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JP2010111015A - 画像形成装置、画像形成プログラムおよび画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成プログラムおよび画像形成方法 Download PDF

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JP2010111015A JP2008285626A JP2008285626A JP2010111015A JP 2010111015 A JP2010111015 A JP 2010111015A JP 2008285626 A JP2008285626 A JP 2008285626A JP 2008285626 A JP2008285626 A JP 2008285626A JP 2010111015 A JP2010111015 A JP 2010111015A
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振一 秋山
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Abstract

【課題】記録紙の束を中綴じして冊子を製本する際に、ハガキやCDポケット等を差し込む場合であっても、記録紙の最適な位置に画像を形成することができる画像形成装置、画像形成プログラム方法および画像形成方法を提供する。
【解決手段】2頁分の画像を1枚の記録紙の所定の領域に形成し、当該記録紙を束ね中央の折り目に沿って綴じて冊子を作成するための画像形成装置である。この画像形成装置は、画像が形成される記録紙の画像記録領域を、冊子中央頁から外側頁に行くにつれて、記録紙中央の折り目から外側に向かって所定間隔で移動させて算出する画像記録領域算出手段と、冊子の頁間に差込媒体が差し込まれる場合、この差込媒体が差し込まれる頁以降の冊子外側頁に対して、画像記録領域を補正し、画像記録領域を決定する補正手段と、決定された画像記録領域に画像を形成する画像形成手段とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録紙の束を中綴じして冊子を製本するための画像形成装置に関する。
最近、複写機やプリンタ等の画像形成装置は機能が多機能化されている。
例えば、画像形成装置に自動原稿搬送装置(ADF)を装着することにより、ADFの載置台に載置した大量の原稿を自動的に1枚毎に搬送し、スキャナー部で原稿の画像情報を読み取り、連続して記録紙の片面または両面に複写することができるものがある。
また、画像形成装置には、フィニッシャと呼ばれる後処理装置を装着することにより、画像形成装置から排紙された記録紙を1部ごとに綴じたり、折り畳んだり、ソートしたり、製本作業まですることができるものもある。
製本作業では、パーソナルコンピュータ(PC)から送信される画像情報や、ADFを利用して読み取った画像情報に基づいて画像を記録紙に複写し、複写された記録紙を中綴じ(週刊誌綴じともいう。)し、冊子を作成する(中綴じ製本)。
中綴じ製本は、表紙と中身を揃えて重ね、中央を針金(ステッチ)で綴じ、二つ折りにして仕上げるため、週刊誌、漫画雑誌、パンフレット等で多く用いられる。具体的には、中綴じ製本では、冊子を開いた状態の記録紙(通常1枚で4ページ分)が重ね合わせられ(丁合い)、表紙の外側(背)から冊子中央に沿って針金によって綴じられ、二つ折りにされ、仕上がりに小口が断裁される。
中綴じ製本の場合、記録紙に複写される画像は、1ページから最終ページに至るまで、同じ見開き方向で順序良く整列されなければならない。そのため、記録紙の枚数により、ページの配置を調整することが必要である。そこで、従来、原稿画像の読み取り順に応じて、画像情報をページメモリに記憶し、ページ数による記録画像の分割数等に応じて画像を並べ替える処理(面付け)を行っていた。そうすることにより、見開き状態の画像が記録紙に形成される。
また、中綴じ製本では、二つ折りにされた状態で断裁されるため、ページ数が多い場合、冊子中央のページは、冊子外側(表紙側)のページに比べて、ページ幅が狭くなる。さらに、冊子外側のページは、記録紙自体の厚みの影響によりページ中央の折り目(のど)近傍の画像が見難くなる。
