JP2009009173A - プリンタドライバ、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】エラー発生頻度の高い両面印刷等の機能項目を設定した場合に、ユーザにとって優しさのあふれる情報提示を具現化する。
【解決手段】印刷ジョブに係る機能項目毎に、同機能項目に係るジョブ履歴を関連付けて記憶させておき、印刷ジョブに係る機能項目の設定を受け付けたとき、前記記憶内容に基づいて当該機能項目に係るジョブ履歴を取得し、取得されたジョブ履歴に基づいて、当該機能項目に係るエラー発生頻度を判定し、このエラー頻度判定結果を、ユーザ端末3の表示画面上に表示するようにした。
【選択図】 図3
【解決手段】印刷ジョブに係る機能項目毎に、同機能項目に係るジョブ履歴を関連付けて記憶させておき、印刷ジョブに係る機能項目の設定を受け付けたとき、前記記憶内容に基づいて当該機能項目に係るジョブ履歴を取得し、取得されたジョブ履歴に基づいて、当該機能項目に係るエラー発生頻度を判定し、このエラー頻度判定結果を、ユーザ端末3の表示画面上に表示するようにした。
【選択図】 図3
Description
本発明は、ネットワーク経由でユーザ端末からの指令に基づいて画像形成装置に印刷出力を行わせるに際して、エラー発生頻度の高い両面印刷等の機能項目を設定した場合に、ユーザにとって優しさのあふれる情報提示を実現可能なプリンタドライバ、プログラム及び記録媒体に関する。
従来、ユーザ側に備えられる情報処理装置(以下、ユーザ端末という場合がある。)と、画像形成装置とをネットワークを介して接続して構成され、ユーザ端末から画像形成装置宛に印刷データを送って印刷を要求する印刷システムが存在する。かかる印刷システムにおいて、画像形成装置に印刷ジョブを行わせる場合、ユーザは、各ユーザ端末の表示画面上に提示される印刷設定ダイアログを用いて、印刷部数、用紙サイズ、用紙の向き、集約・両面印刷、画像の濃さや品質などの各種機能項目に係る設定操作を行った後、印刷開始指令を行うことで印刷ジョブを開始させることとなる。
かかる印刷ジョブを実行中に、紙詰まり(以下では、「ジャム」と省略する。)や用紙切れ等のエラーが発生することがある。この場合、ユーザに対し、そのエラー内容を通知する技術が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1の技術によれば、ジャムや用紙切れ等のエラーが発生した場合であても、効果的にエラーの回復を行うことができる。
しかしながら、上述した従来技術では、エラー発生の通知タイミングは、実際にエラーが発生した後に限られていたために、例えば、エラー発生頻度の高い両面印刷等の機能項目を設定して印刷ジョブを行おうと試みた場合には、エラー発生によるジョブ中断が高い頻度で生じがちであるにもかかわらず、そのことをユーザに知らせる術はなく、ユーザにとっての優しさにかけるきらいがあった。
解決しようとする問題点は、従来技術では、エラー発生頻度の高い両面印刷等の機能項目を設定して印刷ジョブを行おうと試みた場合には、エラー発生によるジョブ中断が高い頻度で生じがちであるにもかかわらず、そのことをユーザに知らせる術はなく、ユーザにとっての優しさにかけるきらいがあった点である。
本発明は、エラー発生頻度の高い機能項目を設定して印刷ジョブを行おうと試みた場合に、ユーザにとって優しさのあふれる情報提示を具現化することを目的として、表示画面上に印刷設定ダイアログを表示可能な表示手段を備えたユーザ端末と、画像形成装置とをネットワークを介して接続して構成される印刷システムに用いられ、前記ユーザ端末にインストールされて前記画像形成装置の動作制御を行わせる機能を備えたプリンタドライバであって、印刷ジョブに係る機能項目を含む各種設定を受け付ける受付手段と、前記受付手段で印刷ジョブに係る機能項目の設定を受け付けたとき、当該機能項目に係るジョブ履歴を取得するジョブ履歴取得手段と、当該ジョブ履歴取得手段で取得されたジョブ履歴に基づいて、当該機能項目に係るエラー発生頻度を判定するエラー頻度判定手段と、当該エラー頻度判定手段における判定結果を、前記表示画面上に表示させる制御を行う表示制御手段と、を備えて構成されることを最も主要な特徴とする。
本発明は、表示画面上に印刷設定ダイアログを表示可能な表示手段を備えたユーザ端末と、画像形成装置とをネットワークを介して接続して構成される印刷システムに用いられ、前記ユーザ端末にインストールされて前記画像形成装置の動作制御を行わせる機能を備えたプリンタドライバであって、印刷ジョブに係る機能項目を含む各種設定を受け付ける受付手段と、前記受付手段で印刷ジョブに係る機能項目の設定を受け付けたとき、当該機能項目に係るジョブ履歴を取得するジョブ履歴取得手段と、当該ジョブ履歴取得手段で取得されたジョブ履歴に基づいて、当該機能項目に係るエラー発生頻度を判定するエラー頻度判定手段と、次述する表示制御手段と、を備えて構成され、表示制御手段は、前記エラー頻度判定手段における判定結果を、前記表示画面上に表示させる制御を行うので、これによって、ユーザ端末から印刷ジョブ機能を利用するユーザは、印刷ジョブに係る機能項目を設定する毎に、その印刷ジョブの遂行に先立って、当該機能項目の判定結果を知ることが可能となる。従って、印刷ジョブの遂行に先立って、例えば、当該機能項目はエラー頻度が高い旨の判定結果を知らされたユーザは、エラー発生のリスクを予め考慮するか、或いは、エラー発生のリスクが低い機能項目を再設定して印刷ジョブを行わせることが可能となる結果として、エラー発生頻度の高い機能項目を設定して印刷ジョブを行おうと試みた場合に、ユーザにとって優しさのあふれる情報提示を実現することが可能となって、ユーザの利便性を向上することができる。
