JP2014186207A - 搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送対象物の速度変動を低減させることができる搬送装置及び像保持体の速度変動を低減させることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10は、中間転写ベルト302と、中間転写ベルト302を駆動する第1駆動機構700と、第1駆動機構700と比較して速度差をもって中間転写ベルト302を駆動する第2駆動機構800と、中間転写ベルト302に速度変動が生じた場合にのみ中間転写ベルト302を駆動させ、中間転写ベルト302の速度変動を低減させるように第2駆動機構800を制御するクラッチ装置820とを有する。
【選択図】図3
【解決手段】画像形成装置10は、中間転写ベルト302と、中間転写ベルト302を駆動する第1駆動機構700と、第1駆動機構700と比較して速度差をもって中間転写ベルト302を駆動する第2駆動機構800と、中間転写ベルト302に速度変動が生じた場合にのみ中間転写ベルト302を駆動させ、中間転写ベルト302の速度変動を低減させるように第2駆動機構800を制御するクラッチ装置820とを有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、搬送装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体上のトナー像が第1の転写位置で転写される中間転写体と、前記中間転写体上のトナー像を第2の転写位置で転写材に転写する転写手段と、前記転写手段を駆動する駆動手段と、を有する画像形成装置において、前記駆動手段の駆動経路に一方向駆動断接手段を介在させたことを特徴とする画像形成装置が記載されている。
特許文献2には、駆動源の回転駆動力を像担持体に伝達し、当該像担持体を回動させるための像担持体の駆動装置において、前記像担持体に駆動力を伝達する駆動伝達経路中に配設される少なくとも一つの駆動力伝達部材又は前記像担持体に対して、当該駆動力伝達部材又は像担持体に接触して回転するとともに、前記駆動力伝達部材又は像担持体に速度変動が発生すると、当該速度変動を抑制する粘性効果を作用させる回転部材を接触させたことを特徴とする像担持体の駆動装置が記載されている。
特許文献3には、黒、イエロー、マゼンタ、シアンの各色毎の画像形成ユニットにより形成された各色のトナー像を複数のローラによって張架された中間転写ベルト上に多重転写する転写ユニットにおいて、前記各ローラから発生する振動を吸収するために、バネ及びダンパーから成る弾性体と、剛体から成る慣性体と、を有する動吸振器を備えたことを特徴とする転写ユニットが記載されている。
特許文献4には、各色のトナー像がそれぞれ形成される複数の像担持体と、前記複数の像担持体上にそれぞれ形成されたトナー像が1次転写される中間転写体と、前記中間転写体上に1次転写されたトナー像を記録媒体に2次転写する2次転写部材と、前記複数の像担持体のすべてを前記中間転写体に当接させる第1の状態と、前記複数の像担持体のうち特定色に対応した像担持体のみを前記中間転写体に当接させてそれ以外の像担持体を前記中間転写体から相対的に離間させる第2の状態と、を切り替える切替手段と、を備え、前記特定色のみによって画像形成をおこなう特定色モードが選択されている場合に、前記中間転写体の表面摩擦係数が所定の閾値以下になるときには前記第1の状態になり、前記中間転写体の表面摩擦係数が前記所定の閾値を超えるときには前記第2の状態になるように、前記切替手段を制御することを特徴とする画像形成装置が記載されている。
特許文献5には、画像が形成される画像形成部と、前記画像形成部で形成された画像が第1転写位置で転写され、循環移動して該画像を第2転写位置に搬送する環状の転写体と、前記転写体が第2転写位置に搬送した画像を第2転写位置で記録媒体へ転写する転写部材と、前記転写体が巻き掛けられ、前記第1転写位置に対する前記転写体の移動方向上流側であって、かつ前記第2転写位置に対する前記転写体の移動方向下流側に設けられた第1巻掛ロールと、前記転写体が巻き掛けられ、前記第1転写位置に対する前記転写体の移動方向下流側であって、かつ前記第2転写位置に対する前記転写体の移動方向上流側に設けられた第2巻掛ロールと、前記第1巻掛ロールに設けられた第1慣性体と、前記第2巻掛ロールに設けられた第2慣性体と、を備える画像形成装置が記載されている。
本発明は、搬送対象物の速度変動を低減させることができる搬送装置及び像保持体の速度変動を低減させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、搬送部材と、前記搬送部材を駆動する第1の駆動手段と、前記第1の駆動手段と比較して速度差をもって前記搬送手段を駆動する第2の駆動手段と、前記搬送部材に速度変動が生じた場合にのみ前記搬送部材を駆動させ、前記搬送部材の速度変動を低減させるように前記第2の駆動手段を制御する制御手段と、を有する搬送装置である。
請求項2に係る本発明は、前記第2の駆動手段は、駆動部と、前記搬送部材に接触し、前記搬送部材に作用する駆動作用部と、前記駆動部の駆動を前記駆動作用部に伝達する駆動伝達部と、を有し、前記制御手段は、前記駆動伝達部による駆動の伝達を制御する伝達制御部から構成されている請求項1記載の搬送装置である。
請求項3に係る本発明は、前記伝達制御部は、一方向の駆動のみを前記駆動伝達部に伝達させる請求項2記載の搬送装置である。
請求項4に係る本発明は、前記第2の駆動手段は、前記第1の駆動手段と比較して遅く前記搬送手段を駆動するように設けられていて、前記制御手段は、前記搬送部材の速度が下がった場合に、前記搬送部材の速度を上げさせるように前記第2の駆動手段を制御する請求項1乃至3いずれか記載の搬送装置である。
