[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2014110885A - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機 Download PDF

Info

Publication number
JP2014110885A
JP2014110885A JP2013163015A JP2013163015A JP2014110885A JP 2014110885 A JP2014110885 A JP 2014110885A JP 2013163015 A JP2013163015 A JP 2013163015A JP 2013163015 A JP2013163015 A JP 2013163015A JP 2014110885 A JP2014110885 A JP 2014110885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cleaning
washing
heater
detergent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013163015A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Hiromatsu
直樹 廣松
Kiyoyasu Shinkai
清恭 新海
Takao Mishima
卓大 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2013163015A priority Critical patent/JP2014110885A/ja
Priority to TW102136008A priority patent/TWI581745B/zh
Priority to EP13190311.4A priority patent/EP2727511A3/en
Priority to CN201310529236.XA priority patent/CN103799936A/zh
Publication of JP2014110885A publication Critical patent/JP2014110885A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/0018Controlling processes, i.e. processes to control the operation of the machine characterised by the purpose or target of the control
    • A47L15/0021Regulation of operational steps within the washing processes, e.g. optimisation or improvement of operational steps depending from the detergent nature or from the condition of the crockery
    • A47L15/0028Washing phases
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L2401/00Automatic detection in controlling methods of washing or rinsing machines for crockery or tableware, e.g. information provided by sensors entered into controlling devices
    • A47L2401/09Water level
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L2401/00Automatic detection in controlling methods of washing or rinsing machines for crockery or tableware, e.g. information provided by sensors entered into controlling devices
    • A47L2401/12Water temperature
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L2501/00Output in controlling method of washing or rinsing machines for crockery or tableware, i.e. quantities or components controlled, or actions performed by the controlling device executing the controlling method
    • A47L2501/01Water supply, e.g. opening or closure of the water inlet valve
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L2501/00Output in controlling method of washing or rinsing machines for crockery or tableware, i.e. quantities or components controlled, or actions performed by the controlling device executing the controlling method
    • A47L2501/05Drain or recirculation pump, e.g. regulation of the pump rotational speed or flow direction
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L2501/00Output in controlling method of washing or rinsing machines for crockery or tableware, i.e. quantities or components controlled, or actions performed by the controlling device executing the controlling method
    • A47L2501/06Water heaters

