JP2013028811A - 樹脂組成物及びこれを用いたフィルム、積層体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (A)成分と(B)成分のみを樹脂成分として含有する樹脂組成物であって、(A)成分がポリ乳酸系樹脂であり、(B)成分がエチレン系単独重合体、エチレン系共重合体、酸変性オレフィン系共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマーからなる群から選ばれるセグメント(a)と、少なくとも1種のアクリル系単量体からなるセグメント(b)を有する共重合体であり、(A)成分と(B)成分の質量比が(A)/(B)=35〜65/65〜35であり、(A)成分と(B)成分のメルトフローレートの比が(A)/(B)=0.1〜10の範囲であることを特徴とする樹脂組成物で構成する。
【選択図】図1
Description
(1) (A)成分と(B)成分のみを樹脂成分として含有する樹脂組成物であって、(A)成分がポリ乳酸系樹脂であり、(B)成分がエチレン系単独重合体、エチレン系共重合体、酸変性オレフィン系共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマーからなる群から選ばれるセグメント(a)と、少なくとも1種のアクリル系単量体からなるセグメント(b)を有する共重合体であり、(A)成分と(B)成分の質量比が(A)/(B)=35〜65/65〜35であり、(A)成分と(B)成分のメルトフローレート(MFR:JISK−7210、温度:200℃、荷重:21.18N)の比が(A)/(B)=0.1〜10の範囲であることを特徴とする樹脂組成物、
(2) (B)成分のセグメント(a)がエチレン系共重合体であり、セグメント(b)が(メタ)アクリル酸メチルであることを特徴とする(1)に記載の樹脂組成物、
(3) 前記(B)成分の示差走査熱量計(DSC)を用いて加熱速度10℃/分で200℃まで昇温し、200℃で5分間保持した後、冷却速度10℃/分で室温まで降温した時の結晶化熱量(ΔHc)が60J/g以下である(1)又は(2)に記載の樹脂組成物、
(4) (1)〜(3)のいずれか1つに記載の樹脂組成物からなり、引張強度が30MPa以上、引張伸度が50%以上であることを特徴とするフィルム、
(5) 下記に示す樹脂組成物を主成分とする(I)層と(II)層、若しくは(II)層と(III)層の少なくとも2層、又は(I)層、(II)層、(III)層の順に少なくとも3層を有することを特徴とする積層体。(但し、(C)成分はポリオレフィン系樹脂である。)
(I)層:(A)成分50質量%超を含有する樹脂組成物
(II)層:(1)〜(3)のいずれかに記載の樹脂組成物
(III)層:(C)成分50質量%超を含有する樹脂組成物
を提供するものである。
本発明の樹脂組成物は、(A)成分と(B)成分とを含み、(A)成分がポリ乳酸系樹脂であり、(B)成分がエチレン系単独重合体、エチレン系共重合体、酸変性オレフィン系共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマー、及びスチレン系熱可塑性エラストマーからなる群から選ばれるセグメント(a)と、少なくとも1種のアクリル系単量体からなるセグメント(b)を有する共重合体であり、かつ共連続構造を有する。
本発明で用いられる(A)成分はポリ乳酸系樹脂である。該(A)成分は、D−乳酸若しくはL−乳酸の単独重合体又はそれらの共重合体であり、これらの混合物も含まれる。より具体的には、構造単位がD−乳酸であるポリ(D−乳酸)、構造単位がL−乳酸であるポリ(L)−乳酸、L−乳酸とD−乳酸との共重合体であるポリ(DL)−乳酸、又はこれらの混合物である。
次に、本発明で用いられる(B)成分について説明する。(B)成分はエチレン系単独重合体、エチレン系共重合体、酸変性オレフィン系共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマーからなる群から選ばれるセグメント(a)と、少なくとも1種のアクリル系単量体からなるセグメント(b)を有する共重合体である。
次に、本発明の樹脂組成物は、上記(A)成分と(B)成分のほかに、さらに(C)成分としてポリオレフィン系樹脂を混合することが好ましい。(C)成分としてポリオレフィン系樹脂をさらに混合することにより、(A)成分であるポリ乳酸系樹脂の引張強伸度などの機械特性や柔軟性、耐衝撃性などの特性を大幅に向上させることが可能である。また、(B)成分は一般に高価な原料であるため、(C)成分を混合することにより(B)成分の混合量が低減でき、経済性にも優れた樹脂組成物を得ることができる。
本発明の樹脂組成物は、成形した場合、引張強度及び引張伸度が高く、射出成形品、圧縮成形品、ブロー成形品などのバルク状成形品に加え、フィルム、シート等の形状においても好適に用いられる。
