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JP2014049882A - 撮像装置 - Google Patents

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JP2014049882A JP2012190078A JP2012190078A JP2014049882A JP 2014049882 A JP2014049882 A JP 2014049882A JP 2012190078 A JP2012190078 A JP 2012190078A JP 2012190078 A JP2012190078 A JP 2012190078A JP 2014049882 A JP2014049882 A JP 2014049882A
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Abstract

【課題】処理時間を短縮すること。
【解決手段】撮像装置は、被写体を撮像する撮像手段2と、撮像手段2により撮像された動画像のRAWデータ100に対して縮小処理を行って、縮小RAWデータ101を生成する縮小処理手段3と、縮小RAWデータ101に基づいて被写体の動きを検出し、検出した被写体の動きに基づいて、動画像における第1の再生フレームレート121を決定するフレームレート決定手段3と、備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置に関する。
被写体の動きに応じて動画像のフレームレートを設定する撮像装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2010−50877号公報
撮影画像において、画像処理の結果、例えば、背景の空が白とびしていたり、影の部分が黒つぶれしていたりした場合は、再度画像処理をやり直す必要が生じる。また、影画像を好みの色に再調整したい場合も同様である。このような場合に対応できるよう、画像処理前のデータであるRAWデータを記録することが考えられる。しかしながら、従来技術のように被写体の動きに応じて動画像のフレームレートを設定する場合、動画像のRAWデータをもとに被写体の動きを検出する処理を行うと、処理時間がかかってしまうという問題があった。
本発明による撮像装置は、被写体を撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像された動画像のRAWデータに対して縮小処理を行って、縮小RAWデータを生成する縮小処理手段と、縮小RAWデータに基づいて被写体の動きを検出し、検出した被写体の動きに基づいて、動画像における第1の再生フレームレートを決定するフレームレート決定手段と、備えることを特徴とする。
本発明によれば、処理時間を短縮できる。
本発明の一実施の形態による撮像装置の構成を説明するブロック図である。 短時間動画撮影モードにおける撮影タイミングを説明する図である。 第1の実施の形態における記録処理を説明する図である。 第1の実施の形態における再生処理を説明する図である。 第1の実施の形態における再生処理を説明する図である。 画像処理パラメータおよび再生フレームレートを説明する図である。 第2の実施の形態における記録処理を説明する図である。 第2の実施の形態における再生処理を説明する図である。 変形例5における記録処理を説明する図である。
−第1の実施の形態−
図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態における撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置1は、撮像素子2と、制御部3と、記憶部4と、操作部5と、表示部6とを備えている。撮像装置1には、メモリカード7が着脱可能である。
撮像素子2は、例えばCMOSなどのイメージセンサであり、不図示の撮像光学系により結像した被写体像を撮像して、撮像によって得られた画像信号を制御部3へ出力する。撮像素子2の受光面には、周知のカラーフィルターが設けられている。カラーフィルターは、赤(R)色、青(B)色、および緑(G)色のいずれかの光を通過させる原色フィルタが画素位置に対応してベイヤー配列で構成された色分解フィルタである。撮像素子2は、このようなカラーフィルターを通して被写体像を撮像することにより、光の3原色ごとのカラー画像信号を出力する。
制御部3は、CPUおよびその他の周辺回路等により構成され、撮像装置1全体の制御を行う。また制御部3は、静止画撮影モードの場合には、撮像素子2から出力された画像信号に対して所定の画像処理を行って静止画像データを生成し、JPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行って、メモリカード7に記録する。さらに制御部3は、動画撮影モードの場合には、撮像素子2から出力された画像信号に対して所定の画像処理を行って動画データを生成し、MPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行って、メモリカード7に記録する。
