JP2020089535A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動投入装置のタンクにおける洗濯処理剤の固着を防止することが可能な洗濯機を提供する。【解決手段】実施形態に係る洗濯機は、外箱内に配設された水槽と、複数回分の洗濯処理剤を貯留可能な処理剤タンクを有し、その処理剤タンク内に貯留された洗濯処理剤のうち所定量を洗濯運転中に前記水槽内へ投入する自動投入装置と、を具備し、前記処理剤タンクは、その外部の注水経路に接続される注水口を備えるとともに、その注水口から内部へ注水された水或いは前記洗濯処理剤を排出口から排出するように構成されていて、前記注水経路を介した前記注水口からの注水により、前記処理剤タンク内を洗い流す。【選択図】図4
Description
本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
近年、ユーザの利便性向上の要望に応えるため、洗剤や柔軟剤などの衣類処理剤を自動投入用のタンク内に予め複数回分貯留しておき、洗濯運転中に必要量をタンクから自動的に水槽内へ投入する構成が開発されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、上記したタンクでは、その内壁に洗剤などが付着し或いは固着しやすく、洗剤残量が無くなったとしても、内部に洗剤が残ってしまうという問題がある。内部に残った洗剤は、他の洗剤と混ざる虞があり、又、水槽への洗剤の投入(排出)を阻害する虞がある。このため、ユーザは、タンクを定期的に清掃する必要があるが、この清掃の都度、洗濯機本体からタンクを取外して、そのタンク内に手を入れて水洗い等を行わなければならず、そのタンクの洗濯機本体に対する着脱を含め、手間がかかる。
そこで、本実施形態は、自動投入装置のタンクにおける洗濯処理剤の固着を防止することが可能な洗濯機を提供する。
本実施形態に係る洗濯機は、外箱と、この外箱内に配設された水槽と、複数回分の洗濯処理剤を貯留可能な処理剤タンクを有し、その処理剤タンク内に貯留された洗濯処理剤のうち所定量を洗濯運転中に前記水槽内へ投入する自動投入装置と、を具備し、前記処理剤タンクは、その外部の注水経路に接続される注水口を備えるとともに、その注水口から内部へ注水された水或いは前記洗濯処理剤を排出口から排出するように構成されていて、前記注水経路を介した前記注水口からの注水により、前記処理剤タンク内を洗い流す。
以下、洗濯機に係る複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
<第1実施形態>
第1実施形態について図1〜図4を参照して説明する。図1に示す洗濯機1は、いわゆる横軸型のドラム式洗濯機であり、以下では、洗濯機1における回転槽10の開口部10a側となる扉2側を前側とする。また、図1の紙面と直交する洗濯機1の幅方向を左右方向とし、前後方向及び左右方向に直交する鉛直方向を上下方向とする。なお、洗濯機1は、いわゆるヒートポンプやヒータ(何れも図示略)といった乾燥機能を備えていてもよい。
第1実施形態について図1〜図4を参照して説明する。図1に示す洗濯機1は、いわゆる横軸型のドラム式洗濯機であり、以下では、洗濯機1における回転槽10の開口部10a側となる扉2側を前側とする。また、図1の紙面と直交する洗濯機1の幅方向を左右方向とし、前後方向及び左右方向に直交する鉛直方向を上下方向とする。なお、洗濯機1は、いわゆるヒートポンプやヒータ(何れも図示略)といった乾燥機能を備えていてもよい。
図1に示す洗濯機1の外箱3は、全体として矩形箱状をなしており、その前面部3aには、洗濯物出入口4が設けられているとともに、この洗濯物出入口4を開閉する扉2が回動可能に設けられている。詳しい図示は省略するが、外箱3における前面部3aの上端側には操作パネル5が設けられており、この操作パネル5に、電源のオンオフや運転コースの設定をするための入力部、ユーザに対する種々の表示を行う表示部を有する。操作パネル5の裏側には、制御手段を構成する制御装置6(図6にのみ図示)が設けられている。
図1に示すように、外箱3の内部には、回転槽10と、この回転槽10を収容する水槽7が設けられている。水槽7は、水を溜めることが可能な有底円筒状をなす槽であり、回転槽10は、内部に衣類を収容することが可能な有底円筒状をなすドラムである。
水槽7は、その軸線が前後方向を向く横向きで、且つやや前上がりの傾斜状態で、図示しないサスペンションにより弾性的に支持されている。水槽7の前面開口部7aは、ベローズ4aを介して前記洗濯物出入口4に接続されている。
水槽7は、その軸線が前後方向を向く横向きで、且つやや前上がりの傾斜状態で、図示しないサスペンションにより弾性的に支持されている。水槽7の前面開口部7aは、ベローズ4aを介して前記洗濯物出入口4に接続されている。
外箱3内の上部には、給水機構8が設けられている。詳しくは後述するように、給水機構8は、水道等の外部の水源に接続されるホース接続口9a、給水弁9、給水経路23等を備えている。給水弁9が開放されることで、給水経路23を通して、水槽7内に水が供給され、貯留される。水槽7後部の底部には排水口7bが設けられていて、この排水口7bに、排水弁12aを介して排水管12が接続されている。排水弁12aが開放されることに伴い、水槽7内に貯留されていた水は、排水管12を通して機外へ排出される。
回転槽10は、水槽7と同様に、軸線が前後方向を向く横向きで、且つやや前上がりの傾斜状態で配置されている。回転槽10の前面開口部10aは、水槽7の前面開口部7aと洗濯物出入口4に連通しており、扉2を開放することで、洗濯物出入口4から、水槽7と回転槽10の前面開口部7a,10aを通して回転槽10に対して衣類を出し入れすることができる。回転槽10には、多数の孔部(図示略)が形成されている。当該孔部は、洗濯運転における洗いやすすぎ、脱水時には、水槽7内と回転槽10内との間で水の移動が可能な通水孔として機能する。
