JP2009289416A - 燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃料電池からアノードオフガスを排出するアノードオフガス排出路と、燃料電池からカソードオフガスを排出するカソードオフガス排出路と、アノードオフガス排出路に設けられ、アノードオフガス中に含まれる水分を分離する気液分離装置13と、気液分離装置13で分離した水分を排出制御するドレン弁30を含むドレン排出路と、を備え、アノードオフガス排出路およびカソードオフガス排出路の少なくとも1つと、ドレン排出路とを合流させ、アノードオフガスやカソードオフガスの流れを利用して、ドレン弁30から排出されてくる水分の排出をアシストするようにしたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
このような燃料電池を用いたシステムでは、アノード極に供給された水素(燃料ガス)が、触媒層で水素イオン化し、電子を放出する。この電子がカソード極に向かって外部の回路を流れる際に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。水素イオンは、固体高分子型電解質膜を介してカソード極に移動し、カソード極に供給される酸素(酸化剤ガス)と、外部回路を経由して届いた電子と結びついて、水が生成される。
ところで、ドレン弁の開弁によって排出性を向上させようとすると、ドレン弁からアノードオフガスが必要以上に排出されてしまうため好ましくない。
この燃料電池システムによれば、ドレン弁が開弁してドレン排出路を水分が流れた後にパージ弁が開弁することとなるので、例えば、アノードオフガス排出路とドレン排出路との合流位置を水分が通過するタイミングでアノードオフガスが供給されるように、パージ弁の開弁タイミングを設定することによって、アノードオフガスの流れを有効に利用した水分の排出を好適に行うことができる。
また、排水の制御は、パージ弁の開閉によって行うことができるので、ドレン弁の開弁時間は、水分の排水量だけを考慮して設定することが可能となる。したがって、ドレン弁の開弁時間を短くすることができ、常閉型のドレン弁の場合、その分、電力の消費を抑えることができる。
また、水分の排出制御は、ドレン弁の開閉制御のみによって行うこともできるので、制御が簡単であり、水素の排出濃度の管理が簡単になって希釈器による希釈も好適に行うことができる。
この燃料電池システムによれば、ドレン弁が開弁してドレン排出路を水分が流れた後に背圧弁が開弁することとなるので、例えば、カソードオフガス排出路とドレン排出路との合流位置を水分が通過するタイミングでカソードオフガスが供給されるように、背圧弁の開弁タイミングを設定することによって、カソードオフガスの流れを有効に利用した水分の排出を好適に行うことができる。
また、排水の制御は、背圧弁の開閉によって行うことができるので、ドレン弁の開弁時間は、水分の排水量だけを考慮して設定することが可能となる。したがって、ドレン弁の開弁時間を短くすることができ、その分、電力の消費を抑えることができる。
また、水分の排出制御は、ドレン弁の開閉制御のみによって行うことができるので、制御が簡単であり、水素の排出濃度の管理が簡単になって希釈器による希釈も好適に行うことができる。
(第1実施形態)
≪燃料電池システムの構成≫
図1において、本実施形態の燃料電池システム1は、図示しない燃料電池自動車(移動体)に搭載されている。燃料電池システム1は、燃料電池スタック2と、燃料電池スタック2のアノードに対して水素(燃料ガス、反応ガス)を給排するアノード系4と、燃料電池スタック2のカソードに対して酸素を含む空気(酸化剤ガス、反応ガス)を給排するカソード系6と、を備えている。
燃料電池スタック2は、複数(例えば200〜400枚)の固体高分子型の単セルが積層されることで構成されたスタックであり、複数の単セルは電気的に直列で接続されている。単セルは、MEA(Membrane Electrode Assembly:膜電極接合体)と、これを挟み2枚の導電性を有するアノードセパレータおよびカソードセパレータと、を備えている。
カソードセパレータには、各MEAのカソードに対して空気を給排するため単セルの積層方向に延びる貫通孔(内部マニホールドと称される)や、単セルの面方向に延びる溝が形成されており、これら貫通孔および溝がカソード流路2B(酸化剤ガス流路)として機能している。
2H2→4H++4e− …(1)
O2+4H++4e−→2H2O …(2)
アノード系は、燃料電池スタック2よりも上流側に備えられる、水素タンク10(燃料ガス供給手段)、常閉型の遮断弁11、エゼクタ12、および燃料電池スタック2よりも下流側に備えられる、気液分離器(気液分離装置)13、常閉型のパージ弁14、を備えている。
