JP2014070826A - 熱交換部材、および熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】熱交換部材であるハニカム構造体1は、セラミックスの隔壁4により仕切られて一方の端面から他方の端面まで軸方向に貫通し、第一の流体が流通する複数のセル3を有する。ハニカム構造体1の隔壁4の材質の熱伝導率をλ[W/K・m]、ハニカム構造体1のセル構造について、隔壁4の壁厚をt[mm]、セル密度をρ[個/平方インチ]としたとき、1000/λ≦t×ρ≦80である。
【選択図】図1A
Description
図1Aは、本発明の一実施形態の熱交換部材10を示す斜視図であり、図1Bは、軸方向に平行な断面で切断した断面図であり、熱交換部材10は、円柱形状のハニカム構造体1として形成されている。また、図2Aに、ケーシング21内に円柱形状のハニカム構造体1の熱交換部材が収容された熱交換器30の斜視図、図2Bに、軸方向に平行な断面で切断した断面図、図2Cに、軸方向に垂直な断面で切断した断面図を示す。
+Al)含浸SiCを主成分とする場合、Si/(Si+SiC)で規定されるSi含有量が少なすぎると結合材が不足するために隣接するSiC粒子同士のSi相による結合が不十分となり、熱伝導率が低下するだけでなく、ハニカム構造のような薄壁の構造体を維持し得る強度を得ることが困難となる。逆にSi含有量が多すぎると、適切にSiC粒子同士を結合し得る以上に金属珪素が存在することに起因して、ハニカム構造体1が焼成により過度に収縮してしまい、気孔率低下、平均細孔径縮小などの弊害が併発してくる点において好ましくない。したがってSi含有量は、5〜50質量%であることが好ましく、10〜40質量%であることが更に好ましい。
次に、本発明の熱交換部材10として用いるハニカム構造体1の製造方法を説明する。まず、セラミック成形原料を押出して、セラミックスの隔壁4により仕切られて一方の端面2から他方の端面2まで軸方向に貫通する、流体の流路となる複数のセル3が区画形成されたハニカム成形体を成形する。
図3Aに、熱交換部材10の他の実施形態の斜視図を示す。また、図3Bに、軸方向に平行な断面で切断した断面図、図3Cに、熱交換部材10を軸方向の一方の端面から見た図を示す。本実施形態の熱交換部材10は、ハニカム構造体1と、ハニカム構造体1の外周側に金属管12と、ハニカム構造体1と金属管12との間に挟み込まれた中間材13と、を備える。中間材13は、少なくとも一部がヤング率150GPa以下である材質からなる。そして、ハニカム構造体1の内部に第一の流体を、金属管12の外周面12h側に第一の流体よりも低温の第二の流体を流通させることにより、熱交換部材10は、第一の流体と第二の流体との熱交換を行うことができる。熱交換部材10は、ハニカム構造体1の外周側に金属管12を備えるため、第一の流体と第二の流体とは、完全に分離されており、これらの流体は混じり合わない。また、熱交換部材10は、金属管12を備えるため、設置場所や設置方法により加工することが容易であり、自由度が高い。熱交換部材10は、金属管12によってハニカム構造体1を保護することができ外部からの衝撃にも強い。
d+2×c−975×β×d<D<d+2×c−125×(β−α)×d
となるように設定することが好ましい。
ハニカム構造体1の外周側に金属管12を備えた熱交換部材10(図3A等参照)の製造方法を説明する。まず、実施形態1と同様にして、ハニカム構造体1を製造する。
ハニカム構造体1とケーシング21によって、第一流体流通部と第二流体流通部とが形成された熱交換器30を以下のようにして作製した。
セラミックス粉末を含む坏土を所望の形状に押し出した後、乾燥し、焼成することによって、材質が炭化珪素のハニカム構造体1を製造した。なお、ハニカム構造体1は、集熱部分の面積と同じ面積の円の直径である円相当径Φが40mm、ハニカム構造体1の軸方向の長さの全長L[mm]が100mmであった。また表1に、隔壁4の材質の熱伝導率λ[W/K・m]、隔壁4の壁厚t[mm]、セル密度ρ[個/平方インチ]を記載した。