記憶部4は、撮像装置1に内蔵される半導体メモリにより構成される。記憶部4は、第1の記憶領域41および第2の記憶領域42を有する。なお、第1の記憶領域41および第2の記憶領域42は、便宜上分けて説明するが、必ずしも物理上分かれて存在している必要はない。
記憶部4は、画像処理前、画像処理後および画像処理途中の画像データを一時的に記憶する場合に使用される。また、記憶部4は、撮影指示前(シャッターボタンの全押し操作前)に撮像素子2が所定のフレームレートで取得する画像(プリキャプチャ画像)や、撮影指示後(シャッターボタンの全押し操作後)に撮像素子2が所定のフレームレートで取得する画像(ポストキャプチャ画像)を一時的に記憶する場合にも使用される。
操作部5は、ユーザによって操作される種々の入力部材、例えば、モード切替ボタン、シャッターボタン、録画ボタン、十字キー、決定ボタンなどにより構成される。操作部5は、各ボタンが押下操作されると、各操作に応じた操作信号を制御部3へ送出する。
表示部6は、撮像装置1の背面に搭載された液晶モニタ(背面モニタ)等で構成され、ライブビュー画像や再生画像等を表示する。
本実施形態の撮像装置1では、シャッターボタンの操作に応じて1コマの静止画を記録する通常の静止画撮影モード、および録画ボタンの押下操作に応じて動画を記録する通常の動画撮影モードの他に、短時間の動画を記録する短時間動画撮影モードが設けられている。
短時間動画撮影モードは、録画開始時と終了時にそれぞれ録画ボタンを操作する通常の動画撮影モードとは異なり、シャッターボタンの操作に応じて短時間(例えば1秒)の動画を撮影するモードである。本実施形態は、この短時間動画撮影モードにおける動作に特徴を有するので、以下の説明は短時間動画撮影モードを中心に行う。
<短時間動画撮影モード>
図2は、短時間動画撮影モードの撮影タイミングを説明する図である。図2における黒い帯は、画像データがメモリカード7へ記録される区間を表す。斜線の帯は、画像データがいったん記憶部4に一時記憶されたもののメモリカード7へ記録されない区間を表す。
制御部3は、時刻t0にシャッターボタンが半押し操作されると、ピント調節状態を固定するAFロック、露出を固定するAEロック、およびホワイトバランスを固定するAWBロックを行う。そして、制御部3は、プリキャプチャ処理を開始させる。プリキャプチャ処理では、所定のフレームレートで被写体像を撮像するとともに、取得した画像データを逐次記憶部4へ一時記憶する。なお、制御部3は、時刻t0以降に記憶部4内に記憶したフレーム画像のフレーム枚数が所定枚数に達した場合には、古いフレーム画像から順に上書き消去する。
制御部3は、時刻t2にシャッターボタンが全押し操作された後も、時刻t3(時刻t2よりも所定時間後)まで記憶部4への画像蓄積を継続する。そして制御部3は、時刻t1(時刻t2よりも所定時間前)〜時刻t2に撮像したフレーム画像(プリキャプチャ画像)と、時刻t2〜時刻t3に撮像したフレーム画像(ポストキャプチャ画像)とを合わせてメモリカード7へ記録する。すなわち、制御部3は、時刻t2を基準とした所定時間Tw(例えば1秒)の動画をメモリカード7に記録する。
<記録処理>
次に、図3を用いて、短時間動画撮影モードにおける記録処理について詳しく説明する。撮像素子2により撮像された画像信号は、不図示のA/D変換部でデジタル信号に変換され、RAWデータ100として制御部3に出力される。RAWデータとは、入射光の光量と出力信号値との関係が線形の関係となるデジタル画像であり、ベイヤー補間、ホワイトバランス変換、γ変換などが施されていない画像データである。
シャッターボタンが半押し操作されると、制御部3は、撮像素子2により所定のフレームレートで撮像されるRAWデータ100を、逐次、記憶部4の第1の記憶領域41に一時記憶する。これと共に制御部3は、撮像素子2から出力されるRAWデータ100に対して縮小処理31を施した縮小RAWデータ101を生成して、逐次、記憶部4の第2の記憶領域42に一時記憶する。なお、本実施形態において、RAWデータ100および縮小RAWデータ101は、非圧縮で記憶されるものとする。
また制御部3は、シャッターボタンの半押し操作の時点でAE演算やAWB演算などを行い、その結果に基づいて画像処理パラメータ(以下、デフォルト用画像処理パラメータと呼ぶ)110を設定する。なお、デフォルト用画像処理パラメータ110は、予め決められたパラメータであってもよい。
制御部3は、縮小RAWデータ101に対して、デフォルト用画像処理パラメータ110を用いて画像処理32を施す。そして制御部3は、当該画像処理32後の画像に対して、予め設定されたライブビュー表示用の再生フレームレート(以下、ライブビュー用再生フレームレートと呼ぶ)120を用いて再生フレームレート制御処理33を行う。これにより、デフォルト用画像処理パラメータ110を用いて画像処理32が施された画像を、ライブビュー用再生フレームレート120で再生するライブビュー動画データ102を生成する。制御部3は、生成したライブビュー動画データ102を表示部6に再生表示する。
