JP2010059244A - インク組成物及びインクジェット記録方法 - Google Patents
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Abstract
Description
一方、インクジェット方式は、安価な装置で、且つ、必要とされる画像部のみにインクを吐出し被記録媒体上に直接画像形成を行うため、インクを効率よく使用でき、ランニングコストが安い。更に、インクジェット方式は、騒音が少なく、画像記録方式として優れている。
特に、本発明のインク組成物の好適な態様の一つは、(D)着色剤を更に含有する態様であり、これにより、本発明のインク組成物により着色画像を形成することができる。このような本発明のインク組成物は、吐出安定性に優れることから、インクジェット記録用として特に有用である。
本発明のインク組成物は、(A)一般式(I)で表される重合性化合物と、(B)(A)成分とは構造が異なる重合性化合物と、(C)光開始剤と、を含有することを特徴とするものであり、活性放射線の照射により硬化する特性を有する。以下、このような特性を有するインク組成物を放射線硬化性インク組成物と称する。
以下、本発明の放射線硬化性インク組成物に必須の成分について順次説明する。
本発明の放射線硬化性インク組成物は、(A)下記一般式(I)で表される重合性化合物(以下、適宜「特定重合性化合物」と称する。)を含有する。
本発明に用いる(A)特定重合性化合物としては、一般式(I)で表される化合物に包含されるものであれば、いずれの化合物であってもよい。以下に、なかでも好ましい化合物を例示するが本発明はこれに限定されるものではない。
なお、Xとして好ましい2価の有機基としては下記式(2)〜式(4)で表される基が挙げられる。また、Xで表される2価の有機連結基は、式(2)〜式(4)で表される基が複数組み合わされて構成されていてもよい。
式(3)において、A1は炭素原子数2〜4の直鎖状または分岐鎖を有するアルキレン基を表し、組成物の硬化性および硬化後の柔軟性の観点から式(3)におけるアルキレン基は、炭素原子数2〜3のアルキレン基が好ましく、エチレン基(−CH2CH2−)またはプロピレン基(−CH2CH(CH3)−)がより好ましい。
式(4)において、A2は直鎖状または分岐鎖を有する炭素数2〜8のアルキレン基を表し、組成物の硬化性および硬化後の柔軟性の観点から、式(4)におけるアルキレン基は、炭素原子数3〜6のアルキレン基が好ましく、ブチレン基(−(CH2)4−)またはペンタメチレン基(−(CH2)5−)であることがより好ましい。
本発明における特定重合性化合物は、例えば、特開昭56−75482号公報、特開平1−85969号公報等の資料に記載されている公知の方法で合成することができる。
また、(A)特定重合性化合物は、本発明のインク組成物中に、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
本発明のインク組成物は、前記(A)特定重合性化合物に加えて、(A)特定重合性化合物とは構造が異なる重合性化合物(以下、適宜、他の重合性化合物と称する)を含有する。
本発明に併用可能な他の重合性化合物としては、ラジカル重合性化合物、カチオン重合性化合物のいずれであってもよく、目的とするインク組成物の諸特性、或いは、後述のラジカル重合開始剤との関連において適宜選択して用いればよい。
ラジカル重合性化合物は、ラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物であり、分子中にラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合を少なくとも1つ有する化合物であればどのようなものでもよく、モノマー、オリゴマー、ポリマー等の化学形態を持つものが含まれる。ラジカル重合性化合物は1種のみ用いてもよく、また目的とする特性を向上するために任意の比率で2種以上を併用してもよい。好ましくは2種以上併用して用いることが、反応性、物性などの性能を制御する上で好ましい。
ビニルエーテル化合物としては、Rapi−Cure DVE−3、Rapi−Cure DVE−2(いずれも、ISP Europe製)、等の市販品を用いることもできる。
ここで他の重合性化合物として列挙されているモノマーは、低分子量であっても感作性が小さいものであり、かつ、反応性が高く、粘度が低く、記録媒体への接着性に優れる。
