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JP2013169103A - 磁石を鉄心の外周面に確実に取付けるための構造を有する電動機の回転子及びその製造方法 - Google Patents

磁石を鉄心の外周面に確実に取付けるための構造を有する電動機の回転子及びその製造方法 Download PDF

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JP2013169103A JP2012031604A JP2012031604A JP2013169103A JP 2013169103 A JP2013169103 A JP 2013169103A JP 2012031604 A JP2012031604 A JP 2012031604A JP 2012031604 A JP2012031604 A JP 2012031604A JP 2013169103 A JP2013169103 A JP 2013169103A
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Abstract

【課題】接着剤を使用することなく、磁石を鉄心の外周面に確実に安定して固定できる電動機の回転子及びそのような電動機の回転子の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明によれば、回転子鉄心12と、該回転子鉄心12の外周面12aに間隔を空けて配置される複数の磁石14と、該複数の磁石14を包囲するように設けられる円筒状の保護管16とを備える電動機の回転子10が提供される。保護管16は、複数の磁石14の外表面14aの頂部14bを通る外接円Yの直径よりも小さい内径を有している。保護管16の内表面16aと、複数の磁石14の外表面14aと、回転子鉄心12の外表面12aとによって形成される空間には樹脂18が充填されており、この樹脂18の充填圧によって、保護管16は、複数の磁石14の外接円Yの直径よりも大きい内径を有するように拡径される。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁石を鉄心の外周面に確実に取付けるための構造を有する電動機の回転子及びその製造方法に関する。
磁石が鉄心の外表面に配置されるタイプの電動機の回転子において、磁石を鉄心に貼付けるために接着剤が使用されている。しかしながら、接着剤を使用すると、接着剤の使用量、硬化条件等を管理する必要があり、管理コストが増大するとともに品質の均一化が困難になる。また、接着剤を塗布する前に行われる鉄心表面の洗浄工程に加えて、接着剤を塗布した後に余分な接着剤を除去するための追加の工程も必要である。さらに、接着された磁石では、電動機を回転駆動させる際に発生するトルク及び遠心力に耐えうるのに十分な締結力をもたせることが困難であった。
また、磁石の外周を保護管で包囲し、保護管内面と磁石外表面とを密着させた回転子も公知である(特許文献1参照)。また、保護管と鉄心との間の隙間に樹脂を充填させた回転子も公知である(特許文献2参照)。しかしながら、樹脂を保護管と鉄心との間の隙間に単純に充填した構造では、磁石を鉄心に対して安定して密着させることが困難である。その結果、機械的又は磁気的なバランスが維持されなくなってロータバランスが悪化し、又はコギングが顕著に発生してしまう問題がある。
特開2009−106065号公報 特開2009−95200号公報
接着剤を使用することなく、磁石を鉄心の外周面に確実に安定して固定できる電動機の回転子及びそのような電動機の回転子の製造方法が望まれている。
本願に係る1番目の発明によれば、回転子鉄心と、該回転子鉄心の外周面に間隔を空けて配置される複数の磁石と、該複数の磁石を包囲するように設けられる円筒状の保護管とを備える電動機の回転子において、前記保護管は、前記複数の磁石の外表面の頂部を通る外接円の直径よりも小さい内径を有しており、前記保護管の内表面と、前記複数の磁石の外表面と、前記回転子鉄心の外表面とによって形成される空間には樹脂が充填されており、前記保護管は、前記外接円の直径よりも大きい内径を有するように前記樹脂の充填圧によって拡径された状態で保持される、電動機の回転子が提供される。
本願に係る2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記保護管は、少なくとも一方の軸線方向の端部から前記保護管の半径方向内側に延出する内方延出部を備える、電動機の回転子が提供される。
