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JP2008307158A - 遊技機の大入賞口役物 - Google Patents

遊技機の大入賞口役物 Download PDF

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JP2008307158A
JP2008307158A JP2007156141A JP2007156141A JP2008307158A JP 2008307158 A JP2008307158 A JP 2008307158A JP 2007156141 A JP2007156141 A JP 2007156141A JP 2007156141 A JP2007156141 A JP 2007156141A JP 2008307158 A JP2008307158 A JP 2008307158A
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Fusayuki Kato
惣行 加藤
Masaru Nishikawa
勝 西川
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Olympia KK
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Olympia KK
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Abstract

【目的】正確に出球管理を行なうことが可能な大入賞口役物を提供する。
【構成】大入賞口役物は、遊技機の遊技盤面上に形成された大入賞口に沿って配置されている。該大入賞口役物は、前記大入賞口の後方の収納位置から前記大入賞口を貫通して前記遊技盤面から突出する突出位置にまで移動自在であって、遊技球を貯留するとともに前記遊技球を排出する排出口を有する受け皿と、前記大入賞口を開閉する大入賞口シャッタと、前記受け皿を前記収納位置と前記突出位置のいずれかに位置決めする位置決め手段と、を含んでいる。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技盤面上に形成された大入賞口に沿って配置される大入賞口役物に関する。
いわゆるデジパチタイプと称されるパチンコ機においては、遊技球が特定の入賞口を通過することを契機として、電子的な当否抽選が行なわれる。かかる当否抽選の結果、「大当たり」となった場合は、遊技盤面上に設けられている大入賞口(アタッカ)が規定回数開放状態となる。その結果、遊技者は短時間に数多くの賞球を獲得することが可能となる。
かかる大入賞口を開放状態にする役物には、一般に水平方向に横長の可動片が用いられている。かかる可動片が、水平方向に延びた回転軸を中心として手前に回動することによって、盤面上を流下する遊技球の通路の一部に開口部が形成される。これによって、大入賞口部分を通過する遊技球が、当該可動片に案内されて大入賞口に取り込まれる(特許文献1)。
特開2006−239121号公報
しかしながら、従来のパチンコ機の大入賞口においては、遊技球の入賞を検知するセンサが、大入賞口に入賞した遊技球を排出する通路に沿った位置に設けられているため、前述した可動片によって遊技球が案内されてからセンサにて当該遊技球の通過が検知されるまでには無視できない時間差が生じていた。従って、入賞球の個数が規定数に達したことに応じて可動片が閉じられたときに、当該規定数を超えて更に数個の遊技球が大入賞口に取り込まれることがあった。よって、ホール管理者が正確に出球管理を行なうことが困難な状況にあった。
本発明は、以上の如き事情に鑑みてなされたものであり、正確に出球管理を行なうことが可能な大入賞口役物を提供することを目的としている。
本発明の第1アスペクトに係る大入賞口役物は、遊技機の遊技盤面上に形成された大入賞口に沿って配置されている。該大入賞口役物は、前記大入賞口の後方の収納位置から前記大入賞口を貫通して前記遊技盤面から突出する突出位置にまで移動自在であって、遊技球を貯留するとともに前記遊技球を排出する排出口を有する受け皿と、前記大入賞口を開閉する大入賞口シャッタと、前記受け皿を前記収納位置と前記突出位置のいずれかに位置決めする位置決め手段と、を含むことを特徴としている。