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

【課題】洗剤量が同じ洗剤液で、洗浄工程開始当初から、より一層高い洗浄力を得ることができる食器洗い機を実現する。
【解決手段】被洗浄物7を収容する洗浄槽3と、洗浄水を被洗浄物7に噴射する洗浄ノズル6と、洗浄水を加熱するヒータ8と、洗浄槽3内の水位を検知する水位検知装置20と、洗浄槽3内で洗浄水を循環させる洗浄ポンプ5と、洗浄槽3内に給水する給水弁15と、ヒータ8、洗浄ポンプ5、給水弁15等の各種電装部品を制御する制御装置を備え、制御装置は、給水弁15を開いて給水を開始し、水位検知装置20が検知水位に達したことを検知した情報を受けて給水弁15を閉じて給水を終了し、洗浄ポンプ5を動作させる前に、ヒータ8で洗浄水を加熱動作させるようにしたもので、上記課題を解決することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、食器等を洗浄する食器洗い機に関する。より詳しくは、本発明は、食器洗い機の洗浄開始前に、洗浄時より少量の水を加熱し、高温かつ高濃度の洗浄水を得て、洗浄開始当初から高い洗浄力を得る技術に関する。
従来の食器洗い機は、運転コースなどを設定する入力装置と、前記入力装置の設定に基づいて洗浄、すすぎ、乾燥などの工程を逐次制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、洗浄ポンプ、ヒータ、給水弁、送風ファン等の各種電装部品を制御して、洗浄、すすぎおよび乾燥の各工程を実行する。従来の食器洗い機は、洗浄工程においては、まず、後の洗浄時の水位より低い水位で給水を止めて洗浄ポンプを動作させた後、所定時間の追加給水により所定の洗浄水位まで給水すると、ヒータへの通電とほぼ同時に洗浄ポンプを起動して洗浄を開始する(例えば、特許文献1参照)。
従来の食器洗い機の構成について、以下に説明する。図9は、従来のビルトイン型の食器洗い機の側面断面図である。図9に示すように、使用者は、把手部18を持って洗浄槽3を本体1から前方に引き出し、食器等の被洗浄物7を洗浄槽3の上方に設けた開口部2から洗浄槽3内に収容する。使用者が、洗浄槽3を本体1内に押し込み、開口部2が蓋11により閉塞されてから運転を開始すると、食器洗い機はモータを有する洗浄ポンプ5を運転し、洗浄ポンプ5によって加圧された洗浄水を洗浄ノズル6から噴射し、被洗浄物7の洗浄及びすすぎ工程を行う。
洗浄及びすすぎ工程で使用する被洗浄物7を洗浄するための洗浄水は、本体1の後部に取り付けられた給水弁15で供給され、洗浄槽3の底部の水溜部4に溜められる。補助水槽16は、洗浄槽3の底部の水溜部4に溜められた洗浄水を、洗浄水位検知装置20a、及び溢水水位検知装置20bより成る水位検知装置20へと導いている。洗浄水位検知装置20aは、洗浄槽3内に基準となる量の洗浄水が溜められたことを検知する。溢水水位検知装置20bは、洗浄槽3内の水位が所定水位以上に高くなり、溢水の可能性があることを検知する。
洗浄槽3は、水溜部4内の最も低い位置に、任意に着脱可能な残菜回収フィルター(図示せず)と目の粗い排水フィルター(図示せず)を設けた残菜回収部10を有している。この残菜回収部10は、洗浄槽3から洗浄ポンプ5への排水口でもある。また、制御装置21が本体1に備えられている。制御装置21は、洗浄ポンプ5、ヒータ8、給水弁15、送風ファン17等の各種電装部品を制御して、洗浄、すすぎおよび乾燥の各工程を実行する。
使用者が入力装置19により運転コースを設定すると、制御装置21は入力装置19の設定に基づいて食器洗い機の運転を開始する。図10は、従来の食器洗い機の洗浄工程の動作フローチャートである。入力装置19で標準のコースが設定された場合、洗浄槽3への給水が、一定の水量(水位)までは洗浄水位検知装置20aの検知情報によって正確に行われる(基準水位)。そして、しばらく洗浄ポンプ5を動作させ、次いで給水弁15への通電を所定時間行い追加する補給水を加えて、洗浄槽3内の洗浄水の水量は洗浄に必要かつ十分な水量に調整される。給水が完了すると、制御装置21は、洗浄ポンプ5を運転すると同時にヒータ8に通電し、洗浄槽3内に事前に投入された洗剤を溶かしながら、洗浄水を洗浄ノズル6から噴射して被洗浄物7を洗浄する。
また、入力装置19で使用者が高濃度コースを設定した場合、標準コースの水位よりも一層低い水位となるように給水が行なわれ、ここで一旦洗浄ポンプ5を所定時間運転し、洗浄槽3内に事前に投入された洗剤を溶かしながら、洗浄水を洗浄ノズル6から噴射して被洗浄物7を洗浄する洗浄工程1が行われる。この際、低水量であるため、同じ定格量の洗剤で洗浄水の洗剤濃度を高めることができ、食器洗い機は、調理器具などの汚れが強いものを洗浄する場合に高い洗浄効果を得ることができる。次いで給水弁15への通電を所定時間行い追加する補給水を加えて、洗浄槽3内の洗浄水の水量は本洗浄に必要かつ十分な水量に調整される。そして、本洗浄である洗浄工程2が行われる。
特開2003−174994号公報
しかしながら、投入された洗剤の洗浄効果は、温度上昇と共に段階的に向上し、特に食器洗い機で使用する洗剤中に含まれる成分酵素の最大活性温度(至適温度)はおよそ40℃〜60℃である。一般的な家庭環境における使用の中で、洗浄槽3内へ給水される水の水温は20℃前後であり、給湯器から加熱水を給水するような場合を除いては、運転初期の洗剤の洗浄力は抑制されている。そのため、上記従来の構成の食器洗い機では、洗浄水の洗剤濃度が高濃度であっても、その洗浄力は水温が高い場合と比較すると低く、水温が高まる運転の後半部では、一定時間給水される補給水や汚染成分との反応で洗剤成分濃度は著しく希薄化して効果を失ってきているため、最大限の洗浄効果を得ることができない。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、給水完了後の洗浄ポンプの起動前に、水温を高め、洗剤量を変更することなく洗浄効果をより一層高めることができる食器洗い機を提供するものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明は、被洗浄物を収容し、内底部に洗浄水を溜める水溜部を有する洗浄槽と、前記洗浄槽内に設けられ洗浄水を被洗浄物に噴射する洗浄ノズルと、前記水溜部に設けられ洗浄水を加熱するヒータと、前記洗浄槽に連通させて設けられ、洗浄水位を検知する水位検知装置と、洗浄水を前記水溜部に設けた排水口を通じて前記洗浄ノズルに供給して前記洗浄槽内で洗浄水を循環させる洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に給水する給水弁と、前記ヒータ、前記洗浄ポンプ、前記給水弁等の各種電装部品を制御して洗浄、すすぎ、乾燥の各工程を実行する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記給水弁を開いて給水を開始し、前記水位検知装置が所定の検知水位に達したことを検知した情報を受けて前記給水弁を閉じて給水を終了し、前記洗浄ポンプを動作させる前に、前記ヒータで洗浄水を加熱する食器洗い機である。
