JP2014069653A - 自動車用ガラスラン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガラスラン10の車外側側壁20と車内側側壁30には、それぞれ車外側カバーリップ22と車内側カバーリップ32を設ける。ガラスラン10の本体と、車外側カバーリップ22及び車内側カバーリップ32は、発泡材で形成され、車外側側壁20の先端部分から車外側カバーリップ22の先端までソリッド材の表皮層27で覆われるとともに、車内側側壁30の先端部分から車内側カバーリップ32の先端までソリッド材の表皮層37で覆われる。発泡材の含有するオイルの濃度が、ソリッド材の含有するオイルの濃度よりも低く、その濃度差は5%以内である。車外側カバーリップ22の車外方向に開く屈曲点における表皮層の肉厚は0.05〜0.2mmであり、他の部分の上記表皮層は0.2〜0.3mmである。
【選択図】図1
Description
なお、ドア1と車体との間のシールは、ドアパネルおよびドアフレーム2の外周に取付けられたドアウエザストリップ(図示せず)および/または車体の開口部のフランジに取付けられたオープニングトリムウエザストリップ(図示せず)によりなされている。
また、チャンネル103内にガラスラン110を装着したときに、チャンネル103内にガラスラン110を係止して保持するために、ガラスラン110の直線状部では、車内側側壁130と車外側側壁120にそれぞれ車内側保持リップ134と車外側保持リップ124が設けられている。
そこで、本発明は、カバーリップの変形が起きなく、見栄えの良いガラスランを提供することを目的としている。
ガラスランの本体は、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁とからなる断面略コ字形をなし、車外側側壁と車内側側壁には、それぞれ本体の断面略コ字状の本体の内側に向かって延出する車外側シールリップと車内側シールリップを設け、車外側シールリップと車内側シールリップによりドアガラスの端部の車外側面及び車内側面をシールし、車外側側壁と車内側側壁には、それぞれ車外側側壁と車内側側壁の外面に沿って延出する車外側カバーリップと車内側カバーリップを設け、車外側カバーリップと車外側側壁でドアアウターパネルを挟持し、車内側カバーリップと車内側側壁でドアインナーパネルを挟持し、
ガラスランの本体と、車外側カバーリップ及び車内側カバーリップは、発泡材で形成され、車外側側壁の先端部分から車外側カバーリップの先端までソリッド材の表皮層で覆われるとともに、車内側側壁の先端部分から車内側カバーリップの先端までソリッド材の表皮層で覆われ、
発泡材の含有するオイルの濃度が、ソリッド材の含有するオイルの濃度よりも低く、その濃度差は5%以内であり、
車外側側壁の先端部分と車外側カバーリップの連結部分であって、車外側カバーリップの車外方向に開く屈曲点における表皮層の肉厚は0.05〜0.2mmであり、他の部分の上記表皮層は0.2〜0.3mmであることを特徴とする自動車用ガラスランである。
図3は、自動車のフロントのドア1の正面図であり、図2は、ドア1のドアフレーム2に取付けるフロントドアのガラスラン10の正面図である。図3に示すように、ドア1の上部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の内周には、ガラスラン10が取付けられ、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアフレーム2との間をシールしている。
直線状部11は、ドアフレーム2の上辺部に取付けられる部分と、ドアフレーム2のリヤ側縦辺部に取付けられる部分と、ドアフレーム2のフロント側縦辺部をなすディビジョンサッシュに取付けられる部分とからなる。
図1は、本発明の第1の実施の形態であるプレスドアタイプのドアフレーム2の縦辺に取付けられたガラスラン10の図3のA−A線に沿った断面図である。
まず、本発明の実施の形態であるガラスラン10の構成について説明する。
ガラスラン10の本体は、ドアフレーム2の上辺部に取付けられる部分も縦辺部に取付けられる部分も基本的には、ほぼ同様な断面略コ字形の断面形状を有している。
マイクロカプセルとしては、例えば、積水化学工業株式会社製のADVANCELL(登録商標)、松本油脂製薬株式会社のマツモトマイクロスフェアー(登録商標)、日本フィライト株式会社のEXPANCEL(登録商標)等を使用することができる。
本実施の形態では、比重が0.7、引張強度が4.7MPa、破断伸びが420%であった。
比重が0.6未満では、ガラスラン10の引張強度や剛性が低下し、0.8を超える場合には、ガラスラン10の軽量化に貢献することが少ない。
車内側カバーリップ32も同様に、発泡材で形成されて、車内側側壁30の先端部分から車内側カバーリップ32の先端まで同じソリッド材の車内側カバーリップ表皮層37で覆われている。
そして、車内側カバーリップ32と車内側カバーリップ表皮層37も、車外側カバーリップ22と車外側カバーリップ表皮層27と同様の効果を奏することができる。
10 ガラスラン
20 車外側側壁
21 車外側シールリップ
22 車外側カバーリップ
27 車外側カバーリップ表皮層
30 車内側側壁
31 車内側シールリップ
32 車内側カバーリップ
37 車内側カバーリップ表皮層
40 底壁
Claims (6)
