JP2009032595A - 携帯型電子機器ケースの電池パック収納部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池収納部に収納されている電池パックを、比較的簡単な構成で、かつ容易に取り出し可能にする手段を提供する。
【解決手段】携帯電話機ケース1の電池桶(電池パック収納部)2に、この電池桶2に電池パックが収納されているときには電池桶2の側壁内に引き込められた状態とされ、携帯電話機ケース1に嵌合された電池カバー5をスライドさせて該電池カバーを外す操作が行われたときに、この電池カバー5に設けられたリブ16と当接して電池桶2内に押し出されることによって、電池桶2に収納されている電池パック4を電池桶2の底面から押し上げる機能を備えたスライダ3が設けられている。そのためスライダ3には、電池桶2内にスライドしながら押し出されたときに電池パック4の一端を持ち上げる為のスロープ6が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】携帯電話機ケース1の電池桶(電池パック収納部)2に、この電池桶2に電池パックが収納されているときには電池桶2の側壁内に引き込められた状態とされ、携帯電話機ケース1に嵌合された電池カバー5をスライドさせて該電池カバーを外す操作が行われたときに、この電池カバー5に設けられたリブ16と当接して電池桶2内に押し出されることによって、電池桶2に収納されている電池パック4を電池桶2の底面から押し上げる機能を備えたスライダ3が設けられている。そのためスライダ3には、電池桶2内にスライドしながら押し出されたときに電池パック4の一端を持ち上げる為のスロープ6が形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は携帯型電子機器ケースにおける電池パック収納部の構造に関し、特に収納された電池パックを覆う電池カバーを備えた携帯型電子機器ケースの電池パック収納部構造に関する。
携帯電話機などの携帯型電子機器では、一般に、携帯電子機器ケースに電池パックを収納する電池パック収納部を一体に形成し、さらにこのケースと嵌合して電池パック収納部を覆う電池カバーを設けた構成が一般に採用されている(特許文献1〜2等参照)。
図7は、特許文献1に示されているバッテリ収納部構造と類似の構成を有する従来の電池パック収納部の構造を示す概略斜視図であり、携帯電話機ケース31に設けられた電池桶(電池パック収納部)32内に電池パック34を収納し、電池カバー35の嵌合爪42を携帯電話機ケース31側の嵌合爪挿入穴40へ挿入しながら被せ、さらに嵌合爪挿入穴40方向へスライドさせることにより電池カバー35を携帯電話機ケース31と嵌合させて、電池パック34を電池桶32内に保持する構造となっている。
そのため、携帯電話機ケース31には、電池カバー35を電池桶32の上から被せてスライドさせたときに、電池カバー35の嵌合突起43、および嵌合突起44とそれぞれ嵌合する嵌合溝37、および嵌合溝38と、電池カバー35の嵌合爪42を固定するための嵌合爪挿入穴40が形成されている。
また、電池桶32内の嵌合溝39には、電池パック34の図では示されていない嵌合突起が嵌合され、電池パック34の嵌合突起41は、電池桶32内の図では示されてない嵌合溝と嵌合される。したがって、電池パック34がこの電池桶32に押し込まれるとこれらの嵌合突起と嵌合溝とが嵌合され、電池パック34に設けられた電極49が電池桶32内の図では示されていない電源供給端子と接続された状態で電池桶32内に収納される。
また特許文献2に記載のバッテリ収納部を有するケース及び、該ケースのバッテリ収納部の開口部をカバーするケースカバーを有する携帯型電子機器のバッテリ保持構造では、バッテリ収納部に前記バッテリを保持する回転可能なサポートと、該サポートに保持された前記バッテリを前記バッテリ収納部に固定する固定手段とが独立して設けられている。前記サポートは、バッテリを収納部に収納した状態と収納部から取り出し可能な状態となる位置で回動するように軸止されており、また固定手段は、サポートに保持されたバッテリの回動端部の上面を係止可能で、外部より係止位置と開放位置との間でスライド動作可能となるように前記ケースに設けられたフック機構によって構成されている。さらに、バッテリが収納された状態でこのフック機構が開放位置にスライド動作されたとき、バッテリを保持するサポートをバッテリ取り出し可能な状態となる方向に付勢回動させるバネを備えた構成となっている。
携帯電話機と電池パックの接続は、安定した接続が必要であり、設計時においては、電池パックが電池桶32内でガタツキを生じさせないように、嵌合調整を行ってガタツキを押さえている。その為、電池桶32内での電池パック34との嵌合が硬くなる傾向にあり、ユーザーが電池パック34を電池桶32から取り外す必要が生じたとき、電池パックの取り外しに手間がかかるという問題がある。