水槽7の背面には、例えばDCブラシレスモータからなるドラムモータ13が設けられている。ドラムモータ13の回転軸13aは、水槽7の背面を貫通して回転槽10の背面に連結されており、回転槽10は、ドラムモータ13により直接回転駆動される。
外箱3内の上部には、左右方向の一方側の隅部(例えば左側の隅部)に位置させて、手動投入装置20と自動投入装置30が設けられている(図1、図2参照)。手動投入装置20と自動投入装置30は、例えば粉末や液体の洗剤や柔軟仕上剤といった各種の洗濯処理剤を投入するための装置であり、図1、図2に例示するように、前後方向に連設されている。
このうち、前側に配設された手動投入装置20は、1回分の洗濯処理剤を貯留可能な処理剤収容部21(図1、図4参照)を有し、処理剤収容部21内に貯留された洗濯処理剤の全量を洗濯運転中に水槽7内へ投入する。これに対し、後側に配設された自動投入装置30は、複数回分の洗濯処理剤を貯留可能な処理剤タンク31(図4、図5参照)を有し、処理剤タンク31内に貯留された洗濯処理剤のうち所定量を洗濯運転中に水槽7内へ投入する。
このうち、前側に配設された手動投入装置20は、1回分の洗濯処理剤を貯留可能な処理剤収容部21(図1、図4参照)を有し、処理剤収容部21内に貯留された洗濯処理剤の全量を洗濯運転中に水槽7内へ投入する。これに対し、後側に配設された自動投入装置30は、複数回分の洗濯処理剤を貯留可能な処理剤タンク31(図4、図5参照)を有し、処理剤タンク31内に貯留された洗濯処理剤のうち所定量を洗濯運転中に水槽7内へ投入する。
手動投入装置20と自動投入装置30は、後述するタンク用注水装置32(図4参照)とともに、前記給水機構8と組み合わされたユニット8U形式で構成されている。以下では、係るユニット8U(給水ユニット8Uとも称する)について図3の拡大斜視図と、図4の模式図も参照しながら説明する。なお、図3では、給水ユニット8Uにおいて、外郭をなすユニットケース8Cの天井壁8aを外した状態で示している。
図2、図3に示すように、給水ユニット8Uのユニットケース8Cは、前後方向に長い略矩形箱状をなしており、合成樹脂材料で形成されている。ユニットケース8Cは、前側(手動投入装置20側)のケース部分8C2と、段差を付けた後側(自動投入装置30側)のケース部分8C3と、その右側上部に張出すケース部分8C1と、で段付き形状を有する。右側上部のケース部分8C1は、内部に給水経路23(メイン流路M1)と注水経路33(タンク用流路T1)を有し、そのケース部分8C1の後端側には、給水弁ユニット15が設けられている。
給水弁ユニット15は、前記給水弁9と流路切替弁16を有する。給水弁9は、電磁弁から構成されていて、給水状態(開放状態)と給水停止状態(閉鎖状態)とに切替え可能である。開放状態では、前記ホース接続口9aから供給される水道水(水源からの水)を流路切替弁16側へ流出させ、閉鎖状態では、水を流出させない。
流路切替弁16は、図4に示すように給水弁9に接続された入口16aと、第1出口16b及び第2出口16cとを有する、所謂三方弁から構成されていて、第1状態と第2状態とに切替え可能である。第1状態では、第2出口16cを閉鎖するとともに、入口16aと第1出口16bを連通させる。第2状態では、第1出口16bを閉鎖するとともに、入口16aと第2出口16cを連通させる。給水弁9と流路切替弁16は、制御装置6により夫々駆動制御される。なお、流路切替弁16については、処理剤タンク31に注水する場合を除き、常には第1状態となるように駆動制御されるが、詳しくは後述する。
流路切替弁16の第1出口16bは、ユニットケース8Cにおける右側上部のケース部分8C1後端側の入口部8IN1(図3参照)に接続され、第1状態で給水弁9から供給された水が、入口部8IN1を通してメイン流路M1に供給される。流路切替弁16の第2出口16cは、ユニットケース8C後端側の入口部8IN2(図3参照)に接続され、第2状態で給水弁9から供給された水が、入口部8IN2を通してタンク用流路T1に供給される。なお、図3では、メイン流路M1における水の流れを2点鎖線の太線矢印、タンク用流路T1における水の流れを実線の太線矢印で表しており、破線で表わす領域Aにおいて、タンク用流路T1は、メイン流路M1の下側を通って当該流路M1と立体交差しているものとする。
ユニットケース8Cにおける当該ケース部分8C1の内部には、図3に示すようにメイン流路M1とタンク用流路T1を形成する仕切壁8R1が形成されている。また、ユニットケース8Cの内部には、前記2点鎖線の太線矢印で示すように、当該ケース部分8C1のメイン流路M1と連通する、前側のケース部分8C2のメイン流路M2と、底側のケース部分8C4のメイン流路M3と、が形成されている。底側のケース部分8C4は、蛇腹部を有するホース17を介して水槽7に接続されている(図2、図3参照)。こうして、給水ユニット8Uにおける、流路切替弁16、メイン流路M1,M2,M3、ホース17は、給水弁9から供給される水を、水槽7へ供給するための給水経路23を構成する(図4参照)。この場合、給水経路23は、その途中のメイン流路M2にて、前側のケース部分8C2を経由する。
ユニットケース8Cにおける前側のケース部分8C2は、その前面開口20a(図3参照)が外箱3前面部3aの上側隅部に臨み、処理剤収容部21(図1、図4参照)を引出し可能に収納する手動投入装置20を構成する。
即ち、手動投入装置20は、そのケース部分8C2と処理剤収容部21を備える。処理剤収容部21は、合成樹脂材料からなり、上面が開放され1回分程度の洗濯処理剤を貯留可能な容器状をなす。図1に示すように、処理剤収容部21は、外箱3内(ケース部分8C2)に収納された収納状態で、処理剤収容部21の前面部21aが前記操作パネル5とが左右に連なるように配設される。また、処理剤収容部21は、収納状態において、前記メイン流路M2を流れる水を受ける位置に配置される。さらに、処理剤収容部21は、ユーザの操作により、外箱3の外部に露出可能に引き出される。
