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JP2009038198A - 点火コイル - Google Patents

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JP2009038198A JP2007200849A JP2007200849A JP2009038198A JP 2009038198 A JP2009038198 A JP 2009038198A JP 2007200849 A JP2007200849 A JP 2007200849A JP 2007200849 A JP2007200849 A JP 2007200849A JP 2009038198 A JP2009038198 A JP 2009038198A
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winding
axial direction
plug
outer peripheral
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Katsunori Akimoto
克徳 秋本
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Denso Corp
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Abstract

【課題】プラグホールの外部に横置きに配置するコイル本体部を小型化することができる点火コイルを提供すること。
【解決手段】点火コイル1は、コイルケース4内に一次コイル21及び二次コイル22を収容してなるコイル本体部11と、コイル本体部11の軸方向Lに直交して設けると共に二次コイル22における高電圧側巻線端部221をスパークプラグに導通させるためのプラグ接続部12とを備えている。コイル本体部11は、プラグホールの開口部の近傍に横向きに配置される。二次コイル22は、絶縁被膜を有する二次電線を、樹脂製の二次スプール3の外周に斜向巻き状態で巻回してなり、かつプラグ接続部12を設けた中間位置に、巻き径が最も大きい最大外径部225を有すると共に、最大外径部225の軸方向Lにおける両側に、軸方向Lにおける両端に向けて巻き径が縮小する傾斜外径部226を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジン等の内燃機関において、スパークプラグにおける一対の電極間にスパークを発生させるために用いる点火コイルに関する。
内燃機関に用いる点火コイルにおいては、大別すると、樹脂製のコイルケース内に収容した一次コイル及び二次コイルを、エンジンのプラグホールの外部に配置して用いるタイプと、樹脂製のコイルケース内に収容した一次コイル及び二次コイルを、エンジンのプラグホール内に挿入配置して用いるタイプとがある。また、前者のタイプにおいては、樹脂製のコイルケース内に収容した一次コイル及び二次コイルを、プラグホールの外部に横置きに配置(一次コイル及び二次コイルの軸方向をプラグホールの軸方向と直交させて配置)する場合がある。
例えば、特許文献1においては、一次コイル及び二次コイルをプラグホールの外部に横置きに配置して用いるタイプの点火コイルが開示されている。この点火コイルにおいては、二次スプール(ボビン)の外周に複数形成した鍔部によって形成した複数のスロットに分割して、二次コイルを巻き付けている。また、二次コイルは、二次スプールの軸方向中心部位に位置するスロットにおける巻き径を大きくし、軸方向両端部に行くに連れて巻き径を小さくして形成している。
しかしながら、樹脂製のコイルケース内に一次コイル及び二次コイルを収容してなるコイル本体部を小型化するには、上記特許文献1の点火コイルでも十分ではない。
すなわち、特許文献1の点火コイルにおいては、二次スプールの外周に複数の鍔部が存在し、その軸方向及び径方向の寸法を小さくするためには十分ではない。
