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JP2008248306A - 圧粉成形用粉末および圧粉成形磁芯ならびにその製造方法 - Google Patents

圧粉成形用粉末および圧粉成形磁芯ならびにその製造方法 Download PDF

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JP2008248306A
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Takao Okochi
敬雄 大河内
Yuichiro Fujita
雄一郎 藤田
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

【課題】低コアロスで且つ高初透磁率および高重畳特性の圧粉成形磁芯、これを確実に提供できる製造方法、およびこれに用いる圧粉成形用粉末を提供する。
【解決手段】Fe−Si−Al系合金からなり、平均粒径が−200メッシュ以下で且つ酸素含有量が3000ppm以下である50〜70wt%の水アトマイズ粉と、Fe−Si−Al系合金からなり、平均粒径が−100メッシュ以下で且つ酸素含有量が300ppm以下である30〜50wt%のガスアトマイズ粉と、をブレンドしてなる、圧粉成形用粉末。また、Fe−Si−Al系合金からなり、平均粒径が−200メッシュ以下で且つ酸素含有量が3000ppm以下である50〜70wt%の水アトマイズ粉と、Fe−Si−Al系合金からなり、平均粒径が−100メッシュ以下で且つ酸素含有量が300ppm以下である30〜50wt%のガスアトマイズ粉と、をほぼ均一に含有していると共に、所定の形状に成形され且つ焼成されている、圧粉成形磁芯も含まれる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、低コアレスで且つ高初透磁率および高重畳特性を呈する圧粉成形磁芯とその製造方法ならびに係る磁芯を得るための圧粉成形用粉末に関する。
例えば、モーターなどの磁芯(コア)には、純鉄やパーマロイのほか、Fe−Si−Al系合金(Fe−5〜11wt%Si−3〜8wt%Al)が用いられている。係るFe−Si−Al系合金は、鋳造した場合に脆く割れ易いため、複雑な形状や小さな磁芯を製造する場合、例えば、水噴霧して得た粉末を圧粉成形した後、焼成している。
水アトマイズ(噴霧)により得られる粉末は、安価で且つ表面に微細な凹凸を有しているが、噴霧時の水分により当該粉末の表面が酸化している。このため、かなり脱酸処理しないと、水噴霧粉を圧粉成形し且つ焼成して得られる磁芯のコアロスを、所要のレベルまで低くすることができない、という問題があった。
一方、ガスアトマイズ(噴霧)にて得られたFe−Si−Al系合金の粉末と絶縁材とを混合して圧粉成形した後、得られた成形体を焼鈍することにより、低コアロスの圧粉コアを得る製造方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−74011号公報(第1〜8頁)
特許文献1の明細書における表1,2によれば、酸素含有量が200ppmのガスアトマイズ粉を用いたトロイダルコアの初透磁率(μi)は、90であるのに対し、酸素含有量が2850ppmの水アトマイズ粉を用いたトロイダルコアの初透磁率は、50に留まっている。係る結果は、各酸素含有量の差に基づくと思われる。
しかし、ガスアトマイズ粉は、ほぼ球形状を呈するため、圧粉密度を高めるには、平均粒径の小さな粉末を用いる必要があり、製造コストが高くなる。このため、コアロスが低く、初透磁率および重畳特性の高い磁芯を得るには、実用的ではなかった。
