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JP2009143129A - 卓上切断機及び卓上切断機用集塵機 - Google Patents

卓上切断機及び卓上切断機用集塵機 Download PDF

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JP2009143129A
JP2009143129A JP2007323474A JP2007323474A JP2009143129A JP 2009143129 A JP2009143129 A JP 2009143129A JP 2007323474 A JP2007323474 A JP 2007323474A JP 2007323474 A JP2007323474 A JP 2007323474A JP 2009143129 A JP2009143129 A JP 2009143129A
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貴幹 堀内
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Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

【課題】卓上切断機に着脱可能で、卓上切断機の作動時のみ運転する集塵装置を備えた卓上切断機を提供する。
【解決手段】卓上切断機の丸のこ部12の切屑排出口に着脱可能な集塵装置37を取り付け、集塵装置37には近接スイッチ43を設ける。丸のこ部ホルダの背面には、自在に形状を変えられその状態を保持できるチューブ45が固定されており、その先端にアクチュエータ44が取り付けられる。切断時に丸のこ部12を押し下げると、近接スイッチ43とアクチュエータ44が離れ、近接スイッチ43がONの状態になり、集塵装置37が稼働する。丸のこ部12を押し上げると、近接スイッチとアクチュエータ44が接触して近接スイッチ43がOFFの状態になり、集塵装置37が停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は卓上切断機に関し、特に、着脱可能な集塵装置を備えた卓上切断機に関する。
従来の卓上切断機の集塵方法として、図6で示すように卓上切断機のギヤケース20の一部分に切屑案内路12aを形成し、切屑案内路12aから続く切屑排出口12bに着脱可能な集塵袋42をつけ、回転する鋸刃14によって内周側から外周方向に引き起こされる風の力を利用して、切断によって生じる切屑を集塵袋42に収容する方法が知られている。
また他の方法として、図6における集塵袋42の代わりに、切屑排出口12bに外部集塵機(図示せず)のホースを接続して、集塵機によって切屑を強制的に吸引する方法がある。
さらに、特許公開2000−246703のように、切屑案内路にファンを組み込むことにより、切断時に発生する切屑を、切屑案内路からファンによって強制的に切屑排出口から排出する構成が開示されている。
特開2000−246703号公報
卓上切断機と別に他の集塵機を用意する場合、集塵機を設置するための場所が必要である。また、卓上切断機作動時の電流を検出し連動機能を有する集塵機を除いては、卓上切断機の運転に合わせてスイッチを手動にてON/OFFするか、又は常に運転したままにしなければならない。
一方、上記した特許公開2000−246703号による卓上切断機は、製造時に集塵装置を内蔵していなければならず、図6に示したような従来の卓上切断機に適用することはできない。
本発明の目的は、上述した背景に鑑みてなされたもので、卓上切断機の切屑排出口に小型の集塵装置を着脱可能とし、その集塵装置は卓上切断機の作動時にのみ運転するようなスイッチ機能をつけた集塵装置を備えた卓上切断機を提供することである。