なお、ライブビュー用再生フレームレート120は、撮像フレームレートと同じフレームレートである。すなわち、表示部6には、撮像素子2により撮像された画像に基づくライブビュー画像がリアルタイムで表示される。
シャッターボタンが全押し操作されると、制御部3は、シャッターボタンが全押し操作された時刻とその前後のフレーム画像に対応する縮小RAWデータ101に基づいて、再生フレームレート決定処理34を実行する。再生フレームレート決定処理34では、被写体の動きに基づいて最適な再生フレームレートを決定する。なお、ここで決定する再生フレームレートを、デフォルト用再生フレームレートと呼ぶ。
具体的に、制御部3は、縮小RAWデータに基づいて、シャッターボタンが全押し操作された時刻とその前後のフレーム間における画像の差分を求め、その差分から被写体の動きを検出する。このとき、画像中で最も動きの大きい部分を被写体と判断し、それ以外の部分を背景と判断してもよい。あるいは、他の方法により被写体の動きを検出してもよい。たとえば、人物の顔の特徴を示す部分や、予め定められた対象の特徴に合致する部分などをパターンマッチングにより検出し、その部分の動きを追跡してもよい。
そして、制御部3は、被写体の動きの検出結果に基づいて、デフォルト用再生フレームレート121を決定する。このとき、制御部3は、被写体の動きが大きいほど(すなわち被写体の速度が速いほど)再生時のフレームレートが低く(たとえば、撮像フレームレートよりゆっくりに)なるように、デフォルト用再生フレームレート121を決定する。つまり、制御部3は、被写体の動きが小さいほど(すなわち被写体の速度が遅いほど)、再生時のフレームレートが高く(たとえば、撮像フレームレートに近く)なるようにデフォルト用再生フレームレート121を決定する。
また制御部3は、シャッターボタンが全押し操作された時点を基準にした所定時間Twのフレーム画像のRAWデータ100を、第1の記憶領域41から読み出してメモリカード7に記録する。さらに制御部3は、当該RAWデータ100に対応する縮小RAWデータ101を第2の記憶領域42から読み出し、当該RAWデータ100に関連付けてメモリカード7に記録する。さらに制御部3は、デフォルト用画像処理パラメータ110およびデフォルト用再生フレームレート121についても、当該RAWデータ100に関連づけてメモリカード7に記録する。なお、デフォルト用画像処理パラメータ110およびデフォルト用再生フレームレート121は、例えばRAWデータ100を含む動画ファイルのタグに書き込まれることにより、RAWデータ100に関連付けられる。
<再生処理>
次に、図4および図5を用いて、上記短時間動画撮影モードで撮影した画像を再生する再生処理について説明する。ユーザにより操作部5を介して上記短時間動画撮影モードによる撮影画像の再生が指示されると、制御部3は、図4に示すように、メモリカード7から縮小RAWデータ101を読み出して、RAWデータ100に関連付けられているデフォルト用画像処理パラメータ110を用いて画像処理32を施す。そして制御部3は、当該画像処理32後の画像に対して、RAWデータ100に関連付けられているデフォルト用再生フレームレート121を用いて再生フレームレート制御処理33を行う。これにより、デフォルト用画像処理パラメータ110を用いて画像処理32が施された画像を、デフォルト用再生フレームレート121で再生するデフォルト動画データ103を生成する。制御部3は、生成したデフォルト動画データ103を表示部6に再生表示する。この結果、ユーザは、撮影時に設定された画像処理パラメータを用いて画像処理が施された動画を、撮影時の被写体の動きに応じた再生フレームレートで確認することができる。
デフォルト動画データ103の再生表示中、撮像装置1は、ユーザによる画像処理パラメータおよび再生フレームレートの変更指示を受け付ける。このとき、ユーザは、表示部6に表示されたデフォルト動画データ103を確認しながら、操作部5の十字キーや決定ボタンなどを操作して、撮像装置1に対し、画像処理パラメータおよび再生フレームレートの変更を自由に指示することができる。なお、画像処理パラメータや再生フレームレートの変更は、必ずしも再生表示中ではなく、一旦再生が終了した後に変更してもよいし、再生中に図示しない再生停止ボタン等で一旦再生を停止して、コマ送り等を行って表示画像を確認しながらパラメータを変更してもよい。
ユーザにより操作部5を介して画像処理パラメータおよび再生フレームレートの変更が指示されると、図5に示すように、制御部3は、縮小RAWデータ101に対し、ユーザによる変更後の画像処理パラメータ(以下、変更後画像処理パラメータと呼ぶ)111を用いて画像処理32を施す。そして制御部3は、当該画像処理32後の画像に対して、ユーザによる変更後の再生フレームレート(以下、変更後再生フレームレートと呼ぶ)122を用いて再生フレームレート制御処理33を行う。これにより、変更後画像処理パラメータ111を用いて画像処理32が施された画像を、変更後再生フレームレート122で再生する変更後動画データ104を生成する。制御部3は、生成した変更後動画データ104を表示部6に再生表示する。
