JP2011146681A - 圧粉コア及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】磁性粉末を含有する原料粉末を加圧成形することにより、ステータヨーク21から複数のティース22が突出した形状のステータコア23を製造する。この製造方法は、2段階の加圧成形工程からなる。第一成形工程は、部品用原料粉末を部品成形用金型に充填し、所定のプレス圧で加圧成形して部品を製造する。第二成形工程は、第一成形工程で得られた複数の部品を圧粉コア成形用金型内に入れ、各部品がティース22を形成するように各部品を圧粉コア成形用金型内の所定位置に配置する。そして、本体部分用原料粉末を圧粉コア成形用金型内に充填し、所定のプレス圧で加圧成形してステータコア23を得る。このとき、第一成形工程において部品を成形する際のプレス圧は、第二成形工程においてステータコア23を成形する際のプレス圧よりも高圧とする。
【選択図】図1
Description
そこで、本発明は、上記のような従来技術が有する問題点を解決し、優れた磁気特性を有する複雑形状の圧粉コア及びその製造方法を提供することを課題とする。
また、前記第一成形工程において前記各種部品のうち少なくとも1種を成形する際には、内面に潤滑剤を塗布した前記部品成形用金型を用い、前記第二成形工程において前記圧粉コアを成形する際には、潤滑剤を含有する前記本体部分用原料粉末を用いることが好ましい。
さらに、前記各種部品のうち少なくとも1種を成形する際に用いられる前記部品用原料粉末に含まれる不純物の濃度は、前記本体部分用原料粉末に含まれる不純物の濃度よりも低く且つ1000ppm未満であることが好ましい。
さらに、前記本体部分用原料粉末の平均粒径が前記部品用原料粉末の平均粒径よりも小さいことが好ましい。その場合には、前記本体部分用原料粉末の平均粒径が50μm以上100μm以下で、前記部品用原料粉末の平均粒径が200μm以上300μm以下であることがより好ましい。
さらに、本発明に係る圧粉コアは、磁性粉末を含有する原料粉末を加圧成形することにより得られ、本体部分から1箇所以上の突起部が突出した形状の圧粉コアであって、上記のような本発明に係る圧粉コアの製造方法により製造されたものであることを特徴とする。
よって、突起部(ティース)に対応する成形体をあらかじめ高圧で加圧成形して作製しておき、その成形体を金型に入れ、さらに磁性粉末を充填し加圧成形すれば、磁束密度が高く且つ飽和しにくい突起部を有する圧粉コアを得ることができる。
〔第一実施形態〕
図1は、本発明に係る圧粉コアを鉄心として用いた電磁ユニット(モータを構成する要素)の構造を説明する斜視図であり、図2は、図1の電磁ユニットの分解斜視図である。なお、図1においては、電磁ユニットの細部の構造が見えやすいように、ロータ及びステータが備えるティースの図示を一部のみ省略してある。
ステータ20は、環状のステータヨーク21及び複数のティース22からなるステータコア23と、ステータコア23の内径面に沿うように(詳しくは、後述するように並ぶ複数のティース22の列に沿うように)同心に近接配置された環状のコイル25と、で構成されている。なお、コイル25の巻数は特に限定されるものではなく、供給される電圧に応じて適宜設定すればよい。
この電磁ユニットは、優れた磁気特性と最適化された複雑な3次元形状を有する圧粉コアを鉄心として用いているので、電磁鋼板などを鉄心として用いた場合に比べて、背景技術の項に前記したような優位性を有している。そして、このような電磁ユニットは、電気機器,電子機器,産業用機械,自動車,ロボット等に組み込まれるモータを構成する要素として好適である。
まず、第一成形工程により、ステータ20のティース22を形成する部品(例えば、図1,2の場合のような柱状の部品)を製造する。その際には、部品用原料粉末を部品成形用金型に充填し所定のプレス圧で加圧成形する。部品は1種類でもよいが、その形状,部品用原料粉末の種類,成形条件等が異なる複数種の部品を所望により製造してもよい。
