JP2013142877A - 電子写真用黒色トナー、およびそれを用いる画像形成装置、画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】結着樹脂との相溶性が低くかつ離型剤とは樹脂の種類が異なる第3の樹脂にて離型剤が取り囲まれてなる凝集体6が、結着樹脂中に0.5〜1.5μmの平均粒径で分散されている。
【選択図】図1
Description
これにより、ベルト定着装置においての低温定着性および耐ホットオフセット性を両立すべく、結着樹脂として、相対的に分子量の高い樹脂の含有量の多いものが用いられていても、粉砕に要する時間が長くなることなく、黒色トナーを製造することができる。
本発明の電子写真用黒色トナーにおいては、前記第2の樹脂が0.2μm以上の平均粒径で分散されていることが好ましい。第2の樹脂である離型剤の分散径を上記範囲とすることによって、定着時の離型剤が染み出しやすくなるため、より定着性の高いトナーとできる。
本発明の画像形成方法は、上記課題を解決するために、感光体上の静電潜像を電子写真用黒色トナーで顕像化し、得られたトナー像を転写媒体に転写した後、ベルト定着装置を用いて前記トナー像を定着する画像形成方法であって、前記電子写真用黒色トナーとして、少なくとも結着樹脂、黒色着色剤および離型剤を含む電子写真用黒色トナーを用い、前記結着樹脂を第1の樹脂、前記離型剤を第2の樹脂として、前記第1の樹脂との相溶性が低くかつ前記第2の樹脂とは樹脂の種類が異なる第3の樹脂にて前記第2の樹脂が取り囲まれて凝集体が、前記第1の樹脂中に0.5〜1.5μmの平均粒径で分散されていることを特徴としている。
図2は、本発明の電子写真黒色トナー(以下、単にトナーと略記する)を用いる画像形成装置の一構成例を示す説明図である。図3は、図2の画像形成装置に搭載されたベルト定着装置の一構成例を示す説明図である。
以下に、本発明の電子写真用黒色トナーの主な構成成分およびそれを用いたトナーの製造方法について説明する。
本発明のトナーによれば、トナーの生産工程の粉砕工程において、第1の樹脂である結着樹脂中に分散されている凝集体6が粉砕助剤として機能して粉砕の起点となり、粉砕性が上がる(粉砕し易くなる)。つまり、分散されている凝集体6が、粉砕の起点となって粉砕エネルギーが効率良く行き渡り、トナー性能を損なうことなく短い粉砕処理時間で所望の粒子径のトナーにすることが可能となる。図1中、点線が、凝集体6を起点として発生し得る粉砕ラインを示している。
本発明のトナーにおける結着樹脂としては、ポリエステル樹脂を好適に用いることができる。ポリエステル樹脂は、通常、2価のアルコール成分および3価以上の多価アルコール成分から選ばれる1種以上と、2価のカルボン酸および3価以上の多価カルボン酸から選ばれる1種以上とを、公知の方法により縮重合反応もしくはエステル化、エステル交換反応により得られる。
本発明のトナーにおける着色剤としては、黒色着色剤であれば、当該技術分野で常用される有機系および無機系の様々な種類の顔料および染料を用いることができる。
本発明のトナーにおいては、上記の着色剤の1種を単独でまたは2種を組み合わせて用いることができ、それらの組み合わせは異色であっても同色であってもよい。また2種以上の着色剤を複合粒子化して用いてもよい。複合粒子は、例えば、2種以上の着色剤に適量の水、低級アルコールなどを添加し、ハイスピードミルなどの一般的な造粒機で造粒し、乾燥させることによって製造できる。さらに、結着樹脂中に着色剤を均一に分散させるために、マスターバッチ化して用いてもよい。複合粒子およびマスターバッチは、乾式混合の際にトナー組成物に混入される。
