JP2010029012A - 車両の電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数やコストの増加を抑制しつつ、蓄電装置の充放電電流の電流センサの補正が適切に行なわれる車両の電源装置を提供する。
【解決手段】車両の電源装置は、車両外部から充電可能に構成されたバッテリBと、バッテリBに対する充放電経路に設けられた電流センサ11と、電流センサ11とは異なる温度観測対象に設けられた温度センサ66,82と、電流センサ11の出力に基づいてバッテリBに対する充放電の制御を行なう制御装置30とを備える。制御装置30は、温度センサ66,82の出力に基づいて電流センサ11の温度を推定し、推定した温度に基づいて電流センサ11の出力を補正する。
【選択図】図1
【解決手段】車両の電源装置は、車両外部から充電可能に構成されたバッテリBと、バッテリBに対する充放電経路に設けられた電流センサ11と、電流センサ11とは異なる温度観測対象に設けられた温度センサ66,82と、電流センサ11の出力に基づいてバッテリBに対する充放電の制御を行なう制御装置30とを備える。制御装置30は、温度センサ66,82の出力に基づいて電流センサ11の温度を推定し、推定した温度に基づいて電流センサ11の出力を補正する。
【選択図】図1
Description
この発明は車両の電源装置に関し、特に車両外部から充電可能に構成された蓄電装置を備えた車両の電源装置に関する。
近年、環境に配慮した自動車として、電気自動車、燃料電池自動車、および従来のエンジンに加え、直流電源とインバータとそのインバータによって駆動されるモータとを動力源とするハイブリッド自動車が開発されている。
このような自動車は、直流電源として電力を蓄積できる蓄電装置を搭載している。蓄電装置は、充電状態を適切に管理する必要があり、電流センサによって充放電電流がモニタされている場合が多い。
電流センサに関連して、特開2001−327002号公報(特許文献1)は、電流センサの使用環境温度による影響を受けることなく、バッテリの充放電電流等を正確に検出することができる電流検出装置を開示する。
この電流検出装置においては、バッテリにリレーを介して接続された被制御負荷に流れる電流値を電流センサにより測定するとともに、電流センサの使用環境温度を温度センサにより測定する。マイクロコンピュータには、電流センサの使用環境温度とオフセット値の関係を示す温度−オフセットマップが記憶されており、温度−オフセットマップに基づいて、温度センサの検出結果に対応したオフセット値が算出され、算出されたオフセット値によって、電流センサにて検出された電流値が補正される。
特開2001−327002号公報
特開平9−109653号公報
しかしながら、電流センサの使用環境温度を取得するために、電流センサの温度を測定する温度センサを新たに設けるのでは、車両の製造コストが増加する。
この発明の目的は、部品点数やコストの増加を抑制しつつ、蓄電装置に充放電する経路上の電流センサの補正が適切に行なわれる車両の電源装置を提供することである。
この発明は、要約すると、車両の電源装置であって、車両外部から充電可能に構成された蓄電装置と、蓄電装置に対する充放電経路に設けられた電流センサと、電流センサとは異なる温度観測対象に設けられた温度検出部と、電流センサの出力に基づいて蓄電装置に対する充放電の制御を行なう制御装置とを備える。制御装置は、温度検出部の出力に基づいて電流センサの温度を推定し、推定した温度に基づいて電流センサの出力を補正する。
好ましくは、温度観測対象は、蓄電装置を含む。車両の電源装置は、電流センサおよび蓄電装置が内部に設置される電池パックをさらに備える。
好ましくは、車両は、乗員が乗車する車室を含む。温度観測対象は、蓄電装置に加え、空調装置で空調される車室を含む。温度検出部は、蓄電装置に設けられる第1の温度センサと、車室の室温を検出する第2の温度センサとを含む。制御装置は、第1の温度センサの出力と第2の温度センサの出力とに基づいて電流センサの温度を推定する。
より好ましくは、車両の電源装置は、空調装置によって空調された空気を蓄電装置および電流センサの冷却に使用する冷却装置をさらに備える。
より好ましくは、蓄電装置および電流センサは、車室内に配置される。
より好ましくは、蓄電装置および電流センサは、車室外に配置される。冷却装置は、車室からの吸気を蓄電装置および電流センサの周囲に供給するファンを含む。
より好ましくは、蓄電装置および電流センサは、車室外に配置される。冷却装置は、車室からの吸気を蓄電装置および電流センサの周囲に供給するファンを含む。
より好ましくは、制御装置は、予め作成された蓄電装置の温度と車室の温度とを変数とするマップに基づいて、電流センサの温度を推定する。
この発明によれば、部品点数やコストの増加を抑制しつつ、蓄電装置に充放電する経路上の電流センサの補正が適切に行なわれる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両1の主たる構成を示す図である。
図1を参照して、車両1は、蓄電装置であるバッテリBが内蔵された電池パック60と、昇圧コンバータ12と、平滑用コンデンサC1と、電圧センサ21と、エアコン80と、室内温度T2を検出しエアコン80の制御に用いられる温度センサ82とを含む。
図1を参照して、車両1は、蓄電装置であるバッテリBが内蔵された電池パック60と、昇圧コンバータ12と、平滑用コンデンサC1と、電圧センサ21と、エアコン80と、室内温度T2を検出しエアコン80の制御に用いられる温度センサ82とを含む。
車両1は、さらに、平滑用コンデンサCHと、電圧センサ13と、インバータ14,22と、エンジン4と、モータジェネレータMG1,MG2と、動力分割機構3と、車輪2と、制御装置30とを含む。
この車両に搭載される蓄電装置は外部から充電が可能である。車両外部から充電することを本明細書では、プラグイン充電とも呼ぶ。ただし、プラグイン充電といっても必ずしもプラグやケーブルによる車両と電源の接続を伴わなくても良い。電磁波等を用いて非接触で充電する方法を用いても良い。