即ち、手動投入装置20は、そのケース部分8C2と処理剤収容部21を備える。処理剤収容部21は、合成樹脂材料からなり、上面が開放され1回分程度の洗濯処理剤を貯留可能な容器状をなす。図1に示すように、処理剤収容部21は、外箱3内(ケース部分8C2)に収納された収納状態で、処理剤収容部21の前面部21aが前記操作パネル5とが左右に連なるように配設される。また、処理剤収容部21は、収納状態において、前記メイン流路M2を流れる水を受ける位置に配置される。さらに、処理剤収容部21は、ユーザの操作により、外箱3の外部に露出可能に引き出される。
手動投入装置20において、洗濯処理剤を洗濯運転毎に手動で水槽7内に投入する場合、ユーザは、洗濯運転の開始前に、予め1回分の洗濯処理剤を処理剤収容部21内に投入する。この場合、ユーザは、例えば処理剤収容部21の前面部21aを当該収容部21ごと引出して、処理剤収容部21を外箱3から露出させてから洗濯処理剤を投入し、この後、処理剤収容部21を外箱3に収納する。
そして、洗濯運転中に給水弁9が開かれると、給水弁9から供給された水は、第1状態の流路切替弁16を経由して、メイン流路M1〜M3を流れる途中で、ケース部分8C2内の処理剤収容部21に注ぎ込まれる。処理剤収容部21に注ぎ込まれた水は、処理剤収容部21の底部から流出し(図4参照)、ホース17を介して水槽7内へ注ぎ込まれる。このとき、処理剤収容部21内にユーザにより洗濯処理剤が投入されていれば、その洗濯処理剤は、処理剤収容部21から流出する水とともに水槽7内に流し落とされる。このようにして、水槽7内へ水が供給されるとともに、処理剤収容部21内に貯留された1回分程度の洗濯処理剤の全量が、洗濯運転中に水槽7内に投入される。
手動投入装置20は、上記のように給水経路23の途中に設けられており(図4参照)、給水経路23の一部を構成しているものといえる。つまり、給水経路23は、手動投入装置20を経由するとともに、自動投入装置30を経ずに水槽7へ至る経路である。
ユニットケース8Cにおける後側のケース部分8C3は、自動投入装置30の処理剤タンク31を構成している。
自動投入装置30は、図4に示すように、処理剤タンク31の排出口35側が、手動投入装置20の下流側且つ水槽7の上流側(つまり手動投入装置20と水槽7との間のメイン流路M3の途中部分)に接続されている。或いは、処理剤タンク31の排出口35側を、他のメイン流路M2や前記ホース17に接続してもよい(図3参照)。それ故、自動投入装置30は、給水経路23の構成要素に含まれず、所定量の洗濯処理剤を、給水弁9からの水流を用いずに給水経路23内に直接投入する。これにより、洗濯運転に必要な洗濯処理剤を、給水経路23を流れる水に乗せて水槽7に投入することができる。
自動投入装置30は、図4に示すように、処理剤タンク31の排出口35側が、手動投入装置20の下流側且つ水槽7の上流側(つまり手動投入装置20と水槽7との間のメイン流路M3の途中部分)に接続されている。或いは、処理剤タンク31の排出口35側を、他のメイン流路M2や前記ホース17に接続してもよい(図3参照)。それ故、自動投入装置30は、給水経路23の構成要素に含まれず、所定量の洗濯処理剤を、給水弁9からの水流を用いずに給水経路23内に直接投入する。これにより、洗濯運転に必要な洗濯処理剤を、給水経路23を流れる水に乗せて水槽7に投入することができる。
処理剤タンク31は、複数回分の運転で使用される洗濯処理剤を貯留可能であり、従ってその容量は、処理剤収容部21の容量に比して大きいものである。それ故、ユーザが洗濯処理剤を処理剤タンク31に補充する頻度を低減させ、ユーザの利便性を向上させるものといえる。
ここで、図5は、図3のV−V線に沿うユニットケース8Cの縦断側面図であり、説明の便宜上、処理剤タンク31を構成する後側のケース部分8C3を表している。
即ち、図5に示す処理剤タンク31は、その側壁36である左壁36a、右壁36b、後壁36c、及び前壁(同図では図示略)、並びに底壁37及び上壁38を有し、これらの壁36〜38は、ケース部分8C3で形成されている(図3の右壁36b参照)。ケース部分8C3は、外箱3内の左上隅部に位置するため、その左上隅部における外箱3と水槽7との間のスペースを利用して、処理剤タンク31の容量を極力大きなものとしている。
即ち、図5に示す処理剤タンク31は、その側壁36である左壁36a、右壁36b、後壁36c、及び前壁(同図では図示略)、並びに底壁37及び上壁38を有し、これらの壁36〜38は、ケース部分8C3で形成されている(図3の右壁36b参照)。ケース部分8C3は、外箱3内の左上隅部に位置するため、その左上隅部における外箱3と水槽7との間のスペースを利用して、処理剤タンク31の容量を極力大きなものとしている。
自動投入装置30は、図4に示すように、処理剤タンク31の他、処理剤タンク31の排出口35に接続される排出弁42と、ピストンポンプ40及び逆止弁41a,41bとを備える。例えば、ピストンポンプ40及び逆止弁41a,41bは、排出弁42に対して並列に接続されており、便宜上図5での図示を省略している。排出弁42は、開放状態たる排出状態と、閉鎖状態たる排出停止状態とに切替え可能である。排出弁42については、処理剤タンク31に注水された水を排出する場合を除き、常には閉鎖状態とされている。
ピストンポンプ40及び逆止弁41a,41bは、処理剤タンク31内に貯留された洗濯処理剤のうち洗濯運転に必要な所定量を給水経路23に自動で投入するための自動投入機構として機能する。なお、自動投入機構は、この構成に限られない。
ピストンポンプ40の入力側(図4に示す入口40a側)は、逆止弁41aを介して処理剤タンク31の排出口35に接続されている。逆止弁41aは、処理剤タンク31からピストンポンプ40側へのみ経路を開通するものである。逆止弁41aによって、ピストンポンプ40内の洗濯処理剤が、処理剤タンク31内に逆流しないようになっている。ピストンポンプ40の出力側(出口40b側)は、逆止弁41bを介して給水経路23に接続されている。逆止弁41bは、ピストンポンプ40から給水経路23側へのみ経路を開通するものである。逆止弁41bによって、給水経路23に供給された洗濯処理剤や給水経路23を流れる水が、ピストンポンプ40内に逆流しないようになっている。