本発明は、背景技術において説明した問題点を解決し、低コアロスで且つ高初透磁率および高重畳特性の圧粉成形磁芯、これを確実に提供できる製造方法、およびこれに用いる圧粉成形用粉末を提供する、ことを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明は、前記課題を解決するため、水アトマイズ粉末とガスアトマイズ粉末とを、それぞれの粒度レベルおよび両粉末の配合割合を所定の範囲にしてブレンドする、ことに着想して成されたものである。
即ち、本発明の圧粉成形用粉末(請求項1)は、Fe−Si−Al系合金からなり、平均粒径が−200メッシュ以下で且つ酸素含有量が3000ppm以下である50〜70wt%の水アトマイズ粉と、Fe−Si−Al系合金からなり、平均粒径が−100メッシュ以下で且つ酸素含有量が300ppm以下である30〜50wt%のガスアトマイズ粉と、をブレンドしてなる、ことを特徴とする。
これによれば、酸素含有量が3000ppm以下で、平均粒径が比較的小さく且つ異形形状の水アトマイズ粉と、酸素含有量が300ppm以下で、平均粒径が比較的大きく且つほぼ球形状のガスアトマイズ粉とが、前記範囲の割合でブレンドされている。このため、混合粉を絶縁材と共に圧粉成形し、更に焼成した際に、圧粉密度が高く且つ粉末全体が比較的均一であるので、酸化によるコアロスを抑制でき、高い初透磁率で且つ高い重畳特性の圧粉成形磁芯を容易に得ることが可能となる。
前記水アトマイズ粉が50wt%未満では、コスト高になるおそれがあり、一方、70wt%を越えると、酸化によるコアロスを生じるおそれがあるため、水アトマイズ粉の割合を50〜70wt%とした。かかる水アトマイズ粉の平均粒径が−200メッシュよりも大きくなると、圧粉成形した際に内部に空隙を生じて、圧粉密度が低下するため、係る範囲を除外した。
前記ガスアトマイズ粉が30wt%未満では、コアロスが上昇し且つ重畳特性が低下し、一方、50wt%を越えると、初透磁率が低下するため、ガスアトマイズ粉の割合を30〜50wt%とした。かかるガスアトマイズ粉の平均粒径が−100メッシュよりも大きくなると、圧粉成形した際に内部に空隙を生じるおそれがあり、圧粉密度が低下するため、係る範囲を除外した。
前記酸素含有量が3000ppmまたは300ppmを越えると、コアロスを生じるおそれがあるため、上記含有量以下とした。
ガスアトマイズ粉の平均粒径を−100メッシュ以下のみとしたのは、これよりも細かくすることは、実用的な技術では高コストになるためである。
尚、前記Fe−Si−Al系合金は、Fe−5〜11wt%Si−3〜8wt%Alのほか、更にC、Mn、Cu、Ni、W、Mo、Ti、Crなどを含有したり、あるいはSやPを微量含むものも含有される。
一方、本発明の圧粉成形磁芯(請求項2)は、Fe−Si−Al系合金からなり、平均粒径が−200メッシュ以下で且つ酸素含有量が3000ppm以下である50〜70wt%の水アトマイズ粉と、Fe−Si−Al系合金からなり、平均粒径が−100メッシュ以下で且つ酸素含有量が300ppm以下である30〜50wt%のガスアトマイズ粉と、をほぼ均一に含有していると共に、所定の形状に成形され且つ焼成されている、ことを特徴とする。
これによれば、圧粉密度および焼成密度が高く且つ酸化していないため、後述するような低コアロス、高初透磁率、および高重畳特性の優れた磁気特性を有する圧粉成形磁芯となっている。このため、小型化や複雑形状する磁芯であっても、安定した磁気特性を奏する共に、比較的安価に提供することが可能となる。
尚、所定の形状には、リング形や円柱形などのほか、種々の異形も含まれる。
また、本発明には、前記圧粉成形磁芯は、初透磁率(μi)が115以上、印加磁界が20Oeにおける透磁率が初透磁率に対して65%以上、およびコアロス(Pt)が400kW/m以下の磁気特性を有する、圧粉成形磁芯(請求項3)も含まれる。
これによれば、低コアロス、高初透磁率、および高重畳特性の優れた磁気特性を有するため、各種の電磁機器やモーターなどにおいて、安定した磁芯として信頼性を高めることが可能となる。
