JP2009237862A - 電子ファイル管理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子ファイル管理装置は、コンピュータ・グラフィックスにより仮想空間を形成し、仮想空間内にファイルオブジェクトを表示させる。ファイルオブジェクトは電子ファイルに対応づけられる仮想オブジェクトである。ファイルオブジェクトはユーザにより任意の位置(仮想位置)に設定される。ファイル検索に際しては、電子ファイルの検索条件として検索領域が指定される。この検索領域中にあるファイルオブジェクトと対応づけられている電子ファイルが検出されることになる。
【選択図】図2
Description
フォルダによるファイル管理方法は、ファイルの所在を一意に定めることができるため、コンピュータによる処理に馴染みやすいというメリットがある。その反面、ファイルの検索や分類についての柔軟性に欠けるというデメリットがある。
この装置は、コンピュータ・グラフィックスにより仮想空間を形成し、仮想空間内にファイルオブジェクトを表示させる。ファイルオブジェクトの位置はユーザにより指定される。ファイルの検索条件として検索領域が指定されると、検索領域中にあるファイルオブジェクトと対応づけられている電子ファイルが検出される。
本実施例においては、仮想空間によるファイル管理方法について提案する。同図に示す仮想空間200は、x軸、y軸、z軸により縦・横・高さが表現される。この仮想空間200は、コンピュータ・グラフィックスにより形成される3次元空間である。ファイルオブジェクト202は、ファイルごとに対応づけられる仮想オブジェクトである。コンピュータに保存される通常の意味でのファイルのほか、ウェブページとして取得されるHTML(HyperText Markup Language)ファイルやXHTML(eXtensible HyperText Markup Language)ファイルであってもよい。あるいは、外部から受信した電子メールであってもよい。いずれにしても、本実施例のファイルとは、画像、音声、文字あるいはプログラム等の情報管理単位であればよい。ユーザは、任意のファイルに対応づけられるファイルオブジェクトを、仮想空間200内の任意の場所に設置する。
以下においては、あるファイルに対応づけられるファイルオブジェクトを仮想空間200に置くことを、単に「ファイルを仮想空間200に置く」と表現する。
以下、仮想空間200内における位置のことを「仮想位置」とよぶ。
例として、A氏との関連性が高いファイルを格納するためのフォルダDaが用意されているとする。同様に、B氏、C氏についてもフォルダDb、フォルダDcが用意されているとする。このとき、「A氏とC氏とは大いに関係があるが、B氏とはあまり関係がない」ファイルF1の格納先として、これらの3つのフォルダのいずれも適当ではない。「その他」のような新たなフォルダを作るか、Da(A氏)、Db(B氏)、Dc(C氏)という既存のフォルダ構造の作り直しが必要になる。
ここで、ユーザはファイルF2を見つけたいが、ユーザはファイルF2がどのフォルダにあり、どのような名前のファイルであるか思い出せないという状況を想定する。ただし、ユーザは、ファイルF2について「A氏やB氏とはある程度関係するが、C氏と特に関係が深い」という印象だけを記憶している。
以下、このような検索方法を「印象検索」とよぶ。また、従来のフォルダからファイルを検索する方法を「ツリー検索」とよぶことにする。
検索領域の形状は球に限定されない。たとえば、2つの検索基準点P1とP2を焦点とする楕円体でもよいし、検索基準点Pを含む直方体や立方体であってもよい。仮想空間200にフリーハンドで検索領域を描いてもよい。
仮想位置は座標値により特定されてもよいが、本実施例においては「階層」により特定する。印象検索を高速化するためである。説明を簡単にするため、直方体形状の検索領域を想定する。検索領域は、x軸方向においては、同図斜線に示すx1〜x2の範囲に及ぶとする。
電子ファイル管理装置100はインターネット212等を介してクライアント端末210a、210b、・・・210c(以下、単に「クライアント端末210」とよぶ)と接続される。クライアント端末210は、ウェブブラウザを搭載した一般的な端末である。
