JP2012029710A - 洗濯機 - Google Patents
洗濯機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012029710A JP2012029710A JP2010169198A JP2010169198A JP2012029710A JP 2012029710 A JP2012029710 A JP 2012029710A JP 2010169198 A JP2010169198 A JP 2010169198A JP 2010169198 A JP2010169198 A JP 2010169198A JP 2012029710 A JP2012029710 A JP 2012029710A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- water supply
- washing machine
- tank
- receiving portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
Abstract
【課題】給水ケースに洗剤を投入した際に、給水ケース内に洗剤が溶け残って堆積することがなく、洗剤を回転槽内へ確実に供給できる洗濯機を提供する。
【解決手段】本実施形態の洗濯機は、洗濯機本体と、水槽と、回転槽と、給水装置とを具備している。給水装置は、給水弁と、給水ケースとを備えている。給水ケースは、給水弁からの水を受けて貯留する。給水ケースは、水受け部と、貯留部とを備えている。水受け部は、給水弁からの水を受ける。貯留部は、水受け部より低い位置に設けられ、水受け部からの水を貯留する。貯留部を形成する壁面のうち、回転槽内を上方から臨む壁面に、貯留部内の水を回転槽内に供給する注水孔を設ける。水受け部の底面を貯留部側へ前上がりに傾斜させる。
【選択図】図1
【解決手段】本実施形態の洗濯機は、洗濯機本体と、水槽と、回転槽と、給水装置とを具備している。給水装置は、給水弁と、給水ケースとを備えている。給水ケースは、給水弁からの水を受けて貯留する。給水ケースは、水受け部と、貯留部とを備えている。水受け部は、給水弁からの水を受ける。貯留部は、水受け部より低い位置に設けられ、水受け部からの水を貯留する。貯留部を形成する壁面のうち、回転槽内を上方から臨む壁面に、貯留部内の水を回転槽内に供給する注水孔を設ける。水受け部の底面を貯留部側へ前上がりに傾斜させる。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
従来より、洗濯機においては、回転槽を収容する水槽の上方に給水弁、給水ケース、給水管等からなる給水装置を備え、この給水装置の給水管から回転槽の内部に向かって水を落下させて注水している。
上記構成のものでは、給水装置の給水管の真下に位置する洗濯物にしか直接水がかからないため、注水される範囲が限定され、洗濯物へ広範囲に注水することができない。従って、一部の洗濯物のみに水が直接浸透し、それより周りの洗濯物には除々に水が浸透していくしかなく、洗濯物の水浸かりが遅くなる。水浸かりが遅くなると、給水初期の低水位での洗浄効果が下がり、ひいては洗濯時間が長くなるという問題がある。
上記構成のものでは、給水装置の給水管の真下に位置する洗濯物にしか直接水がかからないため、注水される範囲が限定され、洗濯物へ広範囲に注水することができない。従って、一部の洗濯物のみに水が直接浸透し、それより周りの洗濯物には除々に水が浸透していくしかなく、洗濯物の水浸かりが遅くなる。水浸かりが遅くなると、給水初期の低水位での洗浄効果が下がり、ひいては洗濯時間が長くなるという問題がある。
そこで、最近では、洗濯物へ広範囲に注水するために、給水ケースの前方に給水弁からの水を貯留する貯留部を設け、そして、この貯留部の側壁面に注水孔を設けて、前記貯留部に貯留された水の圧力により注水孔から水を噴射させて、回転槽内へ広範囲にわたって注水するようにしたものが考えられている。
このような構成の洗濯機において、給水ケースに洗剤を投入すると、洗剤量によっては給水ケース内、特に貯留部に洗剤が溶け残って堆積し、洗濯性能に悪影響を及ぼすおそれがある。
このような構成の洗濯機において、給水ケースに洗剤を投入すると、洗剤量によっては給水ケース内、特に貯留部に洗剤が溶け残って堆積し、洗濯性能に悪影響を及ぼすおそれがある。
そこで、給水ケースに洗剤を投入した際に、給水ケース内に洗剤が溶け残って堆積することがなく、洗剤を回転槽内へ確実に供給できる洗濯機を提供する。
本実施形態の洗濯機は、洗濯機本体と、水槽と、回転槽と、給水装置とを具備している。洗濯機本体は、上面部に洗濯物出入口を有する。水槽は、前記洗濯機本体内に弾性支持されている。回転槽は、前記水槽内に回転可能に設けられている。給水装置は、前記洗濯機本体の上部に設けられ、前記回転槽内に給水する。前記給水装置は、給水弁と、給水ケースとを備えている。給水弁は、給水源に接続されている。給水ケースは、前記給水弁からの水を受けて貯留する。前記給水ケースは、水受け部と、貯留部とを備えている。水受け部は、前記給水弁からの水を受ける。貯留部は、前記水受け部より低い位置に設けられ、前記水受け部からの水を貯留する。前記貯留部を形成する壁面のうち、前記回転槽内を上方から臨む壁面に、前記貯留部内の水を前記回転槽内に供給する注水孔を設ける。前記水受け部の底面を前記貯留部側へ前上がりに傾斜させる。
以下、一実施形態について図面を参照して説明する。
まず、図2には、縦型の洗濯機の縦断面図が示されている。なお、図2において左方を洗濯機の前方とする。洗濯機本体1は、洗濯機の外郭をなす外箱2の上面開口部にトップカバー3が装着されて構成されている。トップカバー3には、洗濯物を出し入れするための洗濯物出入口3aが設けられている。外箱2内には、水槽4が設けられている。水槽4は、上端が開口した有底円筒状をなし、中心軸が上下方向に延びていて、図示しない弾性支持機構により吊持され弾性支持されている。
まず、図2には、縦型の洗濯機の縦断面図が示されている。なお、図2において左方を洗濯機の前方とする。洗濯機本体1は、洗濯機の外郭をなす外箱2の上面開口部にトップカバー3が装着されて構成されている。トップカバー3には、洗濯物を出し入れするための洗濯物出入口3aが設けられている。外箱2内には、水槽4が設けられている。水槽4は、上端が開口した有底円筒状をなし、中心軸が上下方向に延びていて、図示しない弾性支持機構により吊持され弾性支持されている。