これにより、洗浄ポンプを動作させる前に、水温の上昇にともなって洗剤の溶解速度が高まり、高濃度かつ高温の洗浄水が容易に得られるとともに、洗剤中の成分が活性化することで本洗浄の洗浄ポンプの動作開始時から洗浄効果が高まるため、洗剤量を増すことなく、従来よりも高い洗浄力を有する食器洗い機を実現可能とする。
本発明の食器洗い機によれば、高濃度かつ高温の洗浄水が容易に得られるとともに、洗剤成分の活性化による洗浄力の向上で、洗剤量を増すことなく、従来よりも高い洗浄力を有する食器洗い機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における食器洗い機の側面断面図 本発明の実施の形態1における食器洗い機の洗浄槽内底部の構成を示す平面図 本発明の実施の形態1における食器洗い機の洗浄工程の動作フローチャート 本発明の実施の形態1における食器洗い機の洗浄工程の制御シーケンスを従来と対比させて示した図 本発明の実施の形態2における食器洗い機の側面断面図 本発明の実施の形態2における食器洗い機の正面断面図 本発明の実施の形態2における食器洗い機の要部正面断面図 本発明の実施の形態2における食器洗い機の要部平面図 従来の食器洗い機の側面断面図 従来の食器洗い機の洗浄工程の動作フローチャート
第1の発明は、被洗浄物を収容し、内底部に洗浄水を溜める水溜部を有する洗浄槽と、前記洗浄槽内に設けられ洗浄水を被洗浄物に噴射する洗浄ノズルと、前記水溜部に設けられ洗浄水を加熱するヒータと、前記洗浄槽に連通させて設けられ、洗浄水位を検知する水位検知装置と、洗浄水を前記水溜部に設けた排水口を通じて前記洗浄ノズルに供給して前記洗浄槽内で洗浄水を循環させる洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に給水する給水弁と、前記ヒータ、前記洗浄ポンプ、前記給水弁等の各種電装部品を制御して洗浄、すすぎ、乾燥の各工程を実行する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記給水弁を開いて給水を開始し、前記水位検知装置が所定の検知水位に達したことを検知した情報を受けて前記給水弁を閉じて給水を終了し、前記洗浄ポンプを動作させる前に、前記ヒータで洗浄水を加熱する食器洗い機である。
これにより、洗浄ポンプを動作させる前に、水温上昇にともなって洗剤の溶解速度が高まり、高濃度かつ高温の洗浄水が短時間で容易に得られるとともに、洗剤中の成分が活性化することで本洗浄の洗浄ポンプの動作開始時から洗浄効果が高まるため、洗剤の量を増すことなく、従来よりも高い洗浄力を有する食器洗い機を実現することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、前記制御装置は、本洗浄時の水位よりも低い検知水位で給水を停止し、前記洗浄ポンプを動作させる前に、前記ヒータで洗浄水を加熱する動作を行なう食器洗い機である。これにより、洗浄ポンプを動作させる前に、水温上昇にともなって洗剤の溶解速度が高まり、本洗浄のために補給水を追加する前の少ない洗浄水に対して、より高濃度かつ高温の洗浄水が短時間で容易に得られるとともに、洗剤中の成分が活性化することで本洗浄の洗浄ポンプの動作開始時から洗浄効果が高まるため、洗剤の量を増すことなく、従来よりも高い洗浄力を有する食器洗い機を実現することができる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、前記制御装置は、前記ヒータで洗浄水の温度が40℃〜60℃になるように加熱制御することにより、洗剤成分を最大活性温度(至適温度)にして、より一層活性化することができるため、特に酵素で分解される食器汚れに対してはこの温度を維持すると効果的に洗浄することが可能であり、同じ洗剤濃度の洗浄水で高い洗浄力を有する食器洗い機を実現することができる。
第4の発明は、上記第1〜第3のうちいずれかの発明において、前記制御装置は、前記ヒータで洗浄水を加熱し所定温度に達するまでの間、前記洗浄ポンプの動作を行わないように制御することにより、ヒータからの熱を洗剤の溶解に集中して利用することができる
とともに、洗剤が汚染と混じりあうことを避けることができ、純粋な高濃度かつ高温の洗剤液を運転初期に得られるため、本洗浄開始当初から頑固な汚れ等に対し高い洗浄力を有する食器洗い機を実現することができる。
第5の発明は、上記第1〜第4のうちいずれかの発明において、投入する洗剤を前記ヒータの近傍に導く構成を設けたことにより、前記ヒータでの加熱により、前記洗浄槽内の少量の水への洗剤の溶解が促進され、前記洗浄ポンプによって洗浄水を循環させることなく、短時間で高温かつ高濃度の洗剤液を得ることができるため、本洗浄開始当初から高濃度かつ高温の洗剤液を洗浄に利用できる食器洗い機を実現することができる。
第6の発明は、上記第5の発明において、投入する洗剤を前記ヒータの近傍で、前記ヒータ上の前記洗浄槽の前面側(前記排水口と逆側(洗浄槽内底部における洗浄水の流れの上流側))に誘導し配置するよう構成したことで、前記ヒータの近傍で生成された高濃度の洗浄液を、前記洗浄ポンプの動作によって、高温のヒータ周囲を通過させながら引き込み循環させることができるため、洗剤を十分に溶解させた高濃度かつ高温の洗浄液が得られると共に、本洗浄開始当初から、より一層高い洗浄力を有する食器洗い機を実現することができる。
第7の発明は、上記第5または第6の発明において、前記洗剤が導かれる洗剤受け部を有し、前記洗剤受け部は、前記ヒータよりも高い位置で、かつ前記所定の検知水位より低い位置に設けられたことで、ヒータにより加熱された洗浄水が対流現象により上昇し、洗剤受け部に投入された洗剤が水温が高い洗浄水に晒されることにより、短時間で高温かつ高濃度の洗剤液を得ることができるため、本洗浄開始当初から高濃度かつ高温の洗剤液を洗浄に利用できる食器洗い機を実現することができる。