そこで、用紙のサイズや坪量等に応じてクリープ量を設定し、画像記録領域を自動で調整する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、クリープ量とは、記録紙の束が中央で綴じられ二つ折りにされる際に、仕上がり時に冊子外側となるページについて、ページ中央の折り目近傍の画像が見難くなることを避けるために、画像記録領域を、冊子外側のページになるにつれて、のど側から小口側に向かって移動させる移動量をいう。また、坪量とは、紙の厚さや品質を示す単位であり、1平方メートル当たりの紙の重量をいう。
上記特許文献1に記載の技術は、中綴じ製本をする際に、記録紙の総枚数とクリープ量に基づき、記録紙1枚毎に1ページ当たりの画像記録領域を設定することで、画像情報を適切な位置に記録するものである。
特開2006−263970号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、ページに応じて各記録紙毎のクリープ量は相違するものの、同一記録紙に記録される画像情報について、クリープ量は同一であるため、ハガキやCDポケット等(差込媒体)をページの間に差し込む場合には対応することができなかった。
本発明は上記従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、記録紙の束を中綴じして冊子を製本する際に、ハガキやCDポケット等を差し込む場合であっても、記録紙の最適な位置に画像を形成することができる画像形成装置、画像形成プログラム方法および画像形成方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)2頁分の画像を1枚の記録紙の所定の領域に形成し、当該記録紙を束ね中央の折り目に沿って綴じて冊子を作成するための画像形成装置であって、画像が形成される記録紙の画像記録領域を、冊子中央頁から外側頁に行くにつれて、記録紙中央の折り目から外側に向かって所定間隔で移動させて算出する画像記録領域算出手段と、冊子の頁間に差込媒体が差し込まれる場合、当該差込媒体が差し込まれる頁以降の冊子外側頁に対して、前記画像記録領域を補正し、前記画像記録領域を決定する補正手段と、決定された前記画像記録領域に画像を形成する画像形成手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
(2)前記補正手段は、前記差込媒体が差し込まれる頁以降の冊子外側頁に対して、前記画像記録領域を前記差込媒体の厚さに応じて更に移動させる上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記補正手段は、前記画像記録領域を移動させたときの移動量が閾値以上である場合、移動量を一定値に固定する上記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(4)2頁分の画像を1枚の記録紙の所定の領域に記録し、当該記録紙を束ね中央の折り目に沿って綴じて冊子を作成するための画像形成装置によって実行されるプログラムであって、画像が形成される記録紙の画像記録領域を、冊子中央頁から外側頁に行くにつれて、記録紙中央から外側に向かって所定間隔で移動させて算出する手順(a)と、冊子の頁間に差込媒体が差し込まれる場合、当該差込媒体が差し込まれる頁以降の冊子外側頁に対して、前記画像記録領域を補正し、前記画像記録領域を決定する手順(b)と、決定された前記画像記録領域に画像を形成する手順(c)とを画像形成装置に実行させることを特徴とする画像形成プログラム。
(5)上記(4)に記載の画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(6)2頁分の画像を1枚の記録紙の所定の領域に記録し、当該記録紙を束ね中央の折り目に沿って綴じて冊子を作成するための画像形成方法であって、画像が形成される記録紙の画像記録領域を、冊子中央頁から外側頁に行くにつれて、記録紙中央から外側に向かって所定間隔で移動させて算出するステップ(a)と、冊子の頁間に差込媒体が差し込まれる場合、当該差込媒体が差し込まれる頁以降の冊子外側頁に対して、前記画像記録領域を補正し、前記画像記録領域を決定するステップ(b)と、決定された前記画像記録領域に画像を形成するステップ(c)とを有することを特徴とする画像形成方法。
本発明では、記録紙の束を中綴じして冊子を製本する際に、ハガキやCDポケット等を差し込む場合であっても、記録紙の最適な位置に画像を形成することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置を用いた印刷システムの構成を概略的に示す構成図である。
本実施形態にかかる印刷システムは、PC(パーソナルコンピュータ)1と、画像形成装置2とを備え、これらはネットワーク3を介して相互に通信可能に接続されている。