そして、燃料電池自動車のイグニッションがオンされ、燃料電池スタック2の起動が要求されて、ECU(Electronic Control Unit)20により遮断弁11が開かれると、水素タンク10の水素が配管11a等を介してアノード流路2Aに供給されるようになっている。
そして、エゼクタ12に戻されたアノードオフガスは、水素タンク10からの水素と混合された後、アノード流路2Aに再供給されるようになっている。つまり、本実施形態では、配管13a、13bおよび配管13cによって、水素を循環させて再利用する水素の循環路が構成されている。
なお、配管13bの気液分離器13側に近い部分は、鉛直方向で配置されており、アノードオフガスに同伴する水分が含まれているときに、これが自重により気液分離器13に戻されるようになっている。
パージ弁14は、常閉型の電磁弁であり、燃料電池スタック2の発電時において、配管13aおよび配管13bを循環するアノードオフガス(水素)に含まれる不純物(水蒸気、窒素等)を排出(パージ)する場合に、ECU20によって開かれるとともに、後記するように気液分離器13に貯留された水分をドレン弁30を通じて排出する場合に、ECU20によって開かれる弁である。パージ弁14の上流側は、配管14aを介して配管13bに接続され、下流側は、配管14bを介して、配管30bに接続され、ドレン排出路(配管30b)に合流している。この例では、循環路の上流側となる配管13aおよび配管13bと、循環路から分岐された配管14aおよび配管14bとが、特許請求の範囲にいうアノードオフガス排出路に相当し、このアノードオフガス排出路中に、気液分離器13およびパージ弁14が設けられている。
すなわち、図2に示すように、ECU20の算出等によって求められた水分の容積が、予め設定された所定の最大容積になった際に、ECU20(図1参照)は、まず、ドレン弁30を先に開弁制御し、所定時間経過後に、パージ弁14を開弁制御する。つまり、ECU20は、ドレン弁30を先行開放してからパージ弁14を開放するように制御し、ドレン弁30とパージ弁14との間に遅延時間をもたせて開弁制御するようになっている。
また、パージ弁14とドレン弁30との開弁動作は、連動するものに限られることはなく、独立して行ってもよい。この場合には、パージによる水素状態を調節しながら、同時に水分の排出をアシストすることが可能である。
図1に戻って説明を続ける。
カソード系6は、コンプレッサ40(酸化剤ガス供給手段)と、加湿器41と、背圧弁42と、希釈器43(ガス処理装置)とを備えている。
なお、コンプレッサ40は、燃料電池スタック2および/または燃料電池スタック2の発電電力を充放電する高圧バッテリ(図示しない)を電源として作動する。
背圧弁42は、カソード流路2Bにおける空気の圧力を制御する弁であり、バタフライ弁等から成る。
加湿器41は、コンプレッサ40からカソード流路2Bに向かう空気を加湿するため、カソード流路2Bに向かう空気と、多湿のカソードオフガスとを水分交換させる図示しない中空糸膜を備えている。
希釈器43は、パージ弁14から導入されるアノードオフガスと、配管42bから導入されるカソードオフガス(希釈用ガス)とを混合し、アノードオフガス中の水素を、カソードオフガスで希釈する容器であり、その内部に希釈空間を備えている。希釈器43で希釈されたガスは車外に排出されるようになっている。
図3(a)は本発明の第2実施形態の燃料電池システムを示す構成図、(b)は合流位置を示す模式拡大図である。
本実施形態では、図3(a)(b)に示すように、ドレン弁30の下流側のドレン排出路を成す配管30bが、アノードオフガス排出路を成す配管14bの上側から配管14bに対して合流している点が異なっている。
図3(b)に示すように、ドレン弁30は、配管14bの上側に位置しており、ドレン弁30の下端に設けられた連通孔33を通じて、ドレン排出路が配管14bに合流するようになっている。なお、この例では、連通孔33を通じてドレン排出路が配管14bに合流する構成であるので、ドレン排出路を成す配管30bは、省略されたものとなっている。
ドレン弁30は、図示しないソレノイド等と、このソレノイド等によって駆動される弁体32と、連通孔33とを有しており、弁体32が連通孔33の上側に設けられた図示しない弁座に着座することで、ドレン弁30が閉弁状態となり、ソレノイド等によって上方へ駆動されることで弁体32が離座して開弁されるようになっている。
また、排水の制御は、パージ弁14の開閉によって行うことができるので、ドレン弁30の開弁時間は、水分の排水量だけを考慮して設定することが可能となる。したがって、ドレン弁30の開弁時間を短くすることができ、その分、電力の消費を抑えることができる。
