JP2009200285A - バンプ及びバンプ接続構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】電極に印刷が可能であり、リフロー熱処理条件では再溶融しないバンプであって、接続時の潰れによる短絡を防止できるバンプを提供する。
【解決手段】リフロー温度では再溶融しないはんだ合金から構成され、実装時の少なくとも接合面に複数の孔を有するバンプであって、バンプの断面における孔の合計面積÷バンプ全体の面積×100で算出される孔の割合が5%〜80%であることを特徴とするバンプ。
【選択図】図3
Description
bonding)方式及び前述したFC(Flip Chip)方式がある。バンプは、TAB方式やFC方式において半導体チップの電極と実装基板の電極とを接続したり、BGA(Ball Grid Array)やCSP(Chip Size Package)等のパッケージを実装基板に接続するための金属突起媒体のことで、電気的接続と機械的保持の役割を担っている(非特許文献1参照)。
はんだ材料としては、固相線300℃、液相線314℃からなるPb−5Sn合金等が知られている。
一方、本発明者らは、Sn−3.0Ag−0.5Cuで代表される鉛フリーはんだのリフロー熱処理条件(ピーク245℃)で溶融合金化し、合金形成後は、ピーク300℃未満のリフロー熱処理条件では再溶融しない高耐熱性の鉛フリー接続材料を提案している(特許文献2参照)。
1.リフロー温度では再溶融しないはんだ合金から構成され、実装時の少なくとも接合面に複数の孔を有するバンプであって、バンプの断面における孔の合計面積÷バンプ全体の面積×100で算出される孔の割合が5%〜80%であることを特徴とするバンプ。
2.接合面が半球状、平面状、または凹状である上記1記載のバンプ。
3.実装時の接合面と反対側の面が、半導体チップまたはパッケージの電極と接合している上記1または2のいずれか一項に記載のバンプ。
4.電極上に接合材料を有するプリント配線板と、上記1〜3のいずれか一項に記載のバンプを熱処理して接合することを特徴とするバンプ接続構造体の製造方法。
5.半導体チップまたはパッケージの電極上に形成された上記1〜3のいずれか一項のバンプに接合材料を転写して、プリント配線板の電極と熱処理により接合することを特徴とするバンプ接続構造体の製造方法。
7.プリント配線板の電極と、リフロー温度では再溶融しないはんだ合金から構成されたバンプが、該電極上に形成された接合材料を介して接続されており、さらに、該接合材料の一部がバンプの接合面に存在する複数の孔中に入り込んでいることを特徴とするバンプ接続構造体。
本発明のバンプ形成に使用可能なはんだ材料は、汎用鉛フリーはんだのリフロー条件(ピーク245℃)で金属粒子は溶融、接合して、内部にはフラックスを閉じ込めた複数の孔を有するものとなることが好ましい。また、接合後にはんだから押し出されるフラックス残渣は少ないことが好ましい。
フリップチップ接合は、材料のフラックスを閉じ込めた複数の孔に溶融した接続材料を取り込んで接合し、隣の接続部方向には膨らまず、短絡を防止できる実装が可能であり、複数の孔が接続材料で満たされることが望ましい。
いか、または50〜240℃の吸熱ピーク面積から観測される溶融時の吸熱量が、熱処理前の210〜240℃の吸熱ピーク面積から観測される溶融時の吸熱量の90%以下になる導電性フィラーとで構成されるバンプ形成用ペーストであることが好ましい。
尚、本発明におけるDSCの温度範囲は、30〜600℃とし、発熱量または吸熱量が±1.5J/g以上あるものを測定対象物由来のピークとして定量し、それ未満のピークは、分析精度の観点から除外するものとする。