そして、制御部3は、変更後画像処理パラメータ111および変更後再生フレームレート122をRAWデータ100に関連付けてメモリカード7に記録する。なお、ここでは、RAWデータ100に関連付けられていたデフォルト用画像処理パラメータ110およびデフォルト用再生フレームレート121を、変更後画像処理パラメータ111および変更後再生フレームレート122に書き換える。
その後、さらに、ユーザにより操作部5を介して画像処理パラメータおよび再生フレームレートの変更が指示された場合には、新たな変更後画像処理パラメータ111および変更後再生フレームレート122を用いて画像処理32および再生フレームレート制御処理33を行い、変更後動画データ104を生成して表示部6に再生表示する。そして制御部3は、新たな変更後画像処理パラメータ111および変更後再生フレームレート122を前の変更後画像処理パラメータ111および変更後再生フレームレート122と書き換えてメモリカード7に記録する。
このように再生処理では、画像処理パラメータおよび再生フレームレートの変更を、複数回繰り返して行うことができる。
<画像処理パラメータおよび再生フレームレート>
図6(A)および(B)は、上述した画像処理パラメータおよび再生フレームレートを説明する図である。図6では、画像処理パラメータとして、ホワイトバランス係数、色再現マトリクス係数、ガンマテーブル、および輪郭強調係数を例示している。図6(A)は、デフォルト用画像処理パラメータおよびデフォルト用再生フレームレートの一例を示し、図6(B)は、変更後画像処理パラメータおよび変更後再生フレームレートの一例を示す。図6(B)では、図6(A)から、ホワイトバランス係数、ガンマテーブルおよび再生フレームレートが変更されている。
ここでは、図6(A)に示すデフォルト用画像処理パラメータおよびデフォルト用再生フレームレートは、録画時間Tw中固定した値となっている。しかしながら、図6(B)に示すように、変更後画像処理パラメータおよび変更後再生フレームレートでは、録画時間Tw中固定した値でなくてもよく、時間(フレーム番号)に応じて異なる値を設定できる。すなわち、ユーザは、所望に応じて、フレームごとに、画像処理パラメータおよび再生フレームレートを設定することができる。
また、画像処理パラメータは、図6に例示した内容に限定されるものでない。画像処理パラメータは、例えば、カラー画像信号生成処理(ベイヤー補間処理など)におけるパラメータ、階調処理におけるパラメータ、色処理におけるパラメータ、電子的デフォーカスによるぼかし具合の係数を含んでもよい。さらに画像処理パラメータは、拡大縮小処理におけるパラメータ(電子ズームの倍率係数など)、部分切り出し処理におけるパラメータ(切り出し位置など)、部分切り出し移動処理におけるパラメータ(切り出し位置の移動情報など)を含んでもよい。なお、部分切り出し処理とは、例えば、撮影画像において表示部6に表示する部分を切り出す処理であり、部分切り出し移動処理とは、例えば、撮影画像において表示部6に表示する部分を移動させる処理である。
さらに、制御部3は、RAWデータ100をメモリカード7に記録する際に、撮影時の光学条件(例えばレンズのF値、シャッタースピード、設定色温度など)のパラメータ(撮影時パラメータ)も、RAWデータ100に関連付けて記録するようにしてもよい。
以上説明した第1の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)撮像装置1は、被写体を撮像する撮像素子2と、撮像素子2により撮像された動画像のRAWデータ100に対して縮小処理31を行って、縮小RAWデータ101を生成する制御部3と、縮小RAWデータ101に基づいて被写体の動きを検出し、検出した被写体の動きに基づいて、動画像におけるデフォルト用再生フレームレート121を決定する制御部3と、を備える。これにより、被写体の動きに適した再生フレームレートを決定することができる。また、縮小RAWデータ101を用いて被写体の動き検出処理を行うので、RAWデータ100を用いる場合と比べて、処理時間を短縮することができる。
(2)上記(1)の撮像装置1において、撮影を指示する操作部(シャッターボタン)5と、操作部5により指示された指示タイミング(シャッターボタンの全押し)を基準にした所定の時間Tw撮像された動画像を取得する制御部3と、をさらに備え、制御部3は、当該取得した動画像のRAWデータ100に対して縮小処理31を行って縮小RAWデータ101を生成し、動画像における指示タイミングを基準にした前後のフレーム画像の縮小RAWデータ101に基づいて被写体の動きを検出し、検出した被写体の動きに基づいて、デフォルト用再生フレームレート121を決定するように構成した。これにより、ユーザによる撮影指示のタイミングにおける被写体の動きに適した再生フレームレートを決定することができる。