エラー発生頻度の高い機能項目を設定して印刷ジョブを行おうと試みた場合に、ユーザにとって優しさのあふれる情報提示を具現化するといった目的を、ジョブ履歴取得手段で取得された当該機能項目に係るジョブ履歴に基づいて、当該機能項目に係るエラー発生頻度を判定するエラー頻度判定手段における判定結果を、前記表示画面上に表示させる制御を行う表示制御手段により実現した。
以下、本発明に係るプリンタドライバ、プログラム及び記録媒体について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下において、本発明に係るプリンタドライバ1の動作制御対象となる画像形成装置として、デジタル複合機5を例示するとともに、かかるデジタル複合機5の動作を、同複合機にネットワークを介して接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置(以下、ユーザ端末という。)3にインストールされたプリンタドライバによって制御する例を挙げて説明する。
[デジタル複合機周辺の概略構成]
図1は、第1実施例に係るデジタル複合機周辺の概略構成図、図2は、第2実施例に係るデジタル複合機周辺の概略構成図である。
図1は、第1実施例に係るデジタル複合機周辺の概略構成図、図2は、第2実施例に係るデジタル複合機周辺の概略構成図である。
図1に示すように、本機5は、印刷出力、ファックス送信、メール送信、又はデータ送信のうち少なくとも一つの機能が利用可能であり、マイクロコンピュータ及び専用のハードウェア回路等から構成される主制御部11によって制御される。この主制御部11に接続され諸機能を担う入出力機器として、本機は、スキャナ部21、画像処理部31、エンジン部41、操作パネル部51、ファクシミリ通信部61、HDD(ハードディスクドライブ)63、並びに、ネットワークI/F(インタフェース)部65を備える。
主制御部11は、スキャナ機能を実現するための動作制御を行うスキャナコントローラ13と、ファクシミリ機能を実現するための動作制御を行うファクシミリコントローラ15、プリンタ機能を実現するための動作制御を行うプリンタコントローラ17、並びに、コピー機能を実現するための動作制御を行うコピーコントローラ19を内蔵し、本機全体の動作を統括制御する。また、主制御部11は、本機で処理された印刷ジョブに係る機能項目毎に、同機能項目に係るジョブ履歴(いつ、どのような印刷ジョブが行われたのか、及び、その印刷ジョブは成功したのか、を含む。)を関連付けて記憶するジョブ履歴記憶部(本発明の「ジョブ履歴記憶手段」に相当する。)70を備えており、ユーザ端末から問い合わせがなされる毎に、該当の機能項目に係るジョブ履歴情報を、問い合わせを受けたユーザ端末宛に返信する。なお、図2に示す第2実施例では、ユーザ端末3側にジョブ履歴記憶部70を設けている。この場合、デジタル複合機5側のジョブ履歴記憶部70を省略することができる。
スキャナ部21は、図示しないスキャナを構成する画像照射ランプ23及びCCD(電荷結合素子:Charge Coupled Device)センサー25を含む。スキャナ部21は、画像照射ランプ23により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサー25で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部31へ出力する。
画像処理部31は、補正部33、画像加工部35及び画像メモリ37を含む。画像処理部31は、スキャナ部21で読み取られた画像データを必要に応じて補正部33及び画像加工部35により処理し、処理された画像データを画像メモリ37に記憶したり、エンジン部41、ファクシミリ通信部61等へ出力する。補正部33は、スキャナ部21で読み取られた画像データに対してレベル補正、Y補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部35は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