外部から充電するために、車両1は、さらに、電力入力ラインACL1,ACL2と、リレー回路51と、入力端子50と、電圧センサ74とを含む。
リレー回路51は、リレーRY1,RY2を含む。リレーRY1,RY2としては、たとえば、機械的な接点リレーを用いることができるが、半導体リレーを用いてもよい。そして、リレーRY1の一端に電力入力ラインACL1の一方端が接続され、電力入力ラインACL1の他方端は、モータジェネレータMG1の三相コイルの中性点N1に接続される。また、リレーRY2の一端に電力入力ラインACL2の一方端が接続され、電力入力ラインACL2の他方端は、モータジェネレータMG2の三相コイルの中性点N2に接続される。さらに、リレーRY1,RY2の他端に入力端子50が接続される。
リレー回路51は、制御装置30からの入力許可信号ENが活性化されると、入力端子50を電力入力ラインACL1,ACL2と電気的に接続する。具体的には、リレー回路51は、入力許可信号ENが活性化されると、リレーRY1,RY2をオンし、入力許可信号ENが非活性化されると、リレーRY1,RY2をオフする。
入力端子50は、商用の外部電源90をこのハイブリッド車両1に接続するための端子である。そして、このハイブリッド車両1においては、入力端子50に接続される外部電源90からバッテリBを充電することができる。
電圧センサ74は、外部電源90が接続されたことを検出し、プラグイン充電信号VACをオン状態に設定する。制御装置30は、プラグイン充電信号VACの活性化を検出して運転者がプラグイン充電を開始したことを知る。
なお、以上の構成は、2つの回転電機のステータコイルの中性点を利用するものであるが、そのような構成に代えて、たとえば、走行中に使用しない部分を利用して他の充電装置を構成してもよいし、またAC100Vの商用電源に接続するために車載型または車外に設置されるバッテリ充電装置を使用しても良い。
平滑用コンデンサC1は、電源ラインPL1と接地ラインSL2間に接続される。電圧センサ21は、平滑用コンデンサC1の両端間の電圧VLを検出して制御装置30に対して出力する。昇圧コンバータ12は、平滑用コンデンサC1の端子間電圧を昇圧する。
平滑用コンデンサCHは、昇圧コンバータ12によって昇圧された電圧を平滑化する。電圧センサ13は、平滑用コンデンサCHの端子間電圧VHを検知して制御装置30に出力する。
インバータ14は、昇圧コンバータ12から与えられる直流電圧を三相交流電圧に変換してモータジェネレータMG1に出力する。インバータ22は、昇圧コンバータ12から与えられる直流電圧を三相交流電圧に変換してモータジェネレータMG2に出力する。
動力分割機構3は、エンジン4とモータジェネレータMG1,MG2とに結合されてこれらの間で動力を分配する機構である。たとえば動力分割機構としてはサンギヤ、プラネタリキャリヤ、リングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構を用いることができる。遊星歯車機構は、3つの回転軸のうち2つの回転軸の回転が定まれば、他の1つの回転軸の回転は強制的に定まる。この3つの回転軸がエンジン4、モータジェネレータMG1,MG2の各回転軸にそれぞれ接続される。なおモータジェネレータMG2の回転軸は、図示しない減速ギヤや差動ギヤによって車輪2に結合されている。また動力分割機構3の内部にモータジェネレータMG2の回転軸に対する減速機をさらに組み込んだり、自動変速機を組み込んだりしてもよい。
電池パック60は、電池セル62と、機器ボックス64と、バッテリ温度検出用の温度センサ66(以降、サーミスタ66とも称する)とを含む。バッテリ温度検出用温度センサ66は、バッテリBの温度を管理するために、電池セル62の温度T1を計測する。機器ボックス64は、バッテリBの正極と電源ラインPL1との間に接続されるシステムメインリレーSMRBと、システムメインリレーSMRBと並列接続される直列に接続されたシステムメインリレーSMRPおよび制限抵抗R0と、バッテリBの負極(接地ラインSL1)と接地ラインSL2との間に接続されるシステムメインリレーSMRGとを含む。
システムメインリレーSMRP,SMRB,SMRGは、制御装置30から与えられる制御信号CONTに応じて導通/非導通状態が制御される。
機器ボックス64は、電圧センサ10と、電流センサ11と、電圧センサ10、電流センサ11の出力を受けてバッテリを監視するバッテリコンピュータ63とを含む。
電圧センサ10は、バッテリBの端子間の電圧VBを測定する。電流センサ11は、電圧センサ10とともにバッテリBの充電状態を監視するために、バッテリBに流れる電流IBを検知する。バッテリコンピュータ63は、電圧VBおよび電流IBの測定値を制御装置30に対して出力する。
なお、バッテリBとしては、たとえば、鉛蓄電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電池などを用いることができる。またバッテリに代えて、電気二重層コンデンサ等の大容量キャパシタなどを用いることもできる。
接地ラインSL2は、後に説明するように昇圧コンバータ12の中を通ってインバータ14および22側に延びている。
インバータ14は、電源ラインPL2と接地ラインSL2に接続されている。インバータ14は、昇圧コンバータ12から昇圧された電圧を受けて、たとえばエンジン4を始動させるために、モータジェネレータMG1を駆動する。また、インバータ14は、エンジン4から伝達される動力によってモータジェネレータMG1で発電された電力を昇圧コンバータ12に戻す。このとき昇圧コンバータ12は、降圧回路として動作するように制御装置30によって制御される。
電流センサ24は、モータジェネレータMG1に流れる電流をモータ電流値MCRT1として検出し、モータ電流値MCRT1を制御装置30へ出力する。