上記目的は、丸のこ刃を回転させる丸のこ部と、加工材を載置するためのベース部を備え、丸のこ部には、丸のこ刃の回転によって発生する風を切屑と共に所定の方向に案内するための切屑案内路と、この切屑案内路から風と切屑を排出する切屑排出口を有する上下揺動式の卓上切断機において、モーターにより回転するファン、吸込口、排出口を備えた集塵装置を、前記切屑排出口に着脱可能に接続することにより達成される。この集塵装置は、丸のこ部の下降動作を検出してモーターを駆動する。そのために、集塵装置の一端に、集塵装置の電源をON/OFFする接触スイッチを設け、卓上切断機の丸のこ部ホルダにアクチュエータを有するアーム状部材を取り付けて、このアクチュエータによって接触スイッチをON/OFFさせる。
丸のこ部が最上端位置にあるときは、接触スイッチはアクチュエータに当接して接触スイッチがOFFとなり、丸のこ部が最上端位置から下方向に移動すると、アクチュエータが接触スイッチから離れることによって接触スイッチがONになる。
丸のこ部及び丸のこ部ホルダは、ベース部の上面に対して左右傾動可能であり、アーム状部材は、丸のこ部と共に傾斜する丸のこ部ホルダに固定されるため、ベース部の左右傾動に関わりなく動作する。アーム状部材は、変形可能な部材からなり、例えば、アルミニウム合金からなるチューブで構成できる。
尚、本発明の基本的な構成は、外部集塵機の電源を制御する方法にも応用できる。そのため、先端にコネクト管を有する屈曲性のホースを卓上切断機の切屑排出口に接続し、コネクト管には集塵機の電源遮断制御部に接続される電源コードにつながる接触スイッチを設ける。卓上切断機の丸のこ部ホルダには、アーム状部材が固定され、アーム状部材の先端には接触スイッチが設けられる。そして、接触スイッチがアクチュエータに当接している際は外部集塵機のスイッチがONになり、前記接触スイッチが前記アクチュエータから離れると外部集塵機のスイッチがOFFになるようにする。
本発明によれば、卓上切断機の切屑排出口に集塵装置が着脱可能で、しかも、卓上切断機の作動時にのみ運転するようにした集塵装置を備えた卓上切断機を提供することができる。
本発明の一実施形態を図1〜図5により説明する。図1は実施形態にかかる卓上切断機を示す側面図、図2はその正面図、図3はその上面図、図4は図1のA−A’部の断面図、図5は卓上切断機の切断時の状態を示す側面図である。
図1、2、3において、卓上スライス切断機は、ベース1の水平面中央部付近にターンテーブル2が埋設されており、ターンテーブル2は、例えば、水平面上で左右45度の角度で回動自在であり、その上面は、ベース1の上面と同一面にある。ベース1及びターンテーブル2の上面には木材等の切断対象たる加工材35が載置される。本発明においては加工材35が載置される部材(本実施形態においてはベース1とターンテーブル2)を総称して「ベース部」という。ベース1上面に加工材35の側面を支持するためのフェンス3が設けられる。ターンテーブル2の後端にはホルダシャフト4を介して支持部材となるホルダ5を立設し、ホルダシャフト4の軸心をターンテーブル2上面とほぼ一致させるように配置することで、ホルダ5はホルダシャフト4を支点に、ターンテーブル2の上面に対して左右傾斜自在に軸支される。
図1に示すように、ターンテーブル2は後部にホルダ支持面2aを有する。ホルダ5はその後部にサポート28を支持し、サポート28の上部からレバー6を挿通しスライダー29にねじ嵌合させ、レバー6を回転させることによりスライダー29を上下摺動可能に保持する。レバー6を回転させスライダー29を上方向へ摺動させると、サポート28の斜面28aとスライダー29の斜面29aによりホルダ5はターンテーブル2側へ微少だけ移動するため、ホルダ支持面2aとホルダ5が密着し、ホルダ5の傾動が固定される。なお、ホルダ5は左右45度程度傾斜できるよう構成されている。