本願に係る3番目の発明によれば、2番目の発明において、前記内方延出部の末端は、前記回転子鉄心の外表面よりも半径方向外側に位置し、かつ前記複数の磁石の外表面の頂部よりも半径方向内側に位置する、電動機の回転子が提供される。
本願に係る4番目の発明によれば、1番目の発明において、前記保護管は、少なくとも一方の軸線方向の端部から前記保護管の半径方向外側に延出する外方延出部を備え、該外方延出部は基端に湾曲部を有する、電動機の回転子が提供される。
本願に係る5番目の発明によれば、4番目の発明において、前記外方延出部の末端は、当該回転子と協働する固定子の内表面よりも半径方向内側に位置する、電動機の回転子が提供される。
本願に係る6番目の発明によれば、1番目から5番目のいずれかの発明において、前記保護管は非磁性材料から形成される、電動機の回転子が提供される。
本願に係る7番目の発明によれば、6番目の発明において、前記保護管がステンレス鋼から形成される、電動機の回転子が提供される。
本願に係る8番目の発明によれば、7番目の発明において、前記保護管が深絞りによって形成される、電動機の回転子が提供される。
本願に係る9番目の発明によれば、7番目の発明において、前記保護管が、深絞りの後に熱処理によって延性を回復するように形成される、電動機の回転子が提供される。
本願に係る10番目の発明によれば、1番目から9番目のいずれかの発明において、前記複数の磁石が前記回転子鉄心の外周面に等間隔で配置される、電動機の回転子が提供される。
本願に係る11番目の発明によれば、1番目から10番目のいずれかの発明において、前記回転子鉄心が、前記複数の磁石を周方向において位置決めする位置決め機構部を備える、電動機の回転子が提供される。
本願に係る12番目の発明によれば、1番目から11番目のいずれかの発明において、前記樹脂が射出成形機によって充填される、電動機の回転子が提供される。
本願に係る13番目の発明によれば、回転子鉄心と、該回転子鉄心の外周面に間隔を空けて配置される複数の磁石と、該複数の磁石を包囲するように設けられる円筒状の保護管とを備える電動機の回転子の製造方法であって、前記複数の磁石を前記回転子鉄心の外周面に間隔を空けて配置し、前記複数の磁石の外表面の頂部を通る外接円の直径よりも小さい内径を有する前記保護管を用意し、前記保護管を前記複数の磁石の外表面に密着させるように圧入し、前記保護管の外径よりも大きい直径を有する断面円形のキャビティが形成された金型を用意し、該金型を、前記キャビティが前記保護管と同心になるように位置決めし、前記保護管の内表面と、前記複数の磁石の外表面と、前記回転子鉄心の外表面とによって形成される空間に樹脂を射出し、射出圧力によって、前記保護管の外径が前記金型の前記キャビティの直径に等しくなるまで前記保護管を拡径させることを含む、電動機の回転子の製造方法が提供される。
前述した1番目の発明によれば、保護管と回転子鉄心と磁石とによって形成される領域に樹脂が充填されるとともに、樹脂の充填圧によって拡径された保護管の復元力に起因して、半径方向内側に付勢力が作用する。したがって、磁石が回転子鉄心に対して確実に密着して固定されるようになる。また、接着剤を使用しないので、接着剤の使用量及び硬化条件の管理が不要になるとともに、回転子鉄心の洗浄工程及び接着剤の除去工程を省略できる。したがって、生産コストが削減される。
前述した2番目の発明によれば、内方延出部を保護管の端部に形成することによって、保護管の強度を増大させられる。さらに、このような内方延出部によれば、軸線方向における磁石の位置ずれを防止する効果も得られる。
前述した3番目の発明によれば、樹脂の充填工程において、充填領域の状態を視認できるようになる。したがって、磁石の位置ずれの発生の有無などを確認しながら作業を進められる。
前述した4番目の発明によれば、外方延出部を保護管の端部に形成することによって、充填された樹脂が保護管の外周に漏出するのを効果的に防止できる。
前述した5番目の発明によれば、外方延出部が固定子よりも半径方向内側に位置しているので、回転子の回転動作が妨げられることがない。また、回転子及び固定子の組立作業も容易になる。
前述した6番目の発明によれば、保護管が非磁性材料から形成されるので、磁石からの磁束漏れが防止され、出力トルクを増大できるようになる。
前述した7番目の発明によれば、保護管がステンレス鋼から形成されるので、軽量でありながらも十分な強度を有する保護管が得られる。
前述した8番目の発明によれば、深絞りによって保護管が形成されるので、作業効率が向上して、生産コストを低減できる。
前述した9番目の発明によれば、熱処理によって保護管の延性が回復されるようになるので、保護管の破断を効果的に防止できる。