(3)上記(2)の撮像装置1において、制御部3は、縮小RAWデータ101、デフォルト用再生フレームレート121およびデフォルト用画像処理パラメータ110を、RAWデータ100に関連付けてメモリカード7に記録し、ユーザにより動画像の再生が指示されると、縮小RAWデータ101に対してデフォルト用画像処理パラメータ110を用いて画像処理32を行い、当該画像処理後の動画像(デフォルト動画データ103)をデフォルト用再生フレームレート121で再生して表示部6に表示するように構成した。これにより、ユーザは、デフォルト用画像処理パラメータ110を用いて画像処理32が行われた動画像を、被写体の動きに適したデフォルト用再生フレームレート121で確認することができる。また、縮小RAWデータ101に対して画像処理32および再生フレームレート制御処理33を行うことにより、RAWデータ100を用いる場合と比較して、処理時間を短縮することができる。
(4)上記(3)の撮像装置1において、デフォルト用再生フレームレート121と異なる変更後再生フレームレート122、およびデフォルト用画像処理パラメータ110と異なる変更後画像処理パラメータ111を指示する操作部5をさらに備え、制御部3は、縮小RAWデータ101に対して変更後画像処理パラメータ111を用いて画像処理32を行い、当該画像処理32後の動画像を変更後再生フレームレート122で再生して表示部6に表示し、変更後再生フレームレート122および変更後画像処理パラメータ111を、デフォルト用再生フレームレート121およびデフォルト用画像処理パラメータ110と書き換えて、RAWデータ100に関連付けてメモリカード7に記録するように構成した。このように画像処理パラメータおよび再生フレームレートの変更指示があった場合に、縮小RAWデータ101に対して、変更後の画像処理パラメータおよび再生フレームレートを用いて画像処理および再生フレームレート制御処理を行うことにより、RAWデータ100を用いる場合と比較して、処理時間を短縮することができる。
−第2の実施の形態―
次に、図面を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、短時間動画撮影モードにおける記録処理および再生処理が第1の実施の形態と異なるので、この点を中心に説明する。なお、第2の実施の形態の撮像装置は、第1の実施の形態の撮像装置1構成と同様であるため、説明を省略する。またこの他、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同様の箇所については、説明および図示を省略する。
<記録処理>
まず、第2の実施の形態の短時間撮影モードにおける記録処理について説明する。シャッターボタンが半押し操作されると、制御部3は、第1の実施の形態と同様に、RAWデータ100および縮小RAWデータ101を記憶部4に一時記憶する。また制御部3は、第1の実施の形態と同様に、縮小RAWデータ101に対して、デフォルト用画像処理パラメータ110およびライブビュー用再生フレームレート120を用いて画像処理32および再生フレームレート制御処理33を行って、ライブビュー動画データ102を生成して、表示部6に再生表示する。
シャッターボタンが全押し操作されると、制御部3は、図7に示すように、第1の実施の形態と同様に、縮小RAWデータ101に基づいて再生フレームレート決定処理34を実行し、デフォルト用再生フレームレート121を決定する。
ここで制御部3は、第1の実施の形態と異なり、縮小RAWデータ101に対して、デフォルト用画像処理パラメータ110およびデフォルト用再生フレームレート121を用いて画像処理32および再生フレームレート制御処理33を行って、デフォルト動画データ103を生成する。
そして制御部3は、縮小RAWデータ101、デフォルト用画像処理パラメータ110およびデフォルト用再生フレームレート121に加え、デフォルト動画データ103についてもRAWデータ100に関連付けてメモリカード7に記録する。なお、制御部3は、デフォルト動画データ103に対して画像圧縮手段によるデータ圧縮処理を行ってメモリカード7に記録する。このようにデフォルト動画データ103についてもRAWデータ100に関連付けておくことにより、再生処理の際すぐにデフォルト動画データ103を再生表示することができる。
<再生処理>
次に、第2の実施の形態の短時間撮影モードで撮影した画像を再生する再生処理について説明する。ユーザにより操作部5を介して上記短時間撮影モードによる撮影画像の再生が指示されると、制御部3は、メモリカード7からデフォルト動画データ103を読み出し、画像伸張手段によるデータ伸張処理を行って、表示部6に再生表示する。
その後、ユーザにより操作部5を介して画像処理パラメータおよび再生フレームレートの変更が指示されると、制御部3は、図8に示すように、第1の実施の形態と同様に、縮小RAWデータ101に対し、変更後画像処理パラメータ111および変更後再生フレームレート122を用いて画像処理32および再生フレームレート制御処理33を行い、変更後動画データ104を生成する。制御部3は、生成した変更後動画データ104を表示部6に再生表示する。