ハニカム構造体1の外側容器として、ステンレスからなるケーシング21を用いた。実施例1〜8では、1つのハニカム構造体1を、ケーシング21内に配置した(図1A及び図2C参照)。第一流体流通部5は、ハニカム構造に形成され、第二流体流通部6は、ケーシング21内で、ハニカム構造体1の外周を流通(外側構造)するように形成されている。また、ケーシング21には、第一の流体をハニカム構造体1に、第二の流体をケーシング21に導入、排出するための配管を取り付けた。尚、第一の流体と第二の流体が混ざり合わないように、これら2経路は完全に隔離されている(外周フロー構造)。また、実施例1〜8のハニカム構造体1の外形構造は、全て同一とした。図2Cにおいて、ハニカム構造体1の外周面7hとケーシング21の内周面24との間隔L3を1mmとした。
第一の流体、第二の流体のハニカム構造体1への入口温度、流量は全て同一条件とした。第一の流体として、500℃の窒素ガス(N2)を用いた。また、第二の流体として水を用いた。
ハニカム構造体1の第一流体流通部5に窒素ガスを流し、ケーシング21内の第二流体流通部6に(冷却)水を流した。ハニカム構造体1に対する窒素ガスの流量は6L/sとした。(冷却)水の流量は15L/minとした。第一の流体、第二の流体の流量等の試験条件は全て同じとした。実施例1は、第一の流体の流路となる配管の外周部に第二の流体の流路があるものを用いたものである(図2B参照)。(冷却)水は配管の外側(ギャップ(L3)が1mm)を流れる構成であった(図2C参照)。ハニカム構造体1の前段及び後段の第一の流体の流路配管に圧力計を配置し、その圧力差からハニカム構造体1の圧力損失を特定した。
表1に熱交換効率、圧力損失(圧損)、熱交換効率/圧力損失を示す。熱交換効率(%)は、第一の流体(窒素ガス)及び第二の流体(水)のΔT℃(ハニカム構造体1の出口温度−入口温度)から其々エネルギー量を算出し、式1で計算した。
(式1) 熱交換効率(%)=(第一の流体(ガス)の入口温度−第二の流体(冷却水)出口温度)/(第一の流体(ガス)の入口温度−第一の流体(ガス)の出口温度)×100
Claims (10)
- セラミックスの隔壁により仕切られて一方の端面から他方の端面まで軸方向に貫通し、第一の流体である加熱体が流通する第一流体流通部とされる複数のセルを有するハニカム構造体として形成され、
前記第一流体流通部を流通する前記第一の流体と、前記ハニカム構造体の外周壁の外周面上を流通することにより前記第一の流体と熱を交換する第二の流体とが混合しないように、前記ハニカム構造体の前記隔壁及び前記外周壁の少なくとも一方が緻密質とされ、
前記ハニカム構造体の前記隔壁の材質の熱伝導率をλ[W/K・m]、前記ハニカム構造体のセル構造について、前記隔壁の壁厚をt[mm]、セル密度をρ[個/平方インチ]としたとき、
1000/λ≦t×ρ≦80
である熱交換部材。 - t>0.2、ρ≦100である請求項1に記載の熱交換部材。
- t≦0.2、ρ>100である請求項1に記載の熱交換部材。
- 前記ハニカム構造体の軸方向に垂直な断面の断面積の円相当径をΦ[mm]とし、前記ハニカム構造体の軸方向の長さの全長をL[mm]としたとき、
15≦Φ≦120、0.05≦L/Φ≦10である請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換部材。 - 前記ハニカム構造体の外周側に金属管を備え、前記ハニカム構造体の内部に前記第一の流体を、前記金属管の外周面側に前記第二の流体を流通させ、前記第一の流体と前記第二の流体との熱交換を行う請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱交換部材。
- 前記ハニカム構造体と前記金属管との間に挟み込まれた中間材を備えた請求項5に記載の熱交換部材。
- 前記中間材は、グラファイトシートからなる請求項6に記載の熱交換部材。
- 前記ハニカム構造体は、熱伝導率が100W/m・K以上である請求項1〜7のいずれか1項に記載の熱交換部材。
- 前記ハニカム構造体は、主成分が炭化珪素である請求項1〜8のいずれか1項に記載の熱交換部材。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の熱交換部材と、前記第二の流体の入口及び出口が形成されており、前記ハニカム構造体を内部に含むケーシングとを備え、
前記ケーシングの内側が第二流体流通部とされ、前記第二の流体が前記第二流体流通部において前記ハニカム構造体の外周面上を流通することにより、前記第一の流体から熱を受け取る熱交換器。
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