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JP2014024166A - 動力工具及び先端工具 - Google Patents

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JP2014024166A
JP2014024166A JP2012167290A JP2012167290A JP2014024166A JP 2014024166 A JP2014024166 A JP 2014024166A JP 2012167290 A JP2012167290 A JP 2012167290A JP 2012167290 A JP2012167290 A JP 2012167290A JP 2014024166 A JP2014024166 A JP 2014024166A
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JP
Japan
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socket
connecting pin
anvil
tip tool
hole
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Application number
JP2012167290A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Komuro
義広 小室
Yoshihiro Nakano
義博 仲野
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】インパクトレンチ等の動力工具において、同一のソケットを長期間に渡り使用していると、アンビルの四角ドライブとソケットの四角穴部の嵌合部が徐々に摩耗し、連結ピンでアンビルの回転打撃力を受けることになる。連結ピンが回転打撃力を受け続けることにより、連結ピンが塑性変形し、ソケットの貫通孔から連結ピンが外せなくなり、ソケットを交換できなくなる恐れがあった。
【解決手段】
本発明によれば、連結ピンの素材を弾性体としたことにより、アンビルの四角ドライブとソケットの四角穴部の嵌合部が摩耗し、連結ピンにアンビルの回転打撃力が加わったとしても、連結ピンは弾性変形するので、ボルト等の締付け作業が終了し、回転打撃力が加わらなくなれば連結ピンは元の形状に戻り、ソケットの交換を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動モータやエアモータ等によって駆動されるインパクトレンチ等の動力工具に先端工具を装着するための機構に関するものである。
インパクトレンチ等の回転工具では、電動モータやエアモータ等の回転動力が打撃機構部を介してアンビル部を回転駆動させ、アンビルの四角ドライブ部にソケット等の先端工具を装着してボルト等の締付け作業を行う。ボルト等の被締付け材やソケット等の先端工具は多様なサイズがあり、ユーザーは被締付け材のサイズに合う先端工具を選定して使用している。
アンビルとソケットの保持構造は、ソケットに形成されている四角穴内にアンビルの四角ドライブ部を嵌合させて、アンビルの回転をソケットに伝達させるようにし、軸方向の抜け止めとして、ソケットとアンビルの回転軸線と略直交する方向に貫通した貫通孔内に連結ピンを挿入して行っている。
そして、連結ピン の貫通孔内からの抜け防止として、ソケットの外周面にOリングを装着して連結ピンが挿入されている貫通孔の両端部を閉鎖して連結ピンが貫通孔から抜け出さないようにしているのが一般的である。
ユーザーがソケットを交換するには、ソケットの外周の溝に被せてあるOリングを外し、貫通孔に挿入されている連結ピンを外して先端工具の交換を行う。
特開2006−7389号公報
しかしながら、同一ソケットを長期間に渡り使用していると、アンビルの四角ドライブとソケットの四角穴部の嵌合部が徐々に摩耗し、連結ピンでアンビルの回転打撃力を受けることになる。連結ピンが回転打撃力を受け続けることにより、連結ピンが塑性変形し、ソケットの貫通孔から連結ピンが外せなくなり、ソケットを交換できなくなる恐れがあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ソケットの摩耗が進行しても、連結ピンが塑性変形することなく、ソケットの交換を行うことができる装着機構を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明における請求項1及び請求項4の発明は、アンビル等の出力軸をソケット等の先端工具に挿入したとき出力軸の回転軸線と略直交する方向に貫通する貫通孔に、弾性体で形成した連結部材を挿入したことを特徴とするものである。
また請求項2及び請求項5の発明は、連結部材の両端を鋼材とし、両端を結合する結合素材を弾性体としたことを特徴とするものである。
さらに請求項3及び請求項6の発明は、連結部材をコイルばねで形成したことを特徴とするものである。
