JP2011524854A - レバミピドの医薬組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
[1](1)レバミピド、(2)アミノ糖および(3)緩衝剤を含有し、無機性の陽イオンを含有しない医薬組成物。
[2]前記アミノ糖がD−グルコサミンおよびメグルミンからなる群から選ばれた少なくとも1種である[1]に記載の医薬組成物。
[3]前記緩衝剤がホウ酸、リン酸およびアミノ酸からなる群から選ばれた少なくとも1種である[1]または[2]に記載の医薬組成物。
[4]さらにpH調整剤を含む[1]〜[3]のいずれかに記載の医薬組成物。
[5]さらに溶解補助剤を含む[1]〜[4]のいずれかに記載の医薬組成物。
[6]前記溶解補助剤がポリビニルピロリドンおよびマクロゴールからなる群から選ばれた少なくとも1種である[5]に記載の組成物。
[7]医薬組成物が点眼用医薬組成物である[1]〜[6]のいずれかに記載の医薬組成物。
[8]局所的に眼へ投与することにより、ドライアイを治療するための[1]〜[7]のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
)等が挙げられる。
本発明において、用語「無機性の陽イオンを含有しない医薬組成物」とは、医薬組成物が実質的に無機性の陽イオンを含有しないことを意味する。より詳細には、医薬組成物中の陽イオンの量が15mEq未満、好ましくは1.5mEq未満、より好ましくは0.3mEq未満である。
本発明の医薬組成物は、透明性に優れているので、これを着衣にこぼした場合にも衣服が着色する虞れはない。
適量の精製水を攪拌しながらレバミピド、ポリビニルピロリドン(K−25)、ホウ酸、メグルミン、グリセリンを加え溶解し、塩酸を用いてpHを調整した。攪拌にはホモミキサーやホモジナイザーなどの強力な攪拌機は使用せず、低速のプロペラ攪拌機を用いたが、すべての成分は容易に溶解した。さらに0.2μmフィルターで無菌濾過し医薬組成物を得た。この医薬組成物は微黄色から淡黄色澄明であった。
適量の精製水を攪拌しながらレバミピド、ポリビニルピロリドン(K−25)、ホウ酸、メグルミン、グリセリンを加え溶解し、塩酸を用いてpHを調整した。攪拌にはホモミキサーやホモジナイザーなどの強力な攪拌機は使用せず、低速のプロペラ攪拌機を用いたが、すべての成分は容易に溶解した。さらに0.2μmフィルターで無菌濾過し医薬組成物を得た。この医薬組成物は微黄色から淡黄色澄明であった。
適量の精製水を攪拌しながらレバミピド、ポリビニルピロリドン(K−25)、ホウ酸、メグルミン、グリセリンを加え溶解し、塩酸を用いてpHを調整した。攪拌にはホモミキサーやホモジナイザーなどの強力な攪拌機は使用せず、低速のプロペラ攪拌機を用いたが、すべての成分は容易に溶解した。さらに0.2μmフィルターで無菌濾過し医薬組成物を得た。この医薬組成物は無色から微黄色澄明であった。
適量の精製水を攪拌しながらレバミピド、ポリビニルピロリドン(K−25)、ホウ酸、メグルミン、グリセリンを加え溶解し、塩酸を用いてpHを調整した。攪拌にはホモミキサーやホモジナイザーなどの強力な攪拌機は使用せず、低速のプロペラ攪拌機を用いたが、すべての成分は容易に溶解した。さらに0.2μmフィルターで無菌濾過し医薬組成物を得た。この医薬組成物は微黄色から淡黄色澄明であった。
適量の精製水を攪拌しながらレバミピド、ポリビニルピロリドン(K−25)、ホウ酸、メグルミン、グリセリンを加え溶解し、塩酸を用いてpHを調整した。攪拌にはホモミキサーやホモジナイザーなどの強力な攪拌機は使用せず、低速のプロペラ攪拌機を用いたが、すべての成分は容易に溶解した。さらに0.2μmフィルターで無菌濾過し医薬組成物を得た。この医薬組成物は微黄色から淡黄色澄明であった。
適量の精製水を攪拌しながらレバミピド、ポリビニルピロリドン(K−25)、ホウ酸、メグルミン、グリセリンを加え溶解し、塩酸を用いてpHを調整した。攪拌にはホモミキサーやホモジナイザーなどの強力な攪拌機は使用せず、低速のプロペラ攪拌機を用いたが、すべての成分は容易に溶解した。さらに0.2μmフィルターで無菌濾過し医薬組成物を得た。この医薬組成物は微黄色から淡黄色澄明であった。
適量の精製水を攪拌しながらレバミピド、ポリビニルピロリドン(K−25)、ホウ酸、メグルミン、グリセリンを加え溶解し、塩酸を用いてpHを調整した。攪拌にはホモミキサーやホモジナイザーなどの強力な攪拌機は使用せず、低速のプロペラ攪拌機を用いたが、すべての成分は容易に溶解した。さらに0.2μmフィルターで無菌濾過し医薬組成物を得た。この医薬組成物は無色から微黄色澄明であった。
適量の精製水を攪拌しながらレバミピド、ポリビニルピロリドン(K−25)、ホウ酸、メグルミン、グリセリンを加え溶解し、塩酸を用いてpHを調整した。攪拌にはホモミキサーやホモジナイザーなどの強力な攪拌機は使用せず、低速のプロペラ攪拌機を用いたが、すべての成分は容易に溶解した。さらに0.2μmフィルターで無菌濾過し医薬組成物を得た。この医薬組成物は微黄色から淡黄色澄明であった。
実施例1においてポリビニルピロリドン(K−25)をポリビニルピロリドン(K−17)とする以外は、実施例1と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例2においてポリビニルピロリドン(K−25)をポリビニルピロリドン(K−17)とする以外は、実施例2と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例3においてポリビニルピロリドン(K−25)をポリビニルピロリドン(K−17)とする以外は、実施例3と同様にして無色から微黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例4においてポリビニルピロリドン(K−25)をポリビニルピロリドン(K−17)とする以外は、実施例4と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