図8は、図7に示す携帯電話機ケース31の電池桶32に収納された電池パック34をユーザーが取り外す際の操作手順を示しており、電池パック34が電池桶32に収納された状態からユーザーが電池パック34の取り外しを行う際には、まず、電池カバー35を、その上面を指で圧迫しながら矢印方向へスライドさせて引き出すことにより(s1)、携帯電話機ケース31との嵌合を解除して電池カバー35を取り外し(s2)、その後、電池パック34の指掛け突起36に指や爪を引っ掛けて電池パック34を持ち上げることによって電池パック34と電池桶32間の嵌合を外して、電池桶32から取り出す操作を行う(s3)。
その際、電池桶32内での電池パック34の嵌合が硬いと、電池パック34が電池桶32から簡単には外れなくなり、無理に取り外そうとして、電池パック34の指掛け突起36を破損してしまう、あるいはユーザーの指や爪を傷めてしまう等の懸念があった。
一方、上記特許文献2に記載のバッテリ保持構造では、ケースに設けられたフック機構をスライド操作すれば、バッテリの係止機構が外れ、その後、バネの付勢力により、電池パックを保持するサポートがバッテリ収納部からバッテリ取り出し可能な状態となる方向に回動されるので、上記のような懸念を生ずることなく、バッテリ収納部に収納されたバッテリを簡単に取り出すことが可能であるが、特許文献2に記載のバッテリ保持構造では、そのために多くのバネ部材を必要とするスライド及びフック機構と、係止解除時にバッテリを取り出し可能な状態となる方向に回動付勢する機構をもうけなければならず、その構成が複雑であってその分製造コストがかかるという問題がある。
さらに特許文献2に記載の発明ではバネの付勢力を利用しているため、バネの付勢力が強すぎるとフック機構を解除したときのサポートの回動勢いでバッテリがサポートからケース外へ飛び出して不用意に落としてしまう懸念があり、また、経年変化によりバネの付勢力が弱くなってくるとサポートがバッテリ取り出し可能な状態となる方向に回動しなくなってくるという問題もある。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、携帯型電子機器ケースの電池収納部に収納されている電池パックを、比較的簡単な構成で、かつ容易に取り出し可能にする手段を提供することにある。
本発明は、電池パック収容部を有するケースと、該ケースと着脱自在に嵌合されて前記電池パック収容部の開口部を覆う電池カバーとを備えた携帯型電子機器ケースの電池パック収納部構造であって、前記ケースと前記電池カバー間の嵌合を解除する際の該電池カバーの移動と連動して、前記電池パック収容部に収容されている前記電池パックを前記電池パック収容部から押し出す動作を行う電池パック押し出し機構を有していることを特徴としている。
前記電池パック押し出し機構は、前記電池パック収容部内にスライドしながら押し出されて該電池パックに収納されている前記電池パックの底面を押し上げる機能を有するスライダと、前記電池カバーの移動時に前記スライダと当接して該スライダを前記電池パック収容部内に押し出す機能を有する前記電池カバーに設けられたリブによって構成することができる。
その際、前記リブは、前記スライダを前記電池パック収容部の側壁面から該電池パック収容部内に押し出す機能を有しており、前記スライダには、前記側壁面から前記電池パック収容部内に押し出されたとき該電池パックに収納されている前記電池パックの底面を押し上げるスロープが形成された構成によって実現することができる。
また、電池パック押し出し機構の他の形態として、前記電池パック収納部の枠内に固定された軸を支点として回動される断面L字状に一体形成されたレバー部およびリフト部と、前記電池カバーの移動時に前記レバー部と当接して前記リフト部を前記電池パック収容部内に回動させる機能を有する前記電池カバーに設けられた突起部とからなる構成によって実現することもできる。
その際、前記リフト部は、前記突起部による回動操作を受けて、前記電池パック収納部に収納された電池パックの底面を押し上げる機能を有する構成として実現できる。
また、前記電池パックには、前記電池パック収納部に収納された状態において該電池パック収納部に設けられた嵌合溝と嵌合する嵌合突起が設けられており、収納状態において電池パックが電池パック収納部内でガタツキを生じない様に比較的硬く嵌合されているので、前記電池パック押し出し機構は、前記電池パックを前記電池パック収容部から押し上げることにより、前記電池パックと前記電池パック収納部間の前記嵌合を外す機能を有する構成として実現することができる。
