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JP2010235067A - 車両用シート駆動装置及び車両用シート装置 - Google Patents

車両用シート駆動装置及び車両用シート装置 Download PDF

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JP2010235067A JP2009087917A JP2009087917A JP2010235067A JP 2010235067 A JP2010235067 A JP 2010235067A JP 2009087917 A JP2009087917 A JP 2009087917A JP 2009087917 A JP2009087917 A JP 2009087917A JP 2010235067 A JP2010235067 A JP 2010235067A
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Abstract

【課題】各ハードウェアスイッチの操作を適正に行うことができる車両用シート駆動装置を提供する。
【解決手段】車両の運転席に設けられた座席シート11の着座部12の側面に座席シート11の姿勢を調整する座席シート操作部22を設ける。この座席シート操作部22に設けられた移動操作部26、傾斜操作部28、シート選択操作部30、セット操作部34、第1及び第2姿勢指定操作部35,36と対応して、第1〜第4の近接センサ41〜44を設ける。運転席の操作者の手指が前記操作部のいずれか1つに接近したとき、近接センサ41〜44のいずれかにより手指の接近が検出されて、前記操作部と対応する複数の機能情報を報知する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用座席シートの姿勢を調整することができる車両用シート駆動装置及び車両用シート装置に関する。
車両内に設けられた座席シートの姿勢を調整する車両用シート駆動装置に適用可能なスイッチ制御装置として、従来、特許文献1に開示されたものが提案されている。このスイッチ制御装置は、図9に示すように、運転席の座席シート11に設けられ、操作部81,82によって該座席シート11の姿勢を調整する付属機能を利用するための利用指示を受け付ける複数のハードウェアスイッチを備えている。又、前記スイッチ制御装置は、図10に示すように、前記付属機能を示す情報とその利用指示を行う指示部84とを所定の画面85に表示するとともに前記指示部84に対する指示操作によって前記付属機能の利用指示を受け付けるソフトウェアスイッチを備えている。そして、例えば、図9に示す操作部81が操作されたとき、図10に示すように前記画面85に二次元の座席シート画像11Gが表示されるとともに、各ハードウェアスイッチによって利用される付属機能を示す情報とその利用指示を行う指示部84〜84が画面85に表示される。従って、操作者は実際に操作したハードウェアスイッチの操作部81にて利用可能な付属機能を画面85上で把握することが可能となる。
特開2008−179211号公報
ところが、上記従来のスイッチ制御装置は、ハードウェアスイッチの操作部81,82が実際に操作されないと、画面85に対応する付属機能を示す情報及び当該付属機能の利用指示を行う指示部84が表示されない。このため、特に付属機能(スイッチ)が複雑な場合、操作者は利用したい付属機能を示す情報等が表示されるまで操作をやり直さなければならず、操作者が利用したい付属機能を探し出すのに手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消するためになされたものであってその目的は、座席シートに設けられたハードウェアスイッチの操作を容易に行うことができる車両用シート駆動装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、座席シートの側部に異物が存在することを搭乗者に先行的に報知することができ、運転操作への悪影響を排除することができる車両用シート装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車室内に設けられた座席シートの側部に設けられ、該座席シートの姿勢を調整する複数の駆動機構をそれぞれ駆動するべく操作するための複数のハードウェアスイッチを備えた座席シート操作部と、前記ハードウェアスイッチの操作に基づき、対応する前記駆動機構を駆動制御する制御手段と、前記複数のハードウェアスイッチの配置に合わせて前記座席シート操作部に設けられ、前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の接近に伴って検出値が変化する近接センサと、前記複数のハードウェアスイッチと対応する複数の機能情報を報知する報知部と、乗降ドアの閉鎖検出手段により該乗降ドアの閉鎖が検出された時点における前記近接センサの検出値を、該近接センサの基準値として設定する基準値設定手段と、前記近接センサの前記基準値に対する検出値の変化量と閾値との大小関係に基づいて、前記ハードウェアスイッチに対して操作者の手指が接近したか否かの判定を行う接近判定手段と、前記接近判定手段により前記ハードウェアスイッチに対して操作者の手指が接近したと判定されたとき、前記機能情報を報知するように前記報知部を制御する報知制御手段と、前記近接センサの検出値が前記基準値よりも低下した状態が所定時間継続したか否かを判定する基準値低下判定手段と、前記基準値低下判定手段により前記近接センサの検出値が前記基準値よりも低下した状態が所定時間継続したと判定された場合に、該近接センサの新たな検出値によって前記基準値を更新する基準値更新手段とを備えたことを要旨とする。
請求項1に記載の発明は、前記接近判定手段により前記ハードウェアスイッチに対して操作者の手指が接近したと判定されたとき、報知制御手段によって、当該ハードウェアスイッチと対応する機能情報が前記報知部により報知される。このため、前記ハードウェアスイッチを実際に操作する前に、前記報知部に報知された機能情報を確認することができ、操作対象のハードウェアスイッチをブラインドタッチで容易に操作することができる。
座席シートに着座した操作者が乗降ドアを閉鎖する際に、通常、操作者の手指は乗降ドアのハンドル部にあり、座席シート操作部には接近することはない。従って、前記基準値設定手段により、閉鎖検出手段により乗降ドアの閉鎖が検出された時点での近接センサの検出値、即ち、近接スイッチに手指が接近していないと想定される状態での検出値が基準値として設定される。このため、前記基準値に対する検出値の変化量と閾値との大小関係に基づいて、前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の接近判定を正確に行うことができ、報知部による報知動作を好適に行うことができる。
又、乗降ドアの開放状態において、座席シートの側方に例えば傘等の異物が置かれ、そのまま乗降ドアが閉鎖された場合においては、前記基準値設定手段により、異物の影響を受けた近接センサの検出値が基準値として設定される。そして、前記接近判定手段により、当該基準値に対する検出値の変化量と閾値との大小関係に基づいて、前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の接近が判定されるので、近接センサによる手指の接近の検出を適正に行うことができ、報知部による報知動作を好適に行うことができる。