導電性フィラーとして好ましい第1の金属粒子と第2の金属粒子の混合体を例示すると、DSCで発熱ピークとして観測される準安定合金相を少なくとも1つと吸熱ピークとして観測される融点を300〜600℃に少なくとも1つ有する第1の金属粒子と、発熱ピークとして観測される準安定合金相を有さず吸熱ピークとして観測される融点を210〜240℃に少なくとも1つ有する第2の金属粒子との混合体があげられる。この混合体は、第1の金属粒子由来のDSCで発熱ピークとして観測される準安定合金相を少なくとも1つと、第2の金属粒子由来の吸熱ピークとして観測される融点を210〜240℃に少なくとも1つ有すると共に、第1の金属粒子と第2の金属粒子の反応物である新たな安定合金相由来の吸熱ピークとして観測される融点を300〜450℃に少なくとも1つ有するものである。
その一方で、第1の金属粒子と第2の金属粒子の反応により300℃未満では溶融しない新たな安定合金相が形成される。
上記の混合体を245℃で熱処理した後の、50〜240℃におけるDSCの吸熱ピーク面積は、熱処理前の0〜90%であることが好ましく、0〜70%であることがより好ましい。該吸熱ピーク面積が90%以下であれば、300℃未満では溶融しない新たな安定合金相による高耐熱性を示す。尚、0%とは、該熱処理後は50〜240℃におけるDSCの吸熱ピークが消失することを意味する。
上記導電性フィラーを構成する第1の金属粒子は、前述のようにDSCで発熱ピークとして観測される準安定合金相を少なくとも1つと吸熱ピークとして観測される融点を300〜600℃に少なくとも1つ有する金属粒子が例示される。
上記において、さらにより好ましい第1の金属粒子は、Cu50〜80質量%、Ag5〜15質量%、Bi2〜10%、In2〜10%、及び残部Snの組成を有する合金からなる金属粒子である。
このような熱特性を示す金属粒子としては、Snを70〜100質量%含む金属粒子が好ましい。第1の金属粒子の主成分がCuである場合は、熱処理による接合強度を高くするために、第2の金属粒子におけるSnを70質量%以上とすることが好ましい。また、Snは融点が232℃であるので、第2の金属粒子において210〜240℃に融点を発現させるためにも好ましい。Sn以外の成分としては、鉛フリーはんだで使用される金属元素、例えばAg、Al、Bi、Cu、Ge、In、Ni、Zn、を30質量%以下とすることが好ましい。
また、第2の金属粒子は、Sn100質量%、またはSn70〜99質量%とAg、Bi、Cu、及びInからなる群より選ばれる少なくとも1つ以上の元素1〜30質量%の組成を有する合金からなる金属粒子がより好ましい。
上記金属粒子の粒子サイズは、バンプ形成方法に応じて定めることができる。例えば、スクリーン印刷法では、ペースト版抜け性を重視して、平均粒径2〜40μmの範囲で、粒度分布をブロードにとり、比較的真球度の高い粒子を使うことが好ましい。逆にディッピング法では、ペースト流動性を考慮して、粒度分布はシャープにするのが好ましい。
また、通常、微細な金属粒子は表面が酸化されていることが多い。従って、上述の用途における熱処理による溶融、熱拡散を促進するためには、酸化膜を除去する活性剤を配合することが好ましい。
性ガスアトマイズ法を採用することが望ましい。ガスアトマイズ法では、通常、窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス等の不活性ガスが使用されるが、本発明に関しては、ヘリウムガスを用いることが好ましく、冷却速度は、500〜5000℃/秒が好ましい。
バンプ形成用ペーストは、本発明の導電性フィラー、並びにロジン、活性剤、溶剤、及び増粘剤等の成分からなるフラックスで構成される。ペーストにおける導電性フィラーの含有率としては、85〜95質量%が好ましい。フラックスは、金属粒子からなる導電性フィラーの表面処理に最適で、該金属粒子の溶融、及び熱拡散を促進するものである。フラックスとしては、公知の材料、例えば特許文献2に記載されたフラックスが使用できるが、更に有機アミンを酸化膜除去剤として加えるとより効果的である。また、必要に応じて、公知のフラックスに溶剤を加えて粘度を調整したものを使用してもよい。
また、バンプに複数の孔を有していると、基板電極の接合材料が隣に広がることが抑制されるとともに、バンプを形成するはんだ合金と該接合材料との溶融接合を促進するので好ましい。複数の孔はバンプ全体に均一分布していると更に好ましい。
