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JP2013002678A - コンデンシングユニットセット及び冷凍装置 - Google Patents

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JP2013002678A JP2011132178A JP2011132178A JP2013002678A JP 2013002678 A JP2013002678 A JP 2013002678A JP 2011132178 A JP2011132178 A JP 2011132178A JP 2011132178 A JP2011132178 A JP 2011132178A JP 2013002678 A JP2013002678 A JP 2013002678A
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雅章 竹上
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覚 阪江
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Abstract

【課題】室内ユニットにおいてデフロストを行うときに、デフロストの効率が悪くなる虞を軽減する。
【解決手段】圧縮機(31L,31M,31R)と、前記圧縮機に吸入される冷媒の圧力を検出する低圧圧力センサ(PL)と、をそれぞれ備える複数台のコンデンシングユニット(3a,3b,3c)を備えたコンデンシングユニットセットであって、前記圧縮機を駆動制御することによって、室内ユニット(2)においてデフロストを行うようにコンデンシングユニット(3)の運転を制御する運転制御部(41)を備え、運転制御部(41)は、室内ユニット(2)においてデフロストを行うように運転中のコンデンシングユニット(3a,3b,3c)の低圧圧力センサ(PL)で検出された冷媒の圧力の何れかが、予め定められた圧力(Pb)以下になると、運転されていない他のコンデンシングユニット(3)を更に運転させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数台のコンデンシングユニットを備えたコンデンシングユニットセット、及び当該コンデンシングユニットセットを備えた冷凍装置に関し、特に、室内ユニットにおいてデフロストを行うようにコンデンシングユニットを運転する技術に関する。
従来から、冷媒を循環させて蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う冷媒回路を備えた冷凍装置において、庫内熱交換器(室内熱交換器)を流れる冷媒を、庫内空気から吸熱させて蒸発させることによって、庫内空気の冷却を行う冷凍サイクル運転が行われている。
また、下記特許文献1のように、この冷凍サイクル運転時に、所定の条件を満たすと、室内ユニットに着霜があると判断して、冷凍サイクル運転時とは逆方向に冷媒を循環させるように四路切換弁を切り替え、これによって、コンデンシングユニットの圧縮機から吐出された高圧冷媒を室内ユニットに流入させ、庫内熱交換器(室内熱交換器)において高圧冷媒からの放熱によって、室内ユニットの着霜を融解して除霜(デフロスト)する、所謂、逆サイクルデフロスト運転(デフロスト運転)が行われている。
特開2010−164295号公報
しかしながら、上記の技術を適用して、例えば、冷凍コンテナ等の冷却する対象の空間が大きい冷凍装置等において上記のデフロスト運転を行う場合、コンデンシングユニットから流入した高圧冷媒が、室内熱交換器で凝縮することによって液冷媒となり、内容積の大きい室内熱交換器で大量の冷媒が液溜まりする虞があった。これによって、コンデンシングユニットから室内ユニットに循環される冷媒量が不足して、冷媒が循環されにくくなり、デフロストの効率が悪くなる虞があった。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、室内ユニットにおいてデフロストを行うときに、デフロストの効率が悪くなる虞を軽減することを目的とする。
本発明のコンデンシングユニットセットは、圧縮機(31L,31M,31R)と、前記圧縮機(31L,31M,31R)に吸入される冷媒の圧力を検出する低圧圧力センサ(PL)と、をそれぞれ備える複数台のコンデンシングユニット(3a,3b,3c)を備えたコンデンシングユニットセットであって、前記圧縮機(31L,31M,31R)を駆動制御することによって、室内ユニット(2)においてデフロストを行うようにコンデンシングユニット(3)の運転を制御する運転制御部(41)を備え、前記運転制御部(41)は、前記室内ユニット(2)においてデフロストを行うように運転中のコンデンシングユニット(3a,3b,3c)の低圧圧力センサ(PL)で検出された冷媒の圧力の何れかが、予め定められた圧力(Pb)以下になると、運転されていない他のコンデンシングユニット(3)を更に運転させる。