ピストンポンプ40は、例えばモータやソレノイド等のアクチュエータで駆動可能に構成されている。ピストンポンプ40は、ピストンを引き込むことで、処理剤タンク31内に貯留されている洗濯処理剤のうち一定量を、ピストンポンプ40内に引き込む。そして、ピストンポンプ40は、ピストンを押し出すことで、ピストンポンプ40内に引き込んだ洗濯処理剤を、給水経路23側へ押し出す。この場合、ピストンの1回の往復動作で押し出される洗濯処理剤の量は、1回の洗濯運転で使用される洗濯処理剤の量よりも十分に少ない。そのため、洗濯機1は、ピストンポンプ40のピストンの動作回数を調整することで、洗濯運転中に投入する洗濯処理剤の所定量を調整することができる。
続いて、処理剤タンク31内へ水を注水するための注水経路33、並びに処理剤タンク31の内部の構成について詳述する。
図3に示すように、注水経路33は、給水弁9から供給される水を、第2状態の流路切替弁16を介して、処理剤タンク31の上壁38側へ導くタンク用流路T1、T2である。タンク用流路T1、T2のうち、上流側となるタンク用流路T1は、上記した給水弁ユニット15側のケース部分8C1に設けられ、下流側となるタンク用流路T2は、処理剤タンク31のケース部分8C3の上壁38側に設けられている。
図3に示すように、注水経路33は、給水弁9から供給される水を、第2状態の流路切替弁16を介して、処理剤タンク31の上壁38側へ導くタンク用流路T1、T2である。タンク用流路T1、T2のうち、上流側となるタンク用流路T1は、上記した給水弁ユニット15側のケース部分8C1に設けられ、下流側となるタンク用流路T2は、処理剤タンク31のケース部分8C3の上壁38側に設けられている。
即ち、処理剤タンク31の上壁38には、タンク用流路T1と連通するタンク用流路T2が、当該上壁38から前記天井壁8aにわたる縦向きの仕切壁8R2により区画形成されている。仕切壁8R2は、ケース部分8C3の内部(つまり上壁38と天井壁8aとの間)にあって、上壁38から上方へ延び、且つ図3に示すように当該内部で迷路状に屈曲してタンク用流路T2を仕切るように延在する。これにより、タンク用流路T2は、図3の太線矢印で示すように処理剤タンク31の上壁38の略全域にわたって水を行き渡らせる上壁側経路を構成する。
また、処理剤タンク31の上壁38には、当該上壁38を上下に貫通する複数の注水孔43が設けられている。図3、図5に示すように、注水孔43は、タンク用流路T2に対応させて、処理剤タンク31の上壁38の略全域にわたって形成されている。このうち、側壁36に沿うように(全周にわたるように)形成された側壁36近傍の注水孔43を「注水孔43a」とする。つまり、複数の注水孔43のうち「注水孔43a」は、左壁36a寄りの注水孔43aと、右壁36b寄りの注水孔43aと、後壁36c寄りの注水孔43aと、前壁寄りの注水孔43aとを含む(図3、図5参照)。
注水孔43aは、上壁38下面側に一体形成された小円筒状の筒部44aに連ねられている。図5に例示する筒部44aは、処理剤タンク31の側壁36(左壁36a)に水が当るように、鉛直方向と交差する方向へ傾斜(下方へ向かうに従い左壁36a側に傾斜)している。この注水孔43aと筒部44aとで注水口45aが構成され、注水口45a全体として傾斜した形態をなしている。注水口45aは、図5に示す左壁36a寄りの注水口45aの他、右壁36b寄りの注水口45a(同図で筒部44aを省略)と、後壁36c寄りの注水口45a(同様に筒部44aを省略)と、前壁寄りの注水口45a(図示略)とを含む。それ故、全周にわたる複数の注水口45aでもって、各々の側壁36a〜に向けて注水する、当該側壁36用の注水口45aを設けることにより、側壁36の上側から洗い流すことができるようになっている。
この他、図5に示す注水孔43b,43cは、上壁38下面側に一体形成された小円筒状の筒部44b,44cに連ねられている。このうち右側の注水孔43cと筒部44cは、排出口35の略真上の位置にあり、筒部44cから注水される水が排出口35の内方或いは排出口35周縁部に当るように構成された注水口45cとされている。一方、注水孔43bと筒部44bは、排出口35の真上の位置にはないが、筒部44bの先端側が排出口35に向けられることで、当該排出口35の内方或いは排出口35周縁部に水が当るように構成された注水口45bとされている。このように、複数の注水口45b,45cでもって、排出口35に向けて注水する、当該排出口35用の注水口45b,45cを設けることにより、特に排出口35に固着しやすい洗濯処理剤を洗い流すことができるようになっている。
なお、図5では、排出口35を、処理剤タンク31の底壁37における、右壁36b寄りの位置に配置しているが、中央寄りの位置に配置してもよい。また、注水口は、筒部44a〜44c付きの注水孔43a〜43cに限らず、注水孔43のみで構成してよいことは勿論である。以下では、筒部44a〜44cの有無を問わず、各注水孔43の総称を「注水口45」とする。
処理剤タンク31の底壁37は、図5に示すように排出口35側が最も低い位置となるように、排出口35側へ向かうに従い下方へ傾斜した傾斜面37aとされている。底壁37は、同図の傾斜面37aに限らず、排出口35側を低くする傾斜部を下方へ窪んだ溝(図示略)として形成する等、適宜変更してもよい。
図3に示すように、処理剤タンク31の上壁38には、前後一対の投入口46a,46bが設けられている。また、天井壁8aにも、上壁38の投入口46a,46bと対応する位置に投入口46a´,46b´が設けられている。これら投入口46a,46b,46a´,46b´は、処理剤タンク31の内部と外部を連通するように、上壁38と天井壁8aを板厚方向に貫通している。投入口46a,46b,46a´,46b´は、ユーザが処理剤タンク31に洗濯処理剤を充填(貯留)する際の充填口とされており、外箱3上面側にて図示しないカバー部材(タンク蓋)で覆わる。なお、処理剤タンク31としては、前後一対の投入口46a〜46b´に対応させて、洗濯処理剤として洗剤を貯留するタンクと柔軟剤を貯留するタンクとに内部を2分する構成としてよいことは勿論であり、その詳細な説明を省略する。