次に、本発明の樹脂組成物は、ポリ乳酸系樹脂を主成分とする層とポリオレフィン系樹脂を主成分とする層の層間において接着層としても好適に用いることができる。
(I)層:(A)成分50質量%超を含有する樹脂組成物
(II)層:請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹脂組成物
(III)層:(C)成分50質量%超を含有する樹脂組成物
本発明における積層体のうち、具体的な層構成としては、例えば(I)層/(II)層/(III)層、(I)層/(II)層/(I)層、(III)層/(II)層/(III)層からなる3層構成、(I)層/(II)層/(III)層/(II)層/(I)層、又は(III)層/(II)層/(I)層/(II)層/(III)層、(I)層/(II)層/(I)層/(II)層/(I)層、(I)層/(II)層/(I)層/(II)層/(III)層、(III)層/(II)層/(III)層/(II)層/(III)層、(III)層/(II)層/(III)層/(II)層/(I)層などからなる5層構成、(I)層/(II)層/(III)層/(III)層/(II)層/(I)層、(I)層/(II)層/(I)層/(I)層/(II)層/(I)層、(I)層/(II)層/(I)層/(I)層/(II)層/(III)層、(III)層/(II)層/(III)層/(III)層/(II)層/(III)層、(III)層/(II)層/(III)層/(III)層/(II)層/(I)層などからなる6層構成、それ以上の他層構成などを挙げることができるが、本発明において好適な積層構成は、(I)層/(II)層/(III)層/(II)層/(I)層 、又は(III)層/(II)層/(I)層/(II)層/(III)層であり、中でも好適な実施形態の一つは(I)層/(II)層/(III)層/(II)層/(I)層の5層構成のフィルムである。この5層構成を採用することにより、層間接着性や透明性などに優れた積層体を得ることができる。この5層構成において、各層の厚み比は、上述した効果及び作用を考慮して設定すればよく、特に限定されるものではない。
次に、本発明の樹脂組成物、フィルム及び積層体の製造方法について説明する。まず、本発明の樹脂組成物は、一般的に使用される単軸押出機、二軸押出機、ニーダーやミキサーなどが使用でき、特に制限されるものではないが、混合樹脂組成物の均一分散性、諸特性の安定性から二軸押出機、特に、同方向二軸押出機を用いることがより好ましい。また、本発明のフィルムの製造方法は、特に限定されるものではないが、公知の方法、例えばTダイを用いる押出キャスト法、カレンダー法、インフレーション法、及び射出成形などの方法を用いて、通常5〜5000μm程度の厚さに成形される。また、積層体の製造方法としては、マルチマニフォールド式の口金を用い共押出する方法、フィードブロックを用いて共押出する方法、(I)層、(II)層及び(III)層の単層フィルムを別個に得た後、熱ラミネーションにより積層する方法など、公知の方法が採用できる。
なお、実施例に示す測定値及び評価は次のように行った。また実施例では、フィルム、シート形状物の引取り(流れ)方向をMD(Machine Direction)、その直角方向をTD(Transverse Direction)と記載する。
用いた樹脂を、300mm幅Tダイ(リップギャップ:0.7mm)を有するφ25mm二軸押出機(L/D:36)を用いて設定温度200℃で溶融混練し、厚さ50μmのフィルム(キャストロール温度:50℃)を得た。このフィルムをアタゴ社製アッベ屈折率計を用い、ナトリウムD線(589nm)を光源とし、JIS−K7124により5箇所において測定した屈折率の平均値を平均屈折率とした。
用いた樹脂のメルトフローレート(MFR)はキャピラリーレオメーター(安田精機社製、120SAS−2000)を用いてJISK−7210において測定温度200℃、測定荷重21.18Nの条件において測定した。
用いた樹脂及び樹脂組成物の結晶化熱量は、示差走査熱量計を用いて加熱速度10℃/分で200℃まで昇温し、200℃で5分間保持した後、冷却速度10℃/分で室温まで降温した時により測定した。
得られたフィルムの外観を目視により下記基準で評価した。
○:ムラやフィッシュアイなどのゲル物がほとんどみられない
×:ムラやフィッシュアイなどのゲル物が多くみられる
得られたフィルムの端部を除いた中央部分をミクロトームによりTD方向に切断し、その切断面をイオンエッチング処理した試料を作製し、その試料の相構造を電界放射型走査電子顕微鏡(SEM、日立ハイテクノロジーズ社製、S−4500)を用いて加速電圧5kVで2000倍において観察した。SEM観察写真は白と黒の二色で表されており、白く観察される部分がエッチングを受けずに残存した(B)成分のセグメント(a)及び/又は(C)成分からなるオレフィンリッチ相に起因する凸部分であり、黒く観察される部分が(A)成分及び(B)成分のセグメント(b)からなる樹脂相がエッチングにより除去された凹部分である。この観察写真より、下記の評価基準で相構造を判定した。