前述した10番目の発明によれば、磁石が回転鉄心の周方向に等間隔に配置されるので、磁束が均等に発生されうるようになる。したがって、得られる回転動力にばらつきが生じなくなり、コギングの発生を抑制できる。
前述した11番目の発明によれば、位置決め機構が回転子鉄心に形成されるので、磁石を配置する作業が容易になるとともに、回転子鉄心の周方向における磁石の位置ずれを防止できる。
前述した12番目の発明によれば、射出成形機を利用して樹脂が充填されるので、追加の特別な機器を使用することなく、保護管を拡径するために必要な射出圧が容易に得られる。
前述した13番目の発明によれば、樹脂の充填圧によって拡径された保護管の復元力を利用して、磁石を回転子鉄心に対して密着して取付けられるようになる。また、接着剤を使用しないので、接着剤の使用量及び硬化条件の管理が不要になるとともに、回転子鉄心の洗浄工程及び接着剤の除去工程を省略できる。したがって、生産コストが削減される。また、保護管の変形量を金型のキャビティの直径に対応する範囲内に制御できるので、保護管を必要な範囲内で十分に拡径させることができる。
本発明の一実施形態に係る電動機の回転子を概略的に示す断面図である。 図1の実施形態において、回転子鉄心のみを示す断面図である。 図1の実施形態において、磁石を回転子鉄心に取付けた状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る保護管を概略的に示す断面図である。 図4においてVで示される部分を拡大して概略的に示す部分拡大図である。 図4においてVIで示される部分を拡大して概略的に示す部分拡大図である。 保護管に形成される内方延出部を説明するための部分側面図である。 保護管と電動機の固定子との位置関係を説明するための部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る電動機の回転子の製造方法において、磁石の圧入工程を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電動機の回転子の製造方法において、樹脂を充填する前の状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電動機の回転子の製造方法において、樹脂を充填する前の回転子鉄心、磁石及び保護管の位置関係を概略的に示す部分拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る電動機の回転子の製造方法において、樹脂を充填した後の回転子鉄心、磁石及び保護管の位置関係を概略的に示す部分拡大断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図示される実施形態において、各構成要素は、図面の視認性を考慮して又は説明の便宜上、実用的な寸法から適宜変更されていることがある。図1は、本発明の一実施形態に係る電動機の回転子10を概略的に示す断面図である。図2は、図1の実施形態において、回転子鉄心12のみを示す断面図である。図3は、同じく図1の実施形態において、磁石14を回転子鉄心12に取付けた状態を示す断面図である。
回転子10は、固定子(図8参照)と協働して磁気的作用により回転駆動される、電動機の構成要素である。回転子10は、回転子鉄心12と、該回転子鉄心12の外周面12aに間隔を空けて配置される複数の磁石14と、該複数の磁石14を包囲するように設けられる円筒状の保護管16とを備えている。また、保護管16の内表面16aと、複数の磁石14の外表面14aと、回転子鉄心12の外表面12aとによって形成される空間には樹脂18が充填されている。図1においてハッチングが施された領域は、樹脂18が充填される範囲を表している。
回転子鉄心12は、図2に示されるように概ね多角形の断面を有している。回転子鉄心12は、例えば多角形の形状に打ち抜かれた磁性材料からなる板材を積層して形成される。回転子鉄心12の中央には回転軸(図示せず)を受容する軸穴20が形成されている。なお、以下の説明において、「軸線方向」は、軸穴20の中心Xを通り、図1の紙面に対して垂直な方向を指す。また、「半径方向」は、軸穴20の中心Xから回転子鉄心12の外表面12aに向けられる方向を指す。
回転子鉄心12の表面12aには、磁石14を回転子鉄心12の周方向において位置決めする位置決め機構部が形成されている。位置決め機構部は種々の形態を有しうる。例えば、位置決め機構部は、図示されるように回転子鉄心12の外表面12aから半径方向外側に突出した突起22であってもよい。或いは、位置決め機構部は、回転子鉄心12の外表面12aに形成された溝によって形成されてもよい。また、位置決め機構部それ自体は回転子鉄心12とは別個の部材であってもよいし、図示されるように回転子鉄心12と一部材として一体的に形成されてもよい。このような位置決め機構部を形成すれば、磁石14の位置決めが補助されるので設置作業が容易になる。また、位置決め機構部は、磁石14が回転子鉄心12の周方向に移動するのを防止でき、位置ずれ防止作用をも有する。