上記のような部品用原料粉末からティース22に対応する部品を作製するが、部品は1種のみならず、その形状,部品用原料粉末の種類,成形条件等が異なる複数種の部品を作製してもよく、これらをティース部分に限らずあらゆる部位に用いることが可能である。ティース22はさほど複雑な形状を持たない場合が多いため、部品は高圧の加圧成形で製造することができ、第二成形工程における加圧成形よりも高圧で加圧成形することができる。複数種の部品を作製する場合には、いずれの種類の部品についても、第二成形工程における加圧成形よりも高圧で加圧成形する。
さらに、部品の加圧成形を行う際には、潤滑剤を用いることが好ましい。その際には、潤滑剤を部品用原料粉末に混合してもよいが、高密度の成形体を得るためには、部品成形用金型の内面に潤滑剤を塗布して部品用原料粉末には潤滑剤を混合しない金型潤滑法を用いることが好ましい。使用する潤滑剤の種類は特に限定されるものではないが、例えばステアリン酸系潤滑剤があげられる。
次に、こうして得られた1種又は複数種の部品と本体部分用原料粉末とを用いて、圧粉コアを作製する。ティース22に対応する部品は既に加圧成形されたものであるので、第二成形工程において再び加圧されても、その体積はほとんど変化しない。そのため、このことを考慮した上で各パンチの初期位置を適切に決める必要がある。例えば、図3のような圧粉コアの場合には、パンチは1段で済むが、図4のような圧粉コアの場合にはパンチは3段とする必要がある。
第二実施形態の電磁ユニットの構造を、図6,7を参照しながら詳細に説明する。図6は、第二実施形態の電磁ユニットの構造を説明する斜視図であり、図7は、図6の電磁ユニットの分解斜視図である。ただし、第二実施形態の電磁ユニットの構成及び作用効果は、第一実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。また、図6,7においては、図1,2と同一又は相当する部分には、図1,2と同一の符号を付してある。
第三実施形態の電磁ユニットの構造を、図8,9を参照しながら詳細に説明する。図8は、第三実施形態の電磁ユニットの構造を説明する斜視図であり、図9は、図8の電磁ユニットの分解斜視図である。ただし、第三実施形態の電磁ユニットの構成及び作用効果は、第一,第二実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。また、図8,9においては、図1,2と同一又は相当する部分には、図1,2と同一の符号を付してある。
第四実施形態の電磁ユニットの構造を、図10,11を参照しながら詳細に説明する。図10は、第四実施形態の電磁ユニットの構造を説明する斜視図であり、図11は、図10の電磁ユニットの分解斜視図である。ただし、第四実施形態の電磁ユニットの構成及び作用効果は、第一〜第三実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。また、図10,11においては、図1,2と同一又は相当する部分には、図1,2と同一の符号を付してある。
第五実施形態のモータの構造を、図12を参照しながら詳細に説明する。図12は、第五実施形態のモータの構造を説明する斜視図である。ただし、第五実施形態のモータを構成する要素である電磁ユニットの構成及び作用効果は、第一〜第四実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。また、図12においては、図1,2と同一又は相当する部分には、図1,2と同一の符号を付してある。
第六実施形態のモータの構造を、図13を参照しながら詳細に説明する。図13は、第六実施形態のモータの構造を説明する斜視図である。ただし、第六実施形態のモータを構成する要素である電磁ユニットの構成及び作用効果は、第一〜第四実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。また、図13においては、図1,2と同一又は相当する部分には、図1,2と同一の符号を付してある。
モータを構成する各電磁ユニットU1,U2のうち少なくとも一方においては、ロータ10の磁極31とステータ20のティース22との回転位置が一致しておらず(正対状態ではない)、ずれている。そして、両電磁ユニットU1,U2のずれ量の差は1/4ピッチとなっている。例えば、図13のモータの場合は、上側の電磁ユニットU2においては、ロータ10の磁極31のうちS極31Sとステータ20のティース22との回転位置が一致しており、下側の電磁ユニットU1においては1/4ピッチずれている。