水槽4には、洗濯兼脱水槽である回転槽5が水槽4の中心軸を中心に回転可能に設けられている。回転槽5は、上端が開口した有底円筒状をなし、中心軸が上下方向に延びていて、内部に洗濯物が収納される。回転槽5の内壁面には、多数の脱水孔5aが設けられているとともに、上下方向に延びる循環水路6が配設されている。循環水路6の主体部を構成するカバー部材7は、合成樹脂により上下方向に長い形状に形成されていて、回転槽5の内側壁面に取り付けられている。
カバー部材7の上部には、洗剤投入口8が設けられていて、この洗剤投入口8を開閉する投入カバー9が設けられている。カバー部材7の下端部は開口され流出口10が設けられている。カバー部材7の内部には、図示しないリントフィルタが収納され、このリントフィルタの左右両側には、洗剤投入口8と流出口10とを連通させた図示しない洗剤案内路が設けられている。洗剤投入口8に投入された洗剤は、前記洗剤案内路を通り流出口10より回転槽5の底部に投入される。
回転槽5の上端部には、液体封入型のバランスリング11が設けられている。バランスリング11は、回転槽5の回転時のバランスを維持するものである。回転槽5の内側の底部には、パルセータ12が回転可能に設けられ、水槽4の外側底面には、モータ13及びクラッチ機構部14が設けられている。モータ13は、回転槽5及びパルセータ12を回転駆動させる駆動源であり、回転槽5及びパルセータ12にクラッチ機構部14を介して接続されている。クラッチ機構部14は、モータ13の駆動力を回転槽5及びパルセータ12の一方または両方に伝達するように切り換える機構を有している。
水槽4の底部には、導出管15が接続されている。導出管15は、水槽4に貯留した洗濯水を排出するためのものである。この導出管15には、排水弁16を介して排水管17が接続されている。排水管17の端部は、洗濯機本体1の外部に導出されていて、排水弁16が開くことにより水槽4内の洗濯水が排出される。
トップカバー3の上面中央部には、蓋19が設けられている。蓋19が折り畳まれることにより、洗濯機本体1の洗濯物出入口3aが開放される。水槽4の上端部には、水槽4の上部内周縁を覆う水槽カバー20が設けられている。この水槽カバー20には、回転槽5の開口部5bに対応する開口部20aが設けられている。
トップカバー3の前面部の外側には、図2に示すように操作パネル61が設けられ、トップカバー3の前面部の内部には、制御装置62が設けられている。制御装置62は、例えばマイクロコンピュータからなり、水槽4内の水位を検知するように設けた水位センサ(図示せず)からの水位検知信号、操作パネル61に設けられた操作部(図示せず)からの操作信号、モータ13の回転数を検知するように設けられた回転センサ(図示せず)からの回転数検知信号等が入力されるようになっている。
トップカバー3内の後部には、給水装置21が設けられている。給水装置21は、水道等の給水源から供給される水を回転槽5内に供給するものであり、給水弁22、水路ケース23、及び給水ケース24などを備えている。具体的には、図1及び図3に示すように、給水装置21は、その上部に給水弁22及び水路ケース23を備え、その下部に給水ケース24が収納される給水ケース収納部21aが設けられている。給水ケース24は、給水ケース収納部21aに対して前後に出し入れでき、着脱可能に収納されている。
また、トップカバー3内の後部には、給水ポンプ25が設けられている。給水ポンプ25は、風呂水ホース(図示せず)を介して風呂等の水道とは別の給水源から水を汲み上げるためのものであり、接続ホース(図示せず)を介して水路ケース23に接続されている。給水ポンプ25が風呂水ホースを通して汲み上げた風呂水は、接続ホースを通って風呂水給水口34から水路ケース23内に供給される。
水路ケース23は、図1及び図3に示すように、内部に第1の水路26、第2の水路27、及び第3の水路28が設けられている。具体的には、水路ケース23は、底壁29と、この底壁29の外周縁に立設された外周壁30と、内部に立設された仕切壁31と、水路ケース23の上端部を覆い且つ外周壁30及び仕切壁31の上端部に液密に当接する水路カバー32とを備えている。仕切壁31は、水路ケース23内の空間を仕切り、第1の水路26、第2の水路27、及び第3の水路28を形成する。
第1の水路26は、水路ケース23内にあって、外周壁30の右側壁部30a及び前側壁部30bと仕切壁31とにより区画されていて、給水弁22の前方に位置する第1水路部26aと、この第1水路部26aの左側に連通する第2水路部26bとから構成されている。第2水路部26bの底壁には、水道水用の落水孔32aが複数設けられている。
第2の水路27は、水路ケース23内にあって、外周壁30の後側壁部30cと仕切壁31との間に形成された第3水路部27aと、この第3水路部27aと左側に連通するように外周壁30の前側壁部30bと後側壁部30cとの間に形成された第4水路部27bとから構成されている。第4水路部27bの底壁には、落水孔33が複数設けられている。
第3の水路28は、水路ケース23内にあって、仕切壁31に囲まれて形成されている。第3の水路28の底壁には、風呂水用の落水孔32bが複数設けられている。
給水装置21は、例えば二連式の給水弁22を備え、この給水弁22は、第1の給水弁22aと、第2の給水弁22bと、第1の給水弁22a及び第2の給水弁22bに給水するための給水接続口22cとを有している。
給水装置21は、例えば二連式の給水弁22を備え、この給水弁22は、第1の給水弁22aと、第2の給水弁22bと、第1の給水弁22a及び第2の給水弁22bに給水するための給水接続口22cとを有している。
水路ケース23の後側壁部30cには、第1の給水弁22aの吐出口35と対応する位置に第1の入水口23aが設けられ、この第1の入水口23aを介して、吐出口35と第1の水路26とは連通する。同様に、第2の給水弁22bの吐出口36と対応する位置に第2の入水口23bが設けられ、この第2の入水口23bを介して、吐出口36と第2の水路27とは連通する。