請求項5に係る本発明は、前記第2の駆動手段は、前記第1の駆動手段と比較して速く前記搬送手段を駆動するように設けられていて、前記制御手段は、前記搬送部材の速度が上がった場合に、前記搬送部材の速度を下げさせるように前記第2の駆動手段を制御する請求項1乃至3いずれか記載の搬送装置である。
請求項6に係る本発明は、搬送部材と、前記搬送部材を駆動する第1の駆動手段と、前記第1の駆動手段と比較して遅く前記搬送手段を駆動する第2の駆動手段と、前記第1の駆動手段と比較して速く前記搬送手段を駆動する第3の駆動手段と、前記搬送部材の速度が下がった場合に、前記搬送部材の速度を上げさせるように前記第2の駆動手段を制御する第1の制御手段と、前記搬送部材の速度が上がった場合に、前記搬送部材の速度を下げさせるように前記第3の駆動手段を制御する第2の制御手段と、を有する搬送装置である。
請求項7に係る本発明は、像保持体と、前記像保持体に画像を形成する画像形成部と、前記像保持体を駆動する第1の駆動手段と、前記第1の駆動手段と比較して速度差をもって前記像保持体を駆動する第2の駆動手段と、前記像保持体に速度変動が生じた場合にのみ前記像保持体を駆動させ、前記像保持体の速度変動を低減させるように前記第2の駆動手段を制御する制御手段と、を有する画像形成装置である。
請求項8に係る本発明は、像保持体と、前記像保持体に画像を形成する画像形成部と、前記像保持体を駆動する第1の駆動手段と、前記第1の駆動手段と比較して遅く前記像保持体を駆動する第2の駆動手段と、前記第1の駆動手段と比較して速く前記像保持体を駆動する第3の駆動手段と、前記像保持体の速度が下がった場合に、前記像保持体の速度を上げさせるように前記第2の駆動手段を制御する第1の制御手段と、前記像保持体の速度が上がった場合に、前記像保持体の速度を下げさせるように前記第3の駆動手段を制御する第2の制御手段と、を有する画像形成装置である。
請求項1に係る本発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、搬送部材の速度変動を抑制することができる搬送装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、本構成を有しない場合と比較して簡単な構成で搬送部材の速度変動を抑制することができる搬送装置を提供することができる。
請求項3に係る本発明によれば、本構成を有しない場合と比較して簡単な構成で搬送部材の速度変動を抑制することができる搬送装置を提供することができる。
請求項4に係る本発明によれば、搬送部材の速度が下がった場合に、搬送部材の速度を上げることができる搬送装置を提供することができる。
請求項5に係る本発明によれば、搬送部材の速度が上がった場合に、搬送部材の速度を下げることができる搬送装置を提供することができる。
請求項6に係る本発明によれば、搬送部材の速度変動を抑制することができる搬送装置を提供することができる。
請求項7に係る本発明によれば、像保持体の速度変動を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
請求項8に係る本発明によれば、像保持体の速度変動を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
次に、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置10が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、画像形成装置本体12内には、コントローラ20、通信装置22、画像形成部100、光走査装置260、転写装置300及び給紙装置400が配置されている。また、画像形成装置本体12の上部には、原稿読取装置500が装着されおり、画像形成装置本体12の右側面には、画像形成が完了した用紙を画像形成装置本体12の外へ排出するための排出孔14が形成されている。ここで、用紙は画像が記録される記録媒体として用いられている。
図1には、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置10が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、画像形成装置本体12内には、コントローラ20、通信装置22、画像形成部100、光走査装置260、転写装置300及び給紙装置400が配置されている。また、画像形成装置本体12の上部には、原稿読取装置500が装着されおり、画像形成装置本体12の右側面には、画像形成が完了した用紙を画像形成装置本体12の外へ排出するための排出孔14が形成されている。ここで、用紙は画像が記録される記録媒体として用いられている。
また、画像形成装置本体12の右側面には、排出孔14を介して画像形成装置本体12内から排出された用紙が載せられる排出トレー16が装着されている。また、画像形成装置本体12内には、用紙が搬送される搬送路である搬送路600が形成されている。尚、画像形成装置10は、ネットワーク等を介して接続されたコンピュータ端末等から受信した画像データを印刷するプリンター機能を有し、併せてスキャナとしての機能、複写機としての機能及びファクシミリとしての機能を有するものである。
原稿読取装置500は、読み取りの対象となる画像が記された原稿Dが載せられるガラス板502と、ガラス板502に対して原稿Dを押圧するカバー部材504と、ガラス板502上に載せられた原稿Dに記された画像を読み取る読取用光学部510とを有する。読取用光学部510は、ガラス板502上に載せられた原稿Dを光源512によって照明し、原稿Dからの反射光像をミラー群及びレンズを介して画像読取素子514で読み取るように構成されている。原稿読取装置500で読み取られた画像データは、コントローラ20に出力される。