第8の発明は、上記第1〜第5のうちいずれかの発明において、投入する洗剤を前記ヒータの近傍で、かつ前記ヒータと前記排水口を結ぶ水路間に誘導するよう構成したことで、前記ヒータの近傍で生成された高濃度かつ高温の洗浄液を、前記洗浄ポンプを動作させて前記洗浄ポンプ内に一気に引き込むことができるため、前記洗浄ノズルより洗浄水が噴射される前までに、洗剤を十分に溶解させた高濃度かつ高温の洗浄液を得られると共に、本洗浄開始当初から、より一層高い洗浄力を有する食器洗い機を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1におけるビルトイン型の食器洗い機の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1における食器洗い機の縦断面図であり、図2は、同食器洗い機の洗浄槽内底部の構成を示す平面図である。
図1に示すように、洗浄水を噴射して食器などの被洗浄物7を洗浄する食器洗い機は、本体1内部に洗浄槽3を備えている。また、洗浄槽3は上部に被洗浄物7を出し入れするための開口部2を有している。洗浄槽3の内部には、被洗浄物7をセットする食器かご13(13a、13b、13c)が開口部2から出し入れ可能に配設されている。開口部2は、洗浄槽3が本体1内部にある時は蓋11により閉塞され、本体1より引き出すことにより開放される。蓋11は、ラッチによる扉体開閉機構(図示しない)及びリンク機構12によって上下に動作する。また蓋11は、シール部材(図示しない)に当接することによって、開口部2を水密にシールして閉塞する。
食器かご13にセットされた被洗浄物7に洗浄水を噴射して洗浄する洗浄ノズル6が洗
浄槽3内の下部に設けられている。また、洗浄ノズル6へ洗浄水を供給して洗浄槽3内で洗浄水を循環させる洗浄ポンプ5が洗浄槽3外の下方に配置されている。この洗浄ポンプ5は正逆方向に回転可能なモータ(図示しない)によって駆動され、正方向に回転すると洗浄ポンプ本来の働きをし、逆方向に回転すると洗浄槽3内の洗浄水を機外に排出する排水ポンプとして動作する。
また、洗浄槽3内に貯水された洗浄水を加熱するために、洗浄槽3の内底部の水溜部4にヒータ8が設けられている。このヒータ8は、その周囲をヒータ保護部品9により保護されている。ヒータ保護部品9のさらに上部の位置に、はしやスプーン等の小物関係を入れる食器かご13cが設けられている。食器かご13cには、投入された洗剤をヒータ8上に誘導する洗剤投入部14が一体的に設けられている。洗剤投入部14は、食器かご13にセットされた被洗浄物7との接触を避けるために、排水口側(残菜回収部10側)のヒータ8上ではなく、洗浄槽3内底部の洗浄水の流れの上流側(洗浄槽3の前面側)のヒータ8上に設けられ、投入された洗剤は、洗剤投入部14を介してヒータ8の近傍で上流寄りに導かれる。
図1〜図2に示すように、水溜部4が洗浄槽3の内底部に設けられ、この位置は、ヒータ8と洗浄ポンプ5を結ぶ経路上に配置されている。被洗浄物7から洗い落とされた残菜を回収する残菜回収フィルター(図示せず)と目の粗い排水フィルター(図示せず)を備えた残水回収部10(排水口)が水溜部4に設けられている。給水弁15が本体1の後部に設けられている。給水弁15が作動することによって配管を通じて洗浄槽3内に水道水が供給される。
また、補助水槽16内に設けられた水位検知装置20が、残菜回収部10(排水口)の下部と配管によって連通されて設けられている。水位検知装置20は、洗浄水位検知装置20aと溢水水位検知装置20bとを有し、洗浄水位検知装置20aにより洗浄槽3内に基準となる量の水が溜められたことを所定の検知水位(基準水位)として水位で検知する。洗浄槽3内の洗浄水の温度は、洗浄槽3の底部外側に固着された温度検知装置(図示せず)によって検知される。
また、洗浄ポンプ5、ヒータ8、給水弁15、送風ファン17等の各種電装部品を制御して食器洗い機を運転する制御装置21が本体1に備えられている。制御装置21は、入力装置19から入力される電源入切、コース選択、運転スタート等の入力情報と、水位検知装置20や温度検知装置(図示せず)等からの検知情報と、制御プログラムからの指令に基づいて上記各種電装部品を制御し、洗浄、すすぎ、乾燥の各工程を実行する。
次に、以上のように構成された食器洗い機について、その動作および作用を説明する。食器洗い機の基本動作および作用は、従来例として示した食器洗い機と同様であるので、説明を省略する。
本発明の主眼とする食器洗い機運転開始時における高温かつ高濃度の洗浄水を作る制御シーケンスについて、以下に説明する。図3に洗浄工程の動作フローチャートを示す。また、図4は、洗浄工程の制御シーケンスを従来と対比させて示した図である。
制御装置21が制御プログラムからの指令に従って各種電装部品を制御することによって食器洗い機の洗浄時の動作は制御される。まず、使用者が食器をセットして洗剤を洗剤投入部14に投入し、運転開始の操作を行う。制御装置21は、洗浄運転を開始すると(ステップS1)、最初に洗浄ポンプ5を起動して排水を行い(この時、洗浄ポンプ5は排水ポンプとして動作する)、その後、給水弁15を動作させて水無し状態から水位検知装置20に備えた洗浄水位検知装置20aが動作するまで洗浄槽3内に給水を行う(ステッ
プS2)。洗浄水位検知装置20aが基準となる検知水位を検知すると、この検知情報に基づいて制御装置21が給水(メイン給水)を完了する。この時の洗浄槽3内の洗浄水の基準となる検知水位は、後に実行される本洗浄時の水位より低く設定されている。
本実施の形態1の食器洗い機において、制御装置21は、本洗浄時の水位よりも一層低いこの水位状態でヒータ8を所定の時間動作させる(ステップS3)。この時、洗浄ポンプ5は動作させない。これによって、洗浄槽3内に蓄えられた洗浄水の温度が上昇する。この洗浄水の温度上昇に伴って、洗剤投入部14によりヒータ8上で洗浄水の流れより上流側に導かれていた洗剤の溶解が促進される。なお、所定時間内で洗浄水温が規定値に達していない場合には、ヒータ8は洗浄水温度が規定値になるまで通電される(ステップS4)。特に、食器洗い機で使用される洗剤中に含まれる成分酵素の最大活性温度(至適温度)はおよそ40℃〜60℃であり、酵素で分解される食器汚れに対してはこの温度を維持すると効果的に洗浄することが可能である。
制御装置21は、洗浄水の加熱が完了すると洗浄ポンプ5を間欠運転で動作させて、予備洗浄を行う(ステップS5)。これによって、被洗浄物7などに洗剤が高濃度かつ高温の洗浄水が噴射される。この時、洗浄ポンプ5の動作は必ずしも間欠である必要はなく、連続運転でもかまわない。
その後に行われる本洗浄時の洗浄槽3内の水量は、被洗浄物7に付着した食品汚染や洗剤成分による泡立ち等を考慮し、一連の運転を通してエアガミ音や性能面への影響が生じないようにする必要がある。本実施の形態1の食器洗い機においても、制御装置21は、洗浄ポンプ5を所定時間動作させた後で、従来と同じく所定時間の給水弁15への通電を行い、追加の補給水を加えて(ステップS6)、洗浄中の洗浄槽3内の水量を本洗浄に必要かつ十分な水量に調整する。その後、従来と同様の本洗浄(ステップS7〜S11)を行い、次工程であるすすぎ工程に移行する(ステップS12)。