本発明では、携帯電話機ケースと嵌合している電池カバーを取り外すためにこの電池カバーのスライド動作を行うと、内部に構成されている簡単な機構によって電池パックが電池パック収納部の底面から押し上げられて電池パックと電池パック収納部との間の嵌合が外れた状態となるので、ユーザーは、電池カバーを取り外した後、電池パック収納部からの電池パックの取り外しを容易に実行することができるようになる。
本発明を適用すれば、電池カバーを取り外す作業を行うときの電池カバーの移動により、電池パック収納部から電池パックを押し出す作用が働くので、電池パック収納部から電池パックを取り外すことが容易となり、ユーザーの利便性を向上させることができる。
また本発明は、電池パック収納部から電池パックを押し出す力として作用させるスライダ、あるいはレバーおよびリフト部を付加し、電池カバーを取り外すためにユーザーが該電池カバーを移動させる力を前記スライダあるいはレバーに作用させる構成としているので、前記電池カバーに前記スライダあるいはレバーと当接する部材を設けるだけの簡単な構成で実現でき、低コスト化を図ることができる。さらにバネの付勢力を用いる構成ではないので、経年変化による機能への影響も殆ど無い。
さらに、電池パックに、該電池パックを電池パック収納部から取り出すための指掛け突起を設ける必要もなくなるので、電池パックの構成も簡単になる。
図1は、本発明の第1の実施形態を示しており、携帯電話機ケースに設けた電池パック収納部に本発明を適用した状態を示す概略分解斜視図である。
本実施形態の電池パック収納部には、携帯電話機ケース1の電池桶(電池パック収納部)2に、この電池桶2に電池パック4が収納されているときには電池桶2の側壁内に引き込められた状態とされ、携帯電話機ケース1に嵌合された電池カバー5をスライドさせて該電池カバーを外す操作が行われたときに、この電池カバー5に設けられたリブ16と当接して電池桶2内に押し出されることによって、電池桶2に収納されている電池パック4を電池桶2の底面から押し上げる機能を備えたスライダ3が設けられている。そのためスライダ3には、電池桶2内にスライドしながら押し出されたときに電池パック4の一端を持ち上げる為のスロープ6が形成されている。
本実施形態は、電池パック収納部に設けられた上記スライダ3と、電池カバー5をスライドさせながら携帯電話機ケース1から外す操作が行われたときに、上記スライダ3と当接して該スライダを電池パック収納部内へ押し出す機能を有する電池カバー5に設けられたリブ16からなる電池パック押し出し機構を備えたことを特徴としており、この電池パック押し出し機構を除く構成は、図7に示す従来の電池パック収納構造と同様である。即ち、本実施形態の電池パック収納部も、電池パック4を収納する電池桶2と、電池桶2に収納された電池パック4を覆うための電池カバー5にて構成される。
携帯電話機ケース1の側面・端面側には、電池カバー5と嵌合する為の嵌合溝7、嵌合溝8が形成されている。電池桶2には、電池パック4を固定する為の嵌合溝9が形成されており、また図示されていないが、この嵌合溝9が設けられている面と対向する側面にも、電池パック4を固定するための嵌合溝が形成され、さらに電池パック4の電極19と接続される電源供給端子が設けられている。また、電池カバー5を固定するための嵌合爪12が挿入される嵌合爪挿入穴10が形成されている。
電池パック4には、電極19と、前記電池桶2の図示されていない嵌合溝と嵌合する為の嵌合突起11、および前記電池桶2の嵌合溝9と嵌合する嵌合突起17が形成されている。また、電池カバー5には、携帯電話機ケース1の嵌合爪挿入穴10と嵌合する嵌合爪12、携帯電話機ケース1の嵌合溝7、嵌合溝8とそれぞれ嵌合する嵌合突起13、嵌合突起14が形成されている。
図2は、本実施形態の電池パック収納部から電池パックを取り外す操作を行う場合の説明図であり、図3は、本実施形態の電池パック収納部へ電池パックを収納する操作を行う場合の説明図である。以下、図1〜図3を参照して、本実施形態の動作について説明する。
電池桶2に収納されている電池パック4を取り外す場合には、図2に示すように、まず、電池カバー5を携帯電話機ケース1の面に沿って図の右方向にスライドさせる(s1)。このスライド操作により、電池カバー5の嵌合爪12・嵌合突起13・嵌合突起14が、それぞれ携帯電話機ケース1の嵌合爪挿入穴10内に設けられた突起15・携帯電話機ケース1側面の嵌合溝7・携帯電話機ケース1端面の嵌合溝8から外れる。この電池カバー5をスライド操作される過程で、電池カバー5の裏面に設置されているリブ16がスライダ3と当接する。当接後の電池カバー5のスライド移動によりスライダ3がスライド方向に押され、その結果、スライダ3が電池パック4を収納している電池桶2内に押し出される(s2)。