コントローラ20は、原稿読取装置500により読み取られた画像データ又はコンピュータ端末等から受信した画像データに対して、シェーディング補正、原稿の位置ズレ補正、ガンマ補正、枠消し、色、移動編集等の予め定められた画像処理を施す。
通信装置22は、例えばコンピュータ端末等から画像データを受信し、受信した画像データをコントローラ20に出力する。
画像形成部100は、後述する中間転写ベルト302に転写される画像を形成する画像形成部として用いられていて、コントローラ20から出力された画像データに基づいて画像を形成するものであり、例えば4個の画像形成ユニット110Y、画像形成ユニット110M、画像形成ユニット110C及び画像形成ユニット110Kを有する。画像形成ユニット110M、画像形成ユニット110C及び画像形成ユニット110Kは、それぞれがイエローの画像を形成するために用いられ、マゼンタの画像を形成するために用いられ、シアンの画像を形成するために用いられ、黒の画像を形成するために用いられる。また、画像形成ユニット110Y、画像形成ユニット110M、画像形成ユニット110C及び画像形成ユニット110Kは、それぞれが、感光体ドラム112Y、感光体ドラム112M、感光体ドラム112C及び感光体ドラム112Kを有する。尚、画像形成ユニット110Y、画像形成ユニット110M、画像形成ユニット110C及び画像形成ユニット110Kの詳細は後述する。
光走査装置260は、コントローラ20から出力された画像データに基づいて光を走査する装置であり、例えば4個の光走査ユニット262Y、光走査ユニット262M、光走査ユニット262C及び光走査ユニット262Kを有する。光走査ユニット262Y、光走査ユニット262M、光走査ユニット262C及び光走査ユニット262Kは、それぞれが光を照射することにより感光体ドラム112Y、感光体ドラム112M、感光体ドラム112C及び感光体ドラム112Kに対して静電潜像を形成する潜像形成装置として用いられている。
転写装置300は中間転写ベルト302を有する。中間転写ベルト302は、搬送部材として用いられているとともに、画像形成部100で形成された画像が転写される像保持体として用いられている。
中間転写ベルト302には、感光体ドラム112Y、感光体ドラム112M、感光体ドラム112C及び感光体ドラム112Kと周速差を持って図1に示されている矢印a方向に回転しつつ、感光体ドラム112Y、感光体ドラム112M、感光体ドラム112C及び感光体ドラム112Kからトナー像が転写される。ここで、この実施形態においては、中間転写ベルト302の周速は、感光体ドラム112Y、感光体ドラム112M、感光体ドラム112C及び感光体ドラム112Kの周速よりも速くなるように定められている。中間転写ベルト302の周速は、感光体ドラム112Y、感光体ドラム112M、感光体ドラム112C及び感光体ドラム112Kの周速よりも速くなるように定めることに替えて、感光体ドラム112Y、感光体ドラム112M、感光体ドラム112C及び感光体ドラム112Kの周速よりも遅くなるように定めても良い。
中間転写ベルト302は、帯状であって無端状であり、例えば可撓性を有するポリイミド等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等によって接続することにより形成されたものを用いることができる。
また、中間転写ベルト302は、例えば6個の支持ロールである支持ロール310、支持ロール312、支持ロール314、支持ロール316、支持ロール318及び支持ロール320に回転することができるように掛け回され支持されている。そして、6個の支持ロールのうちの1つが、中間転写ベルト302を駆動する第1の駆動手段の一部を構成している。また、6個の支持ロールのうちの1つが、中間転写ベルト302を駆動するように設けられた第2の駆動手段を構成する駆動作用部として用いられている。この実施形態においては、支持ロール310が第1の駆動手段の一部を構成していてい、支持ロール314が第2の駆動手段を構成する駆動作用部として用いられている。
また、転写装置300は、例えば4個の1次転写ロールである1次転写ロール330Y、1次転写ロール330M、1次転写ロール330C及び1次転写ロール330Kを有する。1次転写ロール330Y、1次転写ロール330M、1次転写ロール330C及び1次転写ロール330Kは、それぞれが感光体ドラム112Y、感光体ドラム112M、感光体ドラム112C及び感光体ドラム112Kから中間転写ベルト302にトナー像を転写するための転写電圧が印加される転写部材(1次転写部材)として用いられている。
1次転写ロール330Y、1次転写ロール330M、1次転写ロール330C及び1次転写ロール330Kは、それぞれが中間転写ベルト302の内側に配置されていて、それぞれが中間転写ベルト302に対して感光体ドラム112Y、感光体ドラム112M、感光体ドラム112C及び感光体ドラム112Kと逆側に配置されている。
また、転写装置300は、2次転写ロール390を有する。2次転写ロール390は、中間転写ベルト302から用紙にトナー像を転写するための転写部材(2次転写部材)として用いられていて、中間転写ベルト302を介して支持ロール318に対して押し付けられている。
また、転写装置300は、清掃装置394を有する。清掃装置394は、2次転写ロール390による用紙へのトナー像の転写がなされた後に、中間転写ベルト302の表面に残留するトナー等を除去することにより中間転写ベルト302を清掃する。
給紙装置400は、搬送路600へと用紙を供給する装置であって、用紙が積層されるように収納されている収納容器402と、収納容器402に積層されている用紙中の最も上側にある用紙を搬送路600へ送り出す送出ロール404とを有する。