詳しくは後述するが、第1の給水弁22aは、洗い行程及びすすぎ行程時における回転槽5への給水時に開放し、第1の給水弁22aから吐出された水(図3中、矢印C1)は、第1の水路26の第1水路部26a(図3中、矢印C2)、第2水路部26b(図3中、矢印C3)を通り、落水孔32aより落下し、給水ケース24の水受け部37に受けられ、水貯留部38(貯留部)に貯留される。
一方、第2の給水弁22bは、すすぎ時における回転槽5内への柔軟剤等の洗濯助剤供給時に開放し、第2の給水弁22bから吐出された水(図3中、矢印D1)は、第2の水路27の第3水路部27a(図3中、矢印D2,D3,D4)、第4水路部27b(図3中、矢印D5)を通り、落水孔33より落下し、給水ケース24の洗濯助剤貯留部39に貯留される。給水接続口22cには、水道等の給水源、例えば水道の蛇口に接続されたホース(図示せず)の一端が接続される。
なお、風呂水を使用する場合には、洗い行程及びすすぎ行程時における回転槽5への給水時に、給水ポンプ25により浴槽から汲み上げられた風呂水は、風呂水給水口34から水路ケース23内に吐出される。そして、風呂水は、第3の水路28(図3中、矢印E)を通り、落水孔32bより落下し、給水ケース24の水受け部37に受けられ、水貯留部38に貯留される。
次に、図4から図8をも参照して給水ケース24について詳細に説明する。
給水ケース24は、合成樹脂から形成され、その前部に水路ケース23から落下してきた水を貯留する水貯留部38を備え、その後側には、給水ケース24を幅方向に二分するように、右側に水受け部37と左側に洗濯助剤貯留部39とが設けられている。水貯留部38は、その後端部に水受け部37と連通するための開口部38aを有している。
給水ケース24は、合成樹脂から形成され、その前部に水路ケース23から落下してきた水を貯留する水貯留部38を備え、その後側には、給水ケース24を幅方向に二分するように、右側に水受け部37と左側に洗濯助剤貯留部39とが設けられている。水貯留部38は、その後端部に水受け部37と連通するための開口部38aを有している。
水貯留部38は、その正面から見て上部に円弧状に前方へ張り出すよう形成された手掛け部前面壁40を有し、この手掛け部前面壁40の背部に手掛け部41が設けられている。この手掛け部41は、水貯留部38内方に円弧状に張り出すように形成された貯留部前面壁42、手掛け部前面壁40、及び上面壁41aにより仕切られて形成されている。手掛け部41は下端が開口していて、使用者はこの開口から給水ケース24に指を掛けることができる。
貯留部前面壁42の手掛け部41の左右両側には、前方へ膨出するように略円弧状に形成された側壁面たる左側前面壁部42a及び右側前面壁部42bが設けられている。左側前面壁部42a及び右側前面壁部42bは、回転槽5内を上方から臨むように設けられている。
左側前面壁部42aには、左右横方向の外側から内側に向かって順に、注水孔である左側第1注水孔43a、左側第2注水孔43b、及び左側第3注水孔43cが、左側前面壁部42a表面に対してそれぞれ面直に形成されていて、それぞれの中心軸線方向が異なるように設けられている。すなわち、左側第1注水孔43a、左側第2注水孔43b、及び左側第3注水孔43cから噴射される水の方向は上方から見てそれぞれ異なる。
そして、左側第1注水孔43aは、左側第2注水孔43bに対して径大で且つ低い位置に設けられていて、左側第2注水孔43bは、左側第3注水孔43cに対して径大で且つ低い位置に設けられている。すなわち、これら注水孔43a,43b,43cは、それぞれ高低差を有する位置に設けられ、下側に位置する注水孔が他の上側に位置する注水孔より大きくなるように設けられている。
一方、右側前面壁部42bには、上述した左側前面壁部42aと同様に、左右横方向の外側から内側に向かって順に、注水孔である右側第1注水孔44a、右側第2注水孔44b、及び右側第3注水孔44cが、右側前面壁部42b表面に対してそれぞれ面直に形成されていて、それぞれの中心軸線方向が異なるように設けられている。すなわち、右側第1注水孔44a、右側第2注水孔44b、及び右側第3注水孔44cから噴射される水の方向は上方から見てそれぞれ異なる。
そして、右側第1注水孔44aは、右側第2注水孔44bに対して径大で且つ低い位置に設けられていて、右側第2注水孔44bは、右側第3注水孔44cに対して径大で且つ低い位置に設けられている。すなわち、これら注水孔44a,44b,44cは、それぞれ高低差を有する位置に設けられ、下側に位置する注水孔が他の上側に位置する注水孔より大きくなるように設けられている。
なお、左側前面壁部42aの左側第1注水孔43a、左側第2注水孔43b、及び左側第3注水孔43c、並びに、右側前面壁部42bの右側第1注水孔44a、右側第2注水孔44b、及び右側第3注水孔44cは、水受け部37の底壁46より低い位置に設けられている。
水貯留部38は、上面が開口していて、水貯留部カバー48が上方から水貯留部38に装着されることによりこの開口が閉塞されている。水貯留部カバー48は、水貯留部38装着時にあって、水貯留部38の手掛け部前面壁40と重なり合うように形成されたカバー前面壁部48aと水貯留部38の開口を閉塞するカバー上面壁部48bとから形成されている。
カバー上面壁部48bは、水貯留部38装着時に水貯留部38の内部であって水貯留部38の開口部38aの前方に位置する方形板状の整流板49(図1、図5参照)を一体に有している。この整流板49は、水貯留部38の開口部38aに対向し、カバー上面壁部48bの下面から開口部38aより低い位置まで延設形成されている。整流板49は、水貯留部38の開口部38aから水貯留部38内へ流入する水を受けて、その勢いを抑制する緩衝板としても機能するとともに、水貯留部38内の下方へと水を案内する案内板として機能する。
水貯留部38の底壁45は、前上がりの傾斜状をなし、水受け部37の底壁46より低い位置に設けられている。水貯留部38は、水受け部37より底深く形成され、水貯留部38は水受け部37より低い位置に設けられている。洗濯機の使用後、水貯留部38に水が残るのを防止するため、上方から見て回転槽5内に位置して水貯留部38の底壁45の最低部分に、透孔47が設けられている(図8参照)。