上記範囲において、インク組成物の硬化性と、インクジェット記録用として用いた場合の吐出安定性が良好となる。
本発明のインク組成物は、光重合開始剤を含有することを要する。
本発明のインク組成物に使用する光重合開始剤は、外部エネルギーを吸収して重合開始種を生成する化合物である。光重合開始剤としては公知の化合物が使用できる。
本発明においてラジカル重合開始剤は単独で用いてもよいし、併用してもよい。効果の観点からは、2種以上のラジカル重合開始剤を併用することが好ましい。
インク組成物の硬化性の観点からは、(a)芳香族ケトン類、(b)アシルホスフィンオキシド化合物などが好ましい。また、2種以上組合せて使用する場合、例えば、(a)芳香族ケトン類と(b)アシルホスフィンオキシド化合物との組合せなどが好ましく挙げられる。
また、インク組成物における(C)重合開始剤の好ましい含有量としては、0.1〜15質量%の範囲であり、1〜12質量%の範囲であることがより好ましい。
本発明のインク組成物は、特に着色画像を形成することは必須ではないが、着色画像を形成しようとするときには着色剤を含有することができる。
本発明に使用できる顔料としては、特に限定されるわけではないが、例えば、カラーインデックスに記載される下記の番号の有機又は無機顔料が使用できる。
青又はシアン顔料としては、例えば、Pigment Blue 1,15,15:1,15:2,15:3,15:4,15:6,16,17−1,22,27,28,29,36,60、等が挙げられる。
黄顔料としては、例えば、Pigment Yellow 1,3,12,13,14,17,34,35,37,55,74,81,83,93,94,95,97,108,109,110,120,137,138,139,153,154,155,157,166,167,168,180,185,193、等が挙げられ、Pigment Yellow 120、155,180が好ましい。
黒顔料としては、例えば、Pigment Black 7,28,26、等が挙げられる。
白色顔料としては、例えば、Pigment White 6,18,21、等が挙げられる。
これらの顔料は、目的に応じて適宜選択して使用できる。
以下に、本発明で使用することのできる油溶性染料について説明する。
本発明に使用可能な油溶性染料のうち、イエロー染料としては、任意のものを使用することができる。例えば、カップリング成分としてフェノール類、ナフトール類、アニリン類、ピラゾロン類、ピリドン類、開鎖型活性メチレン化合物類を有するアリール若しくはヘテリルアゾ染料;例えば、カップリング成分として開鎖型活性メチレン化合物類を有するアゾメチン染料;例えば、ベンジリデン染料やモノメチンオキソノール染料等のようなメチン染料;例えば、ナフトキノン染料、アントラキノン染料等のようなキノン系染料;等が挙げられ、これ以外の染料種としてはキノフタロン染料、ニトロ・ニトロソ染料、アクリジン染料、アクリジノン染料等を挙げることができる。
これらの中で特に好ましいものは、Nubian Black PC−0850、Oil Black HBB 、Oil Yellow 129、Oil Yellow 105、Oil Pink 312、Oil Red 5B、Oil Scarlet 308、Vali Fast Blue 2606、Oil Blue BOS(以上、オリエント化学(株)製)、Aizen Spilon Blue GNH(保土ヶ谷化学(株)製)、Neopen Yellow 075、Neopen Mazenta SE1378、Neopen Blue 808、Neopen Blue FF4012、Neopen Cyan FF4238(以上、BASF社製)等である。
また、本発明においては、水非混和性有機溶媒に溶解する範囲で、分散染料を用いることもできる。分散染料は一般に水溶性の染料も包含するが、本発明においては水非混和性有機溶媒に溶解する範囲で用いることが好ましい。
