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JP2012098869A - 通信装置、その制御方法、及び制御プログラム - Google Patents

通信装置、その制御方法、及び制御プログラム Download PDF

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JP2012098869A JP2010245295A JP2010245295A JP2012098869A JP 2012098869 A JP2012098869 A JP 2012098869A JP 2010245295 A JP2010245295 A JP 2010245295A JP 2010245295 A JP2010245295 A JP 2010245295A JP 2012098869 A JP2012098869 A JP 2012098869A
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Abstract

【課題】ディープスリープ状態等のスリープ状態にあっても確実にネットワーク上のノードと通信を行う。
【解決手段】画像形成装置100は、ネットワークを介してノードと通信を行う。画像形成装置はジョブ処理を実行するMFP200と、ノードとの通信を行うNIC201とを有し、MFPはジョブ処理を実行可能な状態であるスタンバイモードと、スタンバイモードよりもその消費電力が少なく通信処理の実行ができないスリープモードとを備えている。MFPはスタンバイモードにある際通信が所定の通信条件に合致すると、その通信を行ったネットワークノードに関するノード情報を記憶し、スタンバイモードからスリープモードに移行する移行条件が満たされると、ノード情報をNICに通知する。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信装置、その制御方法、及び制御プログラムに関し、特に、通信装置を省電力状態にする際に用いられる通信制御に関する。
一般に、複合機又はプリンタ等の通信装置においては、その消費電力を抑えるため様々な手法が用いられている。
例えば、通常処理を行う第1のCPUと、第1のCPUが停止した状態で動作する第2のCPUを通信装置が備えて、第1のCPUが停止した状態(省電力状態)にある際、第2のCPUが一部のネットワーク通信を行うようにしたものがある(特許文献1参照)。
ここでは、第1のCPUから第2のCPUに対してIPアドレス等のネットワーク通信行うために必要な情報を通知して、第2のCPUは当該情報に従ってネットワーク通信を行うようにしている。
特開2006−259906号公報
ところで、通信部と制御部とからなる通信装置において、一般に通信部で用いられるCPU及びRAMは、制御部で用いられるものよりもそのスペックが低くかつ容量が少ないことが多い。例えば、CPUであれば単位時間当たりの処理能力が劣り、RAMであれば記憶容量が少ない。つまり、高度なデータ処理及びマルチタスク処理を必要とする制御部のCPU及びRAMに比べて、通信部で用いられるCPU及びRAMは低いスペック及び資源(容量)で目標とする仕様を満たすことができる。
しかしながら、ハードウェア資源が乏しくなると、次のような課題がある。
例えば、同一のネットワーク(例えば、サブネット)内に多量のネットワークノードが接続され、これらネットワークノードが通信装置に対して断続的に通信を行うとする。このような場合、通信装置はネットワークノードから通信を受信すると、通信装置に備えられたARP(Address Resolution Protocol)テーブルを動的に更新する。つまり、ARPエントリがARPテーブルに登録されることになるが、ARPテーブルのエントリ数はOSが確保することができるシステムメモリのサイズに依存する。
このため、RAM容量が少ないと、ネットワークノードから通信を受信したとしても、既にARPテーブルの登録数が上限に達して、新規の登録を行うことができない。
また、LAN上にネットワーク(例えば、サブネット)が数多く存在し、各ネットワークに接続されたネットワークノード同士がルータを経由して通信できるものとする。この場合、各ネットワークノードはルータを経由して通信装置に対して断続的に通信を行う。
通常、ルータを経由した通信に関しては、通信先のネットワークワークノードがどのルートを経由すべきかについてルーティングテーブルに登録される。ルーティングテーブルの登録数はOSが確保できるメモリ容量に依存し、この結果、メモリ容量が少ないと、ルーティングテーブルの枯渇が発生することがある。
上述のような課題は、RAM容量が大きい制御部がARPテーブルやルーティングテーブルを保持している際には発生しないものの、制御部が省電力状態に移行して、RAM容量がより小さい通信部がそれらのテーブルを保持する場合には発生することがある。ネットワークノードに関する情報がARPテーブルやルーティングテーブルに適切に登録できなくなると、そのネットワークノードとの通信ができなくなる可能性がある。
そこで、本発明の目的は、制御部が省電力状態に移行しても、より適切にネットワーク上のノードと通信を行うことのできる通信装置、その制御方法、及び制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による通信装置は、ネットワークを介してネットワークノードと通信可能な通信装置であって、ネットワークを介してネットワークノードと通信する通信部と、前記通信部を介してネットワークノードと通信する制御部とを有し、前記制御部は、前記通信部から受信したデータのうちの予め規定された条件に合致するデータを送信したネットワークノードに関するノード情報を記憶する第1のノード情報記憶手段と、前記制御部が通信処理を実行することのできない省電力状態に移行する移行条件が満たされたか否かを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段によって前記移行条件が満たされたと判定されると、前記第1のノード情報記憶手段に記憶されているノード情報を前記通信部に通知する通知手段とを有し、前記通信部は、前記通知手段により通知されるノード情報を記憶する第2のノード情報記憶手段と、前記制御部が前記省電力状態であるとき、前記第2のノード情報記憶手段に記憶されているノード情報に基づいて通信処理を実行する通信制御手段を有することを特徴とする。