第七実施形態の電磁ユニットについて、以下に詳細に説明する。ただし、第七実施形態の電磁ユニットの構成及び作用効果は、第一〜第六実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。
上記第一〜第六実施形態におけるステータコア23においては、ステータヨーク21とティース22との接合部分の接合強度は十分なものであったが、該接合部分における割れなどの発生を確実に防止するためには、該接合部分の接合強度をより高めることが好ましい。
なお、上記の各実施形態は本発明の一例を示したものであって、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、電磁ユニット,モータの構造や圧粉コアの形状は特に限定されるものではなく、本発明はあらゆる構造の軟磁性部品に対して適用することができる。
表1に示すように、磁性粉末にバインダと潤滑剤を混合した部品用原料粉末を部品成形用金型内に充填し、加圧成形して部品を作製した。部品の寸法は縦6mm、横6mm、高さ25mmである。そして、この部品を圧粉コア成形用金型内に配するとともに、磁性粉末にバインダと潤滑剤を混合した本体部分用原料粉末(部品用原料粉末と同一の物)を圧粉コア成形用金型内に充填し、加圧成形して実施例1及び比較例1の圧粉コアを作製した。圧粉コアにおける前記部品の固定位置は、図5のように、部品の表面のうち径方向内径側部分及び軸方向先端面のみがステータヨークから露出し、その他の部分がステータヨークに覆われるようにした。
前述の実施例1の圧粉コアに、500℃で1時間加熱する熱処理を施して(実施例2とする)、熱処理の有無によるモータの性能の差異を比較した。結果を表2に示す。なお、表2に示した各モータのトルク及び効率は、従来例のモータのトルク及び効率を1とした場合の相対値でそれぞれ示してある。
表2から、熱処理を施すことによって圧粉コアの鉄損が減少し、結果として効率が上昇することがわかる。
部品を加圧成形する際に、潤滑剤を部品用原料粉末に混合するか、混合せず金型潤滑法を用いるかによって、モータの性能に差異が出るかを検討した。結果を表3に示す。なお、表3に示した各モータのトルク及び効率は、従来例のモータのトルク及び効率を1とした場合の相対値でそれぞれ示してある。
表3から、潤滑剤を部品用原料粉末に混合して部品を製造した実施例2と比べて、金型潤滑法を用いて部品を製造した実施例3は、部品の密度が高いためモータのトルクが高いことがわかる。
原料粉末に含まれるバインダの量によるモータの性能の差異を比較した。結果を表4に示す。なお、表4に示した各モータのトルク及び効率は、従来例のモータのトルク及び効率を1とした場合の相対値でそれぞれ示してある。
表4から、部品用原料粉末に含まれるバインダの含有量と本体部分用原料粉末に含まれるバインダの含有量が等しい実施例3と比べて、部品用原料粉末に含まれるバインダの含有量が本体部分用原料粉末に含まれるバインダの含有量よりも少ない実施例4は、部品の密度が高いためモータのトルクが高いことがわかる。
原料粉末に含まれる不純物の濃度によるモータの性能の差異を比較した。結果を表5に示す。なお、表5に示した各モータのトルク及び効率は、従来例のモータのトルク及び効率を1とした場合の相対値でそれぞれ示してある。
表5から、部品用原料粉末に含まれる不純物の濃度が通常の高さである実施例4(1000ppm)と比べて、部品用原料粉末に含まれる不純物の濃度が通常よりも低い実施例5(100ppm)は、モータの効率が高いことがわかる。
部品用原料粉末に用いる磁性粉末に扁平加工が施されているか否かによる、モータの性能の差異を比較した。部品は、その側面(高さ25mm×縦又は横6mmの面)をプレス面として加圧成形することにより作製した。結果を表6に示す。なお、表6に示した各モータのトルク及び効率は、従来例のモータのトルク及び効率を1とした場合の相対値でそれぞれ示してある。