海島:一方の色のマトリックス相中にもう一方の色の球状相が観察される
共連続:黒色の相と白色の相が入り組み、球状相が全体的にあまり観察されない
単一相:白色と黒色の明確な色の差及び相の形状がほとんど観察されない
得られたフィルムをMD15mm×TD100mmに切り取り、インストロン型引張り試験機を用いて23℃条件下においてTD方向に引張試験速度200mm/分として引張試験をJIS−K7125により行い、フィルム破断時の強度及び伸度の値を測定した。
また、下記基準により機械特性の評価を行なった。
○:引張強度30MPa以上であり、かつ引張伸度50%以上
×:引張強度30MPa未満又は引張伸度50%未満
積層体の層間接着性の評価方法として、厚み100μmのポリ乳酸系樹脂「A−1」のフィルムとポリオレフィン系樹脂「C−1」のフィルム(それぞれフィルム(I)、フィルム(III)と略記)を作製し、厚み50μmのPETフィルム、本発明により得られる樹脂組成物のフィルム(フィルム(II)と略記)と共にそれぞれMD50mm×TD250mmのサイズに切り出した。これらのフィルムをPETフィルム/フィルム(I)/フィルム(II)/フィルム(III)/PETフィルムの順に積層し、ヒートシーラー(シールバー幅:約10mm、シール温度:200℃、シール圧:2kgf/cm2、シール時間:2分間)によりフィルムのTD方向の中間部(端部より125mm部分)を加熱圧着し、3分間常温で放冷後に両面のPETフィルムを剥離することにより積層体を作製した。積層体の接着性は片方を固定し、フィルム(I)又はフィルム(III)を90°方向に剥離した時の剥離挙動を下記の基準により評価した。
○:剥離時にフィルム(I)〜(III)のいずれかが材料破壊するもの
×:剥離時にフィルム(I)とフィルム(II)の界面又はフィルム(II)とフィルム(III)の界面のいずれかにおいて界面剥離するもの
表1に示すように、(A)成分として、十分に乾燥させたポリ乳酸系樹脂(Nature Works LLC社製、非晶性ポリ乳酸、平均屈折率:1.455、MFR:3.5g/10分、ΔHc:0J/g、以下「A−1」と略記することがある)を50質量%、(B)成分としてエチレン‐アクリル酸エチル共重合体をセグメント(a)とし、(メタ)アクリル酸メチルをセグメント(b)とする共重合体(日本油脂社製、グラフト共重合体、商品名「モディパーA5200」、平均屈折率:1.493、ΔHc:52.1J/g、MFR:3.6g/10分、以下「B−1」と略記することがある)50質量%とを配合し、ストランドダイを有するφ25mm二軸押出機(L/D:36)を用いて設定温度200℃で溶融混練し、樹脂組成物を得た。また、上記ストランドダイを300mm幅Tダイ(リップギャップ:0.7mm)に変更し、同様にして該樹脂組成物からなる厚さ50μmのフィルム(キャストロール温度:50℃)を得た。評価した結果を表1に示した。
表1に示すように、(A)成分として、十分に乾燥させた「A−1」を60質量%、(B)成分として「B−1」10質量%、さらに(C)成分としてポリオレフィン系樹脂(ダウケミカル社製、軟質ポリプロピレン、商品名「バーシファイ2400」、平均屈折率:1.478、MFR:2.0g/10分、ΔHc:6.8J/g、以下「C−1」と略記することがある)30質量%とを配合した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物及び該樹脂組成物からなるフィルムを得た。評価した結果を表1に示した。
表1に示すように、(A)成分として、十分に乾燥させた「A−1」を40質量%、(B)成分として「B−1」10質量%、さらに(C)成分として「C−1」50質量%とを配合した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物及び該樹脂組成物からなるフィルムを得た。評価した結果を表1に示した。
表1に示すように、(A)成分として、十分に乾燥させたポリ乳酸系樹脂(Nature Works LLC社製、結晶性ポリ乳酸、平均屈折率:1.455、ΔHc:33.2J/g、MFR:4.2g/10分、以下「A−2」と略記することがある)を50質量%、(B)成分として「B−1」10質量%、さらに(C)成分として「C−1」を40質量%とを配合した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物及び該樹脂組成物からなるフィルムを得た。評価した結果を表1に示した。
表1に示すように、(A)成分として、十分に乾燥させた「A−1」を90質量%、(B)成分として「B−1」10質量%を配合した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物及び該樹脂組成物からなるフィルムを得た。評価した結果を表1に示した。