給水ケース24の水受け部37は、略矩形容器状をなし、水貯留部38の開口部38aを介して水貯留部38と連通している。水受け部37の底壁46は、水貯留部38側へ前上がりの傾斜状に設けられている。この底壁46の上面には、図7に示すように、矩形棒状の案内リブ46aが突設されている。この案内リブ46aは、上方から見ると前後に延びる軸に対して時計回りに所定角、例えば30°ほど傾いている。
底壁46の水貯留部38とは反対側の後端部の左右両側には、前記回転槽5内に通じる2つの通水孔50が設けられている。水受け部37の左側壁51の上端部には溢水部となる切欠き部51aが設けられている。水受け部37の後側壁52の高さは、左側壁51の切欠き部51aより更に低く設定されている。
洗濯助剤貯留部39は、略矩形容器状をなし、水路ケース23の第4水路部27bの下方に位置するように設けられ(図3参照)、後側壁55の上端部は溢水部となるように他の壁面より一段低く形成されている。洗濯助剤貯留部39の底壁53は、略中央部にサイフォン用開口部53aが形成され、このサイフォン用開口部53aの上方にサイフォン部54が形成されている(図6参照)。このサイフォン用開口部53a及びサイフォン部54は、給水ケース24が給水装置21の給水ケース収納部21aに収納されたときに、上方から見て回転槽5内に位置する。
サイフォン部54は、洗濯助剤貯留部39の底壁53の前記サイフォン用開口部53aの周縁から上方へ突設された筒状部54a(図4、図5参照)と、筒状部54aの上部の周壁部に形成された図示しない孔部と、筒状部54aを上方から覆うキャップ部54b(図3、図7参照)とから構成されている。キャップ部54bの下端部は、洗濯助剤貯留部39の底壁53付近まで延びている。
図6に示すように、水受け部37の底壁46の裏面に、板状の案内リブ56が突設されているとともに、洗濯助剤貯留部39の底壁53の裏面に、同じく板状の案内リブ57が突設されている。この案内リブ56,57は、通水孔50及びサイフォン用開口部53aからの水を回転槽5内の中央方向へ案内するためのもので、給水装置21の底壁21b付近まで延びている。なお、案内リブ56,57は、補強部材としての機能も有する。
給水装置21は、給水ケース収納部21aに給水ケース24が収納された状態では、給水ケース24の背部及び外底部との間に間隙が設けられている。給水装置21の底壁21bは、前下がりの傾斜状に形成され、先端部と水貯留部38との間には注水孔21cが設けられている。この注水孔21cは上方から見て回転槽5内に位置するように設けられている。
給水装置21と給水ケース24との間の前記間隙は、給水装置21内の水路となる。詳しくは後述するが、水受け部37及び洗濯助剤貯留部39から給水装置21内に流入した水は、給水装置21の底壁21bに落水し、この底壁21bに沿って前方へ流下し(図1中、矢印B2)、注水孔21cより回転槽5内に注がれる(図1中、矢印B3)。
次に、上記した構成の作用について説明する。
使用者は、洗濯運転を行う前に回転槽5内に洗濯物を収納するとともに、給水ケース24を引き出してその水受け部37に洗い用の洗剤を投入する。また、洗濯助剤としての柔軟剤を使用する場合には、給水ケース24の洗濯助剤貯留部39に柔軟剤を投入しておく。なお、本実施形態では、洗剤を給水ケース24の水受け部37に投入するものとしたが、回転槽5内の洗剤投入口8に投入してもよい。
使用者は、洗濯運転を行う前に回転槽5内に洗濯物を収納するとともに、給水ケース24を引き出してその水受け部37に洗い用の洗剤を投入する。また、洗濯助剤としての柔軟剤を使用する場合には、給水ケース24の洗濯助剤貯留部39に柔軟剤を投入しておく。なお、本実施形態では、洗剤を給水ケース24の水受け部37に投入するものとしたが、回転槽5内の洗剤投入口8に投入してもよい。
本実施形態の洗濯運転は、洗い行程、すすぎ行程、及び脱水行程を順に実行する。洗い行程では、洗濯物重量検知、給水、及び洗いが行われる。制御装置62は、まず、検知した洗濯物重量に基づいて水槽4に供給される水量を決定し、回転槽5を停止させた状態で給水を開始する。この給水において、制御装置62は、排水弁16を閉じた状態で、第1の給水弁22aを開放する。これにより、給水源である水道からの水は、第1の給水弁22aから水路ケース23の第1の水路26に流れる。
具体的には、第1の給水弁22aの吐出口35から吐出された水(図3中、矢印C1)は、第1の入水口23aから水路ケース23に入り、第1水路部26a(図3中、矢印C2)から第2水路部26b(図3中、矢印C3)に流れる。
第2水路部26bに流入した水は、落水孔32aから落下して給水ケース24の水受け部37に受けられる。水受け部37に受けられた水は、水受け部37の底壁46に沿って後方へ流下する。このとき、案内リブ46aにより給水死角となる部分に水が案内される。給水死角とは、第1の給水弁22aからの水の流量が少なくなる傾向にある部分のことで、洗剤が溶け残り易い部分に相当するものである。本実施形態の場合、第1の給水弁22aからの水が、図3に示す第2水路部26bの右側前方部から供給される関係上、第2水路部26bの右側後方部が給水死角に該当する。
そして、水受け部37内の水は、通水孔50から給水装置21の底壁21bに落下する(図1中、矢印B1)。これにより、水受け部37内に予め収容されていた洗剤は、供給された水に溶かされるとともに、底壁21bへ流れ込む。
底壁21bに流下した水及び洗剤は、底壁21bに沿って前方へ流下し(図1中、矢印B2)、注水孔21cより回転槽5内に落下する(図1中、矢印B3)。これにより、回転槽5内へ洗剤が供給される。このとき、図6に示す案内リブ56,57に沿って水が流れることにより、回転槽5内の中央方向へ水が案内される。
底壁21bに流下した水及び洗剤は、底壁21bに沿って前方へ流下し(図1中、矢印B2)、注水孔21cより回転槽5内に落下する(図1中、矢印B3)。これにより、回転槽5内へ洗剤が供給される。このとき、図6に示す案内リブ56,57に沿って水が流れることにより、回転槽5内の中央方向へ水が案内される。