また、本発明の第2アスペクトに係る大入賞口役物は、遊技機の遊技盤面上に形成された大入賞口に沿って配置されている。該大入賞口役物は、前記大入賞口の後方の収納位置から前記大入賞口を貫通して前記遊技盤面から突出する突出位置にまで移動自在であって、遊技球を貯留するとともに前記遊技球を排出する排出口を有する受け皿と、前記排出口を開閉する排出口シャッタと、前記は排出口シャッタを駆動する駆動手段と、前記受け皿を前記収納位置と前記突出位置のいずれかに位置決めする位置決め手段と、を含むことを特徴としている。
発明の実施の形態
以下、本発明の実施例によるパチンコ機について、添付図面を参考しつつ詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施例の大入賞口役物を有するパチンコ機100の正面図である。パチンコ機100は、いわゆるホール等の遊技場所の所定位置に設置される縦長長方形状の本体外枠1からなる。本体外枠1の前面には、ガラス板が装着されたガラス枠2が開閉自在に装着されている。また、本体外枠1の前方下部には、図示しない発射装置に遊技球を供給する供給皿3、該発射装置の打ち出し強さを調整する操作ハンドル4、及び灰皿5等が設けられた下部扉6が開閉自在に装着されている。また、本体外枠1の上部には、効果音等を発するスピーカ7や遊技状態に応じて発光する電飾装置8が設けられている。
ガラス枠2の後方には、遊技盤9が設けられている。遊技盤9上にはガイドレール10が敷設されており、かかるガイドレール10によって遊技領域9aが囲繞されている。
遊技領域9aの略中央部には、センター役物20が設けられており、液晶パネル等の表示装置からなる図柄表示装置21が具備されている。センター役物20の周りには、一般入賞口(図示せず)、特定入賞口(始動入賞口)11、及び後述する本発明の第1実施例の大入賞口役物30を備えた大入賞口12が図示しない遊技釘や風車と共に設けられている。また、遊技領域9aの最下部には入賞しなかった遊技球を回収するアウト口13が設けられている。
次に大入賞口に沿って配置されている大入賞口役物30について図2乃至図5を参照しつつ詳細に説明する。
図2〜図4に示すように、大入賞口役物30は、前記大入賞口の後方の収納位置から前記大入賞口を貫通して前記遊技盤面から突出する突出位置にまで移動自在であって、遊技球を貯留するとともに前記遊技球を排出する排出口を有する受け皿32と、前記大入賞口を開閉する大入賞口シャッタ34と、前記受け皿を前記収納位置と前記突出位置のいずれかに位置決めする位置決め手段と、を有している。
受け皿32は、図3に示すように、所定数の遊技球を貯留すべく、略矩形形状の底部32aとこれを囲む壁部32bとから構成されている。底部32aの長手方向の長さは所定数の遊技球が貯留可能となるように設計されている。また、底部32aの幅は少なくとも1個の遊技球が長手方向に沿って転動し得るように設計されている。受け皿32の上部は上方に向かって開口しており、よって大入賞口12に向かって遊技盤面を流下してきた遊技球を、容易に受け皿32内に受け入れることが可能になっている。
受け皿32の底部32aには、貯留されている遊技球を排出するための少なくとも1つの排出口32cが設けられている。排出口32cを経て排出される入賞球は、後述する収納位置に受け皿32が退避したときに排出口32cの下部に位置する通路38を経て遊技盤9の裏側に位置する図示しない回収装置に送られる。通路38近傍の所定位置には、入賞球の通過を検知する磁気センサ等のセンサ40が設けられている。
受け皿32の底部32aの上面は、排出口32cに向かって徐々に低くなっているのが好ましい。すなわち、図5に示すように、排出口32c部分が最も低い位置となるように底部32aの上面F2に角度αの傾斜が設けられているのが好ましく、これよって、受け皿32に受け入れられた遊技球を、重力によって排出口32cに向けて転動させることが可能となる。更に、図4に示すように、遊技盤面に垂直な方向において互いに対向する前記貯留槽の内壁面F1は、底面に向かって互いに近づくように傾斜しているのが好ましい。これによって、ランダムな方向から受け皿32に飛び込んでくる遊技球を、内壁面F1に沿って案内して受け皿32の底部32aに一列に整列させることが可能となる。更に、受け皿32の前方の壁部の少なくとも1部は、透明プラスチック、スリット、メッシュ等によって透視部となっていても良い。これによって、受け皿32内の様子を遊技者が容易に視認することが可能となるため、例えば遊技者は受け皿32が満杯状態のときには他の入賞口に狙いを定めて発射装置の打ち出し強さを調整する等の操作を行なうことが可能となる。