分散染料の好ましい具体例としては、C.I.ディスパースイエロー 5,42,54,64,79,82,83,93,99,100,119,122,124,126,160,184:1,186,198,199,201,204,224及び237;C.I.ディスパーズオレンジ 13,29,31:1,33,49,54,55,66,73,118,119及び163;C.I.ディスパーズレッド 54,60,72,73,86,88,91,92,93,111,126,127,134,135,143,145,152,153,154,159,164,167:1,177,181,204,206,207,221,239,240,258,277,278,283,311,323,343,348,356及び362;C.I.ディスパーズバイオレット 33;C.I.ディスパーズブルー 56,60,73,87,113,128,143,148,154,158,165,165:1,165:2,176,183,185,197,198,201,214,224,225,257,266,267,287,354,358,365及び368;並びにC.I.ディスパーズグリーン 6:1及び9;等が挙げられる。
なお、本発明のインク組成物が、酸化チタン等の白色顔料を着色剤とする白色インク組成物である場合における着色剤の含有量は、隠蔽性を確保するために、インク組成物全体の質量に対して、5〜30質量%であることが好ましく、10〜25質量%であることがより好ましい。
以下、これら任意の成分について以下に説明する。
本発明のインク組成物には、光重合開始剤の活性光線照射による分解を促進させるために増感色素を添加することができる。増感色素は、特定の活性放射線を吸収して電子励起状態となる。電子励起状態となった増感色素は、重合開始剤と接触して、電子移動、エネルギー移動、発熱などの作用を生じ、これにより重合開始剤の化学変化、即ち、分解、ラジカルの生成を促進させるものである。
本発明のインク組成物は、共増感剤を含有することもできる。本発明において共増感剤は、増感色素の活性放射線に対する感度を一層向上させる、或いは酸素による重合性化合物の重合阻害を抑制する等の作用を有する。
本発明のンクジェット記録用インク組成物には、必要に応じて、さらに、その他の成分を添加することができる。その他の成分としては、例えば、重合禁止剤、溶剤等が挙げられる。
有機溶剤の量は、本発明のインク組成物全体の質量に対し、例えば、0〜5質量%、好ましくは0.1〜3質量%の範囲である。
本発明のインク組成物は、前記の如く、放射線硬化性を有するものであり、このインク組成物による画像形成の手段には特に制限はなく、一般的な塗布法、転写法、インクジェット記録法などに適用することができるが、本発明の好ましい態様では、インク組成物に占める重合性化合物の割合が60質量%以上と、低分子量化合物を多く含むために、粘度の観点から、インクジェット記録用として好適に使用しうるという特徴を有する。
以下、本発明のインク組成物をインクジェット記録用として用いる場合の好ましい物性について説明する。
本発明のインク組成物は、吐出性を考慮し、吐出時の温度(例えば、25〜60℃、好ましくは25〜50℃)において、粘度が、好ましくは5〜30mPa・sであり、より好ましくは7〜25mPa・sである。例えば、本発明のインク組成物の室温(25〜30℃)での粘度は、好ましくは10〜50mPa・s、より好ましくは12〜40mPa・sである。
本発明のインクジェット記録方法、及び該インクジェット記録方法に適用しうるインクジェット記録装置について、以下説明する。
本発明のインクジェット記録方法は、上記(i−1)及び(i−2)工程を含むことにより、被記録媒体上において硬化したインク組成物により画像が形成される。
本発明のインクジェット記録方法に用いられるインクジェット記録装置としては、特に制限はなく、目的とする解像度を達成しうる公知のインクジェット記録装置を任意に選択して使用することができる。即ち、市販品を含む公知のインクジェット記録装置であれば、いずれも、本発明のインクジェット記録方法の(i−1)工程における被記録媒体へのインクの吐出を実施することができる。
インク供給系は、例えば、本発明のインク組成物を含む元タンク、供給配管、インクジェットヘッド直前のインク供給タンク、フィルター、ピエゾ型のインクジェットヘッドからなる。ピエゾ型のインクジェットヘッドは、1〜100pl、好ましくは、8〜30plのマルチサイズドットを、例えば、320×320〜4000×4000dpi、好ましくは、400×400〜1600×1600dpi、より好ましくは、720×720dpiの解像度で吐出できるよう駆動することができる。なお、本発明でいうdpiとは、2.54cm当たりのドット数を表す。