図4(a)は本発明の第3実施形態の燃料電池システムを示す構成図、(b)は合流位置を示す模式拡大図である。
本実施形態では、図4(a)(b)に示すように、ドレン弁30の上流側で、アノードオフガス排出路を成す配管14bとドレン排出路を成す配管30aとが合流している点が異なっている。
図4(b)に示すように、ドレン弁30の弁体32の上流側に、パージ弁14からアノードオフガス排出路に排出されたアノードオフガスが導入されるようになっており、ドレン弁30が前記したようにパージ弁14と連動して開弁されることによって、アノードオフガスのアシストで水分を排出することができる。
また、水分の排出制御は、ドレン弁30の開閉制御のみによって行うことも可能であるので、制御が簡単であり、水素の排出濃度の管理が簡単になって希釈器43による希釈も好適に行うことができる。
図5(a)は本発明の第4実施形態の燃料電池システムを示す構成図、(b)は合流位置を示す模式拡大図である。
本実施形態では、図5(a)(b)に示すように、ドレン排出路にオリフィス50が設けられており、ドレン排出路から前記したドレン弁30(図1等参照、以下同じ)を無くしてある。
この例では、図5(b)に示すように、ドレン排出路を成す配管30bにアノードオフガス排出路を成す配管14bが、上側から下流方向(水分の流れに沿う方向)に向けて下り傾斜状に合流している。これによって、アノードオフガス排出路からのアノードオフガスが配管31内にスムーズに流れ込むこととなり、この流れ込むアノードオフガスによって、ドレン排出路側が負圧となって水分の排水が好適にアシストされるようになっている。
すなわち、図6に示すように、ECU20(図5(a)参照、以下同じ)の算出等によって求められた水分の容積が、予め設定された所定の容積になった際に、ECU20は、パージ弁14を開弁制御する。つまり、気液分離器13に貯溜される水分の容積が所定の容積になった際に、オリフィス50を通じてそれまで規定量ずつ排出されていた水分を、パージ弁14からのアノードオフガスを利用して短時間で一気に排出することができる。
図7(a)は本発明の第5実施形態の燃料電池システムを示す構成図、(b)は合流位置を示す模式拡大図である。
本実施形態では、図7(a)(b)に示すように、カソードオフガス排出路を成す配管42bがドレン排出路を成す配管30bに合流しており、燃料電池スタック2で使用したカソードオフガスの流れを利用して、ドレン弁30から排出されてくる水分の排出をアシストする点が異なっている。
また、背圧弁42は、ドレン弁30が開弁した後に開弁するようになっている。
また、ドレン弁30が開弁してドレン排出路をなす配管30bに水分が流れた後に背圧弁42が開弁することとなるので、例えば、配管42bと配管30bとの合流位置を水分が通過するタイミングでカソードオフガスが供給されるように、背圧弁42の開弁タイミングを設定することによって、カソードオフガスの流れを有効に利用した水分の排出を好適に行うことができる。
図8(a)は本発明の第6実施形態の燃料電池システムを示す構成図、(b)は合流位置を示す模式拡大図である。
本実施形態では、図8(a)(b)に示すように、ドレン弁30の下流側のドレン排出路を成す配管30bが、カソードオフガス排出路を成す配管42bの上側から配管42bに対して合流している点が異なっている。
図8(b)に示すように、ドレン弁30は、配管42bの上側に位置しており、ドレン弁30の下端に設けられた連通孔33を通じて、ドレン排出路が配管42bに合流するようになっている。なお、この例では、連通孔33を通じてドレン排出路が配管42bに合流する構成であるので、ドレン排出路を成す配管30bは、省略されたものとなっている。
また、排水の制御は、ドレン弁30の開閉によって行うことができるので、ドレン弁30の開弁時間は、水分の排水量だけを考慮して設定することが可能となる。したがって、ドレン弁30の開弁時間を短くすることができ、その分、電力の消費を抑えることができる。
図9(a)は本発明の第3実施形態の燃料電池システムを示す構成図、(b)は合流位置を示す模式拡大図である。
本実施形態では、図9(a)(b)に示すように、ドレン弁30の上流側で、カソードオフガス排出路を成す配管42bとドレン排出路を成す配管30aとが合流している点が異なっている。
また、水分の排出制御は、ドレン弁30の開閉制御のみによって行うことも可能であるので、制御が簡単であり、水素の排出濃度の管理が簡単になって希釈器43による希釈も好適に行うことができる。
図10(a)は本発明の第8実施形態の燃料電池システムを示す構成図、(b)は合流位置を示す模式拡大図である。