受け皿32は、遊技盤9に形成された大入賞口12としての開口から突出して遊技盤面を流下する遊技球の受け入れが行なわれる突出位置と、遊技盤9の奥に退避して遊技盤面を流下する遊技球の受入れが行なわれない収納位置との間で往復動する。なお、収納位置においては、排出口32cが開放状態となるので、受け皿32に貯留されている入賞球は排出口32cを経て排出される。
受け皿32の往復動は、位置決め手段によって行われる。図2乃至図4には、位置決め手段としてソレノイド36を用いた例が示されている。具体的には、図3に示すように、遊技盤9裏側に固定されているソレノイド36本体から突出する可動部(プランジャ)36aの先端が受け皿32の端部に固着されている。可動部36aはばね等の弾性体によってソレノイド36本体に引き込まれる向きに付勢されており、よってソレノイド36の駆動スイッチがオフ状態のときは、受け皿32は収納位置において静止状態にある。一方、ソレノイド36の駆動スイッチがオンされると、可動部36aがソレノイド36内から突出される。これによって受け皿32が突出位置に移動し、受け皿32への遊技球の受入れが行なわれる。なお、図2(A)はソレノイド36の駆動スイッチがオフ状態のとき、すなわち、受け皿32が収納位置に位置したときの様子が示されており、図2(B)はソレノイド36の駆動スイッチがオン状態のとき、すなわち、受け皿32が突出位置に位置したときの様子が示されている。また、図3及び図4には、ソレノイド36の駆動スイッチがオフ状態のときの様子が示されている。
位置決め手段は上記したソレノイド構造に限られるものではなく、受け皿32を往復動せしめるものであれば如何なるものであっても良い。例えば、受け皿32の遊技盤面に垂直な側部に歯列を設けて、当該歯列にモータの回転軸に設けられたギアを歯合せしめる構造であっても良い。この場合はモータを正逆回転することによって受け皿32が往復動せしめられる。
本実施例においては、受け皿32への遊技球の受け入れが突出位置において行なわる際、貯留している遊技球の上に、受け皿32の収容能力を超えて更に遊技球が積み重なることがあり得る。この場合においても、規定数の入賞球のみが回収される構成を有しているのが望ましい。具体的には、図4に示すように、受け皿32の底部上面と大入賞口12の開口上縁との間の距離Hが、遊技球の直径よりも1.5倍よりも小であることが望ましい。かかる構成により、受け皿32が退避する際、受け皿32の収容能力を超えて積み重なっている遊技球が、大入賞口12の開口上縁部によって排除される。よって、確実に規定数の入賞球のみを回収することが可能となる。
前述したように、受け皿32の底部32aの上面F2が排出口32cに向かって徐々に低くなるように角度αで傾斜している場合は、上記した距離Hの条件を満たしつつ、図5に示す様に、受け皿32の壁部32bの上端部E1及び大入賞口12の開口上縁部E2も底部32aの上面F2に平行になるように角度αで傾斜しているのが好ましい。これによって、上記した受け皿32の壁部と大入賞口12の開口上縁部E2との間での噛み込みが回避される。
次に、大入賞口12を開閉する大入賞口シャッタ34について説明する。大入賞口シャッタ34は、受け皿32が収納位置に退避して静止しているとき、遊技球が大入賞口12に侵入することがないように大入賞口12の開口を閉鎖するドア形状を有している。本実施例においては、大入賞口シャッタ34は、大入賞口12の開口に略一致する板状部材からなる矩形形状を有している。大入賞口シャッタ34の左右両側面には、その下部位置に各々棒状の突起34aが植設されており、該突起は、大入賞口シャッタ34の当該左右両側面に各々対向する大入賞口12の開口の壁面に設けられている凹部12aに各々嵌挿されている。これによって、大入賞口シャッタ34は当該突起を中心として揺動自在となっている。更に、大入賞口シャッタ34は図示しないスプリング等の弾性体によって、定常位置すなわち大入賞口12を閉鎖する方向に付勢されている。よって、受け皿32が収納位置から突出位置に移動するときに、大入賞口シャッタ34は受け皿32の先端部に押されながら手前に揺動せしめられる。受け皿32が最大突出位置に到達したときは、受け皿32の底部は大入賞口シャッタ34によって下側から持ち上げられるように付勢される。よって、排出口32cが大入賞口シャッタ34によって閉鎖された状態となり、受け皿32に一旦受け入れられた入賞球が排出口から排出されることがなくなる。一方、受け皿32が突出位置から収納位置に収納される際は、大入賞口シャッタ34は当該弾性体の付勢力によって受け皿32の先端部に当接しながら定常位置に戻る。受け皿32が最大収納位置に位置したときには、大入賞口シャッタ34は大入賞口12の開口を閉鎖して遊技球の大入賞口12への侵入を防止する。