例5においてポリビニルピロリドン(K−25)をポリビニルピロリドン(K−17)とする以外は、実施例5と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例6においてポリビニルピロリドン(K−25)をポリビニルピロリドン(K−17)とする以外は、実施例6と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例7においてポリビニルピロリドン(K−25)をポリビニルピロリドン(K−17)とする以外は、実施例7と同様にして無色から微黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例8においてポリビニルピロリドン(K−25)をポリビニルピロリドン(K−17)とする以外は、実施例8と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例1において塩酸をクエン酸とする以外は、実施例1と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例2において塩酸をクエン酸とする以外は、実施例2と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例3において塩酸をクエン酸とする以外は、実施例3と同様にして無色から微黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例4において塩酸をクエン酸とする以外は、実施例4と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例5において塩酸をクエン酸とする以外は、実施例5と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例6において塩酸をクエン酸とする以外は、実施例6と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例7において塩酸をクエン酸とする以外は、実施例7と同様にして無色から微黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例8において塩酸をクエン酸とする以外は、実施例8と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例1においてグリセリン(0.722g)をショ糖(2.889g)とする以外は、実施例1と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例2においてグリセリン(1.185g)をショ糖(4.741g)とする以外は、実施例2と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例3においてグリセリン(0.796g)をショ糖(3.185g)とする以外は、実施例3と同様にして無色から微黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例4においてグリセリン(0.398g)をショ糖(1.593g)とする以外は、実施例4と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例5においてグリセリン(0.991g)をショ糖(3.963g)とする以外は、実施例5と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例6においてグリセリン(1.389g)をショ糖(5.556g)とする以外は、実施例6と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例7においてグリセリン(1.046g)をショ糖(4.185g)とする以外は、実施例7と同様にして無色から微黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例8においてグリセリン(0.676g)をショ糖(2.704g)とする以外は、実施例8と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例1においてグリセリン(0.722g)をショ糖(2.889g)とし、塩酸をクエン酸とする以外は、実施例1と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例5においてグリセリン(0.991g)をショ糖(3.963g)とし、塩酸をクエン酸とする以外は、実施例5と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例1においてグリセリン(0.722g)をショ糖(2.889g)とし、塩酸をリン酸とする以外は、実施例1と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
実施例5においてグリセリン(0.991g)をショ糖(3.963g)とし、塩酸をリン酸とする以外は、実施例5と同様にして微黄色から淡黄色澄明の医薬組成物を得た。
適量の精製水を攪拌しながらレバミピド、ホウ酸、メグルミン、グリセリンを加え溶解し、塩酸を用いてpHを調整した。攪拌にはホモミキサーやホモジナイザーなどの強力な攪拌機は使用せず、低速のプロペラ攪拌機を用いたが、すべての成分は容易に溶解した。さらに0.2μmフィルターで無菌濾過し医薬組成物を得た。この医薬組成物は無色澄明であった。
適量の精製水を攪拌しながらレバミピド、ホウ酸、メグルミン、グリセリンを加え溶解し、塩酸を用いてpHを調整した。攪拌にはホモミキサーやホモジナイザーなどの強力な攪拌機は使用せず、低速のプロペラ攪拌機を用いたが、すべての成分は容易に溶解した。さらに0.2μmフィルターで無菌濾過し医薬組成物を得た。この医薬組成物は無色澄明であった。