特開2002−33230号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、プラグホールの外部に横置きに配置するコイル本体部を小型化することができる点火コイルを提供しようとするものである。
本発明は、樹脂製のコイルケース内に一次コイル及び二次コイルを内外周に重ねた状態で収容してなるコイル本体部と、該コイル本体部の軸方向に直交して設けると共に上記二次コイルにおける高電圧側巻線端部をスパークプラグに導通させるためのプラグ接続部とを備え、該プラグ接続部をエンジンのプラグホール内に挿入配置すると共に、上記コイル本体部を上記プラグホールの外部に横向きに配置して用いる点火コイルにおいて、
上記二次コイルの内周側には、上記一次コイルが配置してあり、該一次コイルの内周側には、軟磁性材料からなる中心コアが配置してあり、
上記プラグ接続部は、上記コイル本体部の軸方向における中間位置から突出して設けてあり、
上記二次コイルは、上記プラグ接続部を設けた上記中間位置に、巻き径が最も大きい最大外径部を有すると共に、該最大外径部の上記軸方向における両側に、該軸方向における両端に向けて巻き径が縮小する傾斜外径部を有しており、
かつ上記二次コイルは、絶縁被膜を有する二次電線を、樹脂製の二次スプールの外周に巻回してなると共に、上記二次電線を上記二次スプールの上記軸方向の一方から他方に向けて巻き径を小さくしながら巻き付ける縮小巻き周回と、上記二次電線を上記二次スプールの上記軸方向の他方から一方に向けて巻き径を大きくしながら巻き付ける拡大巻き周回とを交互に積み重ねた斜向巻き状態に形成してあることを特徴とする点火コイルにある(請求項1)。
本発明においては、上記コイル本体部をプラグホールの外部に横向きに配置して用いる点火コイルの小型化を図る工夫を行っている。
本発明の二次コイルは、上記プラグ接続部を設けた中間位置に、上記最大外径部を有すると共に、この最大外径部の軸方向における両側に上記傾斜外径部を有している。そして、この最大外径部及び傾斜外径部は、上記斜向巻きを行って形成してある。
これにより、本発明においては、二次スプールの外周において二次電線を巻回する部分に鍔部を形成することなく、二次コイルを形成することができる。そのため、二次スプールを、軸方向及び径方向に小型化することができ、点火コイルにおけるコイル本体部を小型化することができる。
また、二次コイルは、上記二次電線の斜向巻きを行って形成してあることにより、二次電線の巻き崩れを容易に防止することができる。
それ故、本発明の点火コイルによれば、プラグホールの外部に横置きに配置するコイル本体部を小型化することができる。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記二次コイルの外周側には、軟磁性材料からなる外周コアが配置してあり、該外周コアと、上記中心コアの軸方向両端部との間には、軟磁性材料からなる中継コアが配置してあり、上記外周コアは、上記プラグ接続部の側に切欠部を配置したC型断面形状を有しており、上記二次スプールには、上記切欠部の側において、上記二次コイルの低電圧側巻線端部に電気接続する低電圧側端子と、上記二次コイルの高電圧側巻線端部に電気接続する高電圧側端子とが設けてあることが好ましい(請求項2)。
この場合には、外周コアの切欠部の形成空間を利用して、上記低電圧側端子と高電圧側端子とを配置することができる。これにより、点火コイルのコイル本体部をより小型化することができる。
また、上記プラグ接続部は、上記コイルケースの外周から突出形成した装着ベース部と、該装着ベース部に装着したゴム製のプラグキャップとを有しており、上記コイルケースは、その外周部の一部を径方向外方へ突出させてなる突出外周部を有しており、上記装着ベース部は、上記突出外周部から突出形成してあることが好ましい(請求項3)。
この場合には、コイルケースにおいて、上記二次コイルの上記最大外径部の外周側に位置する部分である突出外周部を、プラグホールの開口部に配置することができる。これにより、コイルケースにおいて、上記二次コイルの上記傾斜外径部の外周側に位置する部分であって、プラグホールに対向する側に位置する部分を、径方向に小さく形成することができる。
また、上記一次コイルは、一次電線を筒状に巻回した状態で融着剤によって融着してなると共に、上記中心コアの外周側に直接配置してあることが好ましい(請求項4)。
