JP4952451B2 - 情報通信装置、情報通信システム、及び情報通信方法 - Google Patents
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Description
・受信側がいつでも受信可能であるにもかかわらず、送信側が所定信号の受信待ち状態になって、受信ノードの受信準備を確認する必要がある。これは送信側の消費電力の観点から無駄である。
・受信側がいつでも受信可能であるにもかかわらず、送信側は所定信号を受信するまでデータ送信ができない。これは不要なデータ送信遅延である。
また、本発明に係る情報通信装置は、複数の送信モードを持つ情報通信装置において、送信先の情報通信装置との通信に省電力通信制御が必要か否かの情報が記憶される記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報に基づき、少なくとも、通信時に所定信号を授受することにより省電力通信を行う省電力送信モード及び常時通信動作が可能な通常送信モードの何れかのモードにより通信を制御する送信制御手段とを備え、前記送信制御手段は、前記省電力送信モードのとき、送信先の情報通信装置から前記所定信号を受信した後、送信を開始し、前記通常送信モードのとき、直ちに送信を開始するものである。
本実施の形態1における情報通信装置(以下、「ノード」ともいう)は、複数の送信モード(後述)を持ち、通信時に省電力制御が必要なノード、例えばバッテリ駆動のノード(以下、「省電力通信制御ノード」という)と、省電力通信制御ノードより連続運転時に長時間連続動作が可能であり、通信時に省電力制御が不必要なノード、例えば外部電源駆動のノード(以下、「省電力通信制御不要ノード」という)とが混在する情報通信システム(例えば、マルチホップネットワークなど)に用いられ、各ノード間でデータを送受信するものである。
受信準備完了状態(S203)は、「受信準備完了信号(S301)を送信、その後、一定時間の間、受信準備完了信号ACK(S302)待ちをする」という状態である。
受信準備完了状態(S203)の時に、送信ノードから受信準備完了信号ACK(S302)が受信できない場合(S207)、受信ノードはスリープ状態(S201)へ状態遷移する。
受信準備完了信号ACKを受信した場合(S204)、送信ノードがデータ送信を行うと判断してデータ受信状態(S205)に状態遷移し、受信完了(S206)した後、再びスリープ状態(S201)へ戻る。
受信準備完了信号(S301)を受信すると(S104)、受信準備完了信号ACK(S302)を送信する(S105)。受信準備完了信号ACK(S302)送信後(S106)、送信ノードは、データ送信状態(S107)になり、データを送信(S303)する。
以上がRICERの通信方式である。
次に、このような消費電力の無駄、データ送信遅延を削減する、本実施の形態1の構成・動作について説明する。
このような構成における本実施の形態1の動作について図5を用いて説明する。
以下、本実施の形態1における送信ノード400の動作を、上述した従来技術における動作(図1)との相違点を中心に説明する。従来技術と同様の動作は、図1と同じ番号を割り振り、詳細な説明は省略する。
省電力通信制御不要ノード記憶部403に、送信先ノードが、省電力通信制御が不要であるノードとして記憶されていれば(S502)、通常送信モードを選択してデータを直ちに送信する(S107)。これにより、省電力通信制御が不要であるノードとして記憶されているノード、即ち、省電力通信制御不要ノードとの通信は、受信準備完了信号を待つことなく通信を行うこととなる。
・受信ノードが省電力通信制御の必要ないノードであった場合、送信ノードが受信準備完了信号待ち状態(S103)になることなく送信を開始するので、待ち状態時の消費電力の無駄が減少する。
・受信ノードが省電力通信制御の必要ないノードであった場合、送信ノードは受信準備完了信号(S301)を受信を待つことなくデータ送信を行うので、データ送信遅延が減少する。
上記実施の形態1では、省電力通信制御不要ノード記憶部403に省電力通信制御が不要であるノードの情報が予め記憶されてる場合について説明したが、本実施の形態2においては、受信ノードは、自ノードが省電力通信制御不要ノードである旨を送信ノードに通知する機能を持ち、送信ノードは、当該通知に基づき省電力通信制御不要ノード記憶部403の情報を更新する。
