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JP2013196411A - 通信装置、情報通知方法、情報通知プログラム及び記録媒体 - Google Patents

通信装置、情報通知方法、情報通知プログラム及び記録媒体 Download PDF

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JP2013196411A
JP2013196411A JP2012063122A JP2012063122A JP2013196411A JP 2013196411 A JP2013196411 A JP 2013196411A JP 2012063122 A JP2012063122 A JP 2012063122A JP 2012063122 A JP2012063122 A JP 2012063122A JP 2013196411 A JP2013196411 A JP 2013196411A
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Abstract

【課題】通信圏内と通信圏外の検知周期に関わらず、頻繁にメッセージが通知されることを防ぐことが可能な通信装置、情報通知方法、情報通知プログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】通信装置S1は、外部通信機との通信圏内から通信圏外に状態が変化した、又は通信圏外から通信圏内に状態が変化したと判定されたときに取得された現在位置情報と、前回通信状態変化メッセージがユーザへ通知されたときに記録された過去位置情報と、を比較し、その比較結果に基づいて、通信状態変化メッセージをユーザへ通知する。
【選択図】図2

Description

本願は、外部通信機との通信圏内又は通信圏外の状態が変化したことを示す情報をユーザへ通知可能な通信装置等の技術分野に属する。
近年、DSRC((登録商標)Dedicated Short Range Communications)と称される無線通信技術を利用した情報提供サービスが知られている。この情報提供サービスでは、例えばサービスエリアやパーキングエリア等に設置された通信機(路側機)から、通信圏内に存在する車載器に対して、周辺の交通状況や観光案内などを画像や音声で提供可能になっている。車載器では、通信機との通信圏内であるか否かを検知しており、通信圏外から通信圏内へ入った時、通信圏内に入ったことを示すメッセージをユーザへ通知(例えばメッセージをナビゲーション画面に表示)するようになっている。この種の技術として、例えば特許文献1には、エリア内にあるか否かを示す二種類の音質、振動、および点滅表示による報知信号を最初に使用者が設定し、その設定にしたがって移動局の無線機本体から使用者に知らせる技術が開示されている。また、例えば特許文献2には、基地局装置との通信圏内/圏外何れかへの切り替わりを認識した時に、通信圏内/圏外何れかへ切り替わったことを利用者に音又は振動で利用者に通知する技術が開示されている。
特開平10−210549号公報 特開2000−307690号公報
ところで、通信圏内と通信圏外の境界では、通信圏内と通信圏外が交互に検知されるため、頻繁にメッセージが通知されてしまい、その結果、ユーザに対して不快感を与えるなどの不都合が生じる。特許文献2では、通信圏内/圏外何れかへ切り替わった時点で計時動作を行い、この計時時間(タイマー)が設定時間に到達しない内に再び元の圏域に復帰した際に計時動作を停止することで、通信圏内/圏外を示す電波状態が不安定なときに、度々通信圏内/圏外の切り替わりを通知することを防ぎ、利用者が感じる不快をなくすことができる技術を提案している。
しかしながら、通信圏内と通信圏外を示す電波状態が不安定なとき、例えば車両が駐停車している場合であっても、車載器は通信圏内と通信圏外を交互に検知して頻繁にメッセージを通知することがある。特許文献2の技術のように計時時間を使用してユーザへの通知を抑制する場合、通信圏内と通信圏外の検知周期と設定時間との関係によっては、例えば車両が駐停車している場合に、頻繁にメッセージが通知されることを防止することが困難な場合がある。
そこで、本願は、上記の点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、通信圏内と通信圏外の検知周期に関わらず、頻繁にメッセージが通知されることを防ぐことが可能な通信装置、情報通知方法、情報通知プログラム及び記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、外部通信機との通信圏内から通信圏外に状態が変化した、又は通信圏外から通信圏内に状態が変化したことを示す情報をユーザへ通知可能な通信装置において、前記通信装置の現在位置を示す位置情報を取得する取得手段と、前記状態が変化したことを示す情報がユーザへ通知されたときの前記通信装置の前記位置情報を記録する記録手段と、前記状態が変化したか否かを判定する判定手段と、前記状態が変化したと判定されたときに前記取得手段により取得された前記位置情報と、前回前記状態が変化したことを示す情報が前記ユーザへ通知されたときに前記記録手段により記録された前記位置情報と、を比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記状態が変化したことを示す情報を前記ユーザへ通知する通知手段と、を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、外部通信機との通信圏内から通信圏外に状態が変化した、又は通信圏外から通信圏内に状態が変化したことを示す情報をユーザへ通知可能な通信装置により行われる情報通知方法であって、前記通信装置の現在位置を示す位置情報を取得する取得工程と、前記状態が変化したことを示す情報がユーザへ通知されたときの前記通信装置の前記位置情報を記録する記録工程と、前記状態が変化したか否かを判定する判定工程と、前記状態が変化したと判定されたときに前記取得工程により取得された