搬送路600は、給紙装置400から排出トレー16へと用紙を搬送するための搬送路であり、搬送路600に沿って用紙の搬送方向における上流側から順に、先述の送出ロール404と、搬送ロール610と、搬送ロール612と、レジストロール614と、先述の支持ロール318及び2次転写ロール390と、搬送装置620と、搬送装置630と、定着装置180とが配置されている。
搬送ロール610及び搬送ロール612は、送出ロール404によって送り出された用紙をレジストロール614に向けて搬送する。レジストロール614は、搬送ロール612によって搬送方向における下流側に送り出されつつある用紙の先端部の移動を一度停止させて、画像形成部100により形成され、1次転写ロール330Y、1次転写ロール330M、1次転写ロール330C及び1次転写ロール330Kによって中間転写ベルト302に転写されたトナー像が2次転写ロール390と中間転写ベルト302との接触部に到達するタイミングに合致させるように用紙の先端部の移動を再開させる。
搬送装置620及び搬送装置630は、重力方向における上側の面にトナー像が転写され、未定着のトナー像が重力方向における上側の面に載せられた状態にある用紙を、重力方向における下側から支えつつ、定着装置180へと向けて搬送する。定着装置180は、例えば熱と圧力とを用いて、用紙の上側の面に載せられたトナー像を用紙の上向きの面に定着させる。
また、画像形成装置10は、中間転写ベルト302を駆動する第1の駆動手段として用いられている第1駆動機構700を有する。本実施例においては、第1駆動機構700は、モータ等を有する駆動源702と、先述の支持ロール310とを有する。駆動源702から駆動が伝達されて支持ロール310が回転することで、中間転写ベルト302が矢印a方向に回転するように駆動される。
また、画像形成装置10は、第1駆動機構700と比較して速度差をもって中間転写ベルト302を駆動するように設けられた第2の駆動手段として用いられている第2駆動機構800を有する。本実施例においては、第2駆動機構800は、駆動部として用いられていて、モータ等からなる駆動源802と、先述の支持ロール314と、駆動源802の駆動を支持ロール314に伝達する駆動伝達部として用いられている駆動伝達機構810とを有する。支持ロール314は、中間転写ベルト302に接触し、中間転写ベルト302に作用する駆動作用部として用いられている。
また、駆動伝達機構810は、例えばギア列等からなる減速機構(不図示)と、クラッチ装置820とを有する。クラッチ装置820は、中間転写ベルト302に速度変動が生じた場合にのみ中間転写ベルト302を駆動させるように第2駆動機構800を制御し、中間転写ベルト302の速度変動を低減させるように第2駆動機構800を制御する制御手段として用いられている。また、クラッチ装置820は、駆動伝達機構810による駆動の伝達を制御する伝達制御部として用いられている。また、クラッチ装置820は、駆動源802と支持ロール314とを連結し、駆動源802から支持ロール314へと駆動が伝達されるようにするとともに、駆動源802と支持ロール314との連結を切断して、駆動源802から支持ロール314に駆動が伝達されないようにする機能を有する。第2駆動機構800の詳細は後述する。
画像形成装置10においては、中間転写ベルト302の回転速度は一定であること望ましい。しかしながら、中間転写ベルト302と2次転写ロール390との間に用紙の先端部が到達した際に中間転写ベルト302に対して負荷が加わり、中間転写ベルト302の速度が低くなる虞がある。また、用紙の後端部が、中間転写ベルト302と2次転写ロール390との接触部を通過した際に中間転写ベルト302に加わる負荷が低減することにより、中間転写ベルト302の速度が高くなる虞がある。このように中間転写ベルト302の回転速度が変更すると、最終的に用紙に形成される画像に、用紙の搬送方向と交わる方向に筋が生じる等の画質の低下が生じてしまう。
図2には、画像形成ユニット110Y、画像形成ユニット110M、画像形成ユニット110C及び画像形成ユニット110Kが示されている。画像形成ユニット110Y、画像形成ユニット110M、画像形成ユニット110C及び画像形成ユニット110Kは、用いるトナーの色と形成するトナー像の色とが異なるものの、構成はそれぞれが同一である。このため、以下これらの画像形成ユニットを画像形成ユニット110と総称して説明する。また、図2には、1次転写ロール330Y、1次転写ロール330M、1次転写ロール330C及び1次転写ロール330Kが示されている。1次転写ロール330M、1次転写ロール330C及び1次転写ロール330Kは構成がそれぞれに同一であるため、以下、これらの1次転写ロールを1次転写ロール330と総称して説明する。
図2に示されているように、画像形成ユニット110は、先述の感光体ドラム112と、光走査装置260による感光体ドラム112への潜像の形成に先立ち、感光体ドラム112の表面を均一に帯電させる帯電装置120と、光走査装置260により感光体ドラム112の表面に形成された潜像をトナーを用いて現像する現像装置130と、感光体ドラム112の表面を清掃し、1次転写ロール330による中間転写ベルト302へのトナー像の転写が完了した感光体ドラム112の表面に残留するトナーを除去する清掃装置140とを有する。
図3には、第2駆動機構800が示されている。第2駆動機構800は、先述のように駆動源802と、支持ロール314と、駆動伝達機構810とを有する。そして、本実施例において、駆動伝達機構810は、先述のようにクラッチ装置820を有する。
本実施例において、クラッチ装置820は、所謂ワンウエイクラッチであり、円筒形状の外輪部材822と、外輪部材822の内側に配置された内輪部材824とを有する。また、クラッチ装置820は、外輪部材822と内輪部材824との間の位置に、外輪部材822の内周面と内輪部材824の外周面との双方に接触するように配置されている複数の輪止部材826とを有する。内輪部材824には、駆動源802が連結されていて、駆動源802からの駆動伝達を受けて内輪部材824は図3に示す矢印b方向に回転する。