尚、前記コアロスの条件は、50kHzおよび0.1T(テスラ)である。
更に、本発明による圧粉成形磁芯の製造方法(請求項4)は、Fe−Si−Al系合金からなり、平均粒径が−200メッシュ以下で且つ酸素含有量が3000ppm以下である50〜70wt%の水アトマイズ粉と、Fe−Si−Al系合金からなり、平均粒径が−100メッシュ以下で且つ酸素含有量が300ppm以下である30〜50wt%のガスアトマイズ粉と、をブレンドする工程と、かかるブレンドされた混合粉末を絶縁材と共に金型内に充填して圧粉成形する工程と、所定の形状に圧粉成形された成形体を焼成する工程と、を含む、ことを特徴とする。
これによれば、酸素含有量を抑制された水アトマイズ粉とガスアトマイズ粉との混合粉を絶縁材と共に圧粉成形し、得られた成形体を焼成することで、密度が高く且つ粉末全体が比較的均一であり、酸化によるコアロスを抑制でき、高い初透磁率で且つ高い重畳特性の圧粉成形磁芯を、確実に提供することができる。
尚、前記水アトマイズ粉を得るための水アトマイズ条件は、注湯ノズルの内径:6〜10mm、注下流量:30〜70kg/分、噴霧水流量:8〜15リットル/秒、噴霧水圧:100〜200kg/cmである。
また、前記ガスアトマイズ粉を得るためのガスアトマイズ条件は、注湯ノズルの内径:6〜10mm、注下流量:30〜70kg/分、噴霧ガス流量:300〜600リットル/秒、噴霧ガス圧:20〜40kg/cmである。上記噴霧ガスには、Ar、窒素、あるいはこれらの混合ガスが用いられる。
得られた水アトマイズ粉は、脱水および乾燥処理して回収した後、ガスアトマイズ粉は、回収した後、それぞれ各種のメッシュ用の篩により所定の粒度分布となるように分級される。
更に、前記ブレンド工程には、ブレンダーやミキサーなどが用いられる。
加えて、前記絶縁材は、アクリル樹脂やシリコンなどのペレットや粉末が用いられ、併せて潤滑剤や溶剤も配合される。
以下において、本発明を実施するための最良の形態について説明する。尚、以下において、Fe−Si−Al系合金の組成に関する「%」は全て「wt%」である。
C:0.1%以下、Si:5〜11%、Al:3〜8%、残部Feおよび不可避的不純物からなるFe−Si−Al系合金を、溶解炉で溶解した。
上記Fe−Si−Al系合金の溶湯を、水噴霧装置によって、注湯ノズルの内径:6〜10mm、注下流量:30〜70kg/分、噴霧水流量:8〜15リットル/秒、噴霧水圧:100〜200kg/cmでの条件で水噴霧して水アトマイズ粉とした。得られた水アトマイズ粉を、濾過器により脱水処理し、更にロターリーキルンにより乾燥処理した後、篩により−200メッシュに分級した。
また、別の溶解炉で溶解したFe−Si−Al系合金の溶湯を、ガス噴霧装置によって、注湯ノズルの内径:6〜10mm、注下流量:30〜70kg/分、噴霧ガス流量:300〜600リットル/秒、噴霧ガス圧:20〜40kg/cmでの条件でガス噴霧してガスアトマイズ粉とした。得られたガスアトマイズ粉を、回収した後、篩により−100メッシュに分級した。
次に、−200メッシュの水アトマイズ粉と−100メッシュのガスアトマイズ粉とを、前者が50〜70wt%で且つ後者が30〜50wt%の配合割合になるように、それぞれ計量してブレンダーに投入した後、約30分間ブレンドした(ブレンド工程)。
次いで、得られた混合粉に、例えば、アクリル樹脂(絶縁材)の粉末、ステアリン酸などの潤滑剤、および溶剤を加えて、金型のキャビティ内に充填した後、開口部がポンチを当該キャビティ内に圧入して、例えばリング形状に圧粉成形した(圧粉成形工程)。
更に、得られたリング形の成形体を、不活性雰囲気中で約400〜650℃に加熱して焼成した(焼成工程)。
以上の製造方法により得られた圧粉磁芯の磁気特性を測定した結果、初透磁率(μi)が115以上と高く、印加磁界が20Oeにおける透磁率も90%以上と高く、コアロス(Pt)が400kW/m以下と低い、優れたものとなった。