ここに示す各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
UI処理部110は、ユーザインタフェース処理を担当する。UI処理部110は、クライアント端末210にウェブページ形式にて各種画面を表示させる。データ処理部130は、UI処理部110やデータ保持部150から取得されたデータを元にして各種のデータ処理を実行する。データ保持部150は、UI処理部110とデータ保持部150との間のインタフェースの役割も果たす。データ保持部150は、各種データを保持するための記憶領域である。
UI処理部110は、出力部112と入力部122を含む。出力部112は、クライアント端末210に対して各種情報を出力する。入力部122は、クライアント端末210に対するユーザの各種入力を検出する。
仮想空間表示部114は、仮想空間をクライアント端末210に表示させる。仮想空間表示部114は、仮想空間全体の構造を提供する。ファイル表示部116は、仮想空間にファイルオブジェクト202を表示させる。オブジェクト表示部118は、仮想空間200にファイルオブジェクト以外の仮想オブジェクトを表示させる。仮想空間には木や建物、机、あるいは人間などを模したさまざまな仮想オブジェクトが表示されてもよい。オブジェクト表示部118は、こういった仮想オブジェクトを仮想空間に配置する。ファイルオブジェクト以外の仮想オブジェクトについては、図9や図10に関連して後述する。音声出力部120は、クライアント端末210にて音声を出力する。音声についても図9と図10に関連して後述する。
仮想空間表示部114、ファイル表示部116、オブジェクト表示部118、音声出力部120により、仮想空間全体の表示画像が形成される。出力部112は、検索結果画面206等その他の画像も出力する。
位置設定検出部124は、ユーザがファイルを置くとき、その仮想位置を検出する。検索条件検出部126は、ファイルの検索条件を検出する。具体的には、検索基準点等、検索領域の位置・大きさ・形状に関する入力を検出する。複数の仮想空間が存在するとき、ユーザはアクセス対象となる仮想空間を選択できる。仮想空間選択部128は、仮想空間の選択入力を検出する。仮想空間の選択に関しては、図13に関連して後述する。
データ処理部130は、ファイル検索部132、アクセス判定部138および位置登録部140を含む。
ファイル検索部132は、検索条件にしたがって、ファイル検索(印象検索)を実行する。ファイル検索部132は、範囲特定部134と検索実行部136を含む。範囲特定部134は、検索条件にしたがって検索領域を画定する。検索実行部136は、検索領域内にあるファイルオブジェクト202を検出する。
データ保持部150は、仮想ファイル情報保持部152、仮想オブジェクト情報保持部154、ファイル保持部156、ユーザ属性情報保持部158、制限領域情報保持部160および空間選択情報保持部162を含む。
本実施例においては、電子ファイル管理装置100が仮想空間制御に関するほとんどの機能を担うとして説明するが、電子ファイル管理装置100のみにより図5の全機能が実現される必要はなく、電子ファイル管理装置100およびクライアント端末210のいずれかにより図5の各機能が実現されればよい。いいかえれば、電子ファイル管理装置100とクライアント端末210の協働により、図5に示す「電子ファイル管理装置」全体としての機能が実現されればよい。各機能ブロック、さらには機能ブロック内の各部分が電子ファイル管理装置100とクライアント端末210のいずれによって実現されるかは発明の本質に関わるものではない。システム全体を構築する上で、各種機能の分担を電子ファイル管理装置100とクライアント端末210の間でどのように切り分けるかは、通信環境や計算機能力など、電子ファイル管理装置100の動作環境なども考慮して設計されればよい。