本発明による制御方法は、ネットワークを介してネットワークノードと通信する通信部と前記通信部を介してネットワークノードと通信する制御部とを有する通信装置を制御するための制御方法であって、前記制御部は、前記通信部から受信したデータのうちの予め規定された条件に合致するデータを送信したネットワークノードに関するノード情報を第1のノード情報記憶手段に記憶する第1のノード情報記憶ステップと、前記制御部が通信処理を実行することのできない省電力状態に移行する移行条件が満たされたか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによって前記移行条件が満たされたと判定されると、前記第1のノード情報記憶手段に記憶されているノード情報を前記通信部に通知する通知ステップとを行い、前記通信部は、前記通知ステップで通知されるノード情報を第2のノード情報記憶手段に記憶する第2のノード情報記憶ステップと、前記制御部が前記省電力状態であるとき、前記第2のノード情報記憶手段に記憶されているノード情報に基づいて通信処理を実行する通信制御ステップを行うことを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、ネットワークを介してネットワークノードと通信する通信部と前記通信部を介してネットワークノードと通信する制御部とを有する通信装置を制御するための制御プログラムであって、前記通信部から受信したデータのうちの予め規定された条件に合致するデータを送信したネットワークノードに関するノード情報を第1のノード情報記憶手段に記憶する第1のノード情報記憶ステップと、前記制御部が通信処理を実行することのできない省電力状態に移行する移行条件が満たされたか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによって前記移行条件が満たされたと判定されると、前記第1のノード情報記憶手段に記憶されているノード情報を前記通信部に通知する通知ステップとを、前記制御部が備えるコンピュータに実行させ、前記通知ステップで通知されるノード情報を第2のノード情報記憶手段に記憶する第2のノード情報記憶ステップと、前記制御部が前記省電力状態であるとき、前記第2のノード情報記憶手段に記憶されているノード情報に基づいて通信処理を実行する通信制御ステップとを、前記通信部が備えるコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明よれば、通信部と制御部とを有する通信装置において、制御部が省電力状態に移行する際、制御部から通信部にノード情報を通知するようにした。それにより、通信部がノード情報に従って通信を行えば、制御部が省電力状態にあっても、より適切にネットワーク上のノードと通信を行うことができる。
本発明の実施の形態による通信装置の一例である画像形成装置が接続されたネットワークの構成を示す図である。 図1に示す画像形成装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2に示す画像形成装置の動作を説明するための図である。 図2に示すMFPがパケット解析を行って重要な通信であるか否かを判定する動作を説明するためのフローチャートである。 図4で説明した管理テーブルの一例を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態による通信装置の一例について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施の形態による通信装置の一例である画像形成装置が接続されたネットワークの構成を示す図である。
図1を参照して、画像形成装置100はネットワークであるLAN104に接続されている。画像形成装置はLAN104を介してPC101や102などの外部装置と通信可能である。図示の画像形成装置100は後述するように、画像処理装置であるMFP(Multi−Function Peripheral)と、通信部であるNICを有している。
また、LAN104にはパーソナルコンピュータ(PC)101及び102とPC群103とが接続されている。これらPC101及び102とPC群103(以下、ネットワークノードともいう)とはLAN104を経由して画像形成装置100に印刷データ(ジョブ処理要求)を送る。そして、画像形成装置100のMFP200は印刷データに基づく印刷等の画像処理(ジョブ処理)を実行する。また、PC101及び102とPC群103とは画像形成装置100からその機器の状態及びジョブ状況を取得する。なお、LAN104は、例えば、イーサネット(登録商標)を用いたネットワークである。
図示のように、LAN104にはルータ105が接続されており、ルータ105はLAN104とLAN106〜LAN109とを接続する。図示の例では、LAN106〜LAN109にはそれぞれPC110〜PC113(以下、ネットワークノードとも呼ぶ)が接続されている。