これは、酸素含有量が3000ppm以下で、平均粒径が比較的小さく且つ異形形状の水アトマイズ粉と、酸素含有量が300ppm以下で、平均粒径が比較的大きく且つほぼ球形状のガスアトマイズ粉とを、前記範囲の割合でブレンドし、得られた混合粉を絶縁材と共に圧粉成形し、更に焼成した際に、圧粉密度および焼成密度が高く且つ酸化が抑制されていたため、コアロスを低く抑制でき、高い初透磁率で且つ高い重畳特性となったものである。
C:0.01%以下、Si:9.48%、Al:5.53%、残部Feおよび不可避的不純物からなるFe−Si−Al系合金を、溶解炉で溶解した。
上記Fe−Si−Al系合金の溶湯を、水噴霧装置によって、注湯ノズルの内径:8mm、注下流量:50kg/分、噴霧水流量:10リットル/秒、噴霧水圧:100kg/cmでの条件で水噴霧して水アトマイズ粉とした。得られた水アトマイズ粉を、濾過器にて脱水処理し、ロターリーキルンにて乾燥処理して、酸素含有量を1900ppm以下とした後、異なるメッシュの篩により、−100メッシュ、−145メッシュ、および−200メッシュの3種類に分級した。
また、別の溶解炉で溶解した上記Fe−Si−Al系合金の溶湯を、ガス噴霧装置によって、注湯ノズルの内径:8mm、注下流量:50kg/分、噴霧ガス流量:500リットル/秒、噴霧ガス圧:30kg/cmでの条件でガス噴霧してガスアトマイズ粉とした。得られた酸素含有量が200ppm以下のガスアトマイズ粉を、回収した後、篩により−100メッシュに分級した。
次に、−100メッシュ、−145メッシュ、および−200メッシュの各水アトマイズ粉と、−100メッシュのガスアトマイズ粉とを、前者が50,60,70wt%で且つ後者が50,40,30wt%の配合割合であって、全体が100wt%になるように、それぞれ計量してブレンダーに投入した後、約30分間ブレンドした。
また、−100メッシュ、−145メッシュ、−200メッシュの水アトマイズ粉が100wt%である3種類の単一粉と、−100メッシュのガスアトマイズ粉が100wt%の単一粉とを、別途に用意した。
次に、得られた9種類の混合粉および4種類の単一粉ごとに、アクリル樹脂の粉末:1wt%、潤滑剤(ステアリン酸アミド):1wt%、および溶剤:5wt%を加えて、金型のキャビティ(外径28mm×内径20mm)内に充填した後、開口部がポンチを当該キャビティ内の成形圧力(20t/cm)で圧入して、個別にリング形状に圧粉成形した。
更に、得られた13個の成形体を不活性雰囲気中で約650℃に加熱・焼成した。
以上の製造方法により得られた13個の圧粉成形磁芯の磁気特性を測定した。その結果を、表1〜表3および図1〜図3のグラフに示した。
尚、表1〜表3中の最右欄は、−100メッシュのガスアトマイズ粉のみからなる単一粉による圧粉成形磁芯の磁気特性を示している。
また、表1の初透磁率の評価は、115以上を○、それ未満を×とし、表2の重畳特性の評価は、65%以上を○、それ未満を×とし、表3のコアロスの評価は、400kW/m以下を○、これを越えるものを×とした。
更に、表2の重畳特性は、初透磁率に対する印加磁界20Oeにおける透磁率の割合(%)である。
加えて、図1〜図3において、最右側の−100メッシュのガスアトマイズ粉のみからなる単一粉と、3種類メッシュの水アトマイズ粉を50wt%含む例との間を結ぶ細い実線、細い破線、および細い一点鎖線は、かくなるであろうという推定に基づく仮想線である。
Figure 2008248306
Figure 2008248306
Figure 2008248306
表1および図1のグラフによれば、−100メッシュのガスアトマイズ粉のみからなる圧粉成形磁芯は、初透磁率が65と低かったが、これ以外の12種類の圧粉成形磁芯は、全て初透磁率が115以上と高くなった。具体的には、酸素量がある程度抑制されていれば、水アトマイズ粉が多く、且つそのメッシュが荒いほど、初透磁率が高くなることが判明した。