直角切断の状態(ホルダ5がターンテーブル2に対し直角に立設した状態)において、ターンテーブル2上面に対しガイドバー7が平行かつ上下に並列する。摺動部材となる2本のガイドバー7(図3)はホルダ5上方に固着され、ガイドバー7の前端にガイドバー7支持用のサポート9(図3)が設けられる。ガイドバー7のホルダ5とサポート9間に、貫通孔8a(図2)を2ヵ所穿設しこの貫通孔8a内に図示しない摺動保持部材を設け、丸のこ部ホルダ8の貫通孔8a内に摺動部材となる2本のガイドバー7をそれぞれ挿通する。丸のこ部ホルダ8の側面にはノブ10があり、ガイドバー7を押圧することでその摺動を固定できる。
丸のこ部ホルダ8のガイドバー7より下方の位置にはシャフト11(図1)が設けられ、これによって丸のこ部12を軸支し、丸のこ部12がベース1に対し上下方向に揺動自在となる。丸のこ部ホルダ8と丸のこ部12の間には、丸のこ部12を上方に付勢するスプリング13が設けられる。
丸のこ部12は、ギヤ16を有するのこ刃軸15を回転自在に支持し、のこ刃軸15にはのこ刃14が固定される。のこ刃軸15の上方にギヤ16と噛合うピニオン(図示せず)とプーリ18が固定されたプーリ軸17を有する。さらに、丸のこ部12は、のこ刃14の下半部を覆うのこカバー19とギヤケース20、のこ刃14を回転駆動するモーター部21、モーター部21のモーター軸22、モーター軸22の右先端に保持されたプーリ23と下部プーリ18にモーター部21の動力を伝達する伝達ベルト24、モーター部21及びモーター軸22を覆い支持するモーターハウジング25(図2)、前端のハンドル26を含んで構成される。モーターハウジング25は、のこ刃14より外周側で、かつ、のこ刃14の延長面上をほぼ直行する方向に配置され、モーターハウジング25がのこ刃14の軸方向両側から出張るように設けられる。丸のこ部12のギヤケース20には、切屑案内路12aとその先端に切屑排出口12bが設けられる。
図2に示すように、ホルダ5の側面には傾斜時の位置決め部材となるストッパ5a、5bが設けられ、ターンテーブル2の上面後方にはストッパ5a、5bの移動軌跡上に位置するように傾斜調整部材であるストッパボルト30,31が垂直方向にねじ嵌合している。ホルダ5を傾斜させると、所定の傾斜角度でストッパ5a、5bがストッパボルト30,31の各々の頭部に当接し、丸のこ部12の傾斜位置を設定する。ストッパボルト30は、例えば、ホルダ5が左方向に45度の位置に傾斜したときにストッパ5aに係合するように設けられている。また、ストッパボルト31は、例えば、ホルダ5が右方向に45度の位置に傾斜したときにストッパ5bに係合するように設けられている。さらに、ターンテーブル2上部に貫通孔2bを有し、直角時の位置決め部材となるピン32を前後に水平移動自在に軸支し、図2に位置するときにホルダ5にはピン32の移動軌跡上に位置するようにストッパボルト33が垂直方向にねじ嵌合している。ホルダ5がターンテーブル2に対して垂直(直角切断位置)になったとき、ストッパボルト33の先端とピン32の外径部が接触する。
図3において、ターンテーブル2の上面には、中央にのこ刃14が侵入する溝部34aを有する刃口板34が固定され、加工材35の切断時に、のこ刃14の下端がターンテーブル2上面よりも下降したとき、前記刃口板34の溝部34aに侵入し、加工材35の仕上面へのけば立ちを防止する役目を果たしている。
次に、図1の卓上切断機のA−A’部の断面図を示す図4を用いて集塵装置37の構造を説明する。集塵装置37には吸込み口38と排出口39があり、その間にファンモータ40(詳細構造は図示せず)の回転軸に取り付けられた集塵ファン41が正面側を開放した形で回転自在に保持されている。この集塵ファン41は一般にラジアルファンと呼ばれる形状であり、図中の矢印で示すように、集塵ファン41の正面側から空気を吸引し、ファンの外周方向に空気を排出する空気流を発生させる。集塵装置37の吸込み口38は、卓上切断機の丸のこ部12に設けられた切屑排出口12bに嵌合でき、着脱可能な構成である。排出口39には着脱可能な集塵袋42が取り付けられる。この集塵装置37の下部には、図1に示すように、例えばマイクロスイッチやマグネットスイッチなどの近接スイッチ43が設けられる。