インバータ22は、インバータ14と並列的に、電源ラインPL2と接地ラインSL2に接続されている。インバータ22は車輪2を駆動するモータジェネレータMG2に対して昇圧コンバータ12の出力する直流電圧を三相交流電圧に変換して出力する。またインバータ22は、回生制動に伴い、モータジェネレータMG2において発電された電力を昇圧コンバータ12に戻す。このとき昇圧コンバータ12は、降圧回路として動作するように制御装置30によって制御される。
電流センサ25は、モータジェネレータMG2に流れる電流をモータ電流値MCRT2として検出し、モータ電流値MCRT2を制御装置30へ出力する。
制御装置30は、モータジェネレータMG1,MG2の各トルク指令値および回転速度、電流IB、電圧VB,VL,VHの各値、モータ電流値MCRT1,MCRT2および起動信号IGONを受ける。そして制御装置30は、昇圧コンバータ12に対して昇圧指示を行なう制御信号PWU,降圧指示を行なう制御信号PWDおよび動作禁止を指示するシャットダウン信号を出力する。
さらに、制御装置30は、インバータ14に対して昇圧コンバータ12の出力である直流電圧を、モータジェネレータMG1を駆動するための交流電圧に変換する駆動指示を行なう制御信号PWMI1と、モータジェネレータMG1で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12側に戻す回生指示を行なう制御信号PWMC1とを出力する。
同様に制御装置30は、インバータ22に対してモータジェネレータMG2を駆動するための交流電圧に直流電圧を変換する駆動指示を行なう制御信号PWMI2と、モータジェネレータMG2で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12側に戻す回生指示を行なう制御信号PWMC2とを出力する。
電流センサ11は、たとえば、磁束検出型の電流センサを使用することができる。後に補正について詳しく説明するが、磁束検出型の電流センサは温度によって特性が変わるため、走行が終了しシステムメインリレーが非導通状態に制御されたときにオフセット値を取得して補正することが望ましい。電流センサ11の温度が変化するとオフセット値も微妙に変化するので、温度に依存性を持たせてオフセット値が学習される。電流センサ11の温度を検出するには、電流センサ11の温度を測定する専用の温度センサを設けると良いが、専用の温度センサを設けると部品点数が増加すると共に、車両コストも増加する。
したがって、本実施の形態では、専用の温度センサを設けずに、他の温度測定対象に対して設けられた温度センサの出力を用いて、電流センサの温度を推定して、電流センサのオフセット値の補正処理を行なう。
制御装置30は、バッテリの充放電電流を検出した電流センサ11のオフセットを補正するためのマップや、インバータ14,22および昇圧コンバータ12を制御するための各種マップや、電流センサ11,24,25等の各種センサの補正値を保持する記憶部であるメモリ32を含んでいる。このメモリ32上のマップや補正値等は、車両の電源システムが停止状態になっても保持されるようにバックアップされるかまたは不揮発的に保持される。
図2は、図1のインバータ14および22の詳細な構成を示す回路図である。
図1、図2を参照して、インバータ14は、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とを含む。U相アーム15,V相アーム16,およびW相アーム17は、電源ラインPL2と接地ラインSL2との間に並列に接続される。
図1、図2を参照して、インバータ14は、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とを含む。U相アーム15,V相アーム16,およびW相アーム17は、電源ラインPL2と接地ラインSL2との間に並列に接続される。
U相アーム15は、電源ラインPL2と接地ラインSL2との間に直列接続されたIGBT素子Q3,Q4と、IGBT素子Q3,Q4とそれぞれ並列に接続されるダイオードD3,D4とを含む。ダイオードD3のカソードはIGBT素子Q3のコレクタと接続され、ダイオードD3のアノードはIGBT素子Q3のエミッタと接続される。ダイオードD4のカソードはIGBT素子Q4のコレクタと接続され、ダイオードD4のアノードはIGBT素子Q4のエミッタと接続される。
V相アーム16は、電源ラインPL2と接地ラインSL2との間に直列接続されたIGBT素子Q5,Q6と、IGBT素子Q5,Q6とそれぞれ並列に接続されるダイオードD5,D6とを含む。ダイオードD5のカソードはIGBT素子Q5のコレクタと接続され、ダイオードD5のアノードはIGBT素子Q5のエミッタと接続される。ダイオードD6のカソードはIGBT素子Q6のコレクタと接続され、ダイオードD6のアノードはIGBT素子Q6のエミッタと接続される。
W相アーム17は、電源ラインPL2と接地ラインSL2との間に直列接続されたIGBT素子Q7,Q8と、IGBT素子Q7,Q8とそれぞれ並列に接続されるダイオードD7,D8とを含む。ダイオードD7のカソードはIGBT素子Q7のコレクタと接続され、ダイオードD7のアノードはIGBT素子Q7のエミッタと接続される。ダイオードD8のカソードはIGBT素子Q8のコレクタと接続され、ダイオードD8のアノードはIGBT素子Q8のエミッタと接続される。
各相アームの中間点は、モータジェネレータMG1の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、モータジェネレータMG1は、三相の永久磁石同期モータであり、U,V,W相の3つのコイルは各々一方端が中点に共に接続されている。そして、U相コイルの他方端がIGBT素子Q3,Q4の接続ノードから引出されたラインULに接続される。またV相コイルの他方端がIGBT素子Q5,Q6の接続ノードから引出されたラインVLに接続される。またW相コイルの他方端がIGBT素子Q7,Q8の接続ノードから引出されたラインWLに接続される。