この場合には、一次コイルのスプールを廃止することができ(一次電線を巻回する一次スプールを廃止することができ)、一次コイルを径方向に小型化することができる。これにより、点火コイルのコイル本体部をより小型化することができる。
以下に、本発明の点火コイルにかかる実施例につき、図面と共に説明する。
本例の点火コイル1は、図1に示すごとく、樹脂製のコイルケース4内に一次コイル21及び二次コイル22を内外周に重ねた状態で収容してなるコイル本体部11と、このコイル本体部11の軸方向Lに直交して設けると共に二次コイル22における高電圧側巻線端部221をスパークプラグ7に導通させるためのプラグ接続部12とを備えている。また、点火コイル1は、プラグ接続部12をエンジンにおけるシリンダヘッド81及びシリンダヘッドカバー82に設けたプラグホール83内に挿入配置すると共に、コイル本体部11をシリンダヘッドカバー82におけるプラグホール83の開口部の近傍に横向きに配置して用いる。
図2、図3に示すごとく、二次コイル22の内周側には、一次コイル21が配置してあり、この一次コイル21の内周側には、軟磁性材料からなる中心コア23が配置してある。プラグ接続部12は、コイル本体部11の軸方向Lにおける中間位置(本例では、コイルケース4の軸方向Lにおける略中心位置)から突出して設けてある。
二次コイル22は、プラグ接続部12を設けた中間位置に、巻き径が最も大きい最大外径部225を有すると共に、この最大外径部225の軸方向Lにおける両側に、軸方向Lにおける両端に向けて巻き径が縮小する傾斜外径部226を有している。
また、図4に示すごとく、二次コイル22は、絶縁被膜を有する二次電線220を、樹脂製の二次スプール3の外周に巻回してなると共に、二次電線220を二次スプール3の軸方向Lの一方から他方に向けて巻き径を小さくしながら巻き付ける縮小巻き周回223と、二次電線220を二次スプール3の軸方向Lの他方から一方に向けて巻き径を大きくしながら巻き付ける拡大巻き周回224とを交互に積み重ねた斜向巻き状態に形成してある。
なお、図1は、点火コイル1の全体を示し、図2、図3は、後述するスプリング54、プラグキャップ55の取付前であって、プラグホール83に配置する前の点火コイル1を示す図である。また、図4は、二次スプール3に二次コイル22を形成した状態を示す図である。
以下に、本例の点火コイル1につき、図1〜図7と共に詳説する。
図1に示すごとく、本例の点火コイル1におけるプラグ接続部12は、コイルケース4の外周から突出形成した装着ベース部45と、装着ベース部45内に設けた導通端子53と、装着ベース部45に装着したゴム製のプラグキャップ55と、プラグキャップ55内に設けたコイルスプリング54とを有している。
そして、シリンダヘッド81のプラグホール83における底部42にスパークプラグ7を螺合し、点火コイル1のプラグキャップ55を、スパークプラグ7の碍子部71に装着して、コイルスプリング54の下端を、スパークプラグ7の碍子部71の先端に位置する端子部72と導通させたときには、二次コイル22の高電圧側巻線端部221は、高電圧側端子51、導通端子53、コイルスプリング54を介して、スパークプラグ7の端子部72と導通される。
図2、図3に示すごとく、本例の点火コイル1のコイル本体部11においては、二次コイル22の外周側には、軟磁性材料からなる外周コア24が配置してあり、この外周コア24と、中心コア23の軸方向Lの両端部との間には、軟磁性材料からなる中継コア25が配置してある。外周コア24は、プラグ接続部12の側に切欠部241を配置したC型断面形状を有している。
中心コア23は、平板状の電磁鋼板(珪素鋼板等)を径方向R(軸方向Lに直交する方向)に複数積層して、断面略円形状に形成してある。外周コア24は、コイルケース4の内周面の形状に沿ってC型断面形状に形成した電磁鋼板(珪素鋼板等)を径方向Rに複数積層してなる。外周コア24は、その軸方向Lの全長に渡って形成した切欠部241(開口部分)を有しており、切欠部241は、上記プラグ接続部12の方向に位置しており、外周コア24は、コイルケース4の内周面に配置してある。