エンジン部41は、図示しない給紙カセットや給紙ローラ等から構成される用紙搬送部43、図示しない感光体ドラム、露光装置、現像装置等から構成される画像形成部45、図示しない転写ローラ等から構成される転写部47、及び図示しない定着ローラ等から構成される定着部49を含む。エンジン部41は、スキャナ部21で読み取られた画像データ、ネットワークI/F部65を介してLAN(Local Area Network)によりクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等から送信された画像データ、ファクシミリ通信部61を用いて外部のファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データを用いて画像を用紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部43は用紙を画像形成部45へ搬送し、画像形成部45は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部47はトナー像を用紙に転写し、定着部49はトナー像を用紙に定着させて画像を形成する。
操作パネル部51は、タッチパネル部53及び操作キー部55を含む。操作パネル部51は、ユーザがスキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を主制御部11に与える。
タッチパネル部53は、タッチパネルとカラーLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、コピー機能実行時には、原稿サイズ、コピーサイズ、複写部数等に関する情報を表示するとともに、ユーザが該当部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン類を表示する。
操作キー部55は、ユーザの操作入力を受付けるための複数の操作キーを備えており、例えば、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能など諸機能のなかから、所要機能のキー入力操作をユーザが選択的に実行する際に、又は、ユーザが複写部数やコピー実行指令などを操作入力する際に用いられる。
ファクシミリ通信部61は、符号化/復号化部(図示省略)、変復調部(図示省略)及びNCU(Network Control Unit)(図示省略)を含む。ファクシミリ通信部61は、スキャナ部21によって読み取られた原稿の画像データを電話回線を介してファクシミリ装置等へ送信したり、ファクシミリ装置等から送信された画像データを受信する。
HDD(ハードディスクドライブ)63は、スキャナ部21によって読み取られた画像データ及び同画像データに設定されている出力形式等の種々のデータ等を記憶する。HDDに記憶されている画像データは、プリンタドライバ、プログラム及び記録媒体内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部65を介してクライアントPC等から確認したり、クライアントPCやFTPサーバ等の所定のフォルダへ転送される。
ネットワークI/F部65は、ネットワークインタフェース(10/100Base−TX)等を用い、LANを介して接続されたクライアントPC等のユーザ端末3に対する種々のデータの送受信を制御する。具体的には、ネットワークI/F部65は、例えば、ユーザ端末3から送信されてきた、所要の機能項目に係るジョブ履歴要求信号を受信し、受信した信号を主制御部11宛に転送する一方で、主制御部11から返信されてきた該当する機能項目に係るジョブ履歴情報を受信し、受信した情報をユーザ端末3宛に転送する。
印刷ジョブを遂行する際に機能項目に係るエラー発生頻度を表示するために、ユーザ端末3は、表示装置(本発明の「表示手段」に相当する。)69を備えている。また、ユーザ端末3には、次述する諸機能を有するプログラムとしてのプリンタドライバ1がインストールされている。具体的には、プリンタドライバ1は、印刷ジョブに係る機能項目を含む各種設定を受け付ける設定内容受付部(本発明の「受付手段」に相当する。)71と、設定内容受付部71で印刷ジョブに係る機能項目の設定を受け付けたとき、当該機能項目に係るジョブ履歴を取得するジョブ履歴取得部(本発明の「ジョブ履歴取得手段」に相当する。)73と、ジョブ履歴取得部73で取得されたジョブ履歴に基づいて、当該機能項目に係るエラー発生頻度を判定するエラー頻度判定部(本発明の「エラー頻度判定手段」に相当する。)75と、エラー頻度判定部75における判定結果に基づいて、当該判定結果に対応した表示画面に施されるデザインを決定する表示態様決定部(本発明の「表示態様決定手段」に相当する。)76と、表示態様決定手段で決定されたデザインが施された表示画面をもって、エラー頻度判定部75における判定結果を表示させる制御を行う表示制御部(本発明の「表示制御手段」に相当する。)77と、を含んで構成されている。
[本発明に係るプリンタドライバがインストールされたユーザ端末の動作]