外輪部材822が内輪部材824に対して図3に示す矢印a方向に回転する場合、外輪部材822と内輪部材824とが複数の輪止部材826によって連結された状態となり、この状態においては、内輪部材824から外輪部材822へと駆動の伝達がなされる。これに対して、外輪部材822が内輪部材824に対して図3に示す矢印b方向に回転する場合、外輪部材822は複数の輪止部材826に接触しつつ滑るように移動し、外輪部材822と内輪部材824とは連結された状態とはならず、内輪部材824から外輪部材822への駆動の伝達はなされない。
支持ロール314は、クラッチ装置820の外輪部材822に取り付けられていている。このため、内輪部材824から外輪部材822に駆動が伝達されると、支持ロール314と外輪部材822とは一体として回転する。また、支持ロール314は、表面の材質が例えばゴムであり、支持ロール312の中間転写ベルト302と接する部分には、摩擦係数を高めるために高摩擦性のコーティングをすることが望ましい。また、支持ロール312の中間転写ベルト302と接する部分に高摩擦性のコーティングをすることに替えて、支持ロール312そのものを高摩擦性の材料で形成しても良い。
第2駆動機構800においては、仮に支持ロール314が中間転写ベルト302から離間された状態において駆動源802から支持ロール314に駆動が伝達されたとすると、支持ロール314は、周速V2で図3に示されている矢印b方向に回転する。そして、この周速V2は、中間転写ベルト302の周速V1よりも遅く設定されていて、中間転写ベルト302の周速よりも例えば0.5%遅くなるように設定されている。ここで、中間転写ベルト302の周速とは、中間転写ベルト302が第1駆動機構700(図1を参照)の駆動源702(図1を参照)からの駆動伝達を受けて移動する際の中間転写ベルト302の周速である。
以上のように構成された本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10においては、画像形成をするために中間転写ベルト302を回転させるに際して、第1駆動機構700の駆動源702と、第2駆動機構800の駆動源802との両方がオンとされる。そして、中間転写ベルト302は、駆動源702からの駆動伝達を受けて図1に示す矢印a方向に周速V1で回転する。そして、中間転写ベルト302が周速V1で移動している状態において、支持ロール314とクラッチ装置820の外輪部材822とは、中間転写ベルト302に連れ回りするようにして、支持ロール314の周速がV1となるように図3に示す矢印b方向に回転する。
この際、クラッチ装置820の内輪部材824は、駆動源802からの駆動伝達を受けて図3に示す矢印b方向に回転している。しかしながら、内輪部材824は、支持ロール314の周速がV2となるような速度で回転している。この場合、外輪部材822は、内輪部材824に対して図3に示す矢印b方向に回転している状態となるため、外輪部材822と内輪部材824とは連結されずに、内輪部材824から外輪部材822への駆動伝達はなされない。
中間転写ベルト302と2次転写ロール390(図1を参照)との間の位置に、用紙の先端部が到達した等の理由で、中間転写ベルト302の速度が低下し、中間転写ベルト302の周速がV2よりも小さくなったとする。この場合、中間転写ベルト302に連れ回りする支持ロール314の周速も周速V2よりも小さくなり、外輪部材822が内輪部材824に対して図3に示す矢印a方向に回転している状態となる。このため、複数の輪止部材826により内輪部材824と外輪部材822とが連結されて、内輪部材824から外輪部材822へと駆動源802からの駆動が伝達される。そして、駆動源802からの駆動伝達を受けて、支持ロール314が図3に示す矢印b方向に周速V2で回転することにより、支持ロール314から中間転写ベルト302へと中間転写ベルト302の速度を速くするように駆動伝達がなされる。
このように、この第1の実施形態に係る画像形成装置10においては、クラッチ装置820は、中間転写ベルト302に速度変動が生じた場合にのみ中間転写ベルト302を駆動させ、中間転写ベルト302の速度変動を低減させるように第2駆動機構800を制御している。また、この第1の実施形態に係る画像形成装置10においては、クラッチ装置820は、一方向の駆動のみを中間転写ベルト302に伝達させている。
また、この第1の実施形態に係る画像形成装置10においては、第2駆動機構800は、第1駆動機構700と比較して遅く中間転写ベルト302を駆動するように設けられていて、クラッチ装置820は、中間転写ベルト302の搬送速度が下がった場合に、中間転写ベルト302の搬送速度を上げさせるように第2駆動機構800を制御している。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置10の中間転写ベルト302近傍の構成を示す図である。以下の説明では、第2の実施形態に係る画像形成装置10における先述の第1の実施形態に係る画像形成装置10との構成が異なる部分を説明するものとし、先述の第1の実施形態に係る画像形成装置10との同一部分についての説明は省略する。
先述の第1の実施形態に係る画像形成装置10は、中間転写ベルト302を駆動するための機構として、第1駆動機構700と第2駆動機構800とを有していた。これに対して、この第2の実施形態に係る画像形成装置10は、中間転写ベルト302を駆動する機構として、第1駆動機構700と第2駆動機構800とを有し、さらに第3駆動機構900を有する。