例えば、冷凍コンテナ等の冷却する対象の空間が大きい冷凍装置等において上記のデフロスト運転を行う場合、コンデンシングユニット(3)から室内ユニット(2)に循環される高圧冷媒が、室内熱交換器で凝縮することによって液冷媒となり、内容積の大きい室内熱交換器で大量の冷媒が液溜まりする。これによって、コンデンシングユニット(3)の圧縮機(31L,31M,31R)に循環される冷媒量が減少するため、その後、コンデンシングユニット(3)の圧縮機(31L,31M,31R)から再び吐出させて室内ユニット(2)に循環させる冷媒量も減少する。
本発明の構成では、運転制御部(41)により、室内ユニット(2)においてデフロストを行うように運転中のコンデンシングユニット(3)の低圧圧力センサ(PL)で検出された冷媒の圧力の何れかが、予め定められた圧力Pb以下になる程度まで低下することによって、コンデンシングユニット(3)の圧縮機(31L,31M,31R)に吸入される冷媒量が減少したと判断される。
そして、当該判断がなされると、室内ユニット(2)においてデフロストを行うように運転されるコンデンシングユニット(3)が更に追加されるため、当該追加して運転されたコンデンシングユニット(3)の圧縮機(31L,31M,31R)から吐出された冷媒も室内ユニット(2)に循環されるようになる。
これによって、室内ユニット(2)においてデフロストを行うときに、室内ユニット(2)に循環される冷媒量が不足することが解消される。このため、冷媒が循環されにくくなる虞が軽減され、デフロストの効率が悪くなる虞が軽減される。
また、前記コンデンシングユニットセットにおいて、前記運転制御部(41)は、前記室内ユニット(2)においてデフロストを行う開始時には、複数台のコンデンシングユニット(3a,3b,3c)のうちの何れか一台のみのコンデンシングユニット(3)を運転させることが好ましい。
この構成では、何れのコンデンシングユニット(3)も運転されていない、室内ユニット(2)においてデフロストを行う開始時には、複数台のコンデンシングユニット(3a,3b,3c)のうちの何れか一台のみに制限されてコンデンシングユニット(3)が室内ユニット2においてデフロストを行うように運転される。
したがって、運転開始時に複数台のコンデンシングユニット(3)が室内ユニット2においてデフロストを行うように運転される場合に比して、運転開始時に室内ユニット(2)に流入する高圧冷媒の量が少なくなる。
このため、運転開始時に高圧冷媒が急激に大量に室内ユニット(2)に流入することによって、大量の高圧冷媒からの急激な伝熱によって室内ユニット(2)の着霜の一部のみが剥離され、その他の部分の着霜が取り除かれなくなる虞が軽減される。
また、前記コンデンシングユニットセットにおいて、前記圧縮機(31L,31M,31R)から吐出される冷媒の圧力を検出する高圧圧力センサ(PH)を更に備え、前記運転制御部(41)は、前記室内ユニット(2)においてデフロストを行うように運転中のコンデンシングユニット(3)に備えられた高圧圧力センサPHから検出される冷媒の圧力が、当該コンデンシングユニット(3)の運転の開始時点から時間が経過するにつれて高くなるように、前記圧縮機(31L,31M,31R)を駆動させることが好ましい。
この構成では、室内ユニット(2)においてデフロストを行うように運転中のコンデンシングユニット(3)に備えられた高圧圧力センサ(PH)から検出される冷媒の圧力が、当該コンデンシングユニット(3)の運転の開始時点から時間が経過するにつれて高くなるように、圧縮機(31L,31M,31R)が駆動される。
したがって、時間が経過するにつれて次第に高圧にされた冷媒が室内ユニット(2)に循環され、つまり、時間が経過するにつれて循環される冷媒の温度が次第に高くなるため、室内ユニット(2)において凝縮能力が次第に高まることとなる。この結果、室内ユニット(2)における着霜を取り除く能力が徐々に向上されるため、一部の着霜のみが剥離されてその他の部分の着霜が取り除かれなくなる虞が軽減される。
また、本発明の冷凍装置は、前記コンデンシングユニットセットと、蒸発器(23)を有し、前記蒸発器(23)と前記コンデンシングユニットセットに備えられた各コンデンシングユニット(3a,3b,3c)とが接続されて冷媒回路(10)を形成する室内ユニット(2)と、を備えることが好ましい。
本発明によれば、室内ユニットにおいてデフロストを行うときに、デフロストの効率が悪くなる虞を軽減することが可能になる。
本発明に係る冷凍装置の構成の一例を示す概略構成図。 冷凍装置のデフロスト運転時における、運転制御部によるコンデンシングユニットの運転制御の一例を示すフローチャート。 冷凍装置のデフロスト運転時における、運転制御部によるコンデンシングユニットの圧縮機の駆動制御の一例を示すフローチャート。
[第一実施形態]
以下、本発明の一実施形態に係る冷凍装置について、図面を参照して説明する。図1に示すように、冷凍装置1は、3台のコンデンシングユニット3a,3b,3cと、2台の室内ユニット2a,2bと、制御部4と、を備えている。
尚、図中において、3台のコンデンシングユニット3a,3b,3cは、同一の構成であるものとして、コンデンシングユニット3b,3c内の各部の記載を省略する。同様に、2台の室内ユニット2a,2bは、同一の構成であるものとして、室内ユニット2b内の各部の記載を省略する。また、以下では、3台のコンデンシングユニット3a,3b,3cを総称して説明する場合に、コンデンシングユニット3と示すものとする。同様に、2台の室内ユニット2a,2bを総称して説明する場合に、室内ユニット2と示すものとする。