本発明のトナーにける離型剤としては、当該技術分野で常用される離型剤を用いることができ、例えば、エステルワックス、パラフィンワックスおよびマイクロクリスタリンワックスならびにそれらの誘導体などの石油系ワックス;フィッシャートロプシュワックス、ポリオレフィンワックス(ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスなど)、低分子量ポリプロピリンワックスおよびポリオレフィン系重合体ワックス(低分子量ポリエチレンワックスなど)ならびにそれらの誘導体などの炭化水素系合成ワックス;カルナバワックス、ライスワックスおよびキャンデリラワックスならびにそれらの誘導体、木蝋などの植物系ワックス;蜜蝋、鯨蝋などの動物系ワックス;脂肪酸アミドおよびフェノール脂肪酸エステルなどの油脂系合成ワックス;長鎖カルボン酸およびその誘導体;長鎖アルコールおよびその誘導体;シリコーン系重合体;高級脂肪酸などが挙げられる。定着時の離型剤が染み出しやすくなる。中でも、エステルワックスがトナーの保存安定性が向上する点で特に好ましい。
本発明のトナーにおける帯電制御剤としては、当該技術分野で常用される正電荷制御用および負電荷制御用の電荷制御剤を用いることができる。正電荷制御用の電荷制御剤としては、例えば、ニグロシン染料、塩基性染料、四級アンモニウム塩、四級ホスホニウム塩、アミノピリン、ピリミジン化合物、多核ポリアミノ化合物、アミノシラン、ニグロシン染料およびその誘導体、トリフェニルメタン誘導体、グアニジン塩、アミジン塩などが挙げられる。
本発明のトナーに離型剤とで凝集体を構成する粉砕助剤樹脂は、粉砕の起点となる凝集体を形成しやすくなるように、結着樹脂と相溶化しにくい樹脂である必要がある。粉砕助剤樹脂としては、例えばトナーの結着樹脂として用いられているポリエステル系樹脂、スチレン系樹脂を用いることができるが、結着樹脂と相溶化しにくくするためには、結着樹脂と違う種類の樹脂を選択することが望ましい。結着樹脂と同種の樹脂(例えばポリエステル樹脂)を用いる場合は、結着樹脂よりも重量平均分子量が大幅に小さい樹脂を選択することが好ましい。これは、結着樹脂に近い重量平均分子量を有する場合、結着樹脂と完全に相溶化してしまい、粉砕の起点が形成されずに粉砕性の向上に至らないためである。結着樹脂にポリエステル樹脂を用いる場合は、粉砕助剤樹脂はスチレンアクリル樹脂を用いることが好ましい。
本発明のトナーは、湿式などに比較して工程が少なく設備投資額も少なく済むなどの点で好ましい粉砕法により作製することができる。
以下、本実施形態である粉砕法によるトナー作製方法を説明する。粉砕法によるトナーの作製では、少なくとも結着樹脂、着色剤、離型剤および帯電制御剤を含むトナー材料を混合・溶融混練して混練物を得、次いで混練物を冷却固化・粉砕し、その後必要に応じて分級などの粒度調整を行い、トナー粒子を得る。
本発明のトナーには、その搬送性および帯電性ならびにトナーを二成分現像剤にする場合のキャリアとの撹拌性などを向上させるために外添剤が添加される。トナー母粒子とは、外添剤が添加されていないものをさす。
本発明のトナーは、一成分現像剤、二成分現像剤のいずれの形態でも使用することができる。二成分現像剤として使用する場合、トナーにさらにキャリアを配合する。キャリアとしては、当該技術分野で常用されるキャリアを用いることができ、例えば、鉄、銅、亜鉛、ニッケル、コバルト、マンガン、クロムなどからなる単独または複合フェライトおよびキャリア芯粒子を被覆物質で表面被覆したものなどが挙げられる。
キャリアの平均粒径は、好ましくは10〜100μm、さらに好ましくは20〜50μmである。キャリアの配合量は、トナー100重量部に対して4〜15重量部が好ましく、5〜10重量部がより好ましい。
流動特性評価装置(株式会社島津製作所製製、フローテスター、型番:CFT−100C)を用いて、試料1gを昇温速度6℃/分で加熱しながら、荷重20kgf/cm2(9.8×105Pa)を与え、ダイ(ノズル口径1mm、長さ1mm)から試料を流出させる。試料の半分量が流出したときの温度を軟化点(Tm)とする。