次に、上記した本発明の実施例によるパチンコ機を制御する制御部について図6を参照しつつ説明する。
図6は本発明の実施例であるパチンコ機100の制御系を示すブロック図である。制御部50は、各種の情報処理を行なうCPU(中央演算処理部装置)51、遊技制御プログラムや所要のデータ等を格納するROM(書換不可記憶部)52、各種乱数や信号等の一時的データを格納するRAM(書換可能記憶部)53からなり、電源61から電力が供給されている。制御部50には各種入賞口の始動センサに応じて遊技球の払い出しを行なう払出制御装置71、ハンドル4の回動量に応じた強度で遊技球を発射する発射制御装置72、スピーカ7から出す効果音を制御する音声制御装置73、電飾装置8の点灯を制御する電飾制御装置74等が接続されている。制御部50には更に、上記したソレノイド36の駆動スイッチが接続されている。
次に上記したパチンコ機100の動作について説明する。遊技者は操作ハンドル4を操作して、供給皿3から供給される遊技球を遊技領域9aに向けて打ち出す。打ち出された遊技球は、ガイドレール10に沿って案内された後、遊技領域9a内を乱舞しながら落下する。そして遊技領域9aの最下部に到達するまでに入賞口に入らなかった場合は、アウト口13に入って回収される。
一方、入賞口に遊技球が入賞した場合は、所定数の賞球が供給皿3に払い出され、特に特定入賞口11に入賞した場合は、電子的な当否抽選が制御部50において行われる。以下、かかる当否抽選について、図7を参照しつつ説明する。遊技球が特定入賞口11に入賞して、例えば光電スイッチ等の当否抽選始動スイッチ(図示せず)によって入賞が検知された場合は(ステップS1)、制御部50は、先ず「大当たりモード」へ移行するか否かを決定する(ステップS2)。「大当たりモード」への移行が選択された場合は、後述する「大当たりモード」が実施される(ステップS3)。「大当たりモード」への移行が選択されなかった場合は、「リーチ演出モード」へ移行するか否かが判断される(ステップS4)。「リーチ演出モード」への移行が選択された場合は、「リーチ演出モード」が実施され(ステップS5)、「リーチ演出モード」への移行が選択されなかった場合は「はずれ演出モード」が実施される(ステップS6)。
なお、「リーチ演出モード」とは、例えば3つの図柄が横方向に並んで表示されている図柄表示装置21において、左右両端の図柄が共に同じ図柄で揃って停止し、中央の図柄のみが変動している表示状態をいう。このとき、既に「大当たりモード」ではないことが確定してはいるが、あたかも当否抽選中であるように演出することによって、遊技者の興味を引き付けるように企図されている。従って、「リーチ演出モード」が実施された後は普通の状態に戻る。また、「はずれ演出モード」とは、左側の図柄及び右側の図柄が互いに異なる図柄で揃って停止する表示がなされる場合をいう。「はずれ演出モード」が実施された後は普通の状態に戻る。
「大当たりモード」においては、「333」、「777」等のような特定の図柄が表示されると共に、図8に示すサブルーチンに基づいて遊技者に有利な遊技状態が提供される。具体的には、ラウンド数Nを1にリセットした後(ステップS31)、ソレノイドの36の駆動スイッチをオン状態にして受け皿32を突出位置に移動せしめる(ステップS32)。所定の時間が経過すると(ステップS33)、ソレノイドの36の駆動スイッチをオフ状態にして受け皿32を収納位置に移動せしめる(ステップS34)。上記の一連の動作によって1ラウンドが終了する。次に、ラウンド数Nをインクリメントし(ステップS35)、ラウンド数Nが規定ラウンド数Sに到達しているか否かを判断する(ステップS36)。ラウンド数Nが規定ラウンド数Sに到達している場合は、「大当たりモード」を終了し、規定ラウンド数に到達していない場合は、ステップS32に戻って上記の一連の動作を再度繰り返す。
上記したように、本実施例においては、受け皿32を突出位置に移動せしめて受け皿32への遊技球の受入れを行なった後、受け皿32を退避せしめて遊技球の受入れを中止し、その後、入賞球の検知及び回収を行なうので、従来のように遊技球の受入れと検知及び回収とを同時並行して行なうことに起因する規定数を超えた遊技球の回収問題が生じることがない。よって、ホール管理者は出球管理を正確に行なうことが可能となる。また、受け皿32を遊技盤面の後方に退避せしめ、更に大入賞口シャッタ34によって大入賞口12の開口を封鎖するので、ゴト行為によって不正に入賞球を得る行為を防止することが可能となる。