各コンデンシングユニット3a,3b,3cは、それぞれコンデンシングユニット回路30を備え、各室内ユニット2a,2bは、それぞれ室内ユニット回路20を備えている。また、冷凍装置1は、液冷媒配管11とガス冷媒配管12とを備え、各コンデンシングユニット回路30と各室内ユニット回路20とを液冷媒配管11及びガス冷媒配管12で接続して、同一の冷媒循環系統からなる冷媒回路10を構成している。
コンデンシングユニット回路30は、端部に2つの閉鎖弁13,14を備えている。
閉鎖弁13は、液冷媒配管11の一端に接続されている。この液冷媒配管11の一端は、3つに分岐されており、分岐された各端部が各コンデンシングユニット3a,3b,3cの閉鎖弁13に接続されている。液冷媒配管11の他方の一端は、各室内ユニット回路20の液側に接続されている。
閉鎖弁14は、ガス冷媒配管12の一端に接続されている。このガス冷媒配管12の一端は、3つに分岐されており、分岐された各端部が各コンデンシングユニット3a,3b,3cの閉鎖弁14に接続されている。ガス冷媒配管12の他方の一端は、各室内ユニット回路20のガス側に接続されている。
また、コンデンシングユニット回路30は、3台の圧縮機31L,31M,31Rと、四路切換弁32と、熱交換器33と、レシーバ34と、過冷却熱交換器35と、過冷却用膨張弁36と、室外膨張弁37と、を備えている。
3台の圧縮機31L,31M,31Rは、例えば、全密閉式高圧ドーム型のスクロール圧縮機により構成され、互いに並列に接続されている。圧縮機31Lは、インバータの出力周波数を変化させて電動機の回転数を変化させることによって、容量が可変な可変容量圧縮機として構成されている。圧縮機31M,31Rは、電動機が常時一定の所定回転数で運転され、容量が変更不能な固定容量圧縮機として構成されている。
圧縮機31L,31M,31Rは、吸入管61L,61M,61Rから流入した冷媒を圧縮し、当該圧縮した高圧の冷媒を吐出管62L,62M,62Rへ吐出する。尚、吐出管62L,62M,62Rは、それぞれ、圧縮機31L,31M,31Rから吐出合流管62に向かう冷媒の流れのみを許容する逆止弁CVを備えている。
四路切換弁32のポートP1には、一端が吐出管62L,62M,62Rに分岐されている吐出合流管62が接続され、四路切換弁32のポートP2には、一端が吸入管61L,61M,61Rに分岐されている吸入合流管61が接続されている。また、四路切換弁32のポートP3には、熱交換器33の一端(ガス側)が接続され、四路切換弁32のポートP4には、閉鎖弁14が接続されている。
四路切換弁32は、ポートP1とポートP3とが連通し、かつ、ポートP2とポートP4とが連通する状態(図中の実線で示す状態)と、ポートP1とポートP4とが連通し、かつ、ポートP2とポートP3とが連通する状態(図中の一点鎖線で示す状態)とに切り替え可能に構成されている。
尚、四路切換弁32のポートが連通する状態は、後述するように、制御部4によって、冷凍装置1が冷凍サイクル運転を行うようにコンデンシングユニット3を運転させるか、冷凍装置1がデフロスト運転を行うようにコンデンシングユニット3を運転させるかに応じて適宜切り替えられる。
熱交換器33は、例えば、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器により構成され、近傍に設けられたファン38によって送られる室外空気と熱交換器33内に循環される冷媒との間で熱交換を行う。熱交換器33の他端(液側)は、第1液管65を介してレシーバ34の頂部に接続されている。尚、第1液管65は、熱交換器33の他端(液側)からレシーバ34に向かう冷媒の流れのみを許容する逆止弁CVを備えている。
レシーバ34は、熱交換器33と過冷却熱交換器35との間に配置され、熱交換器33で凝縮した高圧冷媒を一時的に貯留する。
過冷却熱交換器35は、例えば、プレート型熱交換器により構成され、高圧側流路35H及び低圧側流路35Lを流れる冷媒同士を熱交換させる。高圧側流路35Hの流入端は、レシーバ34の底部に接続され、高圧側流路35Hの流出端は、第2液管66を介して閉鎖弁13に接続されている。尚、第2液管66は、高圧側流路35Hの流出端から閉鎖弁13に向かう冷媒の流れのみを許容する逆止弁CVを備えている。
一方、低圧側流路35Lの流入端は、第2液管66における逆止弁CVの上流側から分岐している第1分岐管67を介して第2液管66に接続され、低圧側流路35Lの流出端は、インジェクション管68の一端(流入端)に接続されている。尚、第1分岐管67は、過冷却用膨張弁36を備えている。過冷却用膨張弁36は、例えば、開度が調整可能な電子膨張弁により構成されている。
インジェクション管68の他端(流出端)は、3つの分岐インジェクション管68L,68M,68Rに分岐している。3つの分岐インジェクション管68L,68M,68Rは、それぞれ、各圧縮機31L,31M,31Rに接続され、中間圧の圧縮室に連通している。つまり、これらインジェクション管68,68L,68M,68Rは、過冷却熱交換器35から各圧縮機31L,31M,31Rにおける中間圧の圧縮室へガス冷媒を注入するインジェクション回路を構成している。