以上のように、本実施の形態1の食器洗い機は、洗浄工程において洗浄槽3内に給水された洗浄水の水温が低くても、洗浄ポンプ5を動作させることなく、まず洗浄水をヒータ8で加熱し、投入された洗剤を洗浄水に対して十分に溶解させることができるため、洗浄運転開始の噴射当初から、高濃度かつ高温の洗浄水で洗浄を行うことが可能となる。特に、投入された洗剤を、補給水を追加する前の洗浄槽3内の少ない水に対して十分に溶解させるようにすれば、洗浄運転開始の噴射当初から、より高濃度かつ高温の洗浄水で洗浄を行うことが可能となる。
また、本実施の形態1の食器洗い機においては、洗剤投入部14は、ヒータ8の近傍に洗剤が導かれて配置することができる位置で、特に、洗剤を排水口(残菜回収部10)とは反対側の、洗浄槽3内底部の洗浄水の流れの上流部のヒータ8上に投入できる位置に配置されている。この構成により、洗浄ポンプ5の動作と共に洗浄水が高温状態のヒータ8近傍を通過し、さらに洗剤の溶解が促進され、投入された洗剤を、補給水を追加する前の洗浄槽3内の少ない水に対してでも十分に溶解させることができるため、洗浄運転開始の噴射当初から、より高濃度かつ高温の洗浄水で洗浄を行うことが可能となる。
また、洗浄ポンプ5を動作させた際の洗浄槽3内底部の洗浄水の流れを考慮して、投入する洗剤をヒータ8の近傍で、かつヒータ8と残菜回収部10(排水口)を結ぶ水路間に誘導するようにヒータ8、残菜回収部10(排水口)及び洗剤投入部14が配置されている。この構成により、ヒータ8の近傍で生成された高濃度かつ高温の洗浄液を、洗浄ポンプ5を動作させて洗浄ポンプ5内に一気に引き込むことができるため、洗浄ノズル6より洗浄水が噴射される前までに、洗剤を十分に溶解させた高濃度かつ高温の洗浄液を得られると共に、洗浄運転開始の噴射当初から、より一層高い洗浄力で洗浄を行うことができる
なお、本実施の形態1の食器洗い機においては、補給水の追加は、給水弁15を所定時間動作させて一度に全ての水量を給水するとしたが、必ずしもその全てを一度に給水する必要はなく、洗浄の運転時間や洗浄水の温度上昇値などをフラグとして必要なタイミングで複数回に分散して給水しても良い。また給水方法として、補給水を追加する前の検知水位を第一洗浄検知水位として、別途、第二洗浄検知水位、第三洗浄検知水位等を設け、より正確に給水量を調整しても良い。このようにすることにより、本実施の形態1の食器洗い機は、洗剤投入量は洗浄全体を通じて一定であるため、洗浄初期より長時間、濃度の高い高温の洗剤液で効果的に洗浄することも可能となる。
以上のように本発明の食器洗い機の構成によれば、洗浄ポンプ5を動作させる前に高濃度かつ高温の洗浄水を得ることが可能になり、汚染と混じる前の純粋な高濃度かつ高温の洗浄水を所定時間食器等の被洗浄物7に噴射させることで、同じ洗剤量で(または同じ水量でも)、従来よりも高い洗浄効果を得ることができる食器洗い機を提供することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における卓上型の食器洗い機の構成について説明する。図5は本発明の実施の形態2における食器洗い機の側面断面図であり、図6は同食器洗い機の食器洗い機の正面断面図、図7は同食器洗い機の洗浄槽内底部の要部正面断面図、図8は同食器洗い機の要部平面図である。
図5、図6において、本実施の形態2の食器洗い機は、食器洗い機の本体30の内部に食器類等の被洗浄物46を収容する洗浄槽31を備えている。洗浄槽31の内部には、被洗浄物46をセットする食器かご32が開口部33から出し入れ可能に配設されている。開口部33は、扉34により閉塞される。
食器洗い機は、洗浄槽31内に設けられ被洗浄物46に洗浄水を噴射する洗浄ノズル35と、洗浄槽31内の洗浄水を洗浄ノズル35に圧送する洗浄ポンプ36と、洗浄槽31内に設けられ洗浄水を加熱するヒータ37と、洗浄槽31の下方外側に設けられ洗浄水の温度を検知するサーミスタ等の温度検知手段38とを備えている。このヒータ37は、その周囲をヒータ保護部品39と送風経路を有するファンケース40により保護されている。
また、水溜部31aが洗浄槽31の内底部に設けられている。被洗浄物46から洗い落とされた残菜を回収する残菜回収フィルター有する残菜回収部41(排水口)が水溜部31aに設けられている。給水弁42が本体30の後部に設けられている。給水弁42が作動することによって配管を通じて洗浄槽31内に水道水が供給される。補助水槽43が残菜回収部41の下部と配管によって連通されて設けられており、補助水槽43に設けられた水位検知装置44が、洗浄槽31内に基準となる量の水が溜められたことを所定の検知水位(基準水位)として水位で検知する。
また、扉34の下方に制御装置45を備えている。この制御装置45は、制御シーケンスを記憶させたプログラムに従って、温度検知手段38の検知情報及び使用者によって入力される入力手段(図示せず)からの入力情報に基づき、洗浄ノズル35、洗浄ポンプ36、ヒータ37等を制御して、洗浄、すすぎ、加熱すすぎ、乾燥の各工程を実行する。
図6〜図8において、ファンケース40は洗剤受け部47を有しており、洗剤受け部47は、食器かご32に設けられた洗剤投入部48を介して投入された洗剤Sを受ける構成
となっている。洗剤受け部47は、ヒータ37より上方の高い位置で、かつ所定の検知水位(基準水位)より低い位置に設けられている。洗剤受け部47は略L字形状を成し、洗剤投入部48の下方で洗剤Sを受ける保持部47aの周囲には立設部47bを有して洗剤Sがこぼれないように保持し、洗剤投入部48の下方から外れたヒータ37の上方の流水部47cでは、立設部47bを有さず、洗浄水がスムーズに出入りして洗剤Sを溶解し、その洗剤液が容易に流出することができるようになっている。また、洗浄水及び洗剤液の出入りは、洗剤受け部47で流水部47cより低い位置に設けられた通水部47dでも行われる。
本実施の形態2において、洗剤受け部47は保持部47aと流水部47cの全体がヒータ37より上方に構成されている。なお、洗剤受け部47の全体がヒータ37より上方に構成されていることに限定されるものではなく、少なくとも流水部47cがヒータより上方に構成されていれば良く、保持部47aはなるべく多くの部分がヒータ37より上方に構成されることが望ましい。また、洗浄水の出入りができるだけスムーズに行われる構成が望ましく、例えば、流水部47cと通水部47dのように複数の出入り部分を設け、特にこれらの高さを変えると対流現象を有効に利用することができて好ましい。また、立設部47bは垂直である必要はなく、要は投入された洗剤Sがこぼれにくいように保持部47aが形成されていれば良く、立設部47bの上端は所定の検知水位より高い位置に設けられていても構わない。