本実施形態において、複数の磁石14のそれぞれは、図3に示されるように、回転子鉄心12の隣接する突起22,22の間に配置される。磁石14は、回転子鉄心12との当接面において概ね平坦であり、隣接する突起22,22の間隔と概ね同じ長さの幅を有している。磁石14は突起22の側面に沿って半径方向外側に延在している。磁石14の外表面14aは概ね円弧形状の輪郭を有している。各磁石14は、例えばネオジム磁石又はフェライト磁石などの永久磁石であり、回転子10の磁極を形成する。各磁石14は、後述するように回転子鉄心12の外表面12aに密着して取付けられる(図1参照)。好適な実施形態において、磁石14は回転子鉄心12の周方向に等間隔で配置される。磁石14を等間隔に配置すれば、磁束が周方向に均等に発生するようになるので、得られる回転動力にもばらつきが生じない。したがって、コギングの発生を効果的に防止できる。
図1を再び参照すると、保護管16は、磁石14を外周から包囲するように設けられる。保護管16は、軸線方向において回転子鉄心12及び磁石14と概ね同一の長さを有している。保護管16は、複数の磁石14の外表面14aの頂部14bを通る外接円Y(図3参照)の直径よりも小さい内径を有している。したがって、図1は、樹脂18が充填されることによって、保護管16が、後述するように樹脂18の充填圧によって拡径された状態を示している。図示された保護管16は、外接円Yの直径よりも大きい内径を有するようになっている。
保護管16は非磁性材料から形成されるのが好ましい。保護管16を非磁性材料から形成することによって、磁石14からの磁束漏れを防止できるので、結果的に出力トルクを増大できる。一実施例において、保護管16はステンレス鋼から形成される。ステンレス鋼は軽量でありながらも高い強度を有するので、回転子10の構成要素としての保護管16の用途として好ましい。保護管16は、種々の公知の方法を利用して形成可能である。例えば、1枚の板材を筒状に丸めて両端を溶接することにより、保護管16を形成してもよい。また、1枚の板材から深絞りによって保護管16を形成してもよい。深絞りを採用すれば、比較的短時間で保護管16を形成できるので有利である。保護管16を深絞りによって形成する場合、例えば焼鈍しなどの熱処理を施すのが望ましい。このような熱処理を行えば、深絞り後の脆性状態が改善され、保護管16の延性を回復できる。したがって、磁石14が圧入されて保護管16が変形する際、及び樹脂18の充填圧によって保護管16が拡径される際に生じうる保護管16の破断を防止できる。
本実施形態において、保護管16は、前述したように樹脂18の充填圧によって本来の形状よりも拡径された状態で保持される。したがって、図1に示された状態において、保護管16には、半径方向内側に縮径しようとする復元力が作用する。そして、保護管16と磁石14及び回転子鉄心12との間の空間には樹脂が充填されているので、保護管16の復元力に起因して、磁石14を回転子鉄心12に対して押圧する付勢力が作用するようになる。本実施形態においては、この半径方向内側に向かって作用する付勢力によって、磁石14と回転子鉄心12との密着状態が維持されるようになっている。
次に、図4から図8を参照して、追加可能な特徴を備えた実施形態に係る保護管16を説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る保護管16を概略的に示す断面図である。図5は、図4においてVで示される部分を概略的に示す部分拡大図である。図6は、図4においてVIで示される部分を概略的に示す部分拡大図である。図7は、保護管16に形成される内方延出部24を説明するための部分側面図である。図8は、保護管16と電動機の固定子30との位置関係を説明するための部分断面図である。
図6に明確に示されるように、保護管16は、軸線方向Xの一方の端部において、その端部から、保護管16の半径方向内側に延出する内方延出部24が形成されている。また、図5に明確に示されるように、保護管16の、内方延出部24が形成された端部と反対側の端部には、保護管16の半径方向外側に延出する外方延出部26を備えている。