次に、本発明に係るプリンタドライバがインストールされたユーザ端末の動作について、図3乃至図5を参照して説明する。図3は、本ユーザ端末の動作フローチャートを示し、図4乃至図5は、エラー頻度表示に係る表示画面例を示す。
次に、本発明に係るプリンタドライバがインストールされたユーザ端末の動作について、図3乃至図5を参照して説明する。図3は、本ユーザ端末の動作フローチャートを示し、図4乃至図5は、エラー頻度表示に係る表示画面例を示す。
ユーザが、印刷設定ダイアログで提示される印刷ジョブに係る各種機能項目のうち、例えば両面印刷機能を利用するために、同両面印刷機能に係る項目を設定操作入力すると、設定内容受付部71は、当該設定内容を受け付ける(ステップS11)。これを受けてジョブ履歴取得部73は、ジョブ履歴記憶部70から当該機能項目に係るジョブ履歴を取得する(ステップS12)。なお、ステップS12におけるジョブ履歴の取得は、図1に示すように、ネットワーク経由でデジタル複合機5側から取得してもよいし、或いは、図2に示すように、ユーザ端末3側から取得してもよい。また、ステップS12において取得される、当該機能項目に係るジョブ履歴とは、例えば、当該機能項目が両面印刷機能である場合に、直近の半年等の所定期間以内に両面印刷機能が遂行された回数と、そのうちエラーになった回数(成功回数でもよい。)を少なくとも含む。
次いで、エラー頻度判定部75は、ジョブ履歴取得部73で取得されたジョブ履歴に基づいて、当該機能項目に係るエラー発生頻度を判定する(ステップS13)。なお、ステップS13におけるエラー頻度判定は、例えば、該当する機能項目(本実施例では両面印刷機能)に係るジョブ履歴を参照することで、そのエラー発生確率が20%を越えるとき、エラー頻度が「高い」と判定する一方、そのエラー発生確率が20%未満のとき、エラー頻度が「低い」と判定する。このエラー頻度判定に係るしきい値(エラー発生確率)は、ユーザの要望に応じて適宜の値に変更することができる。
ステップS13におけるエラー頻度判定の結果、エラー頻度が「高い」旨の判定が下されたとき、表示態様決定部76は、エラー頻度判定フラグに「高い」旨を書き込む(ステップS14)。また、エラー頻度が「低い」旨の判定が下されたとき、表示態様決定部76は、エラー頻度判定フラグに「低い」旨を書き込む(ステップS15)。
ステップS13〜S14におけるエラー頻度判定フラグの書き込み完了後に、表示制御部77は、表示態様決定部76に記憶された表示態様テーブル(不図示)を参照することで、表示態様決定部76でのエラー頻度判定フラグの内容に該当する印刷設定ダイアログのデザインを読み出すとともに、この読み出したデザインが施された印刷設定ダイアログをもって、エラー頻度判定結果を表示させる制御を行う(ステップS16)。
ここで、エラー頻度判定結果に係る表示態様として、例えば、エラー頻度が「高い」ときには、「この機能項目(両面印刷)は、エラー頻度が高いので、ご注意下さい。」等といったメッセージを警告表示することで、ユーザの注意を喚起する。具体的には、例えば図4に示すように、「両面印刷時のジャム発生確率は30%です。」といったように、エラー発生確率そのものを含むメッセージ79を、例えばポップアップ形式で警告表示することで、ユーザの注意を喚起する。このメッセージ表示に代えて、或いは、このメッセージ表示に伴って、印刷設定ダイアログ81それ自体の地色を「濃い灰色」の色彩デザインで濃くモノクロ表示することで、ユーザの注意喚起機能を高めるように構成してもよい。
これに対し、エラー頻度が「低い」ときには、「この機能項目は、エラー頻度が低いので、ご安心下さい。」等といったメッセージを表示するか、又は、例えば図5に示すように、「カセット1のジャム発生確率は5%です。」といったように、エラー発生確率そのものを含むメッセージ79を、例えばポップアップ形式で表示することで、ユーザに安心感を与える。なお、エラー頻度が「低い」場合には、特段のメッセージを表示しないようにしてもよい。また、エラー頻度が「低い」場合には、ユーザに対する注意喚起は不要であるので、印刷設定ダイアログ81に対し、通常の色彩デザインを採用するか、或いは、表示画面の地色を「淡い灰色」の色彩デザインで淡くモノクロ表示することで、ユーザに安心感を与えるようにする。
以上述べたように、本発明に係るプリンタドライバによれば、印刷ジョブに係る機能項目毎に、同機能項目に係るジョブ履歴を関連付けて記憶させておき、印刷ジョブに係る機能項目の設定を受け付けたとき、前記記憶内容に基づいて当該機能項目に係るジョブ履歴を取得し、取得されたジョブ履歴に基づいて、当該機能項目に係るエラー発生頻度を判定し、このエラー頻度判定結果を、ユーザ端末3の表示画面上に表示するようにしたので、これによって、ユーザ端末3から印刷ジョブ機能を利用するユーザは、印刷ジョブに係る機能項目を設定する毎に、その印刷ジョブの遂行に先立って、当該機能項目に係るエラー頻度の判定結果を知ることが可能となる。従って、印刷ジョブの遂行に先立って、例えば、当該機能項目はエラー頻度が高い旨の判定結果を知らされたユーザは、エラー発生のリスクを予め考慮するか、或いは、エラー発生のリスクが低い機能項目を再設定して印刷ジョブを行わせることが可能となる結果として、エラー発生頻度の高い機能項目を設定して印刷ジョブを行おうと試みた場合に、ユーザにとって優しさのあふれる情報提示を実現することが可能となって、ユーザの利便性を向上することができる。