たとえば、クライアント端末210が電子ファイル管理装置100にアクセスするとき、電子ファイル管理装置100は、第1階層、第2階層および第3階層の関係を定めた階層テーブルをクライアント端末210に送信してもよい。クライアント端末210は、階層テーブルをローカル・メモリに展開する。検索領域が指定されると、クライアント端末210は階層テーブルを参照し、指定された検索領域に該当する階層を特定する。クライアント端末210は、特定した階層を電子ファイル管理装置100に通知する。電子ファイル管理装置100は、通知された階層に含まれるファイルオブジェクト202を特定する。電子ファイル管理装置100は、必要に応じて、ファイルそのものをクライアント端末210に送信する。あるいは、クライアント端末210は、指定された検索領域についてのスクリーン座標や3次元座標を電子ファイル管理装置100に通知し、電子ファイル管理装置100が通知された座標から該当階層を特定してもよい。しかし、クライアント端末210側にて階層まで特定しておけば、電子ファイル管理装置100の処理負荷を軽減できることになる。
また、電子ファイル管理装置100は、ファイルオブジェクト202とその仮想位置の関係を定める仮想ファイル情報214もクライアント端末210に送信してもよい。クライアント端末210は、階層情報だけでなく仮想ファイル情報214もローカル・メモリに展開してもよい。検索領域が指定されると、クライアント端末210は階層テーブルを参照して該当階層を特定し、仮想ファイル情報214を参照して該当ファイルオブジェクト202を特定する。クライアント端末210は、特定したファイルオブジェクト202を電子ファイル管理装置100に通知する。電子ファイル管理装置100は、通知されたファイルオブジェクト202に対応づけられているファイルそのものを必要に応じてクライアント端末210に送信する。このような処理方法によれば、電子ファイル管理装置100の処理負荷をいっそう軽減できる。
クライアント端末210と電子ファイル管理装置100の間における処理配分により、クライアント端末210と電子ファイル管理装置100のロードバランスを図ることができる。
パス情報222は、ファイル保持部156により保持される。ファイルID欄224は、ファイルIDを示す。ファイルIDはファイル保持部156にあるファイルを一意に識別するためのIDである。タイトル欄226は、拡張子付きのファイル名を示す。パス欄228は、ファイル・パスを示す。
仮想ファイル情報214は、ファイルと、ファイルオブジェクト202およびその仮想位置を示す。仮想ファイル情報214は、仮想ファイル情報保持部152により保持される。ファイルID欄230は、ファイルIDを示す。オブジェクトID欄232は、ファイルオブジェクトIDを示す。ファイルオブジェクトIDは、ファイルオブジェクト202の種別を示す。データ保持部150には、色彩・形状・大きさが異なる複数種類のファイルオブジェクトのデータが保持されている。
縦・横・高さの3次元に時間という1次元を加えた4次元仮想空間を表現することも可能である。まず、仮想の時間軸tを想定する。そして、時刻t0〜t1の期間をT0、時刻t1〜t2の期間をT1、時刻t2〜t3の期間をT2、・・・のように時間軸tを単位期間に分割する。仮想空間表示部114等は、単位期間ごとに別々の仮想空間Vnを生成する。ここでは、期間T1、T2、T2に対応する仮想空間をそれぞれV1、V2、V3とする。
以上においては、各軸との関係、いわば、仮想空間における絶対位置に基づいて、印象検索を実行するという前提にて説明した。仮想空間は、ワイヤフレームなどによりシンプルに表現されてもよい。
仮想オブジェクト情報216は、図9に示した各仮想オブジェクトの種別や仮想位置、音声との対応を示す情報である。仮想オブジェクト情報216は、仮想オブジェクト情報保持部154により保持される。オブジェクトID欄242は、仮想オブジェクトを一意に識別するオブジェクトIDを示す。種別欄244は、仮想オブジェクトの種別を示す。仮想位置欄246は、仮想オブジェクトの仮想位置を示す。ここでは3次元仮想空間を想定している。音声ID欄248は、音声データを一意に識別する音声IDを示す。
同図において、木オブジェクト(01)や引き出しオブジェクト(02)には音声が対応づけられていない。一方、風車オブジェクト(03)やすずむしオブジェクト(06)には音声が対応づけられている。このため、風車オブジェクト等は音源オブジェクトであり、ユーザオブジェクト238が近づくほど、該当音声が大きな音量にて再生される。