ネットワーク3は、例えば、イーサネット(登録商標)、トークンリング、およびFDDI等の規格によりコンピュータやネットワーク機器同士を接続したLAN、またはLAN同士を専用線で接続したWAN等の各種のネットワークからなる。なお、ネットワーク3に接続される機器の種類および台数は、図1に示される例に限定されない。
図2は、図1に示す画像形成装置の回路構成を示すブロック図である。
画像形成装置2は、電子写真方式の複写機であり、自動原稿送装置41および後処理装置42を装備し、中綴じ製本を行う。
画像形成装置2は、CPU21、電源回路22、インタフェース(I/F)23、情報制御回路24、記憶手段25、表示手段26、操作入力手段27、画像読取手段28、画像形成手段29、差込手段30、給排紙手段31、画像処理回路32、および駆動制御回路33を有する
CPU21は、プログラムにしたがって各種処理の制御や各種の演算等を行う。電源回路22は、電源スイッチが投入されることにより、画像形成装置2全体に通電を行い、電源スイッチが遮断されることにより、通電を遮断する。インタフェース(I/F)23は、画像形成装置2とPC1等の外部機器との間でデータの送受信を行う。I/F23には、ネットワークインタフェースや、シリアルインタフェース、パラレルインタフェース、無線通信インタフェース等の各種ローカル接続インタフェース等が用いられる。
情報制御回路24は、I/F23を介して取得する印刷ジョブデータを記憶手段25に記憶し、必要な場合には、表示手段27に情報を表示させてユーザからの入力を促すための回路である。記憶手段25は、画像を形成するために必要な画像データ、画像情報や印刷条件の設定情報を含む印刷ジョブデータ、および各種処理を実行するための制御プログラムなどを記憶する。
操作入力手段26は、テンキー、スタートボタン、リセットキーなどの操作ボタンである。ユーザは、操作入力手段26を操作することにより、各種操作の入力を行う。表示手段27は、操作内容や画像形成装置2の動作状態などの各種情報を表示する表示パネルである。ユーザは、表示手段26により表示される操作内容に応じて、操作入力手段26の操作を行う。なお、表示手段27は、操作内容を表示するだけでなく、ユーザからの入力を受け付けるタッチパネル方式であってもよい。
画像読取手段28は、原稿台の所定の読み取り位置にセットされた原稿または自動原稿搬送装置41により所定の読み取り位置に搬送された原稿に、蛍光ランプ等の光源で光を当て、その反射光をCCDイメージセンサ等の撮像装置で光電変換して、その電気信号から画像データ(ビットマップデータ)を生成する。
画像形成手段29は、記憶手段25に記憶される画像データを、電子写真方式により帯電、露光、現像、転写および定着の各工程を経て記録紙に印刷して排出する。差込手段30は、ハガキやCDポケット等(以下、差込媒体という)を所定のページに差し込む。給排紙手段31は、給紙カセットに載置される記録紙を画像形成手段29に給紙し、画像形成手段29で画像形成された記録紙を排紙する。
画像処理回路32は、画像読取手段28によって生成された画像データを記憶手段25に記憶させるための回路である。駆動制御回路33は、画像形成手段29、画像読取手段28、給排紙手段31および後処理装置50を制御し、画像データを適切に処理するための回路である。
自動原稿搬送装置41は、複数枚の原稿を一枚ずつ所定の読み取り位置まで自動で搬送する。後処理装置42は、画像形成装置2から排紙された転写紙に対して、カバーシート挿入やステープル、折り畳み、ソート等の後処理を行う。
図3は、中綴じ製本における記録紙と差込媒体とを模式的に示す断面図である。図3では、記録紙を実線で示し、差込媒体を斜線で示し、記録紙に印刷される画像を破線で示す。また、一点鎖線は記録紙を二つ折りにした際の中心線であり、太線は小口を切り落とす際の断裁線(仕上り線)である(図4についても同様である)。
中綴じ製本は、2ページ分の画像が両面の各領域に記録された記録紙を、ページ中央の折り目(中心線)に沿ってステッチで綴じ二つ折りにし、仕上がりに小口を断裁することにより行われる。
したがって、冊子の表紙側のページは、中央のページに比べて切り落とす幅が狭くなり、小口を断裁した際にページ幅が広くなる。つまり、全ての記録紙について同一の位置に画像を印刷した場合、冊子にした際に中央のページと表紙側のページでずれが生じる。
そこで、画像が小口から同一の位置に印刷されるように、冊子の中央のページから外側のページに行くにつれて、記録紙の中央の折り目から外側に向かって一定の間隔でずらして画像は記録紙に印刷される。
そうすることで、画像は小口から一定の位置に印刷され、表紙付近の画像だけが断裁されたり、冊子の中央のページの画像がのど近傍に印刷されて見難くなることを防ぐことができる。