第3駆動機構900は、第1駆動機構700と比較して速度差をもって中間転写ベルト302を駆動するように設けられた第2の駆動手段として用いられているとともに、
第1駆動機構700と比較して速く中間転写ベルト302を駆動するように設けられた第3の駆動機構として用いられている。また、第3駆動機構900は、駆動部として用いられていて、モータ等からなる駆動源902と、先述の支持ロール312と、駆動源902の駆動を支持ロール312に伝達する駆動伝達部として用いられている駆動伝達機構910とを有する。支持ロール312は、中間転写ベルト302に接触し、中間転写ベルト302に作用する駆動作用部として用いられている。
第1駆動機構700と比較して速く中間転写ベルト302を駆動するように設けられた第3の駆動機構として用いられている。また、第3駆動機構900は、駆動部として用いられていて、モータ等からなる駆動源902と、先述の支持ロール312と、駆動源902の駆動を支持ロール312に伝達する駆動伝達部として用いられている駆動伝達機構910とを有する。支持ロール312は、中間転写ベルト302に接触し、中間転写ベルト302に作用する駆動作用部として用いられている。
また、駆動伝達機構910は、例えばギア列等からなる減速機構(不図示)と、クラッチ装置920とを有する。クラッチ装置920は、中間転写ベルト302に速度変動が生じた場合にのみ中間転写ベルト302を駆動させるように第3駆動機構900を制御し、中間転写ベルト302の速度変動を低減させるように第9駆動機構900を制御する制御手段として用いられている。また、クラッチ装置920は、駆動伝達機構910による駆動の伝達を制御する伝達制御部として用いられている。また、クラッチ装置920は、駆動源902と支持ロール312とを連結し、駆動源902から支持ロール312へと駆動が伝達されるようにするとともに、駆動源902と支持ロール312との連結を切断して、駆動源902から支持ロール312に駆動が伝達されないようにする機能を有する。第3駆動機構900の詳細は後述する。
図5には、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置10が有する第2駆動機構800と第3駆動機構900とが示されている。本実施例において、クラッチ装置920は、所謂ワンウエイクラッチであり、円筒形状の外輪部材922と、外輪部材922の内側に配置された内輪部材924とを有する。また、クラッチ装置920は、外輪部材922と内輪部材924との間の位置に、外輪部材922の内周面と内輪部材924の外周面との双方に接触するように配置された複数の輪止部材926とを有する。内輪部材924には、駆動源902が連結されていて、駆動源902からの駆動伝達を受けて内輪部材924は図5に示す矢印d方向に回転する。
外輪部材922が内輪部材924に対して図5に示す矢印d方向に回転する場合、外輪部材922と内輪部材924とが複数の輪止部材926によって連結された状態となり、この状態においては、内輪部材924から外輪部材922へと駆動の伝達がなされる。これに対して、外輪部材922が内輪部材924に対して図3に示す矢印c方向に回転する場合、外輪部材922は複数の輪止部材926に接触しつつ滑るように移動し、外輪部材922と内輪部材924とは連結された状態とはならず、内輪部材924から外輪部材922への駆動の伝達はなされない。
支持ロール312は、クラッチ装置920の外輪部材822に取り付けられていている。このため、内輪部材924から外輪部材922に駆動が伝達されると、支持ロール312は外輪部材922と一体として回転する。また、支持ロール312は、表面の材質が例えばゴムであり、支持ロール312の中間転写ベルト302と接する部分には、摩擦係数を高めるために高摩擦性のコーティングをすることが望ましい。また、支持ロール312の中間転写ベルト302と接する部分に高摩擦性のコーティングをすることに替えて、支持ロール312そのものを高摩擦性の材料で形成しても良い。
第3駆動機構900においては、仮に支持ロール312が中間転写ベルト302から離間された状態において駆動源902から支持ロール312に駆動が伝達されたとすると、支持ロール312は、周速V3で図5に示されている矢印d方向に回転する。そして、この周速V3は、中間転写ベルト302の周速V1よりも速く設定されていて、中間転写ベルト302の周速よりも例えば0.5%速くなるように設定されている。ここで、中間転写ベルト302の周速とは、中間転写ベルト302が第1駆動機構700(図1を参照)の駆動源702(図1を参照)からの駆動伝達を受けて移動する際の中間転写ベルト302の周速である。
以上のように構成された本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置10においては、画像形成をするために中間転写ベルト302を回転させるに際して、第1駆動機構700の駆動源702と、第2駆動機構800の駆動源802と、第3駆動機構900の駆動源902との3個の駆動源の全てがオンとされる。そして、中間転写ベルト302は、駆動源702からの駆動伝達を受けて図5に示す矢印V1で示す方向に周速V1で回転する。
中間転写ベルト302が周速V1で移動している状態において、支持ロール314とクラッチ装置820の外輪部材822とは、中間転写ベルト302に連れ回りするようにして、支持ロール314の周速がV1となるように図5に示す矢印b方向に回転する。また、中間転写ベルト302が周速V1で移動している状態において、支持ロール312とクラッチ装置920の外輪部材922とは、中間転写ベルト302に連れ回りするようにして、支持ロール314の周速がV1となるように図3に示す矢印d方向に回転する。
