Aの長手方向の中央の位置とが長手方向において一致している。このため、ソースコンタクト部近傍領域301とドレインコンタクト部近傍領域302とは、ドレイン電極12の長手方向において離隔しているので、ソース電極11内およびドレイン電極12内を流れる電流が半導体素子の中央部など一部の領域に集中するのをより確実に抑制できる。したがって、ソース電極11およびドレイン電極12の厚さを大きくすることなく、窒化物半導体装置の短絡耐量特性をより確実に向上できて、ソース電極11およびドレイン電極12の熱による変形の可能性を低減できる。
なお、上記第1から第3実施形態では、ソース電極11およびドレイン電極12は、フィンガー状の電極であったが、略短冊形の電極であってもよい。
また、上記第1から第3実施形態では、Si基板1は、平面視略長方形状を有していたが、これに限らず、例えば平面視略正方形状など、他の形状であってもよい。
また、上記第1から第3実施形態では、基板1としてSi基板を用いたが、Si基板に限らない。例えば、サファイヤ基板やSiC基板を用い、サファイヤ基板やSiC基板上に窒化物半導体層を成長させてもよいし、GaN基板にAlGaN層を成長させる等のように、Ga系半導体からなる基板上にGa系半導体層を成長させてもよい。また、適宜、バッファ層を基板と各層間に形成してもよい。また、アンドープGaN層とアンドープAlGaN層との間に、AlNで作製したヘテロ改善層を形成してもよい。また、上記アンドープAlGaN層上にGaNキャップ層を形成してもよい。
また、上記第1から第3実施形態では、ソース電極11とドレイン電極12は、Ti/Al/TiN電極としたが、Ti/Al電極としてもよく、Hf/Al電極としてもよく、Ti/AlCu/TiN電極としてもよい。また、上記ドレイン電極およびソース電極としては、Ti/AlまたはHf/Al上にNi/Auを積層したものとしてもよく、Ti/AlまたはHf/Al上にPt/Auを積層したものとしてもよく、Ti/AlまたはHf/Al上にAuを積層したものとしてもよい。
また、上記第1から第3実施形態では、ゲート電極13をWN/Wで作製したが、TiNで作製してもよい。また、ゲート電極をTi/AuやNi/Auで作製してもよい。
また、上記第1から第3実施形態では、ゲート電極13は、ショットキー電極構造であったが、ゲート絶縁膜を窒化物半導体層との間に設けた絶縁ゲート電極構造であってもよい。
また、上記第1から第3実施形態では、絶縁膜7のソース電極11上およびドレイン電極12上の厚さTは、3μmであったが、1μm〜5μmにしてもよい。
この発明の窒化物半導体装置は、2DEGを利用するHFETであったが、これに限らず、他の構成の電界効果トランジスタであっても同様の効果が得られる。
この発明の窒化物半導体装置の窒化物半導体は、AlInGa1−X−YN(X≧0、Y≧0、0≦X+Y≦1)で表されるものであればよい。
本発明の具体的な実施の形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
1 Si基板
2 窒化物半導体層
3 活性領域
7 絶縁膜
11,11A ソース電極
12 ドレイン電極
13 ゲート電極
21A 第1のソースコンタクト部
21B,21C 第2のソースコンタクト部
21D 第3のソースコンタクト部
21B1,21C1,21D1 端
22A 第1のドレインコンタクト部
22B,22C 第2のドレインコンタクト部
22D 第3のドレインコンタクト部
22B1,22C1,22D1 端
211,221 主部

Claims (4)

  1. 基板と、
    上記基板上に形成されると共に活性領域を有する窒化物半導体層と、
    上記窒化物半導体層の上記活性領域上にフィンガー状に互いに平行に形成された複数のドレイン電極と、
    上記窒化物半導体層の上記活性領域上に、上記複数のドレイン電極の配列方向に上記複数のドレイン電極と交互に配列するようにフィンガー状に互いに平行に形成された複数のソース電極と、
    平面視において、上記ソース電極と上記ドレイン電極との間にそれぞれ形成されたゲート電極と、
    上記窒化物半導体層上に、上記ソース電極、上記ドレイン電極、および上記ゲート電極を覆うように形成された絶縁膜と、
    上記絶縁膜上かつ上記ドレイン電極の長手方向の一方の側に形成されたソースパッドと、
    上記絶縁膜上かつ上記ドレイン電極の長手方向の他方の側に形成されたドレインパッドと、
    上記各ソース電極の一部の領域上に形成され、上記各ソース電極と上記ソースパッドを接続するソースコンタクト部と、
    上記各ドレイン電極の一部の領域上に形成され、上記各ドレイン電極と上記ドレインパッドを接続するドレインコンタクト部と
    を備え、
    上記ドレインコンタクト部における上記ソースパッドの主部に最も近い端は、上記ソースコンタクト部における上記ドレインパッドの主部に最も近い端よりも上記ソースパッドの主部側に位置していることを特徴とする窒化物半導体装置。
  2. 請求項1に記載の窒化物半導体装置において、
    上記ドレインコンタクト部における上記ソースパッドの主部に最も近い端は、上記ドレイン電極の長手方向の中央よりも上記ソースパッドの主部側に位置し、
    上記ソースコンタクト部における上記ドレインパッドの主部に最も近い端は、上記ソース電極の長手方向の中央よりも上記ドレインパッドの主部側に位置し、
    上記各ドレイン電極の長手方向の中央の位置と、上記各ソース電極の長手方向の中央の位置とが長手方向において一致していることを特徴とする窒化物半導体装置。
  3. 請求項1に記載の窒化物半導体装置において、
    上記ソースコンタクト部は、上記ソース電極の長手方向に間隔をあけて複数形成され、
    上記ドレインコンタクト部は、上記ドレイン電極の長手方向に間隔をあけて複数形成され、
    上記各ドレイン電極の複数の上記ドレインコンタクト部のうち上記ソースパッドの主部に最も近いドレインコンタクト部は、上記各ソース電極の複数の上記ソースコンタクト部のうち上記ドレインパッドの主部に最も近いソースコンタクト部よりも上記ソースパッドの主部側に位置していることを特徴とする窒化物半導体装置。
  4. 請求項3に記載の窒化物半導体装置において、
    上記各ドレイン電極の複数の上記ドレインコンタクト部のうち上記ソースパッドの主部に最も近いドレインコンタクト部は、上記ドレイン電極の長手方向の中央よりも上記ソースパッドの主部側に位置し、
    上記各ソース電極の複数の上記ソースコンタクト部のうち上記ドレインパッドの主部に最も近いソースコンタクト部は、上記ソース電極の長手方向の中央よりも上記ドレインパッドの主部側に位置し、
    上記各ドレイン電極の長手方向の中央の位置と、上記各ソース電極の長手方向の中央の位置とが長手方向において一致していることを特徴とする窒化物半導体装置。
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