また、エラー頻度が「高い」と判定されたときの表示画面態様として、その旨を含むメッセージを警告表示することで、ユーザの注意を喚起し、このメッセージ表示に伴って、表示画面の地色を「濃い灰色」の色彩デザインで濃くモノクロ表示することで、ユーザの注意喚起機能を高めるように構成した場合、これによって、ユーザは、印刷ジョブに係る機能項目の設定操作を行う際等に参照される表示画面それ自体のデザイン変化を視ることで、エラー頻度判定結果を一見して容易に認識することが可能となる結果として、特別なスペース及び操作を不要として、視認性の良好なエラー頻度表示態様を具現化することができる。
なお、エラー頻度表示に係る色彩としては、実施例では、モノクロイメージを例示して説明したが、カラー表示の場合、RGBの組み合わせに係る表示色に、その濃淡に応じて、黒色(Black)を適宜の配分率で加減してゆくように構成してもよい。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うプリンタドライバもまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うプリンタドライバもまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
すなわち、本発明実施例において、エラー頻度の高低に係るバリエーションを識別表示するにあたり、2段階のバリエーションを設定する態様を例示して説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、3段階以上のバリエーションを設定する態様を採用することもできる。
さらにまた、本発明実施例において、印刷設定ダイアログ81のデザイン例として、エラー頻度の高低に係るバリエーション毎に、ダイアログ81それ自体の濃淡を変化させるように識別表示する態様を例示して説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、ダイアログ81それ自体の濃淡を変化させることに代えて、ダイアログ81における一部又は全部の領域についてのデザインを変更する態様を採用することもできる。しかも、エラー頻度の高低に係るバリエーション毎に、ダイアログ81それ自体の濃度階調(例えば、ハッチングパターンやグレースケールを用いた識別化を含む。)を変化させるように識別表示する態様を採用することもできるし、さらには、ダイアログ81それ自体の色彩及び濃度階調の両者を変化させる態様を採用することもできる。しかも、ひとつのデザインとして、複数段階の色彩や濃度階調を織り交ぜる態様を採用することもできる。要するに、本発明に係るダイアログ81のデザインバリエーションによるエラー頻度表示では、ユーザが一見して宛先に係るエラー頻度を把握することが可能である限りにおいて、いかなるデザインのバリエーションをも採用することができる。
また、本発明における情報処理装置は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション(WS)、携帯情報端末(PDA)等を包括して含む概念である。
ところで、本発明は、プログラムもしくは記録媒体としての実施態様をとることが可能である。すなわち、例えば、本実施形態におけるプリンタ制御機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群が出力装置に供給される場合であっても、本発明をそのまま適用することができる。
また、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的を達成することができる。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
さらに、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される態様も、本発明の技術的範囲の射程に含まれる。
しかも、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される態様も、本発明の技術的範囲の射程に含まれる。
最後に、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明に係る機能を享受することが可能となることは言うまでもない。
1 プリンタドライバ
3 情報処理装置(ユーザ端末)
5 画像形成装置
69 表示装置(表示手段)
70 ジョブ履歴記憶部(ジョブ履歴記憶手段)
71 設定内容受付部(受付手段)
73 ジョブ履歴取得部(ジョブ履歴取得手段)
75 エラー頻度判定部(エラー頻度判定手段)
76 表示態様決定部(表示態様決定手段)