適量の精製水を攪拌しながらレバミピド、ホウ酸、メグルミン、グリセリンを加え溶解し、塩酸を用いてpHを調整した。攪拌にはホモミキサーやホモジナイザーなどの強力な攪拌機は使用せず、低速のプロペラ攪拌機を用いたが、すべての成分は容易に溶解した。さらに0.2μmフィルターで無菌濾過し医薬組成物を得た。この医薬組成物は無色澄明であった。
適量の精製水を攪拌しながらレバミピド、ホウ酸、メグルミン、グリセリンを加え溶解し、塩酸を用いてpHを調整した。攪拌にはホモミキサーやホモジナイザーなどの強力な攪拌機は使用せず、低速のプロペラ攪拌機を用いたが、すべての成分は容易に溶解した。さらに0.2μmフィルターで無菌濾過し医薬組成物を得た。この医薬組成物は無色澄明であった。
実施例37において塩酸をクエン酸とする以外は、実施例37と同様にして無色澄明の医薬組成物を得た。
実施例39において塩酸をクエン酸とする以外は、実施例39と同様にして無色澄明の医薬組成物を得た。
実施例37においてグリセリン(0.861g)をショ糖(3.444g)とする以外は、実施例37と同様にして無色澄明の医薬組成物を得た。
実施例39においてグリセリン(1.287g)をショ糖(5.148g)とする以外は、実施例39と同様にして無色澄明の医薬組成物を得た。
実施例37においてグリセリン(0.861g)をショ糖(3.444g)とし、塩酸をクエン酸とする以外は、実施例37と同様にして無色澄明の医薬組成物を得た。
実施例39においてグリセリン(1.287g)をショ糖(5.148g)とし、塩酸をクエン酸とする以外は、実施例39と同様にして無色澄明の医薬組成物を得た。
実施例37においてグリセリン(0.861g)をショ糖(3.444g)とし、塩酸をリン酸とする以外は、実施例37と同様にして無色澄明の医薬組成物を得た。
実施例39においてグリセリン(1.287g)をショ糖(5.148g)とし、塩酸をリン酸とする以外は、実施例39と同様にして無色澄明の医薬組成物を得た。
水酸化ナトリウム4.4gに精製水を加えて溶かした水酸化ナトリウム水溶液700mlにレバミピド20gを加えた。該混合物を加熱溶解後30〜40℃にした液を、10N塩酸12ml、精製水68mlおよび10w/v%のヒドロキシプロピルメチルセルロース(信越化学製、TC−5E)水溶液200mlを混和して氷冷した液に、1400rpmの速度で攪拌し、超音波を照射しながら、徐々に注ぎ、レバミピドの結晶を析出させた。結晶析出後、攪拌速度を3000rpmに上げ、さらに20分間攪拌した。析出完了後終了後、5N水酸化ナトリウム溶液にてpHを6〜6.5に調整し、精製水で全容量を1リットルに調整してレバミピド結晶の水性懸濁液を調製した。
部分ケン化ポリビニルアルコール(クラレ製、Poval 224C)0.5g、クエン酸0.11g、クエン酸ナトリウム0.146g、塩化ナトリウム0.715gおよび塩化カリウム0.180gを80mlの精製水に加え、加熱溶解して冷却後、ろ過し、ろ液にレバミピドを加えて攪拌し、さらに精製水を加えて全容量を100mlとして水性懸濁液を調製した。
(菌種)
接種菌として以下の菌株を使用した。
細菌: 大腸菌,Escherichia Coli NBRC 3972
緑膿菌,Pseudomonas aeruginosa NBRC 13275
黄色ブドウ球菌,Staphylococcus aureus NBRC 13276
酵母菌およびカビ類: カンジダ,Candida albicans NBRC 1594
クロコウジカビ,Aspergillus niger NBRC 9455
酵母菌およびカビ類の生菌数の測定は、SCDLP培地で10倍希釈を繰り返した希釈液1mLをシャーレに加え、更に15〜20mLのSCDLPカンテン培地を加えた。この培地を30〜35℃で5日間培養した後に、生菌数を計測した。生菌数が300個以下となるシャーレから得られた計測数を採用した。
真菌の生菌数の測定は、GPLP培地で10倍希釈を繰り返した希釈液1mLをシャーレに加え、更に15〜20mLのGPLPカンテン培地を加えた。この培地を20〜25℃で5日間培養した後に、生菌数を計測した。生菌数が100個以下となるシャーレから得られた計測数を採用した。
各計測数に希釈倍率を乗じた結果を生菌数とし、試験開始時の生菌数を100とした百分率で求めた。
細菌については、14日後の結果が接種菌数に対して0.1%以下であれば「適」、28日後の結果が14日後のレベルと同等若しくはそれ以下であれば「適」とし、いずれも「適」であれば保存効力ありと判定した。
酵母菌およびカビ類については、結果が接種菌数と同レベル若しくはそれ以下であれば「適」とし、いずれも「適」の場合に保存効力ありと判定した。
Claims (8)
- (1)レバミピド、(2)アミノ糖および(3)緩衝剤を含有し、無機性の陽イオンを含有しない医薬組成物。
- 前記アミノ糖がD−グルコサミンおよびメグルミンからなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載の医薬組成物。
- 前記緩衝剤がホウ酸、リン酸およびアミノ酸からなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1または2に記載の医薬組成物。
- さらにpH調整剤を含む請求項1〜3のいずれかに記載の医薬組成物。
- さらに溶解補助剤を含む請求項1〜4のいずれかに記載の医薬組成物。
- 前記溶解補助剤がポリビニルピロリドンおよびマクロゴールからなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項5に記載の組成物。
- 医薬組成物が点眼用医薬組成物である請求項1〜6のいずれかに記載の医薬組成物。
- 局所的に眼へ投与することにより、ドライアイを治療するための請求項1〜7のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
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