座席シートの側方に例えば傘等の異物が置かれた状態では近接センサの検出値は異物の影響を受けて大きくなり、その後、異物が取り除かれると、検出値は低下した状態で安定化する。従って、基準値低下判定手段により近接センサの検出値が基準値よりも低下した状態が所定時間継続したことが検出されると、即ち、現在の基準値の設定段階で近接センサに接近していた異物がその後に取り除かれたものと看做されるときには、基準値更新手段によって近接センサにより新たに検出された検出値が基準値として更新される。このため、前記接近判定手段により、更新後の基準値に対する検出値の変化量と閾値との大小関係に基づいて、前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の接近判定が行われることになり、当該判定感度を向上することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記近接センサの検出値に対する異物の影響度合を判断する影響度合判断手段を備え、該影響度合判断手段により異物の影響が大きいと判断された場合に、前記接近判定手段による前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の近接判定感度を補正する感度補正手段が備えられていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、影響度合判断手段により検出値に対する異物の影響度合が大きいと判断された場合に、前記感度補正手段によって、前記接近判定手段による前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の近接判定感度が補正される。このため、異物に対し近接センサが過剰に反応しても、前記判定感度が予め補正されているので、接近判定手段による前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の接近の誤判定を防止することができ、報知部による報知動作を好適に行うことができる。
上述した判定感度の補正方法としては、検出値に対する異物の影響度合が大きいと判断された場合に、近接センサの検出値は異物が存在する分だけ増大するので、この増大分を基準値に加算してもよい。又、基準値は一定に保持した状態で、閾値に前記増大分を加算してもよい。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記影響度合判断手段は、乗降ドアが開放状態であることを検出する開放検出手段を備え、前記感度補正手段は、前記開放検出手段によって乗降ドアが開放状態であることが検出された場合に、前記接近判定手段による前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の近接判定感度を補正するように構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、乗降ドアが開放状態にある場合、即ち、近接センサに例えば搭乗者の脚等の異物が接近する可能性が高い場合には、前記感度補正手段によって、前記接近判定手段による前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の近接判定感度が補正される。このため、異物に対し近接センサが過剰に反応しても、前記判定感度が予め補正されているので、接近判定手段による誤判定を防止することができ、報知部による報知動作を好適に行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2において、前記影響度合判断手段は、前記近接センサに対応して座席シートに設けられた異物センサを備え、前記感度補正手段は、該異物センサにより異物が検出された場合に、前記接近判定手段による前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の近接判定感度を補正するように構成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、異物センサにより異物が検出された場合、即ち、近接センサが異物の影響を受けている可能性が高い場合、前記感度補正手段によって、前記接近判定手段による前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の近接判定感度が補正される。このため、例えば、乗降ドアが閉鎖された後に座席シート操作部の近傍に置かれた例えば傘等の異物に対し近接センサが過剰に反応しても、前記判定感度が予め補正されているので、接近判定手段による誤判定を防止することができ、報知部による不必要な報知動作を防止することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4において、前記異物センサによって異物が検出された場合に異物の存在を報知する異物報知部が設けられていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、前記異物センサによって異物が検出された場合に、異物報知部によって異物の存在が報知される。このため、座席シート操作部の近傍に存在する例えば空き缶等の異物を操作者が容易に発見して除去することができ、運転操作へのその後の悪影響を先行的に排除することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項2において、前記影響度合判断手段は、前記座席シートのシート位置を検出するシート位置センサを備え、前記感度補正手段は、該シート位置センサによって検出されたシート位置が車体構造体(例えばピラーやフロアー等)の影響が大きいシート位置と判断された場合に、前記接近判定手段による前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の近接判定感度を補正するように構成されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、座席シートが移動されて、シート位置センサによって検出されたシート位置が異物(例えばピラーやフロアー等の車体構造体)の影響が大きいシート位置と判断された場合に、前記感度補正手段によって、前記接近判定手段による前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の近接判定感度が補正される。このため、異物に対し近接センサが過剰に反応しても、接近判定手段による誤判定を防止することができ、報知部による不必要な報知動作を防止することができる。
請求項7に記載の発明は、車室内に設けられた座席シートの側部に異物の接近を検出する異物センサを備えていることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、異物センサにより異物を検出することができる。このため、例えば、座席シートの側部に異物が存在することを搭乗者に先行的に報知することによって、運転操作へのその後の悪影響を排除することができる。又、例えば、座席シートの側部にシートの姿勢を調整する座席シート操作部を備えるとともに、該操作手段のハードウェアスイッチと対応して操作者の手指の接近を検出する近接センサが設けられている場合には、前記異物センサの検出値に基づいて、前記近接センサの検出感度を補正することで、近接センサによる手指の誤検出を防止することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7において、乗降ドアが開放状態であることを検出する開放検出手段を備え、該開放検出手段により乗降ドアが開放状態にあると検出された場合に、該異物センサの異物に対する検出感度を補正するように構成されていることを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、乗降ドアが開放状態にある場合、即ち、異物センサに例えば搭乗者の脚が接近する可能性が高い場合には、異物センサの検出感度が補正される。このため、異物センサが人体に反応して異物として誤検出することを防止することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項7において、前記座席シートのシート位置を検出するシート位置センサを備え、該位置センサによって検出されたシート位置が、異物センサの検出値に対する車体構造体の影響が大きいシート位置と判断された場合に、異物センサの検出感度を補正するように構成されていることを要旨とする。