データ通信制御部602は、データ通信部601と接続されており、周囲の各ノードに対し、自ノードと通信する場合には、省電力通信制御が不要である旨の情報を報知する。
このような構成における本実施の形態2の動作について図7を用いて説明する。
以下、本実施の形態2における受信ノード600の動作を、上述した従来技術における動作(図2)との相違点を中心に説明する。従来技術と同様の動作は、図2と同じ番号を割り振り、詳細な説明は省略する。
データ受信状態(S205)タイムアウト時(S701)は、省電力通信制御不要提示信号を周囲のノードに対して送信(同報送信)する(S702)。この省電力通信制御不要提示信号は、自ノードとの通信を行う際には省電力通信制御を行う必要がない旨の情報を含む信号である。省電力通信制御不要提示信号の送信後(S703)、再びデータ受信状態(S205)へ戻る。
このように、受信ノード600は、所定の周期ごとに省電力通信制御不要提示信号を送信することとなる。
また、省電力通信制御が必要か否かの情報を、受信準備完了信号(S301)に付加しても良い。
Claims (9)
- 複数の送信モードを持つ情報通信装置において、
送信先の情報通信装置との通信に省電力通信制御が必要か否かの情報が記憶される記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された情報に基づき、通信時に所定信号を授受することにより省電力通信を行う省電力送信モード及び常時通信動作が可能な通常送信モードの何れかのモードにより通信を制御する送信制御手段と
を備えたことを特徴とする情報通信装置。 - 複数の送信モードを持つ情報通信装置において、
送信先の情報通信装置との通信に省電力通信制御が必要か否かの情報が記憶される記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された情報に基づき、少なくとも、通信時に所定信号を授受することにより省電力通信を行う省電力送信モード及び常時通信動作が可能な通常送信モードの何れかのモードにより通信を制御する送信制御手段と
を備え、
前記送信制御手段は、
前記省電力送信モードのとき、送信先の情報通信装置から前記所定信号を受信した後、送信を開始し、
前記通常送信モードのとき、直ちに送信を開始することを特徴とする情報通信装置。 - 前記送信制御手段は、
自情報通信装置以外の前記情報通信装置から省電力通信制御が必要か否かの情報を受信したとき、
前記記憶手段に当該情報を記憶させることを特徴とする請求項1又は2記載の情報通信装置。 - 請求項1〜3の何れかに記載の情報通信装置と通信する情報通信装置であって、
自情報通信装置以外の前記情報通信装置に対し、自情報通信装置との通信に省電力通信制御が必要か否かの情報を報知する受信制御手段を備えたことを特徴とする情報通信装置。 - 前記受信制御手段は、
前記省電力通信制御が必要か否かの情報を、前記所定信号としての当該情報通信装置が受信可能である旨を示す受信準備完了信号に付加して、所定の周期ごとに同報送信することを特徴とする請求項4記載の情報通信装置。 - 前記受信制御手段は、
省電力通信制御が必要でない場合における、前記受信準備完了信号の送信周期を、
省電力通信制御が必要である場合における、前記受信準備完了信号の送信周期より長い周期とすることを特徴とする請求項5記載の情報通信装置。 - 前記受信制御手段は、
当該情報通信装置が、連続動作可能であるとき、省電力通信制御が必要でない旨の情報を送信することを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の情報通信装置。 - 請求項1〜3の何れかに記載の情報通信装置と、
請求項4〜7の何れかに記載の情報通信装置と
を少なくとも1以上備えたことを特徴とする情報通信システム。 - 複数の送信モードを持つ情報通信装置における情報通信方法であって、
送信先の情報通信装置との通信に省電力通信制御が必要か否かの情報を取得するステップと、
取得した前記省電力通信制御が必要か否かの情報に基づき、少なくとも、通信時に所定信号を授受することにより省電力通信を行う省電力送信モード及び常時通信動作が可能な通常送信モードの何れかのモードを選択するステップと、
前記省電力送信モードのとき、送信先の情報通信装置から前記所定信号を受信した後、送信を開始し、前記通常送信モードのとき、直ちに送信を開始するステップと
を有することを特徴とする情報通信方法。
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