以上のように構成された食器洗い機について、その動作および作用を説明する。特に、本発明の主眼とする食器洗い機運転開始時における高温かつ高濃度の洗浄水を作る制御シーケンスについて、以下に説明する。実施の形態1と同様に、図3に洗浄工程の動作フローチャートを、図4は洗浄工程の制御シーケンスを従来と対比させて示した図である。
制御装置45が制御プログラムからの指令に従って各種電装部品を制御することによって食器洗い機の洗浄時の動作は制御される。まず、使用者が食器をセットして洗剤を洗剤投入部48から洗剤受け部47に投入し、運転開始の操作を行う。制御装置45は、洗浄運転を開始すると(ステップS1)、最初に洗浄ポンプ36を起動して排水を行い(この時、洗浄ポンプ36は排水ポンプとして動作する)、その後、給水弁42を動作させて水無し状態から水位検知装置に備えた水位検知装置44が動作するまで洗浄槽31内に給水を行う(ステップS2)。水位検知装置44が基準となる検知水位を検知すると、この検知情報に基づいて制御装置45が給水(メイン給水)を完了する。この時の洗浄槽31内の洗浄水の基準となる検知水位は、後に実行される本洗浄時の水位より低く設定されている。
本実施の形態2の食器洗い機において、制御装置45は、本洗浄時の水位よりも一層低いこの水位状態で、ヒータ37を所定の時間動作させる(ステップS3)。この時、洗浄ポンプ36は動作させない。これによって、洗浄槽31内に蓄えられた洗浄水の温度が上昇する。また、予め運転前に洗剤は洗剤受け部47にセットされているが、図7に示すように洗剤受け部47は、ヒータ37より上方の高い位置で、かつ洗浄水位より低い位置に設けられているため、ヒータ37により加熱された洗浄水が対流現象で上昇し、洗剤受け部47に投入された洗剤が水温が高い洗浄水に晒される。この洗浄水の温度上昇に伴って、ヒータ37上で洗浄水の流れより上流側に導かれていた洗剤の溶解が促進され、短時間で高温かつ高濃度の洗剤液を得ることができる。なお、所定時間内で洗浄水温が規定値に達していない場合には、ヒータ37は洗浄水温度が規定値になるまで通電される(ステップS4)。
制御装置45は、洗浄水の加熱が完了すると洗浄ポンプ36を間欠運転で動作させて、予備洗浄を行う(ステップS5)。これによって、被洗浄物46などに洗剤が高濃度かつ
高温の洗浄水が噴射される。なお、洗浄ポンプ36の動作は必ずしも間欠である必要はなく、連続運転でもかまわない。
その後に行われる本洗浄時の洗浄槽31内の水量は、被洗浄物46に付着した食品汚染や洗剤成分による泡立ち等を考慮し、一連の運転を通してエアガミ音や性能面への影響が生じないようにする必要がある。本実施の形態2の食器洗い機においても、制御装置45は、洗浄ポンプ36を所定時間動作させた後で、従来と同じく所定時間の給水弁15への通電を行い、追加の補給水を加えて(ステップS6)、洗浄中の洗浄槽31内の水量を本洗浄に必要かつ十分な水量に調整する。その後、従来と同様の本洗浄(ステップS7〜S11)を行い、次工程であるすすぎ工程に移行する(ステップS12)。
以上のように、本実施の形態2の食器洗い機は、洗浄工程において洗浄槽31内に給水された洗浄水の水温が低くても、洗浄ポンプ36を動作させることなく、まず洗浄水をヒータ37で加熱し、投入された洗剤を洗浄水に対して十分に溶解させることができるため、洗浄運転開始の噴射当初から、高濃度かつ高温の洗浄水で洗浄を行うことが可能となる。特に、投入された洗剤を、補給水を追加する前の洗浄槽31内の少ない水に対して十分に溶解させるようにすれば、洗浄運転開始の噴射当初から、より高濃度かつ高温の洗浄水で洗浄を行うことが可能となる。
また、本実施の形態2の食器洗い機においては、洗剤受け部47はヒータ37の近傍に配置され、特に、残菜回収部41とは反対側にあり、かつヒータ37よりも水の流れる方向に対し上流側に配置されている。この構成により、洗浄ポンプ36の動作と共に洗浄水が高温状態のヒータ37近傍を通過し、さらに洗剤の溶解が促進され、投入された洗剤を、補給水を追加する前の洗浄槽31内の少ない水に対してでも十分に溶解させることができるため、洗浄運転開始の噴射当初から、より高濃度かつ高温の洗浄水で洗浄を行うことが可能となる。加えて、この洗浄水噴射時、洗剤受け部47はファンケース40からの勾配を有しているため、洗浄水の流れにより洗剤の溶解を更に促進するため、洗剤量が規定値よりも多い場合や溶けにくい洗剤など、洗剤の溶解条件が悪い場合でも効率的に洗剤を溶解することができる。
なお、本実施の形態2の食器洗い機においては、補給水の追加は、給水弁42を所定時間動作させて一度に全ての水量を給水するとしたが、必ずしもその全てを一度に給水する必要はなく、洗浄の運転時間や洗浄水の温度上昇値などをフラグとして必要なタイミングで複数回に分散して給水しても良い。また給水方法として、補給水を追加する前の検知水位を第一洗浄検知水位として、別途、第二洗浄検知水位、第三洗浄検知水位等を設け、より正確に給水量を調整しても良い。このようにすることにより、本実施の形態2の食器洗い機は、洗剤投入量は洗浄全体を通じて一定であるため、洗浄初期より長時間、濃度の高い高温の洗剤液で効果的に洗浄することも可能となる。
以上のように本発明の食器洗い機の構成によれば、洗浄ポンプ36を動作させる前に高濃度かつ高温の洗浄水を得ることが可能になり、汚染と混じる前の純粋な高濃度かつ高温の洗浄水を所定時間食器等の被洗浄物46に噴射させることで、同じ洗剤量で(または同じ水量でも)、従来よりも高い洗浄効果を得ることができる食器洗い機を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、従来と同洗剤量で洗浄力を洗浄運転開始の当初から、より高めることができる高品質な食器洗い機であり、ビルトイン型食器洗い機に限らず卓上用や業務用の食器洗い機等にも適用することができる。
1,30 本体
2,33 開口部
3,31 洗浄槽
4,31a 水溜部
5,36 洗浄ポンプ
6,35 洗浄ノズル
7,46 被洗浄物
8,37 ヒータ
9,39 ヒータ保護部品
10,41 残菜回収部
13,13a,13b,13c,32 食器かご
14,48 洗剤投入部
15,42 給水弁
16,43 補助水槽
17 送風ファン
20,44 水位検知装置
21,45 制御装置
40 ファンケース
47 洗剤受け部
47a 保持部
47b 立設部
47c 流水部
47d 通水部
48 洗剤投入部