内方延出部24は、保護管16の端部を全周にわたって半径方向内側に曲折することにより形成されうる。内方延出部24の末端24aは半径方向内側に向けられている。内方延出部24を形成すれば、単純な円筒形状を有する保護管に比べて保護管16の強度が増大する。また、内方延出部24が存在するために、樹脂18が保護管16の軸線方向Xの端部まで十分な充填圧で充填されるようになり、軸線方向Xにおける磁石14の位置ずれを効果的に防止できる。内方延出部24は、図7に示されるように、内方延出部24の末端24aは、回転子鉄心12の外表面12aよりも半径方向外側に位置し、かつ複数の磁石14の外表面14aの頂部14bよりも半径方向内側に位置するように形成される。このような位置関係であれば、内方延出部24が形成された側部から、樹脂18が充填されるべき前述した隙間を視認できるようになる。したがって、樹脂18を充填する際に充填状況を確認しながら作業を進められる。また、磁石14の位置ずれなどが発生したときも、前述した構成であれば容易に発見できる。
再び図5を参照すると、外方延出部26は、保護管16の端部を全周にわたって半径方向外側に曲折することにより形成される。外方延出部26の末端26aは半径方向外側に向けられている。外方延出部26を形成すれば、前述した隙間に充填されるべき樹脂18の充填位置がずれたりした場合であっても、樹脂18が保護管16の端部から外周面へと漏出することを防止できる。また、外方延出部26は基端に半径方向外側に湾曲する湾曲部28を有している。この湾曲部28は、磁石14を回転子鉄心12と保護管16との間に圧入する際に磁石14を導入し易くするので、圧入作業が容易になる。また、保護管16を回転子鉄心12に配置された磁石14の外周に圧入する場合も、圧入作業が同様に容易になる。
図8に示されるように、外方延出部26の末端26aは、電動機の固定子30の内表面30aよりも半径方向内側に位置するように形成される。より具体的には、回転子10が回転する際に発生する遠心力によって保護管16が半径方向外側に引張られて変形しても固定子30の内表面30aに接触しないように、外方延出部26の末端26aは、固定子30の内表面30aとの間に所定の間隙を有するように配置される。このような位置関係によれば、回転子10及び固定子30を組立てる際に互いが干渉することなく組立作業を円滑に進められるとともに、回転子10が固定子30に接触することなく確実に回転できるようになる。
前述した内方延出部24及び外方延出部26は、いずれも保護管16を磁石14の外周に装着する前に予め形成されていてもよいし、保護管16を装着した状態から保護管16の端部を曲折して事後的に形成してもよい。図示された実施形態に関連して、保護管16の一方の端部に内方延出部24が形成されるとともに、他方の端部に外方延出部26が形成される場合を説明したが、本願発明はこのような特定の構成には限定されない。例えば、保護管16の一方の端部に内方延出部24又は外方延出部26が形成され、他方の端部は内方延出部24及び外方延出部26のいずれも形成されない場合も本願発明の範囲に含まれる。また、保護管16の両端部に内方延出部24又は外方延出部26のいずれか一方を形成してもよい。
図9から図12を参照して、本発明の一実施形態に係る回転子10を製造する製造方法について説明する。図9は、磁石14の圧入工程を概略的に示す斜視図である。図10は、樹脂18を充填する前の状態を示す斜視図である。図11は、樹脂18を充填する前の回転子鉄心12、磁石14及び保護管16の位置関係を概略的に示す部分拡大断面図である。図12は、樹脂18を充填した後の回転子鉄心12、磁石14及び保護管16の位置関係を概略的に示す部分拡大断面図である。
先ず、前述した形態を有する回転子鉄心12及び保護管16を互いに同心に配置する。保護管16の内径は、前述したように回転子鉄心12に取付けられた状態の磁石14の外表面14aの頂部を通る外接円Y(図3参照)の直径よりも小さく、かつ回転子鉄心12の外径よりも十分に大きい。そして、図9に示されるように、磁石14を回転子鉄心12に形成された突起22,22の間の間隙に位置合せした状態で、磁石14を押込んで回転子鉄心12と保護管16との間に圧入する。磁石14が圧入されると、保護管16は磁石14の頂部14bによって半径方向外側に押し拡げられ、図10及び図11に示されるように変形する。
続いて、回転子鉄心12と磁石14と保護管16とによって形成される空間に樹脂18が充填される。樹脂18は、図示されない射出成形機によって、前述した所定の空間内に射出される。この射出工程に際し、キャビティが形成された金型(図示せず)を利用して、保護管16の変形量を規定するのが好ましい。例えば金型のキャビティは、保護管16の外径よりも大きい直径を有する断面円形のキャビティ、すなわち円柱形状のキャビティである。射出工程に際して、このような金型を保護管16の周囲に配置しておけば、保護管16が樹脂の射出圧によって半径方向外側に変形する場合に、予め寸法決めされたキャビティの直径に対応する範囲までしか拡径されない。換言すると、保護管16の外径が金型のキャビティの直径に等しくなるように保護管16を変形させるように射出圧を調整すればよいので、管理が容易になる。このようにして、本実施形態によれば、比較的単純な方法によって、保護管16が半径方向外側に必要な範囲内で十分に変形することが保証される。