本例の一次コイル21は、樹脂製の一次スプールを用いておらず、自己融着銅線からなる一次電線を、筒状に巻回した状態で自己融着銅線における融着剤によって互いに融着してなる。また、一次コイル21は、中心コア23の外周側に直接配置してある。なお、一次電線は、棒状の治具に円筒状に巻回した後、この一次電線に通電加熱し、その表面における融着剤によって融着させて円筒形状に成形し、上記治具から取り外して形成することができる。
図2に示すごとく、本例の二次コイル22を巻回した二次スプール3は、その軸方向Lの両端部に径方向Rの外方へ突出する鍔部303、304を有している。そして、二次電線220は、鍔部303、304同士の間に巻回されている。なお、二次電線220は、一次電線よりも細径であり、二次電線220の巻回数は、一次電線の巻回数よりも多くなっている。
二次スプール3の軸方向Lの一端部301には、点火コイル1を外部の電子制御ユニット(ECU)等に接続するためのコネクタ部31が形成してある。
本例のコネクタ部31は、複数の導通ピン311をインサート成形してなると共に、一次コイル21への通電及び通電の遮断を行うスイッチング制御回路を備えたイグナイタ321を配設する樹脂製のイグナイタ配設部32と一体成形してある。
図2、図5に示すごとく、本例のイグナイタ配設部32は、二次スプール3の軸方向Lの一端部301と一体成形してあり、コネクタ部31は、イグナイタ配設部32と一体成形してある。二次スプール3とイグナイタ配設部32との間には、一方の中継コア25を配置するための凹状空間323が形成されており、コネクタ部31は、イグナイタ配設部32から、軸方向Lに向けて複数の導通ピン311を配置する状態で突出成形されている。
なお、図5は、点火コイル1に組み付ける前の二次スプール3を示す図である。
また、図2に示すごとく、コイルケース4は、筒形状の外周部41の軸方向Lの一端に底部42を有すると共に、他端に開口部43を有して形成されている。そして、コイルケース4の底部42の内面には、他方の中継コア25が配置されている。コイルケース4は、その外周部41の一部を径方向Rの外方へ突出させてなる突出外周部44を有しており、装着ベース部45は、突出外周部44から突出形成してある。
また、コネクタ部31は、コイルケース4の開口部43から軸方向Lへ突出して配置されている。
二次スプール3には、プラグ接続部12の側(外周コア24における切欠部241の側)において、二次コイル22の低電圧側巻線端部222に電気接続する低電圧側端子52と、二次コイル22の高電圧側巻線端部221に電気接続する高電圧側端子51とが設けてある。
図4に示すごとく、上記斜向巻き状態に形成した二次コイル22は、二次スプール3の軸方向Lの一方における鍔部303の近傍に、巻始めのきっかけ部227を形成し、上記縮小巻き周回223と拡大巻き周回224とを交互に積み重ねて、二次スプール3の軸方向Lの他方へと巻回して形成される。また、斜向巻き状態の二次スプール3は、縮小巻き周回223と拡大巻き周回224とによる巻きの傾斜角度を、巻終り側(二次スプール3の軸方向Lの他端側)に向けて徐々に緩やかにして形成されている。
また、最大外径部225における二次電線220の巻きの厚みr2は、巻始め側(二次スプール3の軸方向Lの一方側)に位置する傾斜外径部226の最端部における二次電線220の巻きの厚みr1に比べて、2倍以上に形成することができる。
図2に示すごとく、本例の高電圧側端子51は、二次スプール3における他方の鍔部304から、コイルケース4における中間位置(装着ベース部45)に向けて形成されている。
装着ベース部45内には、高電圧側端子51をコイルスプリング54に導通させるための導通端子53が設けてある。
図7は、本例の点火コイル1の回路構成を模式的に示す図である。一次コイル21のプラス側巻線端部211は、バッテリー電源VBに接続され、一次コイル21のマイナス側巻線端部212は、イグナイタ321のスイッチング制御回路におけるスイッチング素子に接続されている。二次コイル22の低電圧側巻線端部222は、ダイオード521のアノード端子に接続され、ダイオード521のカソード端子は、バッテリー電源VB及び一次コイル21のプラス側巻線端部211に接続されている。