尚、可変容量の圧縮機31Lに接続される分岐インジェクション管68Lは、膨張弁EVを備え、固定容量の圧縮機31M,31Rに接続される分岐インジェクション管68M,68Rは、逆止弁CV及び電磁弁SVを備えている。
また、第2液管66における逆止弁CVと閉鎖弁13との間には、第2分岐管69の一端が接続されている。第2分岐管69の他端は、第1液管65に備えられた逆止弁CVの上流側に接続されている。尚、第2分岐管69は、第1液管65へ向かう冷媒の流れのみを許容する逆止弁CVを備えている。
更に、第1液管65と第2液管66との間には、レシーバ34及び過冷却熱交換器35をバイパスする第3分岐管63が接続されている。尚、第3分岐管63は、室外膨張弁37を備えている。室外膨張弁37は、例えば、開度が調整可能な電子膨張弁により構成されている。
吐出管62L,62M,62Rは、それぞれ逆止弁CVの上流側に油セパレータ91L,91M,91Rを備えている。油セパレータ91L,91M,91Rは、圧縮機31L,31M,31Rから吐出された冷媒から冷凍機油を分離させる。各油セパレータ91L,91M,91Rには、それぞれ油戻し管92L,92M,92Rが接続されている。
油戻し管92L,92M,92Rは、油戻し合流管92の一端(流入端)に合流している。一方、油戻し合流管92の他端(流出端)は、インジェクション管68に接続されている。つまり、油戻し合流管92は、各圧縮機31L,31M,31Rの中間圧の圧縮室に連通している。
尚、油戻し管92Lは、キャピラリチューブCPを備え、油戻し管92M,92Rは、油セパレータ91M,91Rから順に、逆止弁CVとキャピラリチューブCPを備えている。油戻し管92M,92Rに設けられた逆止弁CVは、油戻し合流管92へ向かう冷凍機油の流れのみを許容する弁である。
これによって、各油セパレータ91L,91M,91Rで分離された冷凍機油は、それぞれ油戻し管92L,92M,92Rを介して、油戻し合流管92に合流された後、各圧縮機31L,31M,31Rの中間圧の圧縮室に流入する。つまり、油セパレータ91L,91M,91Rからの冷凍機油は、吸入管61L,61M,61Rを介さずに、各圧縮機31L,31M,31Rの中間圧の圧縮室へ戻されるため、低圧冷媒で冷却されることによって粘度が上昇することが回避される。
更に、コンデンシングユニット回路30は、各種センサを備えている。具体的には、吐出管62L,62M,62Rに、それぞれ吐出管62L,62M,62Rの温度を検出する吐出管温度センサTL,TM,TRが設けられ、吸入合流管61に、吸入合流管61の温度を検出する吸入管温度センサTCが設けられている。
また、ファン38の近傍には、外気温度を検出するための外気温センサToutが設けられている。第1分岐管67における過冷却用膨張弁36の下流側には、過冷却熱交換器35に流入される冷媒の温度を検出する第1液温センサT1が設けられ、インジェクション管68には、過冷却熱交換器35から流出される冷媒の温度を検出する第2液温センサT2が設けられている。
更に、各吸入管61L,61M,61Rの合流箇所即ち、吸入合流管61の流出端には、圧縮機31L,31M,31Rに分かれて吸入される低圧冷媒の圧力を検出する低圧圧力センサPLが設けられている。一方、各吐出管62L,62M,62Rの合流箇所即ち、吐出合流管62の流入端には、圧縮機31L,31M,31Rから吐き出されて合流された高圧冷媒の圧力を検出する高圧圧力センサPHが設けられている。
室内ユニット2の室内ユニット回路20は、室内膨張弁27と、室内熱交換器23と、加熱用配管21と、を備えている。
室内膨張弁27は、例えば、開度が調整可能な電子膨張弁により構成されている。室内熱交換器23は、例えば、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器により構成され、近傍に設けられた室内ファン28によって送られる室内空気と室内熱交換器23内に循環される冷媒との間で熱交換を行う。
加熱用配管21は、室内熱交換器23の下方に設けられたドレンパン25内に設けられている。尚、ドレンパン25は、室内熱交換器23から滴下する結露水を回収するものであり、加熱用配管21を循環する冷媒の熱を利用して、結露水が凍結して生成された氷塊を融解する。
更に、室内ユニット回路20は、各種センサを備えている。具体的には、室内ファン28の近傍に、室内の温度を検出する室内温度センサTinが設けられ、室内熱交換器23の流出端に、室内熱交換器23から流出される冷媒の圧力を検出する室内圧力センサPinが設けられている。
制御部4は、例えば、CPUと、ROMやRAM等のメモリと、を備えたマイクロコンピュータで構成されている。尚、メモリには、後述する運転制御部41によって、室内ユニット2においてデフロストを行うようにコンデンシングユニット3の運転が制御される場合に、当該運転される対象となるコンデンシングユニット3の識別情報が記憶される。制御部4には、各温度センサT1,T2,TC,TL,TM,TR,Tout,Tin及び各圧力センサPL,PH,Pinの検出値を示す制御信号が入力される。