なお、図1のインバータ22についても、モータジェネレータMG2に接続される点が異なるが、内部の回路構成についてはインバータ14と同様であるので詳細な説明は繰返さない。また、図2には、インバータに制御信号PWMI,PWMCが与えられることが記載されているが、記載が複雑になるのを避けるためであり、図1に示されるように、別々の制御信号PWMI1,PWMC1と制御信号PWMI2,PWMC2がそれぞれインバータ14,22に入力される。
図3は、図1の昇圧コンバータ12の詳細な構成を示す回路図である。
図1、図3を参照して、昇圧コンバータ12は、一方端が電源ラインPL1に接続されるリアクトルL1と、電源ラインPL2と接地ラインSL2との間に直列に接続されるIGBT素子Q1,Q2と、IGBT素子Q1,Q2にそれぞれ並列に接続されるダイオードD1,D2とを含む。
図1、図3を参照して、昇圧コンバータ12は、一方端が電源ラインPL1に接続されるリアクトルL1と、電源ラインPL2と接地ラインSL2との間に直列に接続されるIGBT素子Q1,Q2と、IGBT素子Q1,Q2にそれぞれ並列に接続されるダイオードD1,D2とを含む。
リアクトルL1の他方端はIGBT素子Q1のエミッタおよびIGBT素子Q2のコレクタに接続される。ダイオードD1のカソードはIGBT素子Q1のコレクタと接続され、ダイオードD1のアノードはIGBT素子Q1のエミッタと接続される。ダイオードD2のカソードはIGBT素子Q2のコレクタと接続され、ダイオードD2のアノードはIGBT素子Q2のエミッタと接続される。
図4は、図1における電池パック60の内部の配置を示した図である。
図4を参照して、電池パック60の筐体の内部には、電池セル62および機器ボックス64が収容されている。電池セル62は、複数のセルが直列に接続されたものである。そして電池セル62には電池セル用サーミスタ66,68,70,72が取付けられている。電池セル用サーミスタ66,68,70,72は、電池セル62の温度を検出するために設けられる。電池セルは、適温よりも低温では性能が発揮できず、また適温よりも高温では寿命に悪影響を及ぼすなどの理由から、温度管理がされている。
図4を参照して、電池パック60の筐体の内部には、電池セル62および機器ボックス64が収容されている。電池セル62は、複数のセルが直列に接続されたものである。そして電池セル62には電池セル用サーミスタ66,68,70,72が取付けられている。電池セル用サーミスタ66,68,70,72は、電池セル62の温度を検出するために設けられる。電池セルは、適温よりも低温では性能が発揮できず、また適温よりも高温では寿命に悪影響を及ぼすなどの理由から、温度管理がされている。
機器ボックス64は、図1に示したシステムメインリレーSMRB,SMRG,SMRPや、電流センサ11や、電圧センサ10や、バッテリを監視するバッテリコンピュータ63等を収容している。
電流センサ11は、電池セル62と同じ電池パック60内に収容されているので、電流センサ11の温度は電池セル62の温度の影響を受ける。電流センサ11の温度を専用の温度センサを設けることなく推定するには、電池セル62に取付けられた電池セル用のサーミスタ66,68,70,72の少なくともいずれかで検出した温度を用いると良い。
図5は、電池パック60の第1の搭載例を示した斜視図である。図5には、ハイブリッド車両の車両室内のリヤシートを、車両前方から見た様子が示されている。
図5を参照して、ハイブリッド車両は、人が搭乗するスペースである乗員収容室112と、パッケージトレイ114により乗員収容室112と区画された荷物室113とを含む。荷物室113は、リヤシート111の後方に配置されている。荷物室113は、車両後方側に配置されている。荷物室113は、パッケージトレイ114の下方に配置されている。
パッケージトレイ114には、吸気口115が形成されている。吸気口115は、乗員収容室112に向けて開口している。吸気口115は、鉛直上方向に開口している。図示されていないが、パッケージトレイ114上には、吸気口115を覆うようにエアインテーク用のダクトが設けられている。
荷物室113には、電池パック60が配置されている。電池パック60は、図4で説明したように、電池セルと機器ボックスとを含む。電池セルと機器ボックスとは、車両幅方向に並ぶ。
機器ボックスは、バッテリコンピュータ、バッテリの高電圧回路を制御するリレー、バッテリの電圧と充放電電流とを検知する各種センサ、電池パック60の点検・整備時に高電圧回路を遮断するサービスプラグ等の複数の機器から構成されている。
荷物室113には、ファン161が配置されている。ファン61は、たとえば、回転ファンの中央部から回転軸方向に吸気して、回転軸の半径方向に空気を排出する電動のシロッコファンである。ファン161の種類は、シロッコファンに限られず、たとえば、クロスフロー型のファンやプロペラファンであってもよい。ファン161は、電池パック60に向けて冷却風を供給する。
吸気口115とファン161との間は、吸気ダクト117により接続されている。ファン161と電池パック60との間が、吸気ダクト119により接続されている。ファン61に導入された冷却風は、吸気ダクト19を通って電池パック60に供給される。
冷却風は、以上説明したように、乗員収容室内から導入される。乗員収容室の空気は、図1のエアコン80によって空調されている。そして乗員収容室の空気は図1の温度センサ82により温度が検出されている。
したがって、図1の電流センサ11の温度を専用の温度センサを設けることなく推定するには、温度センサ82で検出した冷却風の温度を用いると良い。
図6は、電池パック60の第2の搭載例を示した斜視図である。
図6に示すように、ハイブリッド車両1は、乗員収容室および荷物室の床を規定するフロアパネル133を備えている。このフロアパネル133は、サイドメンバやクロスメンバ上に設けられており、板状に形成されている。
図6に示すように、ハイブリッド車両1は、乗員収容室および荷物室の床を規定するフロアパネル133を備えている。このフロアパネル133は、サイドメンバやクロスメンバ上に設けられており、板状に形成されている。