そして、制御部3は、変更後画像処理パラメータ111および変更後再生フレームレート122を、RAWデータ100に関連付けられていたデフォルト用画像処理パラメータ110およびデフォルト用再生フレームレート121と書き換える。
また制御部3は、変更後動画データ104を、RAWデータ100に関連付けられていたデフォルト動画データ103と書き換える。すなわち、制御部3は、変更後動画データ104をRAWデータ100に関連付けてメモリカード7に記録する。なお、制御部3は、変更後動画データ104に対して画像圧縮手段によるデータ圧縮処理を行ってメモリカード7に記録する。
さらに制御部3は、RAWデータ100に関連付けられていた縮小RAWデータ101をメモリカード7から削除する。これにより、メモリカード7の容量を節約することができる。
なお、縮小RAWデータ101の削除後において、ユーザにより操作部5を介して画像処理パラメータおよび再生フレームレートの変更が指示された場合には、制御部3は、メモリカード7からRAWデータ100を読み出して縮小処理を行い、再度縮小RAWデータ101を生成してもよい。
そして制御部3は、再度生成した縮小RAWデータ101に対して、新たな変更後画像処理パラメータ111および変更後再生フレームレート122を用いて画像処理32および再生フレームレート制御処理33を行い、新たな変更後動画データ104を生成して表示部6に再生表示する。
このとき、制御部3は、新たな変更後画像処理パラメータ111、変更後再生フレームレート122、変更後動画データ104を前のものと書き換えてメモリカード7に記録するが、ここで生成した縮小RAWデータ101については記録しないようにする。
このように、再生処理では、画像処理パラメータおよび再生フレームレートの変更を、複数回繰り返して行うことができる。
以上説明した第2の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)撮像装置1において、制御部3は、縮小RAWデータ101に対してデフォルト用画像処理パラメータ110を用いて画像処理32を行い、当該画像処理32後の動画像をデフォルト用再生フレームレート121で再生するようにしたデフォルト動画データ103を、RAWデータ100に関連付けてメモリカード7に記録するように構成したので、ユーザによる再生指示があった場合にすぐにデフォルト動画データ103を再生表示することができる。
(2)上記(1)の撮像装置1において、ユーザにより画像処理パラメータおよび再生フレームレートの変更が指示されると、制御部3は、縮小RAWデータ101に対して変更後画像処理パラメータ111を用いて画像処理32を行い、当該画像処理32後の動画像を変更後再生フレームレート122で再生するようにした変更後動画データ104を、デフォルト動画データ103と書き換えて、RAWデータ100に関連付けてメモリカード7に記録するように構成した。これにより、ユーザによる再生指示があった場合にすぐに変更後動画データ104を再生表示することができる。
(3)上記(2)の撮像装置1において、制御部3は、変更後動画データ104をRAWデータ100に関連付けてメモリカード7に記録すると共に、RAWデータ100に関連付けて記録されていた縮小RAWデータ101を削除するように構成したので、メモリカード7の容量を節約することができる。
(変形例1)
上述した短時間撮影モードにおいて、見かけのダイナミックレンジを拡張した画像を撮影するHDR(High Dynamic Range)画像生成処理を行うようにしてもよい。この場合の制御部3は、撮像素子2による撮像処理を制御して、時間的に近接する(連続する)少なくとも2枚以上のフレームを一組とし、各組において、それぞれのフレームで露光時間(すなわちシャッタースピード)を変えて露光量が異なるフレーム画像を取得する。そして、制御部3は、異なる露光量で撮影された1組のフレーム画像を合成することで1枚分のフレーム画像を生成する。このとき制御部3は、暗い部分の再現には露光時間が長い方のフレーム画像のデータを用いて再現し、明るい部分の再現には露光時間が短い方のフレーム画像のデータを用いて再現し、暗い部分と明るい部分の中間は双方のフレーム画像を用いて再現する。これによりフレーム画像の見かけのダイナミックレンジを拡張することができる。
制御部3は、このHDR画像生成処理を、記憶部4またはメモリカード7に記録されたRAWデータ100または縮小RAWデータ101を用いて行う。また、HDR画像生成処理では、各フレームにおける露光量を示す情報が必要である。したがって、制御部3は、フレームごとに、RAWデータ100または縮小RAWデータ101にシャッタースピード情報を関連付けて記憶部4またはメモリカード7に記録しておく。
(変形例2)
上述した実施の形態では、デフォルト用再生フレームレート121を、録画時間Tw中、一律で設定する例について説明した。しかしながら、デフォルト用再生フレームレート121を、フレームに応じて変化させるようにしてもよい。