差込媒体が挿入される場合、挿入されるページ以降にはさらにずれが生じる。図3に示す例では、冊子の中央の記録紙は4枚目まで対称にずれているが、5枚目の記録紙と表紙は、差込媒体によって図中上側のページにさらにずれが生じている。
図4は、差込媒体によるずれを考慮したページ構成を示す図である。
図4は、図3に示す5枚目の記録紙を示しており、記録紙の中心線を境にして左右に画像が印刷される。つまり、図中の左右の四角は、各ページにおいて画像が印刷される領域を示す。
左ページは、差込媒体が挿入されるページ以降のページであり、右ページと比較して小口側に画像が印刷される。そうすることで、差込媒体を挿入することよってずれが生じる場合であっても、画像は小口から一定の位置に印刷される。
図5は、印刷情報を設定する際の操作パネルを示す図であり、操作パネル上には、印刷情報設定画面50が表示される。なお、画像形成装置2の表示手段26としての操作パネルは、タッチパネル方式を採用しており、操作内容を表示するだけではなく、ユーザからの入力も受け付ける。
印刷情報設定画面50は、「出力画像」51、「出力部数」52、「用紙設定」53、「綴じ設定」54および「クリープ設定」44の各項目と、OKボタン56と、Cancelボタン57とを有する。
「出力画像」51は、出力する原稿のファイルパスまたはBOX等を指定するための項目である。「出力部数」52は、出力する原稿の部数を指定する項目である。「用紙設定」53は、印刷する記録紙を設定するための項目であり、メニューボタンを用いて選択する。ユーザがメニューボタンを指定することで、図6に示すプルダウンメニューが表示され、ユーザはその中から所望の記録紙を選択する。
「綴じ設定」54は、印刷された記録紙の綴じ方を設定するための項目であり、メニューボタンを用いて選択する。ユーザがメニューボタンを指定することで、図7に示すプルダウンメニューが表示される。本実施形態では、ユーザは中綴じを選択する。「クリープ設定」55は、クリープ設定画面60を表示するための項目であり、綴じ設定で中綴じが選択された場合に有効となる。つまり、クリープ設定は、綴じ設定において中綴じが選択されるまでグレーアウトした状態であり、選択することができない。
OKボタン56は、印刷情報の設定が完了し、設定を確定して印刷を開始させるためのボタンである。Cancelボタン57は、印刷情報の設定を中止するためのボタンである。
図8は、クリープを設定する際の操作パネルを示す図である。クリープ設定画面60は、図5に示すクリープ設定が選択された場合に表示される。
クリープ設定画面60は、「クリープ量」61および「差し込み」62の各設定項目と、OKボタン63と、Cancelボタン64とを有する。
「クリープ量」61は、自動算出と手動算出とが選択可能である。自動算出では、クリープ量は、所定の係数を用いて自動的に算出される。手動算出では、クリープ量は、入力された任意の値に基づいて算出される。手動算出においてクリープ量は、実験等により予め求めることができ、自動算出に比べて精度が高くなる。
手動算出が選択された場合、テキストボックスが入力可能な状態になり、ユーザは、テキストボックスに所望の値を入力する。「差し込み」62は、差込媒体を挿入するための項目である。差し込み有りが選択された場合、差し込み数が入力可能な状態になり、ユーザは、差し込み箇所の数を入力する。
OKボタン63は、クリープ設定が完了し、設定を確定させるためのボタンである。差し込み有りの場合、操作パネルには差込情報設定画面70が表示される。Cancelボタン64は、クリープ情報の設定を中止するためのボタンである。Cancelボタン64が選択された場合、操作パネルには印刷情報設定画面50が表示される。
図9は、差込情報を設定する際の操作パネルを示す図である。
差込情報設定画面70は、「差込箇所」71、「差込方法」72、「トレイ選択」73、「差込厚さ」74および「差込位置」75の各設定項目と、OKボタン76と、Cancelボタン77とを有する。
「差込箇所」71は、差し込む箇所を示す。ユーザが最初に差込情報を設定する場合、差込箇所71は「1」であり、差込情報設定が完了しOKボタンが選択されると、差込箇所71は自動的に「2」になる。以降、差込箇所71は、差込箇所の数に応じて、各差込情報設定画面における設定が完了するごとに増加する。つまり、ユーザは、差込箇所が複数ある場合、各差込箇所に応じた差込情報を設定しなければならない。