処理剤タンク31には、貯留される洗濯処理剤の残量を検知するための残量検知手段47が設けられている。残量検知手段47は例えば、図5に模式的に示すフロート部47a及びレール部47b並びにリードスイッチ47c(図6にのみ図示)を有する周知の水位検知手段で構成されている。
具体的には、レール部47bは、底壁37から上壁38に向かって直線状に延びる1対のレールであり、フロート部47aは、処理剤タンク31内の水位に合わせて、レール部47bに沿って上下に移動する。フロート部47aは、洗濯処理剤或いは水に浮く材料からなるフロート体であり、係るフロート体にマグネット(図示略)を設けている。これにより、リードスイッチ47cは、フロート部47aのマグネットの位置を検出し、この磁気の検出に基づいて、処理剤タンク31内の洗濯処理剤の残量を検出し、或いは水位を検出することができる。残量検知手段47或いは水位検知手段は、フロート部47aを有する検知手段に限らず、他の検知手段で構成してもよい。なお、図5に示す符号Hは、フロート部47aで検出する最高水位、つまり洗濯処理剤を充填し、或いは水を貯留する際の目安とする。
上記した注水経路33、給水弁9、流路切替弁16、排出弁42等は、その注水経路33を介した注水口45からの注水により、処理剤タンク31内を洗い流すタンク用注水装置32に相当する。
図6は、洗濯機1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。制御装置6は、CPU、ROMやRAMを含む記憶部6aを有するマイクロコンピュータを主体に構成されており、回転槽10内の衣類の洗濯を行う洗濯運転を含む洗濯機1の動作全般を制御する。記憶部6aには、洗濯運転の行程或いは前記乾燥機能に係る乾燥運転の行程をも含む、全工程の運転制御プログラムが記憶されている。
制御装置6には、前記操作パネル5の入力部や表示部、リードスイッチ47c、扉開閉検知スイッチ49が接続されるとともに、ドラムモータ13、給水弁9、流路切替弁16、排水弁12a、ピストンポンプ40、排出弁42を夫々駆動する駆動回路51,52,53,54,55,56が接続されている。扉開閉検知スイッチ49は、扉2の開閉を検知する例えばリミットスイッチで構成されている。
続いて、上記構成の作用について、タンク用注水装置50の動作(処理剤タンク31内への注水)を中心に説明する。
ここで、流路切替弁16は、処理剤タンク31に注水する場合を除き、常には給水経路23側へ給水するように切替えられた第1状態にあるものとする。また、排出弁42は、処理剤タンク31に注水された水を排出する場合を除き、常には閉鎖状態にあり、更には、ピストンポンプ40においても(図4参照)、洗濯運転の洗い工程やすすぎ工程における注水中に動作する場合を除き、洗濯処理剤や水を通さない閉鎖状態にあるものとする。
ここで、流路切替弁16は、処理剤タンク31に注水する場合を除き、常には給水経路23側へ給水するように切替えられた第1状態にあるものとする。また、排出弁42は、処理剤タンク31に注水された水を排出する場合を除き、常には閉鎖状態にあり、更には、ピストンポンプ40においても(図4参照)、洗濯運転の洗い工程やすすぎ工程における注水中に動作する場合を除き、洗濯処理剤や水を通さない閉鎖状態にあるものとする。
制御装置6は、リードスイッチ47cの検知結果に基づいて、処理剤タンク31内の洗濯処理剤の残量を判定し、当該残量が無い判定したとき、その判定結果を記憶部6aに記憶させる。また、制御装置6は、前記運転制御プログラム並びに扉開閉検知スイッチ49の検知結果に基づいて、回転槽10内に衣類についての洗濯運転や乾燥運転の全行程が終了し且つ回転槽10内に当該衣類が無いと判定した場合、記憶部6aに「洗濯処理剤の残量無し」と記憶されていれば、自動的にタンク用注水装置50により処理剤タンク31内を洗い流す処理を実行する。
具体的には、制御装置6は、流路切替弁16を注水経路33側へ給水する第2状態に切替えるとともに給水弁9を開放して、その注水経路33を介した注水により処理剤タンク31内を洗い流す。このとき、注水経路33においては、図3に示す給水弁9の開放により、水道水が流路切替弁16からタンク用流路TにおけるT1からT2の流路へと導かれ、各々の注水口45から、処理剤タンク31の内壁(側壁36、底壁37)や排出口35部分に対してシャワー状に注水が行われる。
この場合、図5の注水口45のうち、注水口45aからの注水により左壁36aの上部(同図の2点鎖線Hよりも上方)に直接水が当たり、又、他の側壁36b〜の上部にも直接水が当る。さらに、注水口45b,45cからの注水により排出口35近傍に直接水が当り、その余の注水口45からの注水により底壁37に直接水が当る。
このとき、排出弁42は閉鎖状態にあるため、注水された水は処理剤タンク31にて貯留され、その内部における水位を次第に上昇させる。この後、制御装置6は、リードスイッチ47cの検知結果に基づいて、処理剤タンク31内の水位が所定水位(例えば図5の2点鎖線で示す水位H)に達したと判定すると、給水弁9を開放状態から閉鎖状態に切替えて注水を停止させるとともに、排出弁42を閉鎖状態から開放状態に切替えて、処理剤タンク31内に貯留された水を排出口35から排出させる。これにより、注水前に処理剤タンク31の内壁に洗濯処理剤が固着していたとしても、上記した注水、水の貯留、及び排出の一連の流れにより、当該固着していた洗濯処理剤を処理剤タンク31内に残さないように洗い流すことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態の洗濯機1は、外箱3内に配設された水槽7と、複数回分の洗濯処理剤を貯留可能な処理剤タンク31を有し、その処理剤タンク31内に貯留された洗濯処理剤のうち所定量を洗濯運転中に水槽7内へ投入する自動投入装置30と、を具備し、処理剤タンク31は、その外部の注水経路33に接続される注水口45を備えるとともに、その注水口45から内部へ注水された水或いは洗濯処理剤を排出口35から排出するように構成されていて、注水経路33を介した注水口45からの注水により、処理剤タンク31内を洗い流す。