Claims (8)

  1. 被洗浄物を収容し、内底部に洗浄水を溜める水溜部を有する洗浄槽と、前記洗浄槽内に設けられ洗浄水を被洗浄物に噴射する洗浄ノズルと、前記水溜部に設けられ洗浄水を加熱するヒータと、前記洗浄槽に連通させて設けられ、洗浄水位を検知する水位検知装置と、洗浄水を前記水溜部に設けた排水口を通じて前記洗浄ノズルに供給して前記洗浄槽内で洗浄水を循環させる洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に給水する給水弁と、前記ヒータ、前記洗浄ポンプ、前記給水弁等の各種電装部品を制御して洗浄、すすぎ、乾燥の各工程を実行する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記給水弁を開いて給水を開始し、前記水位検知装置が所定の検知水位に達したことを検知した情報を受けて前記給水弁を閉じて給水を終了し、前記洗浄ポンプを動作させる前に、前記ヒータで洗浄水を加熱する食器洗い機。
  2. 本洗浄時の水位よりも低い検知水位で給水を停止し、前記洗浄ポンプを動作させる前に、前記ヒータで洗浄水を加熱する動作を行なう請求項1に記載の食器洗い機。
  3. 前記制御装置は、ヒータで加熱された洗浄水の温度が40℃〜60℃になるように前記ヒータを所定時間動作させる請求項1または2に記載の食器洗い機。
  4. 前記制御装置は、前記ヒータで洗浄水を加熱し所定温度に達するまでの間、前記洗浄ポンプの動作を行わないように制御する請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の食器洗い機。
  5. 投入する洗剤を前記ヒータの近傍に配置する構成を設けた請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の食器洗い機。
  6. 投入する洗剤を前記ヒータの近傍で、前記ヒータ上の前記洗浄槽の前面側に誘導し配置するよう構成した請求項5に記載の食器洗い機。
  7. 前記洗剤が導かれる洗剤受け部を有し、前記洗剤受け部は、前記ヒータよりも高い位置で、かつ前記所定の検知水位より低い位置に設けられた請求項5または6に記載の食器洗い機。
  8. 投入する洗剤を前記ヒータの近傍で、かつ前記ヒータと前記排水口を結ぶ水路間に誘導するよう構成した請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の食器洗い機。
JP2013163015A 2012-11-01 2013-08-06 食器洗い機 Pending JP2014110885A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163015A JP2014110885A (ja) 2012-11-01 2013-08-06 食器洗い機
TW102136008A TWI581745B (zh) 2012-11-01 2013-10-04 dishwasher
EP13190311.4A EP2727511A3 (en) 2012-11-01 2013-10-25 Dishwasher
CN201310529236.XA CN103799936A (zh) 2012-11-01 2013-10-31 餐具清洗机