LAN104〜109の各々はIPネットワーク(Internet Addressネットワーク)としてそれぞれ異なるネットワークとして構成されている。つまり、LAN104〜109の各々はサブネットで区切られた状態である。そして、LAN104〜LAN109のいずれかに接続されたネットワーク機器(ここでは、PC及び画像形成装置)は、ルータ105をゲートウェイとしてIP通信を行うことができる。
この結果、PC110〜113の各々はルータ105を介して画像形成装置100に印刷データを送信するとともに、画像形成装置100から機器状態及びジョブ状況を取得することができる。
図2は、図1に示す画像形成装置100の構成の一例を示すブロック図である。
図2を参照して、通信部であるNIC201は、インテリジェント型ネットワークカードモジュールであって、MFP200に対して着脱可能なネットワークインターフェイス装置である。NIC201はCPU208、RAM202、ROM203、ネットワークI/F204、LED205、及び拡張I/F206を有している。そして、これらCPU208、RAM202、ROM203、ネットワークI/F204、LED205、及び拡張I/F206は互いにシステムバス207によって接続されている。
CPU208は、ROM203に記憶された制御プログラムを読み出し、制御プログラムに応じて各種制御処理を実行する。例えば、CPU208は、システムバス207に接続されたネットワークI/F204を介してLAN104に接続し、LAN104を介して任意のネットワークノードと所定の通信プロトコルに従って通信する処理を実行する。
例えば、CPU208は、スタンバイモード(非ディープスリープモード)において、任意のネットワークノードから送信された印刷データ及びプリンタ制御命令等の各種データを受信する。そして、CPU208は拡張I/F206を介してMFP200に各種データを転送する。この結果、MFP200において印刷処理が実行される。また、後述するディープスリープモードの場合には、MFP200が省電力を保った状態(省電力状態)で、NIC201は外部のネットワークノードとの通信を行うことができる。
RAM202は、CPU208の主メモリ及びワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。また、ディープスリープモードで動作する際には、RAM202にOSが展開される。同時に、プロトコルスタックのプログラムデータもOSのサブセットとしてRAM202に展開される。
LED205は、NIC201の動作状態を示す表示部として用いられる。LED205は、例えば、ネットワークI/F204とLAN104との電気的な接続状態及び通信モード等の各種動作状態を色又は点滅パターンで示す。
拡張I/F206は、NIC201とMFP200とを接続するためのI/Fである。拡張I/F206はローカルケーブル210を介してMFP200側の拡張I/F224に接続されている。なお、拡張I/F206はコネクタ(図示せず)を有している。
NIC201は、このコネクタによってMFP200に対して着脱可能となっており、同様の構成を備える他のMFPに当該NIC201を装着することも可能である。
MFP200は、制御部220、操作部230、スキャナ240、及びプリンタ250を備えている。制御部220は、CPU221、RAM222、ROM223、拡張I/F224、操作部I/F225、及びデバイスI/F226を有している。これらCPU221、RAM222、ROM223、拡張I/F224、操作部I/F225、及びデバイスI/F226は互いにシステムバス227によって接続されている。
CPU221は、ROM223に記憶された制御プログラムを読み出して、この制御プログラムに応じて各種制御処理を実行する。例えば、CPU221は、拡張I/F224を介してNIC201から転送される印刷データに基づいて出力画像データを生成する。そして、CPU221はデバイスI/F226を介して出力画像データをプリンタ250に出力する。
RAM222は、CPU221の主メモリ及びワークエリア等として機能する。また、増設ポート(図示せず)にオプションRAMを接続すると、当該オプションRAMによってRAMのメモリ容量を拡張する。
操作部230には、MFP200の動作モード等の設定及び印刷データの取り消し等の操作を行うためのボタンが備えられている。さらに、操作部230にはMFP200の動作状態を示す液晶パネル及びLED等を有する表示部が備えられている。また、後述する通信モードの設定を操作部230によって行うことができる。
プリンタ250は、例えば、電子写真プロセス(レーザービーム方式)、インクジェット方式、又は昇華方(熱転写)方式等を用いて出力画像データに基づいて印刷を実行する。スキャナ240は原稿上の画像を読み取って画像データを生成し、当該画像データを制御部220に与える。プリンタ250は、スキャナ240によって生成された画像データに基づいて印刷を実行することもできる。
MFP200は、所定の消費電力を消費するスタンバイモードとスタンバイモードよりも消費電力が小さいディープスリープモードを備えている。下記では、MFP200の省電力状態の一例として、ディープスリープモードを説明する。
ディープスリープモードにおいては、MFP200は、操作部230や拡張I/F224などの特定のユニット以外のユニットに対する電力供給を停止する。これによって、MFP200の消費電力が抑制される。つまり、スタンバイモードにおいては、MFP200は印刷などのジョブ処理が実行可能な状態であり、ディープスリープモードにおいては、MFP200はジョブ処理の実行ができない状態である。
なお、ディープスリープモードでは、NIC201には通電が行われ、これによって、前述したように、NIC201は外部のネットワークノードとの通信を行うことができる。なお、ディープスリープモードでは、RAM222への電力供給はし続けるものと、RAM222への電力供給も停止するものがある。後者は、ハイバネーションモードと呼ばれ、RAMに格納されているデータを不図示のHDD(Hard Disk Dirve)にコピーしてRAMへの電力供給を停止する。