請求項9に記載の発明は、座席シートが移動されて、シート位置センサによって検出されたシート位置が、異物センサの検出値に対する車体構造体(例えばピラーやフロアー等)の影響が大きいシート位置と判断された場合に、異物センサの検出感度が補正される。このため、異物センサが車体構造体に反応して異物として誤検出することを防止することができる。
請求項1〜6のいずれか一項に記載の発明は座席シートに設けられたハードウェアスイッチの操作を容易に行うことができる。
請求項7〜9のいずれか一項に記載の発明は、座席シートの側部に異物が存在することを搭乗者に先行的に報知することができ、運転操作への悪影響を排除することができる。
(a),(b)は、この発明の車両用シート駆動装置の座席シートに設けた近接センサの検出動作を示すグラフ。 運転席側の座席シートを示す斜視図。 座席シートの着座部の側面に設けられた座席シート操作部の拡大斜視図。 シート駆動装置の制御システムを示すブロック回路図。 座席シートと搭乗者との関係を示す側面図。 座席シートの側面図。 座席シートの側面図。 近接センサによる近接判定処理動作を示すフローチャート。 従来の座席シートの斜視図。 従来の座席シート画像及びソフトウェアスイッチの指示部を示す正面図。
以下、本発明を具体化した車両用シート駆動装置の一実施形態を図1〜図9にしたがって説明する。
最初に、車両の運転席に配設された座席シート11について説明する。
図2に示すように、座席シート11は、図示しない車体フレームに対し、スライド機構及びリフタ機構によって前後(矢印F1)方向及び上下(矢印F2)方向に移動可能であり、かつチルト機構によって前端部が上下(矢印F3)方向に傾動可能な着座部12を備えている。前記着座部12の後端部には、リクライニング機構によって前後(矢印F4)方向に傾動可能な背もたれ部13が連結されている。スライド機構は、例えば座席シート11に固定されるボールねじと、該ボールねじに噛合するギヤと、該ギヤを回転駆動するモータ14とを備える第1駆動機構15を構成しており、モータ14の駆動によって前記座席シート11を前後(矢印F1)方向に往復移動させる。リフタ機構は、例えば座席シート11に固定されるボールねじと、該ボールねじに噛合するギヤと、該ギヤを回転駆動するモータ16とを備える第2駆動機構17を構成しており、モータ16の駆動によって、前記座席シート11を上下(矢印F2)方向に往復移動させる。チルト機構は、例えば着座部12のフレームに固定されたラックと、該ラックのギヤと噛み合うピニオンギヤと、該ピニオンギヤを回転駆動するモータ18とを備える第3駆動機構19を構成しており、モータ18の駆動によって、前記着座部12の前端部を上下方向(矢印F3)に往復傾動させる。リクライニング機構は、背もたれ部13のフレームに備えられたギヤと、該ギヤに噛み合うギヤと、該ギヤを回転駆動するモータ20とを備える第4駆動機構21を構成しており、モータ20の駆動によって、背もたれ部13を前後(矢印F4)方向に往復傾動させる。
図2に示すように、前記着座部12の右側面には、前述した第1〜第4駆動機構15,17,19,21のモータ14,16,18,20をそれぞれ駆動する旨の操作信号を出力するための座席シート操作部22が備えられている。図3に示すように、この座席シート操作部22の取付板22Aには、前記第1〜第3駆動機構15,17,19の各モータ14,16,18をそれぞれ駆動する旨の操作信号を出力するハードウェアスイッチとしてのスライドスイッチ23、リフタスイッチ24及びチルトスイッチ25(図4参照)の操作部を複合した移動操作部26が配設されている。
図3において、前記移動操作部26が前後(矢印F1)方向に移動操作されると、スライドスイッチ23の操作信号に基づき座席シート11が前後方向に位置調整されるように第1駆動機構15が駆動され、後端部が上下(矢印F2)方向に移動操作されると、リフタスイッチ24の操作信号に基づき座席シート11が上下方向に位置調整されるように第2駆動機構17が駆動され、前端部が上下(矢印F3)方向に傾動操作されると、チルトスイッチ25の操作信号に基づき座席シート11の着座部12の後端部を中心とした前端部の上下方向の傾斜角が調整されるように第3駆動機構19が駆動される。
図3に示すように、前記座席シート操作部22には、前記第4駆動機構21のモータ20を駆動する旨の操作信号を出力するハードウェアスイッチとしてのリクライニングスイッチ27(図4参照)の傾斜操作部28が配設されている。前記傾斜操作部28の上端部が図3において前後(矢印F4)方向に傾動操作されると、リクライニングスイッチ27の操作信号に基づき座席シート11の背もたれ部13の下端部を中心とした前後方向の傾斜角が調整されるように第4駆動機構21が駆動される。
図3に示すように、前記座席シート操作部22には、前記移動操作部26の前方に位置するハードウェアスイッチとしてのシート選択スイッチ29(図4参照)のシート選択操作部30が設けられている。このスイッチ29として、例えばモーメンタリ動作型のスイッチを用いる。車両には、運転席の座席シート11以外に助手席の座席シート(以下、座席シート11Aと表記して区別する)が設けられており、このシート選択操作部30は、姿勢を調整する対象を運転席の座席シート11及び助手席の座席シート11Aのいずれか一方からいずれか他方に切替・選択する旨の操作信号を出力する。
図3に示すように、前記座席シート操作部22には、前記傾斜操作部28の後方に位置するように、ハードウェアスイッチとしての姿勢セットスイッチ31、第1姿勢指定スイッチ32、第2姿勢指定スイッチ33(図4参照)と対応するセット操作部34、第1姿勢指定操作部35及び第2姿勢指定操作部36が設けられている。そして、前記移動操作部26及び傾斜操作部28によって、運転席の座席シート11(又は助手席の座席シート11A)の姿勢が調整された後に、前記セット操作部34を操作し、第1姿勢指定操作部35を操作すると、姿勢調整後の座席シート11(又は11A)の第1の姿勢(ポジション)が記憶手段54(図4参照)に記憶されるようになっている。又、座席シート11(又は11A)を第1の姿勢と異なる第2の姿勢に調整した後に、セット操作部34を操作し、第2姿勢指定操作部36を操作すると、座席シート11(又は11A)の第2の姿勢(ポジション)が記憶手段54に記憶されるようになっている。
なお、前記記憶手段54として、例えは、運転席シートECU51に備えられた前述のEEPROM、あるいは車内に備えた記録媒体でもよい。この記録媒体として、磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラム、半導体メモリ、MD、MO、光ディスク、1Cカード、光カード、メモリカード等がある。