前記位置情報と、前回前記状態が変化したことを示す情報が前記ユーザへ通知されたときに前記記録工程により記録された前記位置情報と、を比較する比較工程と、前記比較工程による比較結果に基づいて、前記状態が変化したことを示す情報を前記ユーザへ通知する通知工程と、を含むことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、外部通信機との通信圏内から通信圏外に状態が変化した、又は通信圏外から通信圏内に状態が変化したことを示す情報をユーザへ通知可能な通信装置に含まれるコンピュータを、前記通信装置の現在位置を示す位置情報を取得する取得手段、前記状態が変化したことを示す情報がユーザへ通知されたときの前記通信装置の前記位置情報を記録する記録手段、前記状態が変化したか否かを判定する判定手段、前記状態が変化したと判定されたときに前記取得手段により取得された前記位置情報と、前回前記状態が変化したことを示す情報が前記ユーザへ通知されたときに前記記録手段により記録された前記位置情報と、を比較する比較手段、及び、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記状態が変化したことを示す情報を前記ユーザへ通知する通知手段として機能させることを特徴とする。
(A)は、本願の実施形態に係る通信装置S1の概要構成を示すブロック図であり、(B)は、本実施例に係るナビゲーション装置S2の概要構成例を示す図である。 (A)は、実施例1において、ナビゲーション装置S2のシステム制御部18における情報通知処理を示すフローチャートであり、(B)は、ディスプレイに表示された通信状態変化メッセージの一例を示す図である。 (A)は、実施例2において、ナビゲーション装置S2のシステム制御部18における情報通知処理を示すフローチャートであり、(B)は、実施例3において、ナビゲーション装置S2のシステム制御部18における情報通知処理を示すフローチャートである。 (A)は、実施例4において、ナビゲーション装置S2のシステム制御部18における情報通知処理を示すフローチャートであり、(B),(C)は、エリア境界注意案内処理の一例を示すフローチャートである。 実施例5において、ナビゲーション装置S2のシステム制御部18における情報通知処理を示すフローチャートである。
以下、本願の実施形態を添付図面に基づいて説明する。先ず、本願の実施形態に係る通信装置S1の構成及び機能について説明する。通信装置S1は、当該通信装置S1の外部に設置された外部通信機(基地局ともいう)との間で無線通信を行うことが可能になっている。このような無線通信は、例えば、DSRCの無線通信技術、Bluetooth(登録商標)の無線通信技術、又はZigBeeの無線通信技術等を用いて行うことができる。また、通信装置S1は、外部通信機との通信圏内から通信圏外に状態が変化した、又は通信圏外から通信圏内に状態が変化したことを示す情報をユーザへ通知可能な装置である。なお、通信装置S1は、例えば、車両又は船舶等の移動体に搭載されたナビゲーション装置に組み込まれて使用される。或いは、通信装置S1は、スマートフォンや携帯電話機等の携帯端末等に組み込まれて使用されてもよい。
図1(A)は、本願の実施形態に係る通信装置S1の概要構成を示すブロック図である。図1(A)に示すように、実施形態に係る通信装置S1は、取得手段1、記録手段2、判定手段3、比較手段4、及び通知手段5を備えて構成される。取得手段1は、通信装置S1の現在位置を示す位置情報を取得する。例えば、取得手段1は、GPS(Global Positioning System)受信機により検出された位置情報(経度及び緯度)を取得する。記録手段2は、上記状態が変化したことを示す情報(以下、「通信状態変化メッセージ」という)が通信装置S1からユーザへ通知されたときの通信装置S1の位置情報を記録する。なお、記録手段2は、通信状態変化メッセージがユーザへ通知されたときの時刻を示す時刻情報を上記位置情報と共に記録するように構成してもよい。
判定手段3は、外部通信機との通信圏内にあるか又は通信圏外にあるかを検知しており、外部通信機との通信圏内から通信圏外に状態が変化したか、又は通信圏外から通信圏内に状態が変化したか否かを判定する。比較手段4は、判定手段3により上記状態が変化したと判定されたときに取得手段1により取得された位置情報と、前回通信状態変化メッセージがユーザへ通知されたときに記録手段2により記録された位置情報と、を比較する。「状態が変化したと判定されたときに取得手段1により取得された位置情報」とは、通信装置S1の現在の位置を示す位置情報(以下、「現在位置情報」という)である。一方、「前回通信状態変化メッセージがユーザへ通知されたときに記録手段2により記録された位置情報」とは、通信装置S1の過去の位置を示す位置情報(過去に取得手段1により取得され記録手段2により記録された位置情報)のうち最新の(現在に最も近い)位置情報(以下、「過去位置情報」という)である。
通知手段5は、比較手段4による比較結果に基づいて、通信状態変化メッセージをユーザへ通知する。例えば、通知手段5は、比較手段4により比較された各位置情報(現在位置情報と過去位置情報)に示される位置が同一でない場合又は各位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下でない場合に、通信状態変化メッセージをユーザへ通知する。「各位置情報に示される位置が同一」とは、各位置間の距離差が“0”である、つまり、通信装置S1が移動していないことを意味する。これにより、各位置情報に示される位置が同一である場合、通信状態変化メッセージがユーザへ通知されないようにすることができる。また、誤差等を考慮した場合、通信装置S1が移動していないときにも距離差が“0”にならないことがあるため、各位置情報に示される位置間の距離差が所定値(特に限定されるものではないが、例えば、2m〜10m程度に設定される)以下と小さい場合にも、通信状態変化メッセージがユーザへ通知されないように構成した。なお、通知手段5は、当該通信状態変化メッセージをディスプレイに表示させることで通知してもよいし、当該通信状態変化メッセージを音声出力させることで通知してもよい。