上述のように、ディープスリープモードにおいては、画像形成装置の消費電力は非常に低くなる。一方、画像形成装置がディープスリープモードにある場合には、画像形成装置に備えられたドラム、定着器、そして、CPU及びHDDに対する通電が停止される。このため、印刷又は画像処理等の主たる機能を実行する際には、画像形成装置をディープスリープモードからスタンバイモードに移行させる必要がある。
さらに、NIC201は、MFP200がディープスリープモードにありながら、所定のネットワークパケットに対して応答可能な、代理応答と呼ばれる機能を有する。
前述のように、ディープスリープモードにおいてはCPU221が停止しているため、MFP200は受信したパケットに対して応答することはできない。そのため、NIC201が代理応答機能を持っていなければ、画像形成装置宛てのパケットを受信した際、MFP200をディープスリープモードからスタンバイモードに復帰させてしまう。
この結果、画像形成装置に対して頻繁に通信を行うネットワークノードが存在する場合又は通信の頻度は少ないもののネットワークノードが多数存在するような場合には、MFP200が頻繁にディープスリープモードからスタンバイモードに復帰してしまう。このため、画像形成装置を効果的に省電力状態とすることができない。
このような問題を解決するための技術が前述の代理応答機能である。代理応答機能は、NIC201に備えられ、特定のパケットに応答する機能である。代理応答機能によって、NIC201がLAN104から受信したネットワークパケットのうち、特定のパターンを有するパケットに対しては、MFP200をディープスリープモードから復帰させることなく、応答(パケットに対する返信)することが可能になる。従って、画像形成装置における省電力状態を効果的に維持することができる。
図3は図2に示す画像形成装置100の動作を説明するための図である。
画像形成装置100の電源がONされると、図3に示す処理が開始される。まず、CPU221はMFP200及びNIC201のシステム起動が完了したか否かを監視する(ステップS301)。システム起動が完了しないと(ステップS301において、NO)、CPU221は待機する。
一方、システム起動が完了すると(ステップS301において、YES)、CPU221はNIC201で受信したパケットをキャプチャする(ステップS302)。これによって、CPU221は、自装置宛ての通信の中で重要な通信を行うネットワークノードに係る情報の集計を開始する。例えば、CPU221は、イーサネット(登録商標)フレームレベルでパケットの情報を取得することができる、パケットソケットと呼ばれるソケットAPIを用いたプログラムを実行する。
図4は、図2に示すMFP200がパケット解析を行って重要な通信であるか否かを判定する動作を説明するためのフローチャートである。
ここで、図2及び図4を参照して、当該動作は、画像形成装置100がスタンバイモードである際には常に行われるものとする。つまり、画像形成装置100が行う各種処理と並行して当該動作が実行されるものとする。
CPU221はパケットを受信したか否かを監視している(ステップS401)。パケットを受信しないと(ステップS401において、NO)、CPU221は待機する。一方、パケットを受信すると(ステップS401において、YES)、CPU221は当該パケットの解析を行う(ステップS402)。この解析は当該パケットが画像形成装置100において重要な内容を有するか否かを判断するために行われる。
例えば、CPU221は受信パケットの内容を予め定められた条件(値)と比較して、その比較結果に応じて受信パケットが重要なパケットであるか否かを判定する。
例えば、重要な通信、つまり、重要なパケットとは次のいずれかの条件を満たすパケットである。
(1)TCP(Transfer Contorol Protocol)ポート)の515番に対するセッション開始要求(TCPのSYN要求)。
(2)TCPポートの9100番に対するセッション開始要求(TCPのSYN要求)。
(3)特定のUDPポートに送信されたデータ。
上記の条件(3)は、機器独自のプロトコルを意味しており、LAN上のPCはこのUDPで構成されるプロトコルを用いて画像形成装置100の機器状態及びジョブ状況を取得するとともに、設定することが可能である。
上記の3つの条件は、重要な通信とはPCから画像形成装置100に対する印刷データの受信開始の要求、機器情報の取得要求、又は設定要求であることを意味している。これらの重要な通信ができない場合には、データ送信者に大きな影響がある。従って、画像形成装置100がディープスリープモードとなっている場合においても、上記の重要な通信に対しては正常に処理ができなければならない。
なお、図示の例では、通信の結果が大きな影響を及ぼさないようなプロトコル又はプロトコル上のデータについては、上記の3つの条件に含めない。しかしながら、上記の3つ条件は、これらに限定されるものではなく、実際には、画像形成装置の機能及び性能、そして、ネットワークインフラ及び通信技術に伴って変更される。つまり、上記の3つの条件以外の他の条件を加えるようにしてもよい。
図1の例においては、PCとはPC101、102、及びPC群103である。ネットワークノードとは、PC101、PC102、PC群103などである。これらPC101、102、及びPC群103はLAN104に接続されており、画像形成装置100と同一のネットワーク上に存在している。このため、画像形成装置100でPC101、102、又はPC群103からのパケットを受信すると、CPU221はARPエントリを動的に更新するため、ARPテーブルの更新を行うことになる。