特に、制御部4は、指示受付部42と、運転制御部41として機能する。
指示受付部42は、リモコンや室内ユニット2及びコンデンシングユニット3に設けられた操作ボタン等のユーザーによる操作によって入力された、室内ユニット2及びコンデンシングユニット3の運転に係る各種指示を受け付ける。
運転制御部41は、各室内ユニット2a,2b又は各コンデンシングユニット3a,3b,3cに設けられた、圧縮機31L,31M,31R、ファン38、室内ファン28の駆動制御を行うとともに、各種弁32,36,37,27,EV,SVの切り替えや開度調整を行うことによって、室内ユニット2及びコンデンシングユニット3の運転を制御する。
運転制御部41は、冷媒回路10において、熱交換器33を凝縮器として機能させ、室内熱交換器23を蒸発器として機能させて、室内空気を冷却する蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷凍サイクル運転が行われるように、3台のコンデンシングユニット3a,3b,3cの運転を制御する。
具体的には、運転制御部41は、冷凍装置1が冷凍サイクル運転を行うようにするために、3台のコンデンシングユニット3a,3b,3cのうち、少なくとも1台を運転対象のコンデンシングユニット3として選定する。そして、当該選定したコンデンシングユニット3に設けられた、3台の圧縮機31L,31M,31Rのうち少なくとも1台を駆動し、四路切換弁32を、ポートP1とポートP3とが連通し、かつ、ポートP2とポートP4とが連通する状態(図中の実線で示す状態)に切り替える。また、運転制御部41は、過冷却用膨張弁36及び室内膨張弁27の開度を適宜調整する一方、室外膨張弁37を全閉状態にする。更に、運転制御部41は、室内温度を冷却する負荷に応じて、膨張弁EV及び電磁弁SVを適宜開閉する。
このようにして、運転制御部41によって、運転対象のコンデンシングユニット3に設けられた、3台の圧縮機31L,31M,31Rのうち少なくとも1台が駆動されることによって、図中における実線矢印方向に冷媒が循環される。
各圧縮機31L,31M,31Rによって圧縮された高圧の冷媒は、各吐出管62L,62M,62R、吐出合流管62及び四路切換弁32を介して、熱交換器33に流入する。
各吐出管62L,62M,62Rに備えられた油セパレータ91L,91M,91Rは、各吐出管62L,62M,62Rを流れる高圧の冷媒から冷凍機油を分離して貯留する。当該貯留された冷凍機油は、各油戻し管92L,92M,92R及び油戻し合流管92を介して、インジェクション管68に流入する。
熱交換器33は、流入した高圧冷媒を室外空気へ放熱させて凝縮させる。当該凝縮された冷媒は、第1液管65、レシーバ34、及び過冷却熱交換器35の高圧側流路35Hを介して第2液管66に流入する。第2液管66に流入した冷媒は、第1分岐管67と液冷媒配管11に分流される。
第1分岐管67に流入した冷媒は、過冷却用膨張弁36で減圧された後、過冷却熱交換器35の低圧側流路35Lに流入する。過冷却熱交換器35では、高圧側流路35Hを流れる冷媒と低圧側流路35Lを流れる冷媒とが熱交換して、高圧側流路35Hを流れる冷媒が過冷却され、低圧側流路35Lを流れる冷媒が蒸発する。つまり、高圧側流路35Hで過冷却された液冷媒が液冷媒配管11に流入し、低圧側流路35Lで蒸発したガス冷媒がインジェクション管68に流入する。
液冷媒配管11に流入した冷媒は、各室内ユニット回路20へ分流される。各室内ユニット回路20に流入した冷媒は、加熱用配管21に流入する。これによって、ドレンパン25において結露水が凍結した氷塊が、加熱用配管21に流入した冷媒によって融解されるとともに、加熱用配管21に流入した冷媒が更に過冷却される。加熱用配管21から流出した冷媒は、室内膨張弁27で減圧された後、室内熱交換器23に流入する。
室内熱交換器23は、流入した低圧冷媒を室内空気から吸熱させて蒸発させる。これによって、室内空気が冷却される。当該蒸発された冷媒は、ガス冷媒配管12を介して各コンデンシングユニット回路30に分流される。
各コンデンシングユニット回路30に流入した冷媒は、四路切換弁32を介して吸入合流管61に流入した後、各吸入管61L,61M,61Rに分流される。そして、各吸入管61L,61M,61Rに流入した冷媒は、各圧縮機31L,31M,31Rで吸入され、各圧縮機31L,31M,31Rで圧縮された後再び吐出される。
一方、インジェクション管68に流入したガス冷媒は、油戻し合流管92に流入した冷凍機油とともに、各分岐インジェクション管68L,68M,68Rを介して各圧縮機31L,31M,31Rの圧縮機構における中間圧の圧縮室へ導入される。尚、当該ガス冷媒のインジェクション量は、過冷却用膨張弁36の開度によって調整される。
冷凍装置1の冷凍サイクル運転時には、このように冷媒の循環が繰り返される。
また、運転制御部41は、予め定められた条件によって室内ユニット2が着霜したものと判断すると、当該室内ユニット2においてデフロストを行うために、冷凍装置1の冷凍サイクル運転時とは逆方向に冷媒を循環させるようにコンデンシングユニット3の運転を制御し、つまり、冷凍装置1が逆サイクルデフロスト運転(デフロスト運転)を行うように制御する。