請求項1及び請求項4に記載した発明によれば、連結部材の素材を弾性体としたことにより、連結部材に出力軸の回転力が加わったとしても、連結部材は弾性変形するので、作業が終了し、回転力が加わらなくなれば連結部材は元の形状に戻り、ソケットの交換を行うことができる。
また、請求項2及び請求項5に記載した発明によれば、連結部材の両端を鋼材とし両端を結合する結合素材を弾性体としたことにより、ソケット等の先端工具と出力軸のせん断荷重が加わる部分は鋼材にすることで、連結部材全体を弾性体で形成した場合よりも連結部材がせん断破壊しづらくなり、一方、連結部材の両端を結合する結合素材は弾性体なので、この部分は弾性変形し、ソケット等の先端工具と出力軸の摩耗に伴う貫通穴のずれにも追従し回転力が加わらなくなれば、連結部材は元の形状に戻りソケットの交換を行うことができる。
また、請求項3及び請求項6に記載した発明によれば、連結部材をコイルばねで形成することでも弾性変形するので、作業が終了し回転力が加わらなくなれば、連結部材は元の形状に戻りソケットの交換を行うことができる。
本発明の装着機構を備えたインパクトレンチの構造断面図。 図1の部分拡大図。 図2のA−A断面図。 図2のA−A断面図。 第2の実施例を示すA−A断面図。 第3の実施例を示すA−A断面図。
1:モータ
2:ハウジング
2a:ハウジングの胴体部
2b:ハウジングのハンドル部
2c:ハウジングのバッテリ取付部
2d:ハウジングのリブ
3:回転打撃機構部
4:スイッチ
5:バッテリ
6:ソケット
6a:ソケットの四角穴
6b:ソケットの貫通孔
6c:ソケットの環状溝
7:遊星歯車減速機構
8:スピンドル
8a:スピンドルカム溝
9:ハンマ
9a:ハンマカム溝
10:ベアリング
11:メタル
12:ボール
13:スプリング
14:アンビル
14a:アンビルの四角ドライブ部
14b:アンビルの貫通孔
15:連結ピン
15a,15b:連結ピン
15c:連結ピンの結合素材
16:Oリング
17:回転方向
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の装着機構を備えた動力工具として、第1の実施例であるインパクトレンチの構造図を示すものであり、先端工具としてソケット6を装着している。
図2は図1の部分拡大図、図3は図2のA−A断面図である。インパクトレンチは、充電可能なバッテリ5を電源とし、モータ1を駆動源として回転打撃機構部3を駆動し、出力軸であるアンビル14に回転力と打撃力を与え、出力軸であるアンビル14の四角ドライブ部14aに取り付けたソケット6等の先端工具に回転打撃力を間欠的に伝達してボルト締め等の作業を行う。
このとき、アンビル14とソケット6は、連結部材としての連結ピン15によって連結され、さらに連結ピンの抜け落ち防止部材としてOリング16が用いられている。
モータ1は略T字状の形状を成すハウジング2の筒状の胴体部2a部に収納され、ハウジング2の胴体部2aから略直角に一体に延びるハンドル部2b内にはスイッチ4が配設されている。
ハンドル部2bの下方のバッテリ取付部2cには、ニカド電池、リチウムイオン電池等で構成されるバッテリ5が着脱可能に装着される。
回転打撃機構部3は、遊星歯車減速機構7とスピンドル8とハンマ9を備え、後端がベアリング10、前端がアンビル14と嵌合される。スイッチ4が引かれるとモータ1が回転を始め、その回転力は遊星歯車減速機構7によって減速されてスピンドル8に伝達され、スピンドル8が所定の速度で回転駆動される。
ここで、スピンドル8とハンマ9とはカム機構によって連結され、このカム機構は、スピンドル8の外周面に形成されたV字状のスピンドルカム溝8aと、ハンマ9の内周面に形成されたハンマカム溝9aと、これらのカム溝8a、9aに係合するボール12によって構成される。
ハンマ9は、スプリング13によって常に前方(紙面右方向)に付勢されており、静止時にはハンマ9の先端に設けた凸部が、アンビル14の後端部に設けた凸部と回転軸方向に係合可能となっている。
スピンドル8が回転駆動されると、その回転はカム機構を介してハンマ9に伝達され、ハンマ9が半回転しないうちにハンマ9の凸部がアンビル14の凸部に係合してアンビル14を回転させるが、アンビル14がソケット6から受ける抵抗によってスピンドル8とハンマ9との間に相対回転が生ずると、ハンマ9はカム機構のスピンドルカム溝8aに沿ってスプリング13を圧縮しながらモータ1側へと後退を始める。
そして、ハンマ9の後退動によってハンマ9の凸部がアンビル14の凸部を乗り越えて両者の係合が解除されると、ハンマ9は、スピンドル8の回転力に加え、スプリング13に蓄積されていた弾性エネルギーとカム機構の作用によって回転方向及び前方に急速に加速されつつ、スプリング13の付勢力によって前方へ移動し、その凸部がアンビル14の凸部に再び係合して一体に回転し始める。
このとき、強力な回転打撃力がアンビル14に加えられるため、アンビル14の四角ドライブ部14aに取り付けたソケット6等の先端工具に回転打撃力が伝達される。以後、回転打撃力が間欠的に繰り返し伝達され、例えば、ボルト等の締付けを行う。