スライダ3には、スロープ6が設けてあり、スライダ3が移動することでこのスロープ面が電池パック4の下に潜り込み、このスロープ6により電池パック4の一端を持ち上げる方向の力が働く。そのため、電池パック4の嵌合突起17が携帯電話機ケース1の嵌合溝9から外れる(s3)。その後、電池カバー5を取り外して(s4)、電池桶2の嵌合溝9から嵌合突起17が外れた状態となっている電池パック4を、電池桶2から取り出す。
本実施形態によれば、電池桶2に収納されている電池パック4を取り出す際には、電池パック4の一端がスライダ3により電池桶2から押し上げられて、電池パック4の嵌合突起17が携帯電話機ケース1の嵌合溝9から外されているので、電池パック4を電池桶2から容易に取り外すことができる。また、電池パック4が持ち上がることにより、電池カバー5の裏面も押し上げられ、電池カバー5も取り外しやすくなる。
また、電池パック4を、電池桶2に格納する場合には、図3に示すように、まず、携帯電話機ケース1の電池桶2内に押し出されているスライダ3を、指等で電池桶2の外へ退避した状態となるようにスライドさせて移動する(s1)。次に、電池パック4の嵌合突起11が電池桶2内の嵌合溝18と嵌合するように挿入した後、電池パック4を電池桶2内に押し込んで(s2)、電池パック4の嵌合突起17を電池桶2の嵌合溝9と嵌合させることにより、電池パック4の電極19と電池桶2内の電源供給端子とを接続して電池桶2内に収納する。
次に、電池カバー5の嵌合爪12を携帯電話機ケース1の嵌合爪挿入穴10に斜め上方向から挿入し(s3)、電池カバー5のリブ16がスライダ3の電池桶2と対向していない面側(図ではスライダ3の左側)に位置する状態とした後、挿入位置を支点として電池カバー5をケース1側へ回転させ(s4)、さらに携帯電話機ケース1の面に沿って図の左側へスライドさせることにより、電池カバー5の嵌合爪12・嵌合突起13・嵌合突起14と、携帯電話機ケース1の嵌合爪挿入穴10内に設けられた突起15・携帯電話機ケース1側面の嵌合溝7・携帯電話機ケース1端面の嵌合溝8をそれぞれ嵌合させる。
図4は、本発明の第2の実施形態を示す電池パック押し出し機構を備えた電池パック収納部の概略分解斜視図である。本実施形態は、携帯電話機ケースの電池桶への電池パックの収容向きが異なる場合に適用可能な構成としている。
本実施形態においても、電池パック押し出し機構を除く構成は、第1の実施形態における電池パック収納部の構造と同様であるが、本実施形態では、電池パック24の電極と接続される電源供給端子29が収納桶22の反対側の側面に設けられている。
本実施形態の携帯電話機ケースの電池パック収納部に設けられた電池パック押し出し機構は、収納桶(電池パック収納部)22の枠内に固定された軸26を支点として回動される断面L字形状に一体に形成されたレバー部23およびリフト部27と、電池カバー25に固定されて該電池カバー25を携帯電話機ケース21の平面に沿ってスライドさせて外す操作が行われたときに前記レバー部23と当接して該レバー部23を、軸26を支点として回動させる機能を有する突起部28によって構成されている。
電池パック24が収納桶22に格納され、電池カバー25が携帯電話機ケースと嵌合されている状態のときには、リフト部27は電池パック収納桶22の底面内に収納された状態に回動されており、電池カバー25を携帯電話機ケース21の平面に沿ってスライドさせて外す操作が行われたとき電池カバー25に設けられている前記突起部28により前記レバー部23が押され、それに伴って前記リフト部27が軸26を支点として回動し、その先端部を電池パック収納桶22の底面から突き出すことによって電池パック24の一端を電池桶22から押し上げる動作を行う。
図5は、本実施形態の電池パック収納部から電池パックを取り外す操作を行う場合の説明図であり、図6は、本実施形態の電池パック収納部へ電池パックを収納する操作を行う場合の説明図である。以下、図4〜図6を参照して、本実施形態の動作について説明する。
電池桶22に収納されている電池パック24を取り外す場合には、図5に示すように、まず、電池カバー25を携帯電話機ケース21の面に沿って図の右方向にスライドさせる(s1)。このスライド操作により、電池カバー25の嵌合爪および嵌合突起が、それぞれ携帯電話機ケース1の突起および嵌合溝から外れる。また、電池カバー25がスライド操作される過程で、電池カバー25の裏面に設けられている突起部28がレバー23と当接し、当接後の電池カバー25のスライド操作によりレバー23がスライド方向に押され、その結果、レバー23と軸28を介して一体に形成されたリフト部27が軸26を支点として回動され、その先端部が電池パック4を収納している電池桶22内に突き出される。(s2)。