近接スイッチ43を作動させるためのアクチュエータ44は円柱形の部材であり、近接スイッチ43に当接する面は平面である。アクチュエータ44は、自在に形状を変えられその状態を保持できるチューブ45を介し、クリップ、マグネット、接着等によって丸のこ部ホルダ8に固定される。チューブ45は、変形可能な材質からなるアーム状の部材であり、その形状が使用中に容易に変形しないように、たとえば、アルミニウム合金や銅などの金属で構成される。また、チューブ45は、任意に曲げた状態で固定できる、多関節アームで構成しても良い。近接スイッチ43は、アクチュエータ44が離れるとONになり、接触するとOFFになる。従って、切断作業に応じてチューブが変形可能であるため、作業の邪魔になることがない。また、チューブを金属で構成したことにより作業中に変形することを防止できる。
この近接スイッチ43のON/OFFで集塵装置37のファンモータ40が駆動し、集塵ファン41が回転する。ファンモータ40を駆動するための電源は、電源コンセントから取得しても、充電池で駆動するようにしても、いずれでも良い。また、配線が増えるのを防止するために、電源コンセント使用時に、モーター部21への電源供給路から分岐して配線しても良い。
ここで重要なことは、集塵装置37の電源が、スイッチ27(図1)に連動してON/OFFされるのではなく、丸のこ部12が上限位置から下げられた移動動作に連動して近接スイッチ43によってON/OFFされることである。このように構成すれば、図6に示すような従来の卓上切断機に、集塵装置37と、近接スイッチ43、アクチュエータ44、チューブ45を取り付けるだけで集塵機構を追加できる。また、簡単な構成で、切断作業時のみ集塵装置を駆動するため、省エネや低騒音化が図れる。
上記構成において、丸のこ部12を垂直位置に設定し加工材35を直角切断するには、ホルダ5が垂直位置になったとき、ピン32を前方へ移動し傾斜調整部材であるストッパボルト33の先端とピン32の外径部が接触する位置にし、レバー6を締めホルダ5の傾斜位置を固定し、切断することができる。加工材35を切断するにはハンドル26に設けたスイッチ27を押して、モーター部21が回転駆動すると、のこ刃軸15を介してのこ刃14が回転する。この状態で、ハンドル26を握りスプリング13の付勢力に抗して丸のこ部12を押し下げ、加工材35を切断する。このとき、図5のように近接スイッチ43とアクチュエータ44は離れるため、近接スイッチ43がONの状態になり、ファンモータ40が駆動し、集塵ファン41が回転する。この集塵ファン41の回転により切屑案内路12aから排出口39へ流れる強力な気流が発生する。切屑案内路12a付近に発生する気流の方向は図5中に矢印で示すとおりであるが、太い矢印で示す部分は、のこ刃14の回転力により発生する風と相まって、より強力な気流が発生することを示している。
加工材35の切断によって発生する切屑は、集塵ファン41の回転により発生する気流により、切屑排出口12bから吸込まれ、排出口39から排出され、集塵袋42に溜められる。集塵袋42は、たとえば布製の袋であり、空気だけを通し、切屑を内部にためこむことができる。のこ刃14が前記刃口板34の溝部34a内に入るまで丸のこ部12を押し下げ、加工材35の切断が完了した時点で、ハンドル26を持ち上げると、丸のこ部12はスプリング13の付勢力で元の上限位置に復帰し、アクチュエータ44が近接スイッチ43に接触することにより、近接スイッチがOFFになり、ファンモータ40は停止する。
角度切りをする場合は、ターンテーブル2を回転させ、前述と同様の切断方法で加工材35の切断作業を行う。この傾斜切断の際も、近接スイッチ43とアクチュエータ44の相対的な位置関係は変化しないため、近接スイッチ43が同様に作用し、ハンドル26を下げると近接スイッチ43がONになり、ハンドル26が元の位置に復帰すると近接スイッチ43がOFFになる。