なお、風呂水を使用する場合には、使用者は、操作パネル61の操作部を操作して風呂水コースを選択する。風呂水コースが選択されると、制御装置62は、給水ポンプ25を駆動して、風呂水ホースを通して給水源である浴槽から風呂水を汲み上げて、接続ホースを通して風呂水給水口34から水路ケース23内に風呂水を供給する。水路ケース23内に流入した水は、第3の水路28(図3中、矢印E)を流れて、落水孔32bより落下する。
落水孔32bからの水は、給水ケース24の水受け部37に受けられ、底壁46に沿って後方へ流下する。水受け部37内の水は、通水孔50から給水装置21の底壁21bに落下する(図1中、矢印B1)。これにより、水道水の場合と同様に、水受け部37内に予め収容されていた洗剤は、供給された風呂水に溶かされるとともに、底壁21bへ流れ込み、注水孔21cより回転槽5内に供給される。
水受け部37の水位が徐々に上昇してくると、水受け部37が受ける水は、水貯留部38の開口部38aから水貯留部38内へ流入する(図1中、矢印B4)。水貯留部38の開口部38aから水貯留部38内へ流入した水は、水貯留部38内に設けられた整流板49に衝突して下方へと落下する。水貯留部38では、水位が底部から徐々に上昇する。水貯留部38の水位が上昇するにつれ、左右両側前面壁部42a,42bに設けられた左右両側第1注水孔43a,44a、左右両側第2注水孔43b,44b、左右両側第3注水孔43c,44cの順に水を回転槽5内に向けて噴出する(図1中、矢印B5)。
左右両側第1注水孔43a,44a、左右両側第2注水孔43b,44b、及び左右両側第3注水孔43c,44cから噴射される水は、上面から見てそれぞれ異なる方向に噴射される。また、低い位置に設けられている(水頭が高い)注水孔ほど径大に形成することで、注水孔に掛かる単位面積当たりの水圧を適宜調節でき、注水孔から噴射される水を所望の距離まで飛ばすことができる。
具体的には、図9に示すように、左側第1注水孔43aより噴射される水は、放水経路Laを通り回転槽5の左側内周縁に落下する。同じように、左側第2注水孔43b、左側第3注水孔43cより噴射される水は、それぞれ放水経路Lb,Lcを通り回転槽5の左側内周縁に落下する。右側第1注水孔44a、右側第2注水孔44b、及び右側第3注水孔44cより噴射される水は、それぞれ放水経路Ra,Rb,Rcを通り回転槽5の右側内周縁に落下する。
水受け部37及び水貯留部38内の水位がさらに上昇していき、水位X(図1中に示す二点鎖線)を越えたら水受け部37の後側壁52の上端部から溢水し、給水装置21内に水が溢れ出る(図1中、矢印B6)。この溢れ出た水は、給水装置21の底壁21bを前方へ流下し(図1中、矢印B2)、注水孔21cより回転槽5内に落下する(図1中、矢印B3)。このときも、案内リブ56,57により回転槽5内の中央方向へ水が案内される。
なお、給水源の水圧が高い場合、水受け部37及び水貯留部38内の水は、水位Xを越えて水受け部37の左側壁51の上端部に設けられた切欠き部51aより溢水し、給水装置21内に溢れ出る。この溢れ出た水も、給水装置21の底壁21bを前方へ流下し(図1中、矢印図2)、案内リブ56,57により回転槽5内の中央方向へ案内されて、注水孔21cより回転槽5内に落下する(図1中、矢印B3)。
このようにして、給水ケース24によって回転槽5内の給水装置21の真下及び回転槽5の内周縁部へと広範囲に給水され、洗濯物Mを効率良く濡らす。回転槽5に所定量の水が溜まると、制御装置62は、第1の給水弁22aを閉じ、代わりにモータ13によりパルセータ12を正逆回転駆動させる。これにより、回転槽5内に収容された洗濯物Mの洗いが行われる。
制御装置62は、洗い行程が終了すると、すすぎ行程を実行する。すすぎ行程では、排水、第1の中間脱水、シャワーすすぎ、第2の中間脱水、給水、及びためすすぎが行われる。制御装置62は、まず、パルセータ12の回転駆動を停止させ、排水弁16を開放させて、水槽4内の水を導出管15及び排水管17から機外へ排出する。
次に、制御装置62は、排水弁16を開放させた状態で、回転槽5を一方向に高速回転駆動させ、回転槽5内にある洗濯物Mの遠心脱水、すなわち第1の中間脱水を行う。
制御装置62は、中間脱水が終了すると、排水弁16を開放させた状態で回転槽5を低速度で回転させながら、第1の給水弁22aを開放させてシャワーすすぎを実行する。このとき、給水源からの水は、上述した洗い行程時の給水と同様に、給水装置21から回転槽5内に供給される。これにより、すすぎに用いられるきれいな水を、回転槽5内の広範囲に供給でき、第1の中間脱水時に回転槽5内の内周縁部に偏った洗濯物Mに直接掛けることができ、水を効率良く利用してシャワーすすぎを行うことができる。
制御装置62は、中間脱水が終了すると、排水弁16を開放させた状態で回転槽5を低速度で回転させながら、第1の給水弁22aを開放させてシャワーすすぎを実行する。このとき、給水源からの水は、上述した洗い行程時の給水と同様に、給水装置21から回転槽5内に供給される。これにより、すすぎに用いられるきれいな水を、回転槽5内の広範囲に供給でき、第1の中間脱水時に回転槽5内の内周縁部に偏った洗濯物Mに直接掛けることができ、水を効率良く利用してシャワーすすぎを行うことができる。
次に、制御装置62は、第1の給水弁22aを閉じ、排水弁16を開放した状態で、回転槽5を一方向に高速回転駆動させ、回転槽5内にある洗濯物Mの遠心脱水、すなわち第2の中間脱水を行う。
制御装置62は、第2の中間脱水が終了すると、回転槽5の回転を停止させるとともに排水弁16を閉塞させ、第1の給水弁22aを開放させて回転槽5内に給水を行う。このときも、給水源からの水は、上述した洗い行程時の給水と同様に、給水装置21から回転槽5内に供給される。これにより、給水源からの水を、回転槽5内の広範囲に供給でき第2の中間脱水時に回転槽5内の内周縁部に偏った洗濯物Mに直接掛けることができ、洗濯物Mの水浸かりを効率良く行うことができる。そして、制御装置62は、パルセータ12を回転させ、所定時間経過後に第1の給水弁22aを閉塞し、第2の給水弁22bを所定時間開放し、ためすすぎを実行する。
制御装置62は、第2の中間脱水が終了すると、回転槽5の回転を停止させるとともに排水弁16を閉塞させ、第1の給水弁22aを開放させて回転槽5内に給水を行う。このときも、給水源からの水は、上述した洗い行程時の給水と同様に、給水装置21から回転槽5内に供給される。これにより、給水源からの水を、回転槽5内の広範囲に供給でき第2の中間脱水時に回転槽5内の内周縁部に偏った洗濯物Mに直接掛けることができ、洗濯物Mの水浸かりを効率良く行うことができる。そして、制御装置62は、パルセータ12を回転させ、所定時間経過後に第1の給水弁22aを閉塞し、第2の給水弁22bを所定時間開放し、ためすすぎを実行する。