例えば、運転制御部41は、何れかの低圧圧力センサPLで検出された冷媒の圧力が予め定められた圧力よりも低い場合、若しくは、何れかの室内温度センサTinで検出された室内の温度が予め定められた温度よりも小さい場合であって、何れかの室内圧力センサPinで検出された冷媒の圧力が予め定められた圧力よりも小さいときに、室内ユニット2が着霜したものと判断して、冷凍装置1がデフロスト運転を行うように、コンデンシングユニット3の運転を制御する。
尚、運転制御部41は、冷凍装置1が冷凍サイクル運転を行っている場合において、予め定められた時間が経過する度に、若しくは、リモコン等のユーザーによる操作によって入力されたデフロスト運転指示が指示受付部42によって受け付けられたときに、冷凍装置1がデフロスト運転を行うように、コンデンシングユニット3の運転を制御してもよい。
運転制御部41は、冷凍装置1がデフロスト運転を行うようにするために、3台のコンデンシングユニット3a,3b,3cのうち、少なくとも1台を運転対象のコンデンシングユニット3として選択し、当該選定したコンデンシングユニット3の識別情報をメモリに記憶する。そして、運転制御部41は、この選択されたコンデンシングユニット3に備えられた3台の圧縮機31L,31M,31Rのうち少なくとも1台を駆動するとともに、四路切換弁32を、ポートP1とポートP4とが連通し、かつ、ポートP2とポートP3とが連通する状態(図中の一点鎖線で示す状態)に切り替える。また、運転制御部41は、室外膨張弁37及び室内膨張弁27の開度を適宜調整する一方、過冷却用膨張弁36を全閉状態にする。また、運転制御部41は、膨張弁EV及び電磁弁SVを、運転状態に応じて適宜開閉する。
このようにして、冷凍装置1のデフロスト運転時には、冷媒回路10において、熱交換器33が蒸発器として機能し、室内熱交換器23が凝縮器として機能する蒸気圧縮式冷凍サイクルが行われ、3台の圧縮機31L,31M,31Rのうち少なくとも1台が駆動されることによって、図中における破線矢印方向に冷媒が循環される。
各圧縮機31L,31M,31Rによって圧縮された高圧の冷媒は、各吐出管62L,62M,62R、吐出合流管62、四路切換弁32及びガス冷媒配管12を介して各室内ユニット回路20に分流される。
そして、ガス冷媒配管12を介して高圧冷媒が室内熱交換器23に流入すると、室内熱交換器23に付着した霜が冷媒によって融解される一方、冷媒が霜によって冷却されて凝縮する。これによって、室内熱交換器23の除霜(デフロスト)が行われる。室内熱交換器23で凝縮した冷媒は、室内膨張弁27で減圧された後、液冷媒配管11を介して各コンデンシングユニット回路30に分流される。
液冷媒配管11を介して各コンデンシングユニット回路30に流入した低圧冷媒は、第2分岐管69を介して熱交換器33に流入する。また、運転制御部41は、室外膨張弁37の開度を調整し、レシーバ34に貯留されている冷媒を過冷却熱交換器35及び第3分岐管63を介して第1液管65に合流させ、これによって、デフロスト運転時に循環させる冷媒をレシーバ34から補充する。
熱交換器33では、冷媒が室外空気と熱交換して蒸発する。この蒸発した冷媒は、四路切換弁32、吸入合流管61及び各吸入管61L,61M,61Rを介して各圧縮機31L,31M,31Rへ吸入される。圧縮機31L,31M,31Rへ吸入された冷媒は、圧縮された後再び吐出され、この循環が繰り返される。
運転制御部41は、室内ユニット2においてデフロストを行うように運転中のコンデンシングユニット3に設けられた低圧圧力センサPLで検出された冷媒の圧力の何れかが、予め定められた圧力以下になると、運転されていない他のコンデンシングユニット3を、更に運転させる。
以下では、冷却装置1のデフロスト運転時における、運転制御部41による運転制御の流れについて図2を用いて説明する。尚、以下では、室内ユニット2においてデフロストを行うようにコンデンシングユニット3が運転されることを、コンデンシングユニット3がデフロスト運転されると記載することとする。
図2に示すように、運転制御部41は、冷凍サイクル運転が行われている場合に、上記のように、予め定められた条件によって室内ユニット2が着霜したものと判断すると(ステップS1;YES)、冷凍装置1に備えられた全てのコンデンシングユニット3がデフロスト運転されているか否かを判断する(ステップS2)。
例えば、運転制御部41は、ステップS2において、冷凍装置1に備えられた全てのコンデンシングユニット3の識別情報が制御部4のメモリに記憶されているか否かを判断し、冷凍装置1に備えられた全てのコンデンシングユニット3の識別情報が制御部4のメモリに記憶されている場合は、冷凍装置1に備えられた全てのコンデンシングユニット3がデフロスト運転されているものと判断する(ステップS2;YES)。尚、制御部4のメモリには、後述するステップS4において、運転制御部41によって、デフロスト運転させるコンデンシングユニット3の識別情報が記憶される。
一方、運転制御部41は、冷凍装置1に備えられた全てのコンデンシングユニット3の識別情報が制御部4のメモリに記憶されていない場合は、冷凍装置1に備えられた全てのコンデンシングユニット3がデフロスト運転されてはいないものと判断する(ステップS2;NO)。