表1に示すように、(A)成分として、十分に乾燥させた「A−1」を60質量%、(B)成分としてエチレン−グリシジルメタクリレート/(メタ)アクリル酸メチルグラフト共重合体(日本油脂社製、商品名「モディパーA4200」、平均屈折率:1.5024、ΔHc:61.3J/g、MFR:0.1g/10分、以下「B−2」と略記することがある)を10質量%、さらに(C)成分として「C−1」30質量%とを配合した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物及び該樹脂組成物からなるフィルムを得た。評価した結果を表1に示した。
表1に示すように、(A)成分として、十分に乾燥させた「A−1」を30質量%、(B)成分として「B−1」10質量%、さらに(C)成分として「C−1」60質量%とを配合した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物及び該樹脂組成物からなるフィルムを得た。評価した結果を表1に示した。
表1に示すように、(A)成分として、十分に乾燥させた「A−2」を50質量%、(B)成分として「B−1」10質量%、さらに(C)成分としてLLDPE(宇部興産社製、商品名「ユメリット0540F」、平均屈折率:1.503、ΔHc:96.8J/g、MFR:4.0g/10分、以下「C−2」と略記することがある)を40質量%とを配合した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物及び該樹脂組成物からなるフィルムを得た。評価した結果を表1に示した。
表1に示すように、(A)成分として、十分に乾燥させた「A−1」を60質量%、(B)成分として変性スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(JSR社製、商品名「ダイナロン8630P」、平均屈折率:1.4933、ΔHc:0J/g、MFR:0.1、以下「B−3」と略記することがある)を10質量%、さらに(C)成分として「C−1」30質量%とを配合した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物及び該樹脂組成物からなるフィルムを得た。評価した結果を表1に示した。
表1に示すように、(A)成分として、十分に乾燥させた「A−1」を60質量%、(C)成分として「C−1」40質量%とを配合した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物及び該樹脂組成物からなるフィルムを得た。評価した結果を表1に示した。
表1に示すように、(A)成分として、十分に乾燥させた「A−1」100質量%を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物及び該樹脂組成物からなるフィルムを得た。評価した結果を表1に示した。
2:(A)成分及び(B)成分のセグメント(b)を主成分とするポリ乳酸系樹脂リッチ相がエッチングにより除去された凹部分
Claims (5)
- (A)成分と(B)成分のみを樹脂成分として含有する樹脂組成物であって、(A)成分がポリ乳酸系樹脂であり、(B)成分がエチレン系単独重合体、エチレン系共重合体、酸変性オレフィン系共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマーからなる群から選ばれるセグメント(a)と、少なくとも1種のアクリル系単量体からなるセグメント(b)を有する共重合体であり、(A)成分と(B)成分の質量比が(A)/(B)=35〜65/65〜35であり、(A)成分と(B)成分のメルトフローレート(MFR:JISK−7210、温度:200℃、荷重:21.18N)の比が(A)/(B)=0.1〜10の範囲であることを特徴とする樹脂組成物。
- (B)成分のセグメント(a)がエチレン系共重合体であり、セグメント(b)が(メタ)アクリル酸メチルである請求項1に記載の樹脂組成物。
- (B)成分の示差走査熱量計(DSC)を用いて加熱速度10℃/分で200℃まで昇温し、200℃で5分間保持した後、冷却速度10℃/分で室温まで降温した時の結晶化熱量(ΔHc)が60J/g以下である請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹脂組成物からなり、引張強度が30MPa以上であり、かつ引張伸度が50%以上であることを特徴とするフィルム。
- 下記に示す樹脂組成物を主成分とする(I)層と(II)層、若しくは(II)層と(III)層の少なくとも2層、又は(I)層、(II)層、(III)層の順に少なくとも3層を有することを特徴とする積層体。(但し、(C)成分はポリオレフィン系樹脂である。)
(I)層:(A)成分50質量%超を含有する樹脂組成物
(II)層:請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹脂組成物
(III)層:(C)成分50質量%超を含有する樹脂組成物
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