複数のユーザからアクセスされるファイルには、アクセス制限のないファイルもあれば、一部のユーザだけにアクセス制限されるべきファイルもある。企業内のデータベースであれば、開発部員だけがアクセス可能なファイルもあれば、取締役クラスだけがアクセス可能なファイルもある。一般的には、パスワードなどのユーザ認証により、アクセス制限を管理することが多い。たとえば、経理部用のファイルに経理部共通の「部署パスワード」を設定する。このような運用によれば、部署パスワードを知っている社員、いいかえれば、経理部に所属する社員だけが経理部用のファイルにアクセスできる。
制限領域情報220は、制限領域とその場所、アクセス許可されるべきユーザ属性とを対応づけた情報である。制限領域情報220は、制限領域情報保持部160により保持される。制限領域ID欄258は、制限領域を一意に識別する制限領域IDを示す。範囲欄260は制限領域の範囲を示す。ユーザ属性欄262は、アクセス許可されるべきユーザ属性を示す。可否判定の対象となるアクセスは、制限領域内にあるファイルの「読み出し」であるとする。
以上においては、1つのファイルを1つの仮想空間に対応づけるとして説明したが、1つのファイルを複数の仮想空間に対応づけてもよい。図13および図14に関連して、1つのファイルを複数の仮想空間に対応づける態様について説明する。
例として、特許公報のファイルを管理する場合を想定する。1つのファイルは仮想空間V1と仮想空間V2の2つの仮想空間に対応づけられている。具体的には、1つのパス情報222に対して、仮想空間V1用の仮想ファイル情報214aと仮想空間V2用の仮想ファイル情報214bが対応づけられている。仮想オブジェクト情報216は仮想空間ごとに用意してもよいし共通としてもよい。仮想空間V1は、技術分野に応じてファイルを位置付けるための仮想空間であり、x軸は情報系、y軸は電気系、z軸は機械系に対応づけられる。たとえば、x値(情報系)とy値(電気系)が大きくz値(機械系)が小さいファイルF1は、デジタル回路制御のようにソフトウェア的制御と電気的制御との関連が深いが、機械的な制御とは関連が浅い発明に関するファイルであることがわかる。
ユーザU1とユーザU2の両者からアクセスされるファイルF11を仮想空間で管理する場合、ユーザU1はファイルF11を重要と考えるかもしれないが、ユーザBは同じファイルF11を重要ではないと考えるかもしれない。判断基準の異なるユーザU1とユーザU2が同一仮想空間にてファイルF11を管理するのは必ずしも適切ではない。
ユーザ属性と仮想空間を対応づけてもよい。たとえば、30代男性に仮想空間V1、20代女性に仮想空間V2を対応づけるとする。このような対応づけが有効な例として、リッチ空間における仮想店舗、特に、仮想書店を想定する。
プロセッサの高速化やブロードバンド化により、仮想現実感技術は急速に身近なものとなりつつある。電子ファイル管理装置100は、このような背景に鑑み、新しいファイル管理方法およびそのための新しいユーザインタフェースを提案するものである。
更に、ユーザ属性に応じて、商品オブジェクトの配置を変化させることにより、現実の店舗では難しい仮想店舗特有のサービスを提供できる。
前記複数の仮想空間のうちのいずれかを選択するためのユーザによる入力を検出する仮想空間選択部と、
前記選択された仮想空間内における位置である仮想位置と、前記仮想位置に設置されるべき電子ファイルを指定するためのユーザによる入力を検出する位置設定検出部と、
前記電子ファイルを示す仮想オブジェクトであるファイルオブジェクトを前記選択された仮想空間における前記仮想位置に設置して画面表示させるファイル表示部と、
前記電子ファイルに対して、前記ファイルオブジェクトと前記仮想位置とを仮想空間ごとに対応づけて仮想ファイル情報として登録するファイル位置登録部と、
電子ファイルの検索条件として、仮想空間と前記仮想空間内における検索領域を指定するためのユーザによる入力を検出する検索条件検出部と、