本実施形態では、図10(a)(b)に示すように、ドレン排出路にオリフィス50が設けられており、ドレン排出路から前記したドレン弁30(図1等参照、以下同じ)を無くしてある。
また、この例では、図10(b)に示すように、ドレン排出路を成す配管30bにカソードオフガス排出路を成す配管42bが、上側から下流方向(水分の流れに沿う方向)に向けて下り傾斜状に合流している。これによって、カソードオフガス排出路からのカソードオフガスが配管31内にスムーズに流れ込むこととなり、この流れ込むカソードオフガスによって、ドレン排出路側が負圧となって水分の排水が好適にアシストされるようになっている。
このようなベンチュリ部を設けることによって、ベンチュリ部による負圧を利用して、ドレン排出路にある水分が排出路側(アノードオフガス排出路側あるいはカソードガス排出路側)に好適に吸い出されるようになり、排出性が向上する。つまり、パージ量を増加させることなく良好な排水が可能となる。また、流速を利用して排出性を向上できるため、結果的にドレン弁30の開弁時間を短くすることができ、その分、電力の消費を抑えることができる。
2 燃料電池スタック
13 気液分離器
13a、13b、14a、14b 配管(アノードオフガス排出路)
13c 配管(循環路)
14 パージ弁
20 ECU
30 ドレン弁
30a、30b 配管(ドレン排出路)
31 配管(合流路)
42 背圧弁
42a、42b 配管(カソードオフガス排出路)
43 希釈器
50 オリフィス
Claims (18)
- アノードガスおよびカソードガスが供給されて発電を行う燃料電池を備えた燃料電池システムであって、
前記燃料電池からアノードオフガスを排出するアノードオフガス排出路と、
前記燃料電池からカソードオフガスを排出するカソードオフガス排出路と、
前記アノードオフガス排出路に設けられ、前記アノードオフガスに同伴される水分を分離する気液分離装置と、
前記気液分離装置で分離した水分を排出制御するドレン弁を含むドレン排出路と、を備え、
前記アノードオフガス排出路および前記カソードオフガス排出路の少なくとも1つと、前記ドレン排出路とを合流させ、前記アノードオフガスや前記カソードオフガスの流れを利用して、前記ドレン弁から排出されてくる水分の排出をアシストするようにしたことを特徴とする燃料電池システム。 - アノードガスおよびカソードガスが供給されて発電を行う燃料電池を備えた燃料電池システムであって、
前記燃料電池からアノードオフガスを排出するアノードオフガス排出路と、
前記アノードオフガス排出路に設けられ、前記アノードオフガスに同伴される水分を分離する気液分離装置と、
前記気液分離装置で分離した水分を排出制御するドレン弁を含むドレン排出路と、
前記気液分離装置によって水分を分離された残りの前記アノードオフガスを前記アノードオフガス排出路に排出するパージ弁と、を備え、
前記アノードオフガス排出路と前記ドレン排出路とを合流させ、
前記パージ弁により前記アノードオフガス排出路に排出された前記アノードオフガスの流れを利用して、前記ドレン弁から排出されてくる水分の排出をアシストするようにしたことを特徴とする燃料電池システム。 - 前記気液分離装置によって水分を分離された残りの前記アノードオフガスを、前記燃料電池のアノードガス供給側に戻す循環路を備え、
前記パージ弁は、前記循環路に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。 - 前記パージ弁は、前記ドレン弁が開弁した後に開弁することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の燃料電池システム。
- 前記アノードオフガス排出路と前記ドレン排出路との合流路は、その下流側が、前記アノードオフガスを希釈する希釈器に接続されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
- 前記アノードオフガス排出路と前記ドレン排出路とは、前記ドレン弁の下流側で合流しており、
その合流位置から上流側の前記ドレン排出路には、オリフィスが設けられていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の燃料電池システム。 - 前記ドレン排出路は、前記アノードオフガス排出路の上側から前記アノードオフガス排出路に対して合流していることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