本発明のバンプを、プリント配線板に実装する時の接合面と反対側の面が半導体チップまたはパッケージの電極と接合している状態にするには、バンプ形成用ペ−ストを半導体チップまたはパッケージの電極上に印刷塗布後リフロー熱処理してバンプを形成すればよい。
尚、バンプは、上述のように半導体チップ或いはパッケージの電極側に形成するのが一般的であるが、バンプ形成用ペ−ストをプリント配線板の電極上に印刷塗布後リフロー熱処理して形成することも勿論可能である。この場合には、該バンプを有するプリント配線板に、半導体チップまたはパッケージの電極を実装する時の接合面と反対側の面が、プリント配線板の電極と接合している状態になる。
また、プリント配線板電極の接合材料として好ましいはんだ被膜は、Sn、Sn−Ag、Sn−Au、Sn−Bi、Sn−Bi−Agが挙げられるが、より好ましくは、Sn、Sn−Ag、Sn−Ag−Cuである。これらは、電極上にメッキまたは印刷により設けることができる。
(1)第1の金属粒子の製造
Cu粒子6.5kg(純度99質量%以上)、Sn粒子1.5kg(純度99質量%以上)、Ag粒子1.0kg(純度99質量%以上)、Bi粒子0.5kg(純度99質量%以上)、及びIn粒子0.5kg(純度99質量%以上)を黒鉛坩堝に入れ、99体積%以上のヘリウム雰囲気で、高周波誘導加熱装置により1400℃まで加熱、融解した。次に、この溶融金属を坩堝の先端より、ヘリウムガス雰囲気の噴霧槽内に導入した後、坩堝先端付近に設けられたガスノズルから、ヘリウムガス(純度99体積%以上、酸素濃度0.1体積%未満、圧力2.5MPa)を噴出してアトマイズを行い、第1の金属粒子を作製した。この時の冷却速度は2600℃/秒とした。
Sn粒子10.0kg(純度99質量%以上)を黒鉛坩堝に入れ、99体積%以上のヘリウム雰囲気で、高周波誘導加熱装置により1400℃まで加熱、融解した。次に、この溶融金属を坩堝の先端より、ヘリウムガス雰囲気の噴霧槽内に導入した後、坩堝先端付近に設けられたガスノズルから、ヘリウムガス(純度99体積%以上、酸素濃度0.1体積%未満、圧力2.5MPa)を噴出してアトマイズを行うことにより、第2の金属粒子を作製した。この時の冷却速度は2600℃/秒とした。
(参考例1)
上記第1の金属粒子と上記第2の金属粒子とを重量比100:83で混合した導電性フィラー(平均粒径3.4μm)を試料とし、島津製作所(株)製「DSC−50」を用い、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分の条件で、30〜600℃の範囲において示差走査熱量測定を行った。この測定により得られたDSCチャートを図1に示す。この図に示すように、233℃、348℃、及び378℃に吸熱ピークが存在することが確認された。233℃の吸熱ピークは、融点227℃(融解開始温度:固相線温度と表示させる温度)、吸熱量16.1J/gである。また、特徴的に255℃に発熱ピークが存在していた。
ソルダーソフナー((株)マルコム製:SPS−1)、脱泡混練機(松尾産業(株)製:SNB−350)にかけてバンプ形成用ペーストを作製した。このようにして得られたバンプ形成用ペーストを試料として(株)マルコム製「PCU−205」で粘度測定したところ、粘度204Pa・s、チクソ指数0.50であった。
上記バンプ形成用ペーストをアルミナ基板に載せ、窒素雰囲気下にて、ピーク温度245℃でリフロー熱処理した。熱処理装置は、光洋サーモシステム(株)製のメッシュベルト式連続熱処理装置を使用した。温度プロファイルは、全工程が5分で、熱処理開始から1分30秒で145℃に達し、その後は徐々に昇温、3分15秒でピーク温度245℃に到達後、徐々に温度が降下、熱処理終了時は、187℃になる条件を採用した。