以上説明したように、上記実施形態によれば、通信装置S1は、外部通信機との通信圏内から通信圏外に状態が変化した、又は通信圏外から通信圏内に状態が変化したと判定されたときに取得された現在位置情報と、前回通信状態変化メッセージがユーザへ通知されたときに記録された過去位置情報と、を比較し、その比較結果に基づいて、通信状態変化メッセージをユーザへ通知するように構成したので、通信圏内と通信圏外の検知周期に関わらず、頻繁にメッセージが通知されることを防ぐことができる。
なお、通知手段5は、比較手段4により比較された各位置情報に示される位置が同一であるか否か又は各位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下であるか否かに関わらず、通信状態変化メッセージをディスプレイに表示させる一方、通知手段5は、比較手段4により比較された各位置情報に示される位置が同一でない場合又は各位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下でない場合に、通信状態変化メッセージを音声出力させることでユーザへ通知するように構成してもよい。言い換えれば、当該位置が同一であるか否か又は各位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下であるか否かに関わらず、通信状態変化メッセージをディスプレイに表示させる一方、当該位置が同一である場合又は各位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下である場合に、通信状態変化メッセージを音声出力させないように構成する。この構成は、ユーザがディスプレイを注視していない場合、頻繁にメッセージが表示されてもユーザは不快に感じることがない一方、このような場合にも、音声で頻繁にメッセージが通知されるとユーザは不快に感じることを考慮したものである。この構成によれば、比較手段4により比較された各位置情報に示される位置が同一である場合又は各位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下である場合に、通信状態変化メッセージを表示させるが、音声による当該メッセージの通知を抑制することができる。
また、通知手段5は、比較手段4により比較された各位置情報に示される位置が同一である場合又は各位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下である場合であって、且つ、前回通信状態変化メッセージがユーザへ通知されたときに記録手段2により記録された時刻情報に示される時刻から所定時間(特に限定されるものではないが、例えば、30分〜1時間程度に設定される)経過している場合に、通信状態変化メッセージをユーザへ通知するように構成してもよい。この構成は、例えば通信装置S1が移動していない場合でも、前回の通知から所定時間が経過していれば、当該メッセージを通信した方がユーザにとって望ましい場合(例えば、ユーザが前回のメッセージの通知を忘れている場合等)を考慮したものである。この構成によれば、頻繁にメッセージが通知されることを防ぎつつ、ユーザに効果的なメッセージの通知を行うことができる。
また、通知手段5は、上記通信圏内と通信圏外との間を所定の時間間隔(特に限定されるものではないが、例えば、2秒〜10秒程度に設定される)以下で繰り返し変化している場合に、通信圏内と通信圏外の境界にあることを示す情報(以下、「通信圏境界メッセージ」という)をユーザへ通知するように構成してもよい。この構成によれば、通信装置S1が通信圏内と通信圏外の境界にあることをユーザに注意させることができる。また、通知手段5は、外部通信機から取得された提供情報(例えば、文字や画像等の各種コンテンツ)が表示中である場合には、比較手段4による比較結果に関わらず、通信状態変化メッセージのユーザへの通知を抑制するように構成してもよい。この構成によれば、ユーザが提供情報の閲覧中にメッセージが表示されることで例えば閲覧操作の邪魔になることを防止することができる。
以上のように、通信装置S1における情報通知方法は、通信装置S1に含まれるコンピュータを、取得手段1、記録手段2、判定手段3、比較手段4、及び通知手段5等として機能させる本願の情報通知プログラム(ソフトウェア)により行われるように構成してもよいし、ハードウェアを含んで構成された取得手段1、記録手段2、判定手段3、比較手段4、及び通知手段5等により行われるように構成してもよい。なお、上記情報通知プログラムは、CD(Compact Disc),DVD(Digital Versatile Disc),BD(Blu-ray Disc),又はHD(Hard Disc)等の記録媒体にコンピュータにより読み取り可能に記録されるようにし当該記録媒体からドライブを介して通信装置S1に読み込まれるように構成してもよいし、ネットワークに接続された所定のサーバからダウンロードされることで通信装置S1に読み込まれるように構成してもよい。
次に、上述した実施形態に対応する実施例について説明する。以下に説明する実施例は、車両に搭載され当該車両の走行(移動)を案内するナビゲーション装置に本願の通信装置S1を適用した場合の実施例である。また、以下に説明する実施例では、ナビゲーション装置は、DSRCの情報提供サービス(例えば、DSRC−IP系サービス)を受けるために、DSRC車載器の機能を有し、通信圏内に存在するDSRC路側機(外部通信機の一例)との間で無線通信を行う。
先ず、本実施例に係るナビゲーション装置S2の構成及び機能について図1(B)を用いて説明する。図1(B)は、本実施例に係るナビゲーション装置S2の概要構成例を示す図である。図1(B)に示すように、ナビゲーション装置S2は、GPS受信部11、センサ部12、記憶部13、表示部14、音声処理部15、通信部16、操作部17、及びシステム制御部18等を備えて構成されており、これらの構成要素は、データを伝送するバス19に接続されている。ここで、システム制御部18は、上述した取得手段1、記録手段2、判定手段3、比較手段4、及び通知手段5の一例である。