このようにして、運転制御部41は、冷凍装置1に備えられた全てのコンデンシングユニット3がデフロスト運転されてはいないものと判断すると(ステップS2;NO)、制御部4に入力された、デフロスト運転されているコンデンシングユニット3に備えられた低圧圧力センサPLの検出値の何れかが、予め定められた圧力Pb以下であるか否かを判断する(ステップS3)。尚、予め定められた圧力Pbは、製品出荷前の試験運転等の実験値に基づいて予め定められ、制御部4のメモリに記憶されている。
運転制御部41は、ステップS3において、制御部4に入力された、デフロスト運転されているコンデンシングユニット3に備えられた低圧圧力センサPLの検出値の何れかが、予め定められた圧力Pb以下であると判断すると(ステップS3;YES)、デフロスト運転されていない1台のコンデンシングユニット3を運転対象のコンデンシングユニット3として選択して、当該選択したコンデンシングユニット3の識別情報を制御部4のメモリに記憶するとともに、当該選択したコンデンシングユニット3をデフロスト運転させる(ステップS4)。そして、運転制御部41は、再びステップS2を実行する。
第一実施形態の構成によれば、運転制御部41により、デフロスト運転されているコンデンシングユニット3の低圧圧力センサPLで検出された冷媒の圧力の何れかが、予め定められた圧力Pb以下になる程度まで低下することによって、コンデンシングユニット3の圧縮機31L,31M,31Rに吸入される冷媒量が減少したと判断される。そして、当該判断がなされると、デフロスト運転されるコンデンシングユニット3が更に追加されるため、当該追加して運転されたコンデンシングユニット3の圧縮機31L,31M,31Rから吐出された冷媒も室内ユニット2に循環されるようになる。
これによって、室内ユニット2においてデフロストを行うときに、室内ユニット2に循環される冷媒量が不足することが解消される。このため、冷媒が循環されにくくなる虞が軽減され、デフロストの効率が悪くなる虞が軽減される。
また、何れのコンデンシングユニット3も運転されていない、室内ユニット2においてデフロストを行う開始時には、ステップS4において、運転制御部41によって、一台のコンデンシングユニット3が運転対象として選択され、複数台のコンデンシングユニット3a,3b,3cのうちの何れか一台のみに制限されてコンデンシングユニット3がデフロスト運転されることとなる。
したがって、運転開始時に複数台のコンデンシングユニット3がデフロスト運転される場合に比して、運転開始時に室内ユニット2に流入する高圧冷媒の量が少なくなる。このため、運転開始時に高圧冷媒が急激に大量に室内ユニット2に流入することによって、大量の高圧冷媒からの急激な伝熱によって室内ユニット2の着霜の一部のみが剥離され、その他の部分の着霜が取り除かれなくなる虞が軽減される。
尚、ステップS4において、運転制御部41がデフロスト運転させるコンデンシングユニット3を追加する台数を1台に限定したが、例えば、着霜している室内ユニット2の台数が多い場合等、デフロスト運転時に大量の冷媒を室内ユニット2に循環させる必要がある場合に備えて、当該追加する台数を複数台にする構成にしてもよい。
[第二実施形態]
以下の第二実施形態の説明では、第一実施形態とは異なる部分についてのみ詳述し、第一実施形態と同じ部分については説明を省略する。
第二実施形態の構成では、上記の第一実施形態の構成に加えて、運転制御部41は、デフロスト運転されているコンデンシングユニット3に備えられた高圧圧力センサPHから検出される冷媒の圧力が、当該デフロスト運転の開始時点から時間が経過するにつれて高くなるように、圧縮機31L,31M,31Rを駆動する。
制御部4は、図1の破線矩形部に示すように、計時部43を更に備えている。計時部43は、一定周期でクロック信号を発生させるクロック 発信器を備え、当該クロック発信器から発生させたクロック信号のカウント結果に基づいて、現在時刻を算出する。
また、製品出荷前の試験運転等による実験値に基づいて、デフロスト運転の開始時点からの経過時間と対応付けて、当該経過時間が長くなるにつれてその値が高くなるように、高圧圧力センサPHから検出される冷媒の圧力の目標値が予め定められ、当該目標値が当該経過時間と対応付けて制御部4のメモリに予め記憶されている。
以下では、第二実施形態における運転制御部41によって、デフロスト運転対象のコンデンシングユニット3に備えられた圧縮機31L,31M,31Rを駆動する制御の流れについて、図3を用いて説明する。
運転制御部41は、ステップS4において、デフロスト運転させるコンデンシングユニット3の識別情報をメモリに記憶すると、計時部43で算出された現在時刻、つまり、当該コンデンシングユニット3のデフロスト運転を開始した時刻(デフロスト運転開始時刻)を、当該コンデンシングユニット3の識別情報と対応付けてメモリに記憶する(ステップS10)。
運転制御部41は、デフロスト運転中の各コンデンシングユニット3に対して、計時部43で算出された現在時刻から当該各コンデンシングユニット3の識別情報に対応付けられたデフロスト運転開始時刻を減算した結果が示す、当該各コンデンシングユニット3のデフロスト運転時間を算出する(ステップS11)。