そして、乗員収容室内には、前列座席120が設けられている。前列座席120は、運転席121と、この運転席121に対してハイブリッド車両1の幅方向に間隔をあけて設けられた助手席122とを含む。
運転席121および助手席122は、それぞれ複数の脚部123を備えている。複数の脚部123は、ボルト等の固定部125によって、フロアパネル133に固定されている。
運転席121と助手席122との間には、コンソールボックス132が設けられており、コンソールボックス132内には、電池パック60が収容されている。
電池パック60は、高さ方向の形状は多少異なるが、基本的に図4に示したような構造を有する。
なお、上記図6に示す例においては、運転席121と助手席122との間にコンソールボックス132が配置されて例について説明したが、これに限られない。たとえば、運転席121と助手席122との間にセンタシートが設けられた場合には、当該センタシート下であって、フロアパネル上に電池パック60を登載しても良い。
以上図6で説明した第2の搭載例では、電池パック60を乗員収容室内に配置している。したがって、図1の電流センサ11の温度を専用の温度センサを設けることなく推定するには、電池パック60の周囲温度を検出する温度センサ82の出力を用いると良い。
図7は、外部充電中の電流センサ温度の変化を示した図である。
図7を参照して、電流センサの温度は、車両使用が終了した時刻tAで飽和するので、外部充電が行なわれない場合には、時刻tAでオフセット値の補正を行なえばよい。しかし、時刻tB以降にプラグイン充電が行なわれる場合には、車両の通常使用時とは異なる温度に飽和する可能性がある。
図7を参照して、電流センサの温度は、車両使用が終了した時刻tAで飽和するので、外部充電が行なわれない場合には、時刻tAでオフセット値の補正を行なえばよい。しかし、時刻tB以降にプラグイン充電が行なわれる場合には、車両の通常使用時とは異なる温度に飽和する可能性がある。
一方、時刻tB以降においてプラグイン充電が行なわれている最中は、電流の急激な変化は少なく、電流センサの温度も波形の部分E1に示すように周囲の温度に落ち着く。したがって、図4で説明したような電池セル62の温度を測定するためのサーミスタ66,68,70,72や、車室内温度を検出する図1の温度センサ82の出力を用いて、電流センサ11の温度を推定することが可能である。
本実施の形態では、このようにプラグイン充電中には車両環境の変化が非常に少ないという特有の車両挙動を利用し、車両にとっては必須となるバッテリ用のサーミスタ、エアコン用の温度センサを用いて、電流センサの周辺温度を推定し、温度遺贈オフセット値のマップの学習に使用する。
図8は、図1における制御装置30が実行する電流センサの補正に関する制御を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理は、所定のメインルーチンから一定時間ごとまたは所定の条件が成立するごとに呼び出されて実行される。
図1,図8を参照して、まず、ステップS1では、制御装置30は、プラグイン充電信号VACがオン状態であるか否かを検出する。ステップS1においてプラグイン充電信号VACがオン状態でなければ、ステップS12に処理が進み制御はメインルーチンに移される。
ステップS1においてプラグイン充電信号VACがオン状態であることが検出された場合には、ステップS1からステップS2に処理が進む。ステップS2では、プラグインオフセット取得フラグがオン状態か否かが判断される。プラグイン充電中は、電流センサ11のオフセット値が数回行なわれる。このときのオフセット値の取得を繰返すための管理にプラグインオフセット取得フラグが用いられる。
プラグインオフセット取得フラグは、外部充電中に電流センサ11のオフセット値が取得されてから所定時間Xが経過していなければオン状態に設定され、所定時間Xが経過したらオフ状態に設定される。
ステップS2において、プラグインオフセット取得フラグがオン状態でなければステップS3に処理が進み、プラグイン用オフセット値が取得される。なお、初回はフラグが初期化されオフ状態に設定されているので、プラグイン充電が開始されたときにはまずプラグイン用オフセットが取得される。
ステップS3のプラグイン用オフセット値の取得処理は、まず制御装置30が、電流IB,MCRT1,MCRT2がゼロになるように車両の電源装置の状態を設定する。具体的には、たとえば、インバータや昇圧コンバータに電流を流さないように制御した後に、システムメインリレーSMRB,SMRGのいずれか一方または両方をオフ状態に設定する。
そして、制御装置30は、そのときの電流センサ11の示す電流値を測定する。このとき測定した電流値がオフセット値である。言い換えればオフセット値は、ゼロ点のずれに相当する値である。
さらに制御装置30は、内部のメモリ32に測定した電流値をオフセット値として記憶する。記憶したオフセット値は、次回電流値が参照されるときに電流値を補正するために使用される。
走行時には、走行終了時に一度このような処理が行なわれるが、プラグイン充電時は走行時と異なる。プラグイン充電時は比較的自由に充電を一時停止し、システムメインリレーをオフ状態に設定して再度オフセット取得が実行できるので、複数回オフセット補正を実行する。
すなわち、走行中は、システムメインリレーをオフ状態に設定できるそのようなチャンスが無い。したがって、走行中センサ温度が飽和した後であってシステムメインリレーをオフ状態に設定できる時点、すなわち走行が終了した直後にオフセット値の学習をして、その学習したオフセットを次回の走行に使用する。
比較して、プラグイン充電中は、走行時よりも電流が少ないので電流センサの温度も走行時に比べて低くなり、オフセット値も走行時とは異なる。ただし、プラグイン充電は比較的容易に一時的に中断可能である。したがって、定期的に充電を中断してシステムメインリレーをオフ状態に設定しオフセットを取得するようにすれば、環境温度の変化などにも対応して適切なオフセット値で電流センサの補正が可能である。その結果、バッテリの充電状態(SOC:State Of Charge)を正確に把握することが可能となり、充電上限値ぎりぎりまでプラグイン充電を行なうことができるので走行距離を伸ばすことができる。