GPS受信部11は、衛星軌道上に配置され地球を周回するGPS衛星から出力される航法電波を、図示しないアンテナを介して受信し、受信した信号に基づいて、現在位置を示す位置情報(経度及び緯度)を検出し、GPSデータとしてシステム制御部18へ出力する。センサ部12は、例えば、車両の車輪の回転に伴って発生されているパルス信号からなる車速パルスに基づき車両の速度を検出する速度センサ、車両の走行方位を検出する方位センサ(ジャイロセンサ)、車両の加速度を検出する加速度センサ、車両の走行距離を検出する距離センサ等を備えており、これらのセンサによって検出された各データ(速度データ、方位データ、加速度データ、走行距離データ等)を、システム制御部18へ出力する。
記憶部13は、例えば、CDドライブ、DVDドライブ、BDドライブ又はHDドライブ等により構成されており、システム制御部18による制御の下、CD、DVD、BD又はHD等の記録媒体に記録された各種データ及びプログラムを読み出し、システム制御部18へ出力する。このプログラムには、DSRCの情報提供サービスを受けるためのプログラム(ブラウザプログラム及び本願の情報通知プログラムを含む)、及びナビゲーション処理(ルート探索(経路探索)及びルート案内(経路案内)等の処理)を実行するためのプログラム等が含まれる。また、各種データには、例えば、地図データ、及び経路案内データ、更には、ユーザに対し入力指示や選択指示等を促すためのデータ(例えば、メニューデータ)等が含まれる。
表示部14は、例えば、グラフィックコントローラ、バッファメモリ(VRAM等)及びディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ、又は有機ELディスプレイ等)等を備えており、グラフィックコントローラが、システム制御部18による制御の下、地図データや、経路案内に係る画像データをバッファメモリに展開、描画した後、ディスプレイに表示(例えば、地図表示、ルートの線分表示等)するようになっている。また、ディスプレイには、システム制御部18による制御の下、上述した通信状態変化メッセージ等が表示される。これにより、通信状態変化メッセージ等がユーザへ通知される。
音声処理部15は、例えば、DAC(デジタル/アナログ信号変換器)、アンプ、スピーカ等を備えており、システム制御部18から出力された音声データをDACによりD/A変換した後、アンプにより増幅してスピーカから音波として出力する。上述した通信状態変化メッセージ等は、スピーカから出力される音声でもユーザへ通知される。
通信部16は、車両に搭載されるDSRCユニットUとのインターフェイスを担う。DSRCユニットUは、DSRCアンテナを備えており、DSRCプロトコル及び通信制御プロトコル等に従って、通信圏内に存在するDSRC路側機Rとの間の無線通信を制御する。DSRC路側機Rとの通信圏は、DSRCの情報提供サービスを受けることが可能なDSRC情報接続エリアである。DSRC路側機Rは、例えばサービスエリア、パーキングエリア、道の駅等に設置されており、ネットワークNWを介してDSRCサーバSAに接続される。システム制御部18は、通信部16及びDSRCユニットUを介してDSRC路側機Rと通信し、さらに、ネットワークNWを介してDSRCサーバSAと通信することができる。
操作部17は、ユーザからの指示を受け付けるための操作ボタンを有しており、ユーザにより押下された操作ボタンに対応する指示信号をシステム制御部18へ出力する。なお、表示部14のディスプレイがタッチパネル方式の場合、操作ボタンはディスプレイ上に選択可能に表示される。
システム制御部18は、コンピュータとしてのCPU、作業用RAM、各種データやプログラムを記憶するROM、及びフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを備えており、ナビゲーション装置S2における構成要素全体を統括制御する。不揮発性メモリには、DSRC路側機Rとの通信圏内から通信圏外に状態が変化したときの時刻(変化時刻)を示す「内→外」変化時刻情報と、通信圏外から通信圏内に状態が変化したときの時刻(変化時刻)を示す「外→内」変化時刻情報との少なくとも何れか一方の変化時刻情報が記録される。更に、不揮発性メモリには、通信状態変化メッセージが表示部14又は音声処理部15を通じてユーザへ通知されたときのナビゲーション装置S2の位置情報と、このときの時刻(通知時刻)を示す通知時刻情報が記録される。
また、システム制御部18は、CPUが例えば記憶部13に記憶されたプログラム(本願の情報通知プログラムを含む)を読み出し実行することにより、ユーザからの指示に応じてルート探索及びルート案内等のナビゲーション処理を行い、さらに、本願の各手段として機能して情報通知処理を行うようになっている。この情報通知処理では、詳細は後述するが、システム制御部18は、DSRC路側機Rとの通信圏内から通信圏外に状態が変化した、又は通信圏外から通信圏内に状態が変化したときに取得した現在位置情報と、前回通信状態変化メッセージをユーザへ通知したときに記録した過去位置情報と、を比較し、その比較結果に基づいて、通信状態変化メッセージをユーザへ通知する。そのため、通信圏内と通信圏外の検知周期に関わらず、頻繁にメッセージが通知されることを防ぐことができる。
次に、本実施例に係るナビゲーション装置S2における情報通知処理の詳細について実施例1〜5に分けて説明する。なお、以下の説明において、ナビゲーション装置S2のシステム制御部18は、通信部16及びDSRCユニットUを介してDSRC路側機Rとの通信圏内に入ったか否かを検知(例えば所定周期で監視)している。そして、システム制御部18は、通信圏内に入ったとき、例えばTCP/IPに従って、通信部16、DSRCユニットU、DSRC路側機R、及びネットワークNWを介してDSRCサーバSAへアクセスしてコネクションを確立する。これにより、DSRCサーバSAから提供(送信)されたページデータ(提供情報の一例)が取得され、操作部17を介したユーザからの指示(例えば、コンテンツ閲覧指示)に応じて、例えばブラウザ機能により表示部14におけるディスプレイにページが表示されることになる。なお、ページデータは、例えば、HTML文書データ及び画像データ等により構成されており、ページデータよりディスプレイに表示されるページ上には、周辺の交通状況や観光案内などのコンテンツ(画像や文字等で構成)が配置されていると共に、各種ボタン及び他ページへのリンク(ハイパーリンク)が設定されている。