上記第1の金属粒子と上記第2の金属粒子とを重量比100:185で混合した導電性フィラー(平均粒径4.25μm)を試料とし、島津製作所(株)製「DSC−50」を用い、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分の条件で、30〜600℃の範囲において示差走査熱量測定を行った。235℃、409℃に吸熱ピークが存在することが確認された。235℃の吸熱ピークは、融点223℃(融解開始温度:固相線温度と表示させる温度)、吸熱量2.71J/gである。また、特徴的に248℃に発熱ピークが存在していた。
次に、該導電性フィラー89.6質量%、ロジン系フラックス質量10.4%を混合し、ソルダーソフナー((株)マルコム製:SPS−1)、脱泡混練機(松尾産業(株)製:SNB−350)にかけてバンプ形成用ペーストを作製した。このようにして得られたバンプ形成用ペーストを試料として(株)マルコム製「PCU−205」で粘度測定したところ、粘度214Pa・s、チクソ指数0.45であった。
この熱処理後のバンプ形成用ペーストを試料とし、島津製作所(株)製「DSC−50を用い、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分の条件で、30〜600℃の範囲において示差走査熱量測定を行った。177℃、194℃、401℃、430℃に吸熱ピークが存在することが確認された。
(実施例1)
参考例1で作製したバンプ形成用ペーストを2.5mm×2.5mm、厚み0.25mmのAu/Niめっきを施したCu板に印刷塗布し、焼成炉光洋サーモシステム(株)製のメッシュベルト式連続熱処理装置で、条件は全工程が5分で、熱処理開始から1分30秒で145℃に達し、その後は徐々に昇温、3分15秒でピーク温度245℃に到達後、徐々に温度が降下、熱処理終了時は、187℃で窒素雰囲気下にてリフローした。印刷パターン形成は、印刷機としてマイクロテック(株)製の「MT−320TV」を用い、版
には、メタルマスクを用いた。マスク開孔は、0.3mmφで、厚みは、0.1mmである。印刷条件は、速度:1.0mm/sec、印圧:0.1MPa、スキージ圧:0.2MPa、背圧:0.1MPa、スキージはR80−60°、クリアランス:0mmとした。このようにして得られたバンプの中心付近の断面写真を図3に示す。該断面写真をWindows(登録商標)用汎用画像処理パッケージWinROOFを用いて2値化処理した結果、孔の割合は31.2%であり、内部は複数の孔を均一に有していることが確認できた。なお、バンプ上部の印刷形状コントロールはスキージ速度を高くするほど半球状になり、低くするほど凹状となる。条件と結果の一例を以下に記す。
1.スキージ速度7mm/秒はバンプ形状は凹状
2.スキージ速度10mm/秒はバンプ形状は平面状
3.スキージ速度20mm/秒はバンプ形状は半球状
一方、接合材料被膜方法について、印刷パターン形成は、印刷機としてマイクロテック(株)製の「MT−320TV」を用い、版には、メタルマスクを用いた。マスク開孔は、0.3mmφで、厚みは、0.1mmであり、印刷条件は、速度:1.0mm/sec、印圧:0.1MPa、スキージ圧:0.2MPa、背圧:0.1MPa、スキージはR80−60°、クリアランス:0mm、として、リフローは光洋サーモシステム(株)製のメッシュベルト式連続熱処理装置を使用した。温度プロファイルは、全工程が5分で、熱処理開始から1分30秒で145℃に達し、その後は徐々に昇温、3分15秒でピーク温度245℃に到達後、徐々に温度が降下、熱処理終了時は、187℃の条件で2.5mm×2.5mm、厚み0.25mmのAu/Niめっきを施したCu板に、接合材料として千住金属工業株式会社のエコソルダーペーストM705−GRN360−K2−V(Sn/3.0Ag/0.5Cu)を100μm厚のメタルマスクを用いて印刷することで被膜した。
接合材料を被膜した上記Cu板に、バンプ形成した上記Cu板をフリップして、前記同様のリフロー条件で、窒素雰囲気下にてリフロー熱処理した。リフローする際はカプトンテープで基板の両端2箇所をズレ防止のため固定した。