被記録媒体上に吐出されたインク組成物は、活性放射線を照射することによって硬化する。これは、本発明のインク組成物に含まれるラジカル重合開始剤が活性放射線の照射により分解して、ラジカルなどの開始種を発生し、その開始種の機能により特定ヘテロ環式化合物や、所望により併用される他の重合性化合物の重合反応が、生起、促進されるためである。このとき、インク組成物においてラジカル重合開始剤と共に増感色素が存在すると、系中の増感色素が活性放射線を吸収して励起状態となり、ラジカル重合開始剤と接触することによってその分解を促進させ、より高感度の硬化反応を達成させることができる。
更に、活性放射線は、露光面照度が、例えば、10〜2,000mW/cm2、好ましくは、20〜1,000mW/cm2で照射されることが適当である。
活性放射線の照射条件並びに基本的な照射方法は、特開昭60−132767号公報に開示されている。具体的には、インクの吐出装置を含むヘッドユニットの両側に光源を設け、いわゆるシャトル方式でヘッドユニットと光源を走査することによって行われる。活性放射線の照射は、インク着弾後、一定時間(例えば、0.01〜0.5秒、好ましくは、0.01〜0.3秒、より好ましくは、0.01〜0.15秒)をおいて行われることになる。このようにインク着弾から照射までの時間を極短時間に制御することにより、被記録媒体に着弾したインクが硬化前に滲むことを防止するこが可能となる。また、多孔質な被記録媒体に対しても光源の届かない深部までインクが浸透する前に露光することができるため、未反応モノマーの残留を抑えられ、その結果として臭気を低減することができる。
更に、本発明のインク組成物は、インクジェット装置に適用した際に、インクジェットヘッド等の周辺で含有成分の析出等が生じることがなく、吐出安定性に優れたインク組成物であることから、安定した画像形成を行うことができる。
また、本発明のインク組成物は前記のように活性放射線の照射により高感度で硬化し、形成されたインク画像が柔軟であり、被記録媒体との密着性に優れるために、その応用範囲は広い。
以下の成分を、高速水冷式攪拌機により撹拌し、シアン色のUVインクジェット用インク組成物を得た。
・特定重合性化合物(A−3)〔(A)成分〕 14.5部
・単官能アクリレート(Sartomer社製SR339)〔(B)成分〕 30.0部
・単官能アクリレート(Sartomer社製SR506)〔(B)成分〕 25.5部
・二官能アクリレート(Sartomer社製SR508)〔(B)成分〕 2.0部
・N−ビニルカプロラクタム〔(B)成分〕 10.0部
(アイエスピー・ジャパン社製V−CAP)
・ウレタンアクリレートオリゴマー〔(B)成分〕 6.7部
(Sartomer社製、CN9002)
・Solsperse 32000(Noveon社製分散剤) 1.2部
・Irgalite Blue GLVO〔(D)成分〕 3.0部
(チバ・ジャパン社製顔料)
・Firstcure ST−1(Chem First社製重合禁止剤) 0.05部
・Lucirin TPO(BASF社製光開始剤)〔(C)成分〕 5.0部
・Irgacure 369〔(C)成分〕 0.5部
(チバ・ジャパン社製光開始剤)
・Irgacure 820〔(C)成分〕 1.0部
(チバ・ジャパン社製光開始剤)
・Darocur ITX〔(C)成分〕 0.5部
(チバ・ジャパン社製光開始剤)
・Byk 307 (BYK Chemie社製消泡剤) 0.05部
得られたシアン色インク組成物と、ピエゾ型インクジェットヘッド(東芝テック製のCA3ヘッド)を有するインクジェット記録装置を用いて、ポリ塩化ビニル製のシート(Avery社製、Fasson 400)上に記録を行った。インク供給系は、元タンク、供給配管、インクジェットヘッド直前のインク供給タンク、フィルター、ピエゾ型のインクジェットヘッドから成り、ノズル部分が常に45℃±1℃となるよう、温度制御を行った(100%被覆画像を印刷)。インク組成物を吐出後、鉄ドープ処理した紫外線ランプ(パワー120W/cm)の光線下に40m/minの速度で通過させることにより照射を行って、インクを硬化させ、印刷物を得た。
このとき、以下の評価を行った。結果を他の実施例、比較例とまとめて下記表1に示す。
硬化における露光エネルギーを光量積算計(EIT社製UV PowerMAP)により測定した。この数値が小さいほど、高感度で硬化すると評価する。その結果、実施例1のインク組成物は、シート上での紫外線の積算露光量は約400mJ/cm2であり、高感度で硬化していることが確認された。
硬化性は、このインクによる印刷物を、シート上での紫外線の積算露光量約400mJ/cm2で硬化を行い、硬化後の画像部を触診により評価した。硬化性は、硬化膜表面の粘着性の有無で判定し、粘着性のないものを「良好」と評価し、粘着性のあるものを「ベトツキ」と記載する。