ためすすぎの際に第2の給水弁22bが開放されると、給水源からの水は、第2の給水弁22bから水路ケース23の第2の水路27に流れる。具体的には、第2の給水弁22bの吐出口35から吐出された水(図3中、矢印D1)は、第2の入水口23bから水路ケース23に入り、第3水路部27a(図3中、矢印D2,D3,D4)から第4水路部27b(図3中、矢印D5)に流れる。
第4水路部27bに流入した水は落水孔33から落水し、給水ケース24の洗濯助剤貯留部39に給水される。これにより、洗濯助剤貯留部39内に予め収容されていた柔軟剤は、洗濯助剤貯留部39内に供給された水に溶かされる。洗濯助剤貯留部39内に供給された水の水位がサイフォン部54の前記孔部の高さに達すると、洗濯助剤貯留部39に供給された水(柔軟剤を含む水)は、サイフォンの原理によって筒状部54aの外周壁とキャップ部54bの内周壁との間、前記孔部、筒状部54aの内周壁内、前記サイフォン用開口部53aを通り、このサイフォン用開口部53aから流下された水は、回転槽5内の給水装置21の真下に注水される。これにより、回転槽5内に柔軟剤が供給される。
なお、洗濯助剤貯留部39に供給される水量が多く、洗濯助剤貯留部39の水位が上昇を続け後側壁55の上端部に達すると、洗濯助剤貯留部39に供給された水は後側壁55の上端部より溢水する。洗濯助剤貯留部39から溢れた水は、給水装置21の底壁21bに落水し、この底壁21bに沿って前方へ流下し(図1中、矢印B2)、注水孔21cより回転槽5内に注がれる(図1中、矢印B3)。
制御装置62は、すすぎ行程が終了すると、脱水行程を実行する。脱水行程では、排水及び脱水が行われる。制御装置62は、パルセータ12の回転を停止させ、排水弁16を開放させて排水を実行する。次に、制御装置62は、排水弁16を開放させた状態で回転槽5を一方向に高速回転させて遠心脱水を実行する。
脱水行程が終了することにより、洗濯の運転コースは終了する。
脱水行程が終了することにより、洗濯の運転コースは終了する。
上述した本実施形態によれば、次の効果を奏する。
給水ケース24の水受け部37の底壁46を前上がりの傾斜状にしているので、給水ケース24を後方に押し込んで給水ケース収容部21aに収納するときに振動しても、水受け部37に投入された洗剤が、水受け部37の前方に位置する水貯留部38内へ入ることを防ぐことができる。これにより、水貯留部38内に洗剤が多量に入って注水孔43a〜43c,44a〜44cを塞いでしまい、所定の注水の妨げとなることを防ぐことができる。
給水ケース24の水受け部37の底壁46を前上がりの傾斜状にしているので、給水ケース24を後方に押し込んで給水ケース収容部21aに収納するときに振動しても、水受け部37に投入された洗剤が、水受け部37の前方に位置する水貯留部38内へ入ることを防ぐことができる。これにより、水貯留部38内に洗剤が多量に入って注水孔43a〜43c,44a〜44cを塞いでしまい、所定の注水の妨げとなることを防ぐことができる。
そして、底壁46の後端部に通水孔50を設けたことにより、溶けた洗剤が水貯留部38とは反対側へ流れるようになるので、水貯留部38側へ入り込む洗剤の量を減らすことができる。そして、通水孔50から底壁21bを経由して回転槽5内へと洗剤とともに水を供給することができる。
さらに、水受け部37の底壁46上面に案内リブ46aを設けたことで、給水弁22からの給水死角となる部分に水を案内することができるので、水受け部37内に洗剤が溶け残るのを防ぐことができる。
さらに、水受け部37の底壁46上面に案内リブ46aを設けたことで、給水弁22からの給水死角となる部分に水を案内することができるので、水受け部37内に洗剤が溶け残るのを防ぐことができる。
また、水貯留部38の最下部に複数の透孔47を設けたので、洗濯終了後の水貯留部38内に水及び洗剤が残るのを防ぐことができる。また、給水量が少なく、注水孔43a〜43c,44a〜44cから注水されない場合でも、給水装置21の真下に注水することができる。
水受け部37の底壁46裏面に、通水孔50及びサイフォン用開口部53aからの水及び洗剤を回転槽5内の中央方向へ案内する案内リブ56,57を設けたので、水及び洗剤を回転槽5内に確実に供給することができる。また、案内リブ56,57により水の流れが整えられ、給水ケース収容部21a内の隅へ洗剤が流れ込むのを避けることができるので、洗剤を給水ケース収容部21a内に残留させることがない。
また、水貯留部38の左右両側前面壁部42a,42bは、回転槽5内を上方から臨むように設けられ、前方に膨出するように略円弧状に形成されているとともに、注水孔43a〜43c,44a〜44cが面直に形成されているため、水貯留部38に溜まった水の水頭(圧力)が注水孔43a〜43c,44a〜44cに掛かり、注水孔43a〜43c,44a〜44cからより遠くに水を噴射させることができる。
そして、左右両側の前面壁部42a,42bに、注水孔43a〜43c,44a〜44cが設けられているため、給水ケース24の左右両側から回転槽5内へ広範囲にわたって注水することができる。
さらに、注水孔43a〜43c,44a〜44cから注水される水の方向はそれぞれ異なるように設定されているため、回転槽5内へより一層広範囲に亘って注水することができる。
さらに、注水孔43a〜43c,44a〜44cから注水される水の方向はそれぞれ異なるように設定されているため、回転槽5内へより一層広範囲に亘って注水することができる。
また、水貯留部38の左右両側前面壁部42a,42bの下部に注水孔43a,44aが設けられているため、給水源の水圧が低く水貯留部38の水位が低い場合でも、注水孔43a,44aから回転槽5内に注水することができる。
また、低い位置に設けられている(水頭が高い)注水孔ほど径大に形成することで、注水孔43a〜43c,44a〜44cに掛かる単位面積当たりの水圧を適宜調節でき、注水孔43a〜43c,44a〜44cから噴射される水を所望の距離まで飛ばすことができる。