また、表2および図2のグラフによれば、−100メッシュのガスアトマイズ粉のみ、およびガスアトマイズ粉の割合が高い磁芯ほど、重畳特性が65%以上と高くなった。一方、−100,−145,−200メッシュの水アトマイズ粉のみからなる磁芯と、水アトマイズ粉の割合が高い磁芯ほど、重畳特性が65%未満と低くなった。
更に、表3および図3のグラフによれば、−200メッシュの水アトマイズ粉で且つガスアトマイズ粉が30〜50wt%配合された磁芯、および−100メッシュのガスアトマイズ粉のみを用いた磁芯は、コアロスが400kW/m以下と低くなった。一方、−100,−145,−200メッシュの水アトマイズ粉のみからなる磁芯、および−100,−145メッシュの水アトマイズ粉を含む磁芯は、コアロスが400kW/m超と高くなった。
表1〜表3の全てで評価が太い円の白丸○となり、且つ図1〜図3中の白丸○で示した実施例の混合粉を用いて得られた3種類の実施例の圧粉成形磁芯は、前記酸素含有量で且つ−200メッシュの水アトマイズ粉に対し、30〜50wt%の前記酸素含有量で且つ−100メッシュのガスアトマイズ粉をブレンドし、係る混合粉を絶縁材と共に圧粉成形され、更に焼成されている。
このため、実施例の磁芯では、酸素含有量が抑制されており、且つ粉末全体が比較的均一に分布した状態で、高い圧粉密度により成形されていたため、初透磁率が115以上、重畳特性が65%以上、および、コアロスが400kW/m以下の優れた磁気特性を奏したものと、推定される。
以上のような実施例の混合粉および圧粉成形磁芯によって、本発明の効果が裏付けられたことが容易に理解される。
水・ガスアトマイズ粉のブレンド割合と初透磁率との関係を示すグラフ。 水・ガスアトマイズ粉のブレンド割合と重畳特性との関係を示すグラフ。 水・ガスアトマイズ粉のブレンド割合とコアロスとの関係を示すグラフ。

Claims (4)

  1. Fe−Si−Al系合金からなり、平均粒径が−200メッシュ以下で且つ酸素含有量が3000ppm以下である50〜70wt%の水アトマイズ粉と、
    Fe−Si−Al系合金からなり、平均粒径が−100メッシュ以下で且つ酸素含有量が300ppm以下である30〜50wt%のガスアトマイズ粉と、をブレンドしてなる、
    ことを特徴とする圧粉成形用粉末。
  2. Fe−Si−Al系合金からなり、平均粒径が−200メッシュ以下で且つ酸素含有量が3000ppm以下である50〜70wt%の水アトマイズ粉と、Fe−Si−Al系合金からなり、平均粒径が−100メッシュ以下で且つ酸素含有量が300ppm以下である30〜50wt%のガスアトマイズ粉と、をほぼ均一に含有していると共に、所定の形状に成形され且つ焼成されている、
    ことを特徴とする圧粉成形磁芯。
  3. 前記圧粉成形磁芯は、初透磁率が115以上、印加磁界が20Oeにおける透磁率が初透磁率に対して65%以上、およびコアロスが400kW/m以下の磁気特性を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の圧粉成形磁芯。
  4. Fe−Si−Al系合金からなり、平均粒径が−200メッシュ以下で且つ酸素含有量が3000ppm以下である50〜70wt%の水アトマイズ粉と、Fe−Si−Al系合金からなり、平均粒径が−100メッシュ以下で且つ
    酸素含有量が300ppm以下である30〜50wt%のガスアトマイズ粉と、をブレンドする工程と、
    上記ブレンドされた混合粉末を絶縁材と共に金型内に充填して圧粉成形する工程と、
    所定の形状に圧粉成形された成形体を焼成する工程と、を含む、
    ことを特徴とする圧粉成形磁芯の製造方法。
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