次に、図9及び図10を参照しながら、本発明の第2実施例の大入賞口役物について説明する。
第2実施例の大入賞口役物130は、前記大入賞口の後方の収納位置から前記大入賞口を貫通して前記遊技盤面から突出する突出位置にまで移動自在であって、遊技球を貯留するとともに前記遊技球を排出する排出口を有する受け皿132と、前記排出口を開閉する排出口シャッタ133と、前記排出口シャッタを駆動する駆動手段と、前記受け皿を前記収納位置と前記突出位置のいずれかに位置決めする位置決め手段と、を有している。
第2実施例においても、位置決め手段に第1ソレノイド136を用いており、これは前述の第1実施例の位置決め手段とほぼ同様であるので、説明は省略する。
受け皿132は第1実施例の受け皿32とほぼ同様の形状を有しているが、受け皿132の底部132cに排出口シャッタ133が設けられている点が第1実施例と異なる。排出口シャッタ133は、排出口32cを閉鎖する際に入賞球が排出されないような形状を有している。具体的には、排出口シャッタ133は、受け皿132の排出口132cの開口エリアに略一致する板状部材からなる矩形形状を有している。図10に示すように、受け皿132の壁部132bにはスリット132d及び溝部132eが受け皿132の底部132aに平行な方向に設けられている。スリット132d及び溝部132eに排出口シャッタ133が摺動自在に嵌挿されるており、よって排出口シャッタ133は受け皿132の排出口132cを閉鎖する閉鎖位置と、受け皿132の排出口132cを開放する開放位置との間で往復動自在となる。更に、排出口シャッタ133には後述する第2ソレノイドの可動部が係合する係合片133aが設けられている。係合片133aと受け皿132の壁部132bとの間には、排出口シャッタ133を閉鎖位置に向けて付勢すべく、スプリング等の弾性体133bが張設されている。これにより、後述するように、第2ソレノイドがオンされて係合片133aに係合しない限り、受け皿132が突出位置に位置しているときはもちろんのこと、収納位置に位置しているときであっても排出口132cは排出口シャッタ133によって閉鎖状態にある。
排出口シャッタ133の往復動は、排出口シャッタ駆動手段によって行われる。図9及び図10には、排出口シャッタ駆動手段として第2ソレノイド137を用いた例が示されている。具体的には、遊技盤9裏側に第2ソレノイド137本体が固定されており、第2ソレノイド137の駆動スイッチがオフ状態のときは、第2可動部(プランジャ)137aは第2ソレノイド137本体内に引き込まれている。一方、第2ソレノイド137の駆動スイッチがオンされると、第2可動部137aは第2ソレノイド137から突出して係合片133aに係合し、よって弾性体133bによる付勢力に抗して排出口シャッタ133を開放位置に向けて移動せしめる。これにより、受け皿132の排出口132cが開放される。なお、図9には、第2ソレノイド137の駆動スイッチがオフ状態のときの様子が示されている。排出口シャッタ駆動手段は上記したソレノイド構造に限られるものではなく、排出口シャッタ133を往復動せしめるものであれば如何なるものであっても良い。
次に、第2実施例の大入賞口役物130が用いられた場合の「大当たりモード」における動作を、図11に示すサブルーチンに基づいて説明する。先ず、ラウンド数Nを1にリセットした後(ステップS41)、第1ソレノイド136の第1駆動スイッチをオン状態にして受け皿132を突出位置に移動せしめる(ステップS42)。所定の時間が経過すると(ステップS43)、第1ソレノイド136の第1駆動スイッチをオフ状態にして受け皿132を収納位置に移動せしめる(ステップS44)。次に第2ソレノイド137の第2駆動スイッチをオン状態にして排出口シャッタ133を開放位置に移動せしめる(ステップS45)。所定の時間が経過すると(ステップS46)、第2ソレノイド137の第2駆動スイッチをオフ状態にして排出口シャッタ133を閉鎖位置に移動せしめる(ステップS47)。上記の一連の動作によって1ラウンドが終了する。次に、ラウンド数Nをインクリメントし(ステップS48)、ラウンド数Nが規定ラウンド数Sに到達しているか否かを判断する(ステップS49)。ラウンド数Nが規定ラウンド数Sに到達している場合は、「大当たりモード」を終了し、規定ラウンド数に到達していない場合は、ステップS32に戻って上記の一連の動作を再度繰り返す。