この際、クラッチ装置820の内輪部材824は、駆動源802からの駆動伝達を受けて図5に示す矢印b方向に回転している。ここで、内輪部材824は、支持ロール314の周速がV2となるような速度で回転している。この場合、外輪部材822は、内輪部材824に対して図3に示す矢印b方向に回転している状態となるため、外輪部材822と内輪部材824とは連結されずに、内輪部材824から外輪部材822への駆動伝達はなされない。
また、支持ロール312とクラッチ装置920の外輪部材922とが、中間転写ベルト302に連れ回りするようにして、支持ロール312の周速がV1となるように図5に示す矢印d方向に回転している状態において、クラッチ装置920の内輪部材924は、駆動源902からの駆動伝達を受けて図5に示す矢印d方向に回転している。ここで、内輪部材924は、支持ロール312の周速がV3となるような速度で回転している。この場合、外輪部材922は、内輪部材924に対して図5に示す矢印c方向に回転している状態となるため、外輪部材922と内輪部材924とは連結されずに、内輪部材924から外輪部材922への駆動伝達はなされない。
中間転写ベルト302と2次転写ロール390(図1を参照)との間の位置に、用紙の先端部が到達した等の理由で、中間転写ベルト302の速度が低下し、中間転写ベルト302の周速がV2よりも小さくなったとする。この場合、中間転写ベルト302に連れ回りする支持ロール314の周速も周速V2よりも小さくなり、外輪部材822が内輪部材824に対して図3に示す矢印a方向に回転している状態となる。このため、複数の輪止部材826により内輪部材824と外輪部材822とが連結されて、内輪部材824から外輪部材822へと駆動源802からの駆動が伝達される。そして、駆動源802からの駆動伝達を受けて、支持ロール314が図5に示す矢印b方向に周速V2で回転することにより、支持ロール314から中間転写ベルト302へと中間転写ベルト302の速度を速くするように駆動伝達がなされる。
一方、中間転写ベルト302と2次転写ロール390(図1を参照)とで挟まれていた用紙の後端部が、中間転写ベルト302と2次転写ロール390との接触部を通過した等の理由で、中間転写ベルト302の速度が速くなり、中間転写ベルト302の周速がV3よりも速くなったとする。この場合、中間転写ベルト302に連れ回りする支持ロール312の周速も周速V3よりも速くなり、外輪部材922が内輪部材924に対して図5に示す矢印d方向に回転している状態となる。この場合、複数の輪止部材926により内輪部材924と外輪部材922とが連結されて、内輪部材924から外輪部材922へと駆動源902からの駆動が伝達される。そして、駆動源902からの駆動伝達を受けて、支持ロール312が図5に示す矢印d方向に周速V3で回転することにより、支持ロール312から中間転写ベルト302へと中間転写ベルト302の速度を遅くするように駆動伝達がなされる。
このように、この第2の実施形態に係る画像形成装置10においては、クラッチ装置920は、中間転写ベルト302に速度変動が生じた場合にのみ中間転写ベルト302を駆動させ、中間転写ベルト302の速度変動を低減させるように第3駆動機構900を制御している。また、この第2の実施形態に係る画像形成装置10においては、クラッチ装置920は、一方向の駆動のみを中間転写ベルト302に伝達させている。
また、この第2の実施形態に係る画像形成装置10においては、第3駆動機構900は、第1駆動機構700と比較して速く中間転写ベルト302を駆動するように設けられていて、クラッチ装置920は、中間転写ベルト302の搬送速度が上がった場合に、中間転写ベルト302の搬送速度を下げる第3駆動機構900を制御している。
以上で説明をした本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置10は、第2駆動機構800と第3駆動機構900とを有していたものの、これに替えて画像形成装置10を第3駆動機構900だけを有するように構成しても良い。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置10の中間転写ベルト302近傍の構成を示す図である。以下の説明では、第3の実施形態に係る画像形成装置10における先述の第1の実施形態に係る画像形成装置10との構成が異なる部分を説明するものとし、先述の第1の実施形態に係る画像形成装置10との同一部分についての説明は省略する。
先述の第1の実施形態に係る画像形成装置10は、中間転写ベルト302を駆動するための機構として、第1駆動機構700と1つの第2駆動機構800とを有していて、第2駆動機構800は、中間転写ベルト302の移動方向において、支持ロール312と支持ロール316との間に設けられていた。これに対して、この第3の実施形態に係る画像形成装置10は、第1駆動機構700と2つの第2駆動機構800とを有している。そして、この第3の実施形態に係る画像形成装置10においては、第2駆動機構800の1つは、中間転写ベルト302の移動方向において支持ロール316と支持ロール318との間の位置における支持ロール318近傍に配置されている。また、この第3の実施形態に係る画像形成装置10においては、第2駆動機構800の他の1つは、中間転写ベルト302の移動方向において支持ロール318と支持ロール320との間の位置における支持ロール318近傍に配置されている。
また、先述の第1の実施形態に係る画像形成装置10においては、中間転写ベルト302に駆動を伝達する回転体として支持ロール304が用いられていた。これに対して、この第3の実施形態に係る画像形成装置10においては、第2駆動機構800の1つが回転体として用いられている支持ロール840aを有し、第2駆動機構800の他の1つが回転体として用いられている支持ロール840bを有している。