その結果、硬化後の粘着性は完全に消失しており、硬化性に優れ、判定は「良好」であることを確認した。
被記録媒体との接着性はクロスハッチテスト(EN ISO2409)により評価し、ASTM法による表記5B〜1Bで表す。5Bが最も接着性(密着性)に優れ、3B以上で実用上問題のないレベルであると評価する。
その結果、実施例1のインク組成物は、ここで用いられる被記録媒体であるポリ塩化ビニル製シート(Avery社製、Fasson 400)との高い接着性(密着性)を有し、その値は、ASTM法による表記で5Bを示した。
得られたインク組成物を35℃で10週間保存後、上記のピエゾ型インクジェットノズルを有するインクジェット記録装置を用いて、被記録媒体への記録を行い、常温で1時間連続印字したときの、ドット抜けおよびインクの飛び散りの有無を目視にて観察し、下記基準により評価した。「△」及び「×」は実用上問題となるレベルである。
○:ドット抜けまたはインクの飛び散りが発生しないか、発生が2回以下
△:ドット抜けまたはインクの飛び散りが2〜10回発生
×:ドット抜けまたはインクの飛び散りが11回以上発生
硬化膜の柔軟性は、50℃において、長さ6cm、幅2cmの印刷物をポリ塩化ビニル製のシートとともに延伸し、画像が破断するまでの伸張率を測定し、下記基準により評価した。
A:伸張率が150%以上(サンプルが15cm以上まで伸びた)
B:伸張率が100%以上、150%未満(サンプルが12cm以上15cm未満まで伸びた)
C:伸張率が50%以上、100%未満(サンプルが9cm以上12cm未満まで伸びた)
D:伸張率が50%未満(サンプルが9cm未満で破断)
105mm×148mmの印刷物の印刷面に、印刷をおこなっていないポリ塩化ビニル製のシートを対面させ、密着させ、室温(約25℃)にて、48時間、4kgの荷重を加えた。その後、両シートを剥離し、印刷をおこなっていないシートへのインクの付着を観測し、下記基準により評価した。
○:インクの付着が観測されない
△:わずかにインクの付着が観測される
×:印刷を行っていないシートにインクが付着
以下の成分を、高速水冷式攪拌機により撹拌し、マゼンタ色のUVインクジェット用インク組成物を得た。
・特定重合性化合物(A−5)〔(A)成分〕 13.0部
・N−ビニルカプロラクタム〔(B)成分〕 15.0部
(アイエスピー・ジャパン社製V−CAP)
・二官能アクリレート〔(B)成分〕 10.7部
(Sartomer社製SR9045)
・単官能アクリレート(Sartomer社製SR339)〔(B)成分〕 59.0部
・多官能アクリレート(Sartomer社製SR399)〔(B)成分〕 11.0部
・Rapi−Cure DVE−3〔(B)成分〕 4.0部
(ISP Europe社製ビニルエーテル化合物)
・Solsperse 32000(Noveon社製分散剤) 1.2部
・Cinquasia Mazenta RT−355D〔(D)成分〕 3.6部
(チバ・ジャパン社製顔料)
・Firstcure ST−1(Chem First社製重合禁止剤)0.05部
・Lucirin TPO(BASF社製光開始剤)〔(C)成分〕 5.0部
・Irgacure 379〔(C)成分〕 0.4部
(チバ・ジャパン社製光開始剤)
・4−フェニルベンゾフェノン (東京化成工業社製)〔(C)成分〕 1.0部
・Darocur ITX〔(C)成分〕 1.0部
(チバ・ジャパン社製光開始剤)
・Byk 307(BYK Chemie社製消泡剤) 0.05部
以下の成分を、高速水冷式攪拌機により撹拌し、黒色のUVインクジェット用インク組成物を得た。
・特定重合性化合物(A−4)〔(A)成分〕 22.0部
・単官能アクリレート(Sartomer社製SR339)〔(B)成分〕 40.0部
・単官能アクリレート(Sartomer社製SR489)〔(B)成分〕 21.2部
・多官能アクリレート(Sartomer社製SR399)〔(B)成分〕 1.0部
・Rapi−Cure DVE−3〔(B)成分〕 5.0部
(ISP Europe社製ビニルエーテル化合物)
・Solsperse 32000(Noveon社製分散剤) 1.2部
・Microlith Black C−K〔(D)成分〕 2.6部
(チバ・ジャパン社製顔料)
・Firstcure ST−1(Chem First社製重合禁止剤)0.05部