次に、丸のこ部12を左右傾斜させる方法について説明する。レバー6を緩めホルダ5の固定状態を解除してホルダ5を左または右方向へ傾斜させる。このとき、モーター部21の重心はホルダシャフト4のほぼ真上に位置するため、丸のこ部12を左傾斜、右傾斜のどちら側でもほぼ一定の力で傾斜させることができる。レバー6を緩めホルダ5の固定状態を解除してホルダ5を左方向へ傾斜させると、ストッパ5aがストッパボルト30に当接し、丸のこ部12は左傾斜45度の状態に位置決めされる。この状態で、レバー6を締めホルダ5の傾斜位置を固定する。あとは前述した切断方法で加工材35の切断作業を行う。
さらに、直角切り、角度切り、傾斜切りで幅の広い加工材を切断する場合には、フェンス3面に加工材35を押しつけ固定したあと、ノブ10を緩め、ハンドル26で手前側(図1の右方向)に引くと、丸のこ部ホルダ8、及び丸のこ部12は一体となって前方に移動する。ハンドル26を押し下げ切込みを与えたあと、後方に丸のこ部12を摺動させながら切断を行う(図5の状態)。切断後、押し下げていた力を弱くすれば、スプリング13により、丸のこ部12が上方に押し上げられる。
集塵装置37の排出口39は、外径も含めその形状を切屑排出口12bと同一にすれば、卓上切断機の切屑排出口12bに使用していた集塵袋をそのまま排出口3につけて使用することができる。
なお、集塵袋42の代わりに長いホースを接続し、反対側のホース端の下に市販のごみ袋等を置けば、直接ごみ袋に集塵することもできる。また、小型の集塵装置37を用いずに、別の集塵機を組み合わせて使用することもできる。
この第二の実施形態を図7、8を用いて説明する。外部集塵機50は、ここでは、その詳細は明記していないが、例えば特開2000−246672号公報や特開2002−326119号公報に記載のような周知の装置である。外部集塵機50は、収縮式のホース51が取り付けられ、その先端は電動工具等の切屑排出口に適合するようにコネクト管52が設けられる、例えば床置き型である。図7においては、コネクト管52は切屑排出口12bに直接はめ込まれている。コネクト管52には、近接スイッチ53が取り付けられる。近接スイッチ53は、アクチュエータ44が離れるとONになり、接触するとOFFになる。
卓上切断機の丸のこ部ホルダ8の背面には、自在に形状を変えられその状態を保持できるチューブ45が取り付けられており、その先端にアクチュエータ44が取り付けられる。チューブ45は、丸のこ部ホルダ8に、接着、ねじ止めなど任意の方法で固定することができる。近接スイッチ53から外部集塵機50までは、収縮式のホース51に沿って電源コード54が設けられる。この電源コード54は、ホース51と一体に構成しても良いし、ホース51の外周側にそれを覆うカバー(図示せず)を取り付け、そのカバーの内側に電源コード54を沿わせるようにして配置しても良い。また、電源コード54は、ホース51と別々に設置するようにしても良い。
図9は、外部集塵機50の電源回路図である。外部集塵機50は、商用電源などの電源が、近接スイッチ53によりON/OFF制御され、それによって外部集塵機50のモーターMが回転する。
図7において、ハンドル26を握りスプリング13の付勢力に抗して丸のこ部12を押し下げ、加工材35を切断する。このとき、図7に示すように近接スイッチ53とアクチュエータ44は離れるため、近接スイッチ53がONの状態になり、外部集塵機50が駆動し、ホース51を介して強力な吸塵力が発生する。そして、図8に示すように、丸のこ部12を前後方向に摺動させ、上下方向に揺動させた状態になっても、近接スイッチ53とアクチュエータ44の相対的な位置関係は変動しないため、スイッチがONのままである。従って、第二の実施形態でも、簡単な構成で、切断作業時のみ外部集塵機を駆動するため、省エネや低騒音化が図れる。