また、低い位置に設けられている(水頭が高い)注水孔ほど径大に形成することで、注水孔43a〜43c,44a〜44cに掛かる単位面積当たりの水圧を適宜調節でき、注水孔43a〜43c,44a〜44cから噴射される水を所望の距離まで飛ばすことができる。
また、給水ケース24の水受け部37が受けた水が水貯留部38に流入する際に、整流板49で水を受け、一旦、水の勢いを抑制するので、注水孔43a〜43c、44a〜44cから回転槽5内に注水される水は、水貯留部38に流入する際の水の勢いの影響を受けず、注水孔43a〜43c,44a〜44cに加わる水頭により噴射される。このため、注水孔43a〜43c,44a〜44cを設ける高さや大きさを適宜調節することで回転槽5内の所望の場所に落水させることができる。
そして、給水源の水圧が高く、給水ケース24への給水量が多い場合で、給水ケース24の水受け部37及び洗濯助剤貯留部39から溢水することがあっても、溢れた水は、給水装置21と給水ケース24との間の水路を通って回転槽5内に注水される。このため、給水ケース24から溢れた水が機外へ漏洩するといったおそれはない。
また、図9に示したように、注水孔43a〜43c,44a〜44cから噴出される水の落水位置を回転槽5内の内周縁部になるように設定することで、脱水後における回転槽5内の内周縁部に偏った洗濯物Mに水を直接掛けることができ、洗濯物Mの水浸かりを効率良く行うことができ、効率良く水を利用することができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、水路ケース23に設けられた落水孔32a,32b,33の個数は適宜変更してもよく、注水孔43a〜43c,44a〜44c、透孔47、及び通水孔50の個数も適宜変更してよい。
また、通水孔50は、水受け部37の後側壁52に設けてもよく、通水孔50の代わりに、スリット状の通水溝を設けてもよい。
また、案内リブ56,57は、給水ケース24の構造に合わせて適宜設置位置を変更してもよく、給水ケース24は、洗濯助剤貯留部39のないものでもよい。
例えば、水路ケース23に設けられた落水孔32a,32b,33の個数は適宜変更してもよく、注水孔43a〜43c,44a〜44c、透孔47、及び通水孔50の個数も適宜変更してよい。
また、通水孔50は、水受け部37の後側壁52に設けてもよく、通水孔50の代わりに、スリット状の通水溝を設けてもよい。
また、案内リブ56,57は、給水ケース24の構造に合わせて適宜設置位置を変更してもよく、給水ケース24は、洗濯助剤貯留部39のないものでもよい。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以上のように本実施形態の洗濯機によれば、給水ケースの水受け部の底面を貯留部側へ前上がりに傾斜させるようにしたので、洗剤が多量に貯留部に入ることを防止することができ、洗剤が溶け残って堆積することがない。
以上のように本実施形態の洗濯機によれば、給水ケースの水受け部の底面を貯留部側へ前上がりに傾斜させるようにしたので、洗剤が多量に貯留部に入ることを防止することができ、洗剤が溶け残って堆積することがない。
図面中、1は洗濯機本体、3a洗濯物出入口、4は水槽、5は回転槽、21は給水装置、22は給水弁、24は給水ケース、37は水受け部、38は水貯留部(貯留部)、38aは開口部、39は洗濯助剤貯留部、42aは左側前面壁部(壁面)、42bは右側前面壁部(壁面)、43a〜43c,44a〜44cは注水孔、46a,56,57は案内リブ、47は透孔、50は通水孔を示す。
Claims (5)
- 上面部に洗濯物出入口を有する洗濯機本体と、
前記洗濯機本体内に弾性支持された水槽と、
前記水槽内に回転可能に設けられた回転槽と、
前記洗濯機本体の上部に設けられ、前記回転槽内に給水する給水装置とを具備し、
前記給水装置は、給水源に接続された給水弁と、前記給水弁からの水を受けて貯留する給水ケースとを備え、
前記給水ケースは、前記給水弁からの水を受ける水受け部と、前記水受け部より低い位置に設けられ、前記水受け部からの水を貯留する貯留部とを備え、
前記貯留部を形成する壁面のうち、前記回転槽内を上方から臨む壁面に、前記貯留部内の水を前記回転槽内に供給する注水孔を設け、
前記水受け部の底面を前記貯留部側へ前上がりに傾斜させたことを特徴とする洗濯機。 - 前記水受け部の前記貯留部とは反対側の端部に、前記回転槽内に通じる通水孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
- 前記水受け部の底部上面に、前記給水弁からの給水死角となる部分に水を案内する案内リブを設けたことを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
- 前記貯留部は、前記給水ケースの前方に設けられ、
前記貯留部の最下部に複数の透孔を設けたことを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の洗濯機。 - 前記水受け部の底部裏面に、前記通水孔からの水を前記回転槽内の中央方向へ案内する案内リブを設けたことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010169198A JP2012029710A (ja) | 2010-07-28 | 2010-07-28 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010169198A JP2012029710A (ja) | 2010-07-28 | 2010-07-28 | 洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012029710A true JP2012029710A (ja) | 2012-02-16 |
Family