この第3の実施形態に係る画像形成装置10においては、複数の(2つの)第2駆動機構800を有する。このため、第2駆動機構800が1つ有する装置と比較して中間転写ベルト302の速度変動が抑制される。また、この第3の実施形態に係る画像形成装置10においては、支持ロール318近傍であって、用紙の先端部が到達することで中間転写ベルト302の速度変動が直接に生じる位置である中間転写ベルト302と2次転写ロール390とが接触する位置近傍に第2駆動機構800が配置されている。このため、他の位置に第2駆動機構800を配置する場合と比較して、中間転写ベルト302の速度変動が抑制される。
以上で説明をしたように、本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンター等の画像形成装置と、これらの画像形成装置に用いられる搬送装置とに利用することができる。
10・・・画像形成装置
100・・・画像形成部
302・・・中間転写ベルト
312・・・支持ロール
314・・・支持ロール
700・・・第1駆動機構
702・・・駆動源
800・・・第2駆動機構
802・・・駆動源
820・・・クラッチ装置
840a・・・支持ロール
840b・・・支持ロール
900・・・第3駆動機構
902・・・駆動源
920・・・クラッチ装置
100・・・画像形成部
302・・・中間転写ベルト
312・・・支持ロール
314・・・支持ロール
700・・・第1駆動機構
702・・・駆動源
800・・・第2駆動機構
802・・・駆動源
820・・・クラッチ装置
840a・・・支持ロール
840b・・・支持ロール
900・・・第3駆動機構
902・・・駆動源
920・・・クラッチ装置
Claims (8)
- 搬送部材と、
前記搬送部材を駆動する第1の駆動手段と、
前記第1の駆動手段と比較して速度差をもって前記搬送手段を駆動する第2の駆動手段と、
前記搬送部材に速度変動が生じた場合にのみ前記搬送部材を駆動させ、前記搬送部材の速度変動を低減させるように前記第2の駆動手段を制御する制御手段と、
を有する搬送装置。 - 前記第2の駆動手段は、
駆動部と、
前記搬送部材に接触し、前記搬送部材に作用する駆動作用部と、
前記駆動部の駆動を前記駆動作用部に伝達する駆動伝達部と、
を有し、
前記制御手段は、前記駆動伝達部による駆動の伝達を制御する伝達制御部から構成されている
請求項1記載の搬送装置。 - 前記伝達制御部は、一方向の駆動のみを前記駆動伝達部に伝達させる請求項2記載の搬送装置。
- 前記第2の駆動手段は、前記第1の駆動手段と比較して遅く前記搬送手段を駆動するように設けられていて、
前記制御手段は、前記搬送部材の速度が下がった場合に、前記搬送部材の速度を上げさせるように前記第2の駆動手段を制御する請求項1乃至3いずれか記載の搬送装置。 - 前記第2の駆動手段は、前記第1の駆動手段と比較して速く前記搬送手段を駆動するように設けられていて、
前記制御手段は、前記搬送部材の速度が上がった場合に、前記搬送部材の速度を下げさせるように前記第2の駆動手段を制御する請求項1乃至3いずれか記載の搬送装置。 - 搬送部材と、
前記搬送部材を駆動する第1の駆動手段と、
前記第1の駆動手段と比較して遅く前記搬送手段を駆動する第2の駆動手段と、
前記第1の駆動手段と比較して速く前記搬送手段を駆動する第3の駆動手段と、
前記搬送部材の速度が下がった場合に、前記搬送部材の速度を上げさせるように前記第2の駆動手段を制御する第1の制御手段と、
前記搬送部材の速度が上がった場合に、前記搬送部材の速度を下げさせるように前記第3の駆動手段を制御する第2の制御手段と、
を有する搬送装置。 - 像保持体と、
前記像保持体に画像を形成する画像形成部と、
前記像保持体を駆動する第1の駆動手段と、
前記第1の駆動手段と比較して速度差をもって前記像保持体を駆動する第2の駆動手段と、
前記像保持体に速度変動が生じた場合にのみ前記像保持体を駆動させ、前記像保持体の速度変動を低減させるように前記第2の駆動手段を制御する制御手段と、
を有する画像形成装置。 - 像保持体と、
前記像保持体に画像を形成する画像形成部と、
前記像保持体を駆動する第1の駆動手段と、
前記第1の駆動手段と比較して遅く前記像保持体を駆動する第2の駆動手段と、
前記第1の駆動手段と比較して速く前記像保持体を駆動する第3の駆動手段と、
前記像保持体の速度が下がった場合に、前記像保持体の速度を上げさせるように前記第2の駆動手段を制御する第1の制御手段と、
前記像保持体の速度が上がった場合に、前記像保持体の速度を下げさせるように前記第3の駆動手段を制御する第2の制御手段と、
を有する画像形成装置。
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JP2013061661A JP2014186207A (ja) | 2013-03-25 | 2013-03-25 | 搬送装置及び画像形成装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013061661A JP2014186207A (ja) | 2013-03-25 | 2013-03-25 | 搬送装置及び画像形成装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016186612A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP2017027022A (ja) * | 2015-07-22 | 2017-02-02 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
2013
- 2013-03-25 JP JP2013061661A patent/JP2014186207A/ja active Pending
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