ステップS3においてプラグイン用オフセット取得処理が実行されると、ステップS4に処理が進む。ステップS4では、プラグイン用オフセット取得に成功したかまたはプラグイン用オフセット取得ができずにタイムオーバが発生したかが判断される。たとえば、プラグイン用オフセットの取得がノイズ等の影響によって1回ではうまくいかない場合には、ステップS4からステップS12を経由して再びステップS1,S2の処理が実行され再びステップS3のプラグイン用オフセット取得が行なわれる。
ステップS4でプラグイン用オフセット取得に成功したか、またはプラグイン用オフセット取得ができずにタイムオーバが発生した場合には、ステップS5に処理が進む。なお、プラグイン用オフセット取得に成功した場合には、メモリ32中の電流センサのプラグイン用オフセット値は書き換えられる。タイムオーバが発生したときには、メモリ32中のプラグイン用オフセット値は前回の値のまま保持される。そして、ステップS5では、プラグインオフセット取得フラグがオン状態に設定される。ステップS6においてタイマが0に初期化され処理はステップS12に進み、制御はメインルーチンに移される。
ステップS2において、プラグインオフセット取得フラグがオン状態であると判断された場合には、ステップS2からステップS7に処理が進む。ステップS7では、プラグイン充電の制御が行なわれる際に充電状態の判断に使用するために電流計測値からオフセット値を減算する補正が実行される。プラグイン充電では、駐車時には使用しないモータジェネレータMG1,MG2のステータコイルとインバータ14,22のIGBT素子を利用して、単相コンバータとして動作させ、外部から与えられる単相交流電圧をバッテリBに充電するための直流電圧に変換する。
この充電処理の単相コンバータの制御や、バッテリの充電状態SOCの制御のために電流センサ11の出力が用いられる。たとえば、バッテリの充電状態は、バッテリ開放状態の端子間電圧と充電電流積算値に基づいて算出される。そして、メモリ32中に記憶されていた電流センサ11に対応するプラグイン用のオフセット値が読み出される。そして制御装置30は、電流計測値−プラグイン用オフセットを電流値であるとして制御変数に代入し、単相コンバータやバッテリの充電状態SOCの制御を実行する。ステップS7の補正処理が終了すると、ステップS8に処理が進む。
ステップS8では、バッテリの充電状態SOCが満充電状態になったか否かが判断される。バッテリの充電状態が満充電であった場合には、ステップS9に処理が進む。ステップS9では、制御装置30に対する電源オフが実行される。たとえば、制御装置30から図1のリレーRY1,RY2をオフするように指示が送られる。
ステップS8において、バッテリの充電状態SOCがまだ満充電に達していないと判断された場合には、ステップS10に処理が進む。ステップS10では、タイマのカウントしている時間が所定値Xを超えたか否かが判断される。タイマカウント値>Xでなければ、ステップS12に処理が進み、再びステップS1、S2,S7の処理を経由して充電が継続されることになる。
一方、ステップS10においてタイマカウント値>Xであれば、ステップS11に処理が進み、プラグインオフセット取得フラグがオン状態からオフ状態に変更される。これにより、再びステップS3のプラグイン用オフセット取得処理が実行されるようになり、オフセット値の更新が行なわれる。
図9は、図8のフローチャートに基づいて制御が実行された場合の動作の一例を説明するためのタイムチャートである。
図8、図9を参照して、まず、時刻t1において制御装置30の電源がオン状態に設定される。そして、時刻t2において、起動信号IGONがオン状態に設定され、車両が走行開始する。そして時刻t2〜t3の間は走行用の通常モータ制御が実行される。
時刻t3において、帰宅時に車両に電源プラグが接続され(ステップS1でYES)、時刻t4においてプラグイン用オフセット値が取得され、そして時刻t5においてシステムメインリレーが接続された後、充電が開始される。時間Xが経過すると、時刻t6において充電が一時中断されシステムメインリレーが切断される。そして時刻t7において、再度プラグイン用電流センサオフセットが取得され、その後時刻t8において、システムメインリレーが再接続され充電が再開される。そして時間X経過ごとに充電の一時中断と、プラグイン用オフセットの再取得が実行される。時刻t9において、バッテリが満充電になると電源がオフされる(ステップS9)。
このように、プラグイン充電時には、まずオフセット値を取得後に、充電が開始される。そしてある時間が経過するごとに充電は一時停止され再度オフセットを取得することを繰返す。そしてバッテリが満充電になると制御装置30の電源はオフ状態に設定される。
ここで、以下に図8のステップS3で実行される電流センサオフセット値の取得処理の詳細について説明する。
図10は、図8のステップS3の処理の詳細を示したフローチャートである。
図10を参照して、まず、処理が開始されると、ステップS51において、電池温度、車室温度に基づいて電流センサの温度を推定する処理が行なわれる。そして、ステップS52において、システムメインリレーをオフ状態(電流がゼロになる状態)として電流センサ11で電流値を測定する。続いて、ステップS53において、測定値をオフセット値のマップに反映させる処理が実行される。ステップS53の処理が終了すると、ステップS54に処理がすすみ、制御は図8のフローチャートに移される。
図10を参照して、まず、処理が開始されると、ステップS51において、電池温度、車室温度に基づいて電流センサの温度を推定する処理が行なわれる。そして、ステップS52において、システムメインリレーをオフ状態(電流がゼロになる状態)として電流センサ11で電流値を測定する。続いて、ステップS53において、測定値をオフセット値のマップに反映させる処理が実行される。ステップS53の処理が終了すると、ステップS54に処理がすすみ、制御は図8のフローチャートに移される。