例えば、撮影画面に対する被写体の大きさに応じて、デフォルト用再生フレームレート121を変化させる。この場合、制御部3は、録画時間Twの撮影が終了すると、撮影画像の縮小RAWデータ101を解析して、フレームごとに、撮影画面に対する被写体の大きさに応じて、デフォルト用再生フレームレート121を決定する。このとき、撮影画面に対する被写体の大きさが大きいほどフレームレートが低くなり、撮影画面に対する被写体の大きさが小さいほどフレームレートが高くなるように、デフォルト用再生フレームレート121を決定する。こうすることにより、例えば、被写体が撮像装置1に近づいてくるほどフレームレートが低くなるような動画を生成することができる。
また例えば、録画時間Tw中に主要被写体が入れ替わる場合には、その時々の主要被写体の動き情報に応じて、デフォルト用再生フレームレート121を変化させる。この場合、制御部3は、録画時間Twの撮影が終了すると、撮影画像の縮小RAWデータ101を解析して、フレームごとに主要被写体を検出し、検出した主要被写体の動き情報に応じてデフォルト用再生フレームレート121を決定する。こうすることにより、主要被写体の動きに合ったフレームレートの動画を生成することができる。
(変形例3)
制御部3は、再生処理においてデフォルト動画データ103を再生表示する際に、デフォルト動画データ103上で、デフォルト用再生フレームレート121を決定するのに用いた被写体を強調表示(例えば枠などで囲んで表示)するようにしてもよい。こうすることにより、デフォルト用再生フレームレート121がどの被写体の動き情報に応じて決定されたのかをユーザに報知することができる。
そして、ユーザが、操作部5を介して、デフォルト用再生フレームレート121を決定するのに用いた被写体以外の被写体をデフォルト動画データ103上で指定することで、指定した被写体の動きに応じたフレームレートを変更後再生フレームレート122として指示できるようにしてもよい。この場合、制御部3は、操作部5を介して指定された被写体の動きに基づいて再生フレームレート決定処理34を行い、変更後再生フレームレート122を決定する。
(変形例4)
上述した実施の形態では、シャッターボタンの全押し操作前後のフレームにおける被写体の動き情報に基づいて、デフォルト用再生フレームレート121を決定する例について説明した。しかしながら、制御部3は、録画時間Twのフレームの中からベストショットの1フレームを選択し、そのベストショットのフレームとその前後フレームにおける被写体の動き情報に基づいて、デフォルト用再生フレームレート121を決定するようにしてもよい。なお、ベストショットの1フレームを選択する方法としては、例えば、ボケ、ブレ、明るさ、構図などを判定し、判定結果に基づいて選択する方法でもよいし、この他公知の方法を用いてもよい。また、ベストショットとして選択したフレームの番号をRAWデータ100と関連付けて記録するようにしてもよい。
(変形例5)
上述した実施の形態では、撮像装置1に内蔵する記憶部4を、プリキャプチャ処理中にRAWデータ100および縮小RAWデータ101を一時的に記憶するバッファメモリとして用いる例について説明した。しかしながら、図9に示すように、撮像装置1の外部メモリであるメモリカード7の一部に第1の記憶領域71および第2の記憶領域72を設定するようにしてもよい。この場合、第1の記憶領域71をRAWデータ100のバッファメモリとして用い、第2の記憶領域72を縮小RAWデータ101のバッファメモリとして用いる。
(変形例6)
上述した第2の実施の形態では、撮影後において、画像処理パラメータおよび再生フレームレートの変更が一度指示されると、画像処理パラメータおよび再生フレームレートの変更後に縮小RAWデータ101を削除する例について説明した。しかしながら、画像処理パラメータおよび再生フレームレートの変更が指示されても、縮小RAWデータ101を削除しなくてもよい。
変形例6の制御部3は、例えば、メモリカード7の残容量が所定値以下となった場合に、RAWデータ100に関連付けられている縮小RAWデータ101を削除する。なお、制御部3は、縮小RAWデータ101を削除する際には、自動で削除するようにしてもよい。また、制御部3は、ユーザに縮小RAWデータ101を削除するか否かを問うメッセージを表示部6に表示し、操作部5を介して削除を指示されたら縮小RAWデータ101を削除するようにしてもよい。
(変形例7)
上述した実施の形態では、RAWデータ100および縮小RAWデータ101を非圧縮でメモリカード7に記録する例について説明した。しかしながら、RAWデータ100および縮小RAWデータ101に対して、画像圧縮手段によるデータ圧縮処理を行ってメモリカード7に記録するようにしてもよい。この場合、RAWデータ100および縮小RAWデータ101を読み出す際には、画像伸張手段によるデータ伸張処理を行う。
(変形例8)
上述した実施の形態では、シャッターボタンの全押し操作に応じて短時間の動画を記録する短時間動画撮影モードにおいて本発明を適用する例について説明した。しかしながら、シャッターボタンの全押し操作に応じて、短時間の動画と共にシャッターボタンの全押し操作時点の静止画像を記録し、短時間の動画の後に当該静止画像を所定時間再生するような画像データを撮影する撮影モードにおいても、本発明を適用してもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。また、上記実施形態に各変形例の構成を適宜組み合わせてもかまわない。
