JP2014176525A - モジュール - Google Patents
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Abstract
本発明では、医療用、水処理用または食品用等に用いられるモジュールにおいて、そのケースにおける流体ポートに取り付けられる栓体がポート内面に密着して、わずかな寸法の狂いによっても微少の流体の漏洩を生じることなく、それでいながら栓体の脱着時に大きな力が不要となる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】
円筒状の流体ポートを有するケースおよび該流体ポートに取り付けられる栓体を有するモジュールであって、
該栓体は円筒部と該円筒部の側面から2箇所以上、4箇所以下の円環状の封止部が突出し、
該流体ポートの内側に挿入されており、
該流体ポートは内面に10μm以上、100μmの凹み部が存在し、
該封止部の少なくとも1つが、該凹み部を避けた位置に当接するように配置されることを特徴とするモジュール。
【選択図】図8
Description
また、上記モジュールの例として、医療用または水処理用に主に用いられる中空糸膜モジュールを代表とする医療用の容器は、使用時に流体ポートに取り付けられた栓体を脱着容易となる構造であることが求められる。
しかしながら、上記の方法で流体ポートに栓体を取り付けても、わずかな寸法の狂いがあれば微少な流体の漏洩が生じるという懸念があった。
1.円筒状の流体ポートを有するケースおよび該流体ポートに取り付けられる栓体を有するモジュールであって、
該栓体は円筒部と該円筒部の側面から2箇所以上、4箇所以下の円環状の封止部が突出し、
該流体ポートの内側に挿入されており、
該流体ポートは内面に10μm以上、100μm以下の凹み部が存在し、
該封止部の少なくとも1つが、該凹み部を避けた位置に当接するように配置されることを特徴とするモジュール。
2.上記封止部の少なくとも1つが、上記1に係る凹み部を避けた位置に当接するように配置され、上記封止部の少なくとも1つが、該凹み部の位置に当接するように配置される態様。
3.上記封止部のすべてが、上記1に係る凹み部を避けた位置に当接するように配置される態様。
A=(D2−D1)/2
の式で表される。
透析液ポートに限らず、肉厚変化のある円筒形状のポートの場合、その内面、外面に成形ヒケによる凹みが生じることがある。
なお、栓体は射出成形やLIM成形、2色成形やインサート成形などで成形されるものである。
なお、図8において、微小凹みは、その形状がわかりやすいように、凹凸の倍率を模擬的に大きくして描画している。
α=(Df−D)×100/Df[%]
で表される。
[実施例1]
透析液ポートを2箇所備え、本体ケース全長が285mm,本体ケース内径がφ34.8mmのダイアライザにおいて、本体ケースと一体に成形された各透析液ポートに本発明に係る設計の栓体を取り付けた。栓体における封止部は3箇所であり、栓体を規定の挿入量だけ挿入した場合に、それぞれ透析液ポートの先端から5mm、7mm、10mmの位置に当接するように配置した。封止部は、円筒部の側面から全周にわたり突出したものであり、封止部の断面形状は略山形とした。封止部のなす円環の直径φDは、透析液ポートを上方向とすると上段がφ9.15mm、中段がφ9.15mm、下段がφ8.9mmとした。
[比較例1]
栓体における封止部は1箇所であり、透析液ポートの先端から5mmの位置に当接するように配置した。封止部における最大圧縮率αは、設計値で2.4%であった。
[実施例2]
栓体における封止部は2箇所であり、栓体を規定の挿入量だけ挿入した場合に、それぞれ透析液ポートの先端から5mm、7mmの位置に当接するように配置した。その他は実施例1と同じである。
2: 透析液ポート
3: 内側面
4: 本体ケース
5: 封止部
6: 円筒部
8: 微小凹み
9: 第1の小径部
10:大径部
11:第2の小径部
12:3次元形状測定器の測定プローブ
13:爪部
14:カバー部
51:上段の封止部
52:中段の封止部
53:下段の封止部
Claims (8)
- 円筒状の流体ポートを有するケースおよび該流体ポートに取り付けられる栓体を有するモジュールであって、
該栓体は円筒部と該円筒部の側面から2箇所以上、4箇所以下の円環状の封止部が突出し、
該流体ポートの内側に挿入されており、
該流体ポートは内面に10μm以上、100μmの凹み部が存在し、
該封止部の少なくとも1つが、該凹み部を避けた位置に当接するように配置されることを特徴とするモジュール。 - 円筒状の流体ポートを有するケースおよび該流体ポートに取り付けられる栓体を有するモジュールであって、
該栓体は円筒部と該円筒部の側面から2箇所以上、4箇所以下の円環状の封止部が突出し、
該流体ポートの内側に挿入されており、
該流体ポートは内面に10μm以上100μm以下の凹み部が存在し、
該封止部の少なくとも1つが、該凹み部を避けた位置に当接するように配置され、該封止部の少なくとも1つが、該凹み部の位置に当接するように配置されることを特徴とするモジュール。 - 円筒状の流体ポートを有するケースおよび該流体ポートに取り付けられる栓体を有するモジュールであって、
該栓体は円筒部と該円筒部の側面から2箇所以上、4箇所以下の円環状の封止部が突出し、
該流体ポートの内側に挿入されており、
該流体ポートは内面に10μm以上100μm以下の凹み部が存在し、
該封止部のすべてが、該凹み部を避けた位置に当接するように配置されることを特徴とするモジュール。 - 該流体ポート先端を上段側、ポート根元部分を下段側とした場合、該栓体の最下段以外に配置された封止部が該凹み部を避けた位置に当接する場合、
該栓体の最下段以外に配置された封止部の円環がなす直径に比べて、それより下段に配置された封止部の円環がなす直径が小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の栓体を有するモジュール。 - 該流体ポートが合成樹脂製であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のモジュール。
- 医療用の中空糸膜モジュールであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のモジュール。
- 該封止部が合成樹脂、ゴムまたはエラストマーで形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のモジュール。
- 流体ポートがJIS T3250(2011)4.4.4に規定される形状であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のモジュール。
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012045023A (ja) * | 2010-08-24 | 2012-03-08 | Toray Ind Inc | 医療用具の製造方法 |
-
2013
- 2013-03-15 JP JP2013052898A patent/JP6191176B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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