前記仮想ファイル情報を参照して、指定された仮想空間内にファイルオブジェクトを設置されている電子ファイルのうち、前記検索領域内にファイルオブジェクトを設置されている電子ファイルを検出するファイル検索部と、を備え、
前記ファイル表示部は、ユーザによりいずれかの仮想空間が選択されたときには、前記選択された仮想空間についての仮想ファイル情報を参照して、前記選択され仮想空間内に前記ファイルオブジェクトを設置して画面表示させることを特徴とする電子ファイル管理装置。
前記仮想空間選択部は、ユーザIDの入力が検出されたとき、前記空間選択情報を参照して、前記ユーザIDに対応づけられている仮想空間をアクセス対象として選択することを特徴とするA1に記載の電子ファイル管理装置。
仮想店舗を示す仮想店舗空間を前記複数の仮想空間のそれぞれの内部に形成して画面表示させる仮想店舗表示部と、
商品を示す仮想オブジェクトである商品オブジェクトを前記仮想店舗内に陳列して画面表示させる商品表示部と、
ユーザを識別するユーザIDと仮想空間とを対応づけた仮想ユーザ情報を保持する仮想ユーザ情報保持部と、
ユーザIDの入力が検出されたとき、前記仮想ユーザ情報を参照して、前記ユーザIDに対応づけられている仮想空間をアクセス対象として選択する仮想空間選択部と、を備え、
前記商品表示部は、同一の商品オブジェクトを仮想空間ごとに異なる位置に陳列することを特徴とする仮想店舗管理装置。
前記複数の仮想空間のうちのいずれかを選択するためのユーザによる入力を検出する機能と、
前記選択された仮想空間内における位置である仮想位置と、前記仮想位置に設置されるべき電子ファイルを指定するためのユーザによる入力を検出する機能と、
前記電子ファイルを示す仮想オブジェクトであるファイルオブジェクトを、前記選択された仮想空間における前記仮想位置に設置して画面表示させる機能と、
前記電子ファイルに対して、前記ファイルオブジェクトと前記仮想位置とを仮想空間ごとに対応づけて仮想ファイル情報として登録する機能と、
電子ファイルの検索条件として、仮想空間と前記仮想空間内における検索領域を指定するためのユーザによる入力を検出する機能と、
前記仮想ファイル情報を参照して、指定された仮想空間内にファイルオブジェクトを設置されている電子ファイルのうち、前記検索領域内にファイルオブジェクトを設置されている電子ファイルを検出する機能と、をコンピュータに発揮させ、
ファイルオブジェクトを画面表示させるに際しユーザによりいずれかの仮想空間が選択されたときには、前記選択された仮想空間についての仮想ファイル情報を参照して、前記選択され仮想空間内に前記ファイルオブジェクトを設置して画面表示させることを特徴とする電子ファイル管理プログラム。
Claims (8)
- コンピュータ・グラフィックスにより仮想空間を形成して画面表示させる仮想空間表示部と、
前記仮想空間内における位置である仮想位置と、前記仮想位置に設置されるべき電子ファイルを指定するためのユーザによる入力を検出する位置設定検出部と、
前記電子ファイルを示す仮想オブジェクトであるファイルオブジェクトを前記仮想位置に設置して画面表示させるファイル表示部と、
前記電子ファイルに対して、前記ファイルオブジェクトと前記仮想位置とを対応づけて仮想ファイル情報として登録するファイル位置登録部と、
電子ファイルの検索条件として、前記仮想空間内における検索領域を指定するためのユーザによる入力を検出する検索条件検出部と、
前記仮想ファイル情報を参照して、前記仮想空間内にファイルオブジェクトを設置されている電子ファイルのうち、前記検索領域内にファイルオブジェクトを設置されている電子ファイルを検出するファイル検索部と、
を備えることを特徴とする電子ファイル管理装置。 - 前記仮想空間表示部は、仮想の時間範囲ごとに異なる仮想空間を形成し、
前記位置設定検出部は、仮想の空間位置に加えて仮想の時間位置を、前記電子ファイルの仮想位置として検出し、
前記ファイル表示部は、前記電子ファイルについて設定される時間位置を含む仮想空間において、前記電子ファイルについて設定される空間位置に前記電子ファイルを示す前記ファイルオブジェクトを設置し、
前記検索条件検出部は、仮想の空間範囲に加えて仮想の時間範囲を示す領域を前記検索領域として検出し、