77 表示制御部(表示制御手段)
3 情報処理装置(ユーザ端末)
5 画像形成装置
69 表示装置(表示手段)
70 ジョブ履歴記憶部(ジョブ履歴記憶手段)
71 設定内容受付部(受付手段)
73 ジョブ履歴取得部(ジョブ履歴取得手段)
75 エラー頻度判定部(エラー頻度判定手段)
76 表示態様決定部(表示態様決定手段)
77 表示制御部(表示制御手段)
Claims (9)
- 表示画面上に印刷設定ダイアログを表示可能な表示手段を備えたユーザ端末と、画像形成装置とをネットワークを介して接続して構成される印刷システムに用いられ、前記ユーザ端末にインストールされて前記画像形成装置の動作制御を行わせる機能を備えたプリンタドライバであって、
印刷ジョブに係る機能項目を含む各種設定を受け付ける受付手段と、
前記受付手段で印刷ジョブに係る機能項目の設定を受け付けたとき、当該機能項目に係るジョブ履歴を取得するジョブ履歴取得手段と、
当該ジョブ履歴取得手段で取得されたジョブ履歴に基づいて、当該機能項目に係るエラー発生頻度を判定するエラー頻度判定手段と、
当該エラー頻度判定手段における判定結果を、前記表示画面上に表示させる制御を行う表示制御手段と、
を備えて構成されることを特徴とするプリンタドライバ。 - 請求項1記載のプリンタドライバであって、
前記画像形成装置は、印刷ジョブに係る機能項目毎に、同機能項目に係るジョブ履歴を関連付けて記憶するジョブ履歴記憶手段を備え、
前記ジョブ履歴取得手段は、前記ネットワーク経由で前記ジョブ履歴記憶手段から当該機能項目に係るジョブ履歴を取得する
ことを特徴とするプリンタドライバ。 - 請求項1記載のプリンタドライバであって、
前記ユーザ端末は、印刷ジョブに係る機能項目毎に、同機能項目に係るジョブ履歴を関連付けて記憶するジョブ履歴記憶手段を備え、
前記ジョブ履歴取得手段は、前記ジョブ履歴記憶手段から当該機能項目に係るジョブ履歴を取得する
ことを特徴とするプリンタドライバ。 - 請求項1〜3のいずれかに記載のプリンタドライバであって、
前記表示制御手段は、
前記エラー頻度判定手段における判定結果を、当該機能項目に係るエラー発生確率の態様で前記表示画面上に表示させる制御を行う
ことを特徴とするプリンタドライバ。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のプリンタドライバであって、
前記エラー頻度判定手段における判定結果に基づいて、当該判定結果に対応した前記印刷設定ダイアログに施されるデザインを決定する表示態様決定手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、
前記表示態様決定手段で決定されたデザインが施された印刷設定ダイアログをもって、前記エラー頻度判定手段における判定結果を表示させる制御を行う
ことを特徴とするプリンタドライバ。 - 請求項5記載の画像形成装置であって、
前記印刷設定ダイアログに施されるデザインのバリエーションは、濃度階調の変化により表現される
ことを特徴とするプリンタドライバ。 - 請求項5又は6に記載の画像形成装置であって、
前記印刷設定ダイアログに施されるデザインのバリエーションは、色彩の変化により表現される
ことを特徴とするプリンタドライバ。 - 請求項1〜7のいずれかに記載のプリンタドライバの機能を、前記ユーザ端末に実現させるためのプログラム。
- 請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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---|---|---|---|---|
JP2015158785A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | ブラザー工業株式会社 | 通信装置、コンピュータプログラムおよびサーバ |
JP2017091143A (ja) * | 2015-11-09 | 2017-05-25 | 株式会社リコー | 出力管理システム及び出力管理装置 |
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2007
- 2007-06-26 JP JP2007167122A patent/JP2009009173A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015158785A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | ブラザー工業株式会社 | 通信装置、コンピュータプログラムおよびサーバ |
JP2017091143A (ja) * | 2015-11-09 | 2017-05-25 | 株式会社リコー | 出力管理システム及び出力管理装置 |
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