「差込方法」72は、手動と自動が選択可能である。手動が選択された場合、差込媒体は印刷完了後に作業者により差し込まれる。自動が選択された場合、差込媒体は印刷時に自動で差し込まれる。「トレイ選択」73は、差込媒体を引くトレイを選択するための項目であり、差込方法で自動が選択された場合に設定可能な状態になる。ユーザがメニューボタンを指定することで、図10に示すプルダウンメニューが表示され、ユーザは所望のトレイを選択する。
「差込厚さ」74は、差込媒体の厚さを入力するための項目であり、差込方法で自動が選択された場合に入力可能な状態になる。「差込位置」75は、差込媒体を挿入する位置を特定するための項目である。ユーザは、テキストボックスに差し込む直前のページ番号、および差し込む直後のページ番号を入力することで、差込媒体を挿入する位置を特定する。または、差込媒体を挿入する位置は、シートによって特定することもできる。
OKボタン76は、差込情報設定が完了し、設定を確定させるためのボタンである。差込箇所が複数ある場合、操作パネルは次の箇所の差込情報設定画面70を表示する。Cancelボタン77は、差込情報の設定を中止するためのボタンである。Cancelボタンが選択された場合、操作パネルはクリープ設定画面60を表示する。
図11〜13は、画像形成装置の処理の手順を示すフローチャートである。なお、図11〜13のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、画像記憶装置の記憶手段25に制御プログラムとして記憶されており、CPU21により読み出されて実行される。
印刷情報設定が行われる(ステップS1)。ユーザは、画像形成装置2の操作パネルに、図5に示す印刷情報設定画面50を表示させ、印刷情報を設定する。
クリープ設定が行われる(ステップS2)。ユーザは、印刷情報設定画面50においてクリープ設定55を選択し、図8に示すクリープ設定画面60を表示させ、クリープを設定する。
クリープ量を自動で算出するか否かが判断される(ステップS3)。画像形成装置2は、クリープ設定において、クリープ量61について「自動算出」が選択されたか「手動算出」が選択されたかを判断する。
自動算出が選択されたと判断された場合(S3:Yes)、クリープ量が自動で算出される(ステップS4)。クリープ量を自動で算出する方法では、クリープ量C=計数A×計数B×基準クリープ量CPにより算出する。ここで、計数Aは紙種に対応した値であり、計数Bは坪量に対応した値である。なお、詳しくは、特開2006−263970号公報に記載されている。
手動算出が選択されたと判断された場合(S3:No)、クリープ量が手動で入力される(ステップS5)。クリープ量を手動で入力する方法では、ユーザは、記録紙データ(紙種、坪量、サイズ等)と環境情報(温度、湿度等)とに応じて最適なクリープ量を実験等により求めておき、記録紙データと環境情報に基づいて入力するクリープ量を算出する。つまり、画像形成装置毎または画像形成動作時に生じる記録紙に対する誤差や、湿度の影響による記録紙の伸びや縮みを勘案して、記録紙が折り畳まれたときに最適な状態になるように、予め実験等によりクリープ量を算出する。
差し込み有りか否かが判断される(ステップS6)。画像形成装置2は、クリープ設定において、差し込み62について「有り」が選択されたか「無し」が選択されたかを判断する。
差し込み数が入力される(ステップS7)。ユーザは、クリープ設定画面60において、差し込み数を入力し、OKボタン63を選択してクリープ設定を確定させる。
差込情報設定が行われる(ステップS8)。ユーザは、クリープ設定画面60においてOKボタンを選択し、図9に示す差込情報設定画面70を表示させ、差込情報を設定する。
差込情報設定が終了したが否かが判断される(ステップS9)。画像形成装置2は、すべての差込箇所について差込情報が設定されたか否かを判断する。
差込情報設定が終了していないと判断された場合(S9:No)、ステップS8に戻り、次の箇所の差込情報設定が行われる。
差込情報設定が終了したと判断された場合(S9:Yes)、処理はステップS10に進む。ここで、差込情報は記憶手段25に記憶される。図14は差込情報のデータ構造を示す。
ステップS6において、差し込みが無いと判断された場合(S6:No)、クリープ量が固定されているか否か判断される(ステップS10)。
クリープ量が固定されていないと判断された場合(S10:No)、クリープ量が所定量以上であるか否かが判断される(ステップS11)。クリープ量が所定量以上であると判断された場合(S11:YES)、クリープ量が固定され(ステップS12)、処理はステップS13に進む。つまり、クリープ量が限界値以上であるため、画像記憶領域は小口側に移動され、画像が切れてしまうことを防止するため、クリープ量が限界値に達した場合、クリープ量は一定の値に設定される。