(実施例1)
図2(A)は、実施例1において、ナビゲーション装置S2のシステム制御部18における情報通知処理を示すフローチャートである。なお、図2(A)に示す処理は、例えば、ナビゲーション装置S2の起動により開始される(実施例2〜5でも同様)。図2(A)に示す処理において、システム制御部18は、DSRC路側機Rとの通信圏外から通信圏内に状態が変化したか否かを判定する(ステップS1)。DSRC路側機Rとの通信圏外から通信圏内に状態が変化したかとは、言い換えれば、エリアインしたか(DSRC情報接続エリアに入ったか)ということである。そして、システム制御部18は、通信圏外から通信圏内に状態が変化していないと判定した場合には(ステップS1:NO)、ステップS2に進む。ステップS2では、その他の処理、例えばユーザからの指示に応じてナビゲーション処理が行われる。一方、システム制御部18は、通信圏外から通信圏内に状態が変化したと判定した場合には(ステップS1:YES)、ステップS3に進む。ステップS3では、システム制御部18は、ナビゲーション装置S2の現在位置情報をGPS受信部11(GPSデータ)から取得し、前回通信状態変化メッセージがユーザへ通知されたときに記録された過去位置情報を不揮発性メモリから取得する。なお、不揮発性メモリに過去位置情報が未だ記録されていない場合、ステップS5へ進む。
次いで、システム制御部18は、ステップS3で取得した現在位置情報と過去位置情報とを比較し、比較された各位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下であるか否かを判定する(ステップS4)。この値は、例えば、0m〜10m程度に設定される。所定値が0mである場合、比較された各位置情報に示される位置が同一(つまり、現在位置と過去位置とが同位置)であるか否かが判定されることになる。そして、システム制御部18は、上記位置間の距離差が所定値以下であると判定した場合には(ステップS4:YES)、通信状態変化メッセージを通知することなく、ステップS1に戻る。
一方、システム制御部18は、上記位置間の距離差が所定値以下でないと判定した場合には(ステップS4:NO)、通信状態変化メッセージをディスプレイに表示させる(ステップS5)。図2(B)は、ディスプレイに表示された通信状態変化メッセージの一例を示す図である。図2(B)の符号51には、「DSRC情報接続エリアに入りました」という通信状態変化メッセージが表示されている。次いで、システム制御部18は、例えば「DSRC情報接続エリアに入りました」という通信状態変化メッセージを、音声処理部15におけるスピーカから音声出力(音声再生)させる(ステップS6)。こうして、通信状態変化メッセージがユーザへ通知される。次いで、システム制御部18は、当該通信状態変化メッセージがユーザへ通知されたときのナビゲーション装置S2の位置情報をGPS受信部11(GPSデータ)から取得し、当該取得した位置情報を不揮発性メモリに記録する(ステップS7)。なお、ステップS5の通信状態変化メッセージの表示と、ステップS6の通信状態変化メッセージの音声出力の何れか一方の処理を行うように構成してもよい。
以上説明したように、上記実施例1によれば、現在位置情報と過去位置情報と、を比較し、比較された各位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下でない場合は、表示及び音声による通信状態変化メッセージをユーザへ通知し、当該の距離差が所定値以下である場合は、殆ど車両が移動していないとみなして通信状態変化メッセージをユーザへ通知しないように構成したので、通信圏内と通信圏外の検知周期に関わらず、頻繁にメッセージが通知されることを防ぐことができる。例えば有料道路のサービスエリアにおいて、ユーザが車両を通信圏内と通信圏外の境界に駐車しACCをOFFして例えばトイレ休憩などをした後、ACCをONにしたときに無線通信の電波状態が不安定な場合であっても、頻繁に通信状態変化メッセージが通知されない(つまり、駐車しているのに通信状態変化メッセージが頻繁に通知されることがない)ので、ユーザに不快感を与えないようにすることができる。特に、通信状態変化メッセージが音声で頻繁に出力されないので、ユーザがうるさく感じることがないようにすることができる。
(実施例2)
図3(A)は、実施例2において、ナビゲーション装置S2のシステム制御部18における情報通知処理を示すフローチャートである。図3(A)に示す処理において、システム制御部18は、DSRC路側機Rとの通信圏外から通信圏内に状態が変化したか否かを判定し(ステップS11)、当該状態が変化したと判定した場合には(ステップS11:YES)、通信状態変化メッセージをディスプレイに表示させる(ステップS13)。その後、システム制御部18は、現在位置情報及び過去位置情報を取得し(ステップS14)、各位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下であるか否かを判定する(ステップS15)。つまり、実施例1とは異なり、システム制御部18は、各位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下であるか否かに関わらず、通信状態変化メッセージをディスプレイに表示させることになる。そして、システム制御部18は、上記位置間の距離差が所定値以下でないと判定した場合には(ステップS15:NO)、実施例1と同様、通信状態変化メッセージをスピーカから音声出力させ(ステップS16)、このときのナビゲーション装置S2の位置情報を不揮発性メモリに記録する(ステップS17)。