CPU221は受信パケットが上記の条件(予め規定された通信条件)のいずれかに合致しているか否かについて判定する(ステップS403)。受信パケットが上記の条件のいずれかに合致していないと(ステップS403において、NO)、CPU221はステップS401に戻って処理を続行する。
一方、受信パケットが上記の条件のいずれかに合致していると(ステップS403において、YES)、CPU221は、当該受信パケットを送信したネットワークノードに関するノード情報を、重要な通信を行うネットワークノードに関する情報(重要ノード情報)として、CPU221が管理する管理テーブルに登録する(ステップS404)。この管理テーブルは、例えば、RAM222に設定される。
図5は図4で説明した管理テーブルの一例を説明するための図である。
図示の管理テーブルは、CPU221によって更新される。この管理テーブルは、重要な通信を行ったネットワークノードに関する識別情報を登録するためのものである。そして、後述するように、CPU221はスタンバイモードからディープスリープモードに移行する際、NIC201に管理テーブルを引き継ぐ。
そして、NIC201において、CPU208は管理テーブルを、例えば、RAM202等のプロトコルスタックに登録する。なお、図示の例では、管理テーブルは、例えば、ARPテーブルである。
図5において、管理テーブルはネットワークDST(Network DST)501、ネットマスク(Netmask)502、ゲートウェイ情報(Gateway)503、及び物理アドレス(Phys Addr)504を有している。Network DST501は通信先のネットワークノードのIPアドレスを示す。Gateway503はネットワークノードに対するゲートウェイアドレスを示す。そして、Phys Addr504はネットワークノードのMAC(Media Access Control)アドレスを示す。
このうち、ARPエントリとして必要な情報はNetwork DST501及びPhys Addr504である。このため、CPU221は上記のステップS402で解析したパケットに基づいて管理テーブルにNetwork DST501及びPhys Addr504を登録する。
ここで、Netmask502及びGateway503はARPエントリとしては必要な情報ではないが、後述するルーティングテーブルの登録で必要となる情報である。
ここでは、図1に示すPC101、PC102、又はPC群103から通信を受けた場合に、前述のようにして、管理テーブルの更新が行われる。
なお、他のネットワークと接続されるルータ105に関しては、LAN104に接続されているポートに係る情報のみが管理テーブルに登録される。つまり、他のネットワークに接続されるポートに関するMACアドレス及びIPアドレス情報については管理テーブルに登録されない。同様に、LAN104以外のLANに接続されているネットワークノードに関する情報も管理テーブルには登録されない。
図3の説明に戻る。CPU221は自装置がディープスリープモードに移行する移行条件(スリープ条件)を満たしているか否かについて判定する(ステップS303)。ここで、スリープ条件が満たされていないと判定すると(ステップS303において、NO)、CPU221は待機する。
一方、スリープ条件が満たされたと判定すると(ステップS303において、YES)、CPU221はディープスリープモードへの移行処理を開始する。まず、CPU221はNIC201に対してスリープモード移行命令を送信する(ステップS304)。NIC201において当該スリープモード移行命令を受信すると、CPU208はディープスリープモードに移行する処理(スリープモード移行処理)を開始する(ステップS305)。そして、CPU208はスタンバイモードからディープスリープモードに切り替える。
NIC201は、画像形成装置100、つまり、MFP200がスタンバイモードで動作している際には、ネットワークインターフェイスとして動作する。つまり、外部との通信が、NIC201だけで行われることはなく、必ずCPU221上で動作するアプリケーションとプロトコルスタックも介して行われる。一方、画像形成装置100がディープスリープモードとなると、NIC201は単体で外部のネットワークノードと通信を行う。
スリープモード移行処理において、CPU208は所定のアプリケーションを起動して、ディープスリープモードに移行する。ディープスリープモードにおける起動が正常に完了すると、CPU208はスリープモード完了通知をMFP200に送信する。
MFP200においてスリープモード完了通知を受信すると、CPU221はNIC201に通知すべきテーブル情報を集計する(ステップS306)。つまり、CPU221は図5に示す管理テーブルに記録されたノード情報をテーブル情報として集計する。
なお、ここで、テーブル情報とは、図4及び図5において説明したように、NIC201がディープスリープモードで動作する際に、NIC201の管理するテーブルに優先的に割り当てる必要のあるネットワークノードに関する情報である。
続いて、CPU221は、集計結果に基づいて、NIC201に通知すべきテーブル情報が存在するか否かについて判定する(ステップS307)。判定の結果、NIC201に通知すべきテーブル情報が存在すると(ステップS307において、YES)、CPU221は、テーブル情報をNIC201に通知する(ステップS308)。
NIC201において、テーブル情報を受信すると、CPU208は当該テーブル情報をプロトコルスタックの管理するテーブルに割り当てる(ステップS309)。なお、ここでは、テーブル情報を登録すべきテーブルはARPテーブルである。このため、CPU208は、通知されたテーブル情報のうちNetwork DST501及びPhys Addr504をARPエントリとしてARPテーブルに登録する。