また、ステップS10において、クリープ量が固定されていると判断された場合も(S10:Yes)、処理はステップS13に進む。
一方、ステップS11において、クリープ量が所定量未満であると判断された場合(S11:No)、処理はそのままステップS13に進む。つまり、クリープ量は一定の値に固定されることなく、ステップS4またはS5で算出された値が用いられる。
画像記憶領域が決定される(ステップS13)。画像形成装置2は、クリープ量に基づいて、画像を記録紙に印刷する範囲を決定する。
画像形成が行われる(ステップS14)。画像形成装置2は、画像形成手段29により記録紙の画像形成領域に画像を印刷する。
クリープ量が固定されているか否か判断される(ステップS15)。
クリープ量が固定されていないと判断された場合(S15:No)、クリープ量が加算される(ステップS16)。ステップS4またはS5で算出されたクリープ量に対して、同一値を加算し、次の記録紙に画像を記録するときのクリープ量とする。
一方、クリープ量が固定されていると判断された場合(S15:Yes)、クリープ量は加算されることなく、処理は次のステップS17に進む。つまり、クリープ量を加算すると限界値を超えるため、クリープ量は固定されており、次の記録紙に対しても同一のクリープ量を用いることとなる。
差込位置であるか否かが判断される(ステップS17)。画像形成装置2は、記録手段25に記憶された図14に示す差込情報を読み出し、画像を印刷した記録紙が差込位置であるか否かを判断する。
差込位置であると判断された場合(S17:YES)、自動差込であるか否かが判断される(ステップS18)。画像形成装置2は、記録手段25に記憶された図14に示す差込情報を読み出し、差込方法が自動であるか手動であるか否かを判断する。
自動差込であると判断された場合(S18:YES)、差込動作を行い(ステップS19)、次のステップS20に進む。画像形成装置2は、差込手段30により差込媒体を記録紙に差し込む。自動差込でないと判断された場合(S18:NO)、差込動作を行うことなく次のステップS20に進む。
クリープ量が固定されているか否か判断される(ステップS20)。クリープ量が固定されていない場合(S20:NO)、クリープ量は補正値で修正される(ステップS21)。つまり、次の記録紙に画像を印刷するときのクリープ量に対して、差込媒体によるずれを考慮して補正が行われる。具体的に、差込媒体が差し込まれるページ以降の冊子の外側のページに対して、差込媒体の厚さに応じて画像記録領域が更に移動される。
一方、ステップS17において、差込位置でないと判断された場合(S17:NO)差込動作やクリープ量の補正をすることなく、設定枚数が終了したか否かが判断される(ステップS22)。
設定枚数が終了していないと判断された場合(S22:NO)、ステップS10に戻り、次の記録紙について、クリープ量を判断し画像形成が行われる。つまり、画像形成装置2は、次の記録紙に画像を印刷する処理を行う。
設定枚数が終了したと判断された場合(S22:YES)、手動差込か否かが判断される(ステップS23)。つまり、1ページから最終ページまでの画像が記録紙に印刷された場合、差込方法が判断される。
手動差込でないと判断された場合(S23:NO)、綴じ動作が行われる(ステップS24)。画像形成装置2は、後処理装置42に中綴じ動作を指示する。記録紙は重ねられ丁合いされ、中央線に沿って背から針金で綴じられる。
折り動作が行われる(ステップS25)。後処理装置42は、中綴じがなされた記録紙の束を、中心線に沿って二つ折りにする。
断裁動作が行われる(ステップS26)。後処理装置42は、記録紙の束を冊子に仕上げるため、小口を断裁する。
一方、ステップS23において、手動差込であると判断された場合(S23:YES)、手動による差し込みを行った(ステップ28)後で、断裁が行われる(ステップ26)。つまり、全てのページに画像が印刷された記録紙の束には、作業者により所定のページに差込媒体が差し込まれ、記録紙の束は中綴じされ、二つ折りに折られる。そうすることで、より精度の高い冊子を作成することができる。
設定部数が終了したか否かが判断される(ステップS27)。設定部数が終了していないと判断された場合(S27:NO)、ステップS10に戻り、次の冊子について、クリープ量を判断し画像形成が行われる。設定部数が終了したと判断された場合(S27:YES)、処理は終了する。
本実施形態によれば、自動で差込処理を行う場合、差込媒体によるずれを考慮して、画像形成から中綴じ冊子の製本までを行うことができる。また、手動で差込処理を行う場合であっても、差込媒体によるずれを考慮して、画像を形成することができる。したがって、従来のように、ユーザが、面付けソフトにより、差込媒体によるずれを考慮して画像記録領域を調整する必要がなくなる。