図2に示すように、アンビル14の先端には、ソケット6に回転打撃力を伝達するための四角ドライブ部14aが形成されており、該四角ドライブ部14aにはアンビル14の回転軸線と略直交する方向に貫通孔14bが設けられている。
アンビル14の四角ドライブ部14aに装着されるソケット6には、回転軸線と略平行に延びている四角穴6aが形成されており、該四角穴6a内にアンビル14の四角ドライブ部14aが嵌合されている。
また、ソケット6にはソケット6の四角穴6aをアンビル14の四角ドライブ部14aに嵌合した状態でアンビル14側の貫通孔14bと連続する貫通孔6bが形成されており、両貫通孔14b及び6b内に連結ピン15が挿入されてソケット6をアンビル14に連結させている。
更にソケット6の外周面には貫通孔6bの外周側の開口端と交差するように環状溝6cが形成され、Oリング16は、環状溝6c内に装着されている。
図3はソケット6が新品でソケット6の四角穴6aに摩耗がない状態である。インパクトレンチを駆動させて矢印の回転方向17にアンビル14の回転打撃力が加わった場合、回転打撃力はアンビル14の四角ドライブ部14aからソケット6の四角穴6aに伝達され、ボルト等の締付けが行われる。この時、連結ピン15とソケット6の貫通孔6b及びアンビル14の貫通孔14bには十分な遊び(隙間)があるので、連結ピン15には外力が加わることがなく変形もしない。よって、ソケット6を交換する時も問題なく連結ピン15を取り外しができる。
図4は、同一のソケット6を長期間にわたり使用した場合の断面図である。矢印の回転方向17に、繰り返しアンビル14からの回転打撃力を受け続け、ソケット6の四角穴6aは摩耗したため、連結ピン15は回転打撃力が加わり変形している。
従来の連結ピン15の場合、素材は鋼材であるため、連結ピン15が塑性変形し、連結ピン15をソケット6の貫通孔6bから取り外すことができず、ソケット6を交換することが困難であった。
しかし、本発明によれば、連結ピン15の素材をゴム、エラストマ等の弾性体にしたことにより、インパクトレンチの運転を停止し、回転打撃力による外力が加わらなくなれば、連結ピン15は元の形状に戻る。よって、ソケット6の貫通孔6bから連結ピン15を容易に取り外すことができ、ソケット6の交換を問題なく行うことができる。
図5は本発明の第2の実施例である。
連結ピンの両端15a,15bは鋼材で形成し、両端の鋼材品を結合する結合部材15cは、例えばインサート成形などによる方法により、エラストマ等の弾性体で形成されている。
ソケット6とアンビル14のせん断荷重が加わる部分は鋼材にすることで、第1実施例のように連結ピン全体を弾性体で形成した場合よりも、連結ピンがせん断破壊しづらくなる。一方、連結ピン15の両端15a,15bを結合する結合素材15cは弾性体なので、この部分は弾性変形し、アンビル14とソケット6の摩耗に伴う貫通孔6b,14bのずれにも追従することができる。
そして、回転打撃力による外力が加わらなくなれば、連結ピン15は元の形状に戻り、ソケット6の貫通孔6bから取り外すことができ、ソケット6の交換を問題なく行うことができる。
図6は本発明の第3の実施例である。
連結ピン15はコイルばねで形成しており、アンビル14とソケット6の摩耗に伴う貫通孔6b,14bのずれにも弾性変形して追従することが可能である。
そして、回転打撃力による外力が加わらなくなれば、連結ピン15は元の形状に戻り、ソケット6の貫通孔6bから取り外すことができ、ソケット6の交換を問題なく行うことができる。
なお、本発明はエアモータ、エンジン等の駆動源によって、回転力や回転打撃力等を出力軸に伝える動力工具であって、インパクトレンチの他、シャーレンチ、ドライバ、ドリル等の動力工具にも適用可能である。

Claims (6)

  1. 駆動源を内蔵した工具本体と、
    前記工具本体に着脱可能に設けられた先端工具と、
    を有する動力工具であって、
    前記駆動源の回転力を伝達する出力軸と、
    前記出力軸を前記先端工具に挿入したとき、回転軸線と略直交する方向に前記出力軸と前記先端工具を貫通する貫通孔と、を有し、
    前記工具本体と前記先端工具を連結保持するための連結部材を弾性体で形成し、前記連結ピンを、前記貫通孔に挿入したこと、
    を特徴とする動力工具。
  2. 前記連結部材の両端を鋼材とし、両端を結合する結合素材を弾性体としたことを特徴とする請求項1に記載の先端工具。
  3. 前記連結部材をコイルばねで形成したことを特徴とする請求項1に記載の先端工具。
  4. インパクトレンチ等の回転打撃力を伝達する出力軸を、先端工具に挿入し、前記出力軸と前記先端工具の回転軸線と略直交する方向に貫通した貫通孔に連結部材を挿入し、前記貫通孔の両端を覆うよう前記先端工具の外周面に抜け落ち防止部材を装着し、前記出力軸に保持するようにした先端工具において、前記連結部材を弾性体で形成したことを特徴とする先端工具。
  5. 前記連結部材の両端を鋼材とし、両端を結合する結合素材を弾性体としたことを特徴とする請求項4に記載の先端工具。
  6. 前記連結部材をコイルばねで形成したことを特徴とする請求項4に記載の先端工具。
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