これによれば、洗濯処理剤は処理剤タンク31の内部に固着しやすく、当該内部に当該洗濯処理剤が残ってしまうようなときでも、注水経路33を介した注水を行うことで、処理剤タンク31内を洗い流すことができる。これにより、処理剤タンク31における洗濯処理剤の固着を防止することが可能となり、残った洗濯処理剤が、他の洗濯処理剤と混ざる問題や、水槽7への洗濯処理剤の投入(排出)を阻害するといった問題を解消することができる。また、例えば処理剤タンク31を外箱3から取外すことなく、又、処理剤タンク31内に手を入れることなく、手間をかけずに処理剤タンク31内を洗浄することができる。
注水口45は、処理剤タンク31の上壁38側に位置する。これによれば、処理剤タンク31の上壁38側から注水して処理剤タンク31内の洗濯処理剤を洗い落とすことができる。なお、注水口は、上記した配列の注水口45に限らず、少なくとも1つ以上の注水口45で構成した場合でも、同様の効果を奏する。
また、注水口45は、処理剤タンク31の側壁36に水が当るように、鉛直方向と交差する方向へ注水する、傾斜した形態の注水口45aを含む。これによれば、無駄な注水を抑えて処理剤タンク31の側壁36まで洗い流すことができる。
排出口35は、処理剤タンク31の底壁37側に位置し、処理剤タンク31には、排出口35側が最も低い位置となるような底壁37、或いは排出口35側へ向かうに従い下方へ傾斜した傾斜面37aが形成されている。これによれば、処理剤タンク31に注水しても、内部に水が残存することを防止することができる。
なお、排出口が「処理剤タンクの底壁側に位置する」とは、底壁37そのものに形成された第1実施形態の排出口35に限らず、後述する第3実施形態の如く底壁37近傍に形成された排出口92b(図8参照)も含むことを意味する。同様に、注水口が「処理剤タンクの上壁側に位置する」とは、第1実施形態の注水口45に限らず、上壁38近傍(側壁36上部)に形成された注水口(図示略)も含むことを意味する。
排出口35は、処理剤タンク31の底壁37側に位置し、処理剤タンク31には、排出口35側が最も低い位置となるような底壁37、或いは排出口35側へ向かうに従い下方へ傾斜した傾斜面37aが形成されている。これによれば、処理剤タンク31に注水しても、内部に水が残存することを防止することができる。
なお、排出口が「処理剤タンクの底壁側に位置する」とは、底壁37そのものに形成された第1実施形態の排出口35に限らず、後述する第3実施形態の如く底壁37近傍に形成された排出口92b(図8参照)も含むことを意味する。同様に、注水口が「処理剤タンクの上壁側に位置する」とは、第1実施形態の注水口45に限らず、上壁38近傍(側壁36上部)に形成された注水口(図示略)も含むことを意味する。
注水口45は、排出口35に水が当たるように、排出口35に向けて注水する、当該排出口35用の注水口45b,45cを含む。これによれば、特には排出口35近傍における洗濯処理剤を、より確実に洗い流すことができ、水槽7への洗濯処理剤の投入を阻害するような洗濯処理剤の固着を解消することも可能となる。
排出口35の下流側に、処理剤タンク31に注水された水の貯留及び排出を切替えるための切替手段として排出弁42が設けられている。これによれば、排出弁42により、処理剤タンク31内に注水された水を貯め、或いは貯めた水を洗濯処理剤とともに排出口35から排出することができ、節水を図ることができる。なお、排出弁42は、排出口35の近傍部であって排出口35の上流側、つまり処理剤タンク31内に配置してもよい。
排出口35の下流側に、処理剤タンク31に注水された水の貯留及び排出を切替えるための切替手段として排出弁42が設けられている。これによれば、排出弁42により、処理剤タンク31内に注水された水を貯め、或いは貯めた水を洗濯処理剤とともに排出口35から排出することができ、節水を図ることができる。なお、排出弁42は、排出口35の近傍部であって排出口35の上流側、つまり処理剤タンク31内に配置してもよい。
処理剤タンク31内に注水が行われることにより貯留された水の水位を検知する水位検知手段として例えば、上記したフロート部47aの如きフロートを用いた検知手段を設けた。これによれば、上記のように水位検知手段の検知結果に基づき、例えば給水弁9による水の供給及び停止を切替える等して自動的に所定水位Hまで水を貯留することが可能となり、又、貯留する水が処理剤タンク31から溢れないようにすることができる。
前記フロートの如き検知手段を、処理剤タンク31内に貯留される洗濯処理剤の残量を検知するための残量検知手段47として設け、前記注水を行う条件を、当該残量検知手段47により検知された洗濯処理剤の残量に係らしめる構成とした。これによれば、処理剤タンク31内に貯留(充填)された洗濯処理剤に対して、注水が行われるといった事態を回避することができる。つまり、従来より自動投入装置の処理剤タンクに水を入れることは予定されておらず、本実施形態のようにタンク用注水装置32を導入した場合に、本来貯留されるべき洗濯処理剤に水が入るといった弊害を無くして、注水による泡の発生も抑制することができるという効果を奏する。
なお、上記した実施形態では、残量検知手段47により検知された洗濯処理剤の残量が無いことを条件としたが、残量が洗濯1回分未満の残量であることを条件としてもよい。こうした何れの残量についても、「注水を行う条件を洗濯処理剤の残量に係らしめる」こととなり、更に、上記したように回転槽10内に衣類が無いと判定したときに(或いはユーザの操作パネル5での操作に応じて)、前記注水を行うようにすればよい。
なお、上記した実施形態では、残量検知手段47により検知された洗濯処理剤の残量が無いことを条件としたが、残量が洗濯1回分未満の残量であることを条件としてもよい。こうした何れの残量についても、「注水を行う条件を洗濯処理剤の残量に係らしめる」こととなり、更に、上記したように回転槽10内に衣類が無いと判定したときに(或いはユーザの操作パネル5での操作に応じて)、前記注水を行うようにすればよい。
<第2実施形態>