リフト部27の先端部が電池パック4を収納している電池桶22内に突き出されることにより、電池パック24の一端が電池桶22の底面から持ち上げられ、そのため、電池パック24の嵌合突起が電池桶22内の嵌合溝から外れる(s3)。その後、電池カバー25を取り外して(s4)、電池桶22の嵌合溝から外された状態となっている電池パック24を、電池桶2から取り出す。
本実施形態によれば、電池桶22に収納されている電池パック24を取り出す際には、電池パック24の一端がリフト部27により電池桶22から押し上げられて、電池パック24の嵌合突起が電池桶22内の嵌合溝から外されているので、電池パック24を電池桶22から容易に取り外すことができる。また、電池パック24が持ち上がることにより、電池カバー25の裏面も押し上げられ、電池カバー25も取り外しやすくなる。
また、電池パック24を、電池桶22に格納する場合には、図6に示すように、まず、レバー23を回転させて、初期の位置に戻し(s1)、電池パック24を携帯電話機ケース21の電池桶22内に収納する(s2)。次に、電池カバー25をスライドさせながら携帯電話機ケース21に嵌合させることで、電池パック24の取り付けが完了する(s3、s4)。
1,21 携帯電話機ケース
2,22 電池桶(電池パック収納部)
3 スライダ
4,24 電池パック
5,25 電池カバー
6 スロープ
7,8,9,18 嵌合溝
10 嵌合爪挿入穴
11,13,14,17 嵌合突起
12 嵌合爪
15 突起
19 電極
23 レバー
26 軸
27 リフト部
28 突起
29 電源供給端子
2,22 電池桶(電池パック収納部)
3 スライダ
4,24 電池パック
5,25 電池カバー
6 スロープ
7,8,9,18 嵌合溝
10 嵌合爪挿入穴
11,13,14,17 嵌合突起
12 嵌合爪
15 突起
19 電極
23 レバー
26 軸
27 リフト部
28 突起
29 電源供給端子
Claims (6)
- 電池パック収容部を有するケースと、該ケースと着脱自在に嵌合されて前記電池パック収容部の開口部を覆う電池カバーとを備えた携帯型電子機器ケースの電池パック収納部構造であって、
前記ケースと前記電池カバー間の嵌合を解除する際の該電池カバーの移動と連動して、前記電池パック収容部に収容されている前記電池パックを前記電池パック収容部から押し出す動作を行う電池パック押し出し機構を有していることを特徴とする携帯型電子機器ケースの電池パック収納部構造。 - 前記電池パック押し出し機構は、前記電池パック収容部内にスライドしながら押し出されて該電池パックに収納されている前記電池パックの底面を押し上げる機能を有するスライダと、前記電池カバーの移動時に前記スライダと当接して該スライダを前記電池パック収容部内に押し出す機能を有する前記電池カバーに設けられたリブによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器ケースの電池パック収納部構造。
- 前記リブは、前記スライダを前記電池パック収容部の側壁面から該電池パック収容部内に押し出す機能を有しており、前記スライダには、前記側壁面から前記電池パック収容部内に押し出されたとき該電池パックに収納されている前記電池パックの底面を押し上げるスロープが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の携帯型電子機器ケースの電池パック収納部構造。
- 前記電池パック押し出し機構は、前記電池パック収納部の枠内に固定された軸を支点として回動される断面L字状に一体形成されたレバー部およびリフト部と、前記電池カバーの移動時に前記レバー部と当接して前記リフト部を前記電池パック収容部内に回動させる機能を有する前記電池カバーに設けられた突起部によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器ケースの電池パック収納部構造。
- 前記リフト部は、前記突起部による回動操作を受けて、前記電池パック収納部に収納された電池パックの底面を押し上げる機能を有していることを特徴とする請求項4に記載の携帯型電子機器ケースの電池パック収納部構造。
- 前記電池パックには、前記電池パック収納部に収納された状態において該電池パック収納部に設けられた嵌合溝と嵌合する嵌合突起を有しており、前記電池パック押し出し機構は、前記電池パックを前記電池パック収容部から押し上げることにより、前記電池パックと前記電池パック収納部間の前記嵌合を外す機能を有していることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯型電子機器ケースの電池パック収納部構造。
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