図6、図7に示すごとく、本例の低電圧側端子52は、一次コイル21への通電開始時に二次コイル22に生じる誘導起電力がスパークプラグ7へ印加されないようにするためのダイオード521の端子部522を流用して形成されている。イグナイタ配設部32には、ダイオード521を取り付けるための第1導通金具34が設けてある。なお、ダイオード521は、成形後のイグナイタ配設部32に取り付けることができ、また、イグナイタ配設部32にインサート成形することもできる。
ダイオード521の一方の端子部522は、第1導通金具34に接続してあり、ダイオード521の他方の端子部522には、二次コイル22の低電圧側巻線端部222が接続してある。第1導通金具34には、一次コイル21のプラス側巻線端部211が接続してある。
なお、図6は、一次コイル21、二次コイル22の電気接続部分に設けた端子51、52、導通ピン311、322等の形成状態を示す図である。
また、イグナイタ配設部32において、第1導通金具34を設けた側とは反対側には、一次コイル21のマイナス側巻線端部212を接続した第2導通金具35が設けてある。
イグナイタ321における導通ピン322は、コネクタ部31の導通ピン311と、溶接等を行って接続される。第1導通金具34、第2導通金具35は、コネクタ部31におけるいずれかの導通ピン311と一体的に形成されている。
また、図2、図3に示すごとく、コイルケース4によって囲まれた点火コイル1の間隙内には、各構成部品(一次コイル21、二次コイル22、中心コア23、外周コア24、中継コア25、イグナイタ321等)の固定及び絶縁を行うための熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂等)15が充填してある。
この熱硬化性樹脂15は、点火コイル1の各構成部品の組付を行った後、当該点火コイル1の間隙内を真空状態にし、この真空状態の間隙内に液状態で充填した後、硬化させて形成したものである。
本例の点火コイル1において、ECUからの指令を受けてイグナイタ321のスイッチング制御回路によって一次コイル21へ通電を行ったときには、中心コア23、中継コア25及び外周コア24を通過する磁界が形成される。次いで、一次コイル21への通電を遮断したときには、自己誘導作用により一次コイル21に電圧が発生すると共に、相互誘導作用により二次コイル22に高電圧の誘導起電力が発生し、点火コイル1に装着されたスパークプラグ7における一対の電極73間(図1参照)にスパークを発生させることができる。
本例においては、上記コイル本体部11をプラグホール83の外部に横向きに配置して用いる点火コイル1の小型化を図る工夫を行っている。
本例の二次コイル22は、上記プラグ接続部12を設けた中間位置に、上記最大外径部225を有すると共に、この最大外径部225の軸方向Lにおける両側に上記傾斜外径部226を有している。そして、この最大外径部225及び傾斜外径部226は、上記斜向巻きを行って形成してある。
これにより、本例においては、二次スプール3の外周において二次電線220を巻回する部分に鍔部を形成することなく、二次コイル22を形成することができる。そのため、二次スプール3を、軸方向L及び径方向Rに小型化することができ、点火コイル1におけるコイル本体部11を小型化することができる。
また、本例の点火コイル1においては、コイルケース4において、二次コイル22の最大外径部225の外周側に位置する部分である突出外周部44を、プラグホール83の開口部43に配置することができる。これにより、コイルケース4において、二次コイル22の傾斜外径部226の外周側に位置する部分であって、プラグホール83に対向する側に位置する部分を、径方向Rに小さく形成することができる。これにより、点火コイル1におけるコイル本体部11をより小型化することができる。
また、二次コイル22は、上記二次電線220の斜向巻きを行って形成してあることにより、二次電線220の巻き崩れを容易に防止することができる。
それ故、本例の点火コイル1によれば、プラグホール83の外部に横置きに配置するコイル本体部11を効果的に小型化することができる。
