JP2012221782A - 非水電解質二次電池の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】正極及び負極を有する電極体を形成する電極体形成工程と、電極体及び非水電解液を電池ケース内に収容した非水電解質二次電池を、所定期間放置することにより、電池を自己放電させる自己放電工程とを備える。電極体形成工程(ステップS1)では、正極の容量Aと負極の容量Bとの容量比(B/A)を1.4以上とした電極体を形成する。自己放電工程(ステップS6)では、20℃以下の温度環境下で、電池を所定期間放置する。
【選択図】図5
Description
ところが、従来(例えば特許文献1)の方法を用いた場合、正負極の容量比(B/A)を1.7以上と大きくした非水電解質二次電池において、特に、電池電圧の変化量(低下量)のバラツキが大きくなる傾向にあった。
非水電解質二次電池100は、図1に示すように、電極体110と、これを収容する電池ケース180とを備える、リチウムイオン二次電池である。電極体110は、正極130、負極120、及びセパレータ150を備えている。セパレータ150は、ポリエチレンからなり、正極130と負極120との間に介在して、これらを離間させている。このセパレータ150には、リチウムイオンを有する非水電解液160を含浸させている。
まず、ステップS1(電極体形成工程)において、正極130及び負極120を有する電極体110を形成する。具体的には、まず、正極活物質137とアセチレンブラックとPVdF(結着剤)とを、重量比88:10:2の割合で混合し、これにNMP(溶媒)を混合して、正極スラリを作製した。次いで、この正極スラリを、アルミニウム箔からなる正極集電板138の表面に塗工し、乾燥させた後、プレス加工を施した。これにより、正極130を得た。
具体的には、負極120(負極集電板128)に負極集電部材192を溶接し、正極130(正極集電板138)に正極集電部材191を溶接する。次いで、負極集電部材192及び正極集電部材191を溶接した電極体110を、電池ケース本体181内に挿入した後、非水電解液160を注入する。その後、封口蓋182で電池ケース本体181の開口を閉塞した状態で、封口蓋182と電池ケース本体181とを溶接し、非水電解質二次電池の組み付けを完了する。
また、SOCは、State Of Charge(充電状態、充電率)の略である。
なお、本実施形態の非水電解質二次電池100は、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車の駆動用電源として使用される。
実施例1では、ステップS1(電極体形成工程)において、正極容量Aと負極容量Bとの容量比(負極容量B/正極容量A)を、1.7以上(具体的には、1.8)とした電極体110を作製した。正負極の容量比(B/A)の値を1.7以上とすることで、電池の内部抵抗を小さくすることができ、また、充電時(特に、ハイレート充電時)に負極表面にLiが析出するのを効果的に抑制することができる。
また、自己放電工程(ステップS6)において、電池100を放置する環境温度を、10〜20℃の範囲内の温度(具体的には20℃)とした。
次に、自己放電試験について説明する。この自己放電試験は、放置温度(自己放電工程の環境温度)と自己放電期間中(放置期間中)における電池電圧の変化量(低下量)のバラツキとの関係を調査するために行った。
なお、自己放電試験を行った140個の電池は、いずれも、内部短絡が生じていない正常電池であることを確認している。
また、自己放電試験を行った電池は、いずれも、内部短絡が生じていない正常電池であることを確認している。
なお、図8では、正負極容量比(B/A)の値を1.2とした電池のデータを□、1.3とした電池のデータを◆、1.4とした電池のデータを●、1.6とした電池のデータを◇、1.7とした電池のデータを△、1.8とした電池のデータを○、1.9とした電池のデータを×、2.0とした電池のデータを◎で示している。
まず、正負極容量比(B/A)の値を1.4未満とした電池(具体的には、B/Aの値を1.2、1.3とした電池)の結果について検討する。これらの電池では、放置温度に拘わらず、自己放電期間中(放置期間中)における電池電圧の変化量(電池電圧差ΔVbc)の最大差が小さくなることがわかる。すなわち、放置温度に拘わらず、正常電池同士の間において、電池電圧変化量(電池電圧差ΔVbc)のバラツキは小さくなる。従って、正負極容量比(B/A)の値を1.4未満とした場合は、放置温度の影響を受けることなく、内部短絡が生じている電池を適切に検出することが可能であることがわかる。
従来(例えば、特許文献1)の方法では、正負極の容量比(B/A)を1.4以上とした場合、自己放電工程において自己放電させた後、容量測定工程において電池容量を測定すると、正常電池(電極合材層の塗工量が適量である電池)同士の間でも、電池容量のバラツキが大きくなり、塗工不良電池を精度良く検出することができないことがあった。すなわち、自己放電工程中(放置期間中)に電池容量が大きく変動(低下)することがあり、その結果、電池容量に大きなバラツキが生じてしまうことがあった。
電池容量バラツキ=(容量最大差/平均電池容量)×100(%)・・・(1)
まず、正負極容量比(B/A)の値を1.4未満とした電池(具体的には、B/Aの値を1.2、1.3とした電池)の結果について検討する。これらの電池では、放置温度を10℃以上とした場合に、自己放電期間中(放置期間中)に生じる電池容量のバラツキ(変動)が小さいことがわかる。一方、放置温度を10℃未満とした場合には、自己放電期間中(放置期間中)に生じる電池容量のバラツキ(変動)が大きくなることがわかる。以上の結果より、正負極容量比(B/A)の値を1.4未満とした場合は、自己放電工程における放置温度を10℃以上とすることで、自己放電期間中(放置期間中)に電池容量のバラツキが大きくなるのを抑制でき、その結果、その後の容量測定工程において、塗工不良電池を適切に検出することが可能となることがわかる。
110 電極体
120 負極
121 負極合材層
127 負極活物質
128 負極集電板
130 正極
131 正極合材層
137 正極活物質
138 正極集電板
150 セパレータ
160 非水電解液
180 電池ケース
Claims (4)
- 正極及び負極を有する電極体を形成する電極体形成工程と、
上記電極体及び非水電解液を電池ケース内に収容した非水電解質二次電池を、所定期間放置することにより、上記電池を自己放電させる自己放電工程と、を備える
非水電解質二次電池の製造方法において、
上記電極体形成工程では、上記正極の容量Aと上記負極の容量Bとの容量比(B/A)を1.4以上とした電極体を形成し、
上記自己放電工程では、20℃以下の温度環境下で、上記電池を上記所定期間放置する
非水電解質二次電池の製造方法。 - 請求項1に記載の非水電解質二次電池の製造方法であって、
前記自己放電工程を終えた前記電池について電池容量の一部または全部を測定する容量測定工程、を備え、
上記自己放電工程では、10〜20℃の範囲内の温度環境下で、前記電池を前記所定期間放置する
非水電解質二次電池の製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載の非水電解質二次電池の製造方法であって、
前記電極体形成工程では、前記容量比(B/A)を1.7以上とした電極体を作製する
非水電解質二次電池の製造方法。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の非水電解質二次電池の製造方法であって、
前記自己放電工程より前に、
前記非水電解質二次電池を初期充放電する初期充放電工程と、
上記初期充放電工程を終えた上記電池を、所定の温度で一定時間安置してエージングするエージング工程と、を備える
非水電解質二次電池の製造方法。
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