次に、運転制御部41は、デフロスト運転中の各コンデンシングユニット3に対して、ステップS11で算出された当該各コンデンシングユニット3のデフロスト運転時間に対応付けられた、高圧圧力センサPHから検出される冷媒の圧力の目標値をメモリから読み出す(ステップS12)。
そして、運転制御部41は、デフロスト運転中の各コンデンシングユニット3に対して、当該各コンデンシングユニット3に備えられた高圧圧力センサPHから検出される冷媒の圧力が、ステップS12で読み出した目標値になるように、当該各コンデンシングユニット3に備えられた圧縮機31Lを駆動する電動機を制御するインバータの出力周波数を調整し、また、圧縮機31M,31Rの駆動又は停止を切り替える(ステップS13)。
第二実施形態の構成によれば、デフロスト運転されているコンデンシングユニット3に備えられた高圧圧力センサPHから検出される冷媒の圧力が、当該コンデンシングユニット3がデフロスト運転され始めた開始時点から時間が経過するにつれて高くなるように、圧縮機31L,31M,31Rが駆動される。
したがって、時間が経過するにつれて次第に高圧にされた冷媒が室内ユニット2に循環され、つまり、時間が経過するにつれて冷媒からの伝熱量が次第に多くなるため、室内ユニット2において凝縮能力が次第に高まることとなる。この結果、室内ユニット2における着霜を取り除く能力が徐々に向上されるため、一部の着霜のみが剥離されてその他の部分の着霜が取り除かれなくなる虞が軽減される。
以上、本発明に係る冷凍装置の実施形態について説明したが、本発明に係る冷凍装置は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。また、上記図1乃至図3に示した構成及び処理は、本発明に係る実施形態の例示に過ぎず、本発明を当該実施形態に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態では、コンデンシングユニット3が3台の圧縮機31L,31M,31Rを備えるように構成されていたが、これに限らず、1台以上の圧縮機がコンデンシングユニット3に備えられていればよい。尚、圧縮機は、容量が可変な可変容量圧縮機又は容量が変更不能な固定容量圧縮機の何れで構成されていてもよい。また、コンデンシングユニット3は、インジェクション管68,68L,68M,68R及び過冷却熱交換器35を備えていない、つまり、インジェクション回路を備えていない簡素化された構成であってもよい。
1 冷凍装置
10 冷媒回路
11 液冷媒配管
12 ガス冷媒配管
2(2a,2b) 室内ユニット
20 室内ユニット回路
23 室内熱交換器(蒸発器)
3(3a,3b,3c) コンデンシングユニット
30 コンデンシングユニット回路
31L,31M,31R 圧縮機
32 四路切換弁
33 熱交換器
34 レシーバ
35 過冷却熱交換器
4 制御部
41 運転制御部
42 指示受付部
Pb 予め定められた圧力
PH 高圧圧力センサ
PL 低圧圧力センサ

Claims (4)

  1. 圧縮機(31L,31M,31R)と、前記圧縮機(31L,31M,31R)に吸入される冷媒の圧力を検出する低圧圧力センサ(PL)と、をそれぞれ備える複数台のコンデンシングユニット(3a,3b,3c)を備えたコンデンシングユニットセットであって、
    前記圧縮機(31L,31M,31R)を駆動制御することによって、室内ユニット(2)においてデフロストを行うようにコンデンシングユニット(3)の運転を制御する運転制御部(41)を備え、
    前記運転制御部(41)は、前記室内ユニット(2)においてデフロストを行うように運転中のコンデンシングユニット(3a,3b,3c)の低圧圧力センサ(PL)で検出された冷媒の圧力の何れかが、予め定められた圧力(Pb)以下になると、運転されていない他のコンデンシングユニット(3)を更に運転させるコンデンシングユニットセット。
  2. 前記運転制御部(41)は、前記室内ユニット(2)においてデフロストを行う開始時には、複数台のコンデンシングユニット(3a,3b,3c)のうちの何れか一台のみのコンデンシングユニット(3)を運転させる請求項1に記載のコンデンシングユニットセット。
  3. 前記圧縮機(31L,31M,31R)から吐出される冷媒の圧力を検出する高圧圧力センサ(PH)を更に備え、
    前記運転制御部(41)は、前記室内ユニット(2)においてデフロストを行うように運転中のコンデンシングユニット(3)に備えられた高圧圧力センサPHから検出される冷媒の圧力が、当該コンデンシングユニット(3)の運転の開始時点から時間が経過するにつれて高くなるように、前記圧縮機(31L,31M,31R)を駆動させる請求項1又は2に記載のコンデンシングユニットセット。
  4. 前記請求項1から3の何れかに記載のコンデンシングユニットセットと、
    蒸発器(23)を有し、前記蒸発器(23)と前記コンデンシングユニットセットに備えられた各コンデンシングユニット(3a,3b,3c)とが接続されて冷媒回路(10)を形成する室内ユニット(2)と、
    を備える冷凍装置。
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