ID=45843895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010169198A Pending JP2012029710A (ja) | 2010-07-28 | 2010-07-28 | 洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012029710A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016202372A (ja) * | 2015-04-17 | 2016-12-08 | 日立アプライアンス株式会社 | 洗濯機および洗濯機の制御方法 |
JP2017169772A (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 洗濯機 |
JP2018068330A (ja) * | 2016-10-24 | 2018-05-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 洗濯機 |
CN112609402A (zh) * | 2016-10-24 | 2021-04-06 | 松下知识产权经营株式会社 | 洗衣机 |
WO2021147376A1 (en) * | 2020-01-24 | 2021-07-29 | Midea Group Co., Ltd. | Dispenser for a laundry washing machine with overflow configuration |
US12043942B2 (en) | 2020-01-24 | 2024-07-23 | Midea Group Co., Ltd. | Dispenser for a laundry washing machine with overflow configuration |
-
2010
- 2010-07-28 JP JP2010169198A patent/JP2012029710A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016202372A (ja) * | 2015-04-17 | 2016-12-08 | 日立アプライアンス株式会社 | 洗濯機および洗濯機の制御方法 |
JP2017169772A (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 洗濯機 |
CN107227589A (zh) * | 2016-03-23 | 2017-10-03 | 东芝生活电器株式会社 | 洗衣机 |
JP2018068330A (ja) * | 2016-10-24 | 2018-05-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 洗濯機 |
CN112609402A (zh) * | 2016-10-24 | 2021-04-06 | 松下知识产权经营株式会社 | 洗衣机 |
WO2021147376A1 (en) * | 2020-01-24 | 2021-07-29 | Midea Group Co., Ltd. | Dispenser for a laundry washing machine with overflow configuration |
US11421368B2 (en) | 2020-01-24 | 2022-08-23 | Midea Group Co., Ltd. | Dispenser for a laundry washing machine |
CN115103938A (zh) * | 2020-01-24 | 2022-09-23 | 美的集团股份有限公司 | 带有溢流配置的用于洗衣机的分配器 |
CN115103938B (zh) * | 2020-01-24 | 2024-04-12 | 美的集团股份有限公司 | 带有溢流配置的用于洗衣机的分配器 |
US12043942B2 (en) | 2020-01-24 | 2024-07-23 | Midea Group Co., Ltd. | Dispenser for a laundry washing machine with overflow configuration |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5575542B2 (ja) | 洗濯機 | |
KR20120053579A (ko) | 세제공급장치 및 이를 가지는 세탁기 | |
KR102053143B1 (ko) | 세탁기 | |
KR20120071528A (ko) | 세탁기 | |
JP2012029710A (ja) | 洗濯機 | |
JP6943604B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP5719955B2 (ja) | 洗濯機 | |
EP3786336A1 (en) | Detergent supply device | |
KR102325526B1 (ko) | 의류처리장치 | |
JP5686614B2 (ja) | 洗濯機 | |
TWI519693B (zh) | washing machine | |
JP6908397B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP5555616B2 (ja) | 洗濯機 | |
KR102413329B1 (ko) | 의류처리장치 | |
JP6072506B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP5879490B2 (ja) | 洗濯機 | |
WO2020208865A1 (ja) | 洗濯機 | |
JP2020089535A (ja) | 洗濯機 | |
KR20030037779A (ko) | 세탁기에 있어서의 첨가제 투입 구조 | |
WO2021218427A1 (zh) | 洗衣机 | |
JP2015195948A (ja) | 洗濯機 | |
JP5802822B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP6223274B2 (ja) | 洗濯機 | |
WO2023286358A1 (ja) | 洗濯機 | |
JPH08266784A (ja) | 洗濯機の柔軟仕上剤投入装置 |