図3に示すように、前記移動操作部26、傾斜操作部28、シート選択操作部30、セット操作部34、第1姿勢指定操作部35及び第2姿勢指定操作部36は、座席シート操作部22の取付板22Aの表面から所定高さ隆起するように配設されており、操作者の指の接触感覚によってそれらをブラインドタッチで個別に認識できるように各々の形状及びレイアウト(配置)が設定されている。
図3及び図4に示すように、前記各操作部26,28,30,34〜36と対応するように、前記座席シート操作部22の取付板22Aの裏面には、静電容量方式の第1〜第4の近接センサ41〜44が配設されている。これら第1〜第4の近接センサ41〜44は、操作者の手指が前記各操作部26,28,30,34〜36に接近したことを検出するためのものである。前記各近接センサ41〜44として、操作者の手指との距離に応じて静電容量が変化するセンサ電極が用いられている。つまり、各近接センサ41〜44の静電容量を表す検出値は、操作者の手指の接近に伴って変化する。
図3に示すように、隣り合う前記近接センサ41〜44の間には、座席シート11の前方から後方に第1〜第3の境界部45〜47が設けられている。これらの境界部45〜47は、座席シート11の後方向に向かうに従い上方に向かうように所定の傾斜角をもって傾斜させている。このように境界部45〜47を傾斜させることにより、各境界部45〜47のいずれかひとつに操作者の手指が近接した場合に、隣接する二つの近接センサ41〜44が共に手指の接近を検出してしまう誤検出領域(グレーゾーン)を狭くするようにしている。
なお、助手席の座席シート11Aには、図示しないが、図3に準じた座席シート操作部22がその着座部(12)の左側面(紙面裏側)に設けられており、前記シート選択操作部30及び第1〜第4の近接センサ41〜44が省略されている点を除けば、その他の構成は、前記座席シート11の構成と同様である。
次に、図4のブロック回路図に基づいて、前記のように構成された座席シート11,11Aの姿勢調整等を行うための制御システムについて説明する。
図4に示すように、運転席シートECU51、助手席シートECU52及び車内ECU53は、システムバスBUSに電気的に接続されていて、各ECU51〜53間の通信が可能となっている。各ECU51〜53は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM等を備え、ECU51〜53毎の機能を実現するためのプログラムを実行するように構成されている。
前記運転席シートECU51は、運転席の座席シート11の各種の姿勢を制御する機能を備えている。このECU51には、前述したモータ14,16,18,20が接続されるとともに、スライドスイッチ23、リフタスイッチ24、チルトスイッチ25、リクライニングスイッチ27が接続されている。又、前記ECU51には、前述したシート選択スイッチ29、姿勢セットスイッチ31、第1及び第2姿勢指定スイッチ32,33が接続されるとともに、第1〜第4の近接センサ41〜44が接続されている。
そして、例えば、前記移動操作部26の操作により前記スライドスイッチ23から対応する操作方向の操作信号が出力されると、ECU51は、これに対応して第1駆動機構15を駆動制御する。これにより、運転席の座席シート11の着座部12が前後方向(図2に示す矢印F1方向)に移動する。前記移動操作部26の操作により前記リフタスイッチ24から対応する操作方向の操作信号が出力されると、ECU51は、これに対応して第2駆動機構17を駆動制御する。これにより、座席シート11の着座部12が上下方向(図2の矢印F2方向)に移動する。前記移動操作部26の操作によりチルトスイッチ25から対応する操作方向の操作信号が出力されると、ECU51は、これに対応して第3駆動機構19を駆動制御する。これにより、座席シート11の着座部12の前端部が上下方向(図2の矢印F3方向)傾動する。さらに、前記傾斜操作部28の操作によりリクライニングスイッチ27から対応する操作方向の操作信号が出力されると、ECU51は、これに対応して第4駆動機構21を駆動制御する。これにより、座席シート11の背もたれ部13が前後方向(図2の矢印F4方向)に傾動する。
図3に示すセット操作部34が操作されて、図4に示す姿勢セットスイッチ31から一旦オンとなる操作信号が出力された後、所定時間内に引き続き第1姿勢指定操作部35が操作されて、第1姿勢指定スイッチ32から一旦オンとなる操作信号が出力されると、ECU51は、座席シート11の現在の姿勢を第1の姿勢(ポジション)としてその記憶手段54に記憶する。又、前記セット操作部34が操作されて、図4に示す姿勢セットスイッチ31から一旦オンとなる操作信号が出力された後、所定時間内に引き続き前記第2姿勢指定操作部36が操作されて、第2姿勢指定スイッチ33から一旦オンとなる操作信号が出力されると、ECU51は、座席シート11の現在の姿勢を第2の姿勢(ポジション)としてその記憶手段54に記憶する。そして、例えば座席シート11の姿勢が任意に調整された後、第1姿勢指定スイッチ32又は第2姿勢指定スイッチ33が単独で操作されて、前述の操作信号が出力されると、ECU51は、前記記憶手段54に記憶されていた第1の姿勢又は第2の姿勢のデータに基づいて、座席シート11の姿勢を第1の姿勢又は第2の姿勢に復帰させるべく、第1〜第4駆動機構15,17,19,21を駆動制御する。
図4において、例えばシート選択スイッチ29により姿勢の調整対象が運転席の座席シート11に選択されている状態では、ECU51は、座席シート操作部22の各スイッチ23〜25,27からの操作信号に基づいて、対応する駆動機構(モータ14,16,18,20)を駆動制御する。これにより、運転席の座席シート11の姿勢が調整される。
一方、前記助手席シートECU52には、前記運転席シートECU51に接続されたモータ14,16,18,20と同様のスライドモータ14A、リフトモータ16A、チルトモータ18A及びチルトモータ20Aが接続されている。そして、シート選択スイッチ29により姿勢の調整対象が助手席の座席シート11Aに選択されている状態では、ECU51は、座席シート操作部22の各スイッチ23〜25,27からの操作信号に基づいて、対応する助手席側の駆動機構(モータ14A,16A,18A,20A)を駆動制御すべく、BUSを介して助手席シートECU52に指令信号を出力する。助手席シートECU52は、この指令信号を受けて、対応する助手席側の駆動機構(モータ14A,16A,18A,20A)を駆動制御するようになっている。これにより、助手席の座席シート11Aの姿勢が調整される。
なお、前記助手席シートECU52には、前記運転席シートECU51に接続されたスライドスイッチ23、リフタスイッチ24、チルトスイッチ25及びリクライニングスイッチ27と同様のスライドスイッチ23A、リフトスイッチ24A、チルトスイッチ25A及びリクライニングスイッチ27Aが接続されている。助手席シートECU52は、シート選択操作部30の操作状態に関わらず、各スイッチ23A〜25A,27Aからの操作信号に基づいて、対応する駆動機構(モータ14A,16A,18A,20A)を駆動制御するようになっている。これにより、助手席の座席シート11Aの姿勢が調整される。
前記車内ECU53には車内(例えばセンターコンソール)に設置されている報知部としての表示手段55及びスピーカ56が接続されている。前記表示手段55として、姿勢を調整する対象となる座席シート11,11Aやその他の情報を表示するために、例えば、LCD、LED、EL、プラズマ等のディスプレイが用いられる。
次に、図4の運転席シートECU51に備えられた本発明を実行するための各種の機能について説明する。