図7は、本第2実施形態の給水ユニット80Uを示す斜視図である。本第2実施形態の給水ユニット80Uは、第1実施形態の給水ユニット8Uと以下の点で相違する。
図7は、本第2実施形態の給水ユニット80Uを示す斜視図である。本第2実施形態の給水ユニット80Uは、第1実施形態の給水ユニット8Uと以下の点で相違する。
即ち、給水ユニット80Uのユニットケース8Cには、右側上部のケース部分8C1後端に位置させて給水弁9(第1給水手段)のみが付設され、タンク用流路T2を有するケース部分8C3後端に位置させて給水弁81(第2給水手段)が付設されている。給水弁81は、上部にホース接続口81aを有し、ホース接続口9aと同様、外部の水源からの水が供給される。給水弁81の出口は、ケース部分8C3後端の入口部8IN3に接続され、給水弁81が開放されることにより、ホース接続口81aから供給された水が、入口部8IN3通してタンク用流路T2に直接供給される。
このため、給水ユニット80Uでは、第1実施形態での流路切替弁16や右側上部のケース部分8C1内のタンク用流路T1が省略された簡単な構成となっている。それ故、給水弁81から処理剤タンク31までの距離つまりは注水経路33をタンク用流路T2のみの距離として極力短くすることができ、よりコンパクトで安価な構成とすることも可能となる。
以上のように本第2実施形態では、給水経路23並びに給水弁9と、注水経路33に対する前記水源からの水の供給及び停止を切替える給水弁81と、を備えた構成つまりは給水経路23の給水弁9とは別の注水経路33の給水弁81を備えた構成とすることで、注水経路33を含むタンク用注水装置32の簡単化を図りうる。また、本第2実施形態によれば、注水経路33を介した注水により処理剤タンク31内を洗い流すことができる等、第1実施形態と同様の効果を奏する。
<第3実施形態>
図8は、本第3実施形態の処理剤タンク91を示す縦断側面図である。本第3実施形態の処理剤タンク91は、第1実施形態の処理剤タンク31と以下の点で相違する。
即ち、処理剤タンク91の内部には、図8に示すように側面視にて逆L字状をなす吸引管92が設けられている。吸引管92は、その水平部の一端部92aが当該タンク91の右壁36b上端部を貫通するように接続され、垂直部の下端部92bが底壁37近傍まで延びるように延設されている。吸引管92の一端部92aが接続される、右壁36bの上端部は、タンク出口91aとされており、そのタンク出口91aに対して外部側からピストンポンプ40の入口40aが接続されている。吸引管92の下端部92bは、当該タンク91の底壁37側に位置する排出口として機能する。
図8は、本第3実施形態の処理剤タンク91を示す縦断側面図である。本第3実施形態の処理剤タンク91は、第1実施形態の処理剤タンク31と以下の点で相違する。
即ち、処理剤タンク91の内部には、図8に示すように側面視にて逆L字状をなす吸引管92が設けられている。吸引管92は、その水平部の一端部92aが当該タンク91の右壁36b上端部を貫通するように接続され、垂直部の下端部92bが底壁37近傍まで延びるように延設されている。吸引管92の一端部92aが接続される、右壁36bの上端部は、タンク出口91aとされており、そのタンク出口91aに対して外部側からピストンポンプ40の入口40aが接続されている。吸引管92の下端部92bは、当該タンク91の底壁37側に位置する排出口として機能する。
換言すれば、吸引管92は、当該タンク91の内部と外部を連通させるように設けられており、その下端部92bは、第1実施形態の排出口35に代わる排出口(以下「排出口92b」と称す)とされている。それ故、当該タンク91の底壁37では、第1実施形態のような排出口35が形成されておらず、排出口92b側が最も低い位置となるように傾斜しており、且つ吸引管92の排出口92bに対して、注水口45bから注水された水が当たるようになっている。
また、ピストンポンプ40は、上記したように、その入口40aが吸引管92に連通し、出口40bが第1実施形態と同様、給水経路23に連通するように接続されている。このため、本第3実施形態においては、第1実施形態の排出弁42を省略しても、ピストンポンプ40を切替手段として、その駆動及び駆動停止を切替えることにより、当該タンク91に注水された水の貯留及び排出を切替えることができる。
なお、本第3実施形態の切替手段は、ピストンポンプ40に限らず他の切替手段で構成してもよい。例えば他の切替手段としては、ポンプケースに入口40a及び出口40bとなる吸込口及び吐出口を有するとともに、当該ポンプケース内にポンプモータにより駆動されるポンプ羽根を有して構成されるポンプ機構で構成してもよい。制御装置6によって、係るポンプの駆動及び駆動停止を切替えることにより、当該タンク91に注水された水の貯留及び排出を切替えることができる。
なお、本第3実施形態の切替手段は、ピストンポンプ40に限らず他の切替手段で構成してもよい。例えば他の切替手段としては、ポンプケースに入口40a及び出口40bとなる吸込口及び吐出口を有するとともに、当該ポンプケース内にポンプモータにより駆動されるポンプ羽根を有して構成されるポンプ機構で構成してもよい。制御装置6によって、係るポンプの駆動及び駆動停止を切替えることにより、当該タンク91に注水された水の貯留及び排出を切替えることができる。
上記した各実施形態やその変形例は、係る構成を組み合わせるようにしてもよいし、一部の構成を変更してもよい。洗濯機としては、ドラム式の洗濯機に限らず、回転槽の軸線が上下方向を指向する縦軸型のものに適用してもよい。
前記注水口は、注水孔43a〜43cと筒部44a〜44cとを組合わせた注水口45a〜45cの形態に限らず、注水孔43a〜43cの向きや筒部44a〜44cの形状を変更した形態にしてもよい。具体的には、筒部44aに代えて、上壁38の下面側に、注水孔43aの配列に沿って延在するリブ或いは突起(何れも図示略)を一体形成し、そのリブ或いは突起の先端側を、側壁36a側へ傾斜させて、注水孔43aを流下する水が当該側壁36aに当るような形態にすることができる。