・Lucirin TPO(BASF社製光開始剤)〔(C)成分〕 4.4部
・Irgacure 379〔(C)成分〕 0.5部
(チバ・ジャパン社製光開始剤)
・4−フェニルベンゾフェノン (東京化成工業社製)〔(C)成分〕 1.0部
・Darocur ITX〔(C)成分〕 1.0部
(チバ・ジャパン社製光開始剤)
・Byk 307(BYK Chemie社製消泡剤) 0.05部
以下の成分を、高速水冷式攪拌機により撹拌し、白色のUVインクジェット用インク組成物を得た。
・特定重合性化合物(A−9)〔(A)成分〕 16.0部
・二官能アクリレート(Sartomer社製SR9045)〔(B)成分〕14.0部
・単官能アクリレート(Sartomer社製SR339)〔(B)成分〕 33.0部
・多官能アクリレート(Sartomer社製SR399)〔(B)成分〕 13.0部
・Solsperse 36000(Noveon社製分散剤) 2.4部
・MICROLITH WHITE R−A〔(D)成分〕 16.0部
(チバ・ジャパン社製顔料)
・Firstcure ST−1(Chem First社製重合禁止剤) 0.05部
・Lucirin TPO(BASF社製光開始剤)〔(C)成分〕 4.0部
・Irgacure 379〔(C)成分〕 0.2部
(チバ・ジャパン社製光開始剤)
・4−フェニルベンゾフェノン (東京化成工業社製)〔(C)成分〕 1.2部
・Darocur ITX〔(C)成分〕 0.1部
(チバ・ジャパン社製光開始剤)
・Byk 307(BYK Chemie社製消泡剤) 0.05部
以下の成分を、高速水冷式攪拌機により撹拌し、白色のUVインクジェット用インク組成物を得た。
・二官能アクリレート(Sartomer社製SR9045)〔(B)成分〕14.0部
・単官能アクリレート(Sartomer社製SR339)〔(B)成分〕 49.0部
・多官能アクリレート(Sartomer社製SR399)〔(B)成分〕 13.0部
・Solsperse 36000(Noveon社製分散剤) 2.4部
・MICROLITH WHITE R−A〔(D)成分〕 16.0部
(チバ・ジャパン社製顔料)
・Firstcure ST−1(Chem First社製重合禁止剤) 0.05部
・Lucirin TPO(BASF社製光開始剤)〔(C)成分〕 4.0部
・Irgacure 379〔(C)成分〕 0.2部
(チバ・ジャパン社製光開始剤)
・4−フェニルベンゾフェノン (東京化成工業社製)〔(C)成分〕 1.2部
・Darocur ITX〔(C)成分〕 0.1部
(チバ・ジャパン社製光開始剤)
・Byk 307(BYK Chemie社製消泡剤) 0.05部
以下の成分を、高速水冷式攪拌機により撹拌し、白色のUVインクジェット用インク組成物を得た。
・テトラヒドロフルフリルアクリレート〔(B)成分〕 16.0部
(Sartomer社製SR285)
・二官能アクリレート(Sartomer社製SR9045)〔(B)成分〕14.0部
・単官能アクリレート(Sartomer社製SR339)〔(B)成分〕 33.0部
・多官能アクリレート(Sartomer社製SR399) 13.0部
・Solsperse 36000(Noveon社製分散剤) 2.4部
・MICROLITH WHITE R−A〔(D)成分〕 16.0部
(チバ・ジャパン社製顔料)
・Firstcure ST−1(Chem First社製重合禁止剤) 0.05部
・Lucirin TPO(BASF社製光開始剤)〔(C)成分〕 4.0部
・Irgacure 379〔(C)成分〕 0.2部
(チバ・ジャパン社製光開始剤)
・4−フェニルベンゾフェノン (東京化成工業社製)〔(C)成分〕 1.2部
・Darocur ITX〔(C)成分〕 0.1部
(チバ・ジャパン社製光開始剤)
・Byk 307(BYK Chemie社製消泡剤) 0.05部
Claims (4)
- (D)着色剤をさらに含有する請求項1に記載のインク組成物。
- インクジェット記録用である請求項1又は請求項2に記載のインク組成物。
- (i−1)被記録媒体上に、請求項3に記載のインクジェット記録用インク組成物を吐出する工程、及び、
(i−2)吐出されたインクジェット記録用インク組成物に活性放射線を照射して、該インク組成物を硬化する工程、
を含むことを特徴とするインクジェット記録方法。
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