図4に示すように、前記運転席シートECU51には、報知制御手段61が設けられている。この報知制御手段は次のように機能する。即ち、図3において、前記各操作部26,28,30,34,35,36のいずれか1つに操作者の手指が接近すると、当該近接センサ41〜44によって操作者の手指が対応する操作部に接近したことが検出される。この近接センサ41〜44の検出信号に基づき、報知制御手段61は、記憶手段54に予め記憶された前記各ハードウェアスイッチと対応する各種のスイッチ画像データを読み出して、室内ECU53を通じて前記表示手段55の画面(図示略)にハードウェアスイッチの機能情報としてのスイッチ画像を表示する。又、報知制御手段61は、記憶手段54に予め記憶された前記各ハードウェアスイッチと対応する各種の音声データを読み出して、室内ECU53を通じてスピーカ56からハードウェアスイッチの機能情報としての音声を発生する。
前記運転席シートECU51には、基準値設定手段62及び接近判定手段64が設けられている。前記基準値設定手段62は、車体に設けられた乗降ドア(図示略)の閉鎖検出手段としての閉鎖検出スイッチ(カーテシスイッチ)63により乗降ドアの閉鎖が検出された時点における前記近接センサ41〜44の検出値を、各近接センサ41〜44の基準値として前記記憶手段54に記憶設定する。前記接近判定手段64は、前記近接センサ41〜44の基準値に対する検出値の変化量と閾値との大小関係に基づいて、前記操作部26,28・・・に対して操作者の手指が接近したか否かの判定を行う。そして、前記接近判定手段64によって、前記近接センサ41〜44の検出値から基準値を減算した変化量が前記閾値と比較され、前記変化量が閾値よりも大きい場合に近接センサ41〜44に手指が接近したと判定される。前記基準値設定手段62及び前記接近判定手段64についてさらに説明する。
座席シート11に着座した操作者が乗降ドアを閉鎖する際に、通常、操作者の手指は乗降ドアのハンドル部にあり、座席シート操作部22には接近することはない。従って、カーテシスイッチ63により乗降ドアの閉鎖状態が検出された時点での近接センサ41〜44の検出値、即ち、近接スイッチ41〜44に手指が接近していないと想定される状態での検出値が前記基準値設定手段62によって基準値として記憶手段54に記憶設定される。
又、乗降ドアの開放状態において、座席シート11の着座部12の側方に例えば傘等の異物が置かれ、そのまま乗降ドアが閉鎖された場合においては、前記基準値設定手段62により異物の影響を受けた近接センサ41〜44の検出値が基準値として設定される。
図4に示すように、前記運転席シートECU51には基準値低下判定手段65及び基準値更新手段66が設けられている。前記基準値低下判定手段65は、近接センサ41〜44の検出値が前記基準値よりも低下した状態が所定時間継続したか否かを判定する。前記基準値更新手段66は、前記基準値低下判定手段65により基準値が低下したと判定された場合に、近接センサ41〜44の新たな検出値によって前記基準値を更新する。
前記基準値低下判定手段65及び前記基準値更新手段66の機能さらに図1(a),(b)に基づいて説明する。
図1(a),(b)は、横軸に時間をとり、縦軸に近接センサ41〜44の検出値(静電容量)を示す。座席シート11の着座部12の側方に例えば傘等の異物が置かれた状態では、図1(a)に示すように、近接センサ41〜44の検出値は、異物の影響を受けて大きくなり、その後、異物が取り除かれると、検出値は低下した状態で安定化する。従って、図1(b)に示すように、前記基準値低下判定手段65により近接センサ41〜44の検出値が基準値よりも低下した状態が所定時間継続したことが検出されると、即ち、現在の基準値の設定段階で近接センサ41〜44に接近していた異物がその後に取り除かれたものと看做されるときには、前記基準値更新手段66によって近接センサ41〜44により新たに検出された検出値が基準値として更新される。
前記運転席シートECU51には、近接センサ41〜44の検出値に対する異物の影響度合を判断する影響度合判断手段67が設けられている。又、ECU51には、前記影響度合判断手段67により近接センサ41〜44の検出値に対する異物の影響が大きいと判断された場合に、近接センサ41〜44の検出感度を補正する感度補正手段68が設けられている。
前記影響度合判断手段67により近接センサ41〜44の検出値に対する異物の影響度合が大きいと判断された場合に、前記感度補正手段68によって、前記接近判定手段64による前記操作部26,28・・・に対する操作者の手指の近接判定感度が補正される。
上述した検出感度の補正方法としては、近接センサ41〜44の検出値に対する異物の影響度合が大きいと判断された場合には、近接センサ41〜44の検出値は異物が存在する分だけ増大するので、この増大分を基準値に加算して該基準値を補正してもよい。又、基準値は一定に保持した状態で、閾値に前記増大分を加算して該閾値を補正してもよい。
前述した異物の影響度合の具体例として、以下の第1〜3のパターンがあり、これを順次説明する。
(第1のパターン)
第1のパターンにおいては、前記影響度合判断手段67に乗降ドアの開放検出手段(カーテシスイッチ63)が備えられている。このカーテシスイッチ63によって乗降ドアが開放状態であることが検出された場合に、前記感度補正手段68によって、前記接近判定手段64による判定感度を例えば零に低減し、接近判定を無効にするように構成されている。
第1のパターンにおいては、乗降ドアが開放状態にある場合、即ち、図5に示すように、座席シート11の搭乗者が車両の外部に出る際に、近接センサ41〜44に例えば搭乗者の脚の異物が接近する可能性が高い場合には、前記感度補正手段68によって前記接近判定手段64による判定感度が零にされる。
(第2のパターン)
第2のパターンは、図6に示すように、座席シート11の着座部12に対し、近接センサ41〜44の直下に位置するように静電容量型の異物センサ69が備えられている。そして、該異物センサ69により異物70が検出されたとき、前記感度補正手段68は、前記接近判定手段64による判定感度を低減するように構成されている。
第2のパターンにおいては、図6に示すように、異物センサ69により異物70(例えば空き缶)が検出された場合、即ち、近接センサ41〜44が異物70の影響を受けている可能性が高い場合、前記接近判定手段64による前記操作部26,28・・・に対する近接判定感度が補正される。
異物センサ69によって異物が検出されたときの近接センサ41〜44による接近判定動作の詳細について説明する。
ここで、Ca〜Cdは、近接センサ41〜44の検出値(静電容量)
、Ceは異物センサ69の検出値、Ba〜Bdは、近接センサ41〜44の基準値(静電容量)、Beは異物が存在しない場合の異物センサ69の基準値を表す。基準値Ba〜Bdは、前述した方法によって取得される。異物センサ69の基準値Beは、定数として記憶手段54に予め記憶させるか、あるいは前述した近接センサ41〜44の基準値の設定方法と同様の方法で設定される。
Ta〜Tdは、前記近接センサ41〜44(近接判定手段64)の近接判定用の閾値(静電容量)、Te1は、異物センサ69の異物検出用の閾値(静電容量)を表す。Ka〜Kd(>0)は異物センサ769の検出値が近接センサ41〜44の検出値に及ぼす影響度合いに相関する係数を表し、近接センサ41〜44の特性に応じて予め設定される。
異物センサ69による異物の検出によって、以下の不等式(1)の条件が成立した場合に、異物報知部74は、車両の運転操作への支障を予め排除するために、通常操作支援画面ではなく、異物の除去を促す警告を表示手段55に表示する。あるいは、スピーカ56によって異物の除去を促す警告を音声で報知する。