続いて、CPU208はガベージコレクションを監視するソフトウェア(タスク)を起動する(ステップS310)。ここで、ガベージコレクションとは、ARPテーブルに登録されたARPエントリが所定の期間使用されないと、プロトコルスタック自体によって当該ARPエントリを消去する動作である。
そして、上記のソフトウェア(タスク)はARPテーブルを常に監視して、ステップS309において登録されたテーブル情報がガベージコレクションによって消去された場合には、当該テーブル情報を再登録する。この結果、ガベージコレクションによってMFP200から通知されたテーブル情報が消去されたとしても、即座に復旧することが可能になる。
次に、CPU221はMFP200をディープスリープに移行する処理を行う(ステップS311)。この移行処理が完了すると、画像形成装置100のディープスリープモードへの移行が完了したことになる。
なお、ステップS307において、NIC201に通知すべきテーブル情報が存在しないと(ステップS307において、NO)、CPU221は処理をステップS311に移行する。
画像形成装置100がディープスリープモードに移行すると、NIC201においてCPU208はディープスリープモードからスタンバイモードに復帰する復帰条件が満たされたか否かを監視する(ステップS312)。
ディープスリープモードからスタンバイモードへ移行するためには、予め条件が定められている。そして、画像形成装置100が当該条件(これを復帰条件と呼ぶ)を満たすと、通電が停止されていたブロックに対して電力の供給が開始される。これによって、画像形成装置100は全ての機能が使用可能となる状態、つまり、スタンバイモードに復帰する。
一般に、復帰条件として次の2つの条件が定められている。
(1)画像形成装置100に備えられた操作部230のボタンが押下されること。
(2)画像形成装置100に備えられたNIC201が予め定められた特定のネットワークパケットを受信すること。
このため、前述のように、画像形成装置100がディープスリープモードにある場合においても、操作部230及びNIC201には通電が行われている。そして、センサ等によって操作部においてボタンの押下が行なわれたか否か及びネットワークパケット受信が行なわれたか否かを監視している。
一般に、前述の予め定められた特定のネットワークパケットとして次のものを挙げることができる。
(1)自装置宛てパケット(DST−MACアドレスが自装置宛てのパケット)。
(2)スリープ復帰パケット。
(3)特定プロトコルのブロードキャストパケット又はマルチキャストパケット。
ここで、スリープ復帰パケットとは、画像形成装置100をディープスリープ状態から復帰させるための特定のパケットパターンを有するパケットである。例えば、スリープ復帰パケットとしてマジックパケット、ベンダ、又はメーカ独自のパターンが用いられる。
特定プロトコルのブロードキャストパケット又はマルチキャストパケットとは、ネットワーク上の他のノードがネットワーク上の画像形成装置100を検索又は探索するためのプロトコル及びデータを含むパケットである。
NIC201において受信したパケットが上述のパケットのいずれかであると、画像形成装置100はディープスリープモードからスタンバイモードに復帰する。なお、画像形成装置100をディープスリープモードからスタンバイモードに復帰させるためのパケットパターン及びパケット自体は、一般に、WOLパケット(Wake On Lanパケット)と呼ばれる。
また、前述のように、画像形成装置100がWOLパケットを受信して、ディープスリープモードからスタンバイモードに復帰することは、WOL(Wake On Lan)と呼ばれる。
ここでは、ディープスリープからの復帰条件として、例えば、WOLパケットの受信が用いられる。通常、WOLでは、ネットワークノードが、定型データを含むパケットを受信すると、ディープスリープモードから復帰する。
ここでは、予め定められた独自のパケットデータパターンを満たすパケットを受信した際に、WOLが行われる。
例えば、印刷データを受信する場合には、画像形成装置100がディープスリープモードから復帰する必要がある。このため、ここでは、TCP/IPのSYN要求等でディープスリープモードから復帰するという条件が含まれている。
CPU208はディープスリープモードにおける通信処理を行いつつ、LAN104を介して前述のWOLパケットを受信したか否かを監視する。
当該監視の間において、NIC201は種々の通信、つまり、パケットをネットワークノードから受けることになる。そして、受信したパケットに対して応答する際には、CPU208はそのプロトコルスタックに登録されているARPテーブ及びルーティングテーブルを参照して、必要な情報をこれらテーブルから取得する。これによって、NIC201は、受信したパケットに対する応答パケットを生成して、それを返信する。
前述のように、NIC201のARPテーブル(つまり、管理テーブル)には、MFP200において集計されたテーブル情報が登録されている。このため、ディープスリープモード中においてプロトコルスタックを確保するためのメモリ容量が少ない場合においても、重要なネットワークノードに対しては高い確率で通信を確立することができる。
ディープスリープモードからスタンバイモードに復帰する復帰条件が満たされないと(ステップS312において、NO)、CPU208は前述のように、ディープスリープモードにおける通信処理を行う。一方、ディープスリープモードからスタンバイモードに復帰する復帰条件が満たされると、つまり、WOLパケットを受信すると(ステップS312において、YES)、CPU208はディープスリープモードからスタンバイモードへの復帰処理を行う(ステップS313)。このとき、CPU208は、CPU221などへの通電を、図2で不図示の電力制御部に指示して、MFP200をディープスリープモードからスタンバイモードへ復帰させる。