図11は、図10のステップS51で用いられる電流センサ温度推定マップの一例を示した図である。
図11に示されるマップは、サーミスタで測定される電池温度(℃)とエアコンの温度センサで認識される車室内温度(℃)に対して荷物室内または車室の運転席と助手席との間の電池パック内に配置される電流センサ11の温度を予め計測してマップ化したものである。
たとえば、図11では電池温度が−30℃、車室内温度が−30℃であるときには、電流センサの温度は−30℃であると推定される。また、電池温度が60℃、車室内温度が−30℃であるときには、電流センサの温度は40℃であると推定される。電池温度が60℃、車室内温度が−20℃であるときには、電流センサの温度は45℃であると推定される。電池温度が60℃、車室内温度が50℃であるときには、電流センサの温度は55℃であると推定される。電池温度が60℃、車室内温度が60℃であるときには、電流センサの温度は60℃であると推定される。
このようなマップを予め準備しておくことによりこれを参照すれば、電流センサ近辺に温度センサを新たに設けなくても電流センサ11の温度をある程度正確に推定することができる。
図12は、電流センサオフセット値のマップの一例を示した図である。
図12のマップでは、上段に電流センサ温度(℃)が記載され、下段に温度に対応する電流センサオフセット値(A)が記載されている。
図12のマップでは、上段に電流センサ温度(℃)が記載され、下段に温度に対応する電流センサオフセット値(A)が記載されている。
図13は、電流センサオフセット値のマップの初期状態をグラフ上に示した図である。
図12では、電流センサオフセット値に様々な数値(1,0.8,0.4,0.3等)が記憶されているが、初期状態は、図13に示すようにオフセットは全温度範囲においてゼロに設定されている。そして、オフセット値の取得を何回か繰返して図12のマップの数値を更新する学習処理が実行される。
図12では、電流センサオフセット値に様々な数値(1,0.8,0.4,0.3等)が記憶されているが、初期状態は、図13に示すようにオフセットは全温度範囲においてゼロに設定されている。そして、オフセット値の取得を何回か繰返して図12のマップの数値を更新する学習処理が実行される。
まず、図10のステップS51において、サーミスタで計測されているバッテリ温度およびエアコンで認識されている車室温に基づいて、図11で説明した電流センサ温度推定マップを参照して、電流センサ温度を推定する。
たとえば、現在の電流センサの推定温度が10℃である場合には、図12で示した電流センサオフセット値のマップの温度10℃の部分のオフセット値が学習される。
図14は、電流センサオフセット値のマップの学習点をグラフ上に示した図である。
図14において、電流センサ温度10℃の電流センサオフセット値(図14中のE2で示される)はゼロであるが、この値が、取得されたオフセット値に基づいて更新される。
図14において、電流センサ温度10℃の電流センサオフセット値(図14中のE2で示される)はゼロであるが、この値が、取得されたオフセット値に基づいて更新される。
なお、例えば、推定された電流センサの温度が15℃出会った場合には、図12に示した電流センサオフセット値マップの10℃と20℃のマスを両方修正するようにしても良い。このとき、後に説明するように変更レートを小さく(たとえば半分)しても良い。
続いて、ステップS10のステップS52に示したオフセット値の測定が行なわれる。オフセット値の測定は、現在の電流センサの値を取得することで行なわれる。この時、真の電流値はゼロであることは、電源装置の状態によって約束されている(システムメインリレーがオフになっている)ここで読み取った値がオフセット値となる。読み取ったオフセット値P1がたとえば2Aだったとする。
図15は、測定された電流センサオフセット値を補正前のマップ上に重ねて示した図である。
図15において、温度10℃の部分に取得されたオフセット値P1(たとえば、2A)がプロットされている。
最後に、図10のステップS53において、取得したオフセット値をマップに反映させる処理が実行される。
図16は、計測された電流センサオフセット値を反映させた後のマップを示した図である。計測された電流センサオフセット値をそのままマップに設定しても良い。しかし、計測された電流センサオフセット値をそのままマップに設定すると、最新の値のみが適用されるので、図16では1より小さな変更レートを適用して反映させている。
具体的には、計測されたオフセット値から現状のマップ値を引いた差分値に変更レート(たとえば、0.2,0.5等の1より小さな数値)を乗じて、現状のマップ値に加算する。
計測されたオフセット値X1が2(A)で、現状のマップ値X2がゼロで、変更レートX3が0.2である場合には、反映後の値X4は、次式によって0.4(A)となる。
X4=X2+(X1−X2)×X3
X4=0+(2−0)×0.2=0.4
図17は、補正が繰返されて学習が完了した後のマップをグラフ上に示した図である。
X4=X2+(X1−X2)×X3
X4=0+(2−0)×0.2=0.4
図17は、補正が繰返されて学習が完了した後のマップをグラフ上に示した図である。
図17に示したようなマップは、補正が何年も繰返されて完成度が高まるものであり、電流センサの個体差や経年変化に対応することが可能となる。なお、図17のラインE4はあくまでも一例であり、電流センサの個体差によって様々に変化する。
このようにすることにより、電流センサ近辺に温度センサを設けなくてもプラグイン充電時に正確に電流センサのオフセット値を補正することができる。
最後に再び図1等を参照して本実施の形態について総括する。本実施の形態の車両の電源装置は、車両外部から充電可能に構成されたバッテリBと、バッテリBに対する充放電経路に設けられた電流センサ11と、電流センサ11とは異なる温度観測対象に設けられた温度検出部(温度センサ66,82)と、電流センサ11の出力に基づいてバッテリBに対する充放電の制御を行なう制御装置30とを備える。制御装置30は、温度検出部の出力に基づいて電流センサ11の温度を推定し、推定した温度に基づいて電流センサ11の出力を補正する。