- 自動車ドアのドアフレームの内周に取付け、ドアガラスの昇降を案内する自動車用ガラスランにおいて、
上記ガラスランの本体は、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁とからなる断面略コ字形をなし、上記車外側側壁と車内側側壁には、それぞれ上記本体の断面略コ字状の本体の内側に向かって延出する車外側シールリップと車内側シールリップを設け、該車外側シールリップと車内側シールリップにより上記ドアガラスの端部の車外側面及び車内側面をシールし、上記車外側側壁と車内側側壁には、それぞれ上記車外側側壁と車内側側壁の外面に沿って延出する車外側カバーリップと車内側カバーリップを設け、上記車外側カバーリップと上記車外側側壁でドアアウターパネルを挟持し、上記車内側カバーリップと上記車内側側壁でドアインナーパネルを挟持し、
上記ガラスランの本体と、上記車外側カバーリップ及び車内側カバーリップは、発泡材で形成され、上記車外側側壁の先端部分から上記車外側カバーリップの先端までソリッド材の表皮層で覆われるとともに、上記車内側側壁の先端部分から上記車内側カバーリップの先端までソリッド材の表皮層で覆われ、
上記発泡材の含有するオイルの濃度が、上記ソリッド材の含有するオイルの濃度よりも低く、その濃度差は5%以内であり、
上記車外側側壁の先端部分と上記車外側カバーリップの連結部分であって、上記車外側カバーリップの車外方向に開く屈曲点における上記表皮層の肉厚は0.05〜0.2mmであり、他の部分の上記表皮層は0.2〜0.3mmであることを特徴とする自動車用ガラスラン。 - 上記車内側側壁の先端部分と上記車内側カバーリップの連結部分であって、上記車内側カバーリップの車外方向に開く屈曲点における上記表皮層の肉厚は0.05〜0.2mmであり、他の部分の上記表皮層は0.2〜0.3mmである請求項1に記載の自動車用ガラスラン。
- 上記車外側側壁の先端部分と上記車外側カバーリップの連結部分であって、上記車外側カバーリップの車外方向に開く屈曲点における上記車外側カバーリップの肉厚は1.3〜3.0mmである請求項1又は請求項2に記載の自動車用ガラスラン。
- 上記発泡材の比重は、0.6〜0.8、上記ソリッド材の比重は、0.9〜1.0である請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の自動車用ガラスラン。
- 上記発泡材と上記ソリッド材は、熱可塑性エラストマーである請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の自動車用ガラスラン。
- 上記発泡材は、マイクロカプセル発泡組成物で形成された請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の自動車用ガラスラン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012216087A JP2014069653A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 自動車用ガラスラン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012216087A JP2014069653A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 自動車用ガラスラン |
Publications (1)
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JP2014069653A true JP2014069653A (ja) | 2014-04-21 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012216087A Pending JP2014069653A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 自動車用ガラスラン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014069653A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023238489A1 (ja) * | 2022-06-07 | 2023-12-14 | 東海興業株式会社 | ガラスランチャンネル及びガラスランチャンネル組立体 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011178199A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ガラスラン |
JP2012040966A (ja) * | 2010-08-20 | 2012-03-01 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | ウエザーストリップとその製造方法 |
-
2012
- 2012-09-28 JP JP2012216087A patent/JP2014069653A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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