以上説明したように、上記実施例2によれば、比較された各位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下である場合に、ユーザがディスプレイを注視していない場合等を考慮して通信状態変化メッセージを表示させ、音声による当該メッセージの通知だけを抑制することができる。
(実施例3)
図3(B)は、実施例3において、ナビゲーション装置S2のシステム制御部18における情報通知処理を示すフローチャートである。図3(B)に示す処理において、ステップS21〜S25の処理は、図3(A)に示すステップS11〜S15の処理と同様である。ただし、図3(B)に示すステップS25において、システム制御部18は、現在位置情報及び過去位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下であると判定した場合に(ステップS25:YES)、前回通信状態変化メッセージがユーザへ通知されたときの時刻を示す通知時刻情報を不揮発性メモリから取得する(ステップS29)。なお、不揮発性メモリに通知時刻情報が未だ記録されていない場合、ステップS26に進む。
次いで、システム制御部18は、取得した通知時刻情報に示される通知時刻から所定時間経過(つまり、前回の通信状態変化メッセージの通知から所定時間経過)しているか否かを判定する(ステップS30)。この時間は、例えば、30分〜1時間程度に設定される。そして、システム制御部18は、上記通知時刻から所定時間経過していないと判定した場合には(ステップS30:NO)、通信状態変化メッセージを通知することなく、ステップS21に戻る。一方、システム制御部18は、上記通知時刻から所定時間経過していると判定した場合には(ステップS30:YES)、ステップS26に進み、通信状態変化メッセージをスピーカから音声出力させる(ステップS26)。次いで、システム制御部18は、ステップS26で通信状態変化メッセージを通知したときのナビゲーション装置S2の位置情報を不揮発性メモリに記録する(ステップS27)。次いで、システム制御部18は、ステップS26で通信状態変化メッセージを通知したときの通知時刻を示す通知時刻情報を、上記ステップS27で記録した位置情報に対応付けて不揮発性メモリに記録する(ステップS28)。なお、時刻情報は、例えば、システム制御部18の時計機能により取得される。
以上説明したように、上記実施例3によれば、現在位置情報及び過去位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下である場合であっても、前回の通信状態変化メッセージの通知から所定時間経過している場合には、通信状態変化メッセージを通知するように構成したので、頻繁にメッセージが通知されることを防ぎつつ、昼食など少し時間が経った場合等にユーザに効果的なメッセージの通知を行うことができる。
なお、実施例3では、各位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下であるか否かを判定する前に(この判定結果に関わらず)、通信状態変化メッセージをディスプレイに表示させるように構成したが、実施例1のように現在位置情報及び過去位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下でない場合、又は上記通知時刻から所定時間経過している場合に、通信状態変化メッセージを表示させるように構成してもよい(実施例4及び5でも同様)。
(実施例4)
図4(A)は、実施例4において、ナビゲーション装置S2のシステム制御部18における情報通知処理を示すフローチャートである。図4(A)に示す処理において、ステップS31、S32、及びS34の処理は、図3(B)に示すステップS21〜S23の処理と同様である。図4(A)に示すステップS33では、システム制御部18は、DSRC路側機Rとの通信圏外から通信圏内に状態が変化したときの変化時刻を示す「外→内」変化時刻情報を不揮発性メモリに記録する。なお、システム制御部18は、DSRC路側機Rとの通信圏内から通信圏外に状態が変化したときの変化時刻を示す「内→外」変化時刻情報を不揮発性メモリに記録するように構成してもよい。図4(A)に示すステップS35〜S41の処理は、図3(B)に示すステップS24〜S30の処理と同様である。ただし、図3(B)に示すステップS41において、システム制御部18は、上記通知時刻から所定時間経過していないと判定した場合に(ステップS41:NO)、エリア境界注意案内処理を実行する(ステップS42)。エリア境界注意案内処理は、DSRC路側機Rとの通信圏内と通信圏外との間を所定の時間間隔以下で繰り返し変化している場合に、通信圏境界メッセージをユーザへ通知するための処理である。
図4(B),(C)は、エリア境界注意案内処理の一例を示すフローチャートである。図4(B)に示す処理と図4(C)に示す処理の何れの例を採用してもよい。図4(B)に示す例では、先ず、システム制御部18は、不揮発性メモリに変化時刻情報が所定数(複数)記録されているか否かを判定する(ステップS421)。この数は、例えば、3〜4程度に設定される。そして、システム制御部18は、不揮発性メモリに変化時刻情報が所定数記録されていると判定した場合には(ステップS421:YES)、ステップS422へ進む。一方、システム制御部18は、不揮発性メモリに変化時刻情報が所定数記録されていないと判定した場合には(ステップS421:NO)、ステップS31に戻る。ステップS422では、システム制御部18は、不揮発性メモリから各変化時刻情報を取得する。ここで取得される変化時刻情報は、複数の「外→内」変化時刻情報のみの場合、複数の「内→外」変化時刻情報のみ場合、或いは、複数の「外→内」変化時刻情報と複数の「内→外」変化時刻情報の双方の場合がある。