前述した電動機の回転子10を製造する製造方法において、磁石14を回転子鉄心12と保護管16との間の隙間に圧入する態様を例示して説明した。しかしながら、磁石14を回転子鉄心12に予め仮留めしておき(図3の状態)、保護管16を複数の磁石14の外表面14aに密着させるように圧入する方法を採用してもよい。この場合、回転子鉄心12に形成された突起22などの位置決め機構部を利用して磁石14を仮留めしてもよいし、さらに追加の仮留手段を別途設けてもよい。前述した実施形態との相違点は、磁石14と保護管16との取付手順を変更しただけなので、本願発明の効果を同様に享受できることはいうまでもない。
10 回転子
12 回転子鉄心
14 磁石
16 保護管
18 樹脂
22 突起(位置決め機構部)
24 内方延出部
26 外方延出部
28 湾曲部
30 固定子

Claims (13)

  1. 回転子鉄心と、該回転子鉄心の外周面に間隔を空けて配置される複数の磁石と、該複数の磁石を包囲するように設けられる円筒状の保護管とを備える電動機の回転子において、
    前記保護管は、前記複数の磁石の外表面の頂部を通る外接円の直径よりも小さい内径を有しており、
    前記保護管の内表面と、前記複数の磁石の外表面と、前記回転子鉄心の外表面とによって形成される空間には樹脂が充填されており、
    前記保護管は、前記外接円の直径よりも大きい内径を有するように前記樹脂の充填圧によって拡径された状態で保持される、電動機の回転子。
  2. 前記保護管は、少なくとも一方の軸線方向の端部から前記保護管の半径方向内側に延出する内方延出部を備える、請求項1に記載の電動機の回転子。
  3. 前記内方延出部の末端は、前記回転子鉄心の外表面よりも半径方向外側に位置し、かつ前記複数の磁石の外表面の頂部よりも半径方向内側に位置する、請求項2に記載の電動機の回転子。
  4. 前記保護管は、少なくとも一方の軸線方向の端部から前記保護管の半径方向外側に延出する外方延出部を備え、該外方延出部は基端に湾曲部を有する、請求項1に記載の電動機の回転子。
  5. 前記外方延出部の末端は、当該回転子と協働する固定子の内表面よりも半径方向内側に位置する、請求項4に記載の電動機の回転子。
  6. 前記保護管は非磁性材料から形成される、請求項1から5のいずれか1項に記載の電動機の回転子。
  7. 前記保護管がステンレス鋼から形成される、請求項6に記載の電動機の回転子。
  8. 前記保護管が深絞りによって形成される、請求項7に記載の電動機の回転子。
  9. 前記保護管が、深絞りの後に熱処理によって延性を回復するように形成される、請求項7に記載の電動機の回転子。
  10. 前記複数の磁石が前記回転子鉄心の外周面に等間隔で配置される、請求項1から9のいずれか1項に記載の電動機の回転子。
  11. 前記回転子鉄心が、前記複数の磁石を周方向において位置決めする位置決め機構部を備える、請求項1から10のいずれか1項に記載の電動機の回転子。
  12. 前記樹脂が射出成形機によって充填される、請求項1から11のいずれか1項に記載の電動機の回転子。
  13. 回転子鉄心と、該回転子鉄心の外周面に間隔を空けて配置される複数の磁石と、該複数の磁石を包囲するように設けられる円筒状の保護管とを備える電動機の回転子の製造方法であって、
    前記複数の磁石を前記回転子鉄心の外周面に間隔を空けて配置し、
    前記複数の磁石の外表面の頂部を通る外接円の直径よりも小さい内径を有する前記保護管を用意し、
    前記保護管を前記複数の磁石の外表面に密着させるように圧入し、
    前記保護管の外径よりも大きい直径を有する断面円形のキャビティが形成された金型を用意し、
    該金型を、前記キャビティが前記保護管と同心になるように位置決めし、
    前記保護管の内表面と、前記複数の磁石の外表面と、前記回転子鉄心の外表面とによって形成される空間に樹脂を射出し、
    射出圧力によって、前記保護管の外径が前記金型の前記キャビティの直径に等しくなるまで前記保護管を拡径させることを含む、電動機の回転子の製造方法。
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