CPU208はディープスリープモードのために動作していたタスクを停止して、イーサネット(登録商標)ネットワークカードに相当する動作を行う。そして、CPU208はスタンバイモードをスタートさせる。
続いて、MFP200でも、ディープスリープモードからスタンバイモードへの復帰処理が行われる。ここでは、CPU221は自装置のOS及びアプリケーションをディープスリープモードからスタンバイモードに戻す(ステップS314)。これによって、画像形成装置100はスタンバイモードにおいて動作を再開する。
次に、CPU221は図5に示す管理テーブルを初期化する(ステップS315)。そして、CPU221はステップS302に戻って、パケットの取得、つまり、ノード情報の集計を行うための処理を行う。
このようにして、第1の実施形態ではCPU221とCPU208との間において、ディープスリープモードに移行する際、ネットワーク通信に必要な情報を引き継ぐことなる。これによって、画像形成装置がディープスリープモード等の省電力状態にあっても確実にネットワーク上のノードと通信を行うことができる。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態による通信装置の一例について説明する。ここでは、ルーティングテーブルの内容をMFP200とNIC201との間で共有する。なお、ここでは、第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明し、第1の実施形態と共通する部分については説明を省略する。
第2の実施形態においては、LAN104に接続されたPCばかりでなく、ルータ105を介してLAN104に接続されるPCを考慮する必要がある。以下の説明においてもPCをネットワークノードと呼ぶことがある。
前述したように、CPU221は、重要な通信を行うネットワークノードに関する情報を、管理テーブルに記録している。この管理テーブルにはARPテーブルの他にルーティングテーブルが含まれることになる。このルーティングテーブルのエントリとして必要な情報は、図5に示すNetwork DST501、Netmask502、及びGateway503である。
このため、CPU221は、図4のステップS402で解析したパケットに基づいて、管理テーブルにNetwork DST501、Netmask502、及びGateway503を登録する。この際、図5に示すPhys Addr504についてはルーティングテーブルのエントリとして必要な情報ではないが、第1の実施形態で説明したARPテーブルの登録において必要となる情報である。
前述したように、ステップS309において、CPU208はテーブル情報をプロトコルスタックに割り当てることになるが、ここでは、テーブル情報を登録すべきテーブルはルーティングテーブルである。このため、CPU208はMFP200から通知されたテーブル情報のうち、Network DST501、Netmask502、及びGateway503をルーティングテーブルに登録する。
前述したように、ステップS312では、CPU208はLAN104を介してWOLパケットを受信したか否かを監視している。そして、当該監視の際、CPU208は受信したパケットに対して応答する場合には、プロトコルスタックに登録されているARPテーブル及びルーティングテーブルを参照して、応答パケットを生成する。
このように、第2の実施形態においては、ルータ105を経由してパケットを受信しても、CPU221とCPU208との間においてディープスリープモードに移行する際ネットワーク通信に必要な情報を引き継でいるから、画像形成装置がディープスリープモード等の省電力状態にあっても確実にネットワーク上のノードと通信を行うことができる。
以上のように、上述の実施の形態によれば、画像形成装置がスリープモードに移行して、通信部が代理応答モードで動作している場合においても、画像形成装置と通信を行いたいPC(ネットワークノード)は確実に通信を行うことができる。つまり、重要な通信を行うネットワークノードについて当該ネットワークノードの識別情報をARPテーブル又はルーティングテーブルに静的に登録するようにしているので、メモリ容量を増加させることなく、重要な通信を行うネットワークノードと確実に通信を行うことができる。
なお、上述の実施の形態では、通信装置として画像形成装置を例に挙げて説明したが、通信装置は、ネットワークノード等の端末装置からのジョブ処理要求を受けて、情報処理等のジョブ処理を行うホストコンピュータであってもよい。いずれにしても、ネットワーク上に配置され、ネットワークノード等の端末装置からのジョブ処理要求に応じてジョブ処理を行う機器であれば、本発明を適用することができる。
上述の説明から明らかなように、図2において、CPU221及びRAM222が第1のノード情報記憶手段として機能し、CPU221が第1の判定手段として機能する。また、CPU221及び拡張I/F224が通知手段として機能する。さらに、CPU208及びRAM202が第2のノード情報記憶手段として機能し、CPU208及びネットワークI/F204が通信制御手段として機能することになる。加えて、CPU208が割り当て手段、第2の判定手段、及び第1の復帰手段として機能し、CPU221が第2の復帰手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を、画像形成装置が備えるコンピュータに実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有する制御プログラムを、画像形成装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。この際、制御方法及び制御プログラムは、少なくともノード情報記憶ステップ、判定ステップ、通知ステップ、及び通信制御ステップを有することになる。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 画像形成装置