好ましくは、温度観測対象は、バッテリBを含む。車両の電源装置は、図4に示すように、電流センサ11およびバッテリBが内部に設置される電池パック60をさらに備える。同じ電池パック60の筐体内に配置されているので、バッテリBの温度を測定するサーミスタ等の温度センサの測定値を用いて好適に電流センサ11の温度を推定することができる。
好ましくは、車両は、乗員が乗車する車室を含む。温度観測対象は、バッテリBに加え、空調装置(エアコン80)で空調される車室を含む。温度検出部は、バッテリBに設けられる第1の温度センサ66と、車室の室温を検出する第2の温度センサ82とを含む。制御装置30は、第1の温度センサ66の出力と第2の温度センサ82の出力とに基づいて電流センサ11の温度を推定する。
より好ましくは、車両の電源装置は、空調装置によって空調された空気をバッテリBおよび電流センサ11の冷却に使用する冷却装置(図5のファン161)をさらに備える。
より好ましくは、図6に示すように、バッテリBおよび電流センサ11は、車室内に配置される。
より好ましくは、図5に示すように、バッテリBおよび電流センサ11は、車室外に配置される。冷却装置は、車室からの吸気をバッテリBおよび電流センサ11の周囲に供給するファン161を含む。
より好ましくは、制御装置30は、予め作成されたバッテリBの温度と車室の温度とを変数とする図11に示すようなマップに基づいて、電流センサ11の温度を推定する。
なお、本実施の形態では、パラレルシリーズ方式のハイブリッド車両を例に挙げたが、本発明は、電気自動車、燃料電池自動車、シリーズハイブリッド車、等にも適用可能である。また、本実施の形態では、充電方式として、走行時に使用し停車中は使用しない2つのモータの中性点から交流電力を入れる方式を例示したが、他の方式の充電器を搭載するものであっても良い。
また、以上の実施の形態で開示された制御方法は、コンピュータを用いてソフトウエアで実行可能である。この制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムをコンピュータ読取り可能に記録した記録媒体(ROM、CD−ROM、メモリカードなど)から車両の制御装置中のコンピュータに読み込ませたり、また通信回線を通じて提供したりしても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ハイブリッド車両、2 車輪、3 動力分割機構、4 エンジン、10,13,21,74 電圧センサ、11,24,25 電流センサ、12 昇圧コンバータ、14,22 インバータ、15 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アーム、19 吸気ダクト、30 制御装置、32 メモリ、50 入力端子、51 リレー回路、60 電池パック、61 ファン、62 電池セル、63 バッテリコンピュータ、64 機器ボックス、68,70,72 サーミスタ、66,82 温度センサ、80 エアコン、90 外部電源、111 リヤシート、112 乗員収容室、113 荷物室、114 パッケージトレイ、115 吸気口、117,119 吸気ダクト、120 前列座席、121 運転席、122 助手席、123 脚部、125 固定部、132 コンソールボックス、133 フロアパネル、161 ファン、ACL1,ACL2 電力入力ライン、B バッテリ、C1,CH 平滑用コンデンサ、D1〜D8 ダイオード、L1 リアクトル、MG1,MG2 モータジェネレータ、N1,N2 中性点、PL1,PL2 電源ライン、Q1〜Q8 IGBT素子、R0 制限抵抗、RY1,RY2 リレー、SL1,SL2 接地ライン、SMRB,SMRG,SMRP システムメインリレー。
Claims (7)
- 車両外部から充電可能に構成された蓄電装置と、
前記蓄電装置に対する充放電経路に設けられた電流センサと、
前記電流センサとは異なる温度観測対象に設けられた温度検出部と、
前記電流センサの出力に基づいて前記蓄電装置に対する充放電の制御を行なう制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記温度検出部の出力に基づいて前記電流センサの温度を推定し、前記推定した温度に基づいて前記電流センサの出力を補正する、車両の電源装置。 - 前記温度観測対象は、前記蓄電装置を含み、
前記電流センサおよび前記蓄電装置が内部に設置される電池パックをさらに備える、請求項1に記載の車両の電源装置。 - 前記車両は、乗員が乗車する車室を含み、
前記温度観測対象は、前記蓄電装置に加え、空調装置で空調される前記車室を含み、
前記温度検出部は、
前記蓄電装置に設けられる第1の温度センサと、
前記車室の室温を検出する第2の温度センサとを含み、
前記制御装置は、前記第1の温度センサの出力と前記第2の温度センサの出力とに基づいて前記電流センサの温度を推定する、請求項1または2に記載の車両の電源装置。 - 前記空調装置によって空調された空気を前記蓄電装置および前記電流センサの冷却に使用する冷却装置をさらに備える、請求項3に記載の車両の電源装置。
- 前記蓄電装置および前記電流センサは、前記車室内に配置される、請求項3または4に記載の車両の電源装置。
- 前記蓄電装置および前記電流センサは、前記車室外に配置され、
前記冷却装置は、
前記車室からの吸気を前記蓄電装置および前記電流センサの周囲に供給するファンを含む、請求項3または4に記載の車両の電源装置。 - 前記制御装置は、予め作成された前記蓄電装置の温度と車室の温度とを変数とするマップに基づいて、前記電流センサの温度を推定する、請求項3〜6のいずれか1項に記載の車両の電源装置。
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