示差走査熱量計(セイコー電子工業株式会社製、(現 セイコーインスツル株式会社)製、型番:DSC220)を用いて、日本工業規格(JIS)K7121−1987に準じて、試料1gを昇温速度10℃/分で加熱してDSC曲線を測定する。得られたDSC曲線において、ガラス転移に相当する吸熱ピークの高温側のベースラインを低温側に延長した直線と、ピークの立ち上がり部分から頂点までの曲線に対して勾配が最大になるような点で引いた接線との交点の温度をガラス転移温度(Tg)とする。
示差走査熱量計(セイコー電子工業株式会社製、(現 セイコーインスツル株式会社)製、型番:DSC220)を用いて、試料1gを温度20℃から昇温速度10℃/分で200℃まで加熱し、次いで200℃から20℃に急冷させる操作を2回繰返し、DSC曲線を測定する。2回目の操作で測定したDSC曲線の融解に相当する吸熱ピークの温度を離型剤の融点とする。
電解液(ベックマン・コールター株式会社製、商品名:ISOTON−II)50mlに、試料20mgおよびアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム1mlを加え、超音波分散器(アズワン株式会社製、卓上型2周波超音波洗浄器、型式:VS−D100)を用いて周波数20kHzで3分間分散処理して測定用試料を得る。得られた測定用試料を、粒度分布測定装置(ベックマン・コールター株式会社製、型式:Multisizer3)を用いて、アパーチャ径:100μm、測定粒子数:50000カウントの条件下で測定し、試料粒子の体積粒度分布から体積平均粒子径を求める。
作成したトナーをエポキシ樹脂に包埋し、ウルトラミクロトーム(Reichert社製、商品名 : ウルトラカットN)で面出しを行い、試料を作成した。得られた試料を、走査透過電子顕微鏡(株式会社日立ハイテクノロジーズ製、型式:S-4800)で観察した。この電子顕微鏡写真データから無作為に200〜300個の離型剤粒子を抽出し、画像解析ソフト(商品名:A像くん、旭化成エンジニアリング株式会社製)で画像解析し円相当径を求めた。
結着樹脂 :ポリエステル樹脂A(ガラス転移温度62℃、軟化点115℃、重量平均
分子量65000) 79重量%
着色剤 :カーボンブラック(三菱化学株式会社、商品名♯44) 7重量%
離型剤 :離型剤A(エステルワックス、融点79℃、日油株式会社製、商品名:W
EP8) 3重量%
帯電制御剤:サリチル酸系化合物(オリエント化学工業株式会社、商品名:ボントロン
E84) 1重量%
粉砕助剤樹脂:スチレンアクリル樹脂A(ガラス転移温度60℃、軟化点140℃、重
量平均分子量45000) 10重量%
ヘンシェルミキサ(日本コークス工業株式会社製、型式:FM20C)を用いて、上記のトナー原料を3分間、前混合した後、二軸押出機(株式会社池貝製、型式:PCM−30)を用いて、シリンダ設定温度110℃、バレル回転数300rpm、原料供給速度20kg/時間で溶融混練して溶融混練物を得た。
混練工程の条件を変更して、材料供給速度を下げ、これ以外は実施例1と同様にして、トナー母粒子を得た。離型剤を粉砕助剤樹脂が取り囲んでなる凝集体の分散径は1.52μmであった。なお、混練条件の変更としては、材料供給速度を下げる代わりに混練温度を上げてもよい。
混練工程の条件を変更して、材料供給速度を上げ、これ以外は実施例1と同様にして、トナー母粒子を得た。離型剤を粉砕助剤樹脂が取り囲んでなる凝集体の分散径は0.5μmであった。なお、混練条件の変更としては、材料供給速度を上げる代わりに混練温度を下げてもよい。