200 MFP
201 NIC
208,221 CPU
202,222 RAM
203,223 ROM
220 制御部
230 操作部
240 スキャナ
250 プリンタ

Claims (9)

  1. ネットワークを介してネットワークノードと通信可能な通信装置であって、
    ネットワークを介してネットワークノードと通信する通信部と、
    前記通信部を介してネットワークノードと通信する制御部とを有し、
    前記制御部は、
    前記通信部から受信したデータのうちの予め規定された条件に合致するデータを送信したネットワークノードに関するノード情報を記憶する第1のノード情報記憶手段と、
    前記制御部が通信処理を実行することのできない省電力状態に移行する移行条件が満たされたか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段によって前記移行条件が満たされたと判定されると、前記第1のノード情報記憶手段に記憶されているノード情報を前記通信部に通知する通知手段とを有し、
    前記通信部は、
    前記通知手段により通知されるノード情報を記憶する第2のノード情報記憶手段と、
    前記制御部が前記省電力状態であるとき、前記第2のノード情報記憶手段に記憶されているノード情報に基づいて通信処理を実行する通信制御手段を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記通信部は、
    前記通知手段により通知されるノード情報が前記第2のノード情報記憶手段から消去された場合、当該ノード情報を前記第2のノード情報記憶手段で復旧する復旧手段を有することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記通信制御手段は、前記通信装置が前記省電力状態となった際、起動されることを特徴とする請求項1又は2記載の通信装置。
  4. 前記通信部は、
    前記省電力状態から復帰する復帰条件が満たされたか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段によって前記復帰条件が満たされたと判定されると、前記制御部を前記省電力状態から復帰させる復帰手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記省電力状態から復帰する復帰条件は前記通信部が予め規定された特定の情報を前記ネットワークを介して受信することを特徴とする請求項4記載の通信装置。
  6. 前記特定の情報はWOLパケットであることを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  7. 前記特定の情報はジョブ処理要求であることを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  8. ネットワークを介してネットワークノードと通信する通信部と前記通信部を介してネットワークノードと通信する制御部とを有する通信装置を制御するための制御方法であって、
    前記制御部は、
    前記通信部から受信したデータのうちの予め規定された条件に合致するデータを送信したネットワークノードに関するノード情報を第1のノード情報記憶手段に記憶する第1のノード情報記憶ステップと、
    前記制御部が通信処理を実行することのできない省電力状態に移行する移行条件が満たされたか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによって前記移行条件が満たされたと判定されると、前記第1のノード情報記憶手段に記憶されているノード情報を前記通信部に通知する通知ステップとを行い、
    前記通信部は、
    前記通知ステップで通知されるノード情報を第2のノード情報記憶手段に記憶する第2のノード情報記憶ステップと、
    前記制御部が前記省電力状態であるとき、前記第2のノード情報記憶手段に記憶されているノード情報に基づいて通信処理を実行する通信制御ステップを行うことを特徴とする制御方法。
  9. ネットワークを介してネットワークノードと通信する通信部と前記通信部を介してネットワークノードと通信する制御部とを有する通信装置を制御するための制御プログラムであって、
    前記通信部から受信したデータのうちの予め規定された条件に合致するデータを送信したネットワークノードに関するノード情報を第1のノード情報記憶手段に記憶する第1のノード情報記憶ステップと、
    前記制御部が通信処理を実行することのできない省電力状態に移行する移行条件が満たされたか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによって前記移行条件が満たされたと判定されると、前記第1のノード情報記憶手段に記憶されているノード情報を前記通信部に通知する通知ステップとを、前記制御部が備えるコンピュータに実行させ、
    前記通知ステップで通知されるノード情報を第2のノード情報記憶手段に記憶する第2のノード情報記憶ステップと、
    前記制御部が前記省電力状態であるとき、前記第2のノード情報記憶手段に記憶されているノード情報に基づいて通信処理を実行する通信制御ステップとを、前記通信部が備えるコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
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