実施例における、プラグホールに配置した点火コイルの全体を示す断面説明図。 実施例における、プラグホールに配置する前の点火コイルを示す断面説明図。 実施例における、プラグホールに配置する前の点火コイルを示す断面説明図。 実施例における、二次スプールに二次コイルを形成した状態を示す断面説明図。 実施例における、点火コイルに組み付ける前の二次スプールを示す断面説明図。 実施例における、一次コイル、二次コイルの電気接続部分に設けた端子、導通ピン等の形成状態を示す説明図。 実施例における、点火コイルの回路構成を模式的に示す説明図。
符号の説明
1 点火コイル
11 コイル本体部
12 プラグ接続部
21 一次コイル
211 プラス側巻線端部
212 マイナス側巻線端部
22 二次コイル
220 二次電線
221 高電圧側巻線端部
222 低電圧側巻線端部
223 縮小巻き周回
224 拡大巻き周回
225 最大外径部
226 傾斜外径部
23 中心コア
24 外周コア
241 切欠部
25 中継コア
3 二次スプール
31 コネクタ部
32 イグナイタ配設部
321 イグナイタ
34 第1導通金具
35 第2導通金具
4 コイルケース
44 突出外周部
45 装着ベース部
51 高電圧側端子
52 低電圧側端子
521 ダイオード
7 スパークプラグ
83 プラグホール
L 軸方向
R 径方向

Claims (4)

  1. 樹脂製のコイルケース内に一次コイル及び二次コイルを内外周に重ねた状態で収容してなるコイル本体部と、該コイル本体部の軸方向に直交して設けると共に上記二次コイルにおける高電圧側巻線端部をスパークプラグに導通させるためのプラグ接続部とを備え、該プラグ接続部をエンジンのプラグホール内に挿入配置すると共に、上記コイル本体部を上記プラグホールの外部に横向きに配置して用いる点火コイルにおいて、
    上記二次コイルの内周側には、上記一次コイルが配置してあり、該一次コイルの内周側には、軟磁性材料からなる中心コアが配置してあり、
    上記プラグ接続部は、上記コイル本体部の軸方向における中間位置から突出して設けてあり、
    上記二次コイルは、上記プラグ接続部を設けた上記中間位置に、巻き径が最も大きい最大外径部を有すると共に、該最大外径部の上記軸方向における両側に、該軸方向における両端に向けて巻き径が縮小する傾斜外径部を有しており、
    かつ上記二次コイルは、絶縁被膜を有する二次電線を、樹脂製の二次スプールの外周に巻回してなると共に、上記二次電線を上記二次スプールの上記軸方向の一方から他方に向けて巻き径を小さくしながら巻き付ける縮小巻き周回と、上記二次電線を上記二次スプールの上記軸方向の他方から一方に向けて巻き径を大きくしながら巻き付ける拡大巻き周回とを交互に積み重ねた斜向巻き状態に形成してあることを特徴とする点火コイル。
  2. 請求項1において、上記二次コイルの外周側には、軟磁性材料からなる外周コアが配置してあり、該外周コアと、上記中心コアの軸方向両端部との間には、軟磁性材料からなる中継コアが配置してあり、
    上記外周コアは、上記プラグ接続部の側に切欠部を配置したC型断面形状を有しており、
    上記二次スプールには、上記切欠部の側において、上記二次コイルの低電圧側巻線端部に電気接続する低電圧側端子と、上記二次コイルの高電圧側巻線端部に電気接続する高電圧側端子とが設けてあることを特徴とする点火コイル。
  3. 請求項1又は2において、上記プラグ接続部は、上記コイルケースの外周から突出形成した装着ベース部と、該装着ベース部に装着したゴム製のプラグキャップとを有しており、
    上記コイルケースは、その外周部の一部を径方向外方へ突出させてなる突出外周部を有しており、上記装着ベース部は、上記突出外周部から突出形成してあることを特徴とする点火コイル。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記一次コイルは、一次電線を筒状に巻回した状態で融着剤によって融着してなると共に、上記中心コアの外周側に直接配置してあることを特徴とする点火コイル。
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