- 前記アノードオフガス排出路における前記ドレン排出路との合流位置には、前記ドレン排出路にある水分を、負圧を利用して前記アノードオフガス排出路側に吸い出すベンチュリ部が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の燃料電池システム。
- 前記アノードオフガス排出路と前記ドレン排出路とは、前記ドレン弁の上流側で合流していることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
- アノードガスおよびカソードガスが供給されて発電を行う燃料電池を備えた燃料電池システムであって、
前記燃料電池からアノードオフガスを排出するアノードオフガス排出路と、
前記アノードオフガス排出路に設けられ、前記アノードオフガスに同伴される水分を分離する気液分離装置と、
前記気液分離装置で分離した水分を排出するドレン排出路と、
前記ドレン排出路に設けられたオリフィスと、
前記気液分離装置によって水分を分離された残りの前記アノードオフガスを、前記アノードオフガス排出路に排出するパージ弁と、を備え、
前記アノードオフガス排出路と前記ドレン排出路とを前記オリフィスの下流側で合流させ、
前記パージ弁により前記アノードオフガス排出路に排出された前記アノードオフガスの流れを利用して、前記オリフィスを通じて排出される水分の排出をアシストするようにしたことを特徴とする燃料電池システム。 - アノードガスおよびカソードガスが供給されて発電を行う燃料電池を備えた燃料電池システムであって、
前記燃料電池からアノードオフガスを排出するアノードオフガス排出路と、
前記燃料電池からカソードオフガスを排出するカソードオフガス排出路と、
前記アノードオフガス排出路に設けられ、前記アノードオフガスに同伴される水分を分離する気液分離装置と、
前記気液分離装置で分離した水分を排出制御するドレン弁を含むドレン排出路と、
前記燃料電池からの前記カソードオフガスの圧力を制御する背圧弁と、を備え、
前記カソードオフガス排出路と前記ドレン排出路とを合流させ、
前記背圧弁により前記カソードオフガス排出路に排出された前記カソードオフガスの流れを利用して、前記ドレン弁から排出されてくる水分の排出をアシストするようにしたことを特徴とする燃料電池システム。 - 前記背圧弁は、前記ドレン弁が開弁した後に開弁することを特徴とする請求項11に記載の燃料電池システム。
- 前記カソードオフガス排出路と前記ドレン排出路との合流路は、その下流側が、前記アノードオフガスを希釈する希釈器に接続されていることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の燃料電池システム。
- 前記カソードオフガス排出路と前記ドレン排出路とは、前記ドレン弁の下流側で合流しており、
その合流位置から上流側の前記ドレン排出路には、オリフィスが設けられていることを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の燃料電池システム。 - 前記ドレン排出路は、前記カソードオフガス排出路の上側から前記カソードオフガス排出路に対して合流していることを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
- 前記カソードオフガス排出路における前記ドレン排出路との合流位置には、前記ドレン排出路にある水分を、負圧を利用して前記アノードオフガス排出路側に吸い出すベンチュリ部が設けられていることを特徴とする請求項15に記載の燃料電池システム。
- 前記カソードオフガス排出路と前記ドレン排出路とは、前記ドレン弁の上流側で合流していることを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
- アノードガスおよびカソードガスが供給されて発電を行う燃料電池を備えた燃料電池システムであって、
前記燃料電池からアノードオフガスを排出するアノードオフガス排出路と、
前記燃料電池からカソードオフガスを排出するカソードオフガス排出路と、
前記アノードオフガス排出路に設けられ、前記アノードオフガスに同伴される水分を分離する気液分離装置と、
前記気液分離装置で分離した水分を排出するドレン排出路と、
前記ドレン排出路に設けられたオリフィスと、
前記燃料電池からの前記カソードオフガスの圧力を制御する背圧弁と、を備え、
前記カソードオフガス排出路と前記ドレン排出路とを前記オリフィスの下流側で合流させ、
前記背圧弁により前記カソードオフガス排出路に排出された前記カソードオフガスの流れを利用して、前記オリフィスを通じて排出される水分の排出をアシストするようにしたことを特徴とする燃料電池システム。
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