1…撮像装置、2…撮像素子、3…制御部、4…記憶部、5…操作部、6…表示部、7…メモリカード

Claims (8)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された動画像のRAWデータに対して縮小処理を行って、縮小RAWデータを生成する縮小処理手段と、
    前記縮小RAWデータに基づいて前記被写体の動きを検出し、前記検出した被写体の動きに基づいて、前記動画像における第1の再生フレームレートを決定するフレームレート決定手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    撮影を指示する撮影指示手段と、
    前記撮影指示手段により指示された指示タイミングを基準にした所定の時間、前記撮像手段により撮像された動画像を取得する取得手段と、
    をさらに備え、
    前記縮小処理手段は、前記取得手段により取得された動画像のRAWデータに対して縮小処理を行って、縮小RAWデータを生成し、
    前記フレームレート決定手段は、前記動画像における前記指示タイミングを基準にした前後のフレーム画像の縮小RAWデータに基づいて前記被写体の動きを検出し、前記検出した被写体の動きに基づいて、前記第1の再生フレームレートを決定することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記縮小RAWデータ、前記第1の再生フレームレート、および前記動画像に対する画像処理の際に用いる第1の画像処理パラメータを、前記RAWデータに関連付けて記録手段に記録する記録制御手段と、
    前記縮小RAWデータに対して前記第1の画像処理パラメータを用いて画像処理を行い、当該画像処理後の動画像を前記第1の再生フレームレートで再生して表示手段に表示する再生制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3に記載の撮像装置において、
    前記第1の再生フレームレートと異なる第2の再生フレームレート、および前記第1の画像処理パラメータと異なる第2の画像処理パラメータを指示する指示手段をさらに備え、
    前記再生制御手段は、前記縮小RAWデータに対して前記第2の画像処理パラメータを用いて画像処理を行い、当該画像処理後の動画像を前記第2の再生フレームレートで再生して表示手段に表示し、
    前記記録制御手段は、前記第2の再生フレームレートおよび前記第2の画像処理パラメータを、前記第1の再生フレームレートおよび前記第1の画像処理パラメータと書き換えて、前記RAWデータに関連付けて記録手段に記録することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項4に記載の撮像装置において、
    前記記録制御手段は、前記縮小RAWデータに対して前記第1の画像処理パラメータを用いて画像処理を行い、当該画像処理後の動画像を前記第1の再生フレームレートで再生するようにした第1の動画像データを、前記RAWデータに関連付けて記録手段に記録することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項5に記載の撮像装置において、
    前記記録制御手段は、前記縮小RAWデータに対して前記第2の画像処理パラメータを用いて画像処理を行い、当該画像処理後の動画像を前記第2の再生フレームレートで再生するようにした第2の動画像データを、前記第1の動画像データと書き換えて、前記RAWデータに関連付けて記録手段に記録することを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項6に記載の撮像装置において、
    前記記録制御手段は、前記第2の動画像データを前記RAWデータに関連付けて記録手段に記録すると共に、前記RAWデータに関連付けて記録されていた前記縮小RAWデータを削除することを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項3〜7のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記動画像の撮像において、時間的に近接した少なくとも2枚以上のフレーム画像を互いに異なる露光量で撮像するように前記撮像手段を制御する撮像制御手段と、
    前記互いに異なる露光量で撮像されたフレーム画像に基づいて合成画像を生成する画像合成手段と、
    をさらに備え、
    前記記録制御手段は、撮像時の露光量を示す情報を前記フレーム画像ごとのRAWデータに関連付けて記録手段に記録することを特徴とする撮像装置。
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