以上、本発明についてその実施形態を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、近接スイッチ53とアクチュエータ44は、光スイッチ方式にしてもよく、その場合は、光源とセンサーを集塵装置側につけて、光源からセンサーへの光路を遮断する遮断版をアクチュエータとしてチューブ45の先端につければ良い。また、公知の機械式検知スイッチ、センサー方式のスイッチなど他のスイッチを使っても良い。また、近接スイッチのON/OFFを逆にし、アクチュエータと当接したらON、離れたらOFFにしてもよい。
本発明による卓上切断機の一実施形態を示す側面図。 図1に示す卓上切断機の正面図。 図1に示す卓上切断機の上面図。 図1に示す卓上切断機のA−A’部の断面図。 図1に示す卓上切断機の切断時の状態を示す側面図。 従来例の卓上切断機の側面図。 本発明による卓上切断機の第2の実施形態を示す側面図。 図7に示す卓上切断機の使用状況を示す別の側面図。 本発明による卓上切断機に取り付けられる外部集塵機の電源回路図。
符号の説明
1 ベース
2 ターンテーブル
5 ホルダ
8 丸のこ部ホルダ
12 丸のこ部
12a 切屑案内路
12b 切屑排出口
14 のこ刃
35 加工材
37 集塵装置
38 吸込み口
39 排出口
40 ファンモータ
41 集塵ファン
42 集塵袋
43、53…近接スイッチ
44 アクチュエータ
45 チューブ

Claims (8)

  1. 丸のこ刃を回転させる丸のこ部と、加工材を載置するためのベース部を備え、
    前記丸のこ部には、丸のこ刃の回転によって発生する風を切屑と共に所定の方向に案内するための切屑案内路と、該切屑案内路から前記風と前記切屑を排出する切屑排出口を有し、
    前記丸のこ刃を前記ベース部に対して上下に移動させて前記加工材を切断する卓上切断機であって、
    モーターにより回転するファン、吸込口、排出口を備えた集塵装置を、前記切屑排出口に着脱可能に接続したことを特徴とする卓上切断機。
  2. 前記丸のこ部の下降動作を検出して前記集塵装置のモーターを駆動することを特徴とする請求項1の卓上切断機。
  3. 前記集塵装置は、その電源をON/OFFする接触スイッチを有し、
    前記卓上切断機の丸のこ部ホルダには、一端にアクチュエータを有するアーム状部材が取り付けられ、
    前記丸のこ部が最上端位置にあるときは前記接触スイッチは前記アクチュエータに当接して前記接触スイッチがOFFとなり、
    前記丸のこ部が最上端位置から下方向に移動すると前記アクチュエータが前記接触スイッチから離れることによって前記接触スイッチがONになることを特徴とする請求項2に記載の卓上切断機
  4. 前記丸のこ部及び前記丸のこ部ホルダは、前記ベース部の上面に対して左右傾動可能であり、前記アーム状部材は、前記丸のこ部と共に傾斜する丸のこ部ホルダーに固定され、前記ベース部の左右傾動に関わりなく動作することを特徴とする請求項3に記載の卓上切断機。
  5. 前記アーム状部材は、変形可能な部材からなることを特徴とする請求項4に記載の卓上切断機。
  6. 前記アーム状部材は、アルミニウム合金からなるチューブであることを特徴とする請求項5に記載の卓上切断機。
  7. 先端に卓上切断機の切屑排出口に接続するためのコネクト管を有する屈曲性のホースと、
    該コネクト管に設けられ、前記切屑排出口に接続された際に、丸のこ刃を上下揺動させながら加工材を切断する卓上切断機の丸のこ部ホルダに固定されるアーム状部材に取り付けられたアクチュエータに当接する接触スイッチと、
    前記接触スイッチからダクトホースに沿って電源遮断制御部に接続される電源コードを有し、前記屈曲性のホースの他端に接続される集塵機であって、
    前記接触スイッチが、前記アクチュエータに当接している際は前記集塵機のスイッチがONになり、前記接触スイッチが前記アクチュエータから離れると前記集塵機のスイッチがOFFになることを特徴とする集塵機。
  8. 前記接触スイッチは、マイクロスイッチ又はマグネットスイッチであることを特徴とする請求項7の集塵機。

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