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012241563 2012-11-01
JP2012241563 2012-11-01
JP2013163015A JP2014110885A (ja) 2012-11-01 2013-08-06 食器洗い機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014110885A true JP2014110885A (ja) 2014-06-19

Family

ID=49485606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013163015A Pending JP2014110885A (ja) 2012-11-01 2013-08-06 食器洗い機

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP2727511A3 (ja)
JP (1) JP2014110885A (ja)
CN (1) CN103799936A (ja)
TW (1) TWI581745B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109820463A (zh) * 2019-03-28 2019-05-31 佛山市百斯特电器科技有限公司 一种进水控制方法及洗碗机

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2951409C (en) * 2014-08-22 2018-04-10 Lg Electronics Inc. Pump and dishwasher including the same
CN105411498B (zh) * 2015-11-03 2018-07-13 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 洗碗机以及洗碗机的洗涤控制方法和装置
KR102443320B1 (ko) 2016-01-05 2022-09-15 엘지전자 주식회사 식기 세척기 및 식기 세척기의 제어방법
CN107212837B (zh) * 2017-07-13 2020-12-04 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 洗碗机的加热控制方法和装置
JP6906142B2 (ja) * 2017-10-27 2021-07-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 食器洗い機
CN113598684B (zh) * 2021-08-29 2022-08-19 嵊州市浙江工业大学创新研究院 一种预溶解洗碗粉的洗碗机
JP2024089404A (ja) * 2022-12-21 2024-07-03 青島海爾洗衣机有限公司 洗濯機

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11300A (ja) * 1997-06-10 1999-01-06 Sanyo Electric Co Ltd 食器洗い機
CN2715690Y (zh) * 2004-08-13 2005-08-10 广西民族学院 超声与双向喷射复合作用的餐具清洗机
JP2006061450A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食器洗い機
JP2007282649A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Mitsubishi Electric Corp 食器洗浄機および食器洗浄方法
US20080236630A1 (en) * 2007-03-28 2008-10-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Dish washer and method of controlling the same
JP2010162261A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Panasonic Corp 食器洗い機

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1187895B (it) * 1986-02-06 1987-12-23 Eltek Spa Dispositivo distributore a lunga autonomia di detersivi polverulenti e sostanze brillantanti liquide per macchine lavatrici particolarmente lavastoviglie
JP3882388B2 (ja) * 1999-05-10 2007-02-14 松下電器産業株式会社 食器洗浄機
JP3661639B2 (ja) 2001-12-12 2005-06-15 松下電器産業株式会社 食器洗い機
DE102004063284A1 (de) * 2004-12-29 2006-07-13 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Geschirrspülmaschine mit einer Vorrichtung zur Auflösung von Reinigungsmittel
JP4831143B2 (ja) * 2008-08-22 2011-12-07 パナソニック株式会社 食器洗い機
EP2319384B1 (de) * 2009-11-10 2015-08-19 Miele & Cie. KG System zur Reinigung von Geschirr
CN101822620A (zh) * 2009-12-11 2010-09-08 广东名臣有限公司 一种快速起效的去屑洗发组合物
CN201732025U (zh) * 2010-07-02 2011-02-02 项海波 陶瓷器皿耐洗碗机洗涤性能测试仪
CN103052348B (zh) * 2010-07-29 2015-07-01 松下电器产业株式会社 餐具清洗机

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11300A (ja) * 1997-06-10 1999-01-06 Sanyo Electric Co Ltd 食器洗い機
CN2715690Y (zh) * 2004-08-13 2005-08-10 广西民族学院 超声与双向喷射复合作用的餐具清洗机
JP2006061450A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食器洗い機
JP2007282649A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Mitsubishi Electric Corp 食器洗浄機および食器洗浄方法
US20080236630A1 (en) * 2007-03-28 2008-10-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Dish washer and method of controlling the same
JP2010162261A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Panasonic Corp 食器洗い機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109820463A (zh) * 2019-03-28 2019-05-31 佛山市百斯特电器科技有限公司 一种进水控制方法及洗碗机

Also Published As

Publication number Publication date
EP2727511A3 (en) 2017-07-26
CN103799936A (zh) 2014-05-21
EP2727511A2 (en) 2014-05-07
TWI581745B (zh) 2017-05-11
TW201438654A (zh) 2014-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014110885A (ja) 食器洗い機
CN107580468A (zh) 呈商用器具洗涤器形式的洗碗机或设计为批量洗碗机的洗碗机
CN103799937B (zh) 餐具清洗机
JP6248278B2 (ja) 食器洗い機
US10736484B2 (en) Detergent dispensing device for a dishwasher
TW201507684A (zh) 洗碗機
JP5895142B2 (ja) 食器洗い機
JP2012024117A (ja) 食器洗い機
JP6295417B2 (ja) 食器洗い機
JP2014000188A (ja) 食器洗い機
JP6326619B2 (ja) 食器洗い機
JP2009183378A (ja) 食器洗い機
JP3777505B2 (ja) 食器洗浄機
KR20070113637A (ko) 식기 세척기
JP2004049443A (ja) 食器洗浄機
JP5669702B2 (ja) 食器洗浄機
JP4988490B2 (ja) 食器洗浄機
JP2022122532A (ja) 洗浄機及び洗浄システム
JP2012217784A (ja) 食器洗い機
JP5881674B2 (ja) 食器洗い機
JP2022122531A (ja) 洗浄機及び洗浄システム
JP4726645B2 (ja) 食器洗い機の水位検出器の誤作動防止装置
JP2022122524A (ja) 洗浄機及び洗浄システム
JP2007244566A (ja) 食器洗浄機
CN111050625A (zh) 餐具清洗机

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141006

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160519

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170425

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171017