Ce−Be>Te1又はCe>Te1+Be…(1)
次に、異物センサ69によって、異物が検出された場合に、前記接近判定手段64による前記操作部26,28・・・に対する操作者の手指の近接判定感度の補正を行なう動作について説明する。
車両の内部に異物が置かれていても、搭乗者の運転操作に影響がない場合には、異物の影響によって推定される近接センサ41〜44の検出値Ca〜Cdの増加分を、近接センサ41〜44の近接判定の判定感度を補正するための補正値として利用する。即ち、近接センサ41〜44の近接判定において、次のような補正処理を行う。即ち、接近判定手段64による近接判定条件として、前記近接センサ41〜44に関して次の各不等式(2)〜(5)が用いられる。
Ca−Ba>Ta+Ka(Ce−Be)又はCa−Ba−Ka(Ce−Be)>Ta…(2)
Cb−Bb>Tb+Kb(Ce−Be)又はCb−Bb−Kb(Ce−Be)>Tb…(3)
Cc−Bc>Tc+Kc(Ce−Be)又はCc−Bc−Kc(Ce−Be)>Tc…(4)
Cd−Bd>Td+Kd(Ce−Be)又はCd−Bd−Kd(Ce−Be)>Td…(5)
(第3のパターン)
第3のパターンにおいては、図4に示すように、影響度合判断手段67は、座席シート11の前後方向及び上下方向の位置をそれぞれ検出する前後方向のシート位置センサ71A及び上下方向のシート位置センサ71Bを備えている。該位置センサ71A,71Bの検出値に基づいて、異物の影響が大きいと判断された場合に、前記感度補正手段68によって、前記接近判定手段64による前記操作部26,28・・・に対する近接判定感度を補正するように構成されている。
さらに、詳述すると、第3のパターンにおいては、シート位置センサ71A,71Bによって検出された座席シート11の前後方向の位置及び上下方向の位置によって、前記接近判定手段64の判定感度を補正するように構成されている。例えば、図7において、シート位置センサ71Aによって検出された座席シート11の前後方向のスライド位置が前端位置からX1mm以上になった場合に、第4の近接センサ44が車体のBピラー72に最も接近して、第4の近接センサ44の検出値Cdが著しく増大するので、該検出値CdからBピラー73の静電容量C1d(>0)を補正値として減算する。この座席シート11の前後方向のスライドの場合には、第4の近接センサ44の基準値(静電容量)をBd、閾値(静電容量)をTdとすると、前記接近判定手段64による判定感度の判定条件として、以下の不等式(6)が用いられる。
Cd−Bd−C1d<Td又はCd−Bd<Td+C1d…(6)
又、シート位置センサ71Bによって検出された図7に示す座席シート11の上下方向の位置が下限位置からY2mm以下の場合には、第1〜第4の近接センサ41〜44が車体のフロアー73に接近して、各近接センサ41〜44の検出値Ca〜Cdがその分、増大するので、該検出値Ca〜Cd(>0)からフロアー73の静電容量C2a〜C2dを補正値として減算する。
座席シート11の上下方向の移動の場合には、前記接近判定手段64による手指の接近の判定条件として、以下の不等式(7)〜(10)が用いられる。
Ca−Ba−C2a<Ta又はCa−Ba<Ta+C2a…(7)
Cb−Bb−C2b<Tb又はCb−Bb<Tb+C2b…(8)
Cc−Bc−C2c<Tc又はCc−Bc<Tc+C2c…(9)
Cd−Bd−C2d<Td又はCd−Bd<Td+C2d…(10)
第3のパターンにおいては、座席シート11が移動されて、シート位置センサ75により近接センサ41〜44が例えば車体に設けられた異物としてのピラー72やフロアー73等の固定物に接近したと判定されたとき、感度補正手段68によって接近判定手段64の判定感度が補正される。
以上で第1〜第3のパターンの説明を終了する。
図4に示すように、運転席シートECU51には、前記異物センサ71によって異物が検出された場合に、前記報知部(スピーカ56)によって異物の存在を報知させる異物報知部74が設けられている。そして、前記異物センサ71によって異物が検出された場合に、異物報知部74によって異物の存在が報知される。
次に、シート選択操作部30が操作される場合を一例として、運転席ECU51による制御態様を説明する。
ハードウェアスイッチ(23〜25,27,29,31〜33)の操作部26,28,30,34〜36に操作者の手指が接近したか否かが第1〜第4の近接センサ41〜44の検出値Ca〜Cd等に基づき接近判定手段64によって判定される。座席シート11の操作者の手指がいずれかの操作部(ここではシート選択操作部30)に接近したことが接近判定手段64によって検出されると、図4に示す報知制御手段61の機能によって、記憶手段54からスイッチ画像データが読み出されて、表示手段55の画面に機能情報としてのスイッチ画像がレイアウト表示される。同時に、報知制御手段61の機能によって、記憶手段54から音声データが読み出されて、スピーカ56から機能情報としての音声が発生される。このため、操作者は各スイッチ画像の表示を目視するとともに、該当の機能情報を聴くことにより、どのハードウェアスイッチを操作しようとしているかを容易に把握することができる。
次に、操作者によって、図3に示すシート選択操作部30が実際に操作されると、対応するシート選択スイッチ29から操作信号が出力される。このとき、初期状態で操作対象が助手席の座席シート11A(モータ14A,16A,18A,20A)に選択されている場合には、運転席の座席シート11(モータ14,16,18,20)に切り換えられ、表示手段55の画面に「運転席」の文字が表示されるとともにスピーカ56から「運転席」である旨の音声が発生される。なお、このとき、運転席シートECU51は、各スイッチ23〜25,27からの操作信号を運転席側のものと認識して対応する駆動機構(モータ14,16,18,20)を駆動制御する。一方、初期状態で操作対象として運転席の座席シート11が選択されている場合には、助手席の座席シート11Aに切り換えられ、画面に「助手席」の文字が表示されるとともにスピーカ56から「助手席」である旨の音声が発生される。この状態で、運転席シートECU51は、各スイッチ23〜25,27からの操作信号を助手席側のものと認識して助手席シートECU52に指令信号を出力し、該助手席シートECU52を介して対応する駆動機構(モータ14A,16A,18A,20A)を駆動制御する。
次に、図8に示すフローチャートを中心に、接近判定手段64による手指の近接判定処理動作について説明する。
図8のステップS1で示すように、運転席シートECU51によって、カーテシスイッチ63の状態がON(乗降ドア閉)かOFF(乗降ドア開)かが判断され、カーテシスイッチ63がONと判断された場合には、ステップS2で各近接スイッチ41〜44の静電容量の検出値(Ca〜Cd)が検出(測定)される。その後、ステップS3で、カーテシスイッチ63の前回の状態がONかOFFかが判断され、OFFと判断された場合には、乗降ドアの閉扉操作によってドアが閉じられた直後と判定されて、基準値更新手段66により、ステップS2で求められた新たな検出値(Ca〜Cd)が基準値(Ba〜Bd)として更新され、ステップS5の近接判定処理に移行される。
一方、ステップS1において、カーテシスイッチ63の状態がOFF(乗降ドア開放)と判断された場合には、ステップS6において、全ての近接スイッチ41〜44の検出値が無効値でマスクされて、前記ステップS5の近接判定処理に移行される。