上記したように、第2実施例においては、受け皿32を突出位置に移動せしめて受け皿32への遊技球の受入れを行なった後、受け皿32を退避せしめて遊技球の受入れを中止し、その後、入賞球の検知及び回収を行なうので、従来のように遊技球の受入れと検知及び回収とを同時並行して行なうことに起因する規定数を超えた遊技球の回収問題が生じることがない。よって、ホール管理者は出球管理を正確に行なうことが可能となる。更に、排出口シャッタ133を用いて排出口132cを閉鎖しているので、第1実施例の大入賞口役物の如き大入賞口シャッタが不要となる。また、受け皿132を退避せしめ、更に排出口シャッタ133によって排出口132cを封鎖するので、ゴト行為によって不正に入賞球を得る行為を防止することが可能となる。
上記した第2実施例の大入賞口役物130においては、第1実施例の大入賞口役物の如き大入賞口シャッタ34を有していなかったが、代替例として、図12の大入賞口役物230に示すように、弾性体によって閉鎖する方向に付勢されている大入賞口シャッタ234が設けられていても良い。この場合は、大入賞口12から通路のセンサ部分までが、大入賞口シャッタ234と排出口シャッタ233とによって2重に封鎖されることになるので、ゴト行為をより確実に防止することが可能となる。
本発明の実施例としての遊技装置の外観正面図である。 本発明の実施例の大入賞口役物の斜視図である。 本発明の実施例の大入賞口役物の平面図である。 図3に示す大入賞口役物をIV−IVに沿って切り取ったときの断面図である。 本発明の実施例の受け皿、大入賞口シャッタ及び大入賞口の孔部周りの遊技盤の断面図 である。 本発明の実施例である遊技装置の制御系のブロック図である。 本発明の実施例である遊技装置の当否抽選ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施例である遊技装置の大当たりモードサブルーチンを示すフローチャートで ある。 本発明の第2実施例の大入賞口役物の平面図である。 図9に示す大入賞口役物をX−Xに沿って切り取ったときの断面図である。 本発明の第2実施例である遊技装置の大当たりモードサブルーチンを示すフローチャ ートである。 本発明の第2実施例の大入賞口役物の代替例を示す断面図である。
符号の説明
100 パチンコ機(遊技装置)
20 センター役物
30、130、230 大入賞口役物
32、132、232 貯留槽
34、234 大入賞口シャッタ
36、136 位置決め手段
137 駆動手段
38 通路
40 センサ
50 制御部
133 排出口シャッタ

Claims (5)

  1. 遊技機の遊技盤面上に形成された大入賞口に沿って配置される大入賞口役物であって、
    前記大入賞口の後方の収納位置から前記大入賞口を貫通して前記遊技盤面から突出する突出位置にまで移動自在であって、遊技球を貯留するとともに前記遊技球を排出する排出口を有する受け皿と、
    前記大入賞口を開閉する大入賞口シャッタと、
    前記受け皿を前記収納位置と前記突出位置のいずれかに位置決めする位置決め手段と、を含むことを特徴とする大入賞口役物。
  2. 前記大入賞口シャッタは、前記大入賞口の開口下縁に沿った回転軸の回りに回転自在でありかつ前記開口を閉じる定常位置に戻るように付勢されているドアであることを特徴とする請求項1記載の大入賞口役物。
  3. 前記受け皿の底部上面と前記大入賞口の開口上縁との間の距離が、前記遊技球の直径の1.5倍よりも小であることを特徴とする請求項1又は2記載の大入賞口役物。
  4. 前記排出口を開閉する排出口シャッタと、前記排出口シャッタを駆動する駆動手段と、を更に有することを特徴とする先行する請求項のいずれか1に記載の大入賞口役物。
  5. 遊技機の遊技盤面上に形成された大入賞口に沿って配置される大入賞口役物であって、
    前記大入賞口の後方の収納位置から前記大入賞口を貫通して前記遊技盤面から突出する突出位置にまで移動自在であって、遊技球を貯留するとともに前記遊技球を排出する排出口を有する受け皿と、
    前記排出口を開閉する排出口シャッタと、
    前記排出口シャッタを駆動する駆動手段と、
    前記受け皿を前記収納位置と前記突出位置のいずれかに位置決めする位置決め手段と、を含むことを特徴とする大入賞口役物。
JP2007156141A 2007-06-13 2007-06-13 遊技機の大入賞口役物 Pending JP2008307158A (ja)

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