第3実施形態の第1給水手段や第2給水手段は、給水弁9,81のような弁機構に限定するものではなく、又、第1実施形態の給水弁9についても、弁機構に限定するものではなく、それら弁機構に代えて、前記ポンプ機構の如きポンプを用いた構成としてもよい。
即ち、注水経路33(処理剤タンク31,91)に対して水の供給及び停止を切替えるための給水手段としては例えば、図示しない吸水ホースを通して風呂水を吸水する周知の風呂水ポンプ(図示略)を用いて構成してもよい。この風呂水ポンプによって、風呂水を前記吸水ホース並びに注水経路33を介して処理剤タンク31,91に水を供給することができる。また、図示は省略するが、風呂水に限らず、水道とは別の水源(水槽7内の水)を循環させる循環ポンプを給水手段として用いるようにしてもよい。この場合、水槽7内底部の水を吸込んで当該水槽7の上部から供給する循環経路(図示略)の途中に流路切替弁16を設けるものとする。これにより、循環経路から流路切替弁16及び注水経路33を介して処理剤タンク31,91に水を供給することができる。
即ち、注水経路33(処理剤タンク31,91)に対して水の供給及び停止を切替えるための給水手段としては例えば、図示しない吸水ホースを通して風呂水を吸水する周知の風呂水ポンプ(図示略)を用いて構成してもよい。この風呂水ポンプによって、風呂水を前記吸水ホース並びに注水経路33を介して処理剤タンク31,91に水を供給することができる。また、図示は省略するが、風呂水に限らず、水道とは別の水源(水槽7内の水)を循環させる循環ポンプを給水手段として用いるようにしてもよい。この場合、水槽7内底部の水を吸込んで当該水槽7の上部から供給する循環経路(図示略)の途中に流路切替弁16を設けるものとする。これにより、循環経路から流路切替弁16及び注水経路33を介して処理剤タンク31,91に水を供給することができる。
第1実施形態の排出口35や第3実施形態の排出口92bのように排出口は適宜変更することができ、注水口も適宜変更することができる。例えば、処理剤タンクにおいて、排出口が注水口を兼ねる(つまり内部と外部を連通する連通口を排出口及び注水口として機能させる)ものとしてもよい。この場合の連通口が1つの連通口であっても、その1つの排出口から注水し、当該1つの排出口から排水することで、処理剤タンク内を洗浄することができる。
第1実施形態の処理剤タンク31において、その洗浄中に排出弁42を閉鎖状態としたが、洗浄中に排出弁42を開放状態としてもよい。これによれば、常に洗濯処理剤を含まない水で処理剤タンク31内を洗浄することができ、洗浄時間の短縮を図りうる。
また、第1実施形態では、処理剤タンク31内の水位が所定水位に達した時点で、排出弁42を閉鎖状態から開放状態に切替えたが、当該所定水位に達してから所定時間経過後に排出弁42を閉鎖状態から閉鎖状態に切替えるようにしてもよい。これによれば、処理剤タンク31内に洗濯処理剤が強固に固着していても、水を無駄に使用せずにその固着を解消することが可能となる。
以上、本発明の複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、第1実施形態では、処理剤タンク31内の水位が所定水位に達した時点で、排出弁42を閉鎖状態から開放状態に切替えたが、当該所定水位に達してから所定時間経過後に排出弁42を閉鎖状態から閉鎖状態に切替えるようにしてもよい。これによれば、処理剤タンク31内に洗濯処理剤が強固に固着していても、水を無駄に使用せずにその固着を解消することが可能となる。
以上、本発明の複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は洗濯機、3は外箱、7は水槽、9は第1給水手段、23は給水経路、30は自動投入装置、31,91は処理剤タンク、32はタンク用注水装置、33は注水経路、35,92bは排出口、36は側壁、38は上壁、42は排出弁、45注水口、47は残量検知手段(水位検知手段)、81は第2給水手段、を示す。
Claims (9)
- 外箱と、
前記外箱内に配設された水槽と、
複数回分の洗濯処理剤を貯留可能な処理剤タンクを有し、その処理剤タンク内に貯留された洗濯処理剤のうち所定量を洗濯運転中に前記水槽内へ投入する自動投入装置と、を具備し、
前記処理剤タンクは、その外部の注水経路に接続される注水口を備えるとともに、その注水口から内部へ注水された水或いは前記洗濯処理剤を排出口から排出するように構成されていて、前記注水経路を介した前記注水口からの注水により、前記処理剤タンク内を洗い流す洗濯機。 - 前記注水口は、前記処理剤タンクの上壁側に位置する請求項1記載の洗濯機。
- 前記注水口は、前記処理剤タンクの側壁に水が当るように、鉛直方向と交差する方向へ注水する、傾斜した形態の注水口を含む請求項1又は2記載の洗濯機。
- 前記排出口は、前記処理剤タンクの底壁側に位置し、
前記処理剤タンクには、前記排出口側が最も低い位置となるような底壁、或いは前記排出口側へ向かうに従い下方へ傾斜した傾斜面が形成されている請求項1から3の何れか一項記載の洗濯機。 - 前記注水口は、前記排出口に水が当たるように、前記排出口に向けて注水する当該排出口用の注水口を含む請求項1から4の何れか一項記載の洗濯機。
- 前記排出口の近傍部又は下流側に、前記処理剤タンクに注水された水の貯留及び排出を切替えるための切替手段が設けられている請求項1から5の何れか一項記載の洗濯機。
- 前記処理剤タンク内に注水が行われることにより貯留された水の水位を検知する水位検知手段が設けられている請求項6記載の洗濯機。
- 前記処理剤タンク内に貯留される前記洗濯処理剤の残量を検知するための残量検知手段が設けられ、
前記注水を行う条件を、前記残量検知手段により検知された前記洗濯処理剤の残量に係らしめる請求項1から7の何れか一項記載の洗濯機。 - 水源から前記水槽へ水を供給するための給水経路に対する前記水源からの水の供給及び停止を切替える第1給水手段と、
前記注水経路に対する水源からの水の供給及び停止を切替える第2給水手段と、を備える請求項1から8の何れか一項記載の洗濯機。
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