また、ステップS3において、カーテシスイッチ63の前回の状態がON(乗降ドア閉)と判断された場合には、乗降ドアの閉扉状態が継続中と判定されて、基準値(Ba〜Bd)が更新されることなく、ステップS5の近接判定処理に移行される。
このステップS5においては、ステップS4において更新された基準値又は設定済みの基準値(Ba〜Bd)と、近接センサ41〜44の検出値(Ca〜Cd)等に基づいて前述の態様で操作者の手指の接近が判定される。このとき、ステップS6において全ての近接スイッチ41〜44の検出値が無効値でマスクされている場合には、近接状態の判定が禁止される。
上記実施形態の車両用シート駆動装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、運転席シートECU51に接近判定手段64を設けた。そして、接近判定手段64によりハードウェアスイッチ(23〜25,27,29,31〜33)の操作部26,28,30,34〜36に対する操作者の手指の接近が検出されたとき、報知制御手段61によって、当該ハードウェアスイッチの形状を表すスイッチ画像が対応する機能情報とともに表示手段55の画面にレイアウト表示される。同時に、報知制御手段61によって、スピーカ56から機能情報としての音声が発生される。このため、ハードウェアスイッチの操作部26,28,30,34〜36を実際に操作する前に、表示手段55にレイアウト表示されたスイッチ画像及び対応する機能情報を確認することができ、操作対象のハードウェアスイッチの操作部26,28,30,34〜36をブラインドタッチで容易に操作することができる。
(2)上記実施形態では、運転席シートECU51に基準値設定手段62、乗降ドアの開放検出手段(カーテシスイッチ63)、基準値低下判定手段65及び基準値更新手段を設けた。このため、以下の効果がある。
・ 座席シート11に着座した操作者が乗降ドアを閉鎖する際に、通常、操作者の手指は乗降ドアのハンドル部にあり、座席シート操作部22には接近することはない。従って、閉鎖検出手段(カーテシスイッチ63)により乗降ドアの閉鎖が検出された時点での近接センサ41〜44の検出値、即ち、近接スイッチに手指が接近していないと想定される状態での検出値が基準値設定手段62により基準値として設定される。このため、前記基準値に対する検出値の変化量と閾値との大小関係に基づいて、操作部26,28・・・に対する操作者の手指の接近判定を正確に行うことができ、報知部(表示手段55)による報知動作を好適に行うことができる。
・ 乗降ドアの開放状態において、座席シート11の着座部12の側方に例えば傘等の異物が置かれ、そのまま乗降ドアが閉鎖された場合においては、前記基準値設定手段62により異物の影響を受けた近接センサ41〜44の検出値が基準値として設定される。そして、前記接近判定手段64により、当該基準値に対する検出値の変化量と閾値との大小関係に基づいて、前記操作部26,28・・・に対する操作者の手指の接近が判定されるので、近接センサ41〜44による手指の接近の検出を適正に行うことができ、報知部による報知動作を好適に行うことができる。
・ 座席シート11の着座部12の側方に例えば傘等の異物が置かれた状態では、近接センサ41〜44の検出値は異物の影響を受けて大きくなり、その後、異物が取り除かれると、検出値は低下した状態で安定化する。従って、基準値低下判定手段65により近接センサ41〜44の検出値が基準値よりも低下した状態が所定時間継続したことが検出されると、即ち、現在の基準値の設定段階で近接センサ41〜44に接近していた異物がその後に取り除かれたものと看做されるときには、基準値更新手段66によって近接センサ41〜44により新たに検出された検出値が基準値として更新される。このため、前記接近判定手段64により更新後の基準値に対する検出値の変化量と閾値との大小関係に基づいて、操作部26,28・・・に対する操作者の手指の接近判定が行われることとなり、当該判定感度を向上することができ。
(3)上記実施形態では、運転席シートECU51に影響度合判断手段67及び感度補正手段68を設けた。このため、以下の効果がある。
・ 影響度合判断手段67により検出値に対する異物の影響度合が大きいと判断された場合に、前記感度補正手段68によって、前記接近判定手段64による操作部26,28・・・に対する近接判定感度が補正される。このため、異物に対し近接センサ41〜44が過剰に反応しても、前記判定感度が予め補正されているので、接近判定手段64による操作部26,28・・・に対する操作者の手指の接近の誤判定を防止することができる。
・ 乗降ドアが開放状態にある場合、即ち、近接センサ41〜44に例えば搭乗者の脚の異物が接近する可能性が高い場合には、前記感度補正手段68によって前記接近判定手段64による前記操作部26,28・・・に対する近接判定感度が補正される。このため、異物に対し近接センサが過剰に反応しても、前記判定感度が補正されているので、接近判定手段64による誤判定を防止することができる。
(4)上記実施形態では、運転席シートECU51に異物センサ69を接続し、異物報知部74を設け、前記異物センサ69によって異物が検出された場合に、異物報知部74によって異物の存在が報知されるようにした。このため、座席シート操作部22の近傍に存在する例えば空き缶等の異物を操作者が容易に発見して除去することができ、搭乗者による運転操作へのその後の悪影響を先行的に排除することができる。
(5)上記実施形態では、運転席シートECU51にシート位置センサ71A,71Bを接続した。このため、座席シート11が移動されて、シート位置センサ71A,71Bにより検出されたシート位置が異物(例えばピラーやフロアー等の車体構造体)の影響が大きいシート位置と判断された場合に、前記感度補正手段68によって前記接近判定手段64による操作部26,28・・・に対する近接判定感度が補正される。このため、異物に対し近接センサ41〜44が過剰に反応しても、接近判定手段64による誤判定を防止することができる。
(6)上記実施形態では、各隣り合う第1〜4の近接センサ41〜44の第1〜第3の境界部45〜47を、座席シート11の後方向に向かうに従い上方に向かうように所定の傾斜角をもって傾斜させた。このため、各境界部45〜47の延在方向は座席シート11に着座している操作者が前記操作部26,28・・・の操作のために差し出した手指の方向と概略一致する。従って、隣接する二つの近接センサが手指の接近を共に検出する誤検出領域(グレーゾ―ン)を狭くすることができる。
(変更例)
(1)座席シート操作部22等の割愛された座席シート11の側部に異物を検出する異物センサ69を備えてもよい。
上記の構成においては、異物センサ69により異物を検出することができる。このため、例えば、座席シート11の側部に異物が存在することを搭乗者に先行的に報知することによって、運転操作へのその後の悪影響を排除することができる。又、例えば、座席シート11の側部にシート11の姿勢を調整する座席シート操作部22を備えるとともに、該操作手段22のハードウェアスイッチと対応して操作者の手指の接近を検出する近接センサ41〜44が設けられている場合には、前記異物センサ69の検出値に基づいて、前記近接センサ41〜44の検出感度を補正することで、近接センサによる手指の誤検出を防止することができる。
(2)上記の(1)の構成において、乗降ドアが開放状態であることを検出する開放検出手段(カーテシスイッチ63)を備え、該開放検出手段により乗降ドアが開放状態にあると検出された場合に、該異物センサ69の異物に対する検出感度を低減するように構成してもよい。
上記(2)の構成では、乗降ドアが開放状態にある場合、即ち、異物センサ69に例えば搭乗者の脚が接近する可能性が高い場合には、異物センサ69の検出感度が補正される。このため、異物センサ69が人体に反応して異物として誤検出することを防止することができる。
