JP5013207B2 - 自動車用ガラスラン - Google Patents
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Description
しかしながら、コーナー部112において、ウレタン系樹脂等の低摩擦部材を塗布するには、型成形後に別途塗布作業が必要であり、手間がかかっている。
直線部とコーナー部のガラスランの本体は、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁とからなる断面略コ字形をなし、車外側側壁と車内側側壁には、それぞれ本体の断面略コ字状の本体の内側に向かって延出する車外側シールリップと車内側シールリップを設け、車外側シールリップと車内側シールリップによりドアガラスの車外側面及び車内側面をシールし、
直線部とコーナー部のそれぞれの車外側側壁、車内側側壁、底壁、車外側シールリップ及び車内側シールリップとはそれぞれ対応する部分が接続部で連続し、
コーナー部は、型成形で形成するとともに、コーナー部の車内側側壁に、ガラスランの本体の内部側に突出する車内側突出部を形成し、車内側突出部が形成された外面は、車内側側壁がガラスラン本体の内部側に突出するよう車内側凹部を形成し、車内側凹部には車内側リブを形成たことを特徴とする自動車用ガラスランである。
車内側突出部が形成された外面は、車内側側壁がガラスラン本体の内部側に突出するよう車内側凹部を形成したため、車内側凹部の分だけガラスランの重量を軽減することができ車輌の軽量化に貢献することができるとともに、車内側突出部の弾性を向上させて、ドアガラスの摺動抵抗を減少させることができる。
車内側凹部には車内側リブを形成したため、車内側突出部が所定の剛性を有して、ドアガラスの先端を車外側に確実に寄せることができる。
車内側突出部が形成された外面は、車内側側壁がガラスラン本体の内部側に突出するよう車内側凹部を形成したため、車内側凹部の分だけガラスランの重量を軽減することができ車輌の軽量化に貢献することができるとともに、車内側突出部の弾性を向上させて、ドアガラスの摺動抵抗を減少させることができる。
車内側凹部には車内側リブを形成したため、車内側突出部が所定の剛性を有して、ドアガラスの先端を車外側に確実に寄せることができる。
図4は、自動車のフロントのドア1の正面図であり、図3は、ドア1のドアフレーム2に取付けるフロントドアのガラスラン10の正面図である。図4に示すように、ドア1の上部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の内周には、ガラスラン10が取付けられ、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアフレーム2との間をシールしている。
直線部11は、ドアフレーム2の上辺部に取付けられる上辺部13と、ドアフレーム2のリヤ側縦辺部に取付けられる縦辺部14と、ドアフレーム2のフロント側縦辺部をなすディビジョンサッシュに取付けられる縦辺部14とからなる。
図1は、ガラスラン10のリヤ側のコーナー部12の図2と図4のA−A線に沿った断面図であり、図2は、ガラスラン10のコーナー部12の車内側からみた正面図である。
まず、直線部11である上辺部13と縦辺部14について簡単に説明し、その後、コーナー部12について説明する。
また、車内側シールリップ31と車内側補助シールリップ38とが密着しないように車内側補助シールリップ38の先端部は、低摺動部材で形成するか、塗布することが好ましい。
L字フレーム3aとドアフレーム2のドアアウターパネル2cの先端により断面略コ字状のチャンネルを形成し、その内にガラスラン10の本体の車外側側壁20、車内側側壁30と底壁40を保持している。
なお、チャンネル3は、ドアフレーム2を折り曲げて形成される場合や、別途形成されたチャンネル3をドアフレーム2に取付ける場合がある。
車内側側壁30の先端から、車内側カバーリップ32が斜め上方に延設されている。この車内側カバーリップ32は、ドアフレーム2のドアアウターパネル2cの車内側の屈曲部と、ドアフレーム2の車内側に取付けられたガーニッシュ51の先端を覆うように形成されている。これによって、ドアアウターパネル2cとガラスラン10との間の見栄えをよくすることができる。
車外側側壁20の先端付近から車外側シールリップ21が、上記本体の断面略コ字状の内側に向けて延設されている。
ドアガラス5が上昇して、ドアガラス5の上端がガラスラン10の本体の上辺部の内部に侵入したときに、ドアガラス5の上端の車内側と車外側の両面に、この車外側シールリップ21及び車外側補助シールリップ22と、後述する車内側シールリップ31が弾力的に当接して、ドアガラス5の先端とドアフレーム2の間をシールする。