次いで、システム制御部18は、取得した各変化時刻情報を用いて、DSRC路側機Rとの通信圏内と通信圏外との間を所定の時間間隔以下で繰り返し変化しているか否かを判定する(ステップS423)。この時間間隔は、例えば、例えば2秒〜10秒程度に設定される。ステップS423において、例えば、システム制御部18は、各変化時刻情報に示される変化時刻の間隔を、現時点から過去に遡って順に算出する。例えば、1番目に新しい(今回の)変化時刻と2番目に新しい変化時刻との間隔T1、2番目に新しい変化時刻と3番目に新しい変化時刻との間隔T2・・・、というように算出される。続いて、システム制御部18は、算出した各間隔T1,T2等が所定の時間間隔以下であるかを判定し、各間隔T1,T2等が所定の時間間隔以下である場合、通信圏内と通信圏外との間を所定の時間間隔以下で繰り返し変化していると判定し(ステップS423:YES)、ステップS424へ進む。一方、DSRC路側機Rとの通信圏内と通信圏外とが所定の時間間隔以下で繰り返し変化していないと判定した場合には(ステップS423:NO)、ステップS31に戻る。
ステップS424では、システム制御部18は、通信圏境界メッセージをディスプレイに表示させる。次いで、システム制御部18は、通信圏境界メッセージをスピーカから音声出力させる(ステップS425)。これにより、通信圏境界メッセージがユーザへ通知される。なお、ステップS424の通信圏境界メッセージの表示と、ステップS425の通信圏境界メッセージの音声出力の何れか一方の処理を行うように構成してもよい。次いで、システム制御部18は、例えば、不揮発性メモリに記録された全ての変化時刻情報を消去(クリア)し(ステップS426)、ステップS31に戻る。ステップS426の処理を行うことで、通信圏内と通信圏外の境界にある状態がその後も継続している場合であっても、次回の通信圏境界メッセージの通知までの時間間隔を一定時間空けることができる。
一方、図4(C)に示す例では、先ず、システム制御部18は、現在位置から所定範囲(例えば、5m)内で既に通信圏境界メッセージを通知しているか否かを判定する(ステップS420)。例えば、システム制御部18は、通信圏境界メッセージを通知する度に、そのときの位置情報を記録しておく。そして、システム制御部18は、記録された位置情報に示される位置と、今回のステップS35で取得された現在位置情報に示される位置との距離差が所定値内である場合(例えば、前回の通信圏境界メッセージの通知時から車両が移動していない場合)、現在位置から所定範囲内で既に通信圏境界メッセージを通知していると判定する。現在位置から所定範囲内で既に通信圏境界メッセージが通知されていると判定された場合(ステップS420:YES)、ステップS31に戻る。これにより、例えば車両が同じ位置で通信圏境界メッセージが頻繁に通知されることを防止することができる。一方、現在位置から所定範囲内で既に通信圏境界メッセージが通知されていないと判定された場合(ステップS420:NO)、ステップS421へ進み、図4(B)と同様の処理が行われる。
なお、システム制御部18は、上記ステップS420において、現在位置から所定範囲内で既に所定回数(例えば、10回程度)通信圏境界メッセージを通知しているか否かを判定し、現在位置から所定範囲内で既に所定回数、通信圏境界メッセージを通知していると判定した場合、通信圏境界メッセージを通知することなく、ステップS31に戻るように構成してもよい。この場合、システム制御部18は、通信圏境界メッセージを通知する度に、その回数をインクリメントして記録することになる。
また、別の例として、ステップS420において、システム制御部18は、前回の通信圏境界メッセージの通知時刻から所定時間(例えば、30分〜1時間程度)経過しているか否かを判定し、所定時間経過していると判定した場合に(ステップS420:YES)、ステップS421へ進み、所定時間経過していないと判定した場合に(ステップS420:NO)、ステップS31へ戻る。この場合、システム制御部18は、通信圏境界メッセージを通知する度に、そのときの通知時刻示す時刻情報を記録することになる。
回数
以上説明したように、上記実施例4によれば、DSRC路側機Rとの通信圏内と通信圏外との間を所定の時間間隔以下で繰り返し変化している場合に、通信圏内と通信圏外の境界にあることを示す通信圏境界メッセージをユーザへ通知するように構成したので、例えば車両が通信圏内と通信圏外の境界にあることをユーザに注意させることができる。
(実施例5)
図5は、実施例5において、ナビゲーション装置S2のシステム制御部18における情報通知処理を示すフローチャートである。図5に示す処理において、ステップS51〜S53の処理は、図4(B)に示すステップS31〜S33の処理と同様である。図4(A)に示すステップS54では、システム制御部18は、DSRCサーバSA(DSRC路側機R)から取得されたページデータに係るページ(コンテンツ)が表示中(言い換えれば、ユーザがコンテンツを閲覧している最中)であるか否かを判定する。例えば、DSRCサーバSAから取得されたページデータに係るページが、操作部17を介したユーザからのコンテンツ閲覧指示や画面切替指示等に応じてディスプレイに表示されている場合には、ページが表示中であると判定される。そして、システム制御部18は、ページが表示中であると判定した場合には(ステップS54:YES)、ステップS51に戻る。一方、システム制御部18は、ページが表示中でないと判定した場合には(ステップS54:NO)、ステップS55に進む。なお、図5に示すステップS55〜S63の処理は、図4(A)に示すステップS34〜S42の処理と同様である。また、ステップS54の処理は、ステップS51前に行うように構成してもよい。
以上説明したように、上記実施例5によれば、DSRCサーバSA(DSRC路側機R)から取得されたページが表示中である場合には、現在位置情報と過去位置情報との比較結果に関わらず、通信状態変化メッセージのユーザへの通知を抑制するように構成したので、ユーザがコンテンツの閲覧中にメッセージが表示されることで例えば閲覧操作の邪魔になることを防止することができる。なお、この場合、ユーザは、例えば、「他ページへのリンク」、「戻るボタン」、又は「次ページボタン」の選択(押下)等による他ページのページデータの取得処理(DSRCサーバSAへのページリクエスト)でエラー表示となることで、通信圏外であることを知ることになる。