表6から、扁平加工が施されていない通常の磁性粉末を用いた実施例5と比べて、扁平加工が施され粒子形状が扁平な磁性粉末を用いた実施例6は、部品の透磁率が高いためモータのトルクが高いことがわかる。
本体部分用原料粉末と部品用原料粉末の平均粒径を変化させた場合の、モータの性能の差異を比較した。結果を表7に示す。なお、圧粉コアの製造方法は、本体部分用原料粉末と部品用原料粉末の平均粒径が異なる点を除いては、実施例1と同様である。また、表7に示した各モータのトルク,効率,及び圧粉コアの機械強度は、実施例6のモータのトルク,効率,及び圧粉コアの機械強度を1とした場合の相対値でそれぞれ示してある。
11 ロータヨーク
12 ティース
20 ステータ
21 ステータヨーク
22 ティース
23 ステータコア
25 コイル
U1,U2,U3 電磁ユニット
31S S極
31N N極
Claims (9)
- 磁性粉末を含有する原料粉末を加圧成形することにより、本体部分から1箇所以上の突起部が突出した形状の圧粉コアを製造する方法であって、
部品用原料粉末を部品成形用金型に充填し所定のプレス圧で加圧成形して1種以上の部品を製造する第一成形工程と、
前記第一成形工程で得られた前記各種部品を、それぞれ1個以上圧粉コア成形用金型内に入れ、前記部品が前記突起部を形成するように前記部品を前記圧粉コア成形用金型内の所定位置に配置するとともに、本体部分用原料粉末を前記圧粉コア成形用金型内に充填し、所定のプレス圧で加圧成形して前記圧粉コアを得る第二成形工程と、
を備え、
前記第一成形工程において前記各種部品を成形する際の前記各プレス圧はいずれも、前記第二成形工程において前記圧粉コアを成形する際の前記プレス圧よりも高圧であることを特徴とする圧粉コアの製造方法。 - 前記第二成形工程で得られた前記圧粉コアを熱処理する熱処理工程を備えることを特徴とする請求項1に記載の圧粉コアの製造方法。
- 前記第一成形工程において前記各種部品のうち少なくとも1種を成形する際には、内面に潤滑剤を塗布した前記部品成形用金型を用い、前記第二成形工程において前記圧粉コアを成形する際には、潤滑剤を含有する前記本体部分用原料粉末を用いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧粉コアの製造方法。
- 前記部品用原料粉末及び前記本体部分用原料粉末はバインダを含有し、前記各種部品のうち少なくとも1種を成形する際に用いられる前記部品用原料粉末に含まれる前記バインダの含有量は、前記本体部分用原料粉末に含まれる前記バインダの含有量よりも少ないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の圧粉コアの製造方法。
- 前記各種部品のうち少なくとも1種を成形する際に用いられる前記部品用原料粉末に含まれる不純物の濃度は、前記本体部分用原料粉末に含まれる不純物の濃度よりも低く且つ1000ppm未満であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の圧粉コアの製造方法。
- 前記各種部品のうち少なくとも1種を成形する際に用いられる前記部品用原料粉末は、扁平加工が施されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の圧粉コアの製造方法。
- 前記本体部分用原料粉末の平均粒径が前記部品用原料粉末の平均粒径よりも小さいことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の圧粉コアの製造方法。
- 前記本体部分用原料粉末の平均粒径が50μm以上100μm以下で、前記部品用原料粉末の平均粒径が200μm以上300μm以下であることを特徴とする請求項7に記載の圧粉コアの製造方法。
- 磁性粉末を含有する原料粉末を加圧成形することにより得られ、本体部分から1箇所以上の突起部が突出した形状の圧粉コアであって、請求項1〜8のいずれか一項に記載の圧粉コアの製造方法により製造されたものであることを特徴とする圧粉コア。
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