(3)上記(1)の構成において、前記座席シート11の位置を検出するシート位置センサ71A,71Bが備えられ、該位置センサ71A,71Bによって検出されたシート位置が、異物センサ69の検出値に対する車体構造体の影響が大きいシート位置と判断された場合に、異物センサ69の検出感度を補正するように構成してもよい。
上記(3)の構成は、座席シート11が移動されて、シート位置センサ71A,71Bによって検出されたシート位置が、異物センサ69の検出値に対する車体構造物(例えばピラーやフロアー等)の影響が大きいシート位置と判断された場合に、異物センサ69の検出感度が補正される。このため、異物センサ69が車体構造体に反応して異物として誤検出することを防止することができる。
(4)前記ハードウェアスイッチとして、車両に設けられた複数の座席シート11のいずれか一つを選択するシート選択スイッチ29、座席シート11を前後方向及び上下方向に移動させるスライドスイッチ23、リフタスイッチ24、着座部12を上下方向に傾動させるチルトスイッチ25、背もたれ部13を前後方向に傾動させるリクライニングスイッチ27、操作者に応じて姿勢が調整された座席シート11の姿勢を記憶手段54に記憶させる姿勢セットスイッチ31、第1及び第2姿勢指定スイッチ32,33のスイッチ群のなかから少なくとも二種選択するようにしてもよい。
(5)車両の後部座席にも姿勢の調整可能な座席シートが設けられている場合には、助手席ECU52と同様のECUを設け、運転席シートECU51の指令によって後部座席の座席シートの姿勢を調整可能にしてもよい。
(6)図3に示す第1〜第4の近接センサ41〜44の境界45〜47を傾斜させないで、上下方向に指向するようにしてもよい。又、第1〜第4の近接センサ41〜44を一体化して一つにしたり、二つにしたり、三つにしたりしてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)請求項1〜6のいずれか一項において、前記ハードウェアスイッチは、車両に設けられた複数の座席シートのいずれか一つを選択するシート選択スイッチ、座席シートを前後方向に移動させるスライドスイッチ、上下方向に移動させるリフトスイッチ、着座部を上下方向に傾動させるFRチルトスイッチ、背もたれ部を前後方向に傾動させるリクライニングスイッチ、操作者の体形に応じて姿勢が調整された座席シートの姿勢を記憶手段に記憶させる姿勢メモリースイッチの各スイッチ群のなかから少なくとも二種選択されたものであることを特徴とする車両用シート駆動装置。
11,11A…座席シート、12…着座部、13…背もたれ部、22…座席シート操作部、23,23A…スライドスイッチ、24,24A…リフトスイッチ、26,28,30,34〜36…操作部、27,27A…リクライニングスイッチ、29…シート選択スイッチ、41〜44…第1〜第4の近接センサ、55…表示手段、61…報知制御手段、62…基準値設定手段、63…カーテシスイッチ(ドアの閉鎖検出手段)、65…基準値低下判定手段、66…基準値更新手段、67…影響度合判断手段、68…感度補正手段、69…異物センサ、74…異物報知部。

Claims (9)

  1. 車室内に設けられた座席シートの側部に設けられ、該座席シートの姿勢を調整する複数の駆動機構をそれぞれ駆動するべく操作するための複数のハードウェアスイッチを備えた座席シート操作部と、
    前記ハードウェアスイッチの操作に基づき、対応する前記駆動機構を駆動制御する制御手段と、
    前記複数のハードウェアスイッチの配置に合わせて前記座席シート操作部に設けられ、前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の接近に伴って検出値が変化する近接センサと、
    前記複数のハードウェアスイッチと対応する複数の機能情報を報知する報知部と、
    乗降ドアの閉鎖検出手段により該乗降ドアの閉鎖が検出された時点における前記近接センサの検出値を、該近接センサの基準値として設定する基準値設定手段と、
    前記近接センサの前記基準値に対する検出値の変化量と閾値との大小関係に基づいて、前記ハードウェアスイッチに対して操作者の手指が接近したか否かの判定を行う接近判定手段と、
    前記接近判定手段により前記ハードウェアスイッチに対して操作者の手指が接近したと判定されたとき、前記機能情報を報知するように前記報知部を制御する報知制御手段と、
    前記近接センサの検出値が前記基準値よりも低下した状態が所定時間継続したか否かを判定する基準値低下判定手段と、
    前記基準値低下判定手段により前記近接センサの検出値が前記基準値よりも低下した状態が所定時間継続したと判定された場合に、該近接センサの新たな検出値によって前記基準値を更新する基準値更新手段とを備えた車両用シート駆動装置。
  2. 請求項1において、前記近接センサの検出値に対する異物の影響度合を判断する影響度合判断手段を備え、該影響度合判断手段により異物の影響が大きいと判断された場合に、前記接近判定手段による前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の接近の判定感度を補正する感度補正手段が備えられている車両用シート駆動装置。
  3. 請求項2において、前記影響度合判断手段は、乗降ドアが開放状態であることを検出する開放検出手段を備え、前記感度補正手段は、前記開放検出手段によって乗降ドアが開放状態であることが検出された場合に、前記接近判定手段による前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の近接判定感度を補正するように構成されている車両用シート駆動装置。
  4. 請求項2において、前記影響度合判断手段は、前記近接センサに対応して座席シートに設けられた異物センサを備え、前記感度補正手段は、該異物センサにより異物が検出された場合に、前記接近判定手段による前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の近接判定感度を補正するように構成されている車両用シート駆動装置。
  5. 請求項4において、前記異物センサによって異物が検出された場合に異物の存在を報知する異物報知部が設けられている車両用シート駆動装置。
  6. 請求項2において、前記影響度合判断手段は、前記座席シートのシート位置を検出するシート位置センサを備え、前記感度補正手段は、該シート位置センサによって検出されたシート位置が車体構造体の影響が大きいシート位置と判断された場合に、前記接近判定手段による前記ハードウェアスイッチに対する操作者の手指の近接判定感度を補正するように構成されている車両用シート駆動装置。
  7. 車室内に設けられた座席シートの側部に異物を検出する異物センサを備えている車両用シート装置。
  8. 請求項7において、乗降ドアが開放状態であることを検出する開放検出手段を備え、該開放検出手段により乗降ドアが開放状態にあると検出された場合に、該異物センサの異物に対する検出感度を補正するように構成されている車両用シート装置。
  9. 請求項7において、前記座席シートのシート位置を検出するシート位置センサを備え、該位置センサによって検出されたシート位置が、異物センサの検出値に対する車体構造体の影響が大きいシート位置と判断された場合に、異物センサの検出感度を補正するように構成されている車両用シート装置。
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