前記ファイル検索部は、前記検索領域として示される時間範囲に対応する仮想空間において、前記検索領域として示される空間範囲内にファイルオブジェクトを設置されている電子ファイルを検出することを特徴とする請求項1に記載の電子ファイル管理装置。 - 前記位置設定検出部は、前記電子ファイルに対する所定のアクセスが実行された日時を前記電子ファイルの時間位置として検出することを特徴とする請求項2に記載の電子ファイル管理装置。
- 複数の仮想オブジェクトを前記仮想空間に配置して画面表示させるオブジェクト表示部と、
前記仮想オブジェクトとその仮想位置とを対応づけた仮想オブジェクト情報を保持する仮想オブジェクト情報保持部と、を更に備え、
前記検索条件検出部は、電子ファイルの検索条件としていずれかの仮想オブジェクトがユーザにより指定されたときには、前記仮想オブジェクト情報を参照し、前記指定された仮想オブジェクトの仮想位置を含む領域を前記検索領域として検出することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電子ファイル管理装置。 - 前記仮想オブジェクト情報保持部は、前記仮想オブジェクトに対して更に前記仮想オブジェクトの種別を対応づけた情報として前記仮想オブジェクト情報を保持し、
前記検索条件検出部は、電子ファイルの検索条件として仮想オブジェクトの種別がユーザにより指定されたときであって前記指定された種別の仮想オブジェクトが複数存在するときには、前記複数の仮想オブジェクトそれぞれの仮想位置について複数の前記検索領域を検出することを特徴とする請求項4に記載の電子ファイル管理装置。 - 音声出力部、を更に備え、
オブジェクト表示部は、音声源を示す仮想オブジェクトである音源オブジェクトを前記仮想空間内に配置し、
前記仮想オブジェクト情報保持部は、前記音源オブジェクトに対して更に音声を対応づけた情報として前記仮想オブジェクト情報を保持し、
前記音声出力部は、前記仮想オブジェクト情報を参照し、ユーザを示す仮想オブジェクトが前記音源オブジェクトに近づくほど、前記音源オブジェクトに対応づけられた音声の音量を増加させることを特徴とする請求項4または5に記載の電子ファイル管理装置。 - ユーザを識別するユーザIDとユーザ属性とを対応づけたユーザ属性情報を保持するユーザ属性保持部と、
前記仮想空間内において所定のユーザ属性を有するユーザのみが所定のアクセスを実行可能な制限領域を示す制限領域情報を保持する制限領域情報保持部と、
前記制限領域に対する前記所定のアクセスが検出されたとき、前記ユーザ属性情報と前記制限領域情報を参照して、アクセス元のユーザに前記所定のユーザ属性が対応づけられていることを条件として、前記所定のアクセスの実行を許可するアクセス判定部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電子ファイル管理装置。 - コンピュータ・グラフィックスにより仮想空間を形成して画面表示させる機能と、
前記仮想空間内における位置である仮想位置と、前記仮想位置に設置されるべき電子ファイルを指定するためのユーザによる入力を検出する機能と、
前記電子ファイルを示す仮想オブジェクトであるファイルオブジェクトを前記仮想位置に設置して画面表示させる機能と、
前記電子ファイルに対して、前記ファイルオブジェクトと前記仮想位置とを対応づけて仮想ファイル情報として登録する機能と、
電子ファイルの検索条件として、前記仮想空間内における検索領域を指定するためのユーザによる入力を検出する機能と、
前記仮想ファイル情報を参照して、前記仮想空間内にファイルオブジェクトを設置されている電子ファイルのうち、前記検索領域内にファイルオブジェクトを設置されている電子ファイルを検出する機能と、
をコンピュータに発揮させることを特徴とする電子ファイル管理プログラム。
Priority Applications (1)
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A02 | Decision of refusal |
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