本発明の実施の形態では、ドアフレーム2は、縦辺部において従来のようなガラスラン10を保持する断面略コ字形のチャンネルを有しなく、上記したようにガラスラン10はドアフレーム2のドアアウターパネル2cの先端とドアフレーム2に固着されたL字フレーム3aにより形成された断面略コ字形の部分に保持される。
上記のように、車外側補助シールリップ22を形成したため、ドアガラス5の車外側面を2重にシールすることができ、シール性を向上させることができるともに、ドアガラス5あるいは車外側に取付けられたガーニッシュ50とガラスラン10との間の隙間をカバーすることができ、見栄えを向上させることができるとともに、風切音を抑制することができる。
底壁40のガラスラン10の本体の断面略コ字形の内面には、車外側シールリップ21と車内側シールリップ31と同様に低摺動部材を押出成形したり、ウレタン樹脂等の低摺動部材が塗布されたりしている。このため、ドアガラス5との摺動抵抗を減少させることができる。
合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、熱風や高周波等により加熱されて加硫が行われる。熱可塑性エラストマーの場合は、冷却され固化される。その後所定の長さに切断されて、押出成形部分は製造される。
合成ゴムの場合は、金型に注入した後に金型を加熱して加硫する。このとき、押出成形部分と型成形部分は同じ材料あるいは同種類の材料を使用しているため、加硫接着をすることができ、一体的に固着することができる。
10 ガラスラン
11 直線部
12 コーナー部
20 車外側側壁
21 車外側シールリップ
30 車内側側壁
31 車内側シールリップ
35 車内側突出部
36 車内側リブ
37 車内側凹部
40 底壁
Claims (5)
- 自動車ドアのドアフレームの内周に取付け、ドアガラスの昇降を案内する自動車用ガラスランであって、上記ガラスランは、押出成形により成形され上記ドアフレームの上辺部と縦辺部に装着される直線部と、型成形により成形され該直線部を接続し、上記ドアフレームのコーナー部に装着されるコーナー部を有する自動車用ガラスランにおいて、
上記直線部とコーナー部の上記ガラスランの本体は、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁とからなる断面略コ字形をなし、上記車外側側壁と車内側側壁には、それぞれ上記本体の断面略コ字状の本体の内側に向かって延出する車外側シールリップと車内側シールリップを設け、該車外側シールリップと車内側シールリップにより上記ドアガラスの車外側面及び車内側面をシールし、
上記直線部とコーナー部のそれぞれの上記車外側側壁、車内側側壁、底壁、車外側シールリップ及び車内側シールリップとはそれぞれ対応する部分が接続部で連続し、
上記コーナー部は、型成形で形成するとともに、上記コーナー部の車内側側壁に、上記ガラスランの本体の内部側に突出する車内側突出部を形成し、該車内側突出部が形成された外面は、上記車内側側壁が上記ガラスラン本体の内部側に突出するよう車内側凹部を形成し、該車内側凹部には車内側リブを形成したことを特徴とする自動車用ガラスラン。 - 上記車内側突出部は、上記車内側シールリップが上記ドアガラスに押されて撓んだときに、上記車内側シールリップの先端が当接する位置に形成された請求項1に記載の自動車用ガラスラン。
- 上記車内側側壁と車外側側壁の外面に、それぞれ上記ドアフレームに形成されたチャンネルに係止される車内側保持リップと車外側保持リップを形成した請求項1又は請求項2に記載の自動車用ガラスラン。
- 上記車外側シールリップ、車内側シールリップ及び底壁の上記ドアガラスと当接する面に低摺動部材が設けられた請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自動車用ガラスラン。
- 上記ガラスランの直線部及びコーナー部は、EPDMゴムまたはオレフィン系熱可塑性エラストマーのソリッド材で形成された請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自動車用ガラスラン。
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Family Applications (1)
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- 2008-03-25 JP JP2008078516A patent/JP5013207B2/ja active Active
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