離型剤をパラフィンワックス(日本精鑞株式会社、HNP10、融点75℃)にすること以外は実施例1と同様にして、トナー母粒子を得た。離型剤を粉砕助剤樹脂が取り囲んでなる凝集体の分散径は1.5μmであった。
粉砕助剤樹脂をポリエステル樹脂B(ガラス転移温度58℃、軟化点98℃、重量平均分子量3200)にすること以外は実施例1と同様にして、トナー母粒子を得た。離型剤を粉砕助剤樹脂が取り囲んでなる凝集体の分散径は0.5μmであった。
混練工程の条件を変更すること以外は実施例1と同様にして、トナー母粒子を得た。離型剤を粉砕助剤樹脂が取り囲んでなる凝集体の分散径は1.0μmであった。
混練工程の条件を変更して、実施例3よりも材料供給速度を上げ、これ以外は実施例1と同様にして、トナー母粒子を得た。離型剤を粉砕助剤樹脂が取り囲んでなる凝集体の分散径は0.4μmであった。
混練工程の条件を変更して、実施例2よりも材料供給速度を下げ、これ以外は実施例1と同様にして、トナー母粒子を得た。離型剤を粉砕助剤樹脂が取り囲んでなる凝集体の分散径は1.6μmであった。
粉砕助剤樹脂を添加せず、ポリエステル樹脂Aの量を89重量%にすること以外は実施例1と同様にして、トナー母粒子を得た。
実施例1〜9および比較例1〜3において得られたトナー(トナー母粒子)100重量部のそれぞれに、シランカップリング剤で疎水化処理された平均一次粒径20nmのシリカ粒子0.7重量部および酸化チタン1重量部を混合して外添トナーを得た。さらに得られた外添トナーと、体積平均粒径60μmのフェライトコアキャリアとを、二成分現像剤全量に対する外添トナーの濃度が7%になるように調整して混合し、トナー濃度7%の二成分現像剤を得た。
ジェット式粉砕機(日本コークス株式会社製、型式:CGS−16)を用いて、粗粉砕後のフレークを投入して、分級後の粒度が7.0μmになるような粒度(6.3±0.3μm)に条件を設定し、設定後に1時間運転した時の粗粉砕フレークの供給量で判断した。
◎:非常に良好(粗粉砕フレークの供給量が2000g以上)
○:良好 (粗粉砕フレークの供給量が1500g以上2000g未満)
△:やや不良 (粗粉砕フレークの供給量が1000g以上1500g未満)
×:不良 (粗粉砕フレークの供給量が500g未満)。
評価用に改造した市販複写機(シャープ株式会社製、型式:MX−3600FN)を改造したものを用いて、上記二成分現像剤による定着画像を作製した。
定着非オフセット域(℃)=定着上限温度(℃)−定着下限温度(℃)
得られた結果から、次の基準により定着性を評価した。
◎:非常に良好(定着非オフセット域が50℃以上)
○:良好 (定着非オフセット域が35℃以上50℃未満)
△:やや不良 (定着非オフセット域が25℃以上35℃未満)
×:不良 (定着非オフセット域が25℃未満)
[画像安定性]
市販複写機(商品名:MX−3600FN、シャープ株式会社製)に実施例1〜6および比較例1〜3で得られたトナー母粒子を用いて作成した二成分現像剤をそれぞれ充填し、感光体上のトナー付着量が0.4mg/cm2となるよう調節して印字したときの初期の画像濃度(ID0)および10,000(以下「10k」と記す)枚印字後の画像濃度(ID10k)を測色色差計(商品名:X−Rite938、X−Rite社製)を用いて測定した。
画像安定率(%)=(ID10k/ID0)×100
◎:非常に良好(画像安定率が95%以上)
○:良好(画像安定率が90%以上95%未満)
△:やや悪い(画像安定率が80%以上90%未満)
×:不良(画像安定率が80%未満)
[保存安定性]
高温保存後の凝集物の有無によって保存安定性を評価した。トナー20gをポリ容器に密閉し、60℃で72時間放置した後、トナーを取り出して230メッシュのふるいに掛けた。ふるい上に残存するトナーの重量を測定し、この重量のトナー全重量に対する割合である残存量を求め、下記の評価基準で評価した。残存量の数値が低いほど、トナーがブロッキングを起こしておらずトナー母粒子が被覆層で充分に被覆されていることを示す。