フリップチップで接合したバンプの中心付近の断面写真を図4に示す。該断面写真をWindows(登録商標)用汎用画像処理パッケージWinROOFを用いて2値化処理した結果、孔の割合は8.4%に減少しており、複数の孔を有したバンプは接合材料を取り込んで接合し、隣の接続部方向には膨らまないことが確認できた。この形状は、短絡を防止でき高密度の実装が可能であり、優れた接続信頼性を期待できる。
参考例2で作製したバンプ形成用ペーストを2.5mm×2.5mm、厚み0.25mmのCu板に印刷塗布し、焼成炉光洋サーモシステム(株)製のメッシュベルト式連続熱処理装置で、条件は全工程が5分で、熱処理開始から1分30秒で145℃に達し、その後は徐々に昇温、3分15秒でピーク温度245℃に到達後、徐々に温度が降下、熱処理終了時は、187℃で窒素雰囲気下にてリフローした。印刷パターン形成は、印刷機としてマイクロテック(株)製の「MT−320TV」を用い、版には、メタルマスクを用いた。マスク開孔は、0.3mmφで、厚みは、0.1mmである。印刷条件は、速度:1.0mm/sec、印圧:0.1MPa、スキージ圧:0.2MPa、背圧:0.1MPa、スキージはR80−60°、クリアランス:0mmとした。
バンプ形成した2.5mm×2.5mm、厚み0.25mmのCu板を2.5mm×2.5mm、厚み0.25mmのCu板にフリップチップして、前記同様のリフロー条件で、窒素雰囲気下にてリフロー熱処理した。リフローする際は固定はしなかった。該バンプは一度目のリフロー熱処理時に近い形状をリフロー後も保ちCu板に、フリップチップで
接続されていることが確認できた。バンプの中心付近の断面写真をとって、Windows(登録商標)用汎用画像処理パッケージWinROOFを用いて2値化処理した結果、孔の割合は23.4%であった。
Claims (7)
- リフロー温度では再溶融しないはんだ合金から構成され、実装時の少なくとも接合面に複数の孔を有するバンプであって、バンプの断面における孔の合計面積÷バンプ全体の面積×100で算出される孔の割合が5%〜80%であることを特徴とするバンプ。
- 接合面が半球状、平面状、または凹状である請求項1記載のバンプ。
- 実装時の接合面と反対側の面が、半導体チップまたはパッケージの電極と接合している請求項1または2のいずれか一項に記載のバンプ。
- 電極上に接合材料を有するプリント配線板と、請求項1〜3のいずれか一項に記載のバンプを熱処理して接合することを特徴とするバンプ接続構造体の製造方法。
- 半導体チップまたはパッケージの電極上に形成された請求項1〜3のいずれか一項のバンプに接合材料を転写して、プリント配線板の電極と熱処理により接合することを特徴とするバンプ接続構造体の製造方法。
- 接合材料が導電性ペーストを電極上に塗布したものであるか又はバンプに転写したものであって、該導電性ペーストが、ロジン、活性剤、溶剤、及び増粘剤からなるフラックスと、第1の金属粒子と第2の金属粒子の混合体からなる導電性フィラーであって、該導電性フィラーが、示差走査熱量測定で発熱ピークとして観測される準安定合金相を少なくとも1つと、吸熱ピークとして観測される融点を210〜240℃と300〜450℃の2箇所に少なくとも1つずつ有するとともに、50〜209℃には吸熱ピークとして観測される融点を有さないものであり、該導電性フィラーを熱処理することにより第2の金属粒子を溶融させ第1の金属粒子と接合させた接合体は示差走査熱量測定で吸熱ピークとして観測される融点を50〜240℃に有さないか、または50〜240℃の吸熱ピーク面積から観測される溶融時の吸熱量が、熱処理前の210〜240℃の吸熱ピーク面積から観測される溶融時の吸熱量の90%以下になる導電性フィラーとで構成されるバンプ形成用ペ−ストであることを特徴とする請求項4または5のいずれか一項に記載のバンプ接続構造体の製造方法。
- プリント配線板の電極と、リフロー温度では再溶融しないはんだ合金から構成されたバンプが、該電極上に形成された接合材料を介して接続されており、さらに、該接合材料の一部がバンプの接合面に存在する複数の孔中に入り込んでいることを特徴とするバンプ接続構造体。
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