なお、上記実施例1〜5におけるステップS1、S11、S21、S31、S51において、システム制御部18は、DSRC路側機Rとの通信圏外から通信圏内に状態が変化したか否かを判定するように構成したが、これに代えて、DSRC路側機Rとの通信圏内から通信圏外に状態が変化したか否かを判定するように構成してもよい。この場合、システム制御部18は、現在位置情報及び過去位置情報に示される位置間の距離差が所定値以下でない場合、又は上記通知時刻から所定時間経過している場合に、例えば「DSRC情報接続エリアから出ました」という通信状態変化メッセージを通知することになる。
1 取得手段
2 記録手段
3 判定手段
4 比較手段
5 通知手段
11 GPS受信部
12 センサ部
13 記憶部
14 表示部
15 音声処理部
16 通信部
17 操作部
18 システム制御部
19 バス
S1 通信装置
S2 ナビゲーション装置

Claims (9)

  1. 外部通信機との通信圏内から通信圏外に状態が変化した、又は通信圏外から通信圏内に状態が変化したことを示す情報をユーザへ通知可能な通信装置において、
    前記通信装置の現在位置を示す位置情報を取得する取得手段と、
    前記状態が変化したことを示す情報がユーザへ通知されたときの前記通信装置の前記位置情報を記録する記録手段と、
    前記状態が変化したか否かを判定する判定手段と、
    前記状態が変化したと判定されたときに前記取得手段により取得された前記位置情報と、前回前記状態が変化したことを示す情報が前記ユーザへ通知されたときに前記記録手段により記録された前記位置情報と、を比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に基づいて、前記状態が変化したことを示す情報を前記ユーザへ通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記通知手段は、前記比較手段により比較された各前記位置情報に示される位置が同一でない又は当該位置間の距離差が所定値以下でない場合に、前記状態が変化したことを示す情報を前記ユーザへ通知することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通知手段は、前記比較手段により比較された各前記位置情報に示される位置が同一であるか否か又は当該位置間の距離差が所定値以下であるか否かに関わらず、前記状態が変化したことを示す情報をディスプレイに表示させ、前記比較手段により比較された各前記位置情報に示される位置が同一でない又は当該位置間の距離差が所定値以下でない場合に、前記状態が変化したことを示す情報を音声出力させることで前記ユーザへ通知することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記記録手段は、前記状態が変化したことを示す情報がユーザへ通知されたときの時刻を示す時刻情報を前記位置情報と共に記録し、
    前記通知手段は、前記比較手段により比較された各前記位置情報に示される位置が同一である又は当該位置間の距離差が所定値以下である場合であって、且つ、前回前記状態が変化したことを示す情報が前記ユーザへ通知されたときに前記記録手段により記録された前記時刻情報に示される時刻から所定時間経過している場合に、前記状態が変化したことを示す情報を前記ユーザへ通知することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記通知手段は、前記通信圏内と前記通信圏外とが所定の時間間隔以下で繰り返し変化している場合に、前記通信圏内と通信圏外の境界にあることを示す情報を前記ユーザへ通知することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の通信装置。
  6. 前記通知手段は、前記外部通信機から取得された提供情報が表示中である場合には、前記比較手段による比較結果に関わらず、前記状態が変化したことを示す情報の前記ユーザへの通知を抑制することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  7. 外部通信機との通信圏内から通信圏外に状態が変化した、又は通信圏外から通信圏内に状態が変化したことを示す情報をユーザへ通知可能な通信装置により行われる情報通知方法であって、
    前記通信装置の現在位置を示す位置情報を取得する取得工程と、
    前記状態が変化したことを示す情報がユーザへ通知されたときの前記通信装置の前記位置情報を記録する記録工程と、
    前記状態が変化したか否かを判定する判定工程と、
    前記状態が変化したと判定されたときに前記取得工程により取得された前記位置情報と、前回前記状態が変化したことを示す情報が前記ユーザへ通知されたときに前記記録工程により記録された前記位置情報と、を比較する比較工程と、
    前記比較工程による比較結果に基づいて、前記状態が変化したことを示す情報を前記ユーザへ通知する通知工程と、
    を含むことを特徴とする情報通知方法。
  8. 外部通信機との通信圏内から通信圏外に状態が変化した、又は通信圏外から通信圏内に状態が変化したことを示す情報をユーザへ通知可能な通信装置に含まれるコンピュータを、
    前記通信装置の現在位置を示す位置情報を取得する取得手段、
    前記状態が変化したことを示す情報がユーザへ通知されたときの前記通信装置の前記位置情報を記録する記録手段、
    前記状態が変化したか否かを判定する判定手段、
    前記状態が変化したと判定されたときに前記取得手段により取得された前記位置情報と、前回前記状態が変化したことを示す情報が前記ユーザへ通知されたときに前記記録手段により記録された前記位置情報と、を比較する比較手段、及び、
    前記比較手段による比較結果に基づいて、前記状態が変化したことを示す情報を前記ユーザへ通知する通知手段として機能させることを特徴とする情報通知プログラム。
  9. 請求項8に記載の情報通知プログラムをコンピュータにより読み取り可能に記録したことを特徴とする記録媒体。
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