◎:非常に良好(凝集なし。残存量が0.5%未満である)
○:良好 (凝集微量。残存量が0.5%以上2%未満である)
△:やや悪い (凝集少量。残存量が2%以上10%未満である)
×:不良 (凝集多量。残存量が10%以上である)。
粉砕性、定着性、画像安定性、保存安定性の結果より総合評価を行った。
◎:非常に良好(いずれの評価も◎である)
○:良好 (いずれの評価も◎または○である)
△:やや悪い (いずれかの評価が△であるが、×はない)
×:不良 (いずれかの評価が×である、もしくはいずれも△である)。
粉砕助剤樹脂に相当する樹脂を使っていない比較例3のトナーおよびそれを用いた二成分現像剤においては、定着性、画像安定性は優れるものの、凝集体の粉砕助剤としての助けがないため、粉砕に非常に長い時間がかかっている。
3 結着樹脂(第1の樹脂)
4 粉砕助剤樹脂(第3の樹脂)
5 離型剤(第2の樹脂)
6 凝集体
40 定着装置(ベルト定着装置)
100 画像形成装置
Claims (7)
- 少なくとも結着樹脂、黒色着色剤および離型剤を含む電子写真用黒色トナーにおいて、
前記結着樹脂を第1の樹脂、前記離型剤を第2の樹脂として、前記第1の樹脂との相溶性が低くかつ前記第2の樹脂とは樹脂の種類が異なる第3の樹脂にて前記第2の樹脂が取り囲まれてなる凝集体が、前記第1の樹脂中に0.5〜1.5μmの平均粒径で分散されていることを特徴とする電子写真用黒色トナー。 - 第1の樹脂と第3の樹脂とは、樹脂の種類が異なることを特徴とする請求項1に記載の電子写真用黒色トナー。
- 前記第1の樹脂がポリエステル樹脂であり、第3の樹脂がスチレンアクリル樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子写真用黒色トナー。
- 前記第2の樹脂がエステル系樹脂であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電子写真用黒色トナー。
- 前記第2の樹脂が0.2μm以上の平均粒径で分散されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電子写真用黒色トナー。
- 感光体上の静電潜像を電子写真用黒色トナーで顕像化し、得られたトナー像を転写媒体に転写した後、ベルト定着装置を用いて前記トナー像を定着する画像形成方法であって、
前記電子写真用黒色トナーとして、少なくとも結着樹脂、黒色着色剤および離型剤を含む電子写真用黒色トナーを用い、前記結着樹脂を第1の樹脂、前記離型剤を第2の樹脂として、前記第1の樹脂との相溶性が低くかつ前記第2の樹脂とは樹脂の種類が異なる第3の樹脂にて前記第2の樹脂が取り囲まれて凝集体が、前記第1の樹脂中に0.5〜1.5μmの平均粒径で分散されていることを特徴とする画像形成方法。 - 感光体と、
該感光体上に形成された静電潜像を電子写真用黒色トナーで顕像化してトナー像を形成する現像装置と、
前記トナー像を転写媒体に転写する転写装置と、
前記転写媒体上のトナー像を定着するベルト定着装置と、を備える画像形成装置であって、
前記電子写真用黒色トナーとして、少なくとも結着樹脂、黒色着色剤および離型剤を含む電子写真用黒色トナーを用い、前記結着樹脂を第1の樹脂、前記離型剤を第2の樹脂として、前記第1の樹脂との相溶性が低くかつ前記第2の樹脂とは樹脂の種類が異なる第3の樹脂にて前記第2の樹脂が取り囲まれて凝集体が、前記第1の樹脂中に0.5〜1.5μmの平均粒径で分散されていることを特徴とする画像形成装置。
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