さらに、本実施形態では、画像記録領域をページ単位で管理してクリープ量を算出するため、記録紙の画像記録領域が左右対称でない場合であっても有効である。
本発明は、上記した実施の形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
本実施形態の画像処理装置における処理は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
本実施形態に係る画像形成装置を用いた印刷システムの構成を概略的に示す構成図である。 図1に示す画像形成装置の回路構成を示すブロック図である。 中綴じ製本における記録紙と差込媒体とを模式的に示す断面図である。 差込媒体によるずれを考慮したページ構成を示す図である。 印刷情報を設定する際の操作パネルを示す図である。 用紙設定のプルダウンメニューの一例を示す図である。 綴じ設定のプルダウンメニューの一例を示す図である。 クリープを設定する際の操作パネルを示す図である。 差込情報を設定する際の操作パネルを示す図である。 トレイ選択のプルダウメニューの一例を示す図である 画像形成装置の処理の手順を示すフローチャートである。 画像形成装置の処理の手順を示すフローチャートである。 画像形成装置の処理の手順を示すフローチャートである。 差込情報のデータ構造の一例を示す図である。
符号の説明
1 PC、
2 画像形成装置、
3 ネットワーク、
41 自動原稿搬送装置、
42 後処理装置、
50 印刷情報設定画面、
60 クリープ設定画面、
70 差込情報設定画面。

Claims (6)

  1. 2頁分の画像を1枚の記録紙の所定の領域に形成し、当該記録紙を束ね中央の折り目に沿って綴じて冊子を作成するための画像形成装置であって、
    画像が形成される記録紙の画像記録領域を、冊子中央頁から外側頁に行くにつれて、記録紙中央の折り目から外側に向かって所定間隔で移動させて算出する画像記録領域算出手段と、
    冊子の頁間に差込媒体が差し込まれる場合、当該差込媒体が差し込まれる頁以降の冊子外側頁に対して、前記画像記録領域を補正し、前記画像記録領域を決定する補正手段と、
    決定された前記画像記録領域に画像を形成する画像形成手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補正手段は、前記差込媒体が差し込まれる頁以降の冊子外側頁に対して、前記画像記録領域を前記差込媒体の厚さに応じて更に移動させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補正手段は、前記画像記録領域を移動させたときの移動量が閾値以上である場合、移動量を一定値に固定する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 2頁分の画像を1枚の記録紙の所定の領域に記録し、当該記録紙を束ね中央の折り目に沿って綴じて冊子を作成するための画像形成装置によって実行されるプログラムであって、
    画像が形成される記録紙の画像記録領域を、冊子中央頁から外側頁に行くにつれて、記録紙中央から外側に向かって所定間隔で移動させて算出する手順(a)と、
    冊子の頁間に差込媒体が差し込まれる場合、当該差込媒体が差し込まれる頁以降の冊子外側頁に対して、前記画像記録領域を補正し、前記画像記録領域を決定する手順(b)と、
    決定された前記画像記録領域に画像を形成する手順(c)とを画像形成装置に実行させることを特徴とする画像形成プログラム。
  5. 請求項4に記載の画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 2頁分の画像を1枚の記録紙の所定の領域に記録し、当該記録紙を束ね中央の折り目に沿って綴じて冊子を作成するための画像形成方法であって、
    画像が形成される記録紙の画像記録領域を、冊子中央頁から外側頁に行くにつれて、記録紙中央から外側に向かって所定間隔で移動させて算出するステップ(a)と、
    冊子の頁間に差込媒体が差し込まれる場合、当該差込媒体が差し込まれる頁以降の冊子外側頁に対して、前記画像記録領域を補正し、前記画像記録領域を決定するステップ(b)と、
    決定された前記画像記録